JPH0646911Y2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JPH0646911Y2
JPH0646911Y2 JP1988023060U JP2306088U JPH0646911Y2 JP H0646911 Y2 JPH0646911 Y2 JP H0646911Y2 JP 1988023060 U JP1988023060 U JP 1988023060U JP 2306088 U JP2306088 U JP 2306088U JP H0646911 Y2 JPH0646911 Y2 JP H0646911Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、載置された印刷紙を一枚ずつ送り出す紙送り
装置を有する平面加圧式印刷装置の改良に関するもので
ある。
(従来の技術) 本出願人は先に実公昭57-15814号公報にて開示した平面
加圧式印刷装置を考案しており、この印刷装置は、製版
行程後インキング行程を施した孔版印刷用原版に、印刷
紙を一枚一枚押圧することにより、印刷行程を行うもの
である。
また、他の印刷装置では、積載された印刷紙の紙送り装
置として従来、多々の発明・考案がなされている。これ
らのものはすべて印刷紙を送り出す手段として送り出し
ローラを有し、該送り出しローラにより印刷紙を所定方
向へ送り出すものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来技術の先に述べた平面加圧
式印刷装置では、印刷行程を一枚一枚行わなければなら
ないため、時間及び手間がかかってしまうという欠点を
有しており、消費者のニーズとして、印刷行程を自動化
した印刷装置が求められている。
また、後に述べた印刷装置の紙送り装置では、送り出し
ローラが印刷紙の略中央部に圧接しその摩擦によって印
刷紙を送り出すため、送り出しローラが常に印刷紙の上
面に位置し印刷工程の邪魔になるため平面加圧式印刷装
置の紙送り装置として利用することは出来ない。
そこで、本考案は以上の点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、紙送り工程と印刷工程を連続させて自
動化した平面加圧式印刷装置としての孔版印刷装置を提
供することである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の孔版印刷装置では、 孔版印刷用原版(4)と、 該孔版印刷用原版(4)の下方に位置し、印刷紙(9)
が載置される加圧板(8)と、 該加圧板(8)の下方に位置し、加圧板(8)に載置さ
れた印刷紙(9)を孔版印刷用原版(4)に対し平行に
所定高さ迄移動させて押圧印刷させる紙昇降機構(14)
と、 前記加圧板(8)の一側外方に位置し、加圧板(8)か
ら外側方に取り出される印刷紙(9)を排出させる紙送
り機構(20)と、 該紙送り機構(20)のさらに一側外方に位置する紙取り
出し機構(16)であって、加圧板(8)の上部方向に往
復移動自在とされるレバー(23)と該レバー(23)を下
方向に付勢するバネ体(28)と該レバー(23)の先端部
に設けられ加圧板(8)上に載置されて下降位置にある
印刷紙(9)の上面に弾圧されて該印刷紙(9)を前記
紙送り機構(20)に迄移動させる誘導部(22)とを有す
る紙取り出し機構(16)と、 該紙取り出し機構(16)に沿った側方に設置され、前記
レバー(23)の往復移動時にレバー(23)の側壁部に軸
支された回転子(32)を上下に案内する面を有する待機
台(33)と、 を具備している。
しかして、本考案では、前記誘導部(22)の往復移動時
に、レバー(23)の回転子(32)が待機台(33)の面に
案内されて上下に移動することにより、該誘導部(22)
は、加圧板(8)上の印刷紙(9)の上面に弾圧する位
置と、加圧板(8)の外側方における印刷紙(9)の上
部から完全に退避する位置との間を往復移動自在とされ
たことを特徴としている。
(作用) 上記の構成において、誘導部(22)が加圧板(8)の外
側方における印刷紙(9)の上部から完全に退避された
初期位置において、紙昇降機構(14)を作動させて加圧
板(8)に載置された印刷紙(9)を孔版印刷用原版
(4)に対し平行に所定高さ迄移動させて押圧印刷させ
