JP2015076205A - 接続ポート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の大型化を招かずに、コストを抑えながら、部品が分離することを防止できる接続ポート装置を提供すること。
【解決手段】接続ポート装置10は、カバーパネル11と、外部機器が接続されるコネクタ12を保持する保持ハウジング20と、保持ハウジング20に組み付けられるとともに、カバーパネル11の表側に露出する外装ハウジング30と、を備える。カバーパネル11には、保持ハウジング20の外周を囲む開口110が形成される。保持ハウジング20および外装ハウジング30の一方に形成されたロック梁32が、他方に形成されたロック突起22に係止されることで、保持ハウジング20と外装ハウジング30とがロックされる。カバーパネル11の開口110の内周部110Aには、開口110を狭める向きに突出するように、ロック梁32に対応する位置に形成されるパネル突起111が形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、外部機器が接続される接続ポート装置に関する。
音楽プレーヤー、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤー、ディジタルカメラ、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機器などの携帯機器の利用拡大により、携帯機器を自動車内でも利用したいニーズが高まっている。それに応えるため、車内のコンソールに、携帯機器等の外部機器を接続可能な接続ポート装置(車載接続装置)が設けられる(特許文献1)。接続ポート装置に携帯機器を接続すると、携帯機器がカーナビゲーションシステムなどの車載システムに接続される。そして、車載システムが備えるモニタやスピーカーを介して携帯機器の機能を利用可能となる。
特開2011−29906号公報
接続ポート装置は、例えば図11(a)に示すように、携帯機器に接続されるコネクタ61を保持する保持ハウジング62と、カバーパネル63(図11(b))と、保持ハウジング62に組み付けられてカバーパネル63の表側に露出する外装ハウジング64とを備える。
図11(a)に示すように、外装ハウジング64のロック梁641が保持ハウジング62のロック突起621にロックされることで、保持ハウジング62と外装ハウジング64とが外れないように組み付けられる。
さらに、図11(b)に示すように、保持ハウジング62および外装ハウジング64の組付体をカバーパネル63の開口630にパネルの表側から挿入し、カバーパネル63に装着すると、組み立てが完了する。
そして、外装ハウジング64のポート孔640から外部に露出するコネクタ61の嵌合部610に、携帯機器の端子を直接、あるいはケーブルを介して接続する。
上述のように、保持ハウジング62と外装ハウジング64とは別体とされる。これら保持ハウジング62と外装ハウジング64とはロック梁641がロック突起621に係止されることで一体化されるものの、コネクタ61に携帯機器を抜き差しする際などに過大な荷重が加わると、ロック梁641がロック突起621から外れることで分離してしまう。
保持ハウジング62と外装ハウジング64との分離を避けるため、ロック梁641がロック突起621から外れないようにロック梁641を厚くしたり、ロック突起621を高くすると構造が大型化する。
また、保持ハウジング62と外装ハウジング64とをネジ止めにより固定すると、部品点数および作業工程が増えるのでコストが上昇する。
本発明は、上記の課題に基づいて、構造の大型化を招かずに、コストを抑えながら、部品が分離することを防止できる接続ポート装置を提供することを目的とする。
本発明は、外部機器が接続されるコネクタが設けられる接続ポート装置であって、コネクタを保持する保持ハウジングと、保持ハウジングが通される開口を有するカバーパネルと、保持ハウジングに組み付けられるとともに、カバーパネルの表側に一部が露出する外装ハウジングと、を備える。
保持ハウジングおよび外装ハウジングの一方に形成されたロック梁が、他方に形成されたロック部に係止されることで、保持ハウジングと外装ハウジングとがロックされる。
そして、本発明は、カバーパネルの開口の内周部からロック梁に向けて突出するパネル突起、およびロック梁から開口の内周部に向けて突出する梁突起の少なくとも一方が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、パネル突起および梁突起の一方、あるいは双方により、ロック梁が撓んでロック部から離脱するのが規制される。そのため、保持ハウジングと外装ハウジングとを分離させる向きの力が作用したとしても、ロック梁がロック部から離脱せず、ロック梁およびロック部によって保持ハウジングと外装ハウジングとがロックした状態に保たれる。
