JPH1149044A - 履帯ゴムシュ−用芯金 - Google Patents
履帯ゴムシュ−用芯金Info
- Publication number
- JPH1149044A JPH1149044A JP22306997A JP22306997A JPH1149044A JP H1149044 A JPH1149044 A JP H1149044A JP 22306997 A JP22306997 A JP 22306997A JP 22306997 A JP22306997 A JP 22306997A JP H1149044 A JPH1149044 A JP H1149044A
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- JP
- Japan
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- core metal
- core
- rubber
- metal
- parts
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は履帯ゴムシュ−用芯金に関するもので
あり、加硫接着されたゴム材の切断の発生を低減させた
芯金にかかるものである。 【解決手段】リンクとの取付孔を備える中央部と、その
両側よりのびる翼部と、よりなる履帯ゴムシュ−用芯金
であって、翼部先端に内側に向う窪み部を形成したこと
を特徴とする履帯ゴムシュ−用芯金。 １‥芯金、２‥中央部、３、４‥翼部、５‥取付孔、６
‥中央部のリブ、７‥窪み部のリブ、１０、１１‥翼部
の両端部の窪み部。
あり、加硫接着されたゴム材の切断の発生を低減させた
芯金にかかるものである。 【解決手段】リンクとの取付孔を備える中央部と、その
両側よりのびる翼部と、よりなる履帯ゴムシュ−用芯金
であって、翼部先端に内側に向う窪み部を形成したこと
を特徴とする履帯ゴムシュ−用芯金。 １‥芯金、２‥中央部、３、４‥翼部、５‥取付孔、６
‥中央部のリブ、７‥窪み部のリブ、１０、１１‥翼部
の両端部の窪み部。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は履帯ゴムシュ−用芯
金に関するものであり、加硫接着されたゴム材の切断の
発生を低減させた芯金にかかるものである。
金に関するものであり、加硫接着されたゴム材の切断の
発生を低減させた芯金にかかるものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、建設機械や土木作業用機械の走行
部に鉄シュ−に代ってゴムシュ−が操着されるケ−スが
多くなってきた。かかるゴムシュ−は図１２に示すよう
に芯金２１とこの外表面側にゴム材２２が加硫接着され
る構造であって、芯金２１にあけられた孔２３をもって
図示しないリンクに装着して走行するもので、走行によ
って舗装路面に傷が付かず、かつ振動発生の低減をもも
たらすものである。
部に鉄シュ−に代ってゴムシュ−が操着されるケ−スが
多くなってきた。かかるゴムシュ−は図１２に示すよう
に芯金２１とこの外表面側にゴム材２２が加硫接着され
る構造であって、芯金２１にあけられた孔２３をもって
図示しないリンクに装着して走行するもので、走行によ
って舗装路面に傷が付かず、かつ振動発生の低減をもも
たらすものである。
【０００３】しかしながら、このゴムシュ−が図１３に
示すように道路の縁石等に接触しつつ走行すると、芯金
２１の端部２１0 から外方のゴム材２２0 が曲げられ、
そして芯金２１の端部２１0 と縁石３０との間でゴム材
２２0 がはさまれることとなる。このゴム材２２0 への
曲げが繰り返されるとゴムシュ−における芯金２１の端
部２１0 にてゴム材２２0 が切断することとなり、ゴム
シュ−を交換する作業が頻繁に発生する。
示すように道路の縁石等に接触しつつ走行すると、芯金
２１の端部２１0 から外方のゴム材２２0 が曲げられ、
そして芯金２１の端部２１0 と縁石３０との間でゴム材
２２0 がはさまれることとなる。このゴム材２２0 への
曲げが繰り返されるとゴムシュ−における芯金２１の端
部２１0 にてゴム材２２0 が切断することとなり、ゴム
シュ−を交換する作業が頻繁に発生する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は芯金の端部か
ら外方のゴム材の切断の発生を低減したゴムシュ−を提
案するものである。
ら外方のゴム材の切断の発生を低減したゴムシュ−を提
案するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであって、その要旨は、リン
