JPH1147429A - パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機 - Google Patents

パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機

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JPH1147429A
JPH1147429A JP20463597A JP20463597A JPH1147429A JP H1147429 A JPH1147429 A JP H1147429A JP 20463597 A JP20463597 A JP 20463597A JP 20463597 A JP20463597 A JP 20463597A JP H1147429 A JPH1147429 A JP H1147429A
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敬司 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉収容箱を搭載したパチンコ玉運搬
用台車31をパチンコ玉計数機に装填し、自動的にパチン
コ玉収容箱内のパチンコ玉を排出させて計数する。 【解決手段】 パチンコ玉収容箱は、収容箱本体、収容
箱本体の底部を開閉するシャッタ板、シャッタ板を開閉
する駆動作用を外部から受ける駆動受部を有する。パチ
ンコ玉運搬用台車31には、台車本体32に対してパチンコ
玉収容箱の排出孔および駆動受部の下方域が開放される
所定位置に保持するパチンコ玉収容箱保持手段39を設け
る。パチンコ玉計数機には、パチンコ玉運搬用台車31を
装填する台車装填部を設け、パチンコ玉収容箱の駆動受
部に駆動作用を与えてシャッタ板を開放させる開放駆動
手段を設ける。パチンコ玉収容箱から放出させるパチン
コ玉を受け入れて計数するパチンコ玉計数装置を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ玉を収容
したパチンコ玉収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台
車、およびこのパチンコ玉運搬用台車で運搬されてきた
パチンコ玉収容箱内のパチンコ玉を計数するパチンコ玉
計数機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ玉計数機はパチンコホー
ルのカウンター等に設置され、所定の高さを有するカウ
ンター等の上に載置されていた。そして、遊技者が獲得
したパチンコ玉をそのホールに設置されている大、中、
小いずれかのパチンコ玉収容箱(以下、玉箱という)に
入れてカウンター等に持参し、そこに設置されているパ
チンコ玉計数機のホッパへパチンコ玉を流し込むように
している。
【0003】また、例えば、実開昭61−54885号
公報または特開平8−215412号公報に記載されて
いるように、大と中の大きめの玉箱については、玉箱と
パチンコ玉計数機に工夫をし、パチンコ玉が入った玉箱
をパチンコ玉計数機のホッパの上に載せるだけで、玉箱
の底面または側面が開口され、玉箱をひっくり返さなく
ともパチンコ玉計数機のホッパの中へパチンコ玉が流出
するようにしたものも提案されている。
【0004】一方、最近では遊技者が獲得するパチンコ
玉の量が多くなり、一度に複数の玉箱をカウンター等の
計数機が載置されている場所まで運搬しなければならな
くなったために、玉箱の運搬に玉箱を重ねて載置できる
パチンコ玉運搬用台車が使用されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のパチンコ玉計数機と玉箱およびパチンコ玉運搬
用台車を使用した運用方法では、玉箱をパチンコ玉運搬
用台車で運搬してきても、パチンコ玉の入った重い玉箱
をカウンター等の上に載置されているパチンコ玉計数機
のホッパの位置まで手作業により持ち上げなければなら
ず、多大な労力が必要であり、操作性が悪い問題があ
る。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、パチンコ玉収容箱を搭載した状態でパチンコ玉計
数機に装填してそのパチンコ玉収容箱内のパチンコ玉を
排出させることができるパチンコ玉運搬用台車、およ
び、パチンコ玉運搬用台車で運搬してきたパチンコ玉収
容箱をパチンコ玉運搬用台車ごと装填するだけで自動的
にパチンコ玉収容箱内のパチンコ玉を排出させて計数す
ることができるパチンコ玉計数機を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のパチンコ
玉運搬用台車は、底部にパチンコ玉の排出孔を有する収
容箱本体、その排出孔を開閉するシャッタ板、このシャ
ッタ板を開閉する駆動作用を外部から受ける駆動受部、
