JP2017227251A - 弁体の装着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 弁体を正しい姿勢で簡単に装着できるようにする。
【解決手段】 弁穴としてのトーンホール2の開けられた管体1と、弁体としての円盤状のゴム板30の装着される弁体装着部としてのカップ5をトーンホール2に向かって進退自在に支持するキイ4を有し、キイ4の移動で弁体としてのゴム板30をトーンホール2に押接したり、離脱させたりして弁の開閉が行われるようにした弁構造体において、ゴム板30の裏側に、最初柔らかく後で固くなる硬化型の粘土40を柔らかい状態で介装してカップ5にゴム板30を取着し、カップ5を支持するキイ4を管体1に組み付け、粘土40が柔らかい状態でゴム板30を弁トーンホール2に押接し、しかるのち粘土40を硬化させるようにした。
【選択図】 図6
【解決手段】 弁穴としてのトーンホール2の開けられた管体1と、弁体としての円盤状のゴム板30の装着される弁体装着部としてのカップ5をトーンホール2に向かって進退自在に支持するキイ4を有し、キイ4の移動で弁体としてのゴム板30をトーンホール2に押接したり、離脱させたりして弁の開閉が行われるようにした弁構造体において、ゴム板30の裏側に、最初柔らかく後で固くなる硬化型の粘土40を柔らかい状態で介装してカップ5にゴム板30を取着し、カップ5を支持するキイ4を管体1に組み付け、粘土40が柔らかい状態でゴム板30を弁トーンホール2に押接し、しかるのち粘土40を硬化させるようにした。
【選択図】 図6
Description
本発明は弁体の装着方法に係り、とくに弁穴に対し弁体が進退することで弁の開閉を行うようにした弁体の装着方法に関する。
弁は工場、家庭、オフィスで水や薬品などの液体、エアや化学ガスなどの気体の流れを調節するために多用されているほか、クラリネットを初めとする吹奏楽器の音程を可変するためのトーンホールとキイも一種の弁である。クラリネットの弁の原理的な構造を図1を参照して簡単に説明すると、管体1に開けられた弁穴としてのトーンホール(音孔)2に対し、弁体としてのタンポ3が進退してトーンホール2を開閉する。タンポ3はキイ4の先端のカップ(タンポ皿)5に装着されており、キイ4は管体側に軸支されるとともに図示しないバネによりタンポ3をトーンホール2へ押接する方向に付勢されている。トーンホール2を開放したい場合、キイ4の図示しない操作部を押し、バネ力に抗してキイ4を図1の時計回りに回動すると、タンポ3がトーンホール2から退避し、開放する(図1の矢印A参照)。キイ4の操作部を解放すると、バネ力でキイ4が図1の反時計方向に回動し、タンポ3がトーンホール2に向かって進出し、トーンホール2に押接されて閉塞する(図1の矢印B参照)。
弁体としてのタンポ3にはフィッシュスキンタンポ、皮タンポなど様々な種類があり、例えばフィッシュスキンタンポは、図2に示す如くフェルト5の裏面に台紙6を貼り、ブラダ(豚の腸)7を被せた構造を有し、カップ5にセラックとよばれる熱溶融性接着剤8により接着されている。タンポ3は楽器の使用に伴い劣化し、表面にシワが寄ったり、中央が膨らんだり、傷か出来たりしてトーンホール2のとの間に隙間が開き「チリチリ」という雑音になって音に出てしまう。従って、半年程度を目途にタンポ3を交換する必要がある。
図3と図4はタンポ交換法の説明図であり、まず管体1からキイ4を外し、カップ5を加熱して熱溶融性接着剤8を溶かし、古いタンポ3aを外す(図3(1)参照)。カップ5の内側の熱溶融性接着剤はきれいに拭き取る。次に、新しいタンポ3bの裏面に熱溶融性接着剤8を熱で溶かしながら付け、カップ5を加熱しながら新しいタンポ3bをカップ5の内面側から押し込む(図3(2)参照)。そして、管体1にキイ4を取り付ける。この段階では、新しいタンポ3bとトーンホール2の角度が合っておらず隙間Sが生じている(図3(3)参照)。よって、カップ5を加熱し熱溶融性接着剤8が溶けタンポ3がカップ5の中で動く状態にして、専用のヘラ9をトーンホール2とタンポ3bの表面の間に挟み込み、ヘラ9を動かしてタンポ3bがトーンホール2の周縁に均等に密接するようにタンポ3bの角度調整を行う(図4(1)参照)。一応の調整が終ったら、薄紙10をタンポ3bとトーンホール2の間に挟んで引き(図4(2)参照)、トーンホール2の周縁が360度均等に塞がっているか確認し、不具合があればヘラ9での調整をし直す。カップ5にタンポ3bを初めて装着する場合も全く同様の手順で作業を行う。