ここで、パネル突起は、パネル突起が形成されていなければカバーパネルの開口の内周部とロック梁との間に形成されていた隙間の範囲内に位置する。梁突起も同様である。したがって、これらの突起を形成することによって接続ポート装置の大型化を招くことはない。
仮に、ロック梁がロック部から外れないようにロック梁を厚くすると、ロック梁の剛性向上により、ロック梁を撓めて保持ハウジングと外装ハウジングを組み付けるのに大きな力が必要となるため、組立性が低下するところ、本発明によれば組立性が低下しない。
また、カバーパネルに一体に形成可能なパネル突起、外装ハウジングに一体に形成可能な梁突起により、保持ハウジングおよびカバーパネルの分離を防止できるので、両者を固定するネジなどを用いる場合とは異なり、部品点数および作業工程が増加することなく、コストを抑えることができる。
したがって、本発明によれば、構造が大型化することなく、コストを抑えながら、保持ハウジングおよび外装ハウジングを互いに組み付られた状態に確実に保持することができる。
本発明の接続ポート装置では、パネル突起の先端が、ロック梁の基端側に突き当てられることが好ましい。
そうすると、パネル突起の先端がロック梁の基端側を支持するために、ロック梁の支持端がパネル突起の分、先端側へと移動する。これによってロック梁の有効長がロック梁の実際の長さよりも短くなり、ロック梁の剛性が高められるのでロック梁が撓み難くなる。このため、ロック部からのロック梁の離脱をより十分に防止することができる。
本発明の接続ポート装置では、カバーパネルの厚み方向におけるパネル突起の寸法が、カバーパネルの他の部位の厚みよりも大きいことが好ましい。
そうすると、パネル突起によりロック梁の撓みが規制される範囲がロック梁の長さ方向に拡大されるので、ロック梁がロック部から離脱するのをより十分に防止することができる。
本発明の接続ポート装置では、外装ハウジングが、カバーパネルの表側からカバーパネルの開口の外側に重ねられる露出部を有し、露出部と、保持ハウジングの外周に形成されたパネルロック部との間にカバーパネルが挟み込まれて係止されることで、カバーパネル、保持ハウジング、および外装ハウジングが一体化されることが好ましい。
上記構成によれば、露出部と保持ハウジングのパネルロック部との間にカバーパネルを挟み込むことで、保持ハウジングおよび外装ハウジングをカバーパネルに安定して装着することができる一方、保持ハウジングと外装ハウジングとが分離するとカバーパネルまでもが分離してしまう。
しかし、パネルロック部によりロック部からのロック梁の離脱が防止されるために、保持ハウジングおよび外装ハウジングは分離されず、カバーパネルが保持ハウジングおよび外装ハウジングの間に保持される。
つまり、保持ハウジングおよび外装ハウジングをカバーパネルに安定して装着できるとともに、保持ハウジング、外装ハウジング,およびカバーパネルの三者を一体化された状態に保つことができる。
本発明によれば、構造の大型化を招かずに、コストを抑えながら、部品が分離することを防止できる接続ポート装置を提供することができる。
第1実施形態に係る接続ポート装置を後方から示す斜視図である。 (a)は接続ポート装置の上面図であり、(b)は接続ポート装置の前面図である。 図2(a)のIII−III線断面図である。 接続ポート装置を組み立てる手順を示す図である。 (a)はロック梁、ロック突起、およびカバーパネルの断面模式図である。(b)もロック梁、ロック突起、およびカバーパネルの断面模式図である(隙間あり)。 第2実施形態に係る接続ポート装置を後方から示す斜視図である。 (a)はロック梁、ロック突起、およびカバーパネルの断面模式図である。(b)もロック梁、ロック突起、およびカバーパネルの断面模式図である(隙間あり)。 第2実施形態のカバーパネルに置換可能なカバーパネルを裏側から示す図である。 本発明の変形例に係る接続ポート装置を示す図である。 本発明の別の変形例に係る接続ポート装置を示す図である。 従来の接続ポート装置を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1および図2に示す第1実施形態の接続ポート装置10は、自動車に搭載されるナビゲーションシステム、音楽・映像の視聴システムなどの車載システムが備えるインタフェース機器であり、自動車のコンソールに設けられる。
接続ポート装置10は、4つの接続ポートP(図2(b))を有する。接続ポート装置10は、接続ポートPに接続された最大で4つの外部機器を車載システムに接続することができる。
外部機器としては、例えば、音楽プレーヤー、DVDプレーヤー、ディジタルカメラ、PDA、ゲーム機器などの携帯機器が代表的なものとして挙げられる。
接続ポートPの数は任意であり、接続ポート装置10が接続ポートPを1つだけ有するものであってもよい。
接続ポート装置10は、カバーパネル11と、外部機器に接続されるコネクタ12(図3)を内側に保持する保持ハウジング20と、保持ハウジング20に組み付けられて一部がカバーパネル11の表側に露出する外装ハウジング30とを備える。
