JPH11502315A - 管楽器および管楽器のための蓋部材 - Google Patents

管楽器および管楽器のための蓋部材

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JPH11502315A JP8521579A JP52157996A JPH11502315A JP H11502315 A JPH11502315 A JP H11502315A JP 8521579 A JP8521579 A JP 8521579A JP 52157996 A JP52157996 A JP 52157996A JP H11502315 A JPH11502315 A JP H11502315A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、本体の周囲壁で限られる中央管が内部に延びている本体と、上記周囲壁に上記中央管を周囲の空気に連通するように設けられた複数の穴と、上記本体に載せられた複数のバルブとを備え、各バルブは、上記穴と協働する蓋部材とバルブに連結された制御手段とを有する。上記制御手段は、上記穴が上記蓋部材によって閉じられる閉位置と上記穴が開かれる開位置との間で動くように上記蓋部材を案内する。 上記蓋部材は、上記穴に向かい合う側にシール材が設けられ、かつ上記閉位置で上記穴の回りに嵌合する実質上剛な材料からなる板を備える。上記蓋部材は、撓み得る手段によって上記制御手段に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】 管楽器および管楽器のための蓋部材 本発明は、サキソホン,クラリネット,フルート,バスーン,オーボエなどの蓋部 材を備えた管楽器に関する。 この種の管楽器は、内部に少なくとも1つの中央管が延びている本体からなり 、中央管は、上記本体の周囲壁によって限られている。周囲壁には、中央管を周 囲の空気に連通する幾つかの穴が形成されている。これらの穴の少なくとも幾つ かは、管楽器上に設けられた蓋部材によって開かれたり、閉じられたりできる。 特に発せられる音の高さは、管楽器の演奏中の蓋部材の開,閉位置によって決定 され、一般に、開かれる蓋部材の位置が高ければ高いほど、より高い音が得られ る。 この種の公知の管楽器では、いずれの場合も蓋部材は、椀状のホルダからなり 、このホルダは、制御手段の一部をなすとともに、内部に閉鎖パッドが例えばシ ーリングワックスによって固定される。この閉鎖パッドは、周囲壁の関連する穴 を閉じたり,開いたりできる蓋部材を構成する。従来例によれば、閉鎖パッドは 、例えば皮で限られたフェルトクッションからなる。場合によっては、ボール紙 の基層およびこの基層にリベット締めされる金属またはプラスティック製の薄板 が用いられる。 管楽器を良好に操作するためには、蓋部材が閉位置で適切に確かに閉じること が不可欠である。僅かな漏れがあっても、所望の音色を発することができず、い ずれにせよ適切な音色を発することができない。従って、蓋部材の正確な調整が 非常に重要になる。このことは、複数の蓋部材が共通の制御手段で同時に閉じら れる場合に特に言える。 閉鎖パッドは、通常、その摩耗および/または変形によって取り替えられなけ ればならない。これは、多くの時間と費用がかかる過程である。閉鎖パッドは、 通常、シーリングワックスにより椀状のホルダ内に固定されるが、閉位置で完全 な嵌合が初めから既に得られない場合は、閉鎖パッドの精密な調整は、続いて例 えば紙やボール紙などの小さい詰め物をクッションの背後に配置することによっ て得られる。その結果、蓋部材は、周囲壁全体に亘って適切にシールを行ない、 あるいは同時に閉じる複数の蓋部材は、完全にシールを行なう。 本発明は、公知の管楽器の上述の欠点が殆ど生じないような冒頭に述べた種類 の管楽器を提供することを目的とする。 本発明によれば、上記目的は、請求項1で特徴づけられる態様を適用すること によって達成される。剛な材料の板によって、蓋部材は、穴に押し付けられたと き、穴の全周に自動的に良好に嵌合する。制御部材に連結された蓋部材のこの嵌 合位置によって、穴に対する蓋部材の正確な位置が一度に達成される。撓み得る 手段によって、閉鎖ストロークおよび1つの穴の蓋部材のリフト高さは、閉鎖ス トロークおよび他の穴の蓋部材のリフト高さに撓み得るように,つまり自動的に 順応することができ、これら2つの穴は、共通の制御手段によって同時に制御さ れる。このことは、1つの蓋部材に連結されている他の蓋部材が既に閉じられて いるとき、上記1つの蓋部材の漏れを防止する。この独創的な手法を適用するこ とによって、互いに連結された蓋部材の相互調整は、極端に精密な調整をもはや 必要としない。これにより、蓋部材の取り替えは、非常に簡単になる。調整操作 は、もはや必要ではなく、あるいは殆ど必要ではなくなる。