JP3996277B2 - 輪転孔版印刷機の給紙装置 - Google Patents

輪転孔版印刷機の給紙装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転孔版印刷機の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、輪転孔版印刷機の給紙装置は、一般に、給紙台に積み重ねた用紙の一番上が給紙リングに当接する所定高さとなるように給紙台が昇降し、上から順に1枚ずつ給紙されるようになっている。この種の給紙装置は、印刷中に用紙がなくなった場合に給紙台が下限位置まで自動的に下降し、用紙補給作業に便利なようにしたタイプがある。
【0003】
ところで、このタイプの給紙装置は、給紙台に一度に補給できる用紙枚数は、たとえば1000枚程度であったが、給紙装置の容量を大きくし、より大量の用紙(たとえば、3000枚)を一度に補給できるようにすると、給紙台の昇降ストロークが長くなるため、給紙台の昇降時間が従来に比べて長くなってしまう。
【0004】
そのため、印刷途中に用紙切れになった場合、無条件で給紙台を下限位置まで下げると、その間、用紙の補給ができず、待ち時間が長くなり、作業性が悪くなる。特にあと少しで設定枚数の印刷が終了するような場合には、わずかな枚数の用紙を補給した後、再び給紙台が上昇して用紙の一番上が給紙リングに当接するまでの時間も長くなり、印刷再開まで一層時間を要することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、印刷中の用紙補給作業の作業性を向上することができる輪転孔版印刷機の給紙装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記の技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構成の輪転孔版印刷機の給紙装置を提供する。
【0007】
輪転孔版印刷機の給紙装置は、用紙が載置される給紙台と、該給紙台を昇降させるエレベータ手段と、上記給紙台に載置された用紙を1枚ずつ印刷機本体に供給する給紙手段とを備えるタイプのものである。輪転孔版印刷機の給紙装置は、上記給紙台に用紙が載置されていないことを検知する用紙なし検知手段と、印刷機本体の印刷動作中に上記用紙なし検知手段が上記給紙台に用紙が載置されていないことを検知したときに、残り印刷枚数に基づいて、上記給紙台を下降させる給紙台下降距離を決定する、給紙台下降距離算出手段と、印刷機本体の印刷動作中に上記用紙なし検知手段が上記給紙台に用紙が載置されていないことを検知したときに、上記エレベータ手段を動作させて、上記給紙台下降距離算出手段が算出した上記給紙台下降距離まで、上記給紙台を下降させる、給紙台下降制御手段とを備える。
【0008】
上記構成において、印刷途中に給紙台の用紙が無くなると、設定印刷枚数までの残り印刷枚数に応じて、給紙台は下降する。すなわち、不足分の用紙と余裕分との和に相当する距離だけ、給紙台は下降する。残り印刷枚数が多いときには、給紙台は下限位置まで下降することになるが、残り印刷枚数が少ないときには、給紙台は途中までしか下降しないので、一律に給紙台を下限位置まで下降する場合に比べ、給紙台の下降待ちの時間が短くなる。また、補充すべき用紙の量が給紙台の下降位置から分かるので、必要以上に用紙を補充する無駄がなくなり、印刷再開を早めることができる。さらには、印刷終了後に用紙の種類を切り替えるような場合に、用紙の積み替えを減らすことができ、効率的である。
【0009】
したがって、印刷中の用紙補給作業の作業性を向上することができる。
【0010】
好ましくは、上記給紙台下降距離算出手段は、印刷機本体の通紙仕様上の用紙1枚当りの最大厚さに残り印刷枚数を乗じた距離に余裕分を加えた距離を、上記給紙台下降距離として決定する。
【0011】