前記収容箱本体の積み重ね時に1段上の収容箱本体の駆
動受部に係合してシャッタ板を開放させる作動部を有す
るパチンコ玉収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台車で
あって、前記パチンコ玉収容箱を搭載する台車本体と、
この台車本体に対して前記パチンコ玉収容箱を少なくと
も排出孔および駆動受部の下方域が開放される所定位置
に保持するパチンコ玉収容箱保持手段とを具備している
ものである。
【0008】台車本体にパチンコ玉収容箱を搭載した状
態で、パチンコ玉収容箱保持手段によりパチンコ玉収容
箱を少なくとも排出孔および駆動受部の下方域が開放さ
れる所定位置に保持し、駆動受部への駆動作用の付与お
よび排出孔からのパチンコ玉の流出を許容する。そのた
め、例えば、このパチンコ玉運搬用台車をパチンコ玉計
数機に装填し、そのパチンコ玉運搬用台車からの駆動作
用によりシャッタ板を開放させることにより、台車本体
にパチンコ玉収容箱を搭載した状態で、パチンコ玉収容
箱内のパチンコ玉をパチンコ玉計数機へ排出させること
が可能であり、重いパチンコ玉収容箱を台車本体上から
移し換えるために持ち上げる必要がない。しかも、パチ
ンコ玉収容箱を複数段に載置していてもパチンコ玉の排
出に伴ってパチンコ玉収容箱が積み重なることにより下
段側のパチンコ玉収容箱から順にパチンコ玉を排出さ
せ、パチンコ玉量が多量であっても容易に計数処理可能
となるとともに、パチンコ玉の排出に要する処理時間が
短時間になる。
【0009】請求項2記載のパチンコ玉運搬用台車は、
底部にパチンコ玉の排出孔を有する収容箱本体、その排
出孔を開閉するシャッタ板、このシャッタ板を開閉する
駆動作用を外部から受ける駆動受部、前記収容箱本体の
積み重ね時に1段上の収容箱本体の駆動受部に係合して
シャッタ板を開放させる作動部、前記収容箱本体の両側
面に設けられた係合部を有するパチンコ玉収容箱を運搬
するパチンコ玉運搬用台車であって、前記パチンコ玉収
容箱を受入可能とする間隔で設けられる一対の側枠部、
およびこれら一対の側枠部の一端を連結する連結枠部を
有し、床面を走行可能とする台車本体と、この台車本体
の一対の側枠部の対向面側にそれぞれ昇降可能に設けら
れ、下降時には前記パチンコ玉収容箱が前記床面に載置
された状態での係合部より低い位置に位置されるととも
に、上昇時には前記パチンコ玉収容箱の係合部に係合し
てそのパチンコ玉収容箱を所定高さ位置まで上昇させる
昇降部材と、この昇降部材を上昇させる操作手段と、前
記昇降部材を所定高さ位置でロックするロック手段と、
このロック手段によるロックを解除するロック解除手段
とを具備しているものである。
【0010】台車本体の昇降部材を介してパチンコ玉収
容箱を昇降させるため、床面に載置されたパチンコ玉収
容箱を手で持ち上げて台車本体上に移し換える必要がな
く、床面から台車本体へのパチンコ玉収容箱の載せ換え
を容易にする。さらに、台車本体に搭載されたパチンコ
玉収容箱を手で持ってパチンコ玉計数機へ移し換える必
要がなく、例えば、このパチンコ玉運搬用台車をパチン
コ玉計数機に装填すれば、台車本体にパチンコ玉収容箱
を搭載した状態あるいはパチンコ玉収容箱をパチンコ玉
計数機に降ろした状態で、パチンコ玉収容箱の駆動受部
への駆動作用の付与および排出孔からのパチンコ玉の流
出を許容し、パチンコ玉収容箱内のパチンコ玉をパチン
コ玉計数機等へ排出させることが可能となる。さらに、
床面に載置されたパチンコ玉収容箱を手で持ち上げて台
車本体上に移し換える必要がないため、移し換えの手間
を省くために予めパチンコ玉運搬用台車を確保しておい
てパチンコ玉収容箱を台車本体上に搭載しておく必要が
なく、パチンコ玉収納箱の運搬時のみにパチンコ玉運搬
用台車を使用する運用が可能となり、パチンコ玉運搬用
台車の数を減らせる。しかも、パチンコ玉収容箱を複数
段に載置していてもパチンコ玉の排出に伴ってパチンコ
玉収容箱が積み重なることにより下段側のパチンコ玉収
容箱から順にパチンコ玉を排出させ、パチンコ玉量が多
量であっても容易に計数処理可能となるとともに、パチ
ンコ玉の排出に要する処理時間が短時間になる。
【0011】請求項3記載のパチンコ玉運搬用台車は、
底部にパチンコ玉の排出孔を有する収容箱本体、その排
出孔を開閉するシャッタ板、このシャッタ板を開閉する
駆動作用を外部から受ける駆動受部、前記収容箱本体の
積み重ね時に1段上の収容箱本体の駆動受部に係合して
シャッタ板を開放させる作動部を有し、パレットに載置
されて少なくとも排出孔および駆動受部の下方域が開放
される所定位置に保持されたパチンコ玉収容箱を運搬す
るパチンコ玉運搬用台車であって、床面を走行可能とす
る台車本体と、この台車本体に昇降可能に設けられ、下
降時には前記パレットが前記床面に載置された状態でそ
のパレットとの非係合位置に位置されるとともに、上昇
