JPH1148882A - 車両用アウトレット - Google Patents
車両用アウトレットInfo
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- JPH1148882A JPH1148882A JP21076497A JP21076497A JPH1148882A JP H1148882 A JPH1148882 A JP H1148882A JP 21076497 A JP21076497 A JP 21076497A JP 21076497 A JP21076497 A JP 21076497A JP H1148882 A JPH1148882 A JP H1148882A
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- Japan
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- outlet
- case
- terminal
- locking
- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両に設けられるアウトレットにおいて、端
子をなるべく露出の少ない状態に保護し、しかもアウト
レットの組立て及び組付けを簡単にする。 【解決手段】 アウトレット4はレセプタクル本体7と
ケース8とからなる。レセプタクル本体7はプラグが差
込まれる差込口を有する樹脂製のプレート9にターミナ
ル15がその延出部9bの上面側に組付けられて構成さ
れる。レセプタクル本体7はケース8に挿入されると、
係止突起18と係止孔22aとの係合によりワンタッチ
でケース8と結合する。ターミナル15はケース8を貫
通するリード部15b以外はケース8で覆われ、ケース
8を貫通したリード部15bは筒部8bに挿入された状
態にある。筒部8bにコネクタ17を挿着した後、ケー
ス8をサービスホール3に嵌入させることで、アウトレ
ット4は各係止部24,25の係合により係止された状
態にサービスホール3に組付けられる。
子をなるべく露出の少ない状態に保護し、しかもアウト
レットの組立て及び組付けを簡単にする。 【解決手段】 アウトレット4はレセプタクル本体7と
ケース8とからなる。レセプタクル本体7はプラグが差
込まれる差込口を有する樹脂製のプレート9にターミナ
ル15がその延出部9bの上面側に組付けられて構成さ
れる。レセプタクル本体7はケース8に挿入されると、
係止突起18と係止孔22aとの係合によりワンタッチ
でケース8と結合する。ターミナル15はケース8を貫
通するリード部15b以外はケース8で覆われ、ケース
8を貫通したリード部15bは筒部8bに挿入された状
態にある。筒部8bにコネクタ17を挿着した後、ケー
ス8をサービスホール3に嵌入させることで、アウトレ
ット4は各係止部24,25の係合により係止された状
態にサービスホール3に組付けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車室内壁な
どに組付けられて商用交流電源(AC100ボルト)と
して使用される車両用アウトレットに関するものであ
る。
どに組付けられて商用交流電源(AC100ボルト)と
して使用される車両用アウトレットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車、特にRV車等において、
テレビ、CDラジカセ、テレビゲーム機等の各種の電化
製品を車内等で利用する機会が増えている。そこで、こ
れら電化製品を使用するためにAC100ボルトの商用
交流電源をとることができるレセプタクル(コンセン
ト)を有するアウトレットを備えた自動車が提案されて
いる(例えば特開平1−160755号公報)。アウト
レットに供給する商用交流電圧は、バッテリの直流電圧
をDC/DCコンバータやDC/ACインバータ等の変
換回路を用いて100Vの交流電圧に変換して得られる
ようになっている。
テレビ、CDラジカセ、テレビゲーム機等の各種の電化
製品を車内等で利用する機会が増えている。そこで、こ
れら電化製品を使用するためにAC100ボルトの商用
交流電源をとることができるレセプタクル(コンセン
ト)を有するアウトレットを備えた自動車が提案されて
いる(例えば特開平1−160755号公報)。アウト
レットに供給する商用交流電圧は、バッテリの直流電圧
をDC/DCコンバータやDC/ACインバータ等の変
換回路を用いて100Vの交流電圧に変換して得られる
ようになっている。
【0003】アウトレットは、自動車の室内壁に後付け
できるように用意されたサービスホールなどの組付穴に
組付けられる。サービスホール内にはバッテリから変換
回路を介して延びた配線が引き回されている。アウトレ
ットはプラグの差込口と、差込口に差込まれたプラグと
導通する二つの端子とを有するレセプタクルと、室内壁
の組付穴に組付けるためレセプタクルを嵌込み状態に固
定する穴部を有する取付部材とを備える。アウトレット
の組付けは、取付部材に一体に固定されたレセプタクル
の二つの端子のリードに、配線の先端に設けられたコネ
クタを接続して導通をとり、その後、この取付部材をレ
セプタクルが組付穴に埋込まれた状態に組付けることに
より行われる。こうしてアウトレットは室内壁に装備さ
れる。
できるように用意されたサービスホールなどの組付穴に
組付けられる。サービスホール内にはバッテリから変換
回路を介して延びた配線が引き回されている。アウトレ
ットはプラグの差込口と、差込口に差込まれたプラグと
導通する二つの端子とを有するレセプタクルと、室内壁
の組付穴に組付けるためレセプタクルを嵌込み状態に固
定する穴部を有する取付部材とを備える。アウトレット
の組付けは、取付部材に一体に固定されたレセプタクル
の二つの端子のリードに、配線の先端に設けられたコネ
クタを接続して導通をとり、その後、この取付部材をレ
セプタクルが組付穴に埋込まれた状態に組付けることに
より行われる。こうしてアウトレットは室内壁に装備さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アウト
レットの組付けはネジ等を使用して取付部材を室内壁に
固定するようにしていた。このため、工具等を使用しな
ければ組付けできず組付作業が面倒であった。また、ネ
ジ等の細かな部品を使用するため、室内にある隙間に転
がったりして部品を無くさないように注意する必要があ
り、組付作業に気を使っていた。また、アウトレットは
要求に応じてサービスホールを利用して後付けされるこ
とが多いので、作業者の立場にたって少しでも簡単に取
付けられることが望ましい。
レットの組付けはネジ等を使用して取付部材を室内壁に