カバーパネル11は、接続ポート装置10の内部を覆っている。このカバーパネル11に、保持ハウジング20および外装ハウジング30が装着される。
カバーパネル11は、コンソールに設けられる計器や操作スイッチの内部構造を覆うパネルと一体に形成することもできる。
カバーパネル11は、樹脂を用いて射出成形により形成することができる。また、カバーパネル11を金属板の打ち抜き加工により形成することもできる。
カバーパネル11には、略矩形状の開口110が形成される(図2(b))。
開口110の内周部110Aには、保持ハウジング20および外装ハウジング30を組み付けた状態に保つための複数のパネル突起111が形成される。
パネル突起111は本実施形態では4つあり、いずれも内周部110Aから、開口110を狭める向きに突出する。より詳しくは、各パネル突起111は、開口110の一対の長辺の一方から他方に向けて突出する。パネル突起111の各々の位置は、後述する外装ハウジング30のロック梁32の位置に対応する。
パネル突起111の他、開口110の内周部110Aには、保持ハウジング20および外装ハウジング30の組付体をカバーパネル11に装着するときの向きの誤りを防止するための突起112も形成される。突起112は、開口110の一対の長辺の各々に1つずつ配置される。
本実施形態では、パネル突起111および突起112を含めてカバーパネル11全体が一定の厚みに形成される。
コネクタ12(図3)は、外部機器の端子と、車載システムの端子とに接続されることで、両者の接続を仲介する。コネクタ12の具体的構造の図示は省略する。
コネクタ12に、外部機器と車載システムとの間で送受信される信号を変換したり電位を合わせるための回路基板を設けることもできる。その場合、コネクタ12は、外部機器の端子および回路基板を接続する接続部と、車載システムの端子および回路基板を接続する接続部とを有する。
保持ハウジング20は、図1に示すように、コネクタ12をそれぞれ受け入れる4つの受容部21を備える。
4つの受容部21は、一列に並び、一体に形成される。
各受容部21は、断面矩形の筒状に形成される。
受容部21の内側には、コネクタ12をガイドするガイド溝21Aや、受け入れたコネクタ12を係止する係止部21Bが形成される。
保持ハウジング20は、樹脂を用いて射出成形により形成することができる。外装ハウジング30も同様である。
保持ハウジング20は、カバーパネル11の開口110の内側に通される。
保持ハウジング20の外周には、外装ハウジング30と保持ハウジング20とをロックするための複数のロック突起22が突設される。
本実施形態では、ロック突起22は、保持ハウジング20の上側の左右両端、および下側の左右両端に、合計で4箇所形成される。
ロック突起22は、前後方向に延びる一対のリブから形成される。
ロック突起22の前側には、図3に示すように、保持ハウジング20の外周面20Aに対して傾斜した斜面22Aが形成される。
ロック突起22の後側には、斜面22Aに連続する天面から外周面20Aに向けて下る角部22Bが形成される。
また、保持ハウジング20の左端、右端には、図1および図2(a)に示すように、カバーパネル11と保持ハウジング20とをロックするためのパネルロック梁24が形成される。
次に、外装ハウジング30は、図2(a)および(b)に示すように、矩形状のプレート31と、プレート31の裏面に形成された4つのロック梁32とを一体に備える。外装ハウジング30と上記の保持ハウジング20は、同じ樹脂から形成することも、異なる樹脂から形成することもできる。
プレート31は、カバーパネル11の開口110(図2(b))のサイズよりも大きい。プレート31の裏面の外周部は、カバーパネル11の開口110の外側に重ねられる。
プレート31には、4つのポート孔310が厚み方向に貫通して形成される。各ポート孔310を介して、保持ハウジング20の受容部21に保持されたコネクタ12の嵌合口が外部に露出する(図3)。図2(b)に斜線で示すコネクタ12の嵌合口が接続ポートPとして機能する。
プレート31の表面には、各接続ポートPに接続可能な外部機器を示す表示が付される。
ロック梁32は、図2(a)および図3に示すように、保持ハウジング20のロック突起22の各々に係止される。このことによって外装ハウジング30と保持ハウジング20とが分離しないようにロックされる。
ロック梁32は、プレート31の裏面の外周縁から少し内側の位置で垂直に立ち上がっており、薄い板状に形成される。
ロック梁32の基端(支持端)から先端(自由端)の手前までの範囲に亘り、矩形状の開口32A(図2(a))が形成される。
次に、接続ポート装置10を組み立てる手順の例を説明する。
まず、図4(a)に示すように、外装ハウジング30のプレート31の裏側に保持ハウジング20を配置し、外装ハウジング30のロック梁32の先端がロック突起22の斜面22A(図3)に支持された状態とする。
