JPH1149047A - 内駆動型ゴムクロ−ラの構造 - Google Patents

内駆動型ゴムクロ−ラの構造

Info

Publication number
JPH1149047A
JPH1149047A JP22304697A JP22304697A JPH1149047A JP H1149047 A JPH1149047 A JP H1149047A JP 22304697 A JP22304697 A JP 22304697A JP 22304697 A JP22304697 A JP 22304697A JP H1149047 A JPH1149047 A JP H1149047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
rubber crawler
friction member
low friction
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22304697A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Iwasa
光浩 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP22304697A priority Critical patent/JPH1149047A/ja
Publication of JPH1149047A publication Critical patent/JPH1149047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はゴムクロ−ラの構造に関するものであ
り、特に言えば、ゴムクロ−ラの内周面より突出する駆
動用突起の改良に係るものである。 【解決手段】ゴムクロ−ラの内周側に長手方向に一定ピ
ッチをもつ駆動用突起を備えた内駆動型ゴムクロ−ラで
あって、前記突起の長手方向前後の根元に低摩擦部材を
埋め込んだことを特徴とする内駆動型ゴムクロ−ラの構
造。1‥ゴムクロ−ラを構成するゴム弾性体、10 ‥突
起を形成するゴム、2‥突起、3‥スチ−ルコ−ド、4
‥ゴムラグ、10‥スプロケットピン、20‥低摩擦部
材、21、22‥低摩擦部材の先端部、23‥連結部。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴムクロ−ラの構造
に関するものであり、特に言えば、ゴムクロ−ラの内周
面より突出する駆動用突起の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】ゴムクロ−ラの駆動方式の一つとして内
駆動型方式があり、これは主としてゴムクロ−ラの内周
に一定ピッチをもって形成された突起に対し、スプロケ
ット歯(ピン)が係合して駆動力を伝達する方式であ
る。前記したゴムクロ−ラの内周に形成された突起は駆
動に供されるばかりでなく、転輪との外れ防止の際の係
止部材ともなっている。
【0003】ゴムクロ−ラが使用に供される場合、最も
嫌われるのは転輪からゴムクロ−ラが脱輪してしまうこ
とである。特にゴムクロ−ラが横からの力を受けた際に
は比較的脱輪し易いことから、この力に抗するために突
起の改良がなされているケ−スがほとんどである。即
ち、突起の改良にあっては、転輪との接触がもたらされ
る突起の幅方向の摩擦(突起の摩耗対策)に対しての改
良がほとんどであって、スプロケットピンとの係合にお
ける課題に対してはほとんど配慮がされていなかった。
【0004】即ち、スプロケットとゴムクロ−ラの突起
の係合にあっては、機体重量がスプロケットピンにかか
るため、突起との係合時に突起の根元をピンが強く擦
り、これが繰り返されるために突起の根元を削り落して
しまうという問題が生じていたが、先の課題を解決する
べく技術開発がなされていたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スプロケッ
トピンによる突起の根元、即ちゴムクロ−ラの長手方向
前後の突起の根元の摩擦を低減することを課題としたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ゴムク
ロ−ラの内周側に長手方向に一定ピッチをもつ駆動用突
起を備えた内駆動型ゴムクロ−ラであって、前記突起の
長手方向前後の根元に低摩擦部材を埋め込んだことを特
徴とする内駆動型ゴムクロ−ラの構造にかかるもので、
通常の態様は前記低摩擦部材が突起表面に露呈している
ゴムクロ−ラの構造である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は以上の構成を有してお
り、ゴムクロ−ラの長手方向の前後における突起の根元
部に低摩耗部材を埋設したものであり、この存在により
スプロケットピンがこの突起の根元に繰り返し接触して
も突起が削り取られてしまうことがなくなったものであ
る。尚、前記低摩擦部材が、分子量100万以上、好ま
しくは300万〜400万以上の超高分子量ポリエチレ
ン、6−ナイロン、6・6−ナイロン等である。
