JPH1149869A - 難燃性に優れるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品 - Google Patents

難燃性に優れるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品

Info

Publication number
JPH1149869A
JPH1149869A JP9204930A JP20493097A JPH1149869A JP H1149869 A JPH1149869 A JP H1149869A JP 9204930 A JP9204930 A JP 9204930A JP 20493097 A JP20493097 A JP 20493097A JP H1149869 A JPH1149869 A JP H1149869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
stampable sheet
phosphorus
polypropylene
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9204930A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kajioka
正彦 梶岡
Katsuhiro Nagayama
勝博 長山
Yukio Nagashima
之夫 永島
Yuichi Uchida
祐一 内田
Hideho Kubo
秀穂 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP9204930A priority Critical patent/JPH1149869A/ja
Publication of JPH1149869A publication Critical patent/JPH1149869A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性に優れる抄紙法によるスタンパブルシ
ートおよびスタンパブルシート成形品を提供すること。 【解決手段】 ガラス繊維とポリプロピレンからなる主
原料を抄造して得られるウエブを加熱、加圧してシート
状に成形してなるスタンパブルシート中に、難燃化剤と
して、ポリプロピレン 100重量部に対して、1〜50重量
部のリンまたはリン化合物と1〜200 重量部の金属水和
物とを含有することを特徴とする難燃性に優れるスタン
パブルシートを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた難燃性を有
するスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形
品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維と熱可塑性樹脂からなる、抄
紙法により製造されたスタンパブルシート(例えば、特
開昭60−158227号公報に開示されている)は、比強度や
比剛性などの力学的特性に優れ、かつ短いサイクル時間
で容易に種々の成形品にプレス加工することができる。
このことから、かかる抄紙法スタンパブルシートは、近
年、いろいろな製品の素材として、急速に普及しつつあ
る。
【0003】しかしながら、熱可塑性樹脂成分として通
常使用されるポリプロピレンは燃えやすいという欠点が
ある。しかも、このポリプロピレンを用いた抄紙法スタ
ンパブルシートは、燃焼の際、そのポリプロピレンが溶
融し、後述するガラス繊維のスプリングバックによりシ
ートが膨張して表面積が大きくなる。このため、抄紙法
スタンパブルシートは、抄紙法特有の問題点を抱えてい
た。
【0004】近年、家電部品などに使用されるプラスチ
ック製品に対しては、難燃化に対する要求が急激に高ま
っている。例えば、汎用樹脂であるポリプロピレンの難
燃化技術に関しては、次のような様々の技術が提案され
ている。 射出成形用ポリプロピレンについて、特開平7−1877
44号公報、特開平7−252388号公報では、水酸化マグネ
シウム等の金属水和物による難燃化技術を提案してい
る。 射出成形用ガラス繊維強化ポリプロピレンについて、
特開平2−284940号公報では、水酸化マグネシウム等の
金属水和物による難燃化技術を、特開平6−184373号公
報では、ハロゲン系難燃化剤とアンチモン化合物の組み
合わせによる難燃化技術をそれぞれ提案している。 その他、主に射出成形用樹脂組成物について、赤リンや
ポリリン酸等のリン系化合物による難燃化技術や、加熱
膨張性黒鉛による難燃化技術等が提案されている。
【0005】このような樹脂の難燃化技術を利用して難
燃性を付与したスタンパブルシートとして、特開平4−
277540号公報では、難燃化剤として、水和金属酸化物と
