JPH1148596A - 輪転孔版印刷機の紙受装置および給紙装置 - Google Patents
輪転孔版印刷機の紙受装置および給紙装置Info
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- JPH1148596A JPH1148596A JP21169097A JP21169097A JPH1148596A JP H1148596 A JPH1148596 A JP H1148596A JP 21169097 A JP21169097 A JP 21169097A JP 21169097 A JP21169097 A JP 21169097A JP H1148596 A JPH1148596 A JP H1148596A
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Abstract
ことなく揃えて積み重ねることができる輪転孔版印刷機
の紙受装置を提供する。 【解決手段】 エレベータ装置により昇降される紙受台
30の上方に、印刷機本体12の排紙部に対向する止め
ガイド板36と排紙方向に沿う一対の幅ガイド板38と
が上板34に固定されてなる紙受カバー32を回動自在
に固定し、遮光センサ54を排紙部より下でガイド板3
6,38の下端より上に設ける。印刷機本体12から排
出された用紙19はガイド板36,38に当たり、揃え
られて紙受台30上に重なる。一番上の用紙19aが遮
光センサ54より高くなると、一番上の用紙19aが遮
光センサ54より下になるまで、紙受台30が下降す
る。
Description
紙受装置および給紙装置に関する。
部を備え一度に印刷できる枚数が少ない機種と、大容量
の給紙部を備え一度に印刷できる枚数が多い機種(以下
「大容量機」という)とに大別される。後者の大容量機
に関しては、以下の点で改良が望まれている。
(たとえば3000枚)を一度に連続して印刷できる
が、印刷済み用紙を回収する紙受装置の容量はそれより
小さい(たとえば1000枚)。そのため、大量に印刷
する場合には印刷を途中で中断し、紙受装置から印刷済
み用紙を取り出すことが必要であり、作業効率が悪かっ
た。紙受装置の容量が大きければこのような問題は起こ
らないが、紙受装置の容量はある程度までしか大きくで
きなかったからである。すなわち、仮に排紙部から紙受
台までの距離を長くして印刷済み用紙を高く積み重ねる
ようにして紙受装置の容量を大きくしても、印刷機本体
の排紙部から排出された印刷済み用紙は、落下距離が長
くなりすぎて空中で姿勢が乱れ、紙受台上に重ねられた
ときに不揃いとなることなどによる。
給紙台に積み重ねた用紙の一番上が給紙リングに当接す
る所定高さとなるように給紙台が昇降し、上から順に1
枚ずつ給紙されるようになっているが、少量の用紙(た
とえば、厚さや色が違う用紙や試し刷り用の用紙)を印
刷する場合でも、給紙台を一旦下限位置まで下降させ、
その用紙を補給し(同一サイズであれば、給紙部に積み
重ねられた用紙の上に重ね)、再び紙受台を上昇させな
いと、印刷できない。そのため、給紙台に残っている用
紙が少なくなるほど給紙台を昇降させる時間が長くな
り、少量用紙の補給が非効率となる。
解決すべき第1の技術的課題は、大量の印刷済み用紙
を、印刷作業を中断することなく揃えて積み重ねること
ができる輪転孔版印刷機の紙受装置を提供することであ
る。また、本発明の解決すべき第2の技術的課題は、少
量の用紙の補給を効率的に行える輪転孔版印刷機の給紙
装置を提供することである。
第1の技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構
成の輪転孔版印刷機の紙受装置を提供する。
止めガイド板と、一対の幅ガイド板とを有し、上記紙受
台は、印刷済み用紙が排出される印刷機本体の排紙部に
隣接し、かつこの排紙部より下方において大略排紙方向
に沿って延在し、上記止めガイド板は、上記紙受台の上
方において上記排紙部に対面し排紙方向に大略直交する