時には前記パレットに係合してそのパレットごと前記パ
チンコ玉収容箱を所定高さまで上昇させる昇降部材と、
この昇降部材を上昇させる操作手段と、前記昇降部材を
所定高さ位置でロックするロック手段と、このロック手
段のロックを解除するロック解除手段とを具備している
ものである。
【0012】台車本体の昇降部材を介してパチンコ玉収
容箱をパレットごと昇降させるため、床面に載置された
パチンコ玉収容箱を手で持ち上げて台車本体上に移し換
える必要がなく、床面から台車本体へのパチンコ玉収容
箱の載せ換えを容易にする。さらに、台車本体に搭載さ
れたパチンコ玉収容箱を手で持ってパチンコ玉計数機へ
移し換える必要がなく、例えば、このパチンコ玉運搬用
台車をパチンコ玉計数機に装填すれば、台車本体にパチ
ンコ玉収容箱を搭載した状態あるいはパチンコ玉収容箱
をパレットごとパチンコ玉計数機に降ろした状態で、パ
チンコ玉収容箱の駆動受部への駆動作用の付与および排
出孔からのパチンコ玉の流出を許容し、パチンコ玉収容
箱内のパチンコ玉をパチンコ玉計数機へ排出させること
が可能となる。さらに、床面に載置されたパチンコ玉収
容箱を手で持ち上げて台車本体上に移し換える必要がな
いため、移し換えの手間を省くために予めパチンコ玉運
搬用台車を確保しておいてパチンコ玉収容箱を台車本体
上に搭載しておく必要がなく、パチンコ玉収納箱の運搬
時のみにパチンコ玉運搬用台車を使用する運用が可能と
なり、パチンコ玉運搬用台車の数を減らせる。さらに、
パチンコ玉収容箱とパチンコ玉運搬用台車との間にパレ
ットを介在するために、パチンコ玉収容箱を特別に強度
の強いものにしなくてもよくなり、また、パチンコ玉運
搬用台車の昇降部材が係合するパレットの係合箇所を高
くすることが可能となり、パチンコ玉運搬用台車の構造
を簡単にすることが可能となる。しかも、パチンコ玉収
容箱を複数段に載置していてもパチンコ玉の排出に伴っ
てパチンコ玉収容箱が積み重なることにより下段側のパ
チンコ玉収容箱から順にパチンコ玉を排出させ、パチン
コ玉量が多量であっても容易に計数処理可能となるとと
もに、パチンコ玉の排出に要する処理時間が短時間にな
る。
【0013】請求項4記載のパチンコ玉計数機は、請求
項1ないし3いずれか記載のパチンコ玉運搬用台車の装
填が可能な台車装填部と、この台車装填部に前記パチン
コ玉運搬用台車とともに装填されるパチンコ玉収容箱の
駆動受部に駆動作用を与え、パチンコ玉収容箱のシャッ
タ板を開放させる開放駆動手段と、前記台車装填部の下
方に設けられ、前記パチンコ玉収容箱の排出孔から放出
されるパチンコ玉を受け入れる受入口と、この受入口に
受け入れたパチンコ玉を計数するパチンコ玉計数装置と
を具備しているものである。
【0014】パチンコ玉計数機の台車装填部に、パチン
コ玉運搬用台車で運搬してきたパチンコ玉収容箱をパチ
ンコ玉運搬用台車ごと装填することで、開放駆動手段に
より自動的にパチンコ玉収容箱のシャッタ板を開放させ
てパチンコ玉を排出させるとともに、排出させたパチン
コ玉を受入口から受け入れてパチンコ玉計数装置により
計数する。これにより、重いパチンコ玉収容箱をパチン
コ玉運搬用台車から移し換えるために持ち上げる必要が
ない。しかも、パチンコ玉収容箱を複数段に載置してい
てもパチンコ玉の排出に伴ってパチンコ玉収容箱が積み
重なることにより下段側のパチンコ玉収容箱から順にパ
チンコ玉を排出させ、パチンコ玉量が多量であっても容
易に計数処理可能となるとともに、パチンコ玉の計数に
要する処理時間が短時間になる。
【0015】請求項5記載のパチンコ玉計数機は、請求
項2または3記載のパチンコ玉運搬用台車の装填が可能
な台車装填部と、この台車装填部に装填されたパチンコ
玉運搬用台車によってパチンコ玉収容箱が下降される際
に、パチンコ玉収容箱の駆動受部が係合してその駆動受
部に対して相対的に駆動作用を与え、パチンコ玉収容箱
のシャッタ板を開放させる作動部材と、前記台車装填部
の下方に設けられ、前記パチンコ玉収容箱の排出孔から
放出されるパチンコ玉を受け入れる受入口と、この受入
口に受け入れたパチンコ玉を計数するパチンコ玉計数装
置とを具備しているものである。
【0016】パチンコ玉計数機の台車装填部に、パチン
コ玉運搬用台車で運搬してきたパチンコ玉収容箱をパチ
ンコ玉運搬用台車ごと装填するとともにそのパチンコ玉
収容箱を下降させるだけで、作動部材により自動的にパ
チンコ玉収容箱のシャッタ板を開放させてパチンコ玉を
排出させるとともに、排出させたパチンコ玉を受入口に
受け入れてパチンコ玉計数装置により計数することがで
き、重いパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車から
移し換えるために持ち上げる必要がなく、さらに、シャ
ッタ板を開放させる開放駆動手段を必要とせず、簡素化
および低コスト化を図れる。しかも、パチンコ玉収容箱
を複数段に載置していてもパチンコ玉の排出に伴ってパ
