JP2019121570A - コネクタハウジングの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付作業性に優れたコネクタハウジングの取付構造を提供する。【解決手段】内装材に形成された取付孔に前側から挿入してコネクタハウジング3を内装材に取り付ける。コネクタハウジング3は、取付孔の前側に係止するコネクタ受け部材5と、取付孔に挿通された本体4とを備え、本体4の左右の壁部11,11に形成された係止片21,21が、取付孔の後方に係止されると共に、コネクタ受け部材5には、上下方向に複数のコネクタ挿入孔6,6が形成され、コネクタ挿入孔6,6側の左右の壁部11,11間には、これら左右の壁部11,11の内側への撓みを抑える基板及びコネクタが配置されており、壁部11の左右外側に係止片21,21が形成されている。これによりUSBコネクタ10の引き抜き時、コネクタハウジング3の撓みを小さくして、コネクタハウジング3の抜けを防止することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタハウジングの取付構造に関する。
従来、この種のものとして、取付部材の取付孔の一方側から挿入される第1のコネクタハウジングと、前記取付部材の取付孔の他方側から挿入される第2のコネクタハウジングとを備え、前記第1のコネクタハウジングは、前記取付孔の周縁に仮係止される仮係止部と前記第2のコネクタハウジングに係止されるロックアームとを有し、前記第2のコネクタハウジングは、前記第1のコネクタハウジングへの嵌合過程で前記仮係止部を解除位置に変位させる仮係止解除部と前記ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止させる状態に撓み変形させ、且つ、前記ロックアームを係止するロックアーム係止部と取付孔の挿入完了位置で前記取付孔の周縁に係止する本係止部とを有するコネクタ装置(例えば特許文献1)があり、このコネクタ装置では前記第1のコネクタハウジングには、各種周辺装置等のケーブルの端子を接続する複数のコネクタ部が左右に並んで配置されている。
また、車両に設けられた接続端子を包囲して前記車両に装着可能な本体部を備え、前記蓋部の前記裏面の他端側には、前記蓋部の幅方向両側から突出して前記本体部の他端側の幅方向両側に設けられた係止孔部に係止可能な一対の蓋係止片が設けられた車両用コネクタ接続部品(例えば特許文献2)があり、このコネクタ接続部品では1つのUSBケーブルが接続される。
特許第6101664号公報 特開2016−96102号公報
上記特許文献1のコネクタ装置では、取付孔の一方側から第1のコネクタハウジングを挿入し、取付孔の他方側から第2のコネクタハウジングを挿入し、両コネクタハウジングをロック構造により連結すると共に、取付孔に固定するものであり、また、特許文献2の車両用コネクタ接続部品も、一方側と他方側とから本体部と蓋部とを連結するものであるから、取付構造が複雑になると共に、取付作業性に劣る問題がある。
また、上記特許文献2の車両用コネクタ接続部品は、縦向きのUSBコネクタを1つしか接続することができず、これに対して、上記特許文献1のコネクタ装置では、横に並べて3つコネクタを接続することができるが、横向きで左右に並べるとスペースを取るという問題がある。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、コネクタハウジングの撓みを小さくして、抜けを防止することができるコネクタハウジングの取付構造を提供することを目的とし、加えて、取付作業性に優れたコネクタハウジングの取付構造を提供する。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、被取付部材に形成された取付孔に前後方向の一方側から挿入してコネクタハウジングを前記被取付部材に取り付けるコネクタハウジングの取付構造であって、前記コネクタハウジングは、コネクタ受け部材と、前記取付孔に挿通された本体とを備え、前記本体の左右の壁部に形成された係止部が、前記被取付部材に係止されると共に、前記コネクタ受け部材には、上下方向に複数のコネクタ挿入孔が形成され、前記左右の壁部間には、これら左右の壁部の撓みを抑える収納部材が配置されており、前記壁部の左右に前記係止部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、複数の前記収納部材を備え、これら複数の収納部材のうち少なくとも1つは基板であり、もう一つは前記取付孔の他方側から装着されたコネクタであることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記固定された基板に対して、前記装着されたコネクタが上方に配置されていることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、コネクタ引き抜き時、コネクタハウジングの撓みを小さくして、抜けを防止することができる。また、取付作業性に優れ、さらに、上下方向に複数のコネクタ挿入孔が形成されているから、省スペース化が可能となる。