【0008】尚、前後に露呈する先端部材とこれを連結
する連結部材とは断面異型であるのがよく、連結部材を
薄い断面矩形のものがよいもので、これによって、スプ
ロケットピンの予定を超えた力が加わった場合でも突起
の根元部の削り出しは低減すると共に大きな負荷によっ
て低摩擦部材が突起より飛び出してしまうことはなくな
ったものである。
【0009】この低摩擦部材は一面がゴムクロ−ラ機体
に接し他面が突起の頂部に接して加硫接着されているの
が一般的であるが、連結部に穿孔部や窪み部があれば、
機体側のゴム材と突起頂部のゴム材とがこの穿孔部等を
介して連結することとなりゴム欠け、ゴム脱落等が低減
されるという特徴がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の内駆動型ゴムクロ−ラを図面
をもって更に詳細に説明する。図1は本発明の内駆動型
ゴムクロ−ラの構造の内周側平面図であり、図2はその
側面図、図3はA−A線での断面図、図4はB−B線で
の断面図である。図中、符号1はゴムクロ−ラを構成す
るゴム弾性体、2は内周側の中央に一定ピッチをもって
形成された突起、3はゴム弾性体1の長手方向に埋設さ
れたスチ−ルコ−ド、4は外周側に形成されたゴムラグ
である。符号10はスプロケットにおけるピンを示す。
【0011】さて、図中、20は突部2内に埋設された
低摩擦部材であり、この例では6−ナイロンにて形成さ
れている。低摩擦部材20は突起2におけるゴムクロ−
ラの長手方向の前後の根元に露出した先端部21、22
とこれを連結する連結部23とよりなっており、先端部
21、22は突起2の前後面の傾斜角度と同一の角度を
もって傾いており、これを薄い断面矩形の連結部23に
て連結しており、全体形状として山形の形状をしてい
る。
【0012】図5はここに用いられた低摩擦部材20の
斜視図であり、先端部21、22の下端が連結部23に
よって連結されたものであり、この例では連結部3には
複数の孔24が開けられており、突起2を形成するゴム
0 及びゴム弾性体1がこの孔24を介して繋がり接着
強度の増加を図っている。
【0013】図6は低摩擦部材20の第2の斜視図であ
り、先端部21、22の中間部に連結部23によって連
結されたものであり、この例にあっても連結部3には複
数の孔24が開けられている。
【0014】図7は低摩擦部材20の第3の斜視図であ
り、先端部21、22と同体の連結部23によって連結
されたもので、断面台形の低摩擦部材20となってお
り、この連結部3に複数の孔24が開けられている。
【0015】突起3内に低摩擦部材20を埋設するには
ゴムクロ−ラを成形するモ−ルドの突起を形成する凹み
内に低摩擦部材20をセットし、これにゴムクロ−ラを
構成する未加硫ゴム材をモ−ルド内に充填して加硫する
のがよく、場合によっては、低摩擦部材20とゴム材と
により予め突起3を形成し、これを前記のモ−ルドの凹
み内にセットしてゴムクロ−ラを形成してもよい。
【0016】
【発明の効果】これらの図からも分かるように、駆動力
を伝達するピン10は突起2の前後の根元で接触し合う
が、低摩擦部材20の先端部21、22と接触するた
め、突起2のゴム材10 が削り取られることがなくなっ
たもので、突起2の耐久性が著しく向上したものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の内駆動型ゴムクロ−ラの構造の
内周側平面図である。
【図2】図2は図1のゴムクロ−ラの側面図である。
【図3】図3は図1のA−A線での断面図である。
【図4】図4は図1のB−B線での断面図である。
【図5】図5は図1の低摩擦部材の斜視図である。
【図6】図6は第2例の低摩擦部材の斜視図である。
【図7】図7は第3例の低摩擦部材の斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥ゴムクロ−ラを構成するゴム弾性体、 10 ‥‥突起を形成するゴム、 2‥‥突起、 3‥‥スチ−ルコ−ド、 4‥‥ゴムラグ、 10‥‥スプロケットピン、 20‥‥低摩擦部材、 21、22‥‥低摩擦部材の先端部、 23‥‥連結部、 24‥‥穿孔部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムクロ−ラの内周側に長手方向に一定
    ピッチをもつ駆動用突起を備えた内駆動型ゴムクロ−ラ
    であって、前記突起の長手方向前後の根元に低摩擦部材
    を埋め込んだことを特徴とする内駆動型ゴムクロ−ラの
    構造。
  2. 【請求項2】 前記低摩擦部材が、突起表面に露呈して
    いる請求項第1項記載の内駆動型ゴムクロ−ラの構造。
  3. 【請求項3】 前記低摩擦部材が、超高分子量ポリエチ
    レン、6−ナイロン、6・6−ナイロン、テフロンであ
    る請求項第1項記載の内駆動型ゴムクロ−ラの構造。
  4. 【請求項4】 前記低摩擦部材が、突起の長手方向前後
    に位置する先端部とこれを結ぶ連結部とからなる請求項
    第1項記載の内駆動型ゴムクロ−ラの構造。