チンコ玉収容箱が積み重なることにより下段側のパチン
コ玉収容箱から順にパチンコ玉を排出させ、パチンコ玉
量が多量であっても容易に計数処理可能となるととも
に、パチンコ玉の計数に要する処理時間が短時間にな
る。
【0017】請求項6記載のパチンコ玉計数機は、請求
項4または5記載のパチンコ玉計数機において、パチン
コ玉計数装置は、パチンコ玉を1個ずつ受け入れて揚送
可能とする複数の保留部が形成された帯状体と、この帯
状体を張設して、前記保留部にパチンコ玉を受け入れる
パチンコ玉受入部域および保留部に受け入れたパチンコ
玉を揚送するパチンコ玉計数部域を形成し、その帯状体
をパチンコ玉受入部域側からパチンコ玉計数部域側へ回
動させる帯状体回動手段と、前記パチンコ玉計数部域に
対応して設けられ、前記各保留部内のパチンコ玉の有無
を検知するパチンコ玉計数手段とを具備し、前記パチン
コ玉受入部域を受入口の下方に臨ませて配置したもので
ある。
【0018】帯状体をパチンコ玉受入部域からパチンコ
玉計数部域に回動させ、パチンコ玉受入部域において複
数の保留部にパチンコ玉を1個ずつ受け入れ、パチンコ
玉計数部域において各保留部内のパチンコ玉の有無をパ
チンコ玉計数手段で検知するため、下方位置で受け入れ
たパチンコ玉を揚送しつつ計数し、パチンコ玉を受け入
れてから計数するまでのタイムラグを少なくする。
【0019】請求項7記載のパチンコ玉計数機は、請求
項6記載のパチンコ玉計数機において、パチンコ玉計数
手段は、帯状体を挟んで対向配置され、各保留部を通じ
てセンサ光を投受光する複数の投受光センサと、前記帯
状体の回動を検知し、前記投受光センサで保留部を検知
するタイミングをとるタイミング検知手段とを備えてい
るものである。
【0020】タイミング検知手段でとられるタイミング
に合わせて、投受光センサが透光状態、遮光状態のいず
れにあるか確認することにより、各保留部内のパチンコ
玉の有無を容易に検知する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】図1ないし図7に第1の実施の形態を示
す。
【0023】図7はパチンコ玉収容箱の分解状態の斜視
図を示す。
【0024】パチンコ玉収容箱(以下、玉箱という)1
は、収容箱本体2とシャッタ板3とを備えている。
【0025】収容箱本体2は、底板4、長手方向の相対
向する端板5、長手方向と直交する短手方向の相対向す
る側板6とから、上面を開口した横長箱状に形成されて
いる。
【0026】底板4は中央域の中央底板4aと長手方向の
両側域の側部底板4bとを備え、この中央底板4aと両側部
底板4bとの間にパチンコ玉の排出孔7がそれぞれ開口形
成されている。両側部底板4bは排出孔7に向けて傾斜す
るように形成されている。
【0027】端板5および側板6の上端周縁にはフラン
ジ部8が突出形成され、一方の相対向する端板5のフラ
ンジ部8の中央部分には取手9が突出形成されている。
【0028】端板5および側板6は上側部分が外側に傾
斜して広がる形状に形成され、収容箱本体2の下部を他
の収容箱本体2の上方から挿入して、収容箱本体2同士
を積み重ね可能になっている。端板5の外面には取手9
の両側に縦方向にリブ状の一対の突起部5aが突出形成さ
れているとともに、側板6の外面には後述する作動孔12
の両側に縦方向にリブ状の係合部としての一対の突起部
6aが突出形成されている。そして、これら突起部5a,6a
が収容箱本体2の側面の補強部および収容箱本体2の積
み重ね時の規制部を兼ねている。
【0029】側板6の内面の下側中央域には肉厚部10が
突出形成され、この肉厚部10の上面には収容箱本体2の
内方へ少し傾斜する係合段部11が形成され、この係合段
部11上に積み重ねられる収容箱本体2の底部が載るよう
になっている。
【0030】肉厚部10には、中央域に収容箱本体2の底
部から上方に向けて垂直方向に沿って縦長孔状の作動孔
12が形成されているとともに、この作動孔12の両側で収
容箱本体2の底面位置に略水平方向に沿って一対の横長
孔13が形成されている。作動孔12は、側板6を貫通して
形成されるとともに中央底板4aの一部を貫通して形成さ
れており、この作動孔12の幅はパチンコ玉の直径より小
さい幅寸法に形成されている。
【0031】側板6の内面の上側中央域すなわち作動孔
12の上方には、肉厚部10の係合段部11から収容箱本体2
の上縁部にかけてリブ状の作動部14が突出形成されてい
る。この作動部14は、収容箱本体2同士を積み重ねた際
に1段上の収容箱本体2の作動孔12に進入可能になって
いる。
【0032】また、シャッタ板3は、略同じ大きさの2
枚の板体21を備え、この板体21の連結側の縁部が互いに
噛み合うようにジグザグ状に形成され、互いに噛み合っ
た部分を貫通する軸22によって屈曲可能に一体的に連結
されている。
【0033】軸22の略中央位置には、シャッタ板3の収