請求項2の構成によれば、異なる用途の収納部材を配置しつつ、コネクタハウジングの撓みを小さくできる。
請求項3の構成によれば、コネクタの装着作業を容易に行うことができる。
本発明の実施例1を示すコネクタハウジングの一方側から見た斜視図である。 同上、取付状態の他方側から見た斜視図である。 同上、コネクタ取付部にコネクタを取り付ける前における一方側から見た斜視図である。 同上、コネクタ取付部にコネクタを取り付ける前の他方側から見た斜視図である。 同上、側面図である。 同上、平面図である。 同上、底面図である。 同上、取付作業を説明する断面図であり、図8(A)はガーニッシュの孔部に本体を挿入する状態を示し、図8(B)は取付後を示す。 同上、断面説明図である。 同上、要部の断面図である。 同上、取付作業を説明する説明斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明のコネクタハウジングの取付構造の実施例について説明する。
図1〜図11は本発明の実施例1を示し、同図に示すように、コネクタハウジングの取付構造は、車両のインストルメントパネルなどの内装材1を被取付部材とし、前記内装材1に貫通形成された取付孔2に、前側である一方側からコネクタハウジング3が挿入されて、該コネクタハウジング3が前記内装材1に取り付けられる。前記内装材1は合成樹脂製である。
前記コネクタハウジング3は、前記取付孔2に挿通する本体4と、この本体4の前側に一体に設けられた縦板状のコネクタ受け部材5とを備え、これら本体4及びコネクタ受け部材5は合成樹脂製である。また、前記コネクタ受け部材5は正面視で縦長の長方形形状をなし、取付孔2の開口縁の一方側に係止し、そのコネクタ受け部材5の上下に後述する外部コネクタを一方側から挿入するコネクタ挿入孔6,6が穿設され、これらコネクタ挿入孔6,6は同一形状であって、横長な長方形形状をなす。さらに、前記コネクタ受け部材5の上下左右は前記本体4より僅かに大きく形成され、そのコネクタ受け部材5の周囲が、係止部たる係止縁部7であり、この係止縁部7が前記取付孔2の周囲の内装材1の前面に当接して係止する。
前記本体4内には、上下にコネクタ8,9が収納され、上のコネクタ8は、上の前記コネクタ挿入孔6に臨んで配置され、下のコネクタ9は、下の前記コネクタ挿入孔6に臨んで配置されている。また、この例では、それらコネクタ8,9は、雌型のUSBコネクタである。
前記本体4は、左右の壁部11,11と、これら左右の壁部11,11の下部を連結する底部12とを一体に備え、左右の壁部11,11及び底部12は板状をなす。それら左右の壁部11,11の外面11G,11Gの間隔は、前記取付孔2の左右寸法に対応し、この取付孔2の左右寸法より広い前記コネクタ受け部材5の左右外周側が、前記係止縁部7の左部7L及び右部7Rである。
前側における前記壁部11の上縁13と前記底部12の下面との間隔が、前記取付孔2の上下の寸法に対応する。また、前記底部12の下面は前記コネクタ受け部材5の下縁より上方にあり、前記底部12より下方のコネクタ受け部材5の外周側が前記係止縁部7の下部7Kであり、コネクタ受け部材5の前記左右の壁部11,11の上縁13,13より上部が前記係止縁部7の上部7Jであり、図6に示すように、前記上部7Jは左右に分かれている。
前記壁部11の前後方向中央側には、前記上縁13の後端に連続する縦方向下向きの段差部14が形成され、この段差部14の前後が前記壁部11の前壁部15と後壁部16になっている。また、前記前壁部15の前記上縁13の前後方向中央側には、縦方向の小段差部17が形成され、左右の壁部11,11の上縁13,13間及び段差部14,14間は開口している。さらに、前記前壁部15の前側には、係止部たる係止片21,21が上下に間隔を置いて形成され、この係止片21は前記取付孔2の開口縁の他方の面である内面に係止する。