このようなタンポ交換作業においては、キイ4を管体1に取り付けた際にカップ5とトーンホール2が平行になっていないとき、ヘラ9による調整だけではタンポ3bとトーンホール2の隙間を完全に無くすようにすることが難しいため、キイ4の管体1への取り付け自体も慎重に行う必要があり、楽器奏者では難しく、熟練者でも手間の掛かる作業となっていた。
本発明は上記した従来技術の問題に鑑みなされたもので、弁穴に対し弁体を密閉性良く容易に装着できる弁体の装着方法を提供することを、その目的とする。
本発明の請求項1記載の弁体の装着方法では、
弁穴の開けられた弁穴付部材と、弁体の装着される弁体装着部を弁穴に向かって進退自在に支持する支持部材を有し、支持部材の移動で弁体を弁穴に押接したり、離脱させたりして弁の開閉が行われるようにした弁構造体における弁体の装着方法であって、
弁体の裏側に、最初柔らかく後で固くなる硬化型の粘土部材を柔らかい状態で介装して弁体装着部に弁体を取着し、
弁体装着部の支持部材を弁構造体に組み付け、粘土部材が柔らかい状態で弁体を弁穴に押接し、
しかるのち粘土部材を硬化させるようにしたこと、
を特徴としている。
本発明の請求項2記載の弁体の装着方法では、
弁穴の開けられた弁穴付部材と、弁体の装着される弁体装着部を弁穴に向かって進退自在に支持する支持部材を有し、支持部材の移動で弁体を弁穴に押接したり、離脱させたりして弁の開閉が行われるようにした弁構造体における弁体の装着方法であって、
最初柔らかく後で固くなる硬化型の粘土部材を柔らかい状態で弁体装着部の弁体側に装着し、
弁体装着部の支持部材を弁構造体に組み付け、弁粘土部材が柔らかい状態で弁体装着部とともに粘土部材を、弁穴を塞ぐようにして弁穴の上に載せられた弁体に押接し、
しかるのち粘土部材を硬化させるようにしたこと、
を特徴としている。
本発明の請求項3記載の弁体の装着方法では、
粘土部材は接着性を有すること、
を特徴としている。
本発明の請求項4記載の弁体の装着方法では、
弁体を弾性部材としたこと、
を特徴としている。
本発明の請求項5記載の弁体の装着方法では、
弁体装着部に装着された粘土部材と弁穴に載せられた弁体とが押接される部分の粘土部材または弁体の表面に、予め接着剤を塗布しておくこと、
を特徴としている。
弁穴の開けられた弁穴付部材と、弁体の装着される弁体装着部を弁穴に向かって進退自在に支持する支持部材を有し、支持部材の移動で弁体を弁穴に押接したり、離脱させたりして弁の開閉が行われるようにした弁構造体における弁体の装着方法であって、
弁体の裏側に、最初柔らかく後で固くなる硬化型の粘土部材を柔らかい状態で介装して弁体装着部に弁体を取着し、
弁体装着部の支持部材を弁構造体に組み付け、粘土部材が柔らかい状態で弁体を弁穴に押接し、
しかるのち粘土部材を硬化させるようにしたこと、
を特徴としている。
本発明の請求項2記載の弁体の装着方法では、
弁穴の開けられた弁穴付部材と、弁体の装着される弁体装着部を弁穴に向かって進退自在に支持する支持部材を有し、支持部材の移動で弁体を弁穴に押接したり、離脱させたりして弁の開閉が行われるようにした弁構造体における弁体の装着方法であって、
最初柔らかく後で固くなる硬化型の粘土部材を柔らかい状態で弁体装着部の弁体側に装着し、
弁体装着部の支持部材を弁構造体に組み付け、弁粘土部材が柔らかい状態で弁体装着部とともに粘土部材を、弁穴を塞ぐようにして弁穴の上に載せられた弁体に押接し、
しかるのち粘土部材を硬化させるようにしたこと、