制御機構は、摩耗に さらされる程度が減り、制御機構のストッパコルクは、止まる(トラップされる) 頻度が少なくなり、その結果、寿命が長くなる。 特に蓋部材が非常に大きい寸法をもちうる公知のサキソホンでは、閉鎖パッド は、それが消音域として作用するという点で、音に著しい影響を有する。これに よって、発せられる音のうちとりわけ高倍音が、急速に消音される。請求項2の 管楽器では、音は相当改善され、とりわけより高い倍音がより多く含まれること が明らかになった。好ましくは金属製であって実質上被覆されていない硬い板材 料を用いることによって、上述の消音は回避される。 蓋部材は、材料の量と、重量と、管楽器の製造に含まれる製造作業とを増やす 。本発明は、請求項3によって、より少ない材料しか要さず、軽量でより容易に 製造できる管楽器を提供する。 適切な実施例は、さらに請求項4によって特徴づけられる。発泡材料は、必要 とされる連結の可撓性を、小さな高さによって精密に生ぜしめることができる。 さらに改善された管楽器は、請求項5によって特徴づけられる。ここでは、蓋 部材は、傾動を可能にする簡単な支持部材によって制御ロッドに連結される。 請求項6のステップを適用することによって、蓋部材を穴に心合わせするに十 分な連結が、小さい閉じ力で既に実現されということが達成される。さらに、蓋 部材は、その両側で自由であり、従って消音がより少ない。 本発明は、請求項8〜10のいずれかによる蓋部材に関するとともにこの蓋部 材を提供する。 本発明は、添付の図を参照しつつ、次の記載によってさらに説明される。ここ で、 図1は、本発明による管楽器であるサキソホンの斜視図であり、 図2は、図1のサキソホンの蓋部材の矢印IIによる詳細図であり、 図3は、図2の蓋部材の穴の位置での断面図であり、 図4,図5,図7〜13,図15,図17〜19,図21および図23〜26は、 夫々図3に対応する各変形例であり、 図6は、本発明による管楽器の一部分の斜視図であり、 図9Aは、図9のIX部分の詳細斜視図であり、 図14と図16は、夫々図13と図15の部分平面図であり、 図22は、図21の部分平面図である。 これらの図において、機能的に同じ要素は、同一の参照番号を付している。 図1に示すサキソホン1は、例えば真鍮などの金属の本体すなわち殻部2から なり、この本体を貫いて管が延びている。木製,硬質プラスティックまたはエポ キシ樹脂を塗った磨いた堅木などの複合材料からなる本体も、特別な管楽器にお いては可能である。 上記管は、本体2の吹口3から先端の開口4まで延びている。サキソホン1が 演奏されると、上記管内の空気が共鳴させられる。共鳴振動数、従って発せられ る音の高さは、共鳴空気柱の長さに依存する。 本体2の周囲壁には、バルブ5によって開閉されうる複数の穴が形成されてい る。共鳴空気柱の長さは、一般に吹口3に最も近い開いたバルブによって決定さ れる。 バルブ5は、蓋部材を備え、この蓋部材は、制御手段6によって、関連する穴 4から隔たった開位置と、穴4が蓋部材15によって閉じられる閉位置との間を 動くことができる。バルブ5は、所望の音度(音の高さ)を作るべく手によって制 御される。 図2は、サキソホン1のバルブ5の原理を示している。この実施例では、バル ブ5は、後述する蓋部材15を収容する椀状のカバー8を備える。カバー8は、 ロッド21に連結され、このロッドは、本体2に固定された支持部材11に枢軸 10で旋回可能に連結される。ロッド21の反対側の端部は、キー9を備えてい る。ロッド21には、この例ではロッド21を反時計方向に付勢、つまりカバー 8を穴4に押し付ける板ばね12が配置されている。内部に蓋部材15を収容し たカバー8は、キー9が押されることによって、穴4から離れる方向に動きうる 。バルブ5の開位置は、通常,コルクからなるストッパ要素13によって決定さ れる。 図3は、穴4の位置にあるバルブ5の実施例を示している。実際の蓋部材15 は、実質上硬い板、いずれにせよ硬質材料の板からなり、この板には、穴4に面 する側にシール材17が設けられている。この実施例では、シール材は、約0.5 〜2mm,好ましくは0.5〜1.5mm,とりわけ0.7〜1.2mmの厚さをもつ多孔質ゴムから なり、柔らかい皮19の薄層で随意に覆われた薄層などの発泡材料製、または、 例えば板16に加硫された中実の非常に柔らかいゴム製のリング18からなり、 このリングは、剛な板16に直接接続されている。穴4の回りの縁20は、通常 平坦に作られていて、シール材の表面が、上記縁に良好なシール状態で嵌合でき るようになっている。上記皮の薄層19は、用いないほうが好ましく、多孔質ゴ ムの薄層は、非常に小さい閉ざされた気泡をもつ多孔質ゴムからなる。上記気泡 の平均直径は、0.5mmより小さく,例えば0.3mm以下,好ましくは0.2mm以下である 。このシール材は、水分の浸透を防ぐために外側を例えばシール膜で被覆されて いる。例えばクラリネットなどの小さいバルブでは、上記リング18は、同一材 料の円板によって取って代られる。 