方向に延在し、一対の上記幅ガイド板は、上記紙受台の
上方かつ上記排紙部と上記止めガイド板との間において
上記排紙部から排出される印刷済み用紙の幅と大略等し
い間隔で排紙方向に大略平行に延在するタイプのもので
ある。輪転孔版印刷機の紙受装置は、上記紙受台とは別
に、上記止めガイド板と一対の上記幅ガイド板とを上記
排紙部に対して固定位置に保持するガイド板支持手段
と、上記紙受台を昇降させるエレベータ手段と、上記紙
受台上に重ねられた用紙の高さを検出する用紙高さ検出
手段と、この用紙高さ検出手段が基準高さより上である
ときに、上記エレベータ手段を動作させ、上記紙受台上
の用紙の上部が上記各ガイド板と噛み合う範囲で上記紙
受台を下降させる制御手段とを備える。上記基準高さ
は、上記止めガイド板および上記幅ガイド板の下端より
上であり、かつ印刷機本体の排紙部より下である。
ら排出された印刷用紙は、その前端が止めガイド板に当
たって下方に落下し、紙受台上に順に重ねられる。この
とき、各用紙の前端は止めガイドに沿い、左右両端は幅
ガイド板に沿って揃えられる。重ねられた用紙が基準高
さより高くなり、用紙高さ検出手段がそれを検出する
と、制御手段はエレベータ手段を動作させて紙受台を下
げる。このとき、上記各ガイド板と上記紙受台に重ねら
れた用紙の上部とは噛み合った状態を保つので、その後
に重ねられる用紙は既にある用紙の上に揃えて重ねられ
る。給紙台を下げるので、給紙台に多くの用紙を積み重
ねていくことができる。
作業を中断することなく揃えて積み重ねることができ
る。
たとえば各ガイド板の外側周囲に設けることも可能であ
る。
記排紙部より上方において大略排紙方向に沿って延在す
る上板である。
イド板の位置を変更できるようにすることが容易であ
る。
回動自在に固定され、上記紙受台の上方を開放できる。
を一体的にはね上げるだけで、紙受台に積み重ねられた
用紙を取り出すことができる。
止めガイド板と一対の上記幅ガイド板との各下端部が挿
入される溝を有する。
少ずれていても、紙受台の上面の溝に各ガイド板の下端
部が挿入された状態から印刷を開始でき、紙受台とガイ
ド板との間から用紙が抜け出ないようにすることができ
る。
紙の一番上の用紙が上記基準高さより上であるときに、
紙受台は種々の方法で下降させることができる。たとえ
ば、所定時間下降させるようにしてもよい。
さ検出手段が検出した用紙の高さが上記基準高さより上
であるときに、上記紙受台上の用紙の高さが上記基準高
さより下であることを上記用紙高さ検出手段が検出する
まで上記エレベータ手段を動作させる。
紙の一番上の用紙が基準高さより下になるまで、一度で
給紙台を下降させることができ、かつ、給紙台を必要以
上に下げることもない。印刷速度や用紙の厚みが変われ
ば紙受台上への用紙積載速度も変化するが、上記構成に
よれば、何ら設定を変えることなく、常に同じ方法で一
番上の用紙が基準高さ近傍となるようにすることができ
る。したがって、印刷済み用紙が排紙部から給紙台の用
紙の上に落下するときの落下距離は略一定となり、用紙
こすれによる汚れが一層防止されるようになり、また、
積み重ねた用紙のそろい具合が一層よくなる。
ータ手段を動作させて上記紙受台を所定時間以上下降さ
せても上記紙受台上の用紙の高さが上記基準高さより上
であることを上記用紙高さ検出手段が検出し続けるとき
には、エラー信号を上記印刷機本体に送る。
れたときなどの異常状態を検知して印刷を停止させるこ
とができる。
用紙高さを正確に検出することが困難である。
さ検出手段が検出した用紙の高さが上記基準高さより上
であることを所定時間以上検出したときに、上記エレベ
ータ手段を動作させる。
全に重ねられる前の用紙の高さが基準高さより上であっ
ても、紙受台を下降させないようにすることができるの
で、安定した制御を行うことができる。
記紙受台に重ねられた用紙の側面を検出する検出手段で
ある。
済みの複数枚の用紙が浮いた状態で紙受台の上にあって
も、完全に重ねられた用紙の高さを検出することができ