容箱本体2への取付状態においてシャッタ板3の屈曲部
23が広がる方向に付勢してシャッタ板3により排出孔7
を実質的に閉塞させるトグルばねにて構成されるばね部
材24が取り付けられている。軸22の両端部は板体21の端
面から所定長突出され、その両端部に四角形状の駆動受
部(係合軸部)25が取り付けられ、各板体21の両端面外
縁側には円柱状の凸部26が突出形成されている。
【0034】そして、玉箱1のシャッタ板3の開閉動作
を説明する。
【0035】シャッタ板3の両端の駆動受部25が収容箱
本体2の作動孔12に摺動可能に係合されるとともに、各
板体21の両端の凸部26が各横長孔13に摺動可能に係合さ
れる。ばね部材24によってシャッタ板3が広がる方向に
付勢され、シャッタ板3により排出孔7が実質的に閉塞
されている状態で、玉箱1内にパチンコ玉を収容でき
る。
【0036】玉箱1の作動孔12に作動部14または後述す
る作動部材62が挿入されて上方に相対的に移動すると、
これら作動部14または作動部材62で作動孔12内のシャッ
タ板3の駆動受部25が押し上げられる。これら作動部14
または作動部材62で作動孔12に沿って駆動受部25が押し
上げられるシャッタ板3は、屈曲部23で2枚の板体21が
屈曲しながらその屈曲部23を先頭に上方へ移動されると
ともに、各板体21の凸部26が横長孔13に沿って中央方向
に相対向して接近するように移動され、各排出孔7が開
放される。そのため、開放される各排出孔7から玉箱1
内に収容されたパチンコ玉が下方へ排出される。
【0037】また、玉箱1の作動孔12から作動部14また
は後述する作動部材62が下方に相対的に移動すると、作
動部14または作動部材62によるシャッタ板3の駆動受部
25の押し上げが解除され、ばね部材24による2枚の板体
21の屈曲が広がる方向への付勢により、各板体21の凸部
26が横長孔13に沿って外側へ相反して離反移動するとと
もに、屈曲部23が下方へ移動し、シャッタ板3により排
出孔7が実質的に閉塞される。
【0038】また、玉箱1は、収容箱本体2を上側部分
が広がる形状にして収容箱本体2同士を積み重ね可能に
しているため、収容箱本体2同士を積み重ねて保管する
ことができる。しかも、収容箱本体2の積み重ね時に
は、上側の収容箱本体2の作動孔12に下側の収容箱本体
2の作動部14が進入して駆動受部25を押し上げ、上側の
収容箱本体2のシャッタ板3を開放するため、収容箱本
体2同士を積み重ねて使用することもできる。つまり、
後述するパチンコ玉運搬用台車31上に1つめの玉箱1を
置き、さらにその上側に2つめの玉箱1を置いておけ
ば、下側の玉箱1のパチンコ玉の排出に伴って上側の玉
箱1が下降して積み重ねられるとともに、上側の玉箱1
のシャッタ板3が自動的に開放されてパチンコ玉が排出
される。
【0039】次に、図1にパチンコ玉運搬用台車の斜視
図を示す。
【0040】パチンコ玉運搬用台車(以下、台車とい
う)31は、玉箱1を搭載する台車本体32を有している。
この台車本体32は、前後方向に縦長に形成され、玉箱1
の幅より広い間隔でほぼ平行に離間対向された両側の側
枠部33、およびこの両側の側枠部33の上面に固定された
上面板34を有し、これら両側の側枠部33間でかつ上面板
34の下側に前後方向および下方に開口する台車空間35が
形成されている。各側枠部33の前後部には走行用の車輪
36が取り付けられ、上面板34の後端にはハンドル37が立
設されている。
【0041】上面板34の上方は玉箱1を搭載する玉箱搭
載部38として構成され、この玉箱搭載部38の両側位置
に、パチンコ玉収容箱保持手段としての両側の保持部材
39が立設されている。この保持部材39は、玉箱1の幅よ
り僅かに広い間隔でほぼ平行に配設され、玉箱1の両側
の側板6の位置を規制して玉箱1の幅方向の位置決めを
可能とする。さらに、保持部材39の上縁には、玉箱1の
両側の各突起部6aが嵌合する両側の保持凹部40がそれぞ
れ形成されているとともに、この各保持凹部40の両縁に
各保持凹部40へ向けて傾斜して各突起部6aを誘導する傾
斜誘導部41が形成されている。なお、玉箱1の突起部6a
が保持凹部40に係合した状態では、玉箱1の底面が上面
板34に対して僅かに離反するかあるいは当接する状態に
保持される。
【0042】上面板34の両側の保持部材39間には、これ
ら保持部材39によって所定位置に保持された玉箱1の排
出孔7の下方域に対応して放出口42が開放形成されてい
るとともに、この放出口42の両側すなわち玉箱1の両側
の駆動受部25の下方域に対応して係合孔43が開放形成さ
れている。
【0043】したがって、台車31は、両側の保持部材39
によって、台車本体32に対して玉箱1をその排出孔7お
よび駆動受部25の下方域が開放される所定位置に保持す
るように構成されている。
【0044】次に、図2はパチンコ玉計数機の斜視図を
示す。
【0045】パチンコ玉計数機51は、縦形の計数機本体