固定するようにしていた。このため、工具等を使用しな
ければ組付けできず組付作業が面倒であった。また、ネ
ジ等の細かな部品を使用するため、室内にある隙間に転
がったりして部品を無くさないように注意する必要があ
り、組付作業に気を使っていた。また、アウトレットは
要求に応じてサービスホールを利用して後付けされるこ
とが多いので、作業者の立場にたって少しでも簡単に取
付けられることが望ましい。
【0005】また、端子は露出部分が多いと、室内壁の
裏面側の空間に浮遊する塵埃が端子の露出部分に付着し
たり、組付穴周辺で結露があると、端子の露出部分に露
滴が付着し、これが原因で端子が錆びやすくなるという
問題が心配される。このため、端子はできるだけ露出部
分が少なくなるように保護されることが望ましい。
裏面側の空間に浮遊する塵埃が端子の露出部分に付着し
たり、組付穴周辺で結露があると、端子の露出部分に露
滴が付着し、これが原因で端子が錆びやすくなるという
問題が心配される。このため、端子はできるだけ露出部
分が少なくなるように保護されることが望ましい。
【0006】従来、例えば端子が樹脂に埋め込まれた状
態に一体成形されたレセプタクルが知られているが、樹
脂成形時に端子をセットする手間がかかるため、製造が
面倒であった。また、レセプタクルの樹脂成形品に端子
を後付けするものとしては、レセプタクルの樹脂成形品
に形成された挿通穴に端子を挿入して組付けるタイプの
ものがある。しかし、挿通穴に端子を挿入して組付ける
組付構造とすると、端子を小さな挿通穴に挿入させなけ
ればならないために組付け難くなるという欠点があっ
た。このため、端子の露出をなるべく少なくし、しかも
端子の後付けを簡単に行えるような工夫をする必要もあ
った。
態に一体成形されたレセプタクルが知られているが、樹
脂成形時に端子をセットする手間がかかるため、製造が
面倒であった。また、レセプタクルの樹脂成形品に端子
を後付けするものとしては、レセプタクルの樹脂成形品
に形成された挿通穴に端子を挿入して組付けるタイプの
ものがある。しかし、挿通穴に端子を挿入して組付ける
組付構造とすると、端子を小さな挿通穴に挿入させなけ
ればならないために組付け難くなるという欠点があっ
た。このため、端子の露出をなるべく少なくし、しかも
端子の後付けを簡単に行えるような工夫をする必要もあ
った。
【0007】また、コネクタと接続するために端子に形
成されたリード部は比較的細いため、端子の組付け時や
アウトレットの組付け時にリード部を誤って折り曲げて
しまう恐れもあった。リード部が折れ曲がると、コネク
タにリード部が差込み難くなって作業性が低下するとと
もに、接触不良を招く恐れもあった。また、自動車の走
行中の振動などにより配線には揺れなどによる負荷がか
かり易いため、端子とコネクタとの接合を外れ難くする
必要もある。
成されたリード部は比較的細いため、端子の組付け時や
アウトレットの組付け時にリード部を誤って折り曲げて
しまう恐れもあった。リード部が折れ曲がると、コネク
タにリード部が差込み難くなって作業性が低下するとと
もに、接触不良を招く恐れもあった。また、自動車の走
行中の振動などにより配線には揺れなどによる負荷がか
かり易いため、端子とコネクタとの接合を外れ難くする
必要もある。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その第1の目的は、端子をなるべく
露出の少ない状態に保護し、しかもアウトレットの組立
て及び組付けが簡単である車両用アウトレットを提供す
ることにある。第2の目的は、アウトレットを配線に接
続すために延出する端子の接続端子部を誤って折り曲げ
ないように保護するとともに、コネクタの外れを防止す
ることにある。第3の目的は、レセプタクル本体をケー
スに挿入する際、端子の接続端子部を貫通位置に正確に
案内することにある。
れたものであって、その第1の目的は、端子をなるべく
露出の少ない状態に保護し、しかもアウトレットの組立
て及び組付けが簡単である車両用アウトレットを提供す
ることにある。第2の目的は、アウトレットを配線に接
続すために延出する端子の接続端子部を誤って折り曲げ
ないように保護するとともに、コネクタの外れを防止す
ることにある。第3の目的は、レセプタクル本体をケー
スに挿入する際、端子の接続端子部を貫通位置に正確に
案内することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1に記載の発明では、車両に設けられた
組付穴に電源から延びる配線に接続して組付けられる車
両用アウトレットにおいて、プラグを差込むための差込
口と、該差込口に差込まれたプラグと導通する二つの端
子とを備えたレセプタクル本体と、前記二つの端子が前
記配線に接続されるその接続端子部を貫通させた状態で
覆われるように、前記レセプタクル本体を挿着するケー
スとを備え、前記ケースは前記レセプタクル本体を挿着
した状態に係止する第1係止部と、前記組付穴に組付け
られた状態に係止するための第2係止部とを有する。
るために請求項1に記載の発明では、車両に設けられた
組付穴に電源から延びる配線に接続して組付けられる車
両用アウトレットにおいて、プラグを差込むための差込
口と、該差込口に差込まれたプラグと導通する二つの端
子とを備えたレセプタクル本体と、前記二つの端子が前
記配線に接続されるその接続端子部を貫通させた状態で
覆われるように、前記レセプタクル本体を挿着するケー
スとを備え、前記ケースは前記レセプタクル本体を挿着
した状態に係止する第1係止部と、前記組付穴に組付け
られた状態に係止するための第2係止部とを有する。
【0010】第2の目的を達成するために請求項2に記
載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記ケ
ースには、該ケースを貫通した前記接続端子部が挿入状
態とされるとともに、前記配線に設けられたコネクタを
前記接続端子部に接続すべく案内する筒状のガイド部が
形成され、該ガイド部には前記コネクタを挿着状態に保
持するために係止する係止部が設けられている。
載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記ケ
ースには、該ケースを貫通した前記接続端子部が挿入状
態とされるとともに、前記配線に設けられたコネクタを
前記接続端子部に接続すべく案内する筒状のガイド部が
形成され、該ガイド部には前記コネクタを挿着状態に保
持するために係止する係止部が設けられている。
【0011】第3の目的を達成するために請求項3に記
載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明にお
いて、前記レセプタクル本体は前記二つの端子の間にそ
