JP2014077377A - エンジン - Google Patents

エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP2014077377A
JP2014077377A JP2012224447A JP2012224447A JP2014077377A JP 2014077377 A JP2014077377 A JP 2014077377A JP 2012224447 A JP2012224447 A JP 2012224447A JP 2012224447 A JP2012224447 A JP 2012224447A JP 2014077377 A JP2014077377 A JP 2014077377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
passage
engine
lubricating oil
exhaust manifold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012224447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6066046B2 (ja
Inventor
Yoji Yugawa
洋史 湯川
Yoshinori Sasaki
慶典 佐々木
Katsuyuki Iguchi
克之 井口
Yasuyuki Mimura
保行 三村
Teruaki Omori
照晃 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2012224447A priority Critical patent/JP6066046B2/ja
Publication of JP2014077377A publication Critical patent/JP2014077377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6066046B2 publication Critical patent/JP6066046B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Abstract

【課題】二重壁構造の排気マニホールドを製造する上で、不良品の発生を低減して良品率を確保することにより、二重壁構造の排気マニホールドを備えるエンジンのコストの低減を図る。
【解決手段】エンジン本体からの排気ガスが通過する排気通路71と、該排気通路71の外側に形成されて冷却水が通過する冷却通路72と、を有する二重壁構造の排気マニホールド12を備えるエンジン1であって、前記排気マニホールド12は、前記排気通路71を形成する排気管73aと前記冷却通路72を形成する外壁とを有する本体部12aと、前記外壁の一部である蓋部12b・12cとに分割可能に形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、エンジンの技術、特に排気マニホールドの構造の技術に関する。
従来、エンジンには排気マニホールドが設けられており、エンジン本体から排出される排気ガスが排気マニホールドを介して排出されるように構成されている。
例えば、特許文献1に示す船舶用のエンジンには、水冷式排気マニホールドが設けられている。この水冷式排気マニホールドは、二重壁構造となっており、外側に冷却水が通過する冷却通路、その冷却通路の内側に排気ガスが通過する排気通路が形成されている。
しかしながら、このような二重壁構造の排気マニホールドを一体的な構造として鋳造することは困難であり、通常の鋳物と同程度の良品率を確保することが難しかった。
特開2005−299393号公報
解決しようとする課題は、二重壁構造の排気マニホールドを製造する上で、不良品の発生を低減して良品率を確保することにより、二重壁構造の排気マニホールドを備えるエンジンのコストの低減を図る。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジン本体からの排気ガスが通過する排気通路と、該排気通路の外側に形成されて冷却水が通過する冷却通路と、を有する二重壁構造の排気マニホールドを備えるエンジンであって、前記排気マニホールドは、前記排気通路を形成する排気管と前記冷却通路を形成する外壁とを有する本体部と、前記外壁の一部である蓋部とに分割可能に形成されているものである。
請求項2においては、前記蓋部は、板状に形成されているものである。
請求項3においては、前記排気マニホールドの長手方向の一端部は、前記外壁が湾曲しているものである。