硬い板16は、平坦にした金属板であるのが好ましく、その結果、この板は、 縁20から一定の距離を隔てて正確に延在し、かくてシール面は、同一の面内に 正確に支持される。板16は、選択された金属の種類および音色穴の直径に依存 した剛性を有し、その結果、強い演奏力(略2N)で生じる板の撓みが、好ましく は0.3mm以下、より好ましくは例えば0.1mmのオーダーの0.2mmになる。ステンレ ス鋼(ステンレス鋼430)の場合、板の厚さは、0.1〜1mm、好ましくは0.15〜0.8m m、最も好ましくは0.5mm台である。 図示の実施例では、蓋部材15は、撓み得るように制御手段6に連結されてい る。この撓み得る連結は、硬質ゴムの押圧ファスナの雄部23を、好ましくは2 mm台の厚さをもつ発泡樹脂パッド22を介在させてカバー8に、にかわ付けする ことによって実現される。剛な板15は、押圧ファスナの上記雄部23介して押 され、(硬質ゴムまたはプラスティック製の)押圧ファスナの雌部24は、板16 を貫いて突出する部分にぱっちと続いて締まる。発泡材料22は、撓み得る手段 を構成し、蓋部材15は、制御手段6に対して僅かに動けるように上記撓み得る 手段に連結される。蓋部材15およびとりわけそのシールリングは、それらの位 置の観点から、縁20に精密に順応することができ、蓋部材15は、たとえまだ 完全には閉位置になくて、縁20に対して少し傾いた位置にあったとしても、上 記縁と全般的に密にシール嵌合する。ばね12の押圧力により、また反対の場合 は手によって加えられる押圧力によって、蓋部材15は、縁20上に精密に載る ことになる。発泡材料22の層の形態のこれらの撓み得る手段によって、例えば 図6のように互いに連結されたバルブ5は、容易に相互に調整することができる 。少ない調整可能性によって、良好な同時閉鎖が、小さい押圧力で実現できる。 図6では、例えばバルブ5Bは、一連のバルブの夫々またはいずれか5Aが閉じ られるときは、常に閉じられる。この目的のために、ばね12Bによって開位置 に付勢されるロッド21Bが、長手方向のロッド38に固定され、このロッド3 8は、コルク41Aを介してロッド21Aを支持し、このロッド21Aは、コル ク42Bを介して自身を本体2上にバルブ開位置に支持する。少なくとも1つの バルブ5Aが、それにろう付けされたフィンガーキー43によって閉じられれば 、 蓋部材15B,15Aは、これらが撓み得る手段を介して制御手段6に連結され ているので、同時に適切に閉じる。バルブ5Bは、それ自身のフィンガーキー( 図示せず)によって個々かつ直接に、あるいは長手方向のロッド38によって1 つ以上の他のバルブ5Aと一緒に閉じることができることが理解できる。 図4は、僅かに変更した実施例を示している。ここではカバー8が省略され、 蓋部材15は、上述の押圧ファスナ連結を用いて制御手段6のロッド21に直接 連結されている。これによって、制御手段6の嵩はより小さくなり、これは、バ ルブ機構のより軽い操作に寄与できる。 図5の実施例では、押圧ファスナによるスナップ連結が同様に用いられている 。押圧ファスナの雄部30は、にかわまたは接着剤接合31によりカバー8内に 固定して配置されている。撓み得る材料、特に発泡材料からなるリング32は、 押圧ファスナの雄部30の突出部分34にまず配置される一方、金属の閉鎖板1 5と,撓み得る材料からなる第2リング36と,押圧ファスナの雌部24とが、続 いて配置される。永久的な連結のために、押圧ファスナ部分30は、例えば制御 手段6のロッド21にろう接されることができる。 図3〜図5から明らかに分かるように、穴4の大部分は、例えば基板16であ る剛な金属の被覆されていない面によって閉じられ、この基板は、その両面のい ずれにも消音をもたらす嵌合材料を有しない。これによって、穴4を閉じる位置 では、消音は少しまたは全く生じず、その結果、管楽器1の音は、通常の閉鎖パ ッドによって達成されるよりもより完全で、より素晴らしくなる。 剛な板16の取り付けは、非常に簡単である。シール材料18が穴4の周縁全 体に嵌合するのを保証するために、調整操作は、殆どまたは全く必要とされない 。 管楽器の調律は、開位置における蓋部材15の穴4への距離によっても決定さ れるが、この調律は、より良好に制御できるということが分かった。バルブ機構 は、少し遅くて、バルブのスティック(ランニングオン:継続)は、全く生じない か、生じても僅かであることが実際に明らかになった。 本発明は、図示の実施例に限られない。蓋部材15を制御手段6に連結する撓 み得る連結がなかっても、より少ない調整作業および/または管楽器のより良い 音を伴って、蓋部材のより簡単な搭載ができるという利点が既に達成される。 スナップ連結、特に押圧ファスナで形成されたスナップ連結を用いた蓋部材1 5のアセンブリは、蓋部材15の非常に簡単な取り替えを可能にする。