の挿入方向に延びる隔壁を有し、前記ケースには前記隔
壁と係合して前記レセプタクル本体の挿入を案内する案
内溝が形成されている。
載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明にお
いて、前記レセプタクル本体は前記二つの端子の間にそ
の挿入方向に延びる隔壁を有し、前記ケースには前記隔
壁と係合して前記レセプタクル本体の挿入を案内する案
内溝が形成されている。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、自動車の
室内壁に後付けするために前記組付穴として設けられた
サービスホールに組付けられるサービスホール用アウト
レットである。
求項3のいずれか一項に記載の発明において、自動車の
室内壁に後付けするために前記組付穴として設けられた
サービスホールに組付けられるサービスホール用アウト
レットである。
【0013】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、アウトレットを組立てるため、レセプタクル本
体をケースに挿入すると、レセプタクル本体はケースに
挿着された状態で第1係止部により係止される。この状
態では、レセプタクル本体の二つの端子はケースから貫
通するその接続端子部を除いてケースにより覆われる。
このため、端子の露出部分が非常に少なくなる。そし
て、接続端子部に配線を接続した後、アウトレットを組
付穴に挿入すれば、ケースの第2係止部によりアウトレ
ットは係止された状態で組付穴に組付けられる。つま
り、ネジ等の部品や工具を使用することなく、アウトレ
ットはワンタッチで組立て及び組付けされる。
よれば、アウトレットを組立てるため、レセプタクル本
体をケースに挿入すると、レセプタクル本体はケースに
挿着された状態で第1係止部により係止される。この状
態では、レセプタクル本体の二つの端子はケースから貫
通するその接続端子部を除いてケースにより覆われる。
このため、端子の露出部分が非常に少なくなる。そし
て、接続端子部に配線を接続した後、アウトレットを組
付穴に挿入すれば、ケースの第2係止部によりアウトレ
ットは係止された状態で組付穴に組付けられる。つま
り、ネジ等の部品や工具を使用することなく、アウトレ
ットはワンタッチで組立て及び組付けされる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、レセプタ
クル本体がケースに挿着された状態では、ケースを貫通
した接続端子部は筒状のガイド部に挿入された状態とな
る。接続端子部はガイド部により保護されるので、アウ
トレットの組付け前に誤って接続端子部を折り曲げてし
まうことが回避される。また、ガイド部に挿着されたコ
ネクタは係止部により係止されるので、配線に負荷がか
かってもコネクタが外れることがない。
クル本体がケースに挿着された状態では、ケースを貫通
した接続端子部は筒状のガイド部に挿入された状態とな
る。接続端子部はガイド部により保護されるので、アウ
トレットの組付け前に誤って接続端子部を折り曲げてし
まうことが回避される。また、ガイド部に挿着されたコ
ネクタは係止部により係止されるので、配線に負荷がか
かってもコネクタが外れることがない。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、二つの端
子の間で挿入方向に延びる隔壁が案内溝に係合すること
で、レセプタクル本体はケースに挿入するときに一定の
姿勢に保持されて案内される。従って、端子の接続端子
部はケースの貫通位置に正確に案内される。
子の間で挿入方向に延びる隔壁が案内溝に係合すること
で、レセプタクル本体はケースに挿入するときに一定の
姿勢に保持されて案内される。従って、端子の接続端子
部はケースの貫通位置に正確に案内される。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、アウトレ
ットは自動車の室内壁に設けられたサービスホールにネ
ジ等の部品や工具等を使用せず、ワンタッチで組立て及
び組付けされる。
ットは自動車の室内壁に設けられたサービスホールにネ
ジ等の部品や工具等を使用せず、ワンタッチで組立て及
び組付けされる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図7に従って説明する。図7はアウトレッ
トが組付けられた自動車の車室内を示すものである。車
両としての自動車1の車室内に装備された室内壁として
のインストルメントパネル2には、予め用意された組付
穴としてのけサービスホール(スイッチホール)3(図
1に図示)を利用してアウトレット4は装着されてい
る。アウトレット4はそのカバー5を開けるとプラグの
差込口6(図4に図示)が露出するようになっており、
その差込口6に電化製品等のプラグを差込むことで、A
C100ボルトの商用交流電源として使用される。
形態を図1〜図7に従って説明する。図7はアウトレッ
トが組付けられた自動車の車室内を示すものである。車
両としての自動車1の車室内に装備された室内壁として
のインストルメントパネル2には、予め用意された組付
穴としてのけサービスホール(スイッチホール)3(図
1に図示)を利用してアウトレット4は装着されてい
る。アウトレット4はそのカバー5を開けるとプラグの
差込口6(図4に図示)が露出するようになっており、
その差込口6に電化製品等のプラグを差込むことで、A
C100ボルトの商用交流電源として使用される。
【0018】次にアウトレット4の構造について説明す
る。図3に示すように、アウトレット4は、レセプタク
ル本体7と、レセプタクル本体7を挿着するためのケー
ス8とからなる。レセプタクル本体7は、一対の差込口
6(但し、図4に図示)が形成された四角板状の支持板
部9aと、支持板部9aの背面から延出する断面略E字
状の延出部9bとが一体に樹脂成形されたプレート9を
備える。
る。図3に示すように、アウトレット4は、レセプタク
ル本体7と、レセプタクル本体7を挿着するためのケー
ス8とからなる。レセプタクル本体7は、一対の差込口
6(但し、図4に図示)が形成された四角板状の支持板
部9aと、支持板部9aの背面から延出する断面略E字
状の延出部9bとが一体に樹脂成形されたプレート9を
備える。
【0019】支持板部9aにはカバー5がその上端部両
側でピン10を介して開閉可能に取付けられている。カ
バー5の表面には取手部5aが形成されている。図4に
示すように、カバー5の内面には係止突起5bが形成さ
れている。支持板部9aには係止突起5bと相対する位
置に係止凹部11が形成されている。カバー5は閉じた
状態では係止突起5bが係止凹部11に係合することに