クとの取付孔を備える中央部と、その両側よりのびる翼
部と、よりなる履帯ゴムシュ−用芯金であって、翼部先
端に内側に向う窪み部を形成したことを特徴とする履帯
ゴムシュ−用芯金にかかるものである。
決するためになされたものであって、その要旨は、リン
クとの取付孔を備える中央部と、その両側よりのびる翼
部と、よりなる履帯ゴムシュ−用芯金であって、翼部先
端に内側に向う窪み部を形成したことを特徴とする履帯
ゴムシュ−用芯金にかかるものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明は以上の構造を有する芯金
であって、これを用いた履帯ゴムシュ−のゴム材は芯金
の接地面側及び芯金の翼部にはリンク側にもゴム材を加
硫接着したものである。そして芯金の端部には内方に向
って窪みが形成されているために、芯金の翼部の両側に
位置するゴム材がこの窪み部のラインに沿って一体とな
って加硫接着されている。従って、この窪み部によって
連結されたゴム材は芯金端部と縁石との間にはさまれる
ことはなく、その分だけ縁石との間ではさみ込みが緩和
され、又、傷が発生した場合でもこの窪み部ラインは無
傷であり、ここで傷の成長が止まるのでゴム材全体が切
断してしまうことがなくなるという特徴がある。特に、
少なくとも前記窪み部のラインに沿って断面丸型のリブ
を備えることによってこのゴム材の切断は更に低減され
ることになる。
であって、これを用いた履帯ゴムシュ−のゴム材は芯金
の接地面側及び芯金の翼部にはリンク側にもゴム材を加
硫接着したものである。そして芯金の端部には内方に向
って窪みが形成されているために、芯金の翼部の両側に
位置するゴム材がこの窪み部のラインに沿って一体とな
って加硫接着されている。従って、この窪み部によって
連結されたゴム材は芯金端部と縁石との間にはさまれる
ことはなく、その分だけ縁石との間ではさみ込みが緩和
され、又、傷が発生した場合でもこの窪み部ラインは無
傷であり、ここで傷の成長が止まるのでゴム材全体が切
断してしまうことがなくなるという特徴がある。特に、
少なくとも前記窪み部のラインに沿って断面丸型のリブ
を備えることによってこのゴム材の切断は更に低減され
ることになる。
【０００７】芯金の構造上の他の特徴としては、中央部
をリンク側に後退させることにより中央部におけるゴム
材の厚さが厚くなり、このためゴム材の耐久性が向上す
ることとなった。又、芯金中央部に形成したリンクとの
取付孔を囲むように接地側にリブを形成すれば取付に用
いられるボルトの頭部が保護され、履帯ゴムシュ−の交
換時の作業が容易となり、更に、翼部のリンク側の表面
を中央部のリンク側より一様な傾斜面とすることによっ
て芯金よりリンク側に突出するものがなくなり、機体側
のフレ−ム等に接触するという不具合もなくなったもの
である。
をリンク側に後退させることにより中央部におけるゴム
材の厚さが厚くなり、このためゴム材の耐久性が向上す
ることとなった。又、芯金中央部に形成したリンクとの
取付孔を囲むように接地側にリブを形成すれば取付に用
いられるボルトの頭部が保護され、履帯ゴムシュ−の交
換時の作業が容易となり、更に、翼部のリンク側の表面
を中央部のリンク側より一様な傾斜面とすることによっ
て芯金よりリンク側に突出するものがなくなり、機体側
のフレ−ム等に接触するという不具合もなくなったもの
である。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の履帯ゴムシュ−用芯金を図面
をもって更に詳細に説明する。図１は芯金の接地側平面
図、図２はリンク側平面図、図３は側面図である。図
中、符号１は芯金であり、これは中央部２とのこの両側
にのび端部がせばまっている翼部３、４となっている。
この中央部２には４つの取付孔５が穿設されており、こ
の取付孔５を囲んで中央部２の幅方向にリブ６が３本形
成されている。そして、図４はＡ−Ａ線での断面図であ
り、中央部２は翼部３、４よりＨ1 だけリンク側に後退
している構造となっている。そして翼部３、４のリンク
側は中央部２のリンク側より平坦な傾斜面８、９となっ
ている。尚、芯金中央部の厚さをｔ1 、翼部根元の厚さ
をｔ2 とすると、ｔ1 ＜ｔ2 としたことにより特に翼部
３、４のリンク側に補強体がなくても十分である。
をもって更に詳細に説明する。図１は芯金の接地側平面
図、図２はリンク側平面図、図３は側面図である。図
中、符号１は芯金であり、これは中央部２とのこの両側
にのび端部がせばまっている翼部３、４となっている。
この中央部２には４つの取付孔５が穿設されており、こ
の取付孔５を囲んで中央部２の幅方向にリブ６が３本形
成されている。そして、図４はＡ−Ａ線での断面図であ