三酸化二アンチモンとを組合せて配合した乾式法による
スタンパブルシートを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た抄紙法によるスタンパブルシートについては、未だ難
燃化技術に関する十分な検討がなされておらず、難燃性
が十分ではないのが実情である。というのは、抄紙法に
よるスタンパブルシートは、燃焼の際、ポリプロピレン
が溶融し、後述するガラス繊維のスプリングバックによ
りシートが膨張して表面積が大きくなるので燃えやす
く、また、溶融したポリプロピレンがガラス繊維に保持
されてドリップしないので燃え続け易い、という特有の
問題点があるためである。
【0007】そこで本発明は、難燃性に優れる抄紙法に
よるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形
品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記目的の
実現に向け鋭意研究した。その結果、難燃化剤としてリ
ンまたはリン化合物と金属水和物とを用いることによ
り、難燃性に優れる抄紙法スタンパブルシートおよびス
タンパブルシート成形品が得られることを見出した。さ
らに、このリンまたはリン化合物と金属水和物に加え
て、膨張黒鉛、ハロゲン化合物および酸化アンチモンの
なかから選ばれるいずれか少なくとも一種の難燃化剤を
添加することにより、抄紙法スタンパブルシートおよび
スタンパブルシート成形品の難燃性が向上することも知
見し、以下に示す発明に想到した。
【0009】(1) すなわち、本発明の難燃性に優れるス
タンパブルシートは、ガラス繊維とポリプロピレンから
なる主原料を抄造して得られるウエブを加熱、加圧して
シート状に成形してなるスタンパブルシート中に、難燃
化剤として、ポリプロピレン100重量部に対して、1〜5
0重量部のリンまたはリン化合物と、1〜200 重量部の
金属水和物とを含有することを特徴とする。
【0010】なお、このスタンパブルシートにおいて
は、前記リンまたはリン化合物と金属水和物に加えてさ
らに、ポリプロピレン 100重量部に対し、1〜50重量部
の膨張黒鉛、1〜30重量部のハロゲン化合物および 0.2
〜25重量部の酸化アンチモンのなかから選ばれるいずれ
か少なくとも一種の難燃化剤を含有することが好まし
い。また、上記スタンパブルシートにおいて、ガラス繊
維/ポリプロピレン(重量比)=20/80〜80/20である
こと、前記リンまたはリン化合物が赤リンであり、前記
金属水和物が水酸化マグネシウムであること、前記ハロ
ゲン化合物がデカブロモジフェニルエーテルであること
が好ましい。
【0011】(2) 本発明の難燃性に優れるスタンパブル
シート成形品は、ガラス繊維とポリプロピレンからなる
主原料を抄造して得たウエブを加熱、加圧してシート化
したスタンパブルシートを、再加熱により膨張させて圧
縮成形してなるスタンパブルシート成形品において、こ
のスタンパブルシート成形品中には、難燃化剤として、
ポリプロヒレン 100重量部に対して、1〜50重量部のリ
ンまたはリン化合物と、1〜200 重量部の金属水和物と
を含有することを特徴とする。
【0012】なお、このスタンパブルシート成形品にお
いては、前記リンまたはリン化合物と金属水和物に加え
てさらに、ポリプロピレン 100重量部に対し、1〜50重
量部の膨張黒鉛、1〜30重量部のハロゲン化合物および
0.2〜25重量部の酸化アンチモンのなかから選ばれるい
ずれか少なくとも一種の難燃化剤を含有することが好ま
しい。また、上記スタンパブルシート成形品において、
ガラス繊維/ポリプロピレン(重量比)=20/80〜80/
20であること、前記リン化合物が赤リンであり、前記金
属水和物が水酸化マグネシウムであること、前記ハロゲ
ン化合物がデカブロモジフェニルエーテルであることが
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔ガラス繊維について〕本発明のスタンパブルシートま
たはスタンパブルシート成形品において、主原料の1つ
として用いるガラス繊維は、繊維径が7〜50μmφで、
繊維長が10〜30mmであることが好ましい。この理由は、
繊維径が7μmφ未満ではスプリングバック力が弱く良
好な膨張品が得られず、逆に、繊維径が50μmφより太
いと力学的特性が低下するからである。一方、繊維長が
10mmより短いと十分な膨張が得られず、逆に、繊維長が
30mmより長いと、抄紙工程での開繊が不十分になり均質
な成形品が得られないからである。
【0014】〔ポリプロピレンについて〕本発明のスタ
ンパブルシートまたはスタンパブルシート成形品におい
て、主原料の1つとして用いるポリプロピレンは、特に
その種類を限定する必要はなく、ホモポリマーまたはコ
ポリマーのいずれも使用することができる。また、この