より閉じた状態に保持される。カバー5は閉じた状態か
ら180°以上回動可能であって、レセプタクル本体7
が水平に組付けられても、手を離したまま開いた状態に
保持可能である。
側でピン10を介して開閉可能に取付けられている。カ
バー5の表面には取手部5aが形成されている。図4に
示すように、カバー5の内面には係止突起5bが形成さ
れている。支持板部9aには係止突起5bと相対する位
置に係止凹部11が形成されている。カバー5は閉じた
状態では係止突起5bが係止凹部11に係合することに
より閉じた状態に保持される。カバー5は閉じた状態か
ら180°以上回動可能であって、レセプタクル本体7
が水平に組付けられても、手を離したまま開いた状態に
保持可能である。
【0020】図3に示すように、プレート9の延出部9
bにはその両側壁12,12の間に隔壁13が両側壁1
2,12と平行に延びた状態に突出して形成されてい
る。各側壁12,12と隔壁13とに挟まれた部分に二
つの凹部14が形成されている。二つの端子としてのタ
ーミナル15は二つの凹部14にそれぞれ嵌合された状
態でプレート9にセットされている。ターミナル15は
凹部14に上方から嵌め込むことによりセットされる。
bにはその両側壁12,12の間に隔壁13が両側壁1
2,12と平行に延びた状態に突出して形成されてい
る。各側壁12,12と隔壁13とに挟まれた部分に二
つの凹部14が形成されている。二つの端子としてのタ
ーミナル15は二つの凹部14にそれぞれ嵌合された状
態でプレート9にセットされている。ターミナル15は
凹部14に上方から嵌め込むことによりセットされる。
【0021】図1,図5に示すように、ターミナル15
は金属製の打ち抜き板を所定形状に折曲げ加工すること
により形成されており、差込口6から差込まれたプラグ
が嵌入される雌端子部15aと、配線としてのハーネス
16の先端に設けられたコネクタ17(いずれも図1に
図示)の雌穴に差込むための接続端子部としてのリード
部15bとを有する。また、図1,図5,図6に示すよ
うに、プレート9には両側壁12,12の外側面に一対
の係止突起18が形成されている。なお、ハーネス16
は12Vの直流電圧を100Vの交流電圧に変換するた
めの変換回路(いずれも図示せず)を介して自動車1に
搭載されたバッテリに接続されている。
は金属製の打ち抜き板を所定形状に折曲げ加工すること
により形成されており、差込口6から差込まれたプラグ
が嵌入される雌端子部15aと、配線としてのハーネス
16の先端に設けられたコネクタ17(いずれも図1に
図示)の雌穴に差込むための接続端子部としてのリード
部15bとを有する。また、図1,図5,図6に示すよ
うに、プレート9には両側壁12,12の外側面に一対
の係止突起18が形成されている。なお、ハーネス16
は12Vの直流電圧を100Vの交流電圧に変換するた
めの変換回路(いずれも図示せず)を介して自動車1に
搭載されたバッテリに接続されている。
【0022】一方、ケース8は、図3,図5,図6に示
すように有底略四角筒状を有し、その箱状のケース本体
8aにはガイド部としての四角筒状の筒部8bがその底
部から延出している。図3に示すように、ケース9の内
周上面には三本の案内溝19がレセプタクル本体7の各
側壁12及び隔壁13のそれぞれと係合可能に形成され
ている。レセプタクル本体7は各側壁12及び隔壁13
を三本の案内溝19にそれぞれ案内させることにより開
口20からケース8内にスライド挿入される。
すように有底略四角筒状を有し、その箱状のケース本体
8aにはガイド部としての四角筒状の筒部8bがその底
部から延出している。図3に示すように、ケース9の内
周上面には三本の案内溝19がレセプタクル本体7の各
側壁12及び隔壁13のそれぞれと係合可能に形成され
ている。レセプタクル本体7は各側壁12及び隔壁13
を三本の案内溝19にそれぞれ案内させることにより開
口20からケース8内にスライド挿入される。
【0023】図5,図6に示すようにケース本体8aの
底部には2本のリード部15bと相対する位置に一対の
孔21が形成されている。レセプタクル本体7がケース
8に挿着された状態では、2本のリード部15bが孔2
1を貫通して筒部8bの内周面内側に挿入されるように
なっている。筒部8bはリード部15bに接続させるた
めにコネクタ17を案内するガイドの機能を有してい
る。筒部8bにはコネクタ17の係止突起17aと係合
する係止部としての係止孔8cが形成されている。
底部には2本のリード部15bと相対する位置に一対の
孔21が形成されている。レセプタクル本体7がケース
8に挿着された状態では、2本のリード部15bが孔2
1を貫通して筒部8bの内周面内側に挿入されるように
なっている。筒部8bはリード部15bに接続させるた
めにコネクタ17を案内するガイドの機能を有してい
る。筒部8bにはコネクタ17の係止突起17aと係合
する係止部としての係止孔8cが形成されている。
【0024】ケース本体8aの内部両側方には一対の支
持部22が、延出部9bの幅より若干広い間隔を保って
底部側から開口20側に向かって延びるように形成され
ている。支持部22には係止突起18と相対する位置に
第1係止部としての係止孔22aが形成されている。レ
セプタクル本体7は図5、図6に示すように係止突起1
8が係止孔22aに係合することによりケース8に係止
されて挿着状態で保持される。
持部22が、延出部9bの幅より若干広い間隔を保って
底部側から開口20側に向かって延びるように形成され
ている。支持部22には係止突起18と相対する位置に
第1係止部としての係止孔22aが形成されている。レ
セプタクル本体7は図5、図6に示すように係止突起1
8が係止孔22aに係合することによりケース8に係止
されて挿着状態で保持される。
【0025】レセプタクル本体7がケース8に挿着され
た状態では、二つのターミナル15は、プレート9とケ
ース8の内周面とに囲まれた空間内において隔壁13に
よりほぼ水密状態に隔絶された2つの室内にそれぞれ収
納される。この2つの室はケース8に形成された図5に
示す複数の開口23(図示はしないが他の部位にもあ
る)を通じてケース8の外部に繋がっている。
た状態では、二つのターミナル15は、プレート9とケ
ース8の内周面とに囲まれた空間内において隔壁13に
よりほぼ水密状態に隔絶された2つの室内にそれぞれ収
納される。この2つの室はケース8に形成された図5に
示す複数の開口23(図示はしないが他の部位にもあ
る)を通じてケース8の外部に繋がっている。
【0026】図3,図5に示すように、ケース8の両側
部には第2係止部としての一対の係止部24が開口20
側ほど側方に少しずつ広がるように形成されている。一
対の係止部24はサービスホール3が形成された内壁両