を特徴としている。
本発明の請求項3記載の弁体の装着方法では、
粘土部材は接着性を有すること、
を特徴としている。
本発明の請求項4記載の弁体の装着方法では、
弁体を弾性部材としたこと、
を特徴としている。
本発明の請求項5記載の弁体の装着方法では、
弁体装着部に装着された粘土部材と弁穴に載せられた弁体とが押接される部分の粘土部材または弁体の表面に、予め接着剤を塗布しておくこと、
を特徴としている。
本発明によれば、弁体と弁体装着部材の間に粘土部材が柔らかい状態で介装されて弁穴に押接されるので、弁体が弁穴の周縁に密接するように自然に弁体の姿勢が調整され、しかるのち、粘土部材の硬化に従い弁体装着部材に固着される。従って、弁体を正しい姿勢で簡単に装着することができる。
また、弁体を弾性部材としたことにより、弁穴周縁の外面形状が曲がっている場合でも、弁体が弁穴周縁の外面形状に沿って曲がった状態で弁体装着部に固着されるので、閉弁時に良好な密閉性が得られる。
また、弁体を弾性部材としたことにより、弁穴周縁の外面形状が曲がっている場合でも、弁体が弁穴周縁の外面形状に沿って曲がった状態で弁体装着部に固着されるので、閉弁時に良好な密閉性が得られる。
以下、本発明の最良の形態を実施例に基づき説明する。
図5と図6を参照して本発明の第1実施例を説明する。図5と図6は本発明に係る弁体の装着方法を具現したクラリネットのタンポ交換方法の説明図である。
図1で説明したようにクラリネットは、トーンホールが弁穴、管体が弁穴付部材、タンポが弁穴を開閉する弁体、カップが弁体装着部、キイが弁体装着部を弁穴に対して進退自在に支持する支持部材とする弁構造体を形成しており、支持部材としてのキイは付勢手段としての図示しないバネによりタンポをトーンホールに押接する方向に付勢されている。キイを操作し、タンポをトーンホールから後退(離脱)させると開弁し、キイの操作を解放すると、バネによりタンポがトーンホールに向け進出してトーンホールが閉塞されて閉弁するようになっている。
図1で説明したようにクラリネットは、トーンホールが弁穴、管体が弁穴付部材、タンポが弁穴を開閉する弁体、カップが弁体装着部、キイが弁体装着部を弁穴に対して進退自在に支持する支持部材とする弁構造体を形成しており、支持部材としてのキイは付勢手段としての図示しないバネによりタンポをトーンホールに押接する方向に付勢されている。キイを操作し、タンポをトーンホールから後退(離脱)させると開弁し、キイの操作を解放すると、バネによりタンポがトーンホールに向け進出してトーンホールが閉塞されて閉弁するようになっている。
この実施例ではクラリネットのタンポ交換を例にして本発明に係る弁体の装着方法を説明する。
(1)粘土の介装
図5(1)の符号4はクラリネットの管体1から取り外され、更にカップ5から古くなったタンポが取り外されたキイである。新しいタンポ(弁体)としての円盤状で弾性の有るゴム板30と、エポキシ樹脂粘土など、数時間程度の自然乾燥で硬化する硬化型の粘土40を用意する。ゴム板30はトーンホール2の直径より大きい直径を有しているものとする。また粘土は自身がカップ5やゴム板30との間に接着力を有するタイプとする。まず粘土40が柔らかいうちに空きのカップ5の内側に詰め、カップ5の下外側に適当な高さ分だけはみ出るように入れる。続いて粘土40の下面にゴム板30を接着する(図5(1)、(2)参照)。
なお、粘土40がカップ5やゴム板30との接着性を有しないか弱いときは、接着剤を用いて粘土40をカップ5やゴム板30に接着するようにする。
(1)粘土の介装
図5(1)の符号4はクラリネットの管体1から取り外され、更にカップ5から古くなったタンポが取り外されたキイである。新しいタンポ(弁体)としての円盤状で弾性の有るゴム板30と、エポキシ樹脂粘土など、数時間程度の自然乾燥で硬化する硬化型の粘土40を用意する。ゴム板30はトーンホール2の直径より大きい直径を有しているものとする。また粘土は自身がカップ5やゴム板30との間に接着力を有するタイプとする。まず粘土40が柔らかいうちに空きのカップ5の内側に詰め、カップ5の下外側に適当な高さ分だけはみ出るように入れる。続いて粘土40の下面にゴム板30を接着する(図5(1)、(2)参照)。