52を有し、この計数機本体52の両側から前方に両側の台
車ガイド53が突出され、この両側の台車ガイド53間に前
方から台車31を装填可能とする台車装填部54が形成され
ている。両側の台車ガイド53の対向間隔は台車31の台車
本体32の幅より少し広い程度に形成され、台車31の台車
本体32の装填を許容するとともに台車31の台車本体32の
幅方向を位置決め規制する。
【0046】計数機本体52の前面下部には、台車装填部
54に装填される台車31の台車本体32の前面が当接して、
その台車31の装填方向の位置を位置決め規制する規制面
55が形成されている。この規制面55からは前方の台車装
填部54内に突出して台車31の台車空間35内に相対的に進
入されるパチンコ玉受入台部56が形成されている。この
パチンコ玉受入台部56の上面には、台車31の放出口42の
下方域に対応してその放出口42から放出されるパチンコ
玉を受け入れる受入口57が形成され、この受入口57の両
側に台車31の一対の係合孔43の下方域に対応して一対の
挿通孔58が形成されている。
【0047】次に、図3(a) はパチンコ玉計数機51に台
車31を装填した状態の断面図、図3(b) はパチンコ玉計
数機51に台車31を装填した状態の一部の断面図を示す。
【0048】パチンコ玉受入台部56内には、玉箱1の駆
動受部25に駆動作用を与えてシャッタ板3を開放させる
開放駆動手段61が配設されている。この開放駆動手段61
は、パチンコ玉受入台部56内の両側にそれぞれ上下動可
能に支持されて一対の挿通孔58から上方に出没可能とす
る一対の作動部材62を有している。この各作動部材62
は、作動部14と同様にリブ状に形成され、台車装填部54
に装填された台車31の係合孔43および玉箱1の作動孔12
に挿入可能とされ、その挿入時に台車31を台車装填部54
に係止するとともに玉箱1のシャッタ板3を開放するよ
うに構成されている。
【0049】作動部材62の下端は揺動レバー63の中間部
に回動自在に連結され、この揺動レバー63の後端(図3
(b) の左側)はパチンコ玉受入台部56に支軸64によって
回動自在に軸支され、揺動レバー63の前端(図3(b) の
右側)には長孔65が形成されている。パチンコ玉受入台
部56内の前端部にはモータ66が配設され、このモータ66
の回転軸に固着されたカムレバー67のピン68に揺動レバ
ー63の長孔65が連結されている。そして、モータ66の駆
動によるカムレバー67の回動により、揺動レバー63が上
下に揺動され、作動部材62がパチンコ玉受入台部56の上
面から突出する突出位置とパチンコ玉受入台部56の上面
から下方に退避する退避位置とに移動される。
【0050】また、パチンコ玉受入台部56内から計数機
本体52内の上部にわたって、パチンコ玉計数装置71が配
設されている。このパチンコ玉計数装置71は、帯状でか
つ無端状に形成された帯状体72およびこの帯状体72を張
設する帯状体回動手段73を有している。
【0051】帯状体回動手段73により、帯状体72には、
パチンコ玉受入台部56内に配置される略水平状態のパチ
ンコ玉受入部域74、下部から上方に延びる略垂直状態の
パチンコ玉計数部域75、上部で方向変換するパチンコ玉
放出部域76が形成され、帯状体72のパチンコ玉受入部域
74側からパチンコ玉計数部域75側に向けて、すなわち図
3において反時計回り方向に回動される。したがって、
パチンコ玉受入部域74において帯状体72の後述する保留
部100 にパチンコ玉Pが保留され、帯状体72に保留され
たパチンコ玉Pがパチンコ玉計数部域75を通じて揚送さ
れてパチンコ玉放出部域76で放出される。
【0052】帯状体72のパチンコ玉受入部域74の上方域
には台車31側から放出されるパチンコ玉Pを受入口57を
通じて受け入れる受入空間81が形成されている。受入空
間81には、受入口57の下方位置に後方へ向けて下降傾斜
するシュート板82が配設されているとともに、このシュ
ート板82上から帯状体72のパチンコ玉受入部域74にわた
って幅方向に複数の仕切板83が配設されている。これら
仕切板83は、帯状体72の保留部100 をその幅方向の各列
毎に対応して区画することによりパチンコ玉Pを各列毎
の保留部100 に案内する機能を有している。
【0053】パチンコ玉計数部域75のパチンコ玉受入部
域74に近い下部近傍には帯状体72に保留されて揚送され
るパチンコ玉Pを計数するパチンコ玉計数手段84が配設
されている。
【0054】パチンコ玉放出部域76に臨んで帯状体72か
ら放出されるパチンコ玉Pを受け取る放出部85が形成さ
れている。放出部85には計数機本体52の後方に突出する
排出シュート86が配設され、この排出シュート86はパチ
ンコ玉Pを回収する図示しないパチンコ玉回収部に接続
される。
【0055】次に、図4に帯状体72の一部の正面図を示
し、図5にパチンコ玉計数手段84の説明図を示し、帯状