  5. 【請求項5】 先端部と連結部とは断面異型である請求
    項第4項記載の内駆動型ゴムクロ−ラの構造。
  6. 【請求項6】 連結部材が先端部よりも薄い請求項第4
    項記載の内駆動型ゴムクロ−ラの構造。
  7. 【請求項7】 連結部材に穿孔部又は窪み部が形成され
    た請求項第4項記載の内駆動型ゴムクロ−ラの構造。
JP22304697A 1997-08-05 1997-08-05 内駆動型ゴムクロ−ラの構造 Pending JPH1149047A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22304697A JPH1149047A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 内駆動型ゴムクロ−ラの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22304697A JPH1149047A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 内駆動型ゴムクロ−ラの構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1149047A true JPH1149047A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16791999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22304697A Pending JPH1149047A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 内駆動型ゴムクロ−ラの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1149047A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022304A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Bridgestone Corp クローラの駆動突起構造
JP2020093698A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 弾性クローラ及びクローラ走行装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022304A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Bridgestone Corp クローラの駆動突起構造
JP4713964B2 (ja) * 2005-07-15 2011-06-29 株式会社ブリヂストン クローラの駆動突起構造
JP2020093698A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 弾性クローラ及びクローラ走行装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2007086428A1 (ja) 芯金レスゴムクロ-ラ及び走行装置
JP2002002564A (ja) 履帯走行装置
JPH1149047A (ja) 内駆動型ゴムクロ−ラの構造
US6450593B2 (en) Elastic crawler shoe for discharging snow
US7469976B2 (en) Rubber crawler belt having metal cores and arcuate lugs
JPS5981204A (ja) 自動車用チユ−ブレスタイヤの滑止装置
JPH0781635A (ja) ゴムクロ−ラの駆動方式
JP2502513Y2 (ja) 弾性無限軌道帯
JP4191820B2 (ja) ゴムクロ−ラ
JPH07205855A (ja) 単突起駆動型ゴムクロ−ラ
JP2001039364A (ja) 弾性クローラ用芯金及び弾性クローラ
JP3198220B2 (ja) ゴム履帯
JPH0623515Y2 (ja) クローラ
JPS62173306A (ja) タイヤ滑り止め装置
JPS5848232Y2 (ja) クロ−ラ用弾性履帯
JP4171633B2 (ja) 突起駆動型の弾性クローラ
JPH0235592Y2 (ja)
JPH06227453A (ja) 弾性履帯
JP2003175867A (ja) クローラベルト及びクローラベルトの製造装置
JP2021094074A (ja) 走行玩具用無限軌道の構成部材
RU2059504C1 (ru) Эластичная бесконечная гусеничная лента
JPS5830774Y2 (ja) ゴム弾性無限軌道帯
JP2001010559A (ja) ゴムクローラ
JPH11198871A (ja) 内周駆動型ゴムクロ−ラ
JPH0694180B2 (ja) トレッドゴム体