JP5667821B2 - V形エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、給気を加圧して供給する過給機と、過給機から過給される給気を冷却水によって冷却するインタークーラとを備えるV形エンジンに関する。
従来、左右一対のシリンダ列を備えるV形エンジンは公知となっている。エンジン(内燃機関)においては、軽量化やコンパクト化を満たしつつ高出力化を図るため、給気を加圧して供給する過給機を備えるものがあり、また、このような過給機を備えるエンジンにおいては、過給機から過給される給気を、冷却水で冷却するためのインタークーラ(給気冷却器)を備えるものがある。
このように、エンジンに過給機、及びインタークーラを備えた場合、エンジンの給気系と、過給機やインタークーラ等とを接続する配管類が必要となる。また、エンジンには、過給機やインタークーラの他にも、エンジン内に供給する冷却水(清水等)を冷却する冷却水クーラや、給気マニホールド等、様々な機器類が備えられる。
このようなエンジンに備えられる各種機器類は、一般的にエンジンのシリンダブロックやシリンダヘッドの外部に取り付けられるものであり、吸・排気の流れや重量のバランス、また、エンジンの外形寸法などを考慮してそれぞれ配設される。特に、機関室が狭く、エンジンの設置スペースに対する制約が大きい、船舶などに搭載されるエンジンに対しては、外形寸法についての制約が大きく、コンパクト化やローライン化(全高を低くすること)の要請が強いため、こうした要請に応えるべく様々な技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−299393号公報
ところで、従来のV形エンジンは、冷却水クーラから冷却された冷却水をインタークーラへ送るための第一の冷却水通路、または、インタークーラで使用された冷却水を冷却水クーラへ送るための第二の冷却水通路として、エンジンの周囲に配管を設けていた。しかし、エンジンの周囲に配管を設けることで、エンジンの体積が大きくなってしまう。また、冷却水クーラとインタークーラとの間の距離が長くなることで、部品加工時間及びコストが上昇する。
そこで、本発明は、過給機やインタークーラ等、従来から備えられる機器類を備える多気筒エンジンにおいて、エンジンの体積を小さく構成し、部品のコストを押えることができるV形エンジンを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、左右一対のシリンダ列を備えるV形エンジンにおいて、左右のシリンダヘッドの列の上部にそれぞれ設けられ、給気通路を有する二本の給気マニホールドと、前記二本の給気マニホールドに給気を加圧して供給する左右二台の過給機と、前記二台の過給機から過給される給気を冷却水によって冷却するインタークーラと、前記インタークーラを通過した冷却水を冷却する冷却水クーラとを具備し、前記冷却水クーラは、該二本の給気マニホールドの前端側に配置し、前記インタークーラは、該二本の給気マニホールドの後端側に配置し、前記冷却水クーラとインタークーラとの間を連結する、第一の冷却水通路と第二の冷却水通路とを備え、該第一の冷却水通路内は、前記冷却水クーラからインタークーラへの冷却水が通過し、該第二の冷却水通路内は、前記インタークーラから冷却水クーラへの冷却水が通過すべく構成し、前記第一の冷却水通路及び第二の冷却水通路は、前記二本の給気マニホールドの上部であって、前記給気通路に隣接して一体的に構成されたものである。
請求項2においては、請求項1記載のV形エンジンにおいて、前記左右の二本の給気マニホールドを、同一形状に構成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、冷却水通路を給気マニホールドと別体で設けていたときと比較して、スペースを省くことができる。
また、給気マニホールドをエンジンに取り付けることで、冷却水通路をエンジンに取り付けることができ、組立工程を一つ省略することができる。
また、冷却水通路を給気マニホールドと別体で設けていたときと比較して、スペースを省くことができる。また、給気通路内の給気を冷却することができる。
請求項2においては、同一形状の給気マニホールドを使用することにより、部品の種類数を減らすことができ、コストを削減することができる。