側に延出する係止部25と係合するようになっている。
部には第2係止部としての一対の係止部24が開口20
側ほど側方に少しずつ広がるように形成されている。一
対の係止部24はサービスホール3が形成された内壁両
側に延出する係止部25と係合するようになっている。
【0027】アウトレット4のサービスホール3への組
付けは次のように行われる。まずインストルメントパネ
ル2の所定位置に用意されたサービスホール3を穴開き
状態にする。サービスホール3内にはコネクタ17を先
端に備えるハーネス16が引き回されている。予めプレ
ート9にターミナル15をセットし、レセプタクル本体
7を組立てておく。ターミナル15はその長手方向と直
交する方向に上方からプレート9の凹部14に押し込む
ことで凹部14に嵌め込まれて簡単にセットされる。
付けは次のように行われる。まずインストルメントパネ
ル2の所定位置に用意されたサービスホール3を穴開き
状態にする。サービスホール3内にはコネクタ17を先
端に備えるハーネス16が引き回されている。予めプレ
ート9にターミナル15をセットし、レセプタクル本体
7を組立てておく。ターミナル15はその長手方向と直
交する方向に上方からプレート9の凹部14に押し込む
ことで凹部14に嵌め込まれて簡単にセットされる。
【0028】レセプタクル本体7の延出部を9bを開口
20からケース8内にスライド挿入すれば、係止突起1
8と係止孔22aとが係合して、両部品7,8はワンタ
ッチで一体に結合する。こうしてアウトレット4は簡単
に組立てられる。このとき、リード部15bはケース8
の孔21を貫挿して筒部8b内に挿入された状態とな
る。このため、アウトレット4の組付け前において、リ
ード部15bは筒部8bにより保護されるので、リード
部15bを誤って折り曲げる心配がなくなる。
20からケース8内にスライド挿入すれば、係止突起1
8と係止孔22aとが係合して、両部品7,8はワンタ
ッチで一体に結合する。こうしてアウトレット4は簡単
に組立てられる。このとき、リード部15bはケース8
の孔21を貫挿して筒部8b内に挿入された状態とな
る。このため、アウトレット4の組付け前において、リ
ード部15bは筒部8bにより保護されるので、リード
部15bを誤って折り曲げる心配がなくなる。
【0029】アウトレット4をサービスホール3に組付
ける際は、まずコネクタ17をケース8の筒部8bに挿
着する。この結果、コネクタ17の雌穴にリード部15
bが差込まれてハーネス16とターミナル15との導通
がとれる。コネクタ17が筒部8bに挿着された状態で
は突起17aと係止孔8cとが係合してコネクタ17は
筒部8bに挿着された状態で係止される。
ける際は、まずコネクタ17をケース8の筒部8bに挿
着する。この結果、コネクタ17の雌穴にリード部15
bが差込まれてハーネス16とターミナル15との導通
がとれる。コネクタ17が筒部8bに挿着された状態で
は突起17aと係止孔8cとが係合してコネクタ17は
筒部8bに挿着された状態で係止される。
【0030】こうして配線作業を終えた後、ケース8を
サービスホール3内に嵌入するようにアウトレット4を
押し込めば、図2に示すように係止部24と係止部25
とが係合して、アウトレット4はワンタッチでサービス
ホール3に組付けられる。
サービスホール3内に嵌入するようにアウトレット4を
押し込めば、図2に示すように係止部24と係止部25
とが係合して、アウトレット4はワンタッチでサービス
ホール3に組付けられる。
【0031】アウトレット4の組付状態において、各タ
ーミナル15はプレート9とケース8とによりほぼ完全
に包囲されて保護される。また、リード部15bとコネ
クタ17との接合部は筒部8bによって保護される。従
って、インストルメントパネル2の裏面側空間に浮遊す
る塵埃や、組付箇所周辺での結露による露滴がターミナ
ル15に付着することはまず起こり得ない。
ーミナル15はプレート9とケース8とによりほぼ完全
に包囲されて保護される。また、リード部15bとコネ
クタ17との接合部は筒部8bによって保護される。従
って、インストルメントパネル2の裏面側空間に浮遊す
る塵埃や、組付箇所周辺での結露による露滴がターミナ
ル15に付着することはまず起こり得ない。
【0032】また、ジュース等の液体をアウトレット4
に誤って溢して差込口6から流入しても、二つのターミ
ナル15は隔壁13によって区画された二つの室にほぼ
水密状態に隔絶されているので、両ターミナル15が液
体を介して導通することがほぼなくなる。また、ターミ
ナル15に流入した液体はケース8の開口23を通じて
速やかに外部に流れ出る。
に誤って溢して差込口6から流入しても、二つのターミ
ナル15は隔壁13によって区画された二つの室にほぼ
水密状態に隔絶されているので、両ターミナル15が液
体を介して導通することがほぼなくなる。また、ターミ
ナル15に流入した液体はケース8の開口23を通じて
速やかに外部に流れ出る。
【0033】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下の効果が得られる。 (1)レセプタクル本体7をケース8に挿着することに
より、ターミナル15がリード部15b以外の部分でほ
ぼ完全に覆われるようにしたので、ターミナル15を露
出ができるだけ少なくなるように保護できる。また、ケ
ース8にレセプタクル本体7を挿入すれば、係止突起1
8と係止孔22aとが係合してワンタッチでアウトレッ
ト4を組立てることができ、アウトレット4をサービス
ホール3に挿入すれば、係止部24と係止部25とが係
合してワンタッチでアウトレット4を組付けることがで
きる。つまり、アウトレット4の組立て及びサービスホ
ール3への組付けをいずれもワンタッチで簡単にするこ
とができる。よって、ネジ等の部品や工具を使わずに簡
単にアウトレット4の組立て及び組付作業ができ、作業
性を大幅に向上させることができる。
以下の効果が得られる。 (1)レセプタクル本体7をケース8に挿着することに
より、ターミナル15がリード部15b以外の部分でほ
ぼ完全に覆われるようにしたので、ターミナル15を露
出ができるだけ少なくなるように保護できる。また、ケ
ース8にレセプタクル本体7を挿入すれば、係止突起1
8と係止孔22aとが係合してワンタッチでアウトレッ
ト4を組立てることができ、アウトレット4をサービス
ホール3に挿入すれば、係止部24と係止部25とが係
合してワンタッチでアウトレット4を組付けることがで
きる。つまり、アウトレット4の組立て及びサービスホ
ール3への組付けをいずれもワンタッチで簡単にするこ
とができる。よって、ネジ等の部品や工具を使わずに簡
単にアウトレット4の組立て及び組付作業ができ、作業
性を大幅に向上させることができる。