体72は、幅方向両側に配置される無端状のチェーン92、
この両側のチェーン92間に沿って連結される複数の保留
部材93によって構成されている。各チェーン92は、一対
の内側リンク94a と一対の外側リンク94b とが交互に軸
95で回動自在に連結され、それらリンク94a ,94b のう
ちの2つおきのリンク94a ,94b には帯状体72の外周側
に突出して保留部材93が取り付けられる取付部96が形成
されている。
【0056】保留部材93は、チェーン92の長手方向と交
差する幅方向に横長に形成され、両端にチェーン92の取
付部96にボルト97とナット98により取り付けられる取付
片部99が形成されている。保留部材93の両端の取付片部
99間には、パチンコ玉Pを1個ずつ保留する複数の保留
部100 が形成されている。したがって、帯状体72として
は、複数の保留部100 が帯状体72の幅方向に複数列でか
つ各列毎に長手方向に沿って整列して形成されている。
【0057】各保留部100 は、基部101 およびこの基部
101 との間にパチンコ玉Pを1個ずつ保留する受部102
により形成されている。この受部102 は、帯状体72の回
動方向と反対側の基部101 の縁部から略直角に折曲形成
された底部103 、および底部103 から略直角に折曲形成
されて基部101 に対向される対向部104 を有し、各保留
部100 の位置に対応して底部103 から対向部104 にかけ
て溝部105 が形成されている。底部103 および対向部10
4 の下部側の溝部105 の幅はパチンコ玉Pの直径より狭
く形成され、対向部104 の上部側の溝部105 の幅はパチ
ンコ玉Pの直径より広く形成されている。そして、保留
部100 に保留されるパチンコ玉Pは、基部101 と、底部
103 と、溝部105 の両側の対向部104 の下部側との間に
係合して保留される。なお、対向部104 は、保留部100
の並列方向へのパチンコ玉Pの位置を規制する仕切部と
して兼用される。
【0058】基部101 には、各保留部100 の位置に対応
して後述する投受光センサ121 のセンサ光が通るセンサ
孔106 が形成されている。対向部104 の溝部105 の上部
側でかつ帯状体72の回動方向に隣接する保留部材93との
間には、センサ孔106 に対向されるとともに各保留部10
0 に対してパチンコ玉Pが1個ずつ出入可能とする開口
部107 が形成されている。
【0059】また、図3において、帯状体回動手段73
は、帯状体72の両側の各チェーン92の位置に対応して回
転自在に軸支された下部のスプロケット111 ,112 およ
び上部のスプロケット113 を有し、これらスプロケット
111 〜113 に各チェーン92が掛け回されている。受入空
間81の両側には、パチンコ玉受入部域74で帯状体72の両
側の各チェーン92上の部分に接触するゴムローラ114a、
およびパチンコ玉受入部域74とパチンコ玉計数部域75と
の方向変換部で帯状体72の両側の各チェーン92に接触す
るゴムローラ114bがそれぞれ回転自在に配設されてい
る。放出部85の排出シュート86の両側には、帯状体72の
両側の各チェーン92の部分の外周に接触してパチンコ玉
放出部域76をパチンコ玉計数部域75と反対方向に略18
0度以上方向転換させるゴムローラ115 が回転自在に配
設されている。
【0060】両側の上部のスプロケット113 は、一体的
に回転するように同軸上に連結され、モータ116 によっ
て帯状体72が図3において反時計回り方向に回転するよ
うに駆動される。
【0061】また、図5において、パチンコ玉計数手段
84は、帯状体72の保留部材93の各保留部100 を通じてセ
ンサ光を投受光する複数の投受光センサ121 を有すると
ともに、帯状体72の回動を検知して投受光センサ121 で
保留部100 を検知するタイミングをとるタイミング検知
手段122 を有している。
【0062】投受光センサ121 は、帯状体72を挟んで対
向配置される投光器123 と受光器124 を有し、これら投
光器123 および受光器124 は、保留部材93の各センサ孔
106の位置に対応してセンサブロック125 ,126 に一体
的に設けられている(図4参照)。
【0063】タイミング検知手段122 は、周縁に複数
(4つ)のスリット127 が等間隔に形成された検知板12
8 を有し、この検知板128 がチェーン92に係合するスプ
ロケット129 に同軸に取り付けられ、検知板128 の周縁
両側に臨んで図示しない投光器および受光器を対向させ
たフォトセンサ130 が配設されている。
【0064】また、図2および図3において、計数機本
体52の上部には操作パネル131 が配設され、この操作パ
ネル131 には、計数スタートを指示するスタート釦132
、計数ストップを指示するストップ釦133 、パチンコ
玉計数値などを表示する表示部134 が配設されている。