上記構成によれば、用紙の厚さに関する情報を用いることなく、給紙台の下降量を簡易に決定することができる。
【0012】
好ましくは、用紙の厚さを設定または検出する用紙厚さ決定手段をさらに備える。上記給紙台下降距離算出手段は、該用紙厚さ決定手段が決定した用紙厚さに残り印刷枚数を乗じた距離に用紙載置作業時の余裕分を加えた距離を、上記給紙台下降距離として決定する。
【0013】
上記構成において、用紙厚さ決定手段は、種々の態様で用紙厚さを決定することができる。たとえば、印刷時に用紙の種類を入力するようにし、その入力した用紙の種類に応じて、用紙厚さを決定する。あるいは、用紙を分離して1枚ずつ搬送する途中に、用紙の厚さを計測する。あるいは、給紙枚数とそれに対応する給紙台上昇距離とから、用紙の平均厚さを算出する。用紙の厚さは、段階的に決定しても、個別に具体的な値を決定してもよい。
【0014】
上記構成によれば、印刷用紙の厚さに応じて給紙台の下降量を精度良く決定することができるので、下降した給紙台に余分に補充する用紙枚数のばらつきを少なくし、より効率的に用紙を補充できるようにすることができる。
【0015】
好ましくは、上記給紙台下降制御手段は、上記給紙台下降距離に基づいて上記エレベータ手段の動作時間を算出し、該算出した時間に達するまで上記エレベータ手段を動作させる。
【0016】
上記構成によれば、特別なセンサ等を設けることなく、タイマ時間の設定という簡単な方法で給紙台の下降量を決定でき、特にシーケンサで給紙台の下降を制御するような場合に好適である。
【0017】
好ましくは、上記給紙台の下降量を検出する給紙台下降量検出手段をさらに備える。上記給紙台下降制御手段は、該給紙台下降量検出手段の検出距離が上記給紙台下降距離を越えるまで、上記エレベータ手段を動作させる。
【0018】
上記構成によれば、給紙台の下降量を直接検出するので、給紙台の下降量を精度良く制御することができる。
【0019】
好ましくは、上記給紙台が上記給紙台下降制御手段により上記給紙台下降距離まで下降させられた後に、上記エレベータ手段を動作させて上記給紙台をさらに所定距離下降させるマニュアル下降スイッチをさらに備える。
【0020】
上記構成によれば、給紙台が用紙の不足枚数に応じて下降した後に、必要に応じてマニュアル下降スイッチを操作することによって、給紙台をさらに所定距離だけ下降させることができる。たとえば、マニュアル下降スイッチを押すと、給紙台は最下限位置まで一気に下降する。あるいは、マニュアル下降スイッチを押すと、給紙台は予め決められた一定の距離だけ下降して停止する。あるいは、マニュアル下降スイッチを押している間は給紙台は連続して下降し、押すのを止めると停止する。あるいは、マニュアル下降スイッチを押すと給紙台は下降し続け、もう一度マニュアル下降スイッチを押すと給紙台は停止する。
【0021】
上記構成によれば、印刷途中に設定枚数の不足分だけ用紙を追加したい場合のみならず、余裕をもって用紙を追加したい場合にも対応することが可能となり、便利である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態に係る紙受装置を備える印刷機10について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
まず、印刷機10の全体構成の概要を、図1の正面図を参照しながら説明する。印刷機10は、装置本体12の両側に給紙部14(すなわち、給紙装置14)と紙受部16とを有する。
【0024】
給紙部14は、装置本体12の片側(図において左側)に設けられ、昇降自在に支持された給紙台60と、用紙18の幅に応じて移動することができる不図示の幅ガイド板とを有する。給紙台60には、大量の用紙18を載置でき、たとえば、標準最大積載量が3000枚である。
【0025】