【0034】(2)ケース8を貫通したリード部15b
が筒部8bに挿入状態とされて筒部8bにより保護され
るので、リード部15bを誤って折り曲げてしまうこと
を防止できる。また、コネクタ17はその突起17aと
係止孔8cとの係合により、筒部8bに挿着された状態
に係止されるので、配線に負荷がかかってもコネクタ1
7が外れないように保持できる。
が筒部8bに挿入状態とされて筒部8bにより保護され
るので、リード部15bを誤って折り曲げてしまうこと
を防止できる。また、コネクタ17はその突起17aと
係止孔8cとの係合により、筒部8bに挿着された状態
に係止されるので、配線に負荷がかかってもコネクタ1
7が外れないように保持できる。
【0035】(3)プレート9にはその挿入方向、すな
わちターミナル15の長手方向と直交する方向からター
ミナル15を取付けできるように凹部14が上方側が開
放された状態に設けられているので、ターミナル15を
その長手方向と直交する方向に凹部14に押し込むだけ
で簡単に凹部14に嵌め込み固定できる。このため、タ
ーミナル15を取付けし易い向きで取付けすることがで
き、しかもその取付けも嵌め込みだけの簡単な作業で済
む。
わちターミナル15の長手方向と直交する方向からター
ミナル15を取付けできるように凹部14が上方側が開
放された状態に設けられているので、ターミナル15を
その長手方向と直交する方向に凹部14に押し込むだけ
で簡単に凹部14に嵌め込み固定できる。このため、タ
ーミナル15を取付けし易い向きで取付けすることがで
き、しかもその取付けも嵌め込みだけの簡単な作業で済
む。
【0036】(4)二つのターミナル15はほぼ水密状
態に隔絶された二つの室にそれぞれ収められるので、誤
って溢したジュース等の液体が差込口6から流入して
も、二つのターミナル15がその液体を介してショート
することをほぼ確実に防止することができる。また、タ
ーミナル15に流入した液体を、室に溜めることなく開
口23を通して速やかに外に排出できる。
態に隔絶された二つの室にそれぞれ収められるので、誤
って溢したジュース等の液体が差込口6から流入して
も、二つのターミナル15がその液体を介してショート
することをほぼ確実に防止することができる。また、タ
ーミナル15に流入した液体を、室に溜めることなく開
口23を通して速やかに外に排出できる。
【0037】(5)アウトレット4の不使用時に閉じた
カバー5は、係止突起5bと係止凹部11との係合によ
り閉じた状態に保持されるので、自動車1の走行中の振
動等が原因でカバー5が開いたり、振動等が原因でカバ
ー5が開閉して発生するばたつき音を防止できる。
カバー5は、係止突起5bと係止凹部11との係合によ
り閉じた状態に保持されるので、自動車1の走行中の振
動等が原因でカバー5が開いたり、振動等が原因でカバ
ー5が開閉して発生するばたつき音を防止できる。
【0038】なお、前記実施形態に限定されず、以下の
態様で実施してもよい。 ○レセプタクル本体7を挿着させるケースは、ターミナ
ル15のリード部15b以外の部分の露出をできるだけ
少なくなるように覆うことができれば足り、その形状は
有底筒状に限定されない。例えばターミナル15を取付
けるために開放された凹部14の上方領域を覆う蓋部
と、リード部15bを延出させるための底部側の開放領
域を覆う底部とを備える形状であって、プレート9にス
ライドさせることで挿着できるようにケースを構成す
る。そして、このケースにはプレート9が挿着された状
態で係合する係合部を備え、その挿着時に前記実施形態
と同様にターミナル15のリード部15b以外の部分が
ほぼ完全に覆われるようにしてもよい。
態様で実施してもよい。 ○レセプタクル本体7を挿着させるケースは、ターミナ
ル15のリード部15b以外の部分の露出をできるだけ
少なくなるように覆うことができれば足り、その形状は
有底筒状に限定されない。例えばターミナル15を取付
けるために開放された凹部14の上方領域を覆う蓋部
と、リード部15bを延出させるための底部側の開放領
域を覆う底部とを備える形状であって、プレート9にス
ライドさせることで挿着できるようにケースを構成す
る。そして、このケースにはプレート9が挿着された状
態で係合する係合部を備え、その挿着時に前記実施形態
と同様にターミナル15のリード部15b以外の部分が
ほぼ完全に覆われるようにしてもよい。
【0039】○サービスホール以外の組付穴に組付けて
使用するためのサービスホール用でないアウトレットに
おいて本発明の構成を具体化して実施することもでき
る。 ○アウトレット4の組付位置はインストルメントパネル
2に限定されず、アウトレットをその他の場所に組付け
ることもできる。例えばコンソール、トリムなどに組付
けてもよい。また、アウトレット4の組付場所は車室内
に限定されるものでもない。例えば車体ボディの表面に
アウトレットを埋め込んだ状態に組付けてもよい。この
構成によれば、車外で使用する電化製品の電源をとるの
に都合がよい。また、車体ボディの表面にアウトレット
を組付ける場合は、カバーに鍵を設けたり、ボディに設
けた蓋の中にアウトレットを取付けた二重構造とするな
ど、雨に対する防水対策や防犯対策を考慮した組付構造
とすることが好ましい。
使用するためのサービスホール用でないアウトレットに
おいて本発明の構成を具体化して実施することもでき
る。 ○アウトレット4の組付位置はインストルメントパネル
2に限定されず、アウトレットをその他の場所に組付け
ることもできる。例えばコンソール、トリムなどに組付
けてもよい。また、アウトレット4の組付場所は車室内
に限定されるものでもない。例えば車体ボディの表面に
アウトレットを埋め込んだ状態に組付けてもよい。この
構成によれば、車外で使用する電化製品の電源をとるの
に都合がよい。また、車体ボディの表面にアウトレット
を組付ける場合は、カバーに鍵を設けたり、ボディに設
けた蓋の中にアウトレットを取付けた二重構造とするな
ど、雨に対する防水対策や防犯対策を考慮した組付構造
とすることが好ましい。
【0040】○接続端子をリード部のような雄端子部と
したが、接続端子部が雌端子部である端子(ターミナ
ル)とし、コネクタの雄ピン等の雄端子に接続端子部と
しての雌端子部を接続させる構成であってもよい。
したが、接続端子部が雌端子部である端子(ターミナ
ル)とし、コネクタの雄ピン等の雄端子に接続端子部と
しての雌端子部を接続させる構成であってもよい。
【0041】○ケース8に筒部8bが無い構成としても
よい。この構成によれば、アウトレット4の組付け前に
おけるリード15bの保護は図り難くなるが、ターミナ
ル15をできるだけ露出少なく保護することはでき、ア
ウトレット4の組立て及び組付けも簡単にできる。ま
た、筒部8bを無くしたケースにコネクタを係止するた