しかし、 例えば発泡材の両面接着テープ片を用いて、カバー8内の蓋部材15を夫々制御 手段に固定することは、本発明の範囲に含まれる。 図8によれば、平滑なピン39が、例えばろう接により制御手段6に固定され ている。リング32および蓋部材15は、ピン39に装着され、ピン39の突出 端にクランプされた例えば折り畳まれたゴムホース40などの要素によって、上 記ピンに保持される。 図6では、蓋部材15A,15Bは、カバー8にろう接されたピン39の基板4 5によってカバー8に固定され、ゴムブロック25は、ピン39に装着されると ともに、基板29および剛な板16に、にかわ付けされる。板16は、ピン39 によって心出しされ、カバー8に対して少し軸方向に動くとともに傾くことがで きる。バルブ相互の粗い調整は、制御手段6の真鍮のロッド21または他の制御 要素を僅かに曲げることによって行なわれる。 図7のバルブ5は、カバー8と硬質ゴムのピンの基板45との間に詰め物44 が配置されて、種々の値の距離sを得るために自在ゴムブロック25が適用でき るようになっているという変更を除いて図6のバルブと同じである。 図9のバルブ5は、ロッド21に溶接され、内部にピン39の基板45が詰め 物44を介して連結されたカバー8で構成される。柔軟で実質上引き伸ばせない 薄い膜46は、例えば0.5〜1mmの多孔質ゴムなどの弾性材料からなるリング3 2にまず接着される。上記膜上には、剛な圧力リング47が載せられ、この圧力 リング上には、例えば厚さ0.5〜1mmのリングなどの事実上中実の穴あきのゴム ブロック48が載せられており、これら総ては、剛な板16上のピン39に装着 されている。膜46の周縁は、続いて引き伸ばした状態で剛な板16に実質上に かわ付けされる。そして、基板45は、詰め物44を介してカバー8にしっかり と、にかわ付けされる。剛な板16は、撓み得る層32によりリング48の回り に少し旋回できるとともに、撓み得る層32により軸方向に僅かに変位すること ができる。多孔質ゴムのシールリング18は、従って、例えば1〜2mmと薄くで きる。 図10のバルブ5は、上記膜46と、リング32に取って代わるゴムブロック 49とを有する。ゴムブロック49の弾性は、0〜70°台、好ましくは30〜 50°のショア硬さであり、つまりキーに指の力が作用したときに、互いに連結 されたバルブ5の閉位置を保証するために、0.25〜0.5mmの必要な撓みが自動的 に得られるように選択される。ブロック49は、剛な板16および基板45に、 にかわ付けされる。膜46は、基板45および剛な板16に、にかわ付けされる 。図9,図10の膜46は、実際には僅かな傾きを有する。 図10とは対照的に、図11では、心出しの膜46は、硬質ゴムまたはプラス ティックからなる心出し押圧ファスナ23,24によって取って代わられる。 図12では、板16の心出しは、弾性のゴムブロック49とカバー8の間に、 にかわ付けされ、かつ、板16に、にかわ付けされた膜46のみによって殆ど実 現される。ブロック49は、板16が幾分旋回しうるように、板16に接着され ずに支持されている。ブロック49は、半球状の下端部を有しうるか、または全 体を弾性の球によって構成されうる。 図13,図14のバルブ15は、カバー8を有しない。真鍮のブッシュ50は 、ロッド21にろう接されるとともにねじ穴51を有し、このねじ穴51に、ね じ回しのための溝付き頭部53と、ねじ穴54をもつ下部片55とを有するねじ 棒52が螺合される。剛で凹または平坦な0.4mm厚の真鍮製の板16は、止め縁 57をもつねじ56を、弾性ゴムブロック49を挟んでねじ穴54に螺合して固 定されている。板16には、薄い真鍮からなる飾りの円板58がろう接されてお り、この円板の中央穴59は、ろう接された真鍮のリング60で随意に覆われる 。例えば1〜2mmの小さい遊びKが、ブッシュ50とリング60の間に自由に残 されている。弾性ゴムブロックで形成された撓み得る手段によって、この蓋部材 15は、ブッシュ50が連続して下方へ少し動く間に、バルブ5が閉じられた後 に僅かに撓むことができる。この蓋部材15は、対向ナットを緩めたとき、容易 に調整することができる。 図15,図16のバルブ5は、ロッド21に溶接された真鍮のブッシュ62を 有し、このブッシュ内に硬質ゴムの基板45が、硬質の詰め物片44を随意に挟 んで、にかわ付けされている。剛で凹な真鍮の板16は、ゴムブッシュ49を取 り囲むとともに、それ自身は軟いリングおよび押圧ファスナの雌部24によって 取り囲まれている。 総ての図において、例えば層22,32やブロック49を有する撓み得る手段 6は、バルブ制御に十分な剛性があれば、管楽器の演奏中に指による通常のキー 押圧力の下で蓋部材15の小さなストローク(往復動作)でもって、同時に閉じる 複数のバルブ5の夫々の良好なシール閉鎖が得られるのを可能にする。弾性が軟 らかすぎる場合は、問題をもたらす。音楽家は、管楽器を演奏する際に直接タッ チの感覚を保持しなければならない。