ポリプロピレンは、成形品の力学的特性を高める目的
で、その一部をカルボン酸や酸無水物、エポキシ基等で
変性したポリプロピレンに置き換えても差し支えない。
さらに、このポリプロピレンは、その流動性をメルトフ
ローレイト(JIS K7199 、試験温度 230℃、荷重2.16kg
f )で10g/分以上とすることがスタンパブルシートの
成形性の点から好ましい。
【0015】〔ガラス繊維とポリプロピレンの配合割
合〕本発明のスタンパブルシートまたはスタンパブルシ
ート成形品において、ガラス繊維とポリプロピレンの配
合割合は、ガラス繊維/ポリプロピレン(重量比)の値
で、20/80〜80/20、好ましくは40/60〜70/30、より
好ましくは50/50〜67/33とすることが好ましい。この
理由は、ガラス繊維/ポリプロピレンの値が重量比で20
/80未満であると、十分な膨張性が得られず、一方、ガ
ラス繊維/ポリプロピレンの値が80/20より大きいと、
ウエブの形成が困難になるとともにシートまたは成形品
の力学的特性が極端に低下するからである。
【0016】〔難燃化剤について〕本発明のスタンパブ
ルシートまたはスタンパブルシート膨張成形品は、必須
成分として、難燃化剤であるリンまたはリン化合物と金
属水和物とを含有する点に特徴がある。より好ましく
は、このリンまたはリン化合物と金属水和物に加えてさ
らに、膨張黒鉛、ハロゲン化合物および酸化アンチモン
のなかから選ばれるいずれか少なくとも一種の難燃化剤
を含有させるとよい。これらの難燃化剤の組合せのなか
でも特に、リンまたはリン化合物と金属水和物、リンま
たはリン化合物と金属水和物と膨張黒鉛、リンまたはリ
ン化合物と金属水和物とハロゲン化合物と酸化アンチモ
ン、リンまたはリン化合物と金属水和物と膨張黒鉛とハ
ロゲン化合物と酸化アンチモンの組合せが好ましい。以
下に、各難燃化剤について説明する。
【0017】リンまたはリン化合物 リンまたはリン化合物は、燃焼時にリン酸→メタリン酸
→ポリメタリン酸のように熱分解してリン酸層を形成
し、またポリメタリン酸による脱水反応で炭素質被膜
(チャー)を形成する結果、これらのリン酸層や炭素質
被膜が遮蔽層を形成し、その遮蔽層による断熱と酸素遮
断により難燃化効果を発揮する。本発明において、この
リンまたはリン化合物の含有量は、ポリプロピレン 100
重量部に対して1〜50重量部とする。この理由は、リン
またはリン化合物の含有量が1重量部よりも少ないと、
十分な難燃化性能が得られないからである。一方、その
含有量が50重量部よりも多いと、もはやそれ以上の難燃
性の向上は期待できず、却って力学的特性の低下を招く
からであり、また、価格面からも不利である。このリン
またはリン化合物は、難燃化剤としては、赤リンやポリ
リン酸アンモニウムなどが優れた効果を発揮する。なか
でも赤リンが好ましい。
【0018】金属水和物 金属水和物は、脱水反応(吸熱反応)により難燃化効果
を発揮する。本発明において、この金属水和物の含有量
は、ポリプロピレン 100重量部に対して1〜200 重量
部、より好ましくは50〜150 重量部とする。この理由
は、金属水和物の含有量が1重量部未満では、難燃性の
向上が少なく、一方、その含有量が 200重量部よりも多
いと、ポリプロピレンに添加することが難しくなるから
である。この金属水和物は、難燃化剤として水酸化マグ
ネシウムや水酸化アルミニウムなどが市販されており、
なかでも水酸化マグネシウムが難燃化性能の点で好まし
い。
【0019】膨張黒鉛 膨張黒鉛は、加熱によって膨張するという特長を利用す
ることで、形成される膨張層による断熱と酸素遮断によ
り難燃化効果を発揮する。本発明において、この膨張黒
鉛の含有量は、ポリプロピレン 100重量部に対して1〜
50重量部とすることが好ましい。この理由は、膨張黒鉛
の含有量が1重量部よりも少ないと、十分な難燃化性能
が得られないからである。一方、その含有量が50重量部
よりも多いと、もはやそれ以上の難燃性の向上は期待で
きず、却って力学的特性の低下を招くからであり、ま
た、価格面からも不利である。
【0020】ハロゲン化合物 ハロゲン化合物は、燃焼により生成した気相中のラジカ
ルをトラップすることにより難燃化効果を発揮し、その
効果は酸化アンチモンの併用により一層大きくなる。ま
た、このハロゲン化合物は、不活性なハロゲンガスの発
生による酸素遮蔽も難燃化効果に有効に働く。本発明に
おいて、このハロゲン化合物の含有量は、ポリプロピレ
ン 100重量部に対して1〜30重量部とすることが好まし
い。この理由は、ハロゲン化合物の含有量が1重量部よ
りも少ないと、十分な難燃化性能が得られないからであ
る。一方、その含有量が30重量部よりも多いと、もはや
それ以上の難燃性の向上は期待できず、却って力学的特
性の低下を招くからであり、また、価格面からも不利で
ある。このハロゲン系化合物は、難燃化剤として様々な