給紙台60は、エレベータ装置70によって昇降するようになっている。エレベータ装置70は、モータ72と、チェーン74と、スプロケット76,77と、ばね78と、上限センサ80と、下限スイッチ82と、用紙有無センサ84と、マニュアル下降スイッチ88とを備える。チェーン74は、一端が給紙台60に固定され、給紙台60から上方に延在し、給紙台60の上限位置より上方に設けた案内スプロケット76に噛み合って下方に延在し、下部に設けられ減速ギヤを介してモータ72によって回転される駆動スプロケット77に噛み合い、他端が装置本体に固定されたばね78によって常に引っ張られるようになっている。駆動スプロケット77が回転するとチェーン74が上または下に移動し、給紙台60が昇降するようになっている。マニュアル下降スイッチ88は、手動で給紙台60を昇降するためのスイッチである。
【0026】
給紙台60は、用紙18の消費に伴って自動的に上昇し、載置された用紙18の一番上の用紙18aが給紙リング64に常に接するようになっている。すなわち、給紙リング64はセンサ板68に固定されており、給紙リング64に給紙台60の用紙18aが当接するとセンサ板68が少し移動し、上限センサ80を遮光するようになっていて、用紙18が減って上限センサ80が遮光されなくなると、上限センサ80が遮光されるまでエレベータ装置70が動作し、給紙台60が上昇するようになっている。
【0027】
給紙リング64が回転すると、給紙台60の一番上の用紙18aが装置本体12内の版胴20とプレスローラ22との間に1枚ずつ送り出される。給紙リング64に隣接して下側には、さばき板66が配置されていて、一番上の用紙18aが給紙リング64の摩擦によって送り出されるときに、その下の用紙が重なって一緒に送り出されるのを防止するようになっている。
【0028】
装置本体12の上部には、操作パネル8(図5参照)や原稿載置部(図示せず)等が設けられている。操作パネル8からは、印刷条件、たとえば印刷枚数、印刷用紙のサイズや印刷用紙の種類(厚紙であるか、標準紙であるか)などを入力する。装置本体12の内部には、外周面に孔版原紙を取り付ける版胴20が設けられ、版胴20の内部にはインクが供給されるようになっている。また、用紙を版胴20側に押し付けるプレスローラ22が設けられ、版胴20および孔版原紙を透過したインクを用紙に付着させて印刷するようになっている。印刷された用紙は、装置本体12から排出され、図において右側の紙受部16で受け止められ、順に重ねられるようになっている。また、用紙搬送経路には、用紙の厚さを検出するセンサ24が設けられている。このセンサ24は、発光部と受光部とが用紙搬送経路の両側に配置され、透過光量の変化で用紙の厚さを検出するものであるが、他の種類のセンサで用紙の厚さを検出するようにしてもよい。
【0029】
紙受部16は、装置本体12から排出された印刷済み用紙を上方から覆う紙受カバー32と、紙受カバー32の下方に配置された紙受台30とを有する。
【0030】
紙受カバー32は、水平方向に延在する上板34と、上板34の下面から下方に延在する止めガイド板36と、一対の幅ガイド板38とを有する。止めガイド板36は、印刷済み用紙の排紙方向92に直交する方向に延在し、排出された印刷済み用紙の前端が当接するようになっている。一対の幅ガイド板38は、装置本体12と止めガイド36との間において用紙19の排紙方向92に沿って両側に延在し、排出された印刷済み用紙19の両側に当接するようになっている。図において点線および鎖線で示したように、止めガイド板36の位置は排紙方向92に適宜に設定できる。また、幅ガイド板38の位置も排紙方向92に対して直交方向に適宜に設定できる。したがって、異なるサイズの用紙19に対応できるようになっている。各ガイド板36,38の下端には突起37,39が設けられている。
【0031】