撓み得る手段6により許されるストローク は、3mm以下、より好ましくは1mm以下である。0.5mm台のストロークが、理想 的である。例えばプロの音楽家が、管楽器の接触感覚の完全をより繊細に認識す ればするほど、ストロークは、例えば0.2〜0.4mmとより小さく選択される。なぜ なら、かかる場合は、幾分長い調整作業およびこれに関連するより高い費用はあ まり重要でないからである。しかし、プロの使用を意図した公知の管楽器の調整 は、もっと多くの時間を要する。 音楽家、特にプロの音楽家は、バルブ5の完全な閉鎖の絶対的な信頼性を認識 しており、例えば0.4〜0.7mmと僅かに長いストロークを好む。 むしろ起こり得るバルブの調整を避けたいアマチュア音楽家にとっては、1mm 台以上のストロークが好ましい。 上記指の力とは、指でキーを押す力、つまり0.25〜5N,特に0.25〜3N,好ま しくは1N以下の静的力に合致する運動エネルギであると理解される。 図18は、多孔質ゴムのシールリング18をもつ、例えばトンバック(銅と亜 鉛の合金)などの金属の剛な板からなる凸な蓋部材15を6:1の縮尺で示してい る。上記蓋部材15は、僅かに旋回することにより縁20に必要ならば順応し、 その際、蓋部材15は、U字状の断面および40〜80°のショア硬さをもつ中 実のゴムリング71内に僅かに旋回できるように収容される。 破線で示され、公知の管楽器で用いられているバルブホルダ8は、省略され、 バルブ制御機構のアーム21に、ボルト頭部72およびその周囲のトンバック製 のリング73がろう接されている。ボルトの軸部の周囲には、多孔質ゴムのリン グが2つのリング73の間に配置されている。このリング73は、ボルト軸部7 4に螺合されるナット75によって、リング71とその内部に収容された蓋部材 15と一緒にクランプされる。総ての蓋部材15が、その直径に拘わらず実際上 同一寸法の連結手段71〜75を備え、かつ0.5〜1mmの厚さと3〜8mmの幅をも つような管楽器は、美しい音を有し、組み立て後に殆ど何の調整も必要としない 。シールが保証され、管楽器は円滑,容易,はっきりと鳴る。 図19は、ゴムホース77が、ボルト軸部74の周囲に配置され、蓋部材15 が、軟らかい,特に0〜50°のショア硬さをもつ中実のゴムのリング78によ ってさらに囲まれているという相違点を除いて図18と同じである。 図20によれば、蓋部材15は、アーム21に固定されており、その際、ボル ト頭部72をもつボルト軸部74とリング73は、U字状の締め金80と共に互 いにろう接されたユニット81を形成し、このユニットには、図18,19によ る蓋部材15が固定されている。上記ユニット81は、矢印82に示すようにア ーム21上に載せられ、このアームにねじ83によってクランプされる。 図21,図22では、蓋部材15は、ナット75,実際上中実のゴムリング71 ,金属リング73,多孔質のゴムリング32とアーム21の円板状の端部84にろ う接されたボルト軸端85とによって、上記端部84に固定される。 図23は、例えば40°のショア硬さの実際上,中実のゴムリングをもつ蓋部 材15が、円板84に直接クランプされているという相違点を除いて図21と同 じである。リング71がボルト軸部74の周囲に密に嵌合すれば、ナット75を 随意に省略することができる。 図18〜図25では、構成部材は、それらの好ましい寸法で示されている。こ の示された寸法が、参照されてきた。同じオーダーの寸法が、好ましくは適用さ れる。これらの寸法および種々の蓋部材15のリング18は、勿論、本体2の穴 4に適合させられる。同一の要素は、連結のために違ったように用いられる。 蓋部材15が非常に良好にシールするので、閉じられたバルブのバルブばねは 、より小さい張力で調整されることができる。 穴4の縁20は、夫々同一の面内にあるように適切に研磨される。 図24〜図28では、例えば0.2〜0.5mm,好ましくはこのオーダーの厚さをも つ例えばチタンなどの金属の板16が、平坦な縁20に嵌まり込んでおり、その 際、例えば厚さ0.5〜2mm,好ましくはこのオーダーの閉鎖気泡構造をもつ多孔質 ゴムからなる薄いシールリング18が挟み込まれている。プラスティックまたは 弾性だが気泡をもつ他の材料からなる板16も、使用することができる。板16 は、撓み得る手段22を挟み込んでロッド21の中心に接着され、上記手段22 は、図27では、2〜7mmの直径と1〜5mmの高さをもつ軟質(40〜80°の ショア硬さ)のゴムコア92からなるとともに、4〜12mmの直径と1〜5mmの 厚さをもつ多孔質ゴムのリング93によって取り囲まれている。リング93(図 24参照)は、両面を板16とブッシュ94の間に夫々、にかわ付されており、 上記ブッシュ94は、カバー8のないロッド21にろう接されるか、または通常 ,ロッド21と一体化されたカバー8と板16の間に、にかわ付けされている。 