なお、粘土40がカップ5やゴム板30との接着性を有しないか弱いときは、接着剤を用いて粘土40をカップ5やゴム板30に接着するようにする。
(2)キイの管体への取り付け
このようにして、粘土40を挟んでゴム板30を装着したカップ5付のキイ4をクラリネットの管体1に取り付け、ゴム板30がトーンホール2に対し進退自在となるようにする。キイ4は図示しないバネによりゴム板30をトーンホール2に押接する方向に付勢されており、キイ4の非操作時、バネによりゴム板30がトーンホール2に向け進出して閉弁するようになっている。トーンホール2の周縁の外面形状が外輪山状に凸に形成されているものとすると、ゴム板30の裏側の粘土40が柔らかく表側の管体1が固いので、トーンホール2へ押接された弾性を有するゴム板30は、裏面側の粘土40とともに管体1に形成されたトーンホール2の周縁の外面形状に沿うように姿勢と形状を変えるが、最初はゴム板30の姿勢と形状が完全にはトーンホール2の周縁とは合わず、隙間Sが生じる(図5(3)参照)。
このようにして、粘土40を挟んでゴム板30を装着したカップ5付のキイ4をクラリネットの管体1に取り付け、ゴム板30がトーンホール2に対し進退自在となるようにする。キイ4は図示しないバネによりゴム板30をトーンホール2に押接する方向に付勢されており、キイ4の非操作時、バネによりゴム板30がトーンホール2に向け進出して閉弁するようになっている。トーンホール2の周縁の外面形状が外輪山状に凸に形成されているものとすると、ゴム板30の裏側の粘土40が柔らかく表側の管体1が固いので、トーンホール2へ押接された弾性を有するゴム板30は、裏面側の粘土40とともに管体1に形成されたトーンホール2の周縁の外面形状に沿うように姿勢と形状を変えるが、最初はゴム板30の姿勢と形状が完全にはトーンホール2の周縁とは合わず、隙間Sが生じる(図5(3)参照)。
(3)調整
図示しないバネによりゴム板30がトーンホール2の側に付勢されて押接されていることから、ゴム板30の内、トーンホール2の周縁と強く当たっている個所(図6(1)のP点参照)の付近が比較的大きな反力を受け、隙間Sの付近は比較的反力が小さい。最初の内は粘土40がまだ柔らかいことから、比較的大きな反力を受けている個所のゴム板30の裏側の粘土40が押圧力により変形して上へ凹み、その分、比較的反力が小さい個所のゴム板30の裏側に粘土40が動いて下へ膨らみ、隙間Sを無くす方向にゴム板30を押す。従って、時間経過とともに、トーンホール2の周方向に見てゴム板30がトーンホール2から受ける反力が均一となっていき、ゴム板30はトーンホール2の周方向に見て隙間無く均一に周縁に密接する(図6(2)の参照)。このように、ゴム板30は自然に正しい姿勢と形状に調整される。
図示しないバネによりゴム板30がトーンホール2の側に付勢されて押接されていることから、ゴム板30の内、トーンホール2の周縁と強く当たっている個所(図6(1)のP点参照)の付近が比較的大きな反力を受け、隙間Sの付近は比較的反力が小さい。最初の内は粘土40がまだ柔らかいことから、比較的大きな反力を受けている個所のゴム板30の裏側の粘土40が押圧力により変形して上へ凹み、その分、比較的反力が小さい個所のゴム板30の裏側に粘土40が動いて下へ膨らみ、隙間Sを無くす方向にゴム板30を押す。従って、時間経過とともに、トーンホール2の周方向に見てゴム板30がトーンホール2から受ける反力が均一となっていき、ゴム板30はトーンホール2の周方向に見て隙間無く均一に周縁に密接する(図6(2)の参照)。このように、ゴム板30は自然に正しい姿勢と形状に調整される。
(4)硬化
硬化時間が過ぎると粘土40が硬化し、ゴム板30がトーンホール2の周縁に隙間無く密接した状態でカップ5に固着される。
