JPH07205855A - 単突起駆動型ゴムクロ−ラ - Google Patents

単突起駆動型ゴムクロ−ラ

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JPH07205855A
JPH07205855A JP1484594A JP1484594A JPH07205855A JP H07205855 A JPH07205855 A JP H07205855A JP 1484594 A JP1484594 A JP 1484594A JP 1484594 A JP1484594 A JP 1484594A JP H07205855 A JPH07205855 A JP H07205855A
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JP
Japan
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rubber
rubber crawler
canvas
protrusion
drive type
Prior art date
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Pending
Application number
JP1484594A
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English (en)
Inventor
Takeo Muramatsu
建夫 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単突起駆動型ゴムクロ−ラに関するもので、
ゴムクロ−ラ内面より隆起するゴム突起近傍に生ずるガ
ウジングを防止したゴムクロ−ラに係る。 【構成】 無端状ゴム弾性体内にその長手方向に向かっ
てスチ−ルコ−ドを埋設し、この内周面の中央に一定ピ
ッチをもってゴム突起を形成し、外周面にはゴムラグを
形成してなる単突起駆動型ゴムクロ−ラにおいて、スプ
ロケットピンと接触する突起部位表面に帆布を貼設した
ことを特徴とする。 3‥ゴム突起、31 、32 ‥ゴム突起の斜面、5、5
1 、52 ‥帆布、 【効果】 スプロケットピンと係合する突起の部位の表
面に帆布を貼設したため、ゴムクロ−ラの内周面にガウ
ジングを発生することがなくなり、寿命を著しく向上さ
せたものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単突起駆動型ゴムクロ
−ラに関するものであり、更に詳しくは、ゴムクロ−ラ
内面より隆起するゴム突起及びその近傍に生ずるガウジ
ングを防止したゴムクロ−ラに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建設機械、土木作業用機械、
農業機械、レジャ−用車両、雪上車等に用いられる走行
装置のうち、ゴムクロ−ラの内周面にゴム突起を一定間
隔をもって隆起させ、この突起をスプロケットと係合さ
せて駆動力を付与するいわゆる単突起駆動型ゴムクロ−
ラがある。
【0003】図5はかかる走行装置のうちのゴムクロ−
ラ40の一例を示す内周平面図であり、図6はその側面
図である。図中、41はゴムクロ−ラ40の内周面に形
成した突起であり、ゴムクロ−ラ40より隆起し、この
ゴムクロ−ラ40の長手方向に一定間隔をもって連設さ
れたゴム突起である。そして、この突起41に順次スプ
ロケットが係合して駆動力が与えられるものである。
尚、ゴムクロ−ラ40の外周側にはゴムラグが連設され
ており、この例にあっては、一つの突起41に対応して
左右に振り分けられたゴムラグ421 、422が一対を
なして配置されている。図7は前記の走行装置のうちの
スプロケット50の一部切断側面図であり、図8は図7
のスプロケット50のA−A線での断面図である。
【0004】さて、このスプロケット50は円盤51を
基体とし、その周縁を外向きの溝部52とし、この溝部
52内には前記した突起41と係合する表面が円柱状の
ピン53が溶接されている。そして、溝部52の先端
は、更にこの円盤51と直角方向にのびるフランジ部5
4となっており、ゴムクロ−ラ40の内周面にフランジ
部54の表面が接触して駆動力が伝達される構造となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、ゴムクロ−ラ4
0の突起41とスプロケット50のピン53との係合