リング93は、必要とされる板16の旋回可能性を妨げることなく、にかわ層9 6の接着面積を増加させるために役立つ。コア92は、ブッシュ94(またはカ バー8)と板16の間に緩く囲まれるか、または片面だけが、にかわ付けされて おり、円錐形または他の形状とすることができる。 板16は、完全に平坦であるのが好ましいが、閉鎖力の影響下で永久的に凹ま たは凸でありうる。撓み得る手段22は、好ましくは図12に示す薄い中間部を もった要素49の形態をとることができる。 与えられた総ての寸法と値は、例および大きさの表示の役割を果たす。制御手 段を付勢するばねは、バルブを閉じるために必要な圧縮のために適合、つまり通 常よりもかなり緩く緊張せしめられている。本発明の管楽器は、これによって非 常に軽く演奏される。この管楽器は、演奏による疲れが少なく、より速くかつよ り良く演奏することができる。休止位置で閉じられているバルブのばねの張力は 、激しく吹いた結果として生じる空気圧力によって、これらのバルブが丁度吹き 開 かれない程度に小さいことが好ましく、また、休止位置で開かれているバルブの ばねの張力は、速い演奏中にこれらのバルブが、指に追従するに丁度十分な速度 で上下動する程度に小さいことが好ましい。 図24では、バルブ15の半径方向の変位が、ブッシュ94の縁によって防止 されており、このブッシュは、板16から例えば1mmの短い距離にまで延びてい る。 図25〜図28では、案内リング97が、板16および板16から外側へ延び ているシールリング18に、にかわ付けされている。例えば0.7〜2mm、好まし くは0.7〜1.5mmの厚みをもつ発泡プラスティックなどの弾性材料からなる案内リ ング97は、シールリング18よりも少し剛であるのが好ましく、かつバルブ1 5を半径方向の所定位置に実質上保持する。バルブ15の回転は、他の図におけ ると同様、軟質の多孔質ゴム製のリング93によって防止され、このリングは、 両面を、にかわ層96によって、にかわ付けされている。にかわ層96は、コア 92の旋回を防止できない、つまりコア92には、上記にかわ層が無い。球状の コア92は、例えば、40〜80°台のショア硬さと1.5〜5mmの直径をもつ中 実のゴムまたはテフロンからなる。強靭なコアは、柔らかい演奏中の±0.25Nの 力の場合、指の小さく急速な(弾性的)動きに要求される良好な指の感受性を保証 する。速くて強い演奏の場合の2〜2.5Nの力では、フィンガーキーの位置での 急速な変位は、大き過ぎてはならない(0.5〜1.5mmのオーダー)。上記急速な変位 は、次の合計である。即ち、 0.8〜1.25mmの厚みの多孔質ゴムの層での、シールリング18の0〜0.5mmの圧 縮変位と、 0.4mmの厚みの硬化ステンレス鋼またはチタンの板16で、この板はもう少し 薄くてもよいが,いずれにせよこのオーダーの剛性をもつ板16の0〜0.25mmの 曲げ変位と、 コア92の0〜0.75mm台の小さくて急速な(弾性的)変位と、 互いに連結された複数のバルブの場合、制御系の小さくて急速な変位との合計 である。 バルブ15は、取替バルブの載置として分離して供給されることができ、その 際、技術者は、カバー8の内法高さtを、それが未知ならば測定し、概ね同じ寸 法rのリング93またはコア92を選択する。リング93の両面には、引き剥が しうるテープで覆われた自己接着性の層を設けるのが好ましい。 図26,図27によれば、薄い共鳴板98が、多孔質ゴム製の中央の薄層99 を介して板16の中央に固定され、あるいは直接シールリング18に、にかわ付 けされている。共鳴板98の直径は、穴4よりも2〜4mmだけ小さく、図27に よれば、スプーン100によって例えば搭載されている。上記スプーン100は、スト ッパ101によって縁20に保持されるとともに、その把手102によって保持される 。スプーン100には、磁石103が、にかわ付けされており、この磁石103は、上面に 接着層を載せた層99が既に表面に、にかわ付けされた鋼製の共鳴板98を吸引 する。共鳴板98は、穴4に対して心合わせされた位置に磁石103によってシフ トされた後、バルブ15が、共鳴板98に固定されるべく穴4へ動かされる。 閉鎖された気泡をもつ多孔質ゴム製の上述のシールリング18は、バスクラリ ネットなどの管楽器に、いわゆる「ブローイング・バブル(しゃぼん玉吹き)」を 防止するという付加的な利点を伴って用いることができる。 図17のバルブ15は、多孔質ゴム製の截頭円錐状のリング93を有し、この リングは、板16および截頭円錐状の案内縁をもつブッシュ94に、にかわ付け されている。板16は、いずれも40〜80°のショア硬さをもつ中実のゴムま たはテフロンからなるコア92の丸い下端に接して旋回することができる。 図28は、例えばクラリネットなどの木管楽器の詳細を示しており、その穴4 は、バルブの凸なシート縁20で限られている。バルブ15は、原則的には図2 6と同様に構成される。 