る。
記止めガイド板および上記幅ガイド板の下端より上方に
おいて上記紙受台に重ねられた用紙を挟んで対向する位
置に配置された投光部と受光部とを有する遮光センサで
ある。
全に重ねられた用紙とを遮光時間の長短や受光量等で識
別でき、制御が容易となる。
するために、以下の構成の輪転孔版印刷機の給紙装置を
提供する。
される給紙台と、この給紙台を昇降させるエレベータ手
段と、上記給紙台に載置された用紙を1枚ずつ印刷機本
体に供給する給紙手段とを備えるタイプのものである。
上記エレベータ手段を所定短時間動作させ、上記給紙台
を全ストロークよりも小さい所定距離だけ下降させる部
分下降手段と、上記給紙台に用紙が載置されていないこ
とを検知する用紙なし検知手段とを備える。上記部分下
降手段は、印刷機本体の動作中に上記用紙なし検知手段
が上記給紙台に用紙が載置されていないことを検知した
ときに動作する。
れば、部分下降手段が動作して、給紙台を適宜に途中位
置まで下降させることができる。部分下降手段は、給紙
台に用紙がないときに自動的に給紙台を所定位置まで下
降させるように構成してもよい。あるいは、手動によっ
て動作を開始し、適宜に給紙台を下降させるように構成
してもよい。たとえば、操作スイッチを設け、操作スイ
ッチを押している間だけ給紙台が下降するように構成し
てもよい。上記構成によれば、給紙台は下限位置まで下
降するのではなく、途中までしか下降しないので、給紙
台の昇降時間は短くなり、少量の用紙をすぐに補給する
ことができる。
行える。
け給紙台が下降するように構成した場合、大量の用紙を
補給するときには、給紙台が下限位置に達するまで操作
スイッチを押し続けることが必要となり、不便である。
作させ、上記給紙台を下限位置まで下降させる連続下降
手段と、操作スイッチとを備える。上記連続下降手段
は、上記操作スイッチが所定時間以上押され続けたとき
に動作する。
ったときはもとより、給紙台に用紙はあるが給紙動作を
停止しているときにも、操作スイッチを所定時間以上押
せば、その後に操作スイッチを押すことを止めても、連
続下降手段によって給紙台は下限位置まで下降する。そ
のため、給紙台が下限位置に達するまで操作スイッチを
連続して押す必要はない。
に、便利になる。
までのときには、操作スイッチを押している間は給紙台
が下降するようにして、部分下降手段を構成してもよ
い。
発明の一実施形態に係る印刷機10について詳細に説明
する。
平面図、図3は紙受部16の側面図、図4は紙受部16
の要部斜視図、図5はブロック図、図6は紙受部のタイ
ミングチャート図、図7〜図11は紙受部16のエレベ
ータ装置40の動作のフローチャート図、図12〜図1
4は給紙部14のエレベータ装置70の動作のフローチ
ャート図である。
10は、装置本体12の両側に給紙部14と紙受部16
とを有する。
おいて左側)に設けられ、大量の用紙(たとえば300
0枚)を載置できる給紙台60を有する。給紙台60
は、用紙18の幅を揃える幅ガイド板62を有する。幅
ガイド板62は、図2において鎖線で示したように、用
紙18の幅に応じて移動させることができる。給紙台6
0は、後述するエレベータ装置70によって昇降させら
れるようになっている。給紙台60は、用紙18の消費
にともなって自動的に上昇し、載置された用紙18の一
番上の用紙18aが給紙リング64に常に接するように
なっている。給紙リング64はセンサ板68に固定され
ており、給紙リング64に給紙台60の用紙18aが当
接するとセンサ板68が少し移動し、上限センサ68を
遮光するようになっている。給紙リング64が回転する
と、給紙台60の一番上の用紙18aを装置本体12内
の版胴20とプレスローラ22との間に1枚ずつ給紙す
る。給紙リング64に隣接して下側には、さばき板66
が配置されていて、一番上の用紙18aが給紙リング6
4の摩擦によって送り出されるときにその下の用紙が重
なって一緒に送り出されるのを防止するようになってい
る。
版原紙が取り付けられ、版胴20の内部にはインクが供