は、理想的には図7に示すように突起41の基底部43
に向って矢印xの方向よりピン53が挿入され、矢印Y
の方向に抜けることとなる。
【0006】しかるに、現実にはスプロケット50のピ
ン53とゴムクロ−ラ40の突起41との係合はこの理
想的な軌跡をとることは少なく、特にスプロケット50
の先端に備えたフランジ部54とゴムクロ−ラ40の突
起41をはさんだ両側の内周面441 とが接触して摩擦
駆動が加わるために、これとピン53と突起41との係
合による駆動とが主として周速の違いによって干渉を起
し、このためゴムクロ−ラ40中に内部抵抗を生じて発
熱の因となり、更には突起41の基底部43、傾斜面4
5、突起41間のゴムクロ−ラ40の内周面442 に亀
裂の発生等があり、いわゆる突起41の近傍にガウジン
グを生じてしまう。
【0007】本発明はスプロケット50のピン53とゴ
ムクロ−ラ40の突起41との係合に基づく突起近傍の
ガウジングを防止するため、特にゴムクロ−ラに形成さ
れる突起の近傍を特殊な構成としたゴムクロ−ラを提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するため、次の構成を採用したものである。即ち、本
発明の特徴は、無端状ゴム弾性体内にその長手方向に向
かってスチ−ルコ−ドを埋設し、この内周面の中央に一
定ピッチをもってゴム突起を形成し、外周面にはゴムラ
グを形成してなる単突起駆動型ゴムクロ−ラにおいて、
スプロケットピンと接触する突起部位表面に帆布を貼設
したことを特徴とする単突起駆動型ゴムクロ−ラに係る
ものである。
【0009】そして、好ましくは、ゴムクロ−ラの長手
方向に向かって、全ゴム突起渡って、連続した帆布を貼
設したものがよく、帆布自体は、ゴムクロ−ラに対して
その長手方向に伸縮自在であり、幅方向には伸びの少な
いものであるのがよい。かかる帆布の代表例としては低
摩擦性の合成繊維で織成され、中でもナイロン繊維やケ
ブラ−繊維が好んで用いられる。又、帆布とゴムクロ−
ラ面とは加硫接着されるのがよく、これはゴムの加硫の
際、予めゴム突起を形成するモ−ルド面に帆布を貼設し
ておき、ここにゴム材料を充填して一体化するのがよ
く、ゴムクロ−ラの長手方向におけるゴム突起の表面に
帆布が露出している構造のものが特に好ましい。
【0010】
【作用】本発明の特徴は、ゴムクロ−ラの内周面より突
出するゴム突起を、スプロケットピンと接触する部位に
低摩擦性の帆布を貼設しておくものであり、これによっ
て両者の接触部位が所定の部位にならなくとも、ゴム突
起及びその近傍におけるガウジングが大幅に低減するこ
とができたものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明する。図1は、本発明のゴムクロ−ラの第1実施例
の部分斜視図であり、図2は図1の長手方向中央におけ
る断面図である。図中、1はゴムクロ−ラの基体をなす
ゴム弾性体であり、その長手方向にスチ−ルコ−ド2が
埋設されている。そして内周側にはこのゴムから立ち上
がるゴム突起3が一定ピッチをもってその中央に連設さ
ており、更にその外周側にはゴムラグ4が形成されてい
る。
【0012】さて、ナイロンにて織成された帆布5が前
記突起3を覆うようにゴムクロ−ラ1の内周面の長手方
向に貼設されたものであり、この帆布5によって突起3
の頂面31 及びゴムクロ−ラの長手方向における斜面3
1 、32 を覆うこととなっている。この帆布5はゴムク
ロ−ラの幅方向には伸びず、長手方向には伸縮できる部
材が好ましく、ここでは幅方向に平行な繊維と、長手方
向に斜め織りしたナイロン織布を使用した。そして、図
示しないゴムクロ−ラモ−ルドの突起形成のための各凹
部に渡って帆布5を貼り付け、ここにゴム材料を充填し
て加硫したものである。
【0013】得られたゴムクロ−ラは図示するようにそ
のゴム突起3がゴムクロ−ラの長手方向はこの帆布5に
よって覆われることになる。従って、この部位にスプロ
ケットピン53が接触したとしても、ゴムとは直接的な
接触はなくなり、このためゴム突起3の近傍にはガウジ
ングを生じることがなくなるものである。
【0014】図3は本発明のゴムクロ−ラの第2実施例
の図2と同様の長手方向中央における断面図である。こ
の例では、帆布51 を短尺とし、ゴム突起3の近傍の特
にガウジングの生じやすい個所にこれを加硫接着したも
のである。これはゴム突起3の頂面はそれほどガウジン
グの発生がないからであり、帆布51 はゴム突起3の背
丈の1/3〜2/3程度まで存在すれば実用に耐えられ