図5などに示すように、前記係止片21は、前記壁部11にコ字型の切欠き溝22を貫通形成し、この切欠き溝22は、先端側(前端側)に先端溝部たる縦溝部22Tを設け、この縦溝部22Tの上,下端から後側に向かって横溝部22Y,22Yを設けてなり、これにより係止片21は先端側が自由端の弾性片となる。また、図8などに示すように、前記係止片21の前側の外面に突起部23を突出形成し、即ち左右の壁部11,11の左右外側に係止片21,21の突起部23が形成され、この突起部23の外面の後側には、後側から前側に向かって外側に傾斜した傾斜案内面24が形成され、この傾斜案内面24の前端から前側に向って係止面25が形成されている。この係止面25は、前記傾斜案内面24の前端から本体4の左右方向中央向き(本体4の長さ方向と略直交方向)に形成された横係止面部25Aと、この横係止面部25Aの内端から前側内向き斜めに形成された斜め係止面部25Bとを有する。また、この斜め係止面部25Bの前端から前側に向かって、先端外面26が形成され、この先端外面26は、係止片21の弾性変形前において、前記壁部11の外面11Gより左右方向外側に位置し、且つ、該壁部11の外面11Gと平行で前後方向に向いている。さらに、前記横係止面部25Aと前記傾斜案内面24との間には、前記外面11Gと平行な外端平面部24Hが設けられている。
また、図8に示すように、係止縁部7の後面から斜め係止面部25Bの前端までの長さLFと前記取付孔2における内装材1の厚さTが略等しいか、長さLFが厚さTより多少大きい。この場合、厚さTは長さLFの0.8〜1倍程度の大きさである。また、係止片21には斜め係止面部25Bが設けられているから、最大で、係止縁部7の後面から横係止面部25Aまでの長さLの厚さTを有する取付孔2に、本体4を挿通して、コネクタハウジング3を内装材1に取り付けることができる。
前記前壁部15の後側上部には、前記コネクタ8の側部が係入する係入受け部たる開口部31が形成され、この開口部31は前後方向に長く形成されている。また、前記開口部31と前記上縁13との間には、前後方向の上桟部32が形成され、この上桟部32に連続して前記開口部31と前記段差部14との間には、縦桟部33が形成されている。
図5などに示すように、前記壁部11には、前記段差部14の下部に連続して略L型の切込み溝34が形成され、この切込み溝34の縦部34Tと前記開口部31との間に、前記縦桟部33の縦桟下部33Tが形成され、前記切込み溝34の前側に向いた横部34Yと前記開口部31との間に、前後方向で前向きの下桟部35が形成され、この下桟部35は前記上桟部32より短く形成されている。また、前記上桟部32と縦桟部33の角部の外縁には面取り部36が形成され、同様に前記下桟部35と縦桟下部33Tの角部の外縁には面取り部36が形成されている。そして、前記上桟部32,縦桟部33及び下桟部35により、前記開口部31を弾性変形可能とする外枠部37を構成している。
そして、図4などに示すように、左右の前記前壁部15,15の間の上部空間により、前記コネクタ8を装着するコネクタ取付部18を構成している。また、本体4における前記コネクタ取付部18の下部が、本体下部19である。
前記本体下部19には、前記左右の壁部11,11の間に、図9に示すように収容部材たる基板41を配置し、この基板41の左右縁部は前記壁部11,11の内面に当接又は近接し、該基板41により壁部11,11の内側への撓みを抑制している。尚、基板41の前側は、前記コネクタ受け部材5の近傍で、係止片21と重なり合う位置に配置されている。このようにコネクタ挿入孔6,6側の左右の壁部11,11間に、収容部材が配置されている。
取付状態において、前記本体下部19の前側には、前記コネクタ9が収納されており、前記コネクタ9の導電端子42が前記基板41に実装されている。具体的には、図9に示すように、コネクタ9の端子42を前記基板41のスルーホール43に挿通し、その端子42を半田により基板41の導電パターンに電気的に接続している。そして、下のコネクタ挿入孔6を通して前記コネクタ9に、外部コネクタたる雄型のUSBコネクタ10が接続される。
前記本体下部19の後側には、車両側のハーネスのコネクタ(図示せず)を接続するコネクタ45が設けられている。このコネクタ45は、合成樹脂製の接続ケース46に内蔵されている。この接続ケース46は、上面部46A,底面部46B及び左,右側面部46C,46Cを有し、前記ハーネスのコネクタを接続する接続口47が後方に開口し、前記接続口47内には、複数の導電端子48が設けられ、この端子48が前記基板41に実装され、そのL形の端子48の下端を、基板41のスルーホール43に挿通し、その端子48を半田により基板41の導電パターンに接続している。そして、前記基板41は、前記端子42,48同士を電気的に接続するインターフェース基板であり、図示しない電子部品が実装されている。
前記接続ケース46は前記本体4と別体に形成され、その接続ケース46の左,右側面部46C,46Cの前側上部の左右に弾性係止片49,49を前向きに突設し、図10に示すように、それら弾性係止片49,49を壁部11,11の係止孔50,50に係止し、また、前記接続ケース46の底面部46Bの前側左右に弾性係止片49,49を前向きに突設し、これら弾性係止片49,49を底面部46Bの係止孔50,50に係止することにより、本体4に接続ケース46を一体に組み付け固定している。尚、図中、46Mが接続ケース46の前縁であり、接続ケース46の底面部46B及び左,右側面部46C,46Cは、本体4の底部12及び両壁部11,11と面一に連結され、図5などに示すように、前縁46Mと本体4の後縁とは凹凸嵌合しており、上下方向が正しく位置合わせされている。