板16の傾動に要求される柔軟性を得るために、多孔質ゴムの直径は、4〜1 5mm、好ましくは5〜13mm、より好ましくは7〜11mmである。上記ブッシュ 94(あるとすれば)の内径は、リング93の外径よりも僅かに(±1mm)大きい。 板16は、レーザ光またはエッチング処理により平坦な板から切り出すことに よって平坦な状態で製造され、上記エッチングでは、金属材料は、酸による腐食 の間に例えば両側の切断線から切り取られる。公知のエッチング技術によれば、 金属板の片面上または両面上の感光フィルムによって決定され、この感光フィル ムは、予め定められたパターンにしたがって光によって処理される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年11月5日 【補正内容】 請求の範囲 1.本体(2)の周囲壁で限られる中央管が内部に延びている本体(2)と、上記周 囲壁に上記中央管を周囲の空気に連通するように設けられた複数の穴(4)と、上 記本体(2)に載せられた複数のバルブ(5)とを備え、各バルブ(5)は、穴(4)と 協働する蓋部材(15)および上記バルブ(5)に連結された制御手段(6)を有し、 上記制御手段(6)は、上記穴(4)が上記蓋部材によって閉じられる閉位置と上記 穴(4)が開かれる開位置との間で動くように上記蓋部材(15)を案内する管楽器 (1)において、 上記蓋部材(15)は、上記穴(4)に向かい合う側にシール材(17)が設けられ 、上記閉位置で上記穴(4)の回りに嵌合する実質上剛な材料からなる板(16)を 備えるとともに、撓み得る手段(22)によって上記制御手段(6)に連結されてい ることを特徴とする管楽器。 2.請求項1に記載の管楽器(1)において、実質上剛な材料からなる上記板(1 6)の半径方向の変位は、上記制御手段に連結された円板(8,94)のカラーによ って制限され、上記カラーは、上記穴(4)に向かい合っていることを特徴とする 管楽器。 3.請求項1に記載の管楽器(1)において、実質上剛な材料からなる上記板(16 )は、嵌合要素(94)を含む実質上剛な材料からなる嵌合手段によって上記制御 手段のロッド(21)に連結され、上記嵌合手段は、上記ロッド(21)に固定して 載置され、かつ、片側で上記ロッド(21)に、もう片側で上記撓み得る手段(2 2)に夫々固定して連結されるとともに、上記板(16)の中心から、板(16)の 半径の例えば半分以下のように半径の分数長さに亘ってだけ異なった方向に延び ることを特徴とする管楽器。 4.請求項1乃至3のいずれか1つに記載の管楽器(1)において、演奏時の指で キーを押す力によって、上記撓み得る手段(22,32,49)は、蓋部材(15)が 制御手段(6)に対して軸方向に変位する可能性を提供し、上記変位がシールを保 証するとともに、上記撓み得る手段は、片側の上記蓋部材(15)ともう片側の上 記制御手段との間に配置された弾性材料からなるのが好ましく、上記撓み得る手 段(22)は、片側の上記蓋部材(15)ともう片側の上記制御手段(6)との間に配 置された発泡材料の層からなるのが好ましいことを特徴とする管楽器。 5.請求項1乃至4のいずれか1つに記載の管楽器において、上記蓋部材(15) は、中央の弾性要素によって上記制御手段に対して支持されており、上記弾性要 素は、多孔質ゴムまたは発泡樹脂などの好ましくはより軟らかい弾性材料製のリ ングからなる支持部材(93)によって取り囲まれ、この支持部材(93)は、上記 蓋部材の傾動を可能にすることを特徴とする管楽器。 6.請求項1乃至5のいずれか1つに記載の管楽器(1)において、上記蓋部材( 15)は、その中央のみにおいて上記制御手段(6)に連結されていることを特徴 とする管楽器。 7.請求項1乃至6のいずれか1つに記載の管楽器(1)において、上記シール材 は、例えば好ましくは閉鎖された気泡をもつ多孔質ゴムなどの発泡材料の薄い層 からなることを特徴とする管楽器。 8.請求項1乃至7のいずれか1つに記載の管楽器(1)のための蓋部材(15)に おいて、上記蓋部材(15)は、上記穴に向かい合う側に、上記閉位置で上記穴( 4)の全周に密に嵌合するシール材(17)が設けられた実質上剛な材料からなる 板(16)を備え、上記蓋部材(15)は、上記制御手段(6)に固定するための撓み 得る手段(22)を備えたことを特徴とする管楽器。 9.請求項1乃至7のいずれか1つに記載の管楽器(1)のための蓋部材(15)に おいて、上記蓋部材(15)は、上記穴に向かい合う側に、上記閉位置で上記穴( 4)の全周に密に嵌合するシール材(17)が設けられた実質上剛な材料からなる 板(16)を備え、上記穴(4)をシールする上記シール材(17)は、共鳴器の回り に延びていることを特徴とする管楽器。 【手続補正書】 【提出日】1998年6月8日 【補正内容】 請求の範囲 3.