本発明の一実施形態に係るV形エンジンの全体的な構成を示した前方斜視図。 V形エンジンの全体的な構成を示した後方斜視図。 V形エンジンの平面図。 V形エンジンのA−A´線断面図。 V形エンジンのB−C部分拡大図。 給気マニホールドの斜視図。 V形エンジンの正面図。 V形エンジンの背面図。 V形エンジンの右側面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず本発明の一実施形態にかかるV形エンジン1について図1、図2及び図3を用いて説明する。本発明の一実施形態にかかるV形エンジン1は、左右一対のシリンダ列を備えるV形エンジンである。ここで、図1の矢印に示すように、クランク軸心方向を前後方向として、左右方向、及び上下方向を定義する。V形エンジン1は、図1及び図2に示すように、左右のシリンダヘッド2A・2Bの上部にそれぞれ設けられ、給気通路41A・41B(図4参照)を有する給気マニホールド12A・12Bと、給気マニホールド12A・12Bに給気を加圧して供給する過給機13・13と、過給機13・13から過給される給気を冷却水によって冷却するインタークーラ14と、インタークーラ14を通過した冷却水を冷却する冷却水クーラ15と、冷却水クーラ15とインタークーラ14との間を連結する第一の冷却水通路17と第二の冷却水通路18(図4参照)と、を備える。
V形エンジン1は、前後方向に長く延びるシリンダブロック3を備えている。シリンダブロック3の内部には左右一対の気筒(シリンダ)列を配設している。シリンダブロック3の上端部にはシリンダヘッド2A・2Bが設けられている。シリンダヘッド2A・2Bはシリンダブロック3に沿って設けられており、前後方向に長く形成されている。
シリンダヘッド2A・2Bには、図示せぬ給気ポート及び排気ポートが形成されている。各給気ポートは、一端が図示せぬ各気筒内の燃焼室に連なるとともに、他端が給気マニホールド12A・12Bの各枝管部42・42・・(図5参照)に接続されている。シリンダヘッド2A・2B側の各排気ポートは、一端がシリンダヘッド2A・2B側の図示せぬ各気筒内の燃焼室に連なるとともに、他端が排気マニホールド19A・19Bの枝管部に接続されている。
また、シリンダブロック3内には、図7及び図8に示すように、略水平に前後方向に延びるようにクランク軸4が備えられており、クランク軸4の後端部には、フライホイール5が取り付けられている。フライホイール5は、シリンダブロック3の後ろ側に固設されるフライホイールハウジング6に覆われている。フライホイールハウジング6の後端面は、V形エンジン1の出力側端面である。
左右のシリンダヘッド2A・2Bの上方には、図1、図2、及び図6に示すように、それぞれ給気マニホールド12A・12Bが設けられている。また、左右のシリンダヘッド2A・2Bの下方には排気マニホールド19A・19Bが設けられている。給気マニホールド12A・12Bの後部上面には、それぞれインタークーラ14と連結するための二つの給気入口24A・24Bが設けられている。排気マニホールド19A・19Bの後端にはそれぞれ過給機13・13と連結するための排気出口25・25が設けられている。
給気マニホールド12A・12Bの後端側であってフライホイールハウジング6と同じ面にはインタークーラ14が配置されている。インタークーラ14は、いわゆる水冷式のクーラであり、冷却水クーラ15から冷却水が供給される。インタークーラ14内部では、過給機13・13での圧縮によって温度が上昇した給気と冷却水との間で熱交換を行っている。インタークーラ14は、図1及び図8に示すように、給気マニホールド12A・12Bとインタークーラ14とを連結する給気送り管26A・26Bの一端を連結するための給気出口31・31と、給気通路管27・27に連結する左右二つの給気入口32・32と、第二配管52の一端を連結する第一冷却水孔36と、第三配管53の一端を連結する第二冷却水孔37と、を有する。
給気出口31・31は、インタークーラ14の前面に二つ設けられている。給気入口32・32は、インタークーラ14の下部に二つ設けられており、その開口面がそれぞれ左右方向を向くように設けられている。給気出口31には給気送り管26Aの一端が連結されており、他端は給気マニホールド12Aの給気入口24Aに連結されている。また、もう一つの給気出口31には給気送り管26Bの一端が連結されており、他端は給気マニホールド12Bの給気入口24Bに連結されている。