り、中央部２は翼部３、４よりＨ1 だけリンク側に後退
している構造となっている。そして翼部３、４のリンク
側は中央部２のリンク側より平坦な傾斜面８、９となっ
ている。尚、芯金中央部の厚さをｔ1 、翼部根元の厚さ
をｔ2 とすると、ｔ1 ＜ｔ2 としたことにより特に翼部
３、４のリンク側に補強体がなくても十分である。
【０００９】図５はＢ−Ｂ線での断面図、図６はＣ−Ｃ
線での断面図であって、これにて分かるように翼部３、
４の両端部３0 、４0 に内方に向けて半円状の窪み部１
０、１１を形成したものである。そして、この例にあっ
ては半円状の窪み部１０、１１のラインにリブ７が形成
されてそのラインに丸みを持たせ、更にこのリブ７は翼
部３、４の周囲にまで伸びた構造とされている。
線での断面図であって、これにて分かるように翼部３、
４の両端部３0 、４0 に内方に向けて半円状の窪み部１
０、１１を形成したものである。そして、この例にあっ
ては半円状の窪み部１０、１１のラインにリブ７が形成
されてそのラインに丸みを持たせ、更にこのリブ７は翼
部３、４の周囲にまで伸びた構造とされている。
【００１０】このように、本発明の履帯ゴムシュ−用芯
金１の最大の特徴は、翼部３、４の両端部３0 、４0 に
窪み部１０、１１を形成したものであり、この芯金１に
ゴム材を加硫接着して履帯ゴムシュ−を得た場合に、こ
の芯金１の翼部３、４の内外のゴム材はこの窪み部１
０、１１を介して加硫一体化されることになる。尚、こ
の例では窪み部１０、１１を夫々芯金１の翼部３、４に
一つづつ備えた例を示したがこれに限定されることはな
く、翼部３、４に複数個の窪み部を形成することができ
ることは勿論である。
金１の最大の特徴は、翼部３、４の両端部３0 、４0 に
窪み部１０、１１を形成したものであり、この芯金１に
ゴム材を加硫接着して履帯ゴムシュ−を得た場合に、こ
の芯金１の翼部３、４の内外のゴム材はこの窪み部１
０、１１を介して加硫一体化されることになる。尚、こ
の例では窪み部１０、１１を夫々芯金１の翼部３、４に
一つづつ備えた例を示したがこれに限定されることはな
く、翼部３、４に複数個の窪み部を形成することができ
ることは勿論である。
【００１１】図７は本発明の芯金を用いた履帯ゴムシュ
−のリンク側平面図、図８は接地側平面図、図９は正面
図、図１０は側面図である。又、図１１はＤ−Ｄ線での
断面図である。得られた履帯ゴムシュ−にあって、加硫
接着されたゴム材１５は芯金１の接地側に加硫されるこ
とは勿論のこと、翼部３、４のリンク側にもゴム材１６
が加硫接着されている。
−のリンク側平面図、図８は接地側平面図、図９は正面
図、図１０は側面図である。又、図１１はＤ−Ｄ線での
断面図である。得られた履帯ゴムシュ−にあって、加硫
接着されたゴム材１５は芯金１の接地側に加硫されるこ
とは勿論のこと、翼部３、４のリンク側にもゴム材１６
が加硫接着されている。
【００１２】この履帯ゴムシュ−にあって、走行時に縁
石に接触したとしても窪み部１０、１１を介してゴム材
１５、１６が繋がっているため緩衝機能は大きく、又、
万一芯金の端部３0 、４0 と縁石等にはさまれてゴム材
１５にクラックが生じても、窪み部１０、１１のゴム材
１７にはクラックが成長することはなく、従ってゴム欠
けの発生する可能性は極めて低い。この場合、窪み部１
０、１１のラインを含めて翼部３、４の周囲に断面丸型
のリブ７が形成されているため、縁石等との接触による
ゴム材１５、１６の切断はほとんどなくなるという大き
な利点がある。
石に接触したとしても窪み部１０、１１を介してゴム材
１５、１６が繋がっているため緩衝機能は大きく、又、
万一芯金の端部３0 、４0 と縁石等にはさまれてゴム材
１５にクラックが生じても、窪み部１０、１１のゴム材
１７にはクラックが成長することはなく、従ってゴム欠
けの発生する可能性は極めて低い。この場合、窪み部１
０、１１のラインを含めて翼部３、４の周囲に断面丸型
のリブ７が形成されているため、縁石等との接触による
ゴム材１５、１６の切断はほとんどなくなるという大き
な利点がある。
【００１３】尚、芯金１の説明の際にも言及したが、芯
金１の中央部２をリンク側に後退させたために中央部２
におけるゴム材１５の厚さを大きくとれるので全体とし
て耐久性がアップすることとなり、更に、芯金１の翼部
３、４のリンク側の表面に突出部位がないため、機体側
からのフレ−ムの接触もなく広範囲の種類のリンクに装
着できることとなる。
金１の中央部２をリンク側に後退させたために中央部２
におけるゴム材１５の厚さを大きくとれるので全体とし
て耐久性がアップすることとなり、更に、芯金１の翼部
３、４のリンク側の表面に突出部位がないため、機体側