給されるようになっている。プレスローラ22は、用紙
を版胴20側に押し付ける。このとき、版胴20および
孔版原紙を透過したインクが用紙に付着し、印刷され
る。印刷された用紙は、装置本体12から排出され、図
において右側の紙受部16で受け止められ、順に重ねら
れるようになっている。
た印刷済み用紙を上方から覆う紙受カバー32と、紙受
カバー32の下方に配置された紙受台30とを有する。
板34と、上板34の下面から下方に延在する止めガイ
ド板36と、一対の幅ガイド板38とを有する。止めガ
イド板36は、印刷済み用紙の排紙方向92に直交する
方向に延在し、排出された印刷済み用紙の前端が当接す
るようになっている。一対の幅ガイド板38は、装置本
体12と止めガイド36との間において用紙19の排紙
方向92に沿って両側に延在し、排出された印刷済み用
紙19の両側に当接するようになっている。図2におい
て点線および鎖線で示したように、止めガイド板36の
位置は排紙方向92に、幅ガイド板38の位置は排紙方
向92に対して直交方向に、それぞれ適宜に位置設定で
き、異なるサイズの用紙19に対応できるようになって
いる。図4に示すように、各ガイド板36,38の下端
には突起37,39が設けられている。
線で示した下限位置と鎖線で示した上限位置との間を、
後述するエレベータ装置40によって昇降させられるよ
うになっている。紙受台30には、図4に示すように、
各ガイド板36,38の調整方向に延在する貫通溝31
a,31bが形成されていて、各ガイド板36,38の
突起37,39をそれぞれ受け入れるようになってい
る。紙受板30は上限位置にあるときに、この貫通溝3
1a,31bに各ガイド板36,38の突起37,39
が噛み合うので、紙受カバー32と紙受台30との間の
空間から印刷済み用紙19が出ることはない。したがっ
て、印刷済み用紙19は、紙受台30上に揃えて重ねら
れる。
用紙19が重ねらると、紙受台30が下降する。このと
き、重ねられた印刷済み用紙19の上部がガイド板3
6,38の下端よりも上になり、紙受カバー32と重ね
られた印刷済み用紙19の上部とが常に噛み合うよう
に、紙受台30は下降するようになっている。これによ
り、装置本体12から排出された印刷済み用紙19の落
下距離は大略一定に保たれる。また、紙受台30の下降
ストロークは給紙台60の上昇ストロークと略等しくな
っている。したがって、大量に印刷したときにでも、印
刷を中断することなく印刷済み用紙19を紙受台30に
順に揃えて重ねることができる。
在に固定され、図1において鎖線で示したように上に持
ち上げることができる。したがって、紙受台30の上方
が開放され、紙受台30に載置された印刷済み用紙19
を容易に取り出すことができるようになっている。
は、モータ42と、チェーン44と、スプロケット4
6,47と、ばね48とを備える。チェーン44は、一
端が紙受台30に固定され、紙受台30から上方に延在
し、紙受台30の上限位置より上方に設けた案内スプロ
ケット46に噛み合って下方に延在し、下部に設けられ
減速ギヤを介してモータ42によって回転される駆動ス
プロケット47に噛み合い、他端が装置本体に固定され
たばね48によって常に引っ張られるようになってい
る。駆動スプロケット47が回転するとチェーン44が
上または下に移動し、紙受台30が昇降するようになっ
ている。
0の上限および下限位置を検出する上限および下限スイ
ッチ50,52と、用紙19の高さを検出するレベルセ
ンサ54と、マニュアル下降スイッチ58とを備え、後
述するように、それらの信号に基づいて動作が制御され
るようになっている。レベルセンサ54は、図2に示す
ように、止めガイド板36および幅ガイド板38の下端
より上方において紙受台30に重ねられた用紙19を挟
んで対向する位置に配置された投光部54aと受光部5
4bとを有する遮光センサ54である。
0も同様に構成され、モータ72と、チェーン74と、
スプロケット76,77と、ばね78と、上限センサ8