給気送り管26A・26Bは、図1及び図3に示すように、屈曲した管であり、V形エンジン1の上方に設けられている。給気送り管26A・26Bは、一端が給気出口31・31に連結しており、他端が給気マニホールド12A・12Bの給気入口24A・24Bに連結されている。また、給気通路管27・27は、図2及び図8に示すように、屈曲した管であり、V形エンジン1の後方に設けられている。給気通路管27・27は、一端が過給機の給気出口61・61に連結しており、他端がインタークーラ14の給気入口32・32と連結している。
第一冷却水孔36は、インタークーラ14の上部右側面に設けられており、第二冷却水孔37は、インタークーラ14の上部左側面に設けられている。また、第一冷却水孔36と第二冷却水孔37とを繋ぐ図示せぬ冷却水通路が、インタークーラ14の内部に設けられている。
過給機13・13での圧縮によって温度が上昇した給気は、給気通路管27・27を通りインタークーラ14の内部に送られる。インタークーラ14の内部において、第二配管52からインタークーラ14内部へ送られた冷却水によって給気が冷却される。
また、図2及び図3に示すように、排気マニホールド19A・19Bの後端側には過給機13・13が、その回転軸が排気マニホールド19A・19Bの長手方向と平行となるように配置されている。また、過給機13・13とインタークーラ14とは、給気通路管27・27により接続されている。給気通路管27・27は、シリンダヘッド2A・2Bの後方を迂回するように配置し上方への突出を押えている。また、シリンダヘッド2A・2B後側の空いた空間を利用して配管し、後方への突出を押えている。
また、シリンダヘッド2A・2Bの前側には、V形エンジン1に供給する清水の冷却水を冷却する冷却水クーラ15が設けられており、その長手方向をV形エンジン1の左右方向として配置されている。また、シリンダヘッド2A・2Bの前側には、冷却水クーラ15と隣接してオイルクーラ16が配置されている。
次に、給気マニホールド12A・12Bについて、図3から図6を用いて説明する。給気マニホールド12A・12Bは、図6に示すように、前後方向に長い直方体状の部分と、前記直方体状の下面から下方へ突出した複数の枝管部42・42・・とから形成されており、鋳物にて形成されている。給気マニホールド12Aと給気マニホールド12Bとは同一形状であり、これにより、同一形状の給気マニホールドを使用することにより、部品の種類数を減らすことができ、コストを削減することができる。また、図3に示すように、右側の給気マニホールド12Aは左側の給気マニホールド12Bよりも前方に偏位して配置されている。
給気マニホールド12A・12Bの後部上面には、それぞれインタークーラ14と連結するための二つの給気入口24A・24Bが設けられている。給気入口24Aは、給気入口24Bと比較して、給気マニホールド12A・12Bの前後方向の中心側に配置されている。給気入口24Aが給気マニホールド12A・12Bの前後方向の中心側にずれる長さは、右側の給気マニホールド12Aが左側の給気マニホールド12Bよりも前方にずれる長さと略等しい。このように構成することにより、右側の給気マニホールド12Aは左側の給気マニホールド12Bよりも前方に配置されているが、給気入口24Aと給気出口31との間の距離並びに給気入口24Bと給気出口31との間の距離は等しくなるため、給気送り管26A・26Bを同一形状にすることができる。
また、給気マニホールド12Aの給気入口24Bは蓋部材により閉じられている。また、給気マニホールド12Bの給気入口24Aは蓋部材により閉じられている。このように構成することにより、給気マニホールド12Aと給気マニホールド12Bとを同一形状にした場合であっても、給気送り管26A・26Bと接続されていない方の給気入口24A若しくは給気入口24Bから給気が出て行くのを防止することができる。
給気マニホールド12A・12Bは、図4及び図5に示すように、給気通路41A・41Bを有する。給気通路41A・41Bは、給気マニホールド12A・12Bの内部であって、V形エンジン1の内側上部に前後方向に設けられている。また、給気通路41A・41Bは、各気筒の給気ポートに連結するための複数の枝管部42・42・・に連結している。
