JPH1149096A - エンジンのシリンダヘッドの排気部の構造 - Google Patents
エンジンのシリンダヘッドの排気部の構造Info
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- JPH1149096A JPH1149096A JP9215277A JP21527797A JPH1149096A JP H1149096 A JPH1149096 A JP H1149096A JP 9215277 A JP9215277 A JP 9215277A JP 21527797 A JP21527797 A JP 21527797A JP H1149096 A JPH1149096 A JP H1149096A
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Abstract
取付けを容易に行なうことができ、排気マニホールドの
形状も多種類のものが必要ないようにする。 【解決手段】 エンジンのシリンダヘッド44の排気通
路40の出口部と、この排気通路出口部に接続される排
気マニホールド5の排気通路51の入口部との間に介在
されて両者を連結部材10によって連結するように構成
され、この連結部材10にはシリンダヘッド44の排気
通路出口部と排気マニホールド5の排気通路入口部とを
連通させる貫通穴1が各気筒ごとにそれぞれ形成され、
この貫通穴1は一方の端部22がシリンダヘッド44の
排気通路40の出口部の形状に合致し、他方の端部12
が排気マニホールド5の排気通路入口部の形状に合致す
る形状に形成され、上記連結部材10は板状体で構成さ
れて上記貫通穴が板厚方向に貫通し、かつシリンダヘッ
ド44に対する結合手段と排気マニホールド5に対する
結合手段とを備えている。
Description
ンダヘッドの排気部の構造に関するものである。
ンにおいては、エンジンの排気ガスはシリンダヘッドか
ら排気マニホールドを通して排気管によりウォータロッ
クに送り、ここから排出管を通してポンプ室から船外に
排出するようにしている。そして、シリンダヘッドに接
続される排気マニホールドは、その入口部の形状をシリ
ンダヘッドの排気通路出口部の形状に合致するように形
成し、それらを合わせてボルトにより結合するようにし
ている。
気マニホールドはそれに接続される排気管を船尾方向に
導くために排気ガス流路をL形に屈曲させて形成してお
り、このためこの排気マニホールドをシリンダヘッドに
対してボルトにより固定するための作業がスペース的に
行ないにくいという問題がある。また使用するエンジン
のシリンダヘッドの排気ガス排出部の形状が変化するご
とに、それに合致するように排気マニホールドの排気ガ
ス入口部の形状を変化させる必要があり、多種類の排気
マニホールドが必要となるという問題がある。
用エンジンとして、シリンダヘッドに形成した排気通路
出口部の周囲に冷却水通路を有しない自動車用エンジン
を用いる場合がある。船舶では密閉されたエンジン室内
にエンジンが収容されるために、高温となりがちな排気
マニホールドの周囲を走行風で冷却することが期待でき
ず、ここを冷却水で冷却する必要があるが、上記のよう
に排気通路出口部の周囲に冷却水通路を有しない場合は
排気通路出口部の周囲に、排気マニホールドの冷却水通
路に連通する冷却水通路を新たに形成し、ここから排気
マニホールドの冷却水通路に冷却水を供給しており、面
倒であった。
するためになされたものであり、シリンダヘッドに対し
て排気マニホールドの取付けを容易に行なうことがで
き、排気マニホールドの形状も多種類のものを必要とせ
ず、さらに排気通路出口部の周囲に冷却水通路を有しな
い自動車用エンジンを用いた場合でも、シリンダヘッド
を改造することなく排気マニホールドを充分に冷却する
ことができるエンジンのシリンダヘッドの排気部の構造
を提供するものである。
ンダヘッドに排気マニホールドを連結し、シリンダヘッ
ドに形成された排気通路出口部と排気マニホールドに形
成された排気通路入口部とを互いに接続したエンジンの
シリンダヘッドの排気部の構造において、上記シリンダ
ヘッドと排気マニホールドとの間に連結部材を介在さ
せ、この連結部材に、上記排気通路出口部と上記排気通
路入口部とを連通させる貫通穴を各気筒ごとにそれぞれ
形成し、この貫通穴を、一方の端部が上記排気通路出口
部の形状に合致し、他方の端部が上記排気通路入口部の
形状に合致する形状に形成したものである。
気通路の出口部の形状と排気マニホールドの入口部の形