0と、下限スイッチ82と、用紙有無センサ84と、マ
ニュアル下降スイッチ88とを備える。
に示すように、I/Oポート3を介してCPU2に接続
され、CPU2によって制御されるようになっている。
CPU2には、ROM4、RAM5、EPROM6、操
作パネル8のスイッチ類、印刷機本体の機構部9も接続
されている。
装置40の動作について、図6〜図11を参照しながら
さらに詳しく説明する。
て、操作パネル8のプリントスタートキーが押されたか
否かを判別する。
きには、マニュアル下降スイッチ58が押されている間
だけ紙受台30を下降させるステップ#12を実行し
て、ステップ#10に戻る。ステップ#12は、詳しく
は図9に示すように、ステップ#50において、マニュ
アル下降スイッチ58がオンであるか否かを判別する。
オンでなければ、ステップ#56において紙受台30を
停止する。オンであれば、ステップ#52において下限
スイッチ52がオンであるか否かを判別する。下限スイ
ッチ52がオンでなければ、ステップ#54において紙
受台30を下降させる。オンであれば、ステップ#56
において紙受台30を停止する。
は、ステップ#14において、スタッカーすなわち紙受
台30に印刷済み用紙19が満杯であるか否かを判別
し、満杯、すなわち下限スイッチ52がオンであれば、
ステップ#10に戻る。満杯でなければ、ステップ#1
6において、印刷済み用紙19を受けるのに適した位置
まで紙受台30を昇降させるイニシャライズ処理を実行
する。
うに、ステップ#30において、紙受台30がホームポ
ジションすなわち上限位置であるか否かを、上限スイッ
チ50の出力に基づいて判別する。ホームポジションで
あれば、ステップ#32において、レベルセンサ54が
用紙19を検知したか否かを判別する。用紙19を検知
しないときには、ステップ#38において、紙受台30
を停止する。用紙19を検知したときには、ステップ#
34、ステップ#36およびステップ#38において、
レベルセンサ54が用紙19を検知しなくなるまで、紙
受台30を下降させる。ホームポジションでなければ、
ステップ#40において紙受台30を上昇させ、ステッ
プ#42において、レベルセンサ54が用紙19を検知
したか否かを判別する。用紙19を検知しないときに
は、ステップ#30に戻る。用紙19を検知したときに
は、ステップ#34、ステップ#36およびステップ#
38において、レベルセンサ54が用紙19を検知しな
くなるまで、紙受台30を下降させる。つまり、紙受台
30上に重ねられた用紙19の一番上の用紙19aの高
さがレベルセンサ54のすぐ下となるように、紙受台3
0を昇降させる。
において印刷を開始し、ステップ#20において、印刷
された用紙19の高さに応じて紙受台30を下降させる
エレベーターポジション制御処理を実行し、ステップ#
22においてスタッカーが満杯であるか否かを判別し、
満杯のときには、ステップ#26において印刷を停止し
て、ステップ#10に戻る。スタッカーが満杯でなけれ
ば、ステップ#24において装置本体からの停止指令の
有無を判別し、停止指令があれば、ステップ#26にお
いて印刷を停止して、ステップ#10に戻る。停止指令
がなければステップ#20に戻る。
に示すように、下限スイッチ52がオンであるか否かに
基づいて、紙受台30を下降させる。すなわち、ステッ
プ#60およびステップ#66において、下限スイッチ
52がオンであれば紙受台30の下降を停止する。オン
でなければ、ステップ#62、ステップ#64およびス
テップ#66において、用紙19を検知すれば下降を開
始し、レベルセンサ54が用紙19を検知しなくなるま
で、紙受台30を下降させる。
いて、レベルセンサ54による用紙19の検知時間が所
定時間に達したときに用紙19の検知と判断する。これ
は、図6に示すように、印刷された用紙が紙受台30上
に重ねられる前にレベルセンサ54を通過するときに、
レベルセンサ54を断続的に遮光する場合(符号98で