る。印刷後再び紙昇降機構(14)を作動させて上記印刷
された印刷紙(9)を下降させる。すると、紙取り出し
機構(16)が作動し、レバー(23)が加圧板(8)の方
向に移動するが、この時、回転子(32)が待機台(33)
の面から下降し、これにより先端部の誘導部(22)が印
刷紙(9)の端部の上面に位置しバネ体(28)により印
刷紙(9)の端部の上面に弾圧する。この弾圧位置から
レバー(23)が外側方向に移動し、誘導部(22)が印刷
紙(9)を取出し、紙送り機構(20)に迄移動させて排
出させる。レバー(23)は、さらに外側方向に移動する
が、回転子(32)が再び待機台(33)の面に乗り上げる
ことにより、先端部の誘導部(22)が加圧板(8)の外
側方における印刷紙(9)の上部から完全に退避する位
置に移動する。このような動作を繰り返すことにより、
平面加圧印刷と紙送りを連続して行わせる。
(実施例) 以下図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す一部裁断側面図、第2
図は第1図の一部省略平面図、第3図(a),(b)は
第1図で用いているカセットの正面図と側面図、第4図
乃至第8図は動作説明図である。
第1図乃至第8図において、1は印刷装置本体、2は本
体1上部に形成された開口部に開閉自在に取り付けられ
た蓋体、3は蓋体2に固着された圧板を示しており、こ
の圧板3は弾性体によって形成されている。4は圧板3
の下方所定位置に配設された孔版印刷用原版であり、こ
の孔版印刷用原版4は、穿孔画像を製版した孔版原紙と
インキ不透過性のカバーシートとを互いに重なり合う状
態で枠体に装着し、孔版原紙とカバーシートとの間に印
刷用インキを層状に貯容したものである(図示省略)。
この孔版印刷用原版4は、図示を省略した手段により、
圧板3を介して蓋体2に取り付けられ、蓋体2を本体1
に対して閉じることにより、所定位置に配設される。
尚、孔版印刷用原版4は、蓋体2に必ずしも取り付ける
必要はなく、蓋体2を解放して開口される本体1の開口
部から着脱する構成であってもよい。
5は本体1に対し着脱自在に装着されるカセットであ
る。このカセット5には、底部に透孔6が穿設され、第
1図中右側面の上部にサバキ機構としてのサバキ板7が
一体に形成されている。そしてカセット5内には、加圧
板8が第1図中上下方向に移動可能に挿入され、加圧板
8上に複数枚の印刷紙9が積載される。よって、カセッ
ト5の本体1への装着時において、印刷紙9は孔版印刷
用原版4に対向して配置される。10は、第1図中上下方
向に移動可能であり、印刷紙9の縁を囲んでいる枠部材
である。この枠部材10は、後に説明するが印刷紙9の印
刷動作をスムーズに行わせる働きをする。尚、第3図
(b)に示す如く、この枠部材10はその図中右側の側部
10aを切欠いているため、後に説明する排紙装置15によ
り印刷紙9はカセット5から容易に排紙できるようにな
っている。
カセット5の下方には、透孔6内に挿通可能であり、加
圧板8を上方に移動させる圧力板11と、圧力板11を移動
させるクランク機構12と、クランク機構12を駆動させる
電動機13と、から構成される紙昇降機構14が配設されて
いる。すなわち、電動機13の駆動に伴い、図示を省略し
た減速機構によりクランク機構12のクランク片12aが減
速されて回動し、圧力板11を移動させる。ここで、圧力
板11は、図示を省略した手段により、孔版印刷用原版4
に対し略平行な状態で上下動するものであり、加圧板8
上に積載された印刷紙9は孔版印刷用原版4に対し略平
行な状態で押圧されるようになっている。尚、35はクラ
ンク片12aにより圧力板11の初期位置を検知する下死点
センサー、36は枠部材10に設けた舌片10bにより印刷紙
9の印刷所定位置を検知する上死点センサーである。
一方、カセット5に対し図中右方向には紙送り装置とし
ての排紙装置15が配設されている。この排紙装置15は、
ガイド板17に一部が突出し、図示しない電動機により時
計方向に回転する排出ローラ18及びこの排出ローラ18の
上部に設けられた一対の紙押えローラ19から構成される
紙送り機構20と、後に説明する紙取り出し機構16と、か
ら構成され、印刷紙9の最上位の印刷紙9aを排紙台21に
排紙するものである。この紙取り出し機構16は、前述し
たカセット5側の自由端近傍に、誘導部としてのワンウ