めの係止部を設けた構成としてもよい。この構成によれ
ば、コネクタの外れを防止できる。
よい。この構成によれば、アウトレット4の組付け前に
おけるリード15bの保護は図り難くなるが、ターミナ
ル15をできるだけ露出少なく保護することはでき、ア
ウトレット4の組立て及び組付けも簡単にできる。ま
た、筒部8bを無くしたケースにコネクタを係止するた
めの係止部を設けた構成としてもよい。この構成によれ
ば、コネクタの外れを防止できる。
【0042】明細書中において使用した用語を次のよう
に定義する。 「車両:乗用車、バス、トラック等の自動車を始めと
し、オートバイや、フォークリフト等の産業車両を含
む。」 上記実施の形態から把握できる請求項に記載の発明以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。
に定義する。 「車両:乗用車、バス、トラック等の自動車を始めと
し、オートバイや、フォークリフト等の産業車両を含
む。」 上記実施の形態から把握できる請求項に記載の発明以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。
【0043】(イ)請求項1に係る発明において、前記
ケースは、該ケースを貫通した前記接続端子部が挿入状
態とされる筒状のガイド部を有する。この構成によれ
ば、ケースを貫通した接続端子部は筒状のガイド部に挿
入された状態で保護されるので、誤って接続端子部を折
り曲げてしまうことを防止できる。
ケースは、該ケースを貫通した前記接続端子部が挿入状
態とされる筒状のガイド部を有する。この構成によれ
ば、ケースを貫通した接続端子部は筒状のガイド部に挿
入された状態で保護されるので、誤って接続端子部を折
り曲げてしまうことを防止できる。
【0044】(ロ)請求項3に係る発明において、前記
隔壁は、前記レセプタクル本体が前記ケースに挿着され
た状態において、前記二つの端子をほぼ水密状態に隔絶
するように形成されている。この構成によれば、差込口
からジュース等の溢した液体が流入しても、二つの端子
はこの液体を介しては導通しないので、漏電防止効果が
得られる。
隔壁は、前記レセプタクル本体が前記ケースに挿着され
た状態において、前記二つの端子をほぼ水密状態に隔絶
するように形成されている。この構成によれば、差込口
からジュース等の溢した液体が流入しても、二つの端子
はこの液体を介しては導通しないので、漏電防止効果が
得られる。
【0045】(ハ)前記(ロ)において、前記レセプタ
クル本体が前記ケースに挿着された状態において、前記
差込口から前記各端子に流れた液体を排出するための排
出通路が形成されている。この構成によれば、差込口か
らジュース等の溢した液体が流入しても、その液体を排
出通路を通じて速やかに排出できる。なお、開口23が
排出通路を構成している。
クル本体が前記ケースに挿着された状態において、前記
差込口から前記各端子に流れた液体を排出するための排
出通路が形成されている。この構成によれば、差込口か
らジュース等の溢した液体が流入しても、その液体を排
出通路を通じて速やかに排出できる。なお、開口23が
排出通路を構成している。
【0046】(ニ)請求項1〜請求項4のいずれか一項
に係る発明において、前記レセプタクル本体に設けられ
た前記二つの端子が固定される端子取付部は、前記二つ
の端子が前記レセプタクル本体の前記ケースに対する挿
着方向と直交する方向から取付けられるようにその取付
方向側が開放されている。この構成によれば、端子は差
込口側と接続端子部側とを結ぶ方向が長手方向となるの
で、端子を長手方向と直交する方向、すなわちその短手
方向を取付方向とすることができるので、端子の取付け
を簡単にできる。
に係る発明において、前記レセプタクル本体に設けられ
た前記二つの端子が固定される端子取付部は、前記二つ
の端子が前記レセプタクル本体の前記ケースに対する挿
着方向と直交する方向から取付けられるようにその取付
方向側が開放されている。この構成によれば、端子は差
込口側と接続端子部側とを結ぶ方向が長手方向となるの
で、端子を長手方向と直交する方向、すなわちその短手
方向を取付方向とすることができるので、端子の取付け
を簡単にできる。
【0047】(ホ)前記(ニ)において、前記端子取付
部は前記二つの端子が嵌合により固定されるとともに、
前記取付方向側が開口された嵌合凹部を有する。この構
成によれば、端子を短手方向を取付方向として簡単に取
付けでき、しかも嵌合凹部に嵌め込むだけで端子を端子
取付部に簡単に固定できる。なお、凹部14が嵌合凹部
を構成している。
部は前記二つの端子が嵌合により固定されるとともに、
前記取付方向側が開口された嵌合凹部を有する。この構
成によれば、端子を短手方向を取付方向として簡単に取
付けでき、しかも嵌合凹部に嵌め込むだけで端子を端子
取付部に簡単に固定できる。なお、凹部14が嵌合凹部
を構成している。
【0048】(ヘ)請求項1〜請求項4のいずれか一項
に係る発明において、前記レセプタクル本体は前記差込
口を覆うための開閉可能なカバーを備え、前記レセプタ
クル本体は前記カバーを閉じた状態に係止する係止手段
を備えている。この構成によれば、不使用時は差込口が
カバーにより保護される。カバーは閉じた状態で係止さ
れるので、車両の走行中の振動等によりカバーが開いて
しまったり、振動等でカバーが開閉して起こるばたつき
音を防止できる。なお、係止突起5b及び係止凹部11
が係止手段を構成している。
に係る発明において、前記レセプタクル本体は前記差込
口を覆うための開閉可能なカバーを備え、前記レセプタ
クル本体は前記カバーを閉じた状態に係止する係止手段
を備えている。この構成によれば、不使用時は差込口が
カバーにより保護される。カバーは閉じた状態で係止さ
れるので、車両の走行中の振動等によりカバーが開いて
しまったり、振動等でカバーが開閉して起こるばたつき
音を防止できる。なお、係止突起5b及び係止凹部11
が係止手段を構成している。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明によ
れば、レセプタクル本体を接続端子部が貫通する以外は
端子を覆う状態にケースに挿着し、しかもケースにレセ
プタクル本体が挿着状態に係止される第1係止部と、組
付穴に係止状態に組付けされるための第2係止部とを設
けたので、端子をなるべく露出の少ない状態に保護で
き、しかもアウトレットを簡単に組立て及び組付けでき
る。
れば、レセプタクル本体を接続端子部が貫通する以外は
端子を覆う状態にケースに挿着し、しかもケースにレセ
プタクル本体が挿着状態に係止される第1係止部と、組
付穴に係止状態に組付けされるための第2係止部とを設
けたので、端子をなるべく露出の少ない状態に保護で