請求項4においては、前記排気通路を形成する排気管は、前記排気ガスの排出側が過給機と接続され、過給機側に向かうにつれて開口面積が狭くなるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、二重壁構造の排気マニホールドを、排気通路を形成する排気管と冷却通路を形成する外壁とを有する本体部と前記外壁の一部である蓋部とにより構成し、冷却通路を形成する外壁の一部を蓋部として別体に構成したことで、一体的な構造とした二重壁構造の排気マニホールドよりも鋳造しやすくなり、良品率を確保することができ、二重壁構造の排気マニホールドを備えるエンジンのコストの低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの全体的な構成を示した斜視図。 同じく正面図。 同じく右側面図。 インタークーラの構成を示す図。(a)インタークーラの正面図。(b)インタークーラの背面図。 本体部と蓋部とが分解された状態の排気マニホールドの底面図。 排気ガスの通過する経路を示す図。(a)平面図。(b)背面図。 冷却水の通過する経路を示す図。(a)平面図。(b)背面図。
次に、発明の実施形態に係るエンジン1について図1から図3を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエンジンの全体的な構成を示した斜視図、図2は同じく正面図、図3は同じく右側面図である。
尚、以下の説明においては、エンジン1の排気マニホールド12が配置されている側を正面側(前面側)とし、その反対側を背面側(後面側)とする。左右方向は、看者がエンジン1の正面側を見た状態での左側をエンジン1の左側面側、右側をエンジン1の右側面側とする。
本実施形態のエンジン1は、船舶に搭載されている六気筒のディーゼルエンジンである。
エンジン1は、エンジン本体と、エンジン本体に装備されている吸気・排気系統、冷却水系統、潤滑油系統を備えるものである。
エンジン本体は、左右方向に長く延びる形状のシリンダブロック2を備えている。シリンダブロック2には、複数(本実施形態において六つ)のシリンダが上下方向に形成されて、各シリンダにピストンが上下に摺動可能に収容されている。このシリンダブロック2の上端部にはシリンダヘッド3が設けられ、シリンダブロック2の下端部にはオイルパン4が設けられている。
また、シリンダブロック2内には、左右方向へと略水平に延びる図示しないクランク軸が備えられている。このクランク軸の左端部には、フライホイールが取り付けられている。そして、このフライホイールは、シリンダブロック2の左側に固設されているフライホイールハウジング7に覆われている。
クランク軸の右端部には、ダンパーが取り付けられている。そして、このダンパーは、シリンダブロック2の右側に固設されたダンパーケース8に覆われている。
前記シリンダブロック2の前部の左側には、吸気系統の一部を構成する吸気マニホールドが形成されている。また、シリンダヘッド3の前方には、排気系統の一部を構成する排気マニホールド12が設けられている。
エンジン1の吸気系統について説明する。
吸気・排気系統のうち吸気系統は、主として、エアクリーナ13、過給機14の一部、インタークーラ21、吸気マニホールド、吸気ポートによって構成されている。
エアクリーナ13は、排気マニホールド12の上方に設けられ、エンジン本体に供給される空気を除塵するためのものである。エアクリーナ13は、過給機14のコンプレッサケース14aに接続されている。
過給機14は、排気マニホールド12の上方に設けられている。過給機14は、図示しないブロアホイールを内蔵するコンプレッサケース14aと、図示しないタービンホイールを内蔵するタービンケース14bを有する。過給機14は、ターボ軸を介して排気ガスによるタービンホイールの回転力をブロアホイールに伝達するように構成されている。これらのうちエアクリーナ13は、過給機14の左部のコンプレッサケース14aと接続され、コンプレッサケース14a内の空気をブロアホイールにより圧縮するように構成されている。過給機14のコンプレッサケース14aの出口は、過給管15を介してインタークーラ21の吸気入口21cに接続されている。
インタークーラ21は、過給機14により圧縮されて高温となった空気を冷却するためのものである。インタークーラ21は、吸気マニホールドが形成されたシリンダブロック2の前面の左側に設けられる。図4に示すように、インタークーラ21には、空気が通過する吸気通路21aと冷却水である海水が通過する冷却通路21b(コア)が形成されている。吸気通路21aには、一つの吸気入口21cと複数の吸気出口21d・21d・21dが形成されている。吸気通路21aの吸気入口21cは、インタークーラ21の上部に設けられ、吸気通路21aの吸気出口21dは、シリンダブロック2に形成された吸気マニホールドに臨む位置に設けられる。また、吸気通路21aの吸気入口21cは、インタークーラ21の左右中心よりも右側に形成されている。吸気通路21aの吸気出口21dは、図1から図3に示すシリンダブロック2に形成された吸気マニホールドに接続されている。吸気マニホールドは、シリンダ(気筒)側に向かうにつれてシリンダの数(六つ)に分岐され、吸気ポートを介してシリンダ(気筒)と連通している。