【0065】なお、パチンコ玉計数機51は、パチンコ玉
計数機51を制御する図示しない制御部を備えている。こ
の制御部では、パチンコ玉計数手段84によりパチンコ玉
Pの有無を判断し、パチンコ玉Pが有りの場合にカウン
タで個数をカウントさせる機能を有している。
【0066】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0067】図3に示すように、台車31の玉箱搭載部38
にパチンコ玉Pを収容した玉箱1が搭載される。場合に
よっては、この1段目の玉箱1の上に、同様にパチンコ
玉Pを収容した2段目および3段目の玉箱1がそれぞれ
載置される。2段目および3段目の玉箱1は、下段の玉
箱1に収容されたパチンコ玉P上に載置される。1段目
の玉箱1は、台車31の一対の保持部材39によって所定位
置に保持され、玉箱1の排出孔7および駆動受部25の下
方域に台車本体32の放出口42および係合孔43のが位置し
ている。
【0068】玉箱1を搭載した台車31を走行させて、パ
チンコ玉計数機51の台車装填部54に台車31の前面側から
装填する。このとき、パチンコ玉計数機51は、計数待機
時にあって、作動部材62がパチンコ玉受入台部56の下方
に退避した退避位置に位置されている。台車装填部54に
装填する台車31は、台車装填部54の両側の台車ガイド53
によって台車本体32の幅方向の位置が位置決め規制さ
れ、台車装填部54の底部のパチンコ玉受入台部56が台車
本体32の台車空間35に相対的に進入される。
【0069】台車31を台車装填部54の最も奥側まで装填
すると、台車本体32の前面が計数機本体52の規制面55に
当接される。この台車31の装填位置において、台車本体
32の放出口42および一対の係合孔43がパチンコ玉受入台
部56の受入口57および一対の挿通孔58の上方に位置して
連通される。
【0070】計数処理を開始させるために、操作パネル
131 のスタート釦132 が押されると、開放駆動手段61の
モータ66が駆動され、揺動レバー63が上方に揺動される
とともに作動部材62が上昇される。まず、上昇される作
動部材62が台車31の係合孔43に進入され、台車31が台車
装填部54に係止されて計数処理中における台車31の引き
抜きが防止される。さらに、上昇される作動部材62が台
車31に搭載された1段目の玉箱1の両側の作動孔12に進
入され、作動孔12内のシャッタ板3の駆動受部25が押し
上げられ、シャッタ板3が開放される。
【0071】なお、台車31が台車装填部54の所定位置に
装填されていない場合には、作動部材62が台車31の係合
孔43に進入せずに台車本体32の下面に当接し、玉箱1の
シャッタ板3は開放されない。
【0072】玉箱1のシャッタ板3の開放により排出孔
7が開放され、玉箱1内のパチンコ玉Pが、排出孔7か
ら下方に流出され、台車31の放出口42を通じてパチンコ
玉受入台部56の受入口57に放出され、シュート板82およ
び仕切板83を通じて受入空間81に導かれ、帯状体72の略
水平状態のパチンコ玉受入部域74上に受け入れられる。
【0073】また、操作パネル131 のスタート釦132 が
押された時点で、パチンコ玉計数装置71のモータ116 が
駆動されており、受入空間81内のパチンコ玉Pが、複数
の仕切板83間を通じて帯状体72のパチンコ玉受入部域74
に導かれるとともに、そのパチンコ玉受入部域74で帯状
体72に保留されてパチンコ玉計数部域75に搬送されてい
く。すなわち、帯状体72のパチンコ玉受入部域74におい
ては、各保留部材93の各保留部100 の開口部107 が上方
に臨んでおり、この開口部107 を通じてパチンコ玉Pが
1個ずつ各保留部100 に落下して受け入れられる。各保
留部100 にパチンコ玉Pが受け入れられると、受け入れ
られたパチンコ玉Pで別のパチンコ玉Pの保留部100 へ
の進入が規制される。
【0074】パチンコ玉Pを受け入れた保留部材93が略
水平状態のパチンコ玉受入部域74から略垂直状態のパチ
ンコ玉計数部域75に移動されていくと、各保留部100 の
開口部107 が側方に向くが、各保留部100 内に受け入れ
られた1個のパチンコ玉Pは保留された状態を保ち、保
留部100 に受け入れられずに保留部材93とともにパチン
コ玉計数部域75に移動されたパチンコ玉Pは落下して受
入空間81内に戻される。
【0075】パチンコ玉計数部域75では、図5に示すよ
うに、パチンコ玉計数手段84により、タイミング検知手
段122 でとられるタイミングに合わせて、投受光センサ
121が透光状態、遮光状態のいずれにあるか確認し、各
保留部100 内のパチンコ玉Pの有無が検知される。
【0076】すなわち、図6に示すように、投受光セン
サ121 の出力は、パチンコ玉Pが保留されている保留部
材93が通過する間(図6のA領域)が遮光状態となり、
隣接する保留部材93,93の間