ェイローラ22を有したレバー23と、このレバー23を回動
自在に支持するとともに、支持部材24により左右方向に
その移動が行えるように規制されたラック25と、このラ
ック25を左右方向に移動させるピニオン26と、このピニ
オン26を駆動する電動機27と、レバー23を図中下方向に
付勢するバネ体28と、から構成されている。そして、こ
の紙取り出し機構16は、ラック25の図中左方向への移動
に伴い、レバー23の下方向に係る付勢力によりワンウェ
イローラ22が最上位の印刷紙9aの端部と当接し、更にラ
ック23の右方向への移動に伴い、ワンウェイローラ22と
最上位の印刷紙9aに係る摩擦力によって最上位の印刷紙
9aを紙送り機構20まで移動させ、最上位の印刷紙9aの排
紙を行う。尚、ラック25は、ラック25に設けた検知片29
とセンサー30,31によて、その左右方向の移動が制御さ
れ、更に、レバー23に取り付けられた回転子32が待機台
33上を移動することにより、レバー23及びワンウェイロ
ーラ22を上下動させるものである。
また、紙押えローラ19は、その支持軸19aの軸方向に対
し移動自在に設けているため、これら紙押えローラ19,1
9を印刷紙9の両端部に合わせて、印刷紙9を排紙でき
るようになっており、更に、紙押えローラ19は印刷紙9
と接触する接触面積をできるだけ小さく設定している。
尚、紙押えローラ19は複数個設けたものでもよい。
本実施例は以上の構成からなり、次にその動作について
説明する。まず孔版原紙を下方向にした孔版印刷用原版
4を圧板3に当着するようにして蓋体2に取り付けた
後、第1図に示す如く、蓋体2を本体1に対し閉じた状
態にロックすると、孔版印刷用原版4は所定位置に配設
される。そして、印刷紙9を積載したカセット5を本体
1の所定位置に装着する。尚、この時カセット5と孔版
印刷用原版4との間には間隔tを有しているため、カセ
ット5と孔版印刷用原版4とが接触することはない。ま
た、圧力板11は、カセット5の挿入時にカセット5と接
触しないように下死点センサー35が検知する低位置に位
置しており、更に、紙取り出し機構16は図中最右位置に
位置している。
この状態で印刷命令が入力されると、電動機13が始動
し、各クランク片12a,12aが時計方向に回動を始め、圧
力板11を孔版印刷用原版4に対し略平行な状態で上方に
持ち上げる。圧力板11はカセット5内に挿入された加圧
板8と係合して加圧板を上方に押し上げる。それに伴い
印刷紙9及び枠部材10を孔版印刷用原版4に対し略平行
な状態で上方に持ち上げ、第4図に示す如く、最上位の
印刷紙9aを孔版印刷用原版4の孔版原紙に押し付ける。
この状態で上死点センサー36が検知して電動機13を停止
させ、これにより最上位の印刷紙9aに印刷が施される。
尚、印刷紙9はその縁が枠部材10によって囲まれた状態
にあるが、圧板3が弾性体で形成されているため、加圧
板8の押圧に伴い最上位の印刷紙9aへの印刷は確実に行
われる。そして、所定時間経過後、電動機13が逆転し圧
力板11を下方に移動させ、印刷紙9の孔版印刷用原版4
への押圧を解除し、印刷紙9を孔版印刷用原版4から剥
離する。この際、印刷紙9はその縁が枠部材10に保持さ
れた状態にあるため、枠部材10の荷重により、最上位の
印刷紙9aは孔版印刷用原版4からスムーズに剥離され、
最上位の印刷紙9aの孔版印刷用原版4への張り付きによ
る不良を防止することができる。その後、圧力板11が第
1図で示した低位置まで降下すると電動機13が停止し、
以上で印刷動作終了する。
尚、本実施例における印刷装置は、印刷紙9に係る押圧
力により印刷濃度が設定されるものではなく、印刷紙9
の孔版印刷用原版4への押圧時間間隔により印刷濃度が
設定されるものであるため、印刷紙9の押圧時における
電動機13の停止時間の制御により、印刷濃度の設定をし
ている。
次に印刷動作の終了に伴い、紙取り出し機構16の電動機
27が始動し、ピニオン26を時計方向に回転させ、ラック
25を図中左方向に移動させる。ラック25の移動に伴い、
レバー23に取り付けられた回転子32が待機台33上を移動
し、回転子32が待機台33から離れた際、バネ体28の付勢
力によりワンウェイローラ22がガイド板17上に移動し、
ガイド板17上を転動する。このときワンウェイローラ22
は図示で反時計方向にのみ回転するものであり、ピニオ
ン26による図中左方向への移動に伴い、スムーズにガイ