ることになる。
【0015】図4は本発明のゴムクロ−ラの第3実施例
を示す幅方向断面図である。この例では、図1にて示す
ようにゴム突起3の長手方向に帆布5を加硫接着すると
共に、ゴム突起3の左右内周面にもその長手方向に帆布
2 、52 を接着したものである。これは、スプロケッ
ト50の縁部に形成したフランジ部54がこの部分に接
触し、この接触によりゴムクロ−ラに駆動力を与えるた
め、この部位にもガウジングの発生が生じることがあ
り、これを防止する対策のものである。
【0016】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明のゴムクロ
−ラにあっては、スプロケットピンと係合する突起の部
位の表面に帆布を貼設したため、ゴムクロ−ラの内周面
に突出させた突起の側面やピンが接触するゴムクロ−ラ
の内周面にガウジングを発生することがなくなり、ゴム
クロ−ラの寿命を著しく向上させたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のゴムクロ−ラの第1実施例の部
分斜視図である。
【図2】図2は図1のゴムクロ−ラの長手方向中央にお
ける断面図である。
【図3】図3は本発明のゴムクロ−ラの第2実施例の図
2と同様の長手方向中央における断面図である。
【図4】図4は本発明のゴムクロ−ラの第3実施例を示
す幅方向断面図である。
【図5】図5は従来のゴムクロ−ラの一例を示す内周平
面図である。
【図6】図6は図5のゴムクロ−ラの側面図である。
【図7】図7は従来のスプロケットの一部側面図であ
る。
【図8】図8は図7のA−A線での断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ゴムクロ−ラの基体をなすゴム弾性体、 2‥‥スチ−ルコ−ド、 3‥‥内周側ゴム突起、 31 ‥‥ゴム突起の頂面、 31 、32 ‥‥ゴム突起の斜面、 4‥‥外周側ゴムラグ、 5、51 、52 ‥‥帆布、 40‥‥ゴムクロ−ラ、 41‥‥ゴムクロ−ラの内周面に形成した突起、 43‥‥突起の基底部、 441 、442 ‥‥ゴムクロ−ラの内周面、 45‥‥突起の傾斜面、 50‥‥従来のスプロケット、 51‥‥従来のスプロケットの基体となる円盤、 52‥‥円盤周縁の外向きの溝部、 53‥‥ゴムクロ−ラの内周面に形成した突起と係合す
るピン、 54‥‥円盤周縁に直角となしたフランジ部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状ゴム弾性体内にその長手方向に向
    かってスチ−ルコ−ドを埋設し、この内周面の中央に一
    定ピッチをもってゴム突起を形成し、外周面にはゴムラ
    グを形成してなる単突起駆動型ゴムクロ−ラにおいて、
    スプロケットピンと接触する突起部位表面に帆布を貼設
    したことを特徴とする単突起駆動型ゴムクロ−ラ。
  2. 【請求項2】 全ゴム突起渡って、連続した帆布を貼設
    した請求項目第1項記載の単突起駆動型ゴムクロ−ラ。
  3. 【請求項3】 帆布は長手方向に伸縮自在であり、幅方
    向には伸びの少ないものである請求項第1項記載の単突
    起駆動型ゴムクロ−ラ。
  4. 【請求項4】 帆布はゴムクロ−ラ面に加硫接着され、
    ゴムクロ−ラの長手方向におけるゴム突起の表面に帆布
    が露出している請求項第1項記載の単突起駆動型ゴムク
    ロ−ラ。
  5. 【請求項5】 帆布が低摩擦性の合成繊維で織成された
    請求項第1項記載の単突起駆動型ゴムクロ−ラ。
JP1484594A 1994-01-12 1994-01-12 単突起駆動型ゴムクロ−ラ Pending JPH07205855A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211455A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The 弾性クローラ
JP2002308163A (ja) * 2001-04-09 2002-10-23 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The 突起駆動型ゴムクローラ
KR101242283B1 (ko) * 2005-02-17 2013-03-11 가부시키가이샤 브리지스톤 고무 크롤러

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