からのフレ−ムの接触もなく広範囲の種類のリンクに装
着できることとなる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上の構成を有するために例え
ば縁石に接触したり、これに乗り上げるようなことが繰
り返し行われてもゴム材が切断されることがなく、履帯
ゴムシュ−としての寿命が著しく長くなったものであ
る。
ば縁石に接触したり、これに乗り上げるようなことが繰
り返し行われてもゴム材が切断されることがなく、履帯
ゴムシュ−としての寿命が著しく長くなったものであ
る。
【図１】図１は履帯ゴムシュ−用芯金の接地側平面図で
ある。
ある。
【図２】図２は図１の履帯ゴムシュ−用芯金のリンク側
平面図である。
平面図である。
【図３】図３は図１の履帯ゴムシュ−用芯金の側面図で
ある。
ある。
【図４】図４はＡ−Ａ線での断面図である。
【図５】図５はＢ−Ｂ線での断面図である。
【図６】図６はＣ−Ｃ線での断面図である。
【図７】図７は本発明の芯金を用いた履帯ゴムシュ−の
リンク側平面図である。
リンク側平面図である。
【図８】図８は図７の履帯ゴムシュ−の接地側平面図で
ある。
ある。
【図９】図９は図７の履帯ゴムシュ−の正面図である。
【図１０】図１０は図７の履帯ゴムシュ−の側面図であ
る。
る。
【図１１】図１１はＤ−Ｄ線での断面図である。
【図１２】図１２は従来の履帯ゴムシュ−の中央断面図
である。
である。
【図１３】図１３は図１２の履帯ゴムシュ−の走行時の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
１‥‥芯金、 ２‥‥中央部、 ３、４‥‥翼部、 ５‥‥取付孔、 ６‥‥中央部のリブ、 ７‥‥窪み部のリブ、 ８、９‥‥翼部のリンク側の傾斜面、 １０、１１‥‥翼部の両端部の窪み部、 １５‥‥芯金の接地側に加硫されたゴム材、 １６‥‥芯金の翼部のリンク側に加硫されたゴム材、 １７‥‥窪み部のゴム材。
Claims (6)
- 【請求項１】 リンクとの取付孔を備える中央部と、そ
の両側よりのびる翼部と、よりなる履帯ゴムシュ−用芯
金であって、翼部先端に内側に向う窪み部を形成したこ
とを特徴とする履帯ゴムシュ−用芯金。 - 【請求項２】 芯金中央部をリンク側に後退させた請求
項第１項記載の履帯ゴムシュ−用芯金。 - 【請求項３】 芯金中央部に形成したリンクとの取付孔
を囲むように接地側にリブを形成した請求項第１項記載
の履帯ゴムシュ−用芯金。 - 【請求項４】 翼部のリンク側表面を芯金中央部のリン
ク側表面より直線的にのびる傾斜面とした請求項第１項
記載の履帯ゴムシュ−用芯金。 - 【請求項５】 前記窪み部を含めた翼部の周囲に断面丸
型のリブを備えた請求項第１項記載の履帯ゴムシュ−用
芯金。 - 【請求項６】 芯金中央部の厚さをｔ1 、翼部根元の厚
さをｔ2 とすると、ｔ1 ＜ｔ2 とした請求項第１項記載
の履帯ゴムシュ−用芯金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22306997A JPH1149044A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 履帯ゴムシュ−用芯金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22306997A JPH1149044A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 履帯ゴムシュ−用芯金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149044A true JPH1149044A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16792351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22306997A Pending JPH1149044A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 履帯ゴムシュ−用芯金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1149044A (ja) |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP22306997A patent/JPH1149044A/ja active Pending
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