状とが異なっていても、連結部材の貫通穴の入口側と出
口側との形状をそれぞれに合致するように変えることに
より対応することができ、このため排気マニホールドの
排気口形状とシリンダヘッドの排気口形状とが異なって
いても、簡単な形状の連結部材のみを変えることにより
対応することができ、排気マニホールドはそのままで使
用することができる。また連結部材をシリンダヘッドと
排気マニホールドとの間に介在させることにより、両者
の間隔を適宜広げることができるために、ボルトの締め
付けなどの組立て作業を容易に行なうことができる。
マニホールドを連結し、シリンダヘッドに形成された排
気通路出口部と排気マニホールドに形成された排気通路
入口部とを互いに接続したエンジンのシリンダヘッドの
排気部の構造において、上記シリンダヘッドと排気マニ
ホールドとの間に連結部材を介在させ、この連結部材
に、上記排気マニホールド側に開口する凹部からなる冷
却水通路を形成し、この凹部と排気マニホールドの冷却
水通路とを互いに連通させるとともに凹部に冷却水を供
給する冷却水供給手段を設けたものである。
気マニホールドとの間に介在させた連結部材に、排気マ
ニホールド側に開口する凹部からなる冷却水通路を形成
し、この凹部と排気マニホールドの冷却水通路とを互い
に連通させるとともに凹部に冷却水を供給する冷却水供
給手段を設けたので、上記排気通路出口部の周囲に冷却
水通路を有しない自動車用エンジンを用いた場合でも、
シリンダヘッドを改造することなく排気マニホールドを
充分に冷却することができる。
で構成し、この板状体の外周壁に上記冷却水供給手段を
接続したものである。
構成されているために連結部材の製造が容易である。ま
たこの板状体の外周壁に連結部材に形成した凹部に冷却
水を供給する冷却水供給手段を接続したので、冷却水供
給手段は簡単な構成の連結部材に接続すればよく、作業
が簡単である。
ダヘッドに対して捩じ込まれるボルト用の貫通孔と、こ
のボルトの頭部を収容する大径部とを形成し、上記排気
マニホールドに形成した冷却水通路で上記大径部に収容
したボルトの頭部を覆い、上記排気マニホールドを上記
連結部材に対して固定したものである。
ヘッドに対して捩じ込まれるボルト用の貫通孔と、この
ボルトの頭部を収容する大径部とを形成し、上記排気マ
ニホールドに形成した冷却水通路で上記大径部に収容し
たボルトの頭部を覆い、上記排気マニホールドを上記連
結部材に対して固定したので、連結部材をシリンダヘッ
ドに固定するボルトが排気マニホールドに形成した冷却
水通路を貫通することがなく、したがって排気マニホー
ルドに形成した冷却水通路を大きく確保することができ
る。
尾部の部分切欠き側面図、図2は連結部材の正面図、図
3は図2の底面図、図4は図2の背面図、図5は図2の
A−A線断面図、図6は図2のB−B線断面図、図7は
図1の排気マニホールド部の拡大図である。
はジェット推進機6が設置され、このジェット推進機2
の流路63中にはインペラー61が配置され、そのイン
ペラー軸60がエンジン101によって回転駆動される
ことにより、船底の水導入口62から水を導入してノズ
ル64の部分で加速して船尾後方に水を噴射することに
より推進力を発生させるようにしている。またノズル6
4中の加圧された水を冷却水管30により取り出して、
冷却水取入れ管31から後述の排気マニホールド5に供
給するようにしている。
体で構成され、この連結部材10はエンジンのシリンダ
ヘッド44の排気通路40の出口部と、この排気通路4
0の出口部に接続される排気マニホールド5の排気通路
51の入口部との間に介在されて両者を連結するように
構成されている。この連結部材10にはシリンダヘッド
44の排気通路40の出口部と排気マニホールド5の排
気通路51の入口部とを連通させる貫通穴1,2,3,
4がエンジンの各気筒ごとにそれぞれ板厚方向に貫通し
て形成されている。この貫通穴1,2,3,4は一方の
端部22,23,24,25がシリンダヘッド44の排
気通路40の出口部の形状に合致し、他方の端部12,
13,14,15が排気マニホールド5の排気通路51
の入口部の形状に合致する形状に形成されている。
うに排気通路51の周囲に冷却水通路50が形成されて
なり、この排気通路51の入口側端部は上記シリンダヘ
ッド44の排気通路40の出口部と対向する位置に開口
し、排気通路51の他端部は単一の開口部となって排気
管7の排気通路70に連通するように構成されている。
上記冷却水通路50の後流側端部付近には、冷却水通路
50中の冷却水を取り出してシリンダボディに送るため