示す)と、紙受台30に積み重ねられた用紙19がレベ
ルセンサ54よりも高くなってレベルセンサ54を連続
的に遮光する場合(符号99で示す)とを区別するため
である。たとえば、印刷された用紙19がレベルセンサ
54を断続的に遮光する場合の遮光時間より十分に長い
所定時間、たとえば0.2秒間遮光したときに、用紙1
9の高さがレベルセンサ54よりも高くなったと判断す
る。
とする判断は、具体的には、図11に示す手順で実行す
る。すなわち、ステップ#70において、レベルセンサ
54が遮光されたか否かを判別する。遮光されていなけ
れば、ステップ#80において監視タイマをリセット
し、ステップ#82において、「レベルセンサ用紙無」
を出力する。遮光していれば、ステップ#72において
監視タイマをスタートする。既に監視タイマがスタート
しているときには、リセットすることなく監視タイマの
タイマカウントを続行する。そして、ステップ#74に
おいて、監視タイマのタイマカウント値が所定時間、た
とえば0.2秒以上であるか否かを判別する。所定時間
以上であれば、ステップ#76において監視タイマをリ
セットし、ステップ#78において「レベルセンサ用紙
無」に代えて「レベルセンサ用紙有」を出力する。所定
時間未満であれば、そのまま、すなわち、「レベルセン
サ用紙無」を出力したままとする。上記ステップ#70
〜82は、図7のメインのフローと並列して実行し、ス
テップ#64では、上記の「レベルセンサ用紙有り」ま
たは「レベルセンサ用紙有り」の出力によって、用紙の
有無を判別する。
装置70の動作について、図12〜図14を参照しなが
ら説明する。
サ84により用紙18の有無を判別する。用紙18がな
ければ、詳しくは後述するステップ#102を実行し
て、ステップ#100に戻る。用紙18があれば、詳し
くは後述するステップ#104を実行し、ステップ#1
06において、プリントスタートキーが押されたか否か
を判別する。プリントキーが押されなければ、ステップ
#100に戻る。プリントキーが押されれば、ステップ
#108において、上限センサ80が遮光されたか否か
を判別する。遮光されていれば、ステップ#110にお
いて、給紙台60を上昇させる。遮光されていなけれ
ば、ステップ#112において給紙台60の上昇を停止
し、ステップ#114において印刷を開始する。ステッ
プ#116およびステップ#118において、上限セン
サ80が遮光されたときには、上限センサ80が遮光さ
れるまで、すなわち、給紙台30に載置された用紙18
の一番上の用紙18aが給紙リング64に当接するま
で、給紙台を60を上昇させる。そして、ステップ#1
20において、用紙有無センサ84によって給紙台60
に用紙18があるか否かを判別する。用紙18が無けれ
ば、ステップ#124においてプリントを停止し、ステ
ップ#100に戻る。用紙18があれば、ステップ#1
22において、停止命令の有無を判別し、停止命令があ
ればステップ#124において印刷を停止してステップ
#100に戻り、停止命令がなければステップ#116
に戻る。
内容について、図13の詳細フローチャート図を参照し
ながら、説明する。
プモード」の設定の有無を判別する。
ければ、ステップ#138、ステップ#140およびス
テップ#142において、下限スイッチ82がオンにな
るまで給紙台60を連続的に下降させる。
ば、ステップ#132およびステップ#134におい
て、予め設定しておいた途中ストップ位置に達するまで
給紙台60を下降させる。つまり、給紙台60の用紙1
8がなくなれば、給紙台60は、下限位置までの全スト
ロークに対して部分的に下降する。途中ストップ位置に
達すれば、ステップ#136において、マニュアル下降
スイッチ88がオンであるか否かを判別する。オンであ
れば、ステップ#138、ステップ#140およびステ
ップ#142において、下限スイッチ82がオンになる
まで給紙台60を下降させる。オンでなければ、ステッ
プ#142において、給紙台60の下降を停止する。
内容について、図14の詳細フローチャート図を参照し