硬化時間が過ぎると粘土40が硬化し、ゴム板30がトーンホール2の周縁に隙間無く密接した状態でカップ5に固着される。
この実施例によれば、弁体としてのゴム板30と弁体装着部としてのカップ5の間に粘土40が柔らかい状態で介装されて弁穴としてのトーンホール2に押接されるので、ゴム板30がトーンホール2の周縁に対し均等に密接するように自然にゴム板30の姿勢と形状が調整され、しかるのち、粘土40の硬化に従いゴム板30がカップ5に固着される。従って、ゴム板30を正しい姿勢と形状で簡単にカップ5に装着することができ、閉弁時に良好な密閉性が得られる。
図7乃至図9を参照して本発明の第2実施例を説明する。図7乃至図9は本発明に係る弁体の装着方法を具現したクラリネットのタンポ交換方法の説明図である。
第1実施例では、キイ4のカップ5に粘土40を挟んでゴム板30を取着しておき、キイ4を管体1に取り付け、ゴム板30をトーンホール2に押接させる場合を例に挙げたが、第2実施例では、最初、キイ4のカップ5には粘土40だけ装着しておき、キイ4を管体1に取り付けてカップ5に装着した粘土40を、管体1のトーンホール2の上に載せたゴム板30に押接するようにしたものである。
第1実施例では、キイ4のカップ5に粘土40を挟んでゴム板30を取着しておき、キイ4を管体1に取り付け、ゴム板30をトーンホール2に押接させる場合を例に挙げたが、第2実施例では、最初、キイ4のカップ5には粘土40だけ装着しておき、キイ4を管体1に取り付けてカップ5に装着した粘土40を、管体1のトーンホール2の上に載せたゴム板30に押接するようにしたものである。
(1)粘土の装着
図7(1)の符号4はクラリネットの管体1から取り外され、更にカップ5から古くなったタンポが取り外されたキイである。新しいタンポ(弁体)としての円盤状で弾性の有るゴム板30と、エポキシ樹脂粘土など、数時間程度の自然乾燥で硬化する硬化型の粘土40を用意する。ゴム板30はトーンホール2の直径より大きい直径を有しているものとする。また粘土40は自身がカップ5やゴム板30との間に接着力を有するタイプとする。まず粘土40が柔らかいうちに空きのカップ5の内側に詰め、カップ5の下外側に適当な高さ分だけはみ出るように入れる(図7(1)、(2)参照)。
図7(1)の符号4はクラリネットの管体1から取り外され、更にカップ5から古くなったタンポが取り外されたキイである。新しいタンポ(弁体)としての円盤状で弾性の有るゴム板30と、エポキシ樹脂粘土など、数時間程度の自然乾燥で硬化する硬化型の粘土40を用意する。ゴム板30はトーンホール2の直径より大きい直径を有しているものとする。また粘土40は自身がカップ5やゴム板30との間に接着力を有するタイプとする。まず粘土40が柔らかいうちに空きのカップ5の内側に詰め、カップ5の下外側に適当な高さ分だけはみ出るように入れる(図7(1)、(2)参照)。
(2)ゴム板の設置
一方、ゴム板30はトーンホール2を塞ぐようにしてトーンホール2の上に正しく載せる(図7(3)参照)。
一方、ゴム板30はトーンホール2を塞ぐようにしてトーンホール2の上に正しく載せる(図7(3)参照)。
(3)キイの管体への取り付け
次に、粘土40を装着したカップ5付のキイ4をクラリネットの管体1に取り付け、粘土40付のカップ5がトーンホール2に載せられたゴム板30に対し進退自在となるようにする(図7(3)参照)。この際、トーンホール2の上のゴム板30の位置がずれないようにする。キイ4は図示しないバネによりカップ5とともに粘土40をゴム板30に押接する方向に付勢されており、接着力を有する粘土40の表面にゴム板30が接着しながら、粘土40とゴム板30が一緒にトーンホール2に押接される(図7(4)参照。なお、粘土40がカップ5やゴム板30との接着性を有しないか弱いときは、接着剤を用いて粘土40をカップ5に接着する。また、粘土40をゴム板30に押接させる前に、粘土40とゴム板30が押接する面の粘土40側またはゴム板30側に接着剤を塗布しておくようにする)。