の取り出し管33が形成されている。また排気管7は、
上記排気通路51からの排気ガスを排気通路70を通し
て図示しないウォータロックに送るようにしており、こ
の排気通路70の周囲には冷却水通路72が形成され、
その一端部にはシリンダヘッド44からの冷却水を冷却
水通路72に供給するための冷却水取入れ管71が取付
けられている。
側に開口する凹部からなる冷却水通路20が形成され、
この冷却水通路20の一部には連結部材10の側部に開
口する開口部Aが形成されて、この開口部を通して外部
から冷却水通路20に冷却水を供給するための冷却水取
入れ管31,32が冷却水通路20の両端部付近に形成
されている。上記冷却水通路20の排気マニホールド5
側の端部(排気マニホールド5に当接する当接面)にお
ける形状は、排気マニホールド5の冷却水通路50の連
結部材10側の端部の形状と合致するように形成されて
いる。図2における仮想線9は排気マニホールド5内の
冷却水通路50における連結部材10側の開口部形状を
示している。
4に対する結合手段として、図2および図4に示すよう
に貫通孔18が千鳥状に5個形成され、また排気マニホ
ールド5の結合手段としてねじ穴からなるボルト穴(ね
じ穴)19が千鳥状に7個形成されている。そしてまず
連結部材10を図5および図6に示すようにシリンダヘ
ッド44に対してガスケット91を介して当接させ、ボ
ルト68を貫通孔18を通してシリンダヘッド44に形
成したボルト穴に捩じ込むことにより連結部材10をシ
リンダヘッド44に対して固定させる。このボルト68
の外周部には液状ガスケットを塗布しておき、このねじ
部からの水の漏れを防止するようにしておく。ついで排
気マニホールド5を連結部材10に対して当接させ、ボ
ルト69をフランジ59の貫通孔を通して上記ねじ穴1
9に捩じ込むことにより排気マニホールド5を連結部材
10に対して固定させる。
材10を介してシリンダヘッド44に連結されることに
なり、この状態でシリンダヘッド44の排気通路40は
連結部材10の各貫通穴1,2,3,4を介して排気マ
ニホールド5の排気通路51に連通することになる。ま
た図1および図5,6に示すように、ジェット推進機2
から冷却水管30、冷却水取入れ管31を通して連結部
材10の冷却水通路20に送られた冷却水は排気マニホ
ールド5の冷却水通路50に供給され、ここから冷却水
取り出し管33を通して取り出され、図示しないオイル
クーラを冷却した後、冷却水取入れ管71から排気管7
の外周部に形成された冷却水通路内に供給され、排気管
7を冷却した後、一部は排気管7内に供給されて排気ガ
スに混ぜられ、残部は排出管36によって船外に排出さ
れる。
通路40の出口部の形状と排気マニホールド5の入口部
の形状とが異なっていても、連結部材10の貫通穴1,
2,3,4の入口側と出口側との形状をそれぞれに合致
するように変えることにより対応することができ、この
ため排気マニホールド5の排気口形状とシリンダヘッド
44の排気口形状とが異なっていても、簡単な形状の連
結部材10のみを変えることにより対応することがで
き、排気マニホールド5はそのままで使用することがで
きる。また連結部材10をシリンダヘッド44と排気マ
ニホールド7との間に介在させることにより、シリンダ
ヘッド44と排気マニホールド5との間隔を適宜広げる
ことができ、これによってボルト69の締め付けなどの
作業を容易に行なうことができる。
るために、連結部材の製造が容易であるとともに、排気
部の構造を全体的にコンパクトにすることができる。上
記連結部材10には排気マニホールド5側に開口する凹
部からなる冷却水通路20が形成され、この冷却水通路
20の一部には連結部材10の側部に開口する開口部が
形成されてこれに外部からの冷却水の取入れ用の管を連
結しているために、排気マニホールド5に冷却水取入れ
管を取付ける必要はなく、簡単な構成の連結部材10に
取付けるようにすればよいために作業が容易である。
ンダヘッド44から突出して取付けられた連結部材10
に対して行なえばよく、したがって排気マニホールド5
の取付け作業が容易であり、また連結部材10をシリン
ダヘッド44と排気マニホールド5との間に介在させる
ことにより、両者の間隔を適宜広げることができるため
に、ボルトの締め付けなどの組立て作業を容易に行なう
ことができる。
180を形成し、上記排気マニホールド5に形成した冷
却水通路50で上記大径部に収容したボルト68の頭部
680を覆い、上記排気マニホールド5を上記連結部材
10に対して固定したので、連結部材10をシリンダヘ