図6及び図9などに示すように、前記本体4内には、本体下部19内の基板41とコネクタ取付部18とを仕切るシールド51が設けられ、このシールド51は電磁波などを遮断可能な金属板などからなる。シールド51の後部には段差部52が設けられ、この段差部52によりシールド後部51Aがシールド51の前部より高い位置にあり、そのシールド後部51Aにより前記端子48の上方を覆っている。また、前記コネクタ9の端子42の先端は、金属製などからなるシールドフレーム内に収納されている。尚、シールド51に比べて基板41は左右幅広に形成されている。
前記コネクタ取付部18には、車両側の前記コネクタ8が収納される。このコネクタ8のコネクタケース55は合成樹脂からなり、そのコネクタケース55の左右側面後部に、前記開口部31に嵌入する嵌合突部56を突設し、コネクタ取付部18に後方からコネクタ8を挿入することにより、開口部31に嵌合突部56が嵌合し、前記コネクタ取付部18内にコネクタ8が着脱可能に固定される。この固定状態で、コネクタ8の先端が、上段の前記コネクタ挿入孔6に臨んで配置され、コネクタ挿入孔6を通してコネクタ8の先端に、外部コネクタたる雄型のUSBコネクタ10が接続される。
このようにコネクタ8をコネクタ取付部18に収納すると、コネクタケース55の側面が係止片21,21の内面に当接又は近接し、好ましくは当接し、これにより係止片21が内側に撓むことが防止され、係止片21と取付孔2の開口縁との確実な係止状態を維持することができる。尚、コネクタケース55の側面が係止片21の内面に間隔を持って近接している場合は、その間隔分だけ係止片21が内側に撓んでも、係止片21が取付孔2から外れない間隔に設定する。
前記コネクタ受け部材5の前面には、前記コネクタ挿入孔6,6を開閉する蓋体61が設けられている。また、前記コネクタ受け部材5の上部から前側に取付部62を前向きに突設し、図6に示すように、前記取付部62の先端側と蓋体61の上部に取付軸63を挿通し、この取付軸63を中心に蓋体61を開閉自在に設けている。また、取付軸63には付勢手段であるトーションスプリング64が外装され、そのトーションスプリング64により蓋体61を閉める方向に付勢している。
次に、前記コネクタハウジング3の取付方法について説明する。車両の内装材1に前記取付孔2を形成する。この場合、図11に示すように、製造時に形成されていた孔66を加工して取付孔2を拡大して形成することができる。内装材1の前側からコネクタハウジング3の本体4を取付孔2に挿入する。図8に示すように本体4を取付孔2に挿入すると、取付孔2に係止片21の傾斜案内面24が当接し、係止片21が内側に押し込まれるように弾性変形し、傾斜案内面24が取付孔2を通過することにより、係止片21が復帰し、内装材1の外面にコネクタ受け部材5の係止縁部7の後面が当接すると共に、取付孔2の開口縁に係止片21の先端外面26が近接又は当接する。この状態で、コネクタハウジング3を前側に動かそうとする力が加わっても、取付孔2の後側角部2Kは斜め係止面部25Bに当接するため、位置ずれを防止できる。尚、図9及び図11では、コネクタ8のハーネス57を図示しているが、他の図面では図示を省略している。
この後、コネクタ取付部18内に車両側のコネクタ8を挿入し、コネクタケース55の側面後部の嵌合突部56が前記開口部31に嵌入することにより、前記コネクタ取付部18内にコネクタ8が着脱可能に固定される。これにより左右の壁部11,11の上部間の間隔を狭めようとする力に対してコネクタ8が対抗して変形が防止され、また、左右の壁部11、11の下部間に基板41が配置されているため、前記変形が防止され、さらに、コネクタ8により上部左右の係止片21,21の内側への変形が防止される。
従って、本体4の左右上下の係止片21,21,21,21の内側への変形が防止されるため、コネクタ8,9へのUSBコネクタ10の挿脱の際、コネクタハウジング3に力が加わっても、コネクタハウジング3が抜けることなく、安定した取付状態が得られ、特に、USBコネクタ10の抜き取り時の荷重に耐えることができる取付強度を確保でき、特に振動条件の車両用などに適した構造となる。