請求項1に記載の管楽器(1)において、実質上剛な材料からなる上記板(16 )は、嵌合要素(94)を含む実質上剛な材料からなる嵌合手段によって上記制御 手段のロッド(21)に連結され、上記嵌合手段は、上記ロッド(21)に固定して 載置され、かつ、片側で上記ロッド(21)に、もう片側で上記撓み得る手段(2 2)に夫々固定して連結されるとともに、上記板(16)の中心から、板(16)の 半径の例えば半分以下のように半径の分数長さに亘ってだけ異なった方向に延び ることを特徴とする管楽器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9500678 (32)優先日 1995年8月4日 (33)優先権主張国 ベルギー(BE) (31)優先権主張番号 9501039 (32)優先日 1995年12月15日 (33)優先権主張国 ベルギー(BE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M G,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.本体(2)の周囲壁で限られる中央管が内部に延びている本体(2)と、上記周 囲壁に上記中央管を周囲の空気に連通するように設けられた複数の穴(4)と、上 記本体(2)に載せられた複数のバルブ(5)とを備え、各バルブ(5)は、穴(4)と 協働する蓋部材(15)および上記バルブ(5)に連結された制御手段(6)を有し、 上記制御手段(6)は、上記穴(4)が上記蓋部材によって閉じられる閉位置と上記 穴(4)が開かれる開位置との間で動くように上記蓋部材(15)を案内する管楽器 (1)において、 上記蓋部材(15)は、上記穴(4)に向かい合う側にシール材(17)が設けられ 、上記閉位置で上記穴(4)の回りに嵌合する実質上剛な材料からなる板(16)を 備えるとともに、撓み得る手段(22)によって上記制御手段(6)に連結されてい ることを特徴とする管楽器。 2.請求項1に記載の管楽器(1)において、実質上剛な材料からなる上記板(1 6)の半径方向の変位は、上記制御手段に連結された円板(8,94)のカラーによ って制限され、上記カラーは、上記穴(4)に向かい合っていることを特徴とする 管楽器。 3.請求項1または2に記載の管楽器(1)において、実質上剛な材料からなる上 記板(16)は、嵌合要素(94)によって上記制御手段のロッド(21)に連結され 、上記嵌合要素は、上記ロッド(21)に固定して載置されるとともに、上記板( 16)の中心から、板(16)の半径の例えば半分以下のように半径の分数長さに 亘ってだけ異なった方向に延びることを特徴とする管楽器。 4.請求項1乃至3のいずれか1つに記載の管楽器(1)において、演奏時の指で キーを押す力によって、上記撓み得る手段(22,32,49)は、蓋部材(15)が 制御手段(6)に対して軸方向に変位する可能性を提供し、上記変位がシールを保 証するとともに、上記撓み得る手段は、片側の上記蓋部材(15)ともう片側の上 記制御手段との間に配置された弾性材料からなるのが好ましく、上記撓み得る手 段(22)は、片側の上記蓋部材(15)ともう片側の上記制御手段(6)との間に配 置された発泡材料の層からなるのが好ましいことを特徴とする管楽器。 5.請求項1乃至4のいずれか1つに記載の管楽器において、上記蓋部材(15) は、中央の弾性要素によって上記制御手段に対して支持されており、上記弾性要 素は、多孔質ゴムまたは発泡樹脂などの好ましくはより軟らかい弾性材料製のリ ングからなる支持部材(93)によって取り囲まれ、この支持部材(93)は、上記 蓋部材の傾動を可能にすることを特徴とする管楽器。 6.請求項1乃至5のいずれか1つに記載の管楽器(1)において、上記蓋部材( 15)は、その中央のみにおいて上記制御手段(6)に連結されていることを特徴 とする管楽器。 7.請求項1乃至6のいずれか1つに記載の管楽器(1)において、上記シール材 は、例えば好ましくは閉鎖された気泡をもつ多孔質ゴムなどの発泡材料の薄い層 からなることを特徴とする管楽器。 8.請求項1乃至7のいずれか1つに記載の管楽器(1)のための蓋部材(15)に おいて、上記蓋部材(15)は、上記穴に向かい合う側に、上記閉位置で上記穴( 4)の全周に密に嵌合するシール材(17)が設けられた実質上剛な材料からなる 板(16)を備え、上記蓋部材(15)は、上記制御手段(6)に固定するための撓み 得る手段(22)を備えたことを特徴とする管楽器。 9.請求項1乃至7のいずれか1つに記載の管楽器(1)のための蓋部材(15)に おいて、上記蓋部材(15)は、上記穴に向かい合う側に、上記閉位置で上記穴( 4)の全周に密に嵌合するシール材(17)が設けられた実質上剛な材料からなる 板(16)を備え、上記穴(4)をシールする上記シール材(17)は、共鳴器の回り に延びていることを特徴とする管楽器。
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