こうして空気は、エアクリーナ13に吸い込まれて除塵された後、過給機14のコンプレッサケース14a内で圧縮されて高温となり、過給管15を介して、インタークーラ21内の冷却通路(コア)に接触して吸気通路を通過することで冷却され、吸気マニホールドを介して、シリンダヘッド3の各吸気ポートを経て各シリンダ内へと供給されている。
次に、エンジン1の排気系統について説明する。
吸気・排気系統のうち排気系統は、主として、排気ポート、排気マニホールド12、過給機14のタービンケース14b、排出管16によって構成されている。
排気ポートは、シリンダブロック2内の各シリンダから排出される排気ガスを排気マニホールド12へと導くための排気通路である。排気ポートは、シリンダヘッド3に形成され、排気マニホールド12に接続されている。
排気マニホールド12は、複数の排気ポートからの排気ガスを一つの排気通路に集約するためのものである。排気マニホールド12は、シリンダヘッド3の前面側に設けられる。排気マニホールド12は、排気ガスが通過する排気通路と冷却水が通過する冷却通路が形成されている。排気通路は、複数(本実施形態において六つ)の入口が集約され一つの出口となるように形成されている。排気マニホールド12の排気通路の入口は、排気ポートの排出口に対応する位置に形成され、排気マニホールド12の排気通路の出口は、排気マニホールド12の上面の左右中央部に形成されている。排気マニホールド12の排気通路の出口は、過給機14のタービンケース14bに接続されている。
過給機14のタービンケース14bは、排気マニホールド12からの排気ガスによって、タービンホイールを回転させ、ターボ軸を介して、連結されたコンプレッサケース14a内のブロアホイールを回転させるためのものである。過給機14のタービンケース14bの出口は、タービンケース14bの右側に設けられ、タービンケース14bの出口には、排出管16が接続されている。排出管16の出口側には、外部の誘導管を取り付けるためのフランジ部が形成されている。
こうして、排気ガスは、各シリンダからシリンダヘッド3の各排気ポートを経て、排気マニホールド12を通過することで冷却されながら集約され、過給機14のタービンケース14b内のタービンホイールを回転させたのち、排出管16へと流れ、図示しない誘導管から船舶の外部へと放出されている。
次に、冷却水系統について説明する。
冷却水系統は、冷却水との間における熱交換を図ることで、適宜の装置や装置内の流体(気体や液体)の温度上昇を抑制するものである。本実施形態のエンジン1の冷却水系統は、冷却水に清水を用いるものと海水を用いるものとがある。
清水による冷却水系統は、清水クーラ22、水ポンプ23、シリンダブロック2内部のウォータジャケット、シリンダヘッド3内部のウォータジャケット、排気マニホールド12内部の冷却通路、清水タンクを循環するように構成されている。
清水クーラ22は、主として、タンク部、クーラ部、サーモスタットを備え、エンジン本体を冷却する清水を貯溜しながら冷却するためのものである。
清水クーラ22は、排気マニホールド12の右方で、シリンダブロック2にブラケット22aを介して支持されている。清水クーラ22の入口は、清水クーラ22の前面に形成され、清水クーラ22内の上部にあるタンク部、下部にあるクーラ部の共通の入口とされている。清水クーラ22の入口と、タンク部及びクーラ部との間には、サーモスタットが設けられている。このサーモスタットは、入口から流入する清水の温度が、設定値以上であればクーラ部へと導き、設定値未満であればタンク部へと導くものである。
タンク部及びクーラ部は、それぞれ内部の清水を排出する出口が形成されており、清水クーラ22内でひとつの排出通路となった後に、清水クーラ22の下面に形成された出口へと繋がっている。この清水クーラ22の出口は、清水接続管41(図3参照)を介して水ポンプ23の吸込口に接続されている。
水ポンプ23は、清水クーラ22内の清水をエンジン本体内へと圧送するためのものであり、シリンダブロック2の右側面に設けられる。水ポンプ23の吐出口は、図示しない接続管を介してシリンダブロック2の右側面に接続され、シリンダブロック2内のウォータジャケットに連通されている。シリンダブロック2内のウォータジャケットは、さらにシリンダヘッド3の内部にあるウォータジャケットと連通している。シリンダヘッド3のウォータジャケットは、排気マニホールド12の冷却通路の入口と連通されている。