紙受台30は、図1において実線で示した下限位置と鎖線で示した上限位置との間を、後述するエレベータ装置40によって昇降させられるようになっている。紙受台30には、各ガイド板36,38の調整方向に延在する貫通溝(図示せず)が形成されていて、各ガイド板36,38の突起37,39をそれぞれ受け入れるようになっている。紙受板30は上限位置にあるときに、この貫通溝に各ガイド板36,38の突起37,39が噛み合うので、紙受カバー32と紙受台30との間の空間から印刷済み用紙19が出ることはない。したがって、印刷済み用紙19は、紙受台30上に揃えて重ねられる。
【0032】
紙受台30にある程度の高さまで印刷済み用紙19が重ねられると、紙受台30が下降する。このとき、重ねられた印刷済み用紙19の上部がガイド板36,38の下端よりも上になり、紙受カバー32と重ねられた印刷済み用紙19の上部とが常に噛み合うように、紙受台30は下降するようになっている。これにより、装置本体12から排出された印刷済み用紙19の落下距離は大略一定に保たれる。また、紙受台30の下降ストロークは給紙台60の上昇ストロークと略等しくなっている。したがって、大量に印刷したときにでも、印刷を中断することなく印刷済み用紙19を紙受台30に順に揃えて重ねることができる。
【0033】
紙受カバー32は、装置本体12に回動自在に固定され、図において鎖線で示したように上に持ち上げることができる。したがって、紙受台30の上方が開放され、紙受台30に載置された印刷済み用紙19を容易に取り出すことができるようになっている。
【0034】
紙受台30を昇降するエレベータ装置40は、前述の給紙部14のエレベータ装置70と大略同様に構成され、モータ42と、チェーン44と、スプロケット46,47と、ばね48とを備える。
【0035】
エレベータ装置40は、さらに、紙受台30の上限および下限位置を検出する上限および下限スイッチ50,52と、用紙19の高さを検出するレベルセンサ54と、マニュアル下降スイッチ58とを備え、それらの信号に基づいて動作が制御されるようになっている。レベルセンサ54は、止めガイド板36および幅ガイド板38の下端より上方において紙受台30に重ねられた用紙19を挟んで対向する位置に配置された投光部と受光部とを有する遮光センサ54である。
【0036】
給紙部14のエレベータ装置70と紙受部16のエレベータ装置40とは、図5のブロック図に示すように、I/Oポート3を介してCPU2に接続され、CPU2によって制御されるようになっている。CPU2には、ROM4、RAM5、EEPROM6、操作パネル8のスイッチ類、印刷機本体の機構部9も接続されている。
【0037】
次に、動作を説明する。
【0038】
印刷機10の操作パネル8のプリントスタート釦(図示せず)を押すと、エレベータ装置70が動作して、給紙台60の一番上の用紙18aが給紙リング64を少し持ち上げて上限センサ80を遮光するまで、給紙台60を上昇させる。そして、適宜タイミングで給紙リング64が回転し、給紙台60から用紙が1枚ずつ送り出され、装置本体12の内部で印刷され、排紙部16に排紙される。印刷に伴って、給紙台60上の用紙18が減り、エレベータ装置70が適宜動作して給紙台60を上昇させる一方、紙受台30上の用紙19が増え、排紙部16のエレベータ装置40が適宜動作して紙受台30を下降させる。給紙台60上の用紙18が無くなると、用紙有無センサ84で検出し、残り印刷枚数に応じた距離だけ給紙台60を自動的に下降させる。
【0039】
次に、給紙台60に用紙が無いことを検出した場合の給紙装置14の動作について、図2〜図4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0040】
図2に示すように、ステップ#10において、用紙有無センサ84により給紙台60上の用紙18の有無を判別する。用紙18がなければ、ステップ#12において、印刷途中であるか否かを判別し、印刷途中であればステップ#20の「用紙ナシ処理1」を、印刷途中でなければステップ#30の「用紙ナシ処理2」を実行する。
【0041】
詳しくは、印刷途中でなければ、図3に示すように、ステップ#32において、エレベータ装置70を動作させて、給紙台60を下限位置まで、すなわち給紙台下限スイッチ82がオンになるまで、給紙台60を下降させる。