次に、粘土40を装着したカップ5付のキイ4をクラリネットの管体1に取り付け、粘土40付のカップ5がトーンホール2に載せられたゴム板30に対し進退自在となるようにする(図7(3)参照)。この際、トーンホール2の上のゴム板30の位置がずれないようにする。キイ4は図示しないバネによりカップ5とともに粘土40をゴム板30に押接する方向に付勢されており、接着力を有する粘土40の表面にゴム板30が接着しながら、粘土40とゴム板30が一緒にトーンホール2に押接される(図7(4)参照。なお、粘土40がカップ5やゴム板30との接着性を有しないか弱いときは、接着剤を用いて粘土40をカップ5に接着する。また、粘土40をゴム板30に押接させる前に、粘土40とゴム板30が押接する面の粘土40側またはゴム板30側に接着剤を塗布しておくようにする)。
トーンホール2の周縁の外面形状が外輪山状に凸に形成されているものとすると、ゴム板30の裏側の粘土40が柔らかく表側の管体1が固いので、トーンホール2へ押接された弾性を有するゴム板30は、裏面側の粘土40とともに管体1に形成されたトーンホール2の周縁の外面形状に沿うように姿勢と形状を変えるが、最初はゴム板30の姿勢と形状が完全にはトーンホール2の周縁とは合わず、隙間Sが生じる(図8(1)参照)。
(4)調整
図示しないバネによりゴム板30がトーンホール2の側に付勢されて押接されていることから、ゴム板30の内、トーンホール2の周縁と強く当たっている個所(図8(1)のP点参照)の付近が比較的大きな反力を受け、隙間Sの付近は比較的反力が小さい。最初の内は粘土40がまだ柔らかいことから、比較的大きな反力を受けている個所のゴム板30の裏側の粘土40が押圧力により変形して上へ凹み、その分、比較的反力が小さい個所のゴム板30の裏側に粘土40が動いて下へ膨らみ、隙間Sを無くす方向にゴム板30を押す。従って、時間経過とともに、トーンホール2の周方向に見てゴム板30がトーンホール2から受ける反力が均一となっていき、ゴム板30はトーンホール2の周方向に見て隙間無く均一に周縁に密接する(図8(2)の参照)。このように、ゴム板30は自然に正しい姿勢と形状に調整される。
図示しないバネによりゴム板30がトーンホール2の側に付勢されて押接されていることから、ゴム板30の内、トーンホール2の周縁と強く当たっている個所(図8(1)のP点参照)の付近が比較的大きな反力を受け、隙間Sの付近は比較的反力が小さい。最初の内は粘土40がまだ柔らかいことから、比較的大きな反力を受けている個所のゴム板30の裏側の粘土40が押圧力により変形して上へ凹み、その分、比較的反力が小さい個所のゴム板30の裏側に粘土40が動いて下へ膨らみ、隙間Sを無くす方向にゴム板30を押す。従って、時間経過とともに、トーンホール2の周方向に見てゴム板30がトーンホール2から受ける反力が均一となっていき、ゴム板30はトーンホール2の周方向に見て隙間無く均一に周縁に密接する(図8(2)の参照)。このように、ゴム板30は自然に正しい姿勢と形状に調整される。
(5)硬化
硬化時間が過ぎると粘土40が硬化し、ゴム板30がトーンホール2の周縁に隙間無く密接した状態でカップ5に固着される。
なお、硬化後に、カップ5からはみ出した部分の粘土40Aは除去する(図8(2)、図9参照)。
硬化時間が過ぎると粘土40が硬化し、ゴム板30がトーンホール2の周縁に隙間無く密接した状態でカップ5に固着される。
なお、硬化後に、カップ5からはみ出した部分の粘土40Aは除去する(図8(2)、図9参照)。
この第2実施例によっても、弁体としてのゴム板30と弁体装着部としてのカップ5の間に粘土40が柔らかい状態で介装されて弁穴としてのトーンホール2に押接されるので、ゴム板30がトーンホール2の周縁に対し均等に密接するように自然にゴム板30の姿勢と形状が調整され、しかるのち、粘土40の硬化に従いゴム板30がカップ5に固着される。従って、ゴム板30を正しい姿勢と形状で簡単にカップ5に装着することができ、閉弁時に良好な密閉性が得られる。