給気マニホールド12Aは、図4及び図5に示すように、第一の冷却水通路17を有する。第一の冷却水通路17は、給気通路41Aの外側に、給気通路41Aと平行になるように配置されている。第一の冷却水通路17は図4及び図5に示すように、断面略四角形状に形成されている。第一の冷却水通路17の前端は、図2及び図9に示すように、冷却水クーラ15と第一配管51を介して連結されている。また第一の冷却水通路17の後端は、図1及び図2に示すように、インタークーラ14と第二配管52を介して連結されている。
第一配管51は、V形エンジン1の上方右前部に設けられており、一端は冷却水クーラ15の上面に設けた孔に連結されており、他端は第一の冷却水通路17の前端部右面に設けられた孔に連結されている。第二配管52は、V形エンジン1の上方右後部に設けられており、一端は第一の冷却水通路17の後端に設けられた孔に連結されており、他端はインタークーラ14の右側面に設けられた第一冷却水孔36に連結されている。
給気マニホールド12Bは、第二の冷却水通路18を有する。第二の冷却水通路18は、給気通路41Bの外側に、給気通路41Bと平行になるように配置されている。第二の冷却水通路18は、図4及び図5に示すように、断面略四角形状に形成されている。第二の冷却水通路18の後端は、図1及び図2に示すように、インタークーラ14と第三配管53を介して連結されている。また第二の冷却水通路18の前端は、図1及び図2に示すように、オイルクーラ16内の冷却水通路に第四配管54を介して連結されている。
第三配管53は、V形エンジン1の上方左後部に設けられており、一端はインタークーラ14の右側面に設けられた第二冷却水孔37に連結されており、他端は第二の冷却水通路18の後端に設けられた孔に連結されている。第四配管54は、V形エンジン1の上方右前部に設けられており、一端は第二の冷却水通路18の前端に設けられた孔に連結されており、他端はオイルクーラ16の上面に設けられた孔に連結されている。
次に、過給機13・13について説明する。本実施形態に係るV形エンジン1は、V形エンジン1内に供給される給気を加圧するための一対の過給機13・13を有する、いわゆるツインターボを採用している。二つの過給機13・13は、給気通路管27・27に連結するための給気出口61と、排出管62と、を備える。各過給機13・13により加圧される給気は、給気通路管27・27を通ってインタークーラ14へと送られる。
各過給機13・13は、図1及び図2に示すように、それぞれタービン63とコンプレッサー64とを有しており、タービン63及びコンプレッサー64は同一の回転軸を有し、排気マニホールド19A・19Bの長手方向と平行に連設されている。各タービン63は、入口端を各排気マニホールド19A・19Bの後端に開口した排気出口25・25に連通させている。排気マニホールド19A・19Bから導入される燃焼後の排気ガスは、タービン63を回転させる。余剰排気は、排出管62を介して排出される。排出管62は、タービン63の後方に設けられており、その開口部が上方を向くように屈曲されて、図示しない排気浄化装置や消音器に接続されている。
また、コンプレッサー64は、過給機13の前端に設けられる外気導入口67、図示しないエアクリーナを介して外部から清浄化した空気を導入する。また、コンプレッサー64は、タービン63の回転によりコンプレッサー64を回転駆動して外気導入口67から吸入した空気を圧縮し、給気出口61から給気通路管27・27を介してインタークーラ14へと送り込む。圧縮により温度の上昇した給気は、インタークーラ14において冷却された後、給気マニホールド12A・12Bを介してシリンダヘッド2A・2Bの各気筒へと圧縮空気として送り込まれる。
このような構成のV形エンジン1において、V形エンジン1に具備される各種機器を冷却するための冷却水は、次のような経路を流れ各種機器を冷却する。すなわち、冷却水クーラ15内で外部の海水等により冷却された冷却水は、第一配管51へ流入する。第一配管51へ流入した冷却水は、第一の冷却水通路17へ流入し、隣接する給気通路41A内の給気を冷却する。冷却水は、第一の冷却水通路17の後端から第二配管52へと流入する。第二配管52へ流入した冷却水は、インタークーラ14へと流入し、過給機13・13から圧送された温度の上昇した空気を冷却する。冷却水は、インタークーラ14から第三配管53へと流入する。第三配管53へ流入した冷却水は、第二の冷却水通路18へ流入し、隣接する給気通路41B内の給気を冷却する。冷却水は、第二の冷却水通路18の前端から第四配管54へと流入する。第四配管54へ流入した冷却水は、オイルクーラ16内の冷却水通路に流入し、潤滑油を冷却して、再び冷却水クーラ15へと流入する。