【0042】
一方、印刷途中であれば、図4に示すように、ステップ#21において、残りカウンタの値N(設定した印刷枚数Nsから実際に印刷した枚数Npを引いた枚数、すなわち、さらに印刷すべき残りの枚数N=Ns−Np)が、給紙台60の標準最大積載枚数である3000枚以上であるか否かを判別する。
【0043】
3000枚以上であれば、ステップ#28において、エレベータ装置70を動作させ、給紙台60を下限位置まで下降させる。
【0044】
3000枚未満であれば、ステップ#22において用紙が厚紙であるか否かを判別し、ステップ#23又は#24において、厚紙であるか否かに応じて、残りカウンタに対する給紙台移動量(下降距離)Lを算出し、それに対応するタイマ時間Tをセットする。
【0045】
具体的には、まず、カウンタ値Nを用いて、給紙台移動量(下降距離)L=t×N+αを求める。たとえば、四六版で45〜70kg、約50〜80g/mm2、用紙厚さが約60〜100μmときには「標準紙」、それ以上の厚さのときは「厚紙」とし、標準紙ではt=0.1mm、厚紙ではt=0.26mmを用いる。αは、用紙載置時の余裕分であり、たとえば、α=10mmを用いる。次に、算出した給紙台移動量Lを用いて、タイマ時間T=L/Vを求める。ここで、Vは給紙台60の平均下降速度であり、たとえば、V=14mm/秒である。
【0046】
そして、ステップ#25において、エレベータ装置70を動作させて、給紙台60の下降を開始するとともに、タイマをスタートし、ステップ#26において、タイマ時間が終了するのを待つ。タイマ時間が終了すると、ステップ#27において、エレベータ装置70を停止する。
【0047】
以上説明したように、この印刷機10の給紙台60は、印刷途中で給紙台60上の用紙が無くなった時に、下限位置まで常に下降するのではなく、補充枚数に応じた移動量だけ下降する。そのため、給紙台60の下降待ちの時間を短くすることができ、また、必要な枚数に応じて用紙を補充することができる。したがって、用紙補充作業を効率的に行うことができる。
【0048】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0049】
たとえば、給紙台モータ72にパルスエンコーダを設け、タイマ時間Tを用いずに、給紙台60が給紙台移動量Lだけ下降するように制御してもよい。また、用紙の厚さtを標準紙と厚紙の二段階ではなく、もっと段数を増やしても、あるいは具体的な値を個別に設定したり、センサ24で検出した値を用いるようにしてもよい。逆に、印刷機の通紙仕様上の用紙1枚当りの最大厚さを用紙厚さtとして常に用いて、給紙台60の移動量を決定してもよい。
【0050】
また、用紙不足枚数に応じて給紙台60が下降した後に、マニュアル下降スイッチ88により給紙台60をさらに下降することができるようにしてもよい。たとえば、マニュアル下降スイッチ88を押すと、給紙台60が最下限位置まで一気に下降するようにしても、あるいは、マニュアル下降スイッチを押す88と、給紙台60が予め決められた一定の距離だけ下降して停止するようにしても、あるいは、マニュアル下降スイッチ88を押している間は給紙台60が連続して下降し、押すのを止めると停止するようにしても、あるいは、マニュアル下降スイッチ88を押すと給紙台60が下降し続け、もう一度マニュアル下降スイッチ88を押すと給紙台60が停止するようにしてもよい。不足分だけ用紙を追加したい場合のみならず、余裕をもって用紙を追加したい場合にも対応することが可能となり、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す印刷機の正面図である。
【図2】 給紙台の動作のフローチャートである。
【図3】 図2のステップ#30の詳細フローチャートである。
【図4】 図2のステップ#20の詳細フローチャートである。