ッド44に固定するボルトが排気マニホールド5に形成
した冷却水通路50を貫通することがなく、したがって
排気マニホールド5に形成した冷却水通路50を大きく
確保することができる。
排気通路の出口部の形状と排気マニホールドの入口部の
形状とが異なっていても、連結部材の貫通穴の入口側と
出口側との形状をそれぞれに合致するように変えること
により対応することができ、このため排気マニホールド
の排気口形状とシリンダヘッドの排気口形状とが異なっ
ていても、簡単な形状の連結部材のみを変えることによ
り対応することができ、排気マニホールドはそのままで
使用することができる。また連結部材をシリンダヘッド
と排気マニホールドとの間に介在させることにより、両
者の間隔を適宜広げることができるために、ボルトの締
め付けなどの組立て作業を容易に行なうことができる。
気マニホールドとの間に介在させた連結部材に、排気マ
ニホールド側に開口する凹部からなる冷却水通路を形成
し、この凹部と排気マニホールドの冷却水通路とを互い
に連通させるとともに凹部に冷却水を供給する冷却水供
給手段を設けたので、上記排気通路出口部の周囲に冷却
水通路を有しない自動車用エンジンを用いた場合でも、
シリンダヘッドを改造することなく排気マニホールドを
充分に冷却することができる。
構成されているために連結部材の製造が容易である。ま
たこの板状体の外周壁に連結部材に形成した凹部に冷却
水を供給する冷却水供給手段を接続したので、冷却水供
給手段は簡単な構成の連結部材に接続すればよく、作業
が簡単である。
ヘッドに対して捩じ込まれるボルト用の貫通孔と、この
ボルトの頭部を収容する大径部とを形成し、上記排気マ
ニホールドに形成した冷却水通路で上記大径部に収容し
たボルトの頭部を覆い、上記排気マニホールドを上記連
結部材に対して固定したので、連結部材をシリンダヘッ
ドに固定するボルトが排気マニホールドに形成した冷却
水通路を貫通することがなく、したがって排気マニホー
ルドに形成した冷却水通路を大きく確保することができ
る。
面図図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダヘッドに排気マニホールドを連
結し、シリンダヘッドに形成された排気通路出口部と排
気マニホールドに形成された排気通路入口部とを互いに
接続したエンジンのシリンダヘッドの排気部の構造にお
いて、上記シリンダヘッドと排気マニホールドとの間に
連結部材を介在させ、この連結部材に、上記排気通路出
口部と上記排気通路入口部とを連通させる貫通穴を各気
筒ごとにそれぞれ形成し、この貫通穴を、一方の端部が
上記排気通路出口部の形状に合致し、他方の端部が上記
排気通路入口部の形状に合致する形状に形成したことを
特徴とするエンジンのシリンダヘッドの排気部の構造。 - 【請求項2】 シリンダヘッドに排気マニホールドを連
結し、シリンダヘッドに形成された排気通路出口部と排
気マニホールドに形成された排気通路入口部とを互いに
接続したエンジンのシリンダヘッドの排気部の構造にお
いて、上記シリンダヘッドと排気マニホールドとの間に
連結部材を介在させ、この連結部材に、上記排気マニホ
ールド側に開口する凹部からなる冷却水通路を形成し、
この凹部と排気マニホールドの冷却水通路とを互いに連
通させるとともに凹部に冷却水を供給する冷却水供給手
段を設けたことを特徴とするエンジンのシリンダヘッド
の排気部の構造。 - 【請求項3】 上記連結部材を板状体で構成し、この板
状体の外周壁に上記冷却水供給手段を接続したことを特
徴とする請求項1または2記載のエンジンのシリンダヘ
ッドの排気部の構造。 - 【請求項4】 上記連結部材にシリンダヘッドに対して
捩じ込まれるボルト用の貫通孔と、このボルトの頭部を
収容する大径部とを形成し、上記排気マニホールドに形
成した冷却水通路で上記大径部に収容したボルトの頭部
を覆い、上記排気マニホールドを上記連結部材に対して
固定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載のエンジンのシリンダヘッドの排気部の構造。
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JP21527797A JP4038258B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | エンジンのシリンダヘッドの排気部の構造 |
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