また、取付作業においては、コネクタハウジング3を一方向から挿入し、コネクタハウジング3に装着する必要があるコネクタ8を他側で装着するから、取付作業性に優れたコネクタハウジングの取付構造を提供することができる。さらに、コネクタ挿入孔6,6を上下に配置することにより、左右に配置する場合に比べて、スペースを取らず、省スペース化が可能になる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、被取付部材たる内装材1に形成された取付孔2に前後方向の一方側からから挿入してコネクタハウジング3を内装材1に取り付けるコネクタハウジングの取付構造であって、コネクタハウジング3は、コネクタ受け部材5と、取付孔2に挿通された本体4とを備え、本体4の左右の壁部11,11に形成された係止部たる係止片21,21が、内装材1に係止されると共に、コネクタ受け部材5には、上下方向に複数のコネクタ挿入孔6,6が形成され、左右の壁部11,11間には、これら左右の壁部11,11の撓みを抑える収納部材たる基板41又は/及びコネクタ8が配置されており、壁部11の左右に係止片21,21の突起部23が形成されているから、USBコネクタ10の引き抜き時、コネクタハウジング3の撓みを小さくして、コネクタハウジング3の抜けを防止することができる。また、取付作業性に優れ、上下方向に複数のコネクタ挿入孔6,6が形成されているから、省スペース化が可能となる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、複数の収納部材を備え、これら複数の収納部材のうち少なくとも1つは基板41であり、もう一つは取付孔2の他方側から装着されたコネクタ8であるから、異なる用途の収納部材を配置しつつ、コネクタハウジング3の撓みを小さくできる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、固定された基板41に対して、装着されたコネクタ8が上方に配置されているから、コネクタ8の装着作業を容易に行うことができる。
以下、実施例上の効果として、係止片21には斜め係止面部25Bが設けられているから、最大で、係止縁部7の後面から横係止面部25Aまでの長さLの厚さTを有する取付孔2に取り付けることができる。また、嵌合突部56が嵌合する係入受け部たる開口部31が、外枠部37内に設けられ、この外枠部37は弾性変形可能なように外側が開放されているから、開口部31への嵌合突部56の嵌合作業を容易に行うことができ、嵌合後は、下桟部35は上桟部32より短く形成されているため、確実な嵌合状態を保持できる。
また、蓋体61は上部をコネクタハウジング3に回動可能に連結しているから、蓋体61を上側に回動して開くことにより、横開きに比べて、コネクタ挿入孔6への外部コネクタの抜き差し作業を容易に行うことができ、且つ内装材1のスペースを取らない。さらに、コネクタ取付部18をコネクタハウジング3の上部に設けたから、コネクタ8を装着し易くなる。また、係止片21は先端外面26を有し、この先端外面26は、係止片21の弾性変形前において、前記壁部11の外面11Gより左右方向外側に位置するから、取付状態で、取付孔2の開口縁に係止片21の先端外面26が近接又は当接し、近接する場合でも、取付孔2の開口縁と係止片21との間の隙間を小さくすることができ、安定した取付状態が得られる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、係止部の形状は実施例に限定されず、適宜選定可能である。また、実施例では、取付孔を加工する後付けの場合を例にして説明したが、製造時に形成した取付孔に本発明の取付構造を用いることができる。
1 内装材(被取付部材)
2 取付孔
3 コネクタハウジング
4 本体
5 コネクタ受け部材
6 コネクタ挿入孔
7 係止縁部(係止部)
8 コネクタ(収納部材)
10 USBコネクタ(外部コネクタ)
11 壁部
11G 外面
21 係止片(係止部)
41 基板(収納部材)

Claims (3)

  1. 被取付部材に形成された取付孔に前後方向の一方側から挿入してコネクタハウジングを前記被取付部材に取り付けるコネクタハウジングの取付構造であって、
    前記コネクタハウジングは、コネクタ受け部材と、前記取付孔に挿通された本体とを備え、
    前記本体の左右の壁部に形成された係止部が、前記被取付部材に係止されると共に、
    前記コネクタ受け部材には、上下方向に複数のコネクタ挿入孔が形成され、
    前記左右の壁部間には、これら左右の壁部の撓みを抑える収納部材が配置されており、
    前記壁部の左右に前記係止部が形成されていることを特徴とするコネクタハウジングの取付構造。
  2. 複数の前記収納部材を備え、これら複数の収納部材のうち少なくとも1つは基板であり、もう一つは前記取付孔の他方側から装着されたコネクタであることを特徴とする請求項1記載のコネクタハウジングの取付構造。
  3. 前記固定された基板に対して、前記装着されたコネクタが上方に配置されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタハウジングの取付構造。
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