排気マニホールド12の冷却通路72(図5参照)は、排気通路の周りに形成され、冷却水が流入する入口が六つ、流出する出口が一つ形成されている。この六つの入口は、排気マニホールド12の後側面つまりシリンダヘッド3側に所定の間隔をあけて形成されている。排気マニホールド12の冷却通路72の出口は、排気マニホールド12の上面の右側に形成されている。冷却通路72の出口は、清水クーラ22の入口と、接続管43を介して接続されている。清水クーラ22の入口は、清水クーラ22の前面に形成され、清水クーラ22の内部と連通している。
つまり、清水は、清水クーラ22から、清水接続管41を介して水ポンプ23によって汲み出されて、シリンダブロック2内部のウォータジャケット及びシリンダヘッド3内部のウォータジャケットへと圧送されて各ウォータジャケットに接する装置を冷却し、さらに、排気マニホールド12内の冷却通路72に流入して排気マニホールド12の外側を冷却したのち、再び清水クーラ22へと戻る。つまり、清水は、これら装置で構成された冷却系統を循環する。
海水による冷却水系統は、主として、海水ポンプ24、インタークーラ21、潤滑油クーラ25、清水クーラ22によって構成されている。
海水ポンプ24は、エンジン1外部からの海水を取り込むためのものであって、シリンダブロック2の左側に設けられる。海水ポンプ24の汲入口には、流入管44が接続されている。流入管44の流入側には、フランジ部が形成され、エンジン1外部の海水を誘導する誘導管が接続しやすいように形成されている。海水ポンプ24の吐出口は、接続管45を介してインタークーラ21の冷却通路21bの入口と接続されている。
インタークーラ21は、過給機14の圧縮によって高温となった空気を冷却するためのものであって、吸気マニホールドが形成されたシリンダブロック2の前面に設けられる。インタークーラ21は、その長手方向を左右方向とし、連結されている潤滑油クーラ25と略同一直線上に設けられる。インタークーラ21の冷却通路21bは、入口がインタークーラ21の左側に、出口がインタークーラ21の右側に形成されている。冷却通路21bの出口は、接続管46を介して潤滑油クーラ25の冷却通路の入口と接続されている。
潤滑油クーラ25は、潤滑油を冷却するためのものであり、シリンダブロック2の前面に、インタークーラ21と同一直線上に直列に配置されている。潤滑油クーラ25は、潤滑油が流れる潤滑油管とその周りに形成されている冷却通路とを有する。冷却通路の入口は、潤滑油クーラ25の左側に形成され、冷却通路の出口は、潤滑油クーラ25の右側に形成されている。潤滑油クーラ25の出口は、潤滑油クーラ25よりも上方にある清水クーラ22の前面に形成された入口と接続管47を介して接続されている。
清水クーラ22は、前述のクーラ部内の清水を海水によって冷却するためのものである。清水クーラ22のクーラ部には、潤滑油クーラ25からの海水が通る管が配置され、その管に清水が接触することで冷却される。清水クーラ22の出口は、清水クーラ22の前面で入口よりも上方に位置するように形成されている。清水クーラ22の出口は、排出管48と接続されている。この排出管48は、図示しないエンジン1外部の誘導管が接続しやすいように出口側にフランジ部が形成されている。
つまり、冷却用の海水は、エンジン1の外部から流入管44を介して、海水ポンプ24によって汲み上げられ、接続管45を介してインタークーラ21の冷却通路へと流入し冷却通路に接触した空気を冷却し、さらに、接続管46を介して潤滑油クーラ25の冷却通路へと流入し冷却通路と接触した潤滑油を冷却する、そして、接続管47を介して清水クーラ22へと流入し清水クーラ22の清水を冷却したのち、排出管48及び誘導管を介してエンジン1の外部へと排出される。
次に、潤滑油系統について説明する。
潤滑油系統は、潤滑油をエンジン本体内へと供給して適宜の装置を潤滑させるためのものである。潤滑油系統は、主として、オイルパン4、ケーシング31内の潤滑油ポンプ、潤滑油クーラ25内の潤滑油通路、潤滑油フィルタ32、潤滑油バイパスフィルタ33を備えている。
オイルパン4は、潤滑油が貯溜されている潤滑油槽である。オイルパン4は、オイルパン4の右側に接続された接続管51を介して、潤滑油ポンプの吸込口に接続されている。
潤滑油ポンプは、オイルパン4内の潤滑油を汲み上げるためのものであって、シリンダブロック2の前面の右側に、ケーシング31を介して取り付けられる。潤滑油ポンプの吐出口は、ケーシング31の左側に形成され、分岐管34に接続されている。
分岐管34には、潤滑油の流入口が一つ、潤滑油の吐出口が二つ形成されている。吐出口の一方である第一吐出口34aは、潤滑油クーラ25の右下側にある潤滑油通路の入口に接続されている。潤滑油通路の出口は、潤滑油クーラ25の左下側に形成され、集合管35の上部にある入口と接続されている。