き、しかもアウトレットを簡単に組立て及び組付けでき
る。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、ケースを
貫通した接続端子部が挿通状態とされる筒状のガイド部
をケースに設け、しかもこのガイド部にコネクタを挿着
状態に係止するための係止部を設けたので、アウトレッ
トの組付け前に接続端子部を誤って折り曲げないように
保護できるとともに、コネクタの外れを防止できる。
貫通した接続端子部が挿通状態とされる筒状のガイド部
をケースに設け、しかもこのガイド部にコネクタを挿着
状態に係止するための係止部を設けたので、アウトレッ
トの組付け前に接続端子部を誤って折り曲げないように
保護できるとともに、コネクタの外れを防止できる。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、二つの端
子の間にある隔壁を案内溝に係合させることでレセプタ
クル本体のケースへの挿入を案内したので、、端子の接
続端子部がケースの貫通位置に正確に案内され、アウト
レットの組立て時に接続端子部がケースの内壁に当たっ
て折り曲がることを防止できる。
子の間にある隔壁を案内溝に係合させることでレセプタ
クル本体のケースへの挿入を案内したので、、端子の接
続端子部がケースの貫通位置に正確に案内され、アウト
レットの組立て時に接続端子部がケースの内壁に当たっ
て折り曲がることを防止できる。
【0052】請求項4に記載の発明によれば、アウトレ
ットを自動車の室内壁に設けられたサービスホールに後
付けする際に、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
載の発明と同様の効果が得られる。
ットを自動車の室内壁に設けられたサービスホールに後
付けする際に、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
載の発明と同様の効果が得られる。
【図1】アウトレットの分解状態を示す平面図。
【図2】アウトレットの組付状態を示す平面図。
【図3】アウトレットの分解斜視図。
【図4】レセプタクル本体のカバーを開けた状態を示す
正面図。
正面図。
【図5】アウトレットの平断面図。
【図6】アウトレットの一部破断側面図。
【図7】アウトレットが組付けられた車室内を示す斜視
図。
図。
1…車両としての自動車、2…室内壁としてのインスト
ルメントパネル、3…組付穴としてのサービスホール、
4…アウトレット、5…カバー、6…差込口、7…レセ
プタクル本体、8…ケース、8b…ガイド部としての筒
部、8c…係止部としての係止孔、13…隔壁、15…
端子としてのターミナル、15b…接続端子部としての
リード部、16…配線としてのハーネス、17…コネク
タ、19…案内溝、22a…第1係止部としての係止
孔、24…第2係止部としての係止部。
ルメントパネル、3…組付穴としてのサービスホール、
4…アウトレット、5…カバー、6…差込口、7…レセ
プタクル本体、8…ケース、8b…ガイド部としての筒
部、8c…係止部としての係止孔、13…隔壁、15…
端子としてのターミナル、15b…接続端子部としての
リード部、16…配線としてのハーネス、17…コネク
タ、19…案内溝、22a…第1係止部としての係止
孔、24…第2係止部としての係止部。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両に設けられた組付穴に電源から延び
る配線に接続して組付けられる車両用アウトレットにお
いて、 プラグを差込むための差込口と、該差込口に差込まれた
プラグと導通する二つの端子とを備えたレセプタクル本
体と、 前記二つの端子が前記配線に接続されるその接続端子部
を貫通させた状態で覆われるように、前記レセプタクル
本体を挿着するケースとを備え、 前記ケースは前記レセプタクル本体を挿着した状態に係
止する第1係止部と、前記組付穴に組付けられた状態に
係止するための第2係止部とを有する車両用アウトレッ
ト。 - 【請求項2】 前記ケースには、該ケースを貫通した前
記接続端子部が挿入状態とされるとともに、前記配線に
設けられたコネクタを前記接続端子部に接続すべく案内
する筒状のガイド部が形成され、該ガイド部には前記コ
ネクタを挿着状態に保持するために係止する係止部が設
けられている請求項1に記載の車両用アウトレット。 - 【請求項3】 前記レセプタクル本体は前記二つの端子
の間にその挿入方向に延びる隔壁を有し、前記ケースに
は前記隔壁と係合して前記レセプタクル本体の挿入を案
内する案内溝が形成されている請求項1又は請求項2に
記載の車両用アウトレット。 - 【請求項4】 自動車の室内壁に後付けするために前記
組付穴として設けられたサービスホールに組付けられる
サービスホール用アウトレットである請求項1〜請求項
3のいずれか一項に記載の車両用アウトレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21076497A JPH1148882A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 車両用アウトレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21076497A JPH1148882A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 車両用アウトレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148882A true JPH1148882A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16594753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21076497A Pending JPH1148882A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 車両用アウトレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148882A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012046467A1 (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-12 | 住友電装株式会社 | コネクタホルダ |
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