ながら説明する。
降スイッチ88がオンであるか否かを判別する。オンで
なければ、給紙台60の下降を停止する。オンであれ
ば、ステップ#152において、「オート下降モード」
であるか否かを判別する。
プ#156において、給紙台60を下降させる。このと
き、下限スイッチ82がオンでなければ下降させ、下限
スイッチ82がオンになれば下降を停止する。
#154において、マニュアル下降スイッチ88のオン
が3秒以上であるか否かを判別する。3秒以上でなけれ
ば、ステップ#156において、給紙台60を下降させ
る。3秒以上であれば、ステップ#158および#16
0において、下限スイッチ82がオンになるまで、給紙
台60を下降させる。下限スイッチ82がオンになれ
ば、ステップ#162において、下降を停止する。つま
り、マニュアル下降スイッチ88を押している時間が3
秒以内であれば、マニュアル下降スイッチ88を押して
いる間だけ給紙台60が下降し、マニュアル下降スイッ
チ88を押している時間が3秒を越えると下限位置まで
連続的に下降する。
大量の印刷済み用紙を、印刷作業を中断することなく、
給紙台30に揃えて積み重ねることができる。また、給
紙台60を少しだけ下降させることができるで、少量の
用紙の補給を効率的に行える。
るものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
ある。
す。
る。
る。
Claims (11)
- 【請求項1】 印刷済み用紙(19)が排出される印刷
機本体(12)の排紙部に隣接しかつ該排紙部より下方
において大略排紙方向(92)に沿って延在する紙受台
(30)と、該紙受台(30)の上方において上記排紙
部に対面し排紙方向(92)に大略直交する方向に延在
する止めガイド板(36)と、上記紙受台(30)の上
方かつ上記排紙部と上記止めガイド板(36)との間に
おいて上記排紙部から排出される印刷済み用紙(19)
の幅と大略等しい間隔で排紙方向(92)に大略平行に
延在する一対の幅ガイド板(38)とを有する、輪転孔
版印刷機(10)の紙受装置(16)において、 上記紙受台(30)とは別に、上記止めガイド板(3
6)と一対の上記幅ガイド板(38)とを上記排紙部に
対して固定位置に保持するガイド板支持手段(34)
と、 上記紙受台(30)を昇降させるエレベータ手段(4
0)と、 上記紙受台(30)上に重ねられた用紙(19)の高さ
を検出する用紙高さ検出手段(54)と、 該用紙高さ検出手段(54)が検出した用紙(19)の
高さが、上記止めガイド板(36)および上記幅ガイド
板(38)の下端より上かつ印刷機本体(12)の排紙
部より下である基準高さよりも上であるときに、上記エ
レベータ手段(40)を動作させ、上記紙受台(30)
上の用紙(19)の上部が上記各ガイド板(36,3
8)と噛み合う範囲で上記紙受台(30)を下降させる
制御手段(2)とを備えたこと特徴とする、輪転孔版印
刷機の紙受装置。 - 【請求項2】 上記ガイド板支持手段(34)は、上記
排紙部より上方において大略排紙方向(92)に沿って
延在する上板(34)であることを特徴とする、請求項
1記載の輪転孔版印刷機の紙受装置。 - 【請求項3】 上記上板(34)は、紙受装置(16)
本体に回動自在に固定され、上記紙受台(30)の上方
を開放できることを特徴とする、請求項2記載の輪転孔
版印刷機の紙受装置。 - 【請求項4】 上記紙受台(30)の上面には、上記止
めガイド板(36)と一対の上記幅ガイド板(38)と
の各下端部(37,38)が挿入される溝(31a,3
1b)を有することを特徴とする、請求項1記載の輪転
孔版印刷機の紙受装置。 - 【請求項5】 上記制御手段(2)は、上記用紙高さ検
出手段(54)が検出した用紙(19)の高さが、上記
基準高さより上であるときに、上記紙受台(30)上の
用紙(19)の高さが上記基準高さより下であることを
上記用紙高さ検出手段(54)が検出するまで上記エレ
ベータ手段(40)を動作させることを特徴とする、請