化合物が市販されており、なかでもポリプロピレンの難
燃化にはブロム含有量の多い難燃化剤が好ましい。例え
ば、デカブロモジフェニルエーテル(DBDE)、テトラブ
ロモビスフェノール(TBA )、ヘキサブロモシクロドデ
カン(HBCD)などが、難燃化剤として優れた効果を示
す。これらのなかでもDBDEが好ましい。
【0021】酸化アンチモン 酸化アンチモンは、有利な難燃化性能を得るには、ハロ
ゲン化合物と併用することが好ましい。本発明におい
て、この酸化アンチモンの含有量は、ポリプロピレン 1
00重量部に対して 0.2〜25重量部とすることが好まし
い。この理由は、酸化アンチモンの含有量が 0.2重量部
よりも少ないと、十分な難燃化性能が得られないからで
あり、一方、その含有量が25重量部よりも多いと、もは
やそれ以上の難燃性の向上は期待できず、却って力学的
特性の低下を招くからであり、また、価格面からも不利
である。このような酸化アンチモンとしては、三酸化二
アンチモン、四酸化二アンチモン、五酸化二アンチモン
などが好適である。
【0022】本発明では、このような難燃化剤として、
リンまたはリン化合物と金属水和物とを併用することに
より、大きな難燃効果が得られる。この理由は、リンま
たはリン化合物と金属水和物とを併用すると、リンまた
はリン化合物から生成する炭素質被膜の遮蔽層による断
熱と酸素遮断による難燃化効果、および金属水和物の脱
水反応(吸熱反応)による難燃化効果が相乗的に組み合
わされる結果、スタンパブルシートにおいても大きな難
燃効果が得られるものと考えられる。また、リンまたは
リン化合物と金属水和物に加えてさらに、膨張黒鉛、ハ
ロゲン化合物および酸化アンチモンのなかから選ばれる
いずれか少なくとも一種の難燃化剤を組み合わせて使用
すると、難燃化剤の組み合わせによる相乗効果がさらに
大きくなり、大きな難燃効果が得られる。この理由につ
いては明確ではないが、リンまたはリン化合物と金属水
和物による難燃化効果、および他の難燃化剤の難燃化効
果が相乗的に組み合わされる結果、大きな難燃効果が得
られるものと考えられる。
【0023】このような難燃化剤のスタンパブルシート
またはスタンパブルシート成形品への添加方法は、特に
は制限されない。例えば、ガラス繊維やポリプロピレン
に付着させる方法、混練機等を用いて予めポリプロピレ
ンに混練する方法、後述する分散工程で添加する方法、
ウエブ中に散布する方法などがある。なかでも、難燃化
剤を予めポリプロピレンに混練してポリプロピレンコン
パウンドを製造し、このコンパウンドを分散工程で添加
する方法が、難燃化剤の均一な分散性やウエブ製造時の
歩留の点から最も好ましい。この方法で用いる混練機と
しては、単軸押し出し機、2軸押し出し機、ニーダー等
があり、混練時のシリンダー温度は 180〜230 ℃とする
ことが好ましい。ここで得られるコンパウンドは、スク
リーンメッシュ付き粉砕器で2mm以下に粉砕すること
で、抄紙工程に供することができる。粉砕工程を経ない
場合、1mmφ以下×5mmL以下のペレットにすれば同じ
く抄紙工程に供することができる。この理由は、コンパ
ウンドのサイズが大きいと、沈降等により、抄紙工程で
均一なスタンパブルシートが得られないからである。
【0024】〔抄紙法(ウェブの製造方法)〕界面活性
剤を含有する水溶液を予め泡立て、この泡液中で、ガラ
ス繊維とポリプロピレンおよび/またはポリプロピレン
コンパウンドを分散させ、この分散液を多孔性支持体上
で吸引し、脱泡する。そして、得られた堆積物を乾燥す
ることにより、不繊布状の中間生成物が得られる。これ
をウエブと称する。ウエブの厚さは、通常1〜30mmであ
る。ここで用いられる界面活性剤は、アニオン、ノニオ
ン、カチオン系の何れでもよい。特に、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、やし油脂肪酸ジエタノールア
ミド等は、強化用繊維と熱可塑性樹脂を均一に分散させ
ることに優れている点で好ましい。
【0025】〔スタンパブルシートの製造方法〕上記抄
紙法で作製されたウエブは、ガラス繊維とポリプロピレ
ンおよび/またはポリプロピレンコンパウンドを十分に
含浸させるために加熱、加圧され、さらに加圧下で冷却
固化されると、緻密なシート(スタンパブルシート)に
なる。ここで、ウエブをシート状に成形する方法として
は、通常のバッチ式の間欠プレス法、あるいは、テフロ
ンベルトやスチールベルトを用いた連続プレス法等の公
知のあらゆる手法が適用可能である。
【0026】この方法において、シート状に成形する際
のウエブの加熱温度は、 170〜230℃、より好ましくは
190〜220 ℃が良い。この理由は、230 ℃以上では、ポ
リプロピレンが熱分解による劣化によって着色し、強度
の低下を招くからである。また、シート状に成形する際
の圧力は、ガラス繊維中にポリプロピレンおよび難燃化