そして、斜面22Aによりロック梁32をガイドしながら、4つのロック梁32の内側に保持ハウジング20を受け入れるように外装ハウジング30と保持ハウジング20とを近づけていく。
すると、ロック梁32が撓み、図3に示すようにロック梁32の先端32Bがロック突起22を乗り越えてロック突起22の角部22Bに係止される。ロック突起22はロック梁32の開口32Aの内側に挿入される。また、プレート31の裏面に保持ハウジング20の前端面20Bが突き当てられる。
以上により、保持ハウジング20と外装ハウジング30とが組み付けられる。
次に、保持ハウジング20および外装ハウジング30の組付体23を、カバーパネル11に装着する。
図4(b)に示すように、カバーパネル11の表側に配置した組付体23を開口110に挿入する。このとき、組付体23の上下の向きを誤ると、突起112(図1)が保持ハウジング20の外周部に干渉するので、組付体23の上下の向きが誤っていることがわかる。その場合は、組付体23を正しい向きに直してから開口110に挿入する。
組付体23を開口110に挿入するとき、開口110の内周部110Aに形成された4つのパネル突起111の内側を保持ハウジング20の外周およびロック梁32が通り抜ける。そして、カバーパネル11の表面にプレート31の裏面が突き当てられるまで組付体23を開口110に挿入すると、プレート31の裏面と、保持ハウジング20のパネルロック梁24との間にカバーパネル11が挟み込まれて係止される。これによってカバーパネル11に、保持ハウジング20および外装ハウジング30の組付体23が装着される。
その後、保持ハウジング20の各受容部21の内側に、車載システムに結線されたコネクタ12を挿入し、係止部21Bにより係止すると、接続ポート装置10が完成する(図3)。
接続ポート装置10を組み立てる手順は、上記に限られない。
保持ハウジング20にコネクタ12を組み付けておき、カバーパネル11に保持ハウジング20および外装ハウジング30の組付体23を装着した後に、コネクタ12を車載システムに接続することもできる。
さて、図5(a)を参照し、ロック梁32、ロック突起22、およびカバーパネル11による作用効果について説明する。
図5(a)に示す破線は、開口110の内周部110Aである。内周部110Aから突出するパネル突起111の先端が、ロック梁32の基端側に突き当てられるため、ロック梁32が撓むこと(二点鎖線参照)が規制される。
そのため、コネクタ12から外部機器を引き抜く際などに、保持ハウジング20から外装ハウジング30を引き抜く向きの力Fが作用したとしても、ロック梁32がロック突起22から離脱することが防止される。
また、パネル突起111がロック梁32の基端側を支持するために、ロック梁32の支持端がパネル突起111の分、先端側へと移動する。これによってロック梁32の有効長がロック梁32の実際の長さよりも短くなり、ロック梁32が撓み難くなることも、ロック突起22からのロック梁32の離脱防止に寄与する。
上述のように、ロック突起22からロック梁32が離脱することが防止されることで、保持ハウジング20と外装ハウジング30とを分離させようとする外力に対して保持ハウジング20と外装ハウジング30とがロックした状態に保たれる。
ここで、図5(b)に示すように、パネル突起111の先端とロック梁32との間に若干の隙間S1があいていてもよい。この場合でも、内周部110Aからパネル突起111が突出していることで、ロック梁32が撓むことが規制されるので、ロック梁32がロック突起22から離脱せず、保持ハウジング20と外装ハウジング30とがロックした状態に保たれる。隙間S1は、最大に撓んだときのロック梁32の変位量を超えない寸法である限りにおいて許容される。
保持ハウジング20と外装ハウジング30とがロックした状態に保たれることで、カバーパネル11も、外装ハウジング30のプレート31と保持ハウジング20のパネルロック梁24との間に挟まれて係止された状態に保たれる。
本実施形態において保持ハウジング20と外装ハウジング30との保持に用いるパネル突起111は、パネル突起111が形成されていなければ内周部110Aとロック梁32との間に形成されていた隙間S2(図5(a))の範囲内に位置する。このため、パネル突起111を形成することによって接続ポート装置10が大型化することはない。
また、パネル突起111が一体に形成されたカバーパネル11を用いることで、保持ハウジング20および外装ハウジング30の分離を防止できるので、両者の分離を防止するためにネジなどを用いる場合とは異なり、部品点数および作業工程が増加することなく、コストを抑えることができる。
したがって、本実施形態によれば、構造が大型化することなく、コストを抑えながら、保持ハウジング20および外装ハウジング30を互いに組み付られた状態に確実に保持することができる。