このように構成することにより、圧縮により温度の上昇した給気は、まずインタークーラ14内において、冷却水により冷却される。また、給気マニホールド12A・12B内に流入した給気は、給気マニホールド12A・12Bにおいても第一の冷却水通路17及び第二の冷却水通路18を流れる冷却水により冷却される。
以上のように、V形エンジン1は、左右一対のシリンダ列を備えるV形エンジン1において、左右のシリンダヘッド2A・2Bの上部にそれぞれ設けられ、給気通路41A・41Bを有する給気マニホールド12A・12Bと、給気マニホールド12A・12Bに給気を加圧して供給する過給機13・13と、過給機13・13から過給される給気を冷却水によって冷却するインタークーラ14と、インタークーラ14を通過した冷却水を冷却する冷却水クーラ15と、冷却水クーラ15とインタークーラ14との間を連結する第一の冷却水通路17と第二の冷却水通路18と、を備え、第一の冷却水通路17及び第二の冷却水通路18は、左右の給気マニホールド12A・12Bにそれぞれ一体的に設けたものである。このように構成することにより、第一の冷却水通路17及び第二の冷却水通路18を給気マニホールド12A・12Bと別体で設けていたときと比較して、スペースを省くことができる。また、給気マニホールド12A・12BをV形エンジン1に取り付けることで、第一の冷却水通路17及び第二の冷却水通路18をV形エンジン1に取り付けることができ、組立工程を一つ省略することができる。
また、第一の冷却水通路17及び第二の冷却水通路18は、給気マニホールド12A・12Bの上部であって、給気通路41A・41Bに隣接するように配置されたものである。このように構成することにより、第一の冷却水通路17及び第二の冷却水通路18を給気マニホールド12A・12Bと別体で設けていたときと比較して、スペースを省くことができる。また、給気通路41A・41B内の給気を冷却することができる。
また、二つの給気マニホールド12A・12Bは、同一形状であるものである。このように構成することにより、同一形状の給気マニホールドを使用することにより、部品の種類数を減らすことができ、コストを削減することができる。
1 V形エンジン
2A・2B シリンダヘッド
12A・12B 給気マニホールド
13 過給機
14 インタークーラ
15 冷却水クーラ
16 オイルクーラ
17 第一の冷却水通路
18 第二の冷却水通路
41A・41B 給気通路

Claims (2)

  1. 左右一対のシリンダ列を備えるV形エンジンにおいて、
    左右のシリンダヘッドの列の上部にそれぞれ設けられ、給気通路を有する二本の給気マニホールドと、
    前記二本の給気マニホールドに給気を加圧して供給する左右二台の過給機と、
    前記二台の過給機から過給される給気を冷却水によって冷却するインタークーラと、
    前記インタークーラを通過した冷却水を冷却する冷却水クーラとを具備し、
    前記冷却水クーラは、該二本の給気マニホールドの前端側に配置し、
    前記インタークーラは、該二本の給気マニホールドの後端側に配置し、
    前記冷却水クーラとインタークーラとの間を連結する、第一の冷却水通路と第二の冷却水通路とを備え、
    該第一の冷却水通路内は、前記冷却水クーラからインタークーラへの冷却水が通過し、該第二の冷却水通路内は、前記インタークーラから冷却水クーラへの冷却水が通過すべく構成し、
    前記第一の冷却水通路及び第二の冷却水通路は、前記二本の給気マニホールドの上部であって、前記給気通路に隣接して一体的に構成された
    ことを特徴とするV形エンジン。
  2. 請求項1記載のV形エンジンにおいて、前記左右の二本の給気マニホールドを、同一形状に構成したことを特徴とするV形エンジン。
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