ド板17上の転動を行う。そして、ワンウェイローラ22
が、カセット5に一体に設けられたサバキ板7を乗り越
え、第5図に示す如く印刷紙9の図中右側の端部上に位
置した際、ラック25に設けられた検知片29をセンサー30
が検知し、電動機27を停止させる。
このとき第5図に示す如く、ワンウェイローラ22が最上
位の印刷紙9aと接触していない場合、すなわち印刷紙9
が少ない場合においては、図示を省略した排紙センサー
が検知し、紙昇降機構14の電動機13を駆動させ、第6図
に示す如く、最上位の印刷紙9aがワンウェイローラ22に
接触するまで持ち上げる。
ワンウェイローラ22が最上位の印刷紙9aの右端部と接触
したことを排紙センサーが検知すると、電動機27が反転
し、ラック25を図中右方向に移動させる。この際、ワン
ウェイローラ22は回転しないため、印刷紙9との間に発
生する摩擦力により、印刷紙9を図中右方向に運ぶ。
尚、印刷紙9は枠部材10によりその縁が囲まれている
が、枠部材10の排紙側の側部10aが切欠かれているた
め、印刷紙9はカセット5内から取り出されることがで
きる。また、このときに印刷紙9は紙同士の摩擦力によ
って複数枚の印刷紙が取り出されてしまう場合がある
が、ワンウェイローラ22の印刷紙との摩擦力と、サバキ
板7の印刷紙との摩擦力と、の相互関係によって、最上
位の印刷紙9aを一枚だけ分離し、第7図に示す如く、紙
送り機構20まで搬送させる。この搬送に伴いペーパーセ
ンサー34が検知し、図示しない電動機が始動して排出ロ
ーラ18を時計方向に回転させ、第8図に示すように最上
位の印刷紙9aを排紙台21に送り出す。この際、各押えロ
ーラ19,19は、最上位の印刷紙9aの印刷面上に対し、そ
の両端側(実施例で長手方向両端側)を転動するように
設定しており、一方、印刷面の両端側は、枠部材10によ
って囲まれた状態にあり、印刷時に施されないため、紙
押えローラ19,19が印刷面を汚すことはない。また、ワ
ンウェイローラ22は、レバー23に取り付けた回転子32が
待機台33に乗り上げるため、最上位の印刷紙9aから離れ
た状態にあり、最上位の印刷紙9aの排紙台21への送り出
しに支障がなく、更にワンウェイローラ22が最上位の印
刷紙9aの印刷面を汚す恐れがない。
尚、最上位の印刷紙9aの送り出し時においても、紙取り
出し機構16の電動機27は動き続けており、ラック25を最
右端に移動させセンサー31が検知片29を検知することに
より停止する。また、紙昇降機構14の電動機13も始動
し、圧力板11を第1図で示した初期位置まで移動させ
る。
そして、最上位の印刷紙9aの送り出しが終了すると、紙
送り機構20の電動機が停止し、第1図で示した初期設定
時に戻り、排紙動作が終了する。
そして、順次カセット5内の印刷紙9は、上記説明した
印刷動作及び排紙動作がくりかえし行われ、印刷行程の
自動化を図ることができる。
本実施例では、印刷紙9のサバキ手段としてカセット5
に一体に形成されたサバキ板7を用いているが、サバキ
板はカセット5に対し一体に設ける必要はなく、ガイド
板17側に設けてもよい。更に、第9図に示すような、排
紙ローラ18に従動し反時計方向に回転するサバキローラ
39を用いることにより、印刷紙9を捌いてもよい。この
場合排紙ローラ18は、ワンウェイローラ22が印刷紙9と
接触した際に回動されるように制御する。
また、本実施例では、印刷紙9を積載したカセット5
を、本体1に対して横方向から装着しているが、本考案
における紙取り出し機構16は、印刷行程終了時におい
て、印刷紙9に対し図中右方向に位置しているため、印
刷紙9を積載したカセットを上方向、すなわち蓋体2を
解放した際形成される開口部から装着することもでき
る。この実施例によれば、カセットを装着した状態にお
ける印刷装置においての省スペース化を図ることができ
るという効果を有するものであり、更に、他の実施例と
して、印刷紙9を単に加圧板8上に積載したものであっ
てもよい。
また、本実施例では、加圧板8を孔版印刷用原版4方向
に移動し、印刷紙9の印刷を行う紙昇降機構14として、
クランク機構12を用いたものについて述べたが、必ずし
もクランク機構12を用いる必要はなく、加圧板8が孔版
印刷用原版4方向に略平行な状態で移動可能な装置であ
ればどのような機構でもよい。更に、本実施例では紙取
り出し機構16の誘導部としてワンウェイローラ22を用い