なお、上記した第2実施例では、カップ5に粘土40を装着したキイ4を管体1に取り付けた後、キイ4を操作して粘土40の下面とトーンホール2の間に空間を空け、この空間を利用してトーンホール2の上にトーンホール2を塞ぐようにしてゴム板30を載せ、キイ4を解放して、粘土40をゴム板30へ押接させるようにしても良い。
また、上記した各実施例では、ゴム板30のトーンホール2への押接は、キイ4に付設されたバネによりなされるようにしたが、図10に示す如く、キイ4に別途、外力Fを加えて押接するようにしても良い。
また、上記した各実施例では弁穴としてのトーンホール2は周縁の断面形状が上に凸な山形に形成されている場合を例に挙げたが、本発明は何らこれに限定されず、図11(1)に示す如く、トーンホール2Aの周縁の外面が凹凸のない滑らかな曲面形状であっても、前述した第1実施例の(1)乃至(4)の工程、または、第2実施例の(1)乃至(5)の工程により、カップ5とゴム板30の間に介装された粘土40の下部とゴム板30がトーンホール2Aの周縁の外面形状に倣って凹状に変形し、ゴム板30がトーンホール2Aに対し正しい姿勢で装着されるので、容易に良好な密閉性を実現できる。この点、従来は、トーンホールの周縁の外面が凹凸のない滑らかな曲面形状だとタンポとの間に隙間が生じ易く、密閉性を確保するために、図11(2)に示す如く、トーンホール2Bの角部の断面形状を外向きに尖ったノコギリ歯状に切削し、タンポ3にトーンホール2Bの角部が食い込むようにしており、切削加工に手間が掛かるとともに、トーンホール2Bの形状が複雑化して音色に悪影響が出ていた。
また、上記した各実施例では、クラリネットの弁を例に挙げて説明したが、電気装置用・機械装置用などの様々な弁構造体に用いることができる。
また、弁体としてゴム板を例に挙げたが、発泡ウレタンなど他の弾性部材或いは非弾性の金属部材などに代えたり、例えば円盤状の弁体本体の周縁にリング状のゴム部材を嵌着したような複合構造の弁体としても良いのは勿論である。
また、弁穴付部材として管体を例に挙げたが、箱体などの他の形状であっても良い。また、弁体装着部もキャップ状、椀状、皿状など種々の形状のものを用いることができる。また、弁穴の形状も、中心軸に対し回転対称でない複雑な形状であっても良い。例えば、図12(1)に示す如く、断面が略箱形の弁穴付部材100の内、波形の上壁101に穿設された中心軸Cに対し回転対称でない形状の弁穴200に対しても、弾性部材からなる弁体300を粘土400を介してキャップ状の弁体装着部500に装着することにより、前述した第1実施例の(1)乃至(4)の工程、または、第2実施例の(1)乃至(5)の工程により、弁体装着部500に対し、弁体300を正しい姿勢及び形状になるように簡単に装着でき、容易に良好な密閉性を実現できる(図12(2)参照)。
また、硬化型の粘土部材としては時間経過で硬化するタイプのほか、加温で硬化するタイプを用いることもできる。また、エポキシ樹脂以外にエポキシパテなどを用いることもできる。
また、弁体としてゴム板を例に挙げたが、発泡ウレタンなど他の弾性部材或いは非弾性の金属部材などに代えたり、例えば円盤状の弁体本体の周縁にリング状のゴム部材を嵌着したような複合構造の弁体としても良いのは勿論である。
また、弁穴付部材として管体を例に挙げたが、箱体などの他の形状であっても良い。また、弁体装着部もキャップ状、椀状、皿状など種々の形状のものを用いることができる。また、弁穴の形状も、中心軸に対し回転対称でない複雑な形状であっても良い。例えば、図12(1)に示す如く、断面が略箱形の弁穴付部材100の内、波形の上壁101に穿設された中心軸Cに対し回転対称でない形状の弁穴200に対しても、弾性部材からなる弁体300を粘土400を介してキャップ状の弁体装着部500に装着することにより、前述した第1実施例の(1)乃至(4)の工程、または、第2実施例の(1)乃至(5)の工程により、弁体装着部500に対し、弁体300を正しい姿勢及び形状になるように簡単に装着でき、容易に良好な密閉性を実現できる(図12(2)参照)。