剤を十分に含浸させる目的で、1〜50kgf/cm2 とする
ことが好ましい。この理由は、圧力が不十分であると、
ガラス繊維中へのポリプロピレンおよび難燃化剤の含浸
が不十分となり、所望の力学的強度が得られないからで
ある。一方、圧力が過剰であると、ガラス繊維の破損が
生じ、所望の力学的強度、膨張性が得られないからであ
る。
【0027】〔スタンパブルシート成形品の製造方法〕
このようにして製造されたスタンパブルシートは、プレ
ス成形や後述の膨張成形などの圧縮成形により所望の形
状の成形品とすることができる。以下に、プレス成形に
ついて簡単に説明する。
【0028】スタンパブルシートのプレス成形は、スタ
ンパブルシートをポリプロピレンの融点あるいは軟化点
以上で、かつ分解温度以下に加熱した後、成形金型上に
置き、加圧して賦形させることにより行う。このプレス
成形において、シートの加熱温度は、 170〜230 ℃、よ
り好ましくは 190〜220 ℃が良い。この理由は、230 ℃
以上では、ポリプロピレンが熱分解による劣化によって
着色し、強度の低下を招くからである。また、プレス成
形における成形圧力は、成形品形状により異なるが、通
常、10〜500 kg/cm2 とすることが好ましい。この理由
は、過剰の圧力ではガラス繊維の破損を招くおそれがあ
り、一方、過小の圧力ではスタンパブルシートの成形金
型中での流動が不十分になるからである。プレス成形に
おける金型温度は、ハンドリング性、生産性の観点か
ら、室温〜80℃が好ましい。
【0029】次に、膨張成形について説明する。一般
に、スタンパブルシートは、ガラス繊維が単繊維に開繊
した状態で積み重なっている。このため、スタンパブル
シートは、スタンパブルシート中の熱可塑性樹脂を再び
溶融させると、元のウエブの状態に戻ろうとするガラス
繊維の剛性により、ほぼウエブの厚さまで厚みが回復す
る(この膨張した状態のシートを膨張シートと称す
る。)。この現象は、抄紙法によるスタンパブルシート
特有のものであり、スプリングバックと称する。このス
プリングバックを起こす原動力はガラス繊維(強化繊
維)の剛性であるので、スプリングバックの大きさはガ
ラス繊維の量や種類に依存する。
【0030】スタンパブルシートの膨張成形は、抄紙法
によるスタンパブルシート特有の上述した現象を利用す
る方法であって、スタンパブルシートを加熱して得られ
た膨張シートを、金型内に供給し、スペーサーを用い、
空隙率がゼロの時の比重よりも小さくなるように圧縮
し、冷却固化すること(これを膨張成形と称する)によ
り、所望の成形品(スタンパブルシート成形品)が得ら
れる。このときの成形品の比重は、 0.9〜0.05である。
【0031】この膨張成形において、膨張シートを得る
ためのスタンパブルシートの加熱温度は、 170〜230
℃、より好ましくは 190〜220 ℃が良い。この理由は、
230 ℃以上では、ポリプロピレンの熱分解による劣化に
よって着色し、強度の低下を招くからである。また、膨
張シートを膨張成形する際の金型温度は、ハンドリング
性、生産性の点から、通常、室温〜80℃が好ましい。膨
張シートを成形する際の成形圧力は、製品形状により異
なるが、通常、 0.1〜50kgf/cm2 とすることが好まし
い。この理由は、過剰の圧力では、ガラス繊維を破断さ
せるからである。
【0032】
【実施例】以下、具体的な実施例により本発明を説明す
る。 <使用原料> ・ポリプロピレン:住友化学工業(株)製 ポリプロピ
レン(メルトフローレイト65g/10分、JIS K7199 に準
拠、試験温度 230℃、荷重2.16kgf) ・ガラス繊維:日本電気硝子(株)製 Eガラス繊維
(繊維径13μmφ,長さ25mmの繊維:40重量%と、繊維
径17μmφ,長さ25mmの繊維:60重量%の混合品) ・難燃化剤 ・デカブロモジフェニルエーテル(DBDE):東ソー
(株)製 ・三酸化二アンチモン:東ソー(株)製 ・水酸化マグネシウム:協和化学工業(株)製 キスマ
5B ・赤リン:日本化学(株)製 ヒシガードマスター ・膨張黒鉛:東ソー(株)製
【0033】<ポリプロピレンコンパウンドの製造>ポ
リプロピレン、難燃化剤を所定の比率で混合した後、2
軸押し出し機(東芝機械(株)製TEM35B、シリンダー温
度 210℃,スクリュー回転数 50rpm)で混練し、ストラ
ンドを水冷し、約3mmφ×約3mmLのペレットを得た。
次いで、このペレットを冷蔵庫にて冷却した後、2mmφ
の多孔スクリーン付き粉砕器で粉砕して、ポリプロピレ
ンコンパウンドを製造した。
【0034】<抄紙法スタンパブルシート製造>ポリプ
ロピレンコンパウンドとガラス繊維の混合物合計25gを
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.8wt%水溶液
10l中で撹拝して起泡させ、分散液を調製した。次に、
この分散液を、抄紙面積25cm×25cmの抄紙機に流し込
