JPH0238243A - シート搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の分野） 本発明は複写機、プリンタなどの装置において用紙など
のシートを転写部などの画像形成部に搬送するシート搬
送機構に関するもめである。

〔従来の技術〕

従来一般に、複写機などにおいては以下の様な順序に従
って画像形成が行なわれる。即ち、コピースタートボタ
ンが押されることによって光学系１が原稿読み取りを開
始する。読み取られた光学情報は、ミラー　レンズなど
を介して感光ドラム２などの像担持体上に投影され潜像
を形成する。潜像は感光ドラム２の回転に従って現像部
３へと達し、ここにおいて現像され、さらに転写部８に
おいて転写シート上に転写される。一方、転写シートは
、給紙ローラフなどの給紙手段によって給紙された後、
−旦レジストローラ６に当接し、ループを形成すること
によって斜行を正された後に、感光ドラム２上の画像形
成動作に同期して転写部８へと送られる。ここにおいて
感光ドラム２上の画像先端に対し、転写シート先端がわ
ずかに先行して転写部８に送られるのが望ましい。

なぜならば転写された転写シートは、さらに下流の定着
部５において熱或は圧により定着されるが、定着ローラ
５１から転写シートを分離するにあたって、転写シート
先端全中にわたって数ｍｍ程度以上の余白部（第５図Ｘ
）を設けることにより、分離を容易にし、ジャムを低減
させることができるからである。しかしながら、必要以
上余白部を設けることは、即ち画像の欠け、ズレとなり
、望ましくない。従って適正な量の先端余白を確保する
ことが、ジャム率低減のうえで必要とされる。適正な余
白の量はシートの搬送速度によっても異なるが、例えば
毎分５０枚以上の複写を行なうような高速複写機におい
ては２〜４ｍｍ程度が必要とされる。

〔発明が解決しようとしている問題点）このように±１
ｍｍ程度の精度で先端余白を確保するためには、シート
の斜行量をも１０分の数ｍｍ以下に抑えることも必要で
ある。このための方法としては従来、前述のごとく給紙
されたシートを一旦レジストローラに当接し、所定のル
ープを形成したのちに転写部へとシートを搬送するよう
な方法が取られていた。しかしながら、たとえ十分なル
ープが形成されたとしても、斜行を完全に取り去ること
が困難な場合もある。その原因としては、 １、レジスタローラの回転軸が搬送方向に対して垂直に
なっていない。

２、ローラの摩耗、ン号れなどによって、ローラ表面の
摩擦係数が一様でない。

３、シートの吸湿などにより、シート表面の摩擦係数が
一様でない等が考えられる。

〔問題点を解決するための手段（及び作用））本発明は
以上の問題点に鑑み、レジストローラの下流に少なくと
も２個のシート検知手段を設け、前記検知手段による検
知信号をもとにシートの斜行量を求め、前記斜行量に応
じて、これを補正するようにレジストローラを回転軸に
対して略垂直な軸回りに回１Ｉｌｌ調整することによっ
て、シートのレジストローラに対する当接角度を変化さ
せ斜行を補正するようにしたものである。

（実施例） 第１図は本発明の特徴を最もよく表わす図面である。同
図に於て６１はレジスト上ローラ、９１．９２はシート
検知センサ、１０は軸受で摺動部に丸みかついており、
レジストローラの回転軸まわり以外の回動に対応してい
る。１１はレジストローラの駆動モータで、ヘルド１４
、プーリ１５を介してレジストローラに回転を伝えてい
る。ベルト１４には図示しないテンショナーによって張
力かかけられており、プーリ間の距離が変化しても駆動
を確実に伝える。１２はステッピングモータ、１３は可
動軸受、１６は軸受ケース、１７はバネ、１８はネジ付
きギア、１９はギアである。、Ｉ２１は軸受１０とネジ
付きギア１８の中心との距離、Ｉ２はセンサ９１，９２
の距離、ユ、はシートＳの巾である。以下主に第１図を
用いて本発明を説明する。