ところで、本実施形態では、プレート31とパネルロック梁24との間にカバーパネル11を挟み込むことで、保持ハウジング20および外装ハウジング30をカバーパネル11に安定して装着することができる一方、保持ハウジング20と外装ハウジング30とが分離するとカバーパネル11までもが分離してしまう。
しかし、パネル突起111によりロック突起22からのロック梁32の離脱が防止されるために、保持ハウジング20および外装ハウジング30は分離されず、カバーパネル11が保持ハウジング20および外装ハウジング30の間に保持される。
つまり、本実施形態によれば、保持ハウジング20および外装ハウジング30をカバーパネル11に安定して装着できるとともに、保持ハウジング20、外装ハウジング30、およびカバーパネル11の三者を一体化された状態に保つことができる。
本実施形態では、4つのロック梁32の各々に対応するパネル突起111が形成されるが、本発明は、複数のロック梁32の全てではなく一部のロック梁32のみにパネル突起111が対向し、パネル突起111によりロック梁32の撓みが規制される場合も許容する。その場合も、保持ハウジング20および外装ハウジング30の分離を防止することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6に示す第2実施形態の接続ポート装置40は、カバーパネル11のパネル突起の形態のみが第1実施形態の接続ポート装置10と相違する。
以下では、第1実施形態との相違点について説明する。第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付している。
カバーパネル11は、開口110の内周部110Aに形成された4つの直方体状のブロック15を備える。
ブロック15は、カバーパネル11の裏面11A側に張り出し、カバーパネル11のその他の部位よりも厚肉に形成される。
ブロック15の各々は、開口110の内周部110Aから開口110を狭める向きに突出するパネル突起151を有する。
パネル突起151がカバーパネル11の他の部位の厚みよりも厚いと、図7(a)に示すように、パネル突起151の先端がロック梁32に接触する範囲がロック梁32の長さ方向に拡大される。
それによってロック梁32の支持端が第1実施形態よりもさらに先端側へと移動し、ロック梁32の有効長がさらに短くなる。したがって、ロック梁32がロック突起22から離脱するのをより十分に防止することができる。
ここで、図7(b)に示すように、パネル突起151の先端とロック梁32との間には隙間S1が許容される。隙間S1があっても、ロック梁32が撓むとパネル突起151に干渉することで、ロック梁32がロック突起22から離脱するのをより十分に規制することができる。
本実施形態のブロック15は、開口110の内側と、開口110の外側とに跨って設けられるので、開口110の内側を占めるパネル突起151が開口110の外側の部分によって補強される。このため、パネル突起151がロック梁32の撓みを規制する力をより十分に確保することができる。
〔第2実施形態の変形例〕
図8は、第2実施形態の変形例を示す。
カバーパネル11の内周部110Aに沿って、環状の厚肉部16が形成される。
この厚肉部16は、第2実施形態では内周部110Aに局所的に形成されていたブロック15と、それらのブロック15を相互に繋ぐ部分161とを一体に備える。
ブロック15のパネル突起151により、第2実施形態で述べたのと同様の効果が得られるほか、環状の厚肉部16によって開口110の内周部110Aの強度を向上させることがきる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
保持ハウジング20および外装ハウジング30の少なくともいずれかに、カバーパネル11に係合する突起等を形成すれば、上記のように保持ハウジング20にパネルロック梁24を形成し、プレート31とパネルロック梁24との間にカバーパネル11を挟み込んで係止する必要はない。
つまり、本発明では、開口110の内周部110Aに、ロック梁32に向けて突出するパネル突起を形成することができる位置に、カバーパネル11が設置されていれば足り、カバーパネル11が保持ハウジング20および外装ハウジング30の一方または両方に係止されている必要はない。
本発明におけるパネル突起は、上記の各実施形態における形態に限らず、種々の形態に改変することができる。
例えば、カバーパネル11の厚み方向のパネル突起111,151の寸法をロック突起22の位置にまで延長することにより、ロック突起22からのロック梁32の離脱をより確実に防止することができる。
また、パネル突起111の数、パネル突起115の数は問わない。隣り合うロック梁32の離脱防止を一つのパネル突起により担うこともできる。
パネル突起が形成されるカバーパネルは、平板に限らず、湾曲していたり、凹凸を有する形態とすることができる。