み、吸引して脱泡し、目付400g/m2のウエブを製造した
後、120 ℃で1時間乾燥した。そして、ウエブを 210℃
で加熱した後、25℃の冷却盤間に配置し、5kgf/cm2
の圧力でプレスし、固化した緻密なスタンパブルシート
(コンソリシート)を製造した。
【0035】<膨張成形品の製造>コンソリシートを、
表面温度が 210℃になるまで遠赤外ヒーターで加熱した
後、所定の厚みのスペーサーを備えた25℃の冷却盤間に
配置し、10kgf/cm2 の圧力でプレスし、固化した低密
度の膨張板を製造した。
【0036】<難燃性の評価> 難燃性試験法1:酸素指数 JIS K7201 に基づいて、サンプルの酸素指数を測定し、
その酸素指数の値により難燃性を評価した。この酸素指
数の値が大きくなるほど、燃えにくくなる。
【0037】難燃性試験法2:UL試験 プラスチックの難燃試験である、UL94に準じて行っ
た。具体的には、試験片(長さ12.5cm(5インチ)、幅
1.25cm(1/2インチ)、厚さ0.31cm(1/8インチ)
の短冊状試料)を垂直にセットし、バーナーで燃焼させ
て、その燃焼状態により難燃性を評価した。その評価基
準は、V−0,V−1,V−2,Failの4段階があり、
V−0が最も燃えにくい。
【0038】(実施例1)ポリプロピレン100 重量部に
対して10重量部の赤リン(リン化合物)と50重量部の水
酸化マグネシウムを配合してポリプロピレンコンパウン
ドを得た。次に、このコンパウンドをガラス繊維ととも
に抄紙してシート化し、次いで、膨張成形を行い、膨張
成形品の厚みがシート厚みの5倍であるスタンパブルシ
ート成形品サンプルを作成した。こうして作成した成形
品サンプルから試験片を切出し、難燃性試験を行った。
その評価結果を表1に示す。
【0039】(実施例2〜11、比較例1〜7)ポリプロ
ピレン100 重量部に対する難燃化剤の種類と量を表1に
示すように変化させたこと以外は、実施例1と同様にし
て成形品サンプルを作成し、難燃性を評価した。その結
果を表1に併せて示す。
【0040】なお、表1中の酸素指数増加量と相乗効果
は、以下の定義により計算した。 ・酸素指数増加量(%)=(難燃化処理したサンプルの
酸素指数)−(難燃化処理していないサンプルの酸素指
数) 但し、酸素指数の単位は%であり、ガラス繊維/ポリプ
ロピレンの重量比が同一の場合で計算した。 ・相乗効果=(各種難燃化剤を併用したときの酸素指数
増加量)−(各種難燃化剤を同一添加量かつ単独で使用
した場合の酸素指数増加量の和) 但し、ガラス繊維/ポリプロピレンの重量比が同一の場
合で比較した。
【0041】表1に示す結果から明らかなように、スタ
ンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品の難燃
性を向上させるには、リンまたはリン化合物と金属水和
物、リンまたはリン化合物と金属水和物と膨張黒鉛、リ
ンまたはリン化合物と金属水和物とハロゲン化合物と酸
化アンチモン、リンまたはリン化合物と金属水和物と膨
張黒鉛とハロゲン化合物と酸化アンチモンの組合せが好
ましいことがわかる。また、リンまたはリン化合物と金
属水和物を併用することにより、その酸素指数増加量
は、それぞれ単独で使用した場合の酸素指数増加量の和
よりも向上し、相乗効果を示すことがわかる。さらに、
膨張黒鉛、ハロゲン化合物および酸化アンチモンのなか
から選ばれるいずれか少なくとも一種の難燃化剤を組み
合わせて使用することにより、その酸素指数増加量は、
それらの酸素指数増加量の和よりも大きく向上し、大き
な相乗効果を示した。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、安
価なポリプロピレンを材料とし、優れた難燃性が付与さ
れた抄紙法によるスタンパブルシートおよびスタンパブ
ルシート成形品を確実に提供することができる。従っ
て、本発明にかかるスタンパブルシートおよびスタンパ
ブルシート成形品は、難燃性に優れているので、自動車
内装部材や建材等の用途に用いて有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08K 13/04 7:14 3:02 3:22 3:16 3:32) B29K 105:06 (72)発明者 永島 之夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 内田 祐一 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 久保 秀穂 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維とポリプロピレンからなる主
    原料を抄造して得られるウエブを加熱、加圧してシート
    化して得られるスタンパブルシート中に、 難燃化剤として、ポリプロピレン 100重量部に対して、