また、硬化型の粘土部材としては時間経過で硬化するタイプのほか、加温で硬化するタイプを用いることもできる。また、エポキシ樹脂以外にエポキシパテなどを用いることもできる。
本発明は、弁構造を有する楽器を初めとして、電気装置用・機械装置用などの各種の弁構造体に適用可能である。
1 管体
2、2A トーンホール
30 ゴム板
4 キイ
5 カップ
40、400 粘土
100 弁穴付部材
200 弁穴
300 弁体
500 弁体装着部
2、2A トーンホール
30 ゴム板
4 キイ
5 カップ
40、400 粘土
100 弁穴付部材
200 弁穴
300 弁体
500 弁体装着部
Claims (5)
- 弁穴の開けられた弁穴付部材と、弁体の装着される弁体装着部を弁穴に向かって進退自在に支持する支持部材を有し、支持部材の移動で弁体を弁穴に押接したり、離脱させたりして弁の開閉が行われるようにした弁構造体における弁体の装着方法であって、
弁体の裏側に、最初柔らかく後で固くなる硬化型の粘土部材を柔らかい状態で介装して弁体装着部に弁体を取着し、
弁体装着部の支持部材を弁構造体に組み付け、粘土部材が柔らかい状態で弁体を弁穴に押接し、
しかるのち粘土部材を硬化させるようにしたこと、
を特徴とする弁体の装着方法。 - 弁穴の開けられた弁穴付部材と、弁体の装着される弁体装着部を弁穴に向かって進退自在に支持する支持部材を有し、支持部材の移動で弁体を弁穴に押接したり、離脱させたりして弁の開閉が行われるようにした弁構造体における弁体の装着方法であって、
最初柔らかく後で固くなる硬化型の粘土部材を柔らかい状態で弁体装着部の弁体側に装着し、
弁体装着部の支持部材を弁構造体に組み付け、粘土部材が柔らかい状態で弁体装着部とともに粘土部材を、弁穴を塞ぐようにして弁穴の上に載せられた弁体に押接し、
しかるのち粘土部材を硬化させるようにしたこと、
を特徴とする弁体の装着方法。 - 粘土部材は接着性を有すること、
を特徴とする請求項1または2記載の弁体の装着方法。 - 弁体装着部に装着された粘土部材と弁穴に載せられた弁体とが押接される部分の粘土部材または弁体の表面に、予め接着剤を塗布しておくこと、
を特徴とする請求項2記載の弁体の装着方法。 - 弁体を弾性部材としたこと、
を特徴とする請求項1乃至4の内のいずれか一項記載の弁体の装着方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019171886A1 (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-12 | 株式会社サト・テクノ・ミュージック | 管楽器用のパッド |
JP7477913B2 (ja) | 2020-07-16 | 2024-05-02 | ソプ チョ,ミョン | 木管楽器音孔用キーパッド構造体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62501522A (ja) * | 1984-12-04 | 1987-06-18 | ギスラ− バ−バラ | 管楽器 |
JP2001142458A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-05-25 | Yamaha Corp | 木管楽器用タンポの固定方法 |
US20070006714A1 (en) * | 2005-07-05 | 2007-01-11 | Wen-Hung Kuo | Outlet cover for a wind instrument |
-
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- 2016-06-21 JP JP2016123066A patent/JP6273588B2/ja active Active
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