また、ロック梁およびロック部も、種々の形態に改変することができる。
ロック梁32の開口32Aは形成されていなくてもよい。その場合、ロック突起22に係止される係止部をロック梁32に形成することができる。
ロック梁およびロック部は、保持ハウジング20および外装ハウジング30の周方向のいずれの箇所にも設けることができる。そして、ロック梁に向けて突出するパネル突起をカバーパネル11に形成すればよい。
さらに、上記の各実施形態とは逆に、保持ハウジングがロック梁を備え、外装ハウジングがロック部を備えるように構成することもできる。
具体的には、例えば図9に示すように、保持ハウジング20にロック梁25を設けるとともに、ロック梁25を受けるための突片34を外装ハウジング30に設け、突片34にロック突起35を形成する。
そうすると、ロック突起35が位置するロック梁25の先端側の撓みをカバーパネル11のパネル突起111により規制することができるので、ロック梁25がロック突起35から離脱するのを十分に防ぐことができる。
なお、パネル突起111の先端とロック梁25との間には隙間が許容される。
ところで、上述のようにカバーパネル11に形成されたパネル突起に代えて、ロック梁に形成された梁突起により、ロック梁が撓んでロック突起から離脱するのを防止することもできる。
図10(a)に示すように、ロック梁32には、カバーパネル11の開口110の内周部110Aに向けて突出する梁突起32Cが形成される。
この梁突起32Cにより、ロック梁32が撓んでロック突起22から離脱するのが規制されるので、パネル突起111(図5(a))が形成される第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、梁突起32Cの先端とカバーパネル11の内周部110Aとの間には隙間が許容される。
図10(b)は、パネル突起111と梁突起32Cとの両方が形成される例を示す。これらのパネル突起111および梁突起32Cにより、ロック梁32が撓んでロック突起22から離脱するのが規制されるので、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、梁突起32Cの先端とパネル突起111の先端との間には隙間が許容される。
10,40 接続ポート装置
11 カバーパネル
11A 裏面
12 コネクタ
15 ブロック
16 厚肉部
20 保持ハウジング
20A 外周面
20B 前端面
21 受容部
21A ガイド溝
21B 係止部
22 ロック突起(ロック部)
22A 斜面
22B 角部
23 組付体
24 パネルロック梁(パネルロック部)
25 ロック梁
30 外装ハウジング
31 プレート(露出部)
32 ロック梁
32A 開口
32B 先端
32C 梁突起
34 突片
35 ロック突起(ロック部)
61 コネクタ
62 保持ハウジング
63 カバーパネル
64 外装ハウジング
110 開口
110A 内周部
111,151 パネル突起
112 突起
310 ポート孔
610 嵌合部
621 ロック突起
630 開口
640 ポート孔
641 ロック梁
F 力
P 接続ポート
S1,S2 隙間

Claims (4)

  1. 外部機器が接続されるコネクタが設けられる接続ポート装置であって、
    前記コネクタを保持する保持ハウジングと、
    前記保持ハウジングが通される開口を有するカバーパネルと、
    前記保持ハウジングに組み付けられるとともに、前記カバーパネルの表側に一部が露出する外装ハウジングと、を備え、
    前記保持ハウジングおよび前記外装ハウジングの一方に形成されたロック梁が、他方に形成されたロック部に係止されることで、前記保持ハウジングと前記外装ハウジングとがロックされ、
    前記カバーパネルの前記開口の内周部から前記ロック梁に向けて突出するパネル突起、および前記ロック梁から前記開口の内周部に向けて突出する梁突起の少なくとも一方が形成される、
    ことを特徴とする接続ポート装置。
  2. 前記パネル突起の先端は、前記ロック梁の基端側に突き当てられる、
    請求項1に記載の接続ポート装置。
  3. 前記カバーパネルの厚み方向における前記パネル突起の寸法は、前記カバーパネルの他の部位の厚みよりも大きい、
    請求項1または2に記載の接続ポート装置。
  4. 前記外装ハウジングは、前記カバーパネルの表側から前記開口の外側に重ねられる露出部を有し、
    前記露出部と、前記保持ハウジングの外周に形成されたパネルロック部との間に前記カバーパネルが挟み込まれて係止されることで、前記カバーパネル、前記保持ハウジング、および前記外装ハウジングが一体化される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の接続ポート装置。
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