求項1記載の輪転孔版印刷機の紙受装置。 - 【請求項6】 上記制御手段(2)は、上記エレベータ
手段(40)を動作させて上記紙受台(30)を所定時
間以上下降させても上記紙受台(30)上の用紙(1
9)の高さが上記基準高さより上であることを上記用紙
高さ検出手段が検出し続けるときには、エラー信号を上
記印刷機本体(12)に送ることを特徴とする、請求項
5記載の輪転孔版印刷機の紙受装置。 - 【請求項7】 上記制御手段(2)は、上記用紙高さ検
出手段(54)が検出した用紙(19)の高さが上記基
準高さより上であることを所定時間以上検出したとき
に、上記エレベータ手段(40)を動作させることを特
徴とする、請求項1記載の輪転孔版印刷機の紙受装置。 - 【請求項8】 上記用紙高さ検出手段(54)は、上記
紙受台(30)に重ねられた用紙(19)の側面を検出
する検出手段(54)であることを特徴とする、請求項
1記載の輪転孔版印刷機。 - 【請求項9】 上記用紙高さ検出手段(54)は、上記
止めガイド板(36)および上記幅ガイド板(38)の
下端より上方において上記紙受台(30)に重ねられた
用紙(19)を挟んで対向する位置に配置された投光部
(54a)と受光部(54b)とを有する遮光センサ
(54)であることを特徴とする、請求項1又は8記載
の輪転孔版印刷機。 - 【請求項10】 用紙(18)が載置される給紙台(6
0)と、該給紙台(60)を昇降させるエレベータ手段
(70)と、上記給紙台(60)に載置された用紙(1
8)を1枚ずつ印刷機本体(12)に供給する給紙手段
(64,66)とを備える輪転孔版印刷機(10)の給
紙装置(14)において、 上記エレベータ手段(70)を所定短時間動作させ、上
記給紙台(60)を全ストロークよりも小さい所定距離
だけ下降させる部分下降手段と、 上記給紙台(60)に用紙(18)が載置されていない
ことを検知する用紙なし検知手段(84)とを備え、 上記部分下降手段は、印刷機本体(12)の動作中に上
記用紙なし検知手段(84)が上記給紙台(60)に用
紙(18)が載置されていないことを検知したときに動
作することを特徴とする、輪転孔版印刷機の給紙装置。 - 【請求項11】 上記エレベータ手段(70)を連続動
作させ、上記給紙台(60)を下限位置まで下降させる
連続下降手段と、 操作スイッチ(88)とを備え、 上記連続下降手段は、上記操作スイッチ(88)が所定
時間以上押され続けたときに動作することを特徴とす
る、請求項10記載の輪転孔版印刷機の給紙装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010189182A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Duplo Seiko Corp | 紙受け装置及び印刷機 |
JP2012012196A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Duplo Seiko Corp | スタッカー装置及び製紙装置 |
JP2013170028A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Riso Kagaku Corp | 排紙装置 |
US9042806B2 (en) | 2009-03-26 | 2015-05-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and recording medium stacking apparatus |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21169097A patent/JP3987604B2/ja not_active Expired - Fee Related
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