集合管35は、潤滑油クーラ25により冷却された潤滑油と、分岐管34からの冷却されていない潤滑油を混合し、適切な温度の潤滑油とするものである。この集合管35の右側部には、入口が形成され、この入口は、分岐管34の吐出口の他方である第二吐出口34bが接続されている。さらに、集合管35の下端にある出口は、適切な温度となった潤滑油の出口であり、潤滑油フィルタ32の上部に接続されている。
潤滑油フィルタ32は、潤滑油の不純物等を除去するためのものであり、シリンダブロック2の前面に設けられる。潤滑油フィルタ32の吐出口は、接続管52の入口側と接続されている。接続管52の吐出側は、二つに分岐されており、一方の吐出口がシリンダブロック2の前面に接続されている。他方の吐出口は、接続管53を介して、潤滑油フィルタ32の右方にある潤滑油バイパスフィルタ33と接続されている。潤滑油バイパスフィルタ33の吐出側は、オイルパン4に接続されている。
つまり、潤滑油ポンプで汲み上げられたオイルパン4内の潤滑油は、分岐管34の下流側で二手に分かれる。そして、一方の潤滑油が、分岐管34の第一吐出口34aを通過して潤滑油クーラ25内を通過することで冷却され、集合管35へと流れ込む。他方の潤滑油が、分岐管34の第二吐出口34bを通過して冷却されることなく集合管35へと流れ込む。冷却された潤滑油と冷却されていない潤滑油が集合管35内で合流され、潤滑油は適度な温度とされている。適度な温度となった潤滑油は、潤滑油フィルタ32で不純物が濾過された後、接続管52で二手に分かれる。そして、一方の潤滑油は、シリンダブロック2内部へと流入してエンジン本体の適宜の装置を潤滑したのち、オイルパン4に戻る。また、他方の潤滑油は、潤滑油バイパスフィルタ33を介してオイルパン4へと戻る。
次に、前述の排気マニホールド12の構成について図5から図7を用いて詳述する。
排気マニホールド12は、エンジン本体からの排気ガスが通過する排気通路71と、当該排気通路71の外側つまり排気管73aと排気管73aの周囲の外壁である第一外壁73bと蓋部12b・12cとの間に形成されて冷却水が通過する冷却通路72と、を有する二重壁構造の排気マニホールドである。また、排気マニホールド12は、排気通路71を形成する排気管73aと冷却通路72を形成する第一外壁73bとを有する本体部12aと、外壁の一部である蓋部12b・12cとに分割可能に形成されている。
本体部12aは、その一側面である下面の側に開口部が形成された、左右方向に長く延びる形状とされている。本体部12aは、主として、排気通路71を形成する排気管73a、及び、排気マニホールド12の外形をつくる外壁の一部である第一外壁73bによって構成されている。
第一外壁73bは、左右方向に長く延びる形状であり、一側面である下面に開口部が形成され、後側面から後方へと所定の間隔をあけて突出する6つの突部73c・・・が形成されている。突部73cの後面は、シリンダヘッド2との取付面とされている。本体部12aは、平面視において、第一外壁73bの右側面から前側面にかけて円弧状に湾曲するように形成されている。第一外壁73bの開口部側である下側の左右中央部には、前側面から後側面へと架け渡された補強部73dが形成されている。つまり、本体部12aの下面の開口部は、補強部73dによって区画され、二つ形成されている。この二つの開口部の周囲には、蓋部12b・12cを固定するためのボルト穴73e・・・が形成されている。
排気通路71は、複数の排気ポートからの排気を一つに集約し過給機14(図1参照)へと導くための通路であって、排気管73aにより形成されている。排気通路71の排気入口71aは、突部73cの後側面を開口することで形成されている。排気通路71の排気出口71bは、第一外壁73bの上面の突部に、上下方向が開口方向となるように形成されている。排気出口71bの中央には、前後方向に架け渡された仕切りが設けられている。排気管73aは、複数の排気入口71a・・・を集約して一つの排気出口71bとするものであり、排気出口71bに近付くに従って通路断面積つまり開口面積が狭くなるように形成されている。そして、左右最も外側の排気入口71a・71aと排気出口71bを繋ぐ管に、左右中途部の排気入口71a・71a・71a・71aから前方へと向かうにつれてやや左右中央側へと湾曲する管が連通され、排気管73aは形成されている。
冷却通路72は、排気通路71を形成する排気管73aと外壁である第一外壁73bと蓋部12b・12cとの空間である。冷却通路72の冷却水入口72aは、エンジン本体からの冷却水(清水)が流入する入口であって、排気入口71aよりも上方の突部73cの後面を開口することで形成されている。冷却水出口72bは、第一外壁73bの上面の右側に形成されている。この冷却水出口72bは、前述の接続管43を介して清水クーラ22へと接続されている(図1参照)。