いま、搬送速度■で搬送されるシートＳを考える。レジ
ストローラ６の下流に於てシートＳ先端にＸなるループ
を作ることによっては解消できない斜行が生じていると
する。このときセンサ９１．９２がシートＳを検知する
時刻に差が生じる。その差Δｔは となる。このＸはレジストローラ回転軸の搬送方向に対
する直角度レジストローラの表面状態に起因するもので
あって、容易には解消し得ないものであるから、レジス
トローラ通過後にこのような斜行Ｘが生じることを見越
して、レジストローラを斜行と逆方向、即ちセンサ９２
側が先行するように回動調整を行う。この調整量ｙ。は
、第１図における矢印方向を正として 旦 ：）’Ｏ＝　　　　　　　Ｖ　　Δ　ｔ、Ｑ２ となる。制御部に於ては、調整量ｙ０、ステッピングモ
ータ１２の１パルスあたりの回転角、ギア１９、ネジ付
きギア１８の減速比、ネジ付きギア１８のネジ部のピッ
チを元にステッピングモータ１２に送るべき駆動パルス
数を算出し、パルスを入力する。ステッピングモータ１
２にパルスが人力されることによって、ステッピングモ
ータ１２が駆動し、この回転がギア１９、ネジ付きギア
１８を介してネジ部の直線運動に変換され、ネジ足が可
動軸受１３をｙｏだけ押すことによってレジスタローラ
６がその回転軸に垂直な軸まわりに回動し停止する。こ
こに於て可動軸受１３にはバネ１７によって常にｙの負
方向に力が付勢されており、ギア、ネジのバックラッシ
ュの影響を回避している。また、レジストローラ６の回
動調整によって、ベルト１４の歯面と、プーリ１５の歯
面とが厳密には平行にならないが、１．に対してｙｏは
微小であり、ベルトの弾性を考慮すればこの影響は無視
できる。

この様にして、調整が行われた後、次のシートＳ′が搬
送されたとき、シートＳ′はレジストローラ６に当接し
た時点に於てセンサ９２側の先端がＸだけ先行する形に
なり、レジストローラ下流に於て生じるセンサ９１側先
行の斜行を相殺され、結果として斜行なく搬送される。

この様に搬送されたシートの斜行量をフィードバックし
てレジスタローラを調整することによって、ループを形
成することによってはとりきれない斜行を解消すること
ができる。更に、制御部に於て、ある程度以上の斜行を
検出した場合には、これを異常斜行としてレジスタロー
ラの回動調整を行わない等の判断基準を設けることによ
り、異物の存在など、突発的要因による斜行がフィード
バックされることによる弊害を除くことができる。尚、
本説明に於ては、センサ９１側が先行する斜行について
説明したが、センサ９２側先行の斜行についてはＸの符
号を逆にすることによフて説明することができる。

〔実施例２〕 第３図は本発明のレジスタローラ調整方式として、偏心
カムを用いた構成を示したものである。

制御部よりステッピングモータ１２に駆動パルスが人力
されると偏心カム２０が回転し、その回転角に応じて可
動軸受１３を押すことによってレジストローラの調整を
行う。構成が簡単になるメリットがある。

〔実施例３〕 第４図は、本発明のレジスタローラ調整方式として、扇
形ギアを用いる構成を示したものであり、判り易くする
為、第１図に於けるＡ方向から見た図である。ステッピ
ングモータ１２に駆動パルスが入力されると、ギア１９
を介して扇形ギア２１が回転する。この扇形ギア２１に
は長大があけられており、レジストローラ端部が嵌合し
ていて、扇形ギア２１の回転によって第４図（Ｃ）の様
にレジストローラ端部がｙ方向に駆動する。

以上実施例に於ては、レジスト上ローラを調整している
が、レジスト下ローラ或は上ローラ、下ローラの両方を
調整してもかまわない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の〔実施例１〕を示した図、第２図は本
発明の〔実施例２〕を示した図、第３図は本発明の〔実
施例３〕を示した図、第４乳は複写機の一般的な構造を
示した図、第５図は先端余白を定義した図である。 ２は感光ドラム、４は搬送部、６はレジストローラ、９
はシート検知センサ、１０は軸受、１１はレジストロー
ラ駆動モータ、１２はステッピングモータ、１３は可動
軸受、１４はベルト、１５はプーリ、１６は軸受ケース
、１７はバネ、１８はネジ付ギア、１９はギア、２０は
偏心カム、２１は扇形ギアである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも２本のローラからなるシート搬送ロー
   ラ対を備えたシート搬送機構において、該搬送ローラ対
   の下流に配設される少なくとも２個のシート検知手段と
   、 該シート検知手段の信号により、該搬送ローラ対のうち
   少なくとも１方のローラの回転軸に略垂直な軸まわりの
   回動を制御する制御部と、該制御部からの信号により、
   該ローラを該回動軸まわりに回動させる駆動部を備えた
   ことを特徴とするシート搬送装置。
2. （２）前記制御部は該シート検知手段による信号の入力
   時間差にもとづいてシートの搬送方向に対する斜行角θ
   を求め、該ローラを該回動軸まわりに−θ回動させるよ
   う、該駆動部を制御する請求項１記載のシート搬送装置
   。