【図5】 図1の印刷機のブロック図である。
【符号の説明】
2 CPU(制御手段)
3 I/Oポート
4 ROM
5 RAM
6 EEPROM
8 操作パネル
9 印刷機本体機構部
10 印刷機
12 本体
14 給紙部(給紙装置)
16 紙受部
18,19 用紙
20 版胴
22 プレスローラ
24 センサ
30 紙受台
32 紙受カバー
34 上板(ガイド板支持手段)
36 止めガイド板
37 突起
38 幅ガイド板
39 突起
40 エレベータ装置(エレベータ手段)
42 モータ
44 チェーン
46,47 スプロケット
48 ばね
50 上限スイッチ
52 下限スイッチ
54 レベルセンサ、遮光センサ(用紙高さ検出手段)
58 マニュアル下降スイッチ
60 給紙台
64 給紙リング
66 さばき板
68 センサ板
70 エレベータ装置(エレベータ手段)
72 モータ
74 チェーン
76,77 スプロケット
78 ばね
80 上限センサ
82 下限スイッチ
84 用紙有無センサ
88 マニュアル下降スイッチ
92 排紙方向

Claims (6)

  1. 用紙(18)が載置される給紙台(60)と、該給紙台(60)を昇降させるエレベータ手段(70)と、上記給紙台(60)に載置された用紙(18)を1枚ずつ印刷機本体(12)に供給する給紙手段(64,66)とを備える輪転孔版印刷機(10)の給紙装置(14)において、
    上記給紙台(60)に用紙(18)が載置されていないことを検知する用紙なし検知手段(84)と、
    印刷機本体(12)の印刷動作中に上記用紙なし検知手段(84)が上記給紙台(60)に用紙(18)が載置されていないことを検知したときに、残り印刷枚数に基づいて、上記給紙台(60)を下降させる給紙台下降距離を決定する、給紙台下降距離算出手段(2)と、
    印刷機本体(12)の印刷動作中に上記用紙なし検知手段(84)が上記給紙台(60)に用紙(18)が載置されていないことを検知したときに、上記エレベータ手段(70)を動作させて、上記給紙台下降距離算出手段(2)が算出した上記給紙台下降距離まで、上記給紙台(60)を下降させる、給紙台下降制御手段(2)とを備えたことを特徴とする、輪転孔版印刷機の給紙装置。
  2. 上記給紙台下降距離算出手段(2)は、印刷機本体(2)の通紙仕様上の用紙1枚当りの最大厚さに残り印刷枚数を乗じた距離に余裕分を加えた距離を、上記給紙台下降距離として決定することを特徴とする、請求項1記載の輪転孔版印刷機の給紙装置。
  3. 用紙の厚さを設定または検出する用紙厚さ決定手段(8,24)をさらに備え、
    上記給紙台下降距離算出手段(2)は、該用紙厚さ決定手段(8)が決定した用紙厚さに残り印刷枚数を乗じた距離に用紙載置作業時の余裕分を加えた距離を、上記給紙台下降距離として決定することを特徴とする、請求項1記載の輪転孔版印刷機の給紙装置。
  4. 上記給紙台下降制御手段(2)は、上記給紙台下降距離に基づいて上記エレベータ手段(70)の動作時間を算出し、該算出した時間に達するまで上記エレベータ手段(70)を動作させることを特徴とする、請求項1記載の輪転孔版印刷機の給紙装置。
  5. 上記給紙台(60)の下降量を検出する給紙台下降量検出手段をさらに備え、
    上記給紙台下降制御手段(2)は、該給紙台下降量検出手段の検出距離が上記給紙台下降距離を越えるまで、上記エレベータ手段(70)を動作させることを特徴とする、請求項1記載の輪転孔版印刷機の給紙装置。
  6. 上記給紙台(60)が上記給紙台下降制御手段(2)により上記給紙台下降距離まで下降させられた後に、上記エレベータ手段(70)を動作させて上記給紙台(60)をさらに所定距離下降させるマニュアル下降スイッチ(88)をさらに備えたことを特徴とする、請求項1記載の輪転孔版印機の給紙装置。
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