蓋部12b・12cは、排気マニホールド12の外壁の一部であり、本体部12aの開口部(第一外壁73bの開口部)を閉塞可能とするものである。蓋部12b・12cは、板状の部材であり、左右の開口部の形状よりも若干大きくなるように形成されている。蓋部12b・12cは、本体部12a(第一外壁73b)に形成されたボルト穴73e・・・に対応する位置にボルト孔74・・・が形成されている。蓋部12b・12cで、本体部12aの開口を閉塞する際には、図示しないシール部材を介して、蓋部12b・12cのボルト孔74・・・を本体部12aのボルト穴73e・・・に合わせて、ボルト75・・・を螺挿することで、蓋部12b・12cは、本体部12aへと固定されている。
蓋部12b・12cが本体部12aの開口部を閉塞することで、排気マニホールド12の外壁が形成されている。さらに、冷却通路72は、この開口部が閉塞された状態において、外壁(第一外壁73bと蓋部12b・12c)と排気通路71(排気管73a)とで形成された空間とされている。つまり、突部73cにある冷却水入口72aと、冷却水出口72bとは、この空間と連通している。
なお、本実施形態において、蓋部12b・12cは、二つ形成されているが、限定するものではなく、蓋部12b・12cを連結した一枚の蓋部として構成してもよい。また、三枚(三つ)以上で構成してもよい。
本実施形態のエンジン1は、エンジン本体からの排気ガスが通過する排気通路と、該排気通路の外側に形成されて冷却水が通過する冷却通路と、を有する二重壁構造の排気マニホールドを備えるエンジンであって、前記排気マニホールドは、前記排気通路を形成する排気管と前記冷却通路を形成する外壁とを有する本体部と、前記外壁の一部である蓋部とに分割可能に形成されているものである。
このように構成することで、二重壁構造の排気マニホールドを、排気通路を形成する排気管と冷却通路を形成する外壁とを有する本体部と前記外壁の一部である蓋部とにより構成し、冷却通路を形成する外壁の一部を蓋部として別体に構成したことで、一体的な構造とした二重壁構造の排気マニホールドよりも鋳造しやすくなり、良品率を確保することができ、二重壁構造の排気マニホールドを備えるエンジンのコストの低減を図ることができる。
前記蓋部12b・12cは、板状に形成されているものであり、蓋部12b・12cを板状とすることで、排気マニホールド12が組み立てやすくなる。
前記排気マニホールド12の長手方向の一端部は、前記外壁(第一外壁73b)が湾曲しているものであり、排気マニホールド12の少なくとも一端部が湾曲していることで、冷却通路72の空間を小さくすることができる。さらに、必要とする冷却水の量を抑えることができる。
前記排気通路を形成する排気管は、前記排気ガスの排出側が過給機と接続され、過給機側に向かうにつれて開口面積が狭くなるものであり、過給機側に向かうにつれて開口面積が狭くなるので、排気管内での排気圧の減損を少なくしつつ過給機へと流入させる構造をしているため、燃費が向上する。
1 エンジン
2 シリンダブロック
12 排気マニホールド
12a 本体部
12b 蓋部
12c 蓋部
14 過給機
71 排気通路
72 冷却通路
73a 排気管
73b 第一外壁(外壁の一部)

Claims (4)

  1. エンジン本体からの排気ガスが通過する排気通路と、該排気通路の外側に形成されて冷却水が通過する冷却通路と、を有する二重壁構造の排気マニホールドを備えるエンジンであって、
    前記排気マニホールドは、
    前記排気通路を形成する排気管と前記冷却通路を形成する外壁とを有する本体部と、前記外壁の一部である蓋部とに分割可能に形成されていることを特徴とするエンジン。
  2. 前記蓋部は、板状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記排気マニホールドの長手方向の一端部は、
    前記外壁が湾曲していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記排気通路を形成する排気管は、前記排気ガスの排出側が過給機と接続され、
    過給機側に向かうにつれて開口面積が狭くなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエンジン。
JP2012224447A 2012-10-09 2012-10-09 エンジン Active JP6066046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012224447A JP6066046B2 (ja) 2012-10-09 2012-10-09 エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012224447A JP6066046B2 (ja) 2012-10-09 2012-10-09 エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014077377A true JP2014077377A (ja) 2014-05-01