ているが、印刷紙9をカセット5内から取り出すことの
できる誘導部であれば他なるものであってもよい。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、印刷紙(9)の取り出
し誘導部(22)を印刷紙(9)の上部から完全に退避さ
せた初期退避位置において、紙昇降機構(14)を上昇作
動させて平面加圧印刷を行い、その後紙昇降機構(14)
を下降動作させた位置で、上記誘導部(22)を印刷紙
(9)の上面に移動弾圧させて印刷紙(9)を取り出
し、紙送り機構(20)まで導いて排出させ、その後誘導
部(22)を上記初期退避位置に迄再び移動させる動作を
繰り返すようにしたので、平面加圧印刷作業時に紙取り
出し機構(16)及びこれの一部である誘導部(22)が邪
魔になるということがなく、平面加圧印刷と印刷紙
(9)の誘導部(22)による取り出し作業を連続して行
わせる事が出来、平面加圧式印刷の能率を向上させる事
が出来るという優れた効果がある。
また、本考案では、誘導部(22)の上記初期退避位置と
印刷紙上面との往復移動時に、誘導部(22)を先端部に
有するレバー(23)の回転子(32)が、待機台(33)の
面に案内されて上下に移動するので、該誘導部(22)
は、印刷紙(9)の上面に弾圧して印刷紙(9)を紙送
り機構(20)に迄移動させる位置と上記初期退避位置と
の間をスムーズに移動し、印刷紙(9)の弾圧取り出し
を連続してスムーズに行わせる事が出来る効果がある。
さらに、本考案では、誘導部(22)は、印刷紙(9)の
端部を該印刷紙(9)が載置された加圧板(8)の一側
外方の紙送り機構(20)に迄移動させた後に、上記待機
台(33)の面によって確実に上方に案内され、上記の初
期退避位置に迄移動せしめられるものであるから、印刷
紙(9)の印刷面を汚すことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部裁断側面図、第2
図は第1図の一部省略平面図、第3図(a),(b)は
第1図で用いているカセットの正面図および側面図、第
4図乃至第8図は動作説明図、第9図は他の実施例を示
す断面図である。 7……サバキ機構(サバキ板)、9……印刷紙、 9a……最上位の印刷紙、 14……紙昇降機構、 15……紙送り装置(排紙装置)、 16……紙取り出し機構、 20……紙送り機構、 22……誘導部(ワンウェイローラ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔版印刷用原版(4)と、 該孔版印刷用原版(4)の下方に位置し、印刷紙(9)
    が載置される加圧板(8)と、 該加圧板(8)の下方に位置し、加圧板(8)に載置さ
    れた印刷紙(9)を孔版印刷用原版(4)に対し平行に
    所定高さ迄移動させて押圧印刷させる紙昇降機構(14)
    と、 前記加圧板(8)の一側外方に位置し、加圧板(8)か
    ら外側方に取り出される印刷紙(9)を排出させる紙送
    り機構(20)と、 該紙送り機構(20)のさらに一側外方に位置する紙取り
    出し機構(16)であって、加圧板(8)の上部方向に往
    復移動自在とされるレバー(23)と該レバー(23)を下
    方向に付勢するバネ体(28)と該レバー(23)の先端部
    に設けられ加圧板(8)上に載置されて下降位置にある
    印刷紙(9)の上面に弾圧されて該印刷紙(9)を前記
    紙送り機構(20)に迄移動させる誘導部(22)とを有す
    る紙取り出し機構(16)と、 該紙取り出し機構(16)に沿った側方に設置され、前記
    レバー(23)の往復移動時にレバー(23)の側壁部に軸
    支された回転子(32)を上下に案内する面を有する待機
    台(33)と、 を具備し、 前記誘導部(22)の往復移動時に、レバー(23)の回転
    子(32)が待機台(33)の面に案内されて上下に移動す
    ることにより、該誘導部(22)は、加圧板(8)上の印
    刷紙(9)の上面に弾圧する位置と、加圧板(8)の外
    側方における印刷紙(9)の上部から完全に退避する位
    置との間を往復移動自在とされたことを特徴とする孔版
    印刷装置。
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