    1〜50重量部のリンまたはリン化合物と、1〜200 重量
    部の金属水和物とを含有することを特徴とする難燃性に
    優れるスタンパブルシート。
  2. 【請求項2】 前記リンまたはリン化合物と金属水和物
    に加えてさらに、ポリプロピレン 100重量部に対し、1
    〜50重量部の膨張黒鉛、1〜30重量部のハロゲン化合物
    および 0.2〜25重量部の酸化アンチモンのなかから選ば
    れるいずれか少なくとも一種の難燃化剤を含有すること
    を特徴とする請求項1に記載のスタンパブルシート。
  3. 【請求項3】 ガラス繊維/ポリプロピレン(重量比)
    =20/80〜80/20であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のスタンパブルシート。
  4. 【請求項4】 前記リンまたはリン化合物が赤リンであ
    り、前記金属水和物が水酸化マグネシウムであることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスタン
    パブルシート。
  5. 【請求項5】 前記ハロゲン化合物がデカブロモジフェ
    ニルエーテルであることを特徴とする請求項2〜4のい
    ずれか1項に記載のスタンパブルシート。
  6. 【請求項6】 ガラス繊維とポリプロピレンからなる主
    原料を抄造して得たウエブを加熱、加圧してシート化し
    たスタンパブルシートを、再加熱により膨張させて圧縮
    成形してなるスタンパブルシート成形品において、 このスタンパブルシート成形品中には、難燃化剤とし
    て、ポリプロピレン 100重量部に対して、1〜50重量部
    のリンまたはリン化合物と、1〜200 重量部の金属水和
    物とを含有することを特徴とする難燃性に優れるスタン
    パブルシート成形品。
  7. 【請求項7】 前記リンまたはリン化合物と金属水和物
    に加えてさらに、ポリプロピレン 100重量部に対し、1
    〜50重量部の膨張黒鉛、1〜30重量部のハロゲン化合物
    および 0.2〜25重量部の酸化アンチモンのなかから選ば
    れるいずれか少なくとも一種の難燃化剤を含有すること
    を特徴とする請求項6に記載のスタンパブルシート成形
    品。
  8. 【請求項8】 ガラス繊維/ポリプロヒレン(重量比)
    =20/80〜80/20であることを特徴とする請求項6また
    は7に記載のスタンパブルシート成形品。
  9. 【請求項9】 前記リンまたはリン化合物が赤リンであ
    り、前記金属水和物が水酸化マグネシウムであることを
    特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のスタン
    パブルシート成形品。
  10. 【請求項10】 前記ハロゲン化合物がデカブロモジフェ
    ニルエーテルであることを特徴とする請求項7〜9のい
    ずれか1項に記載のスタンパブルシート成形品。
JP9204930A 1997-07-30 1997-07-30 難燃性に優れるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品 Pending JPH1149869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9204930A JPH1149869A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 難燃性に優れるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9204930A JPH1149869A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 難燃性に優れるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1149869A true JPH1149869A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16498717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9204930A Pending JPH1149869A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 難燃性に優れるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1149869A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088970A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Lion Idemitsu Composites Co Ltd ガラス長繊維含有難燃性樹脂組成物及び成形品
JP2017535649A (ja) * 2014-11-13 2017-11-30 ハンファ アズデル インコーポレイテッド 膨張可能グラファイト材料を含むプリプレグ、コア及び複合物品
JP2019501264A (ja) * 2016-01-05 2019-01-17 ハンファ アズデル インコーポレイテッド 相乗的な配合された難燃性材料を含むプリプレグ、コア及び複合体物品
WO2024085233A1 (ja) * 2022-10-19 2024-04-25 三菱ケミカル株式会社 積層体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088970A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Lion Idemitsu Composites Co Ltd ガラス長繊維含有難燃性樹脂組成物及び成形品
JP2017535649A (ja) * 2014-11-13 2017-11-30 ハンファ アズデル インコーポレイテッド 膨張可能グラファイト材料を含むプリプレグ、コア及び複合物品
JP2021006406A (ja) * 2014-11-13 2021-01-21 ハンファ アズデル インコーポレイテッド 熱可塑性複合シートを提供する方法
JP2019501264A (ja) * 2016-01-05 2019-01-17 ハンファ アズデル インコーポレイテッド 相乗的な配合された難燃性材料を含むプリプレグ、コア及び複合体物品
WO2024085233A1 (ja) * 2022-10-19 2024-04-25 三菱ケミカル株式会社 積層体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103387712B (zh) 一种石墨烯改性的阻燃聚丙烯材料及其制备方法
EP2428532B1 (en) Expanded polystyrene particle having a skin layer with superior formability, method for producing same, and expanded polystyrene molded article using same
KR101825115B1 (ko) 화재방지 및 발포 폴리에스터의 물성변경 방법
KR101063289B1 (ko) 난연성 발포수지 칩 및 그의 제조방법
JPH04277540A (ja) 難燃性樹脂組成物
CN110527206A (zh) 一种氮-磷-硼膨胀型阻燃剂的制备及其应用
CN105348635A (zh) 一种纳米协同膨胀阻燃增韧聚丙烯共混物复合材料及其制备方法
WO2016136896A1 (ja) 耐火性樹脂組成物
JPH1149869A (ja) 難燃性に優れるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品
CN108463495A (zh) 具有至少一种添加剂的功能材料
JPH11105196A (ja) 抄造法スタンパブルシート、その製造方法およびスタンパブルシート成形品
JP2006525406A (ja) 耐火性に優れた発泡プラスチック成形体
JPH0341164A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
KR101866422B1 (ko) 화재에 안전한 발열패널
WO2019107343A1 (ja) 耐火部材
JPH1160837A (ja) 難燃化ポリプロピレンコンパウンドおよびその製造方法、ならびにスタンパブルシートおよびスタンパブルシート成形品
KR100697868B1 (ko) 벌크 몰드 컴파운드 조성물
KR20180109073A (ko) 폼 복합재
KR102057228B1 (ko) 알루미늄 복합 판넬 코어재 제조용 조성물 및 이를 이용한 알루미늄 복합 판넬 코어재 제조용 마스터 배치 칩 및 알루미늄 복합 판넬의 제조방법
JPH10292070A (ja) 難燃性に優れるスタンパブルシートおよびスタンパブルシート膨張成形品
JPH08208303A (ja) 難燃性ボード用組成物
JP2015113350A (ja) 難燃化帯電防止性高分子複合材料および難燃化帯電防止性部材
JP6329774B2 (ja) 難燃性を有する木質調合成樹脂組成物及びその製造方法。
JP3270144B2 (ja) フェノール樹脂成形材料
JP4329814B2 (ja) 難燃性の改良された樹脂組成物、電子部品および難燃性の改良方法