JP6066046B2 JP6066046B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=50782881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012224447A Active JP6066046B2 (ja) 2012-10-09 2012-10-09 エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6066046B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106523110A (zh) * 2016-01-06 2017-03-22 普创新能源动力科技有限公司 非车用天然气发动机水冷排气管

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1149096A (ja) * 1997-08-08 1999-02-23 Yamaha Motor Co Ltd エンジンのシリンダヘッドの排気部の構造
JP2005147011A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Nissan Diesel Motor Co Ltd ターボ過給エンジンの排気還流装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1149096A (ja) * 1997-08-08 1999-02-23 Yamaha Motor Co Ltd エンジンのシリンダヘッドの排気部の構造
JP2005147011A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Nissan Diesel Motor Co Ltd ターボ過給エンジンの排気還流装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106523110A (zh) * 2016-01-06 2017-03-22 普创新能源动力科技有限公司 非车用天然气发动机水冷排气管

Also Published As

Publication number Publication date
JP6066046B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6168042B2 (ja) エンジンの排気ガス還流装置
JP4580366B2 (ja) 内燃機関のインタークーラー
JP4830000B2 (ja) 内燃機関の流体通路構造
JP2006307759A (ja) Egrクーラ装置
EP2798171A1 (en) Reciprocating engine
JP6042688B2 (ja) エンジン
JP5667821B2 (ja) V形エンジン
JP6066046B2 (ja) エンジン
WO2014050723A1 (ja) エンジン
JP6136915B2 (ja) 多気筒エンジンの吸気冷却装置
JP5937863B2 (ja) エンジン
US9964025B2 (en) Engine and motorcycle
JP2015086787A (ja) 内燃機関
SE533056C2 (sv) Laddluftkylare för kylning av luft som leds till en överladdad förbränningsmotor
JP6007043B2 (ja) エンジン
JP5942453B2 (ja) 車両用エンジンの吸気装置
JP2011236849A (ja) 内燃機関排気冷却システム及び排気冷却用アダプタ
JP4274746B2 (ja) 複数のエアクーラを備えた内燃機関
JP2014066211A (ja) エンジン
KR101795352B1 (ko) 급기 냉각기용 단부 커버
JP7356083B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP6707997B2 (ja) エンジン装置
JPH02286816A (ja) エンジンの主軸受フレーム構造
JP6834700B2 (ja) エンジン及び車両
JP6828560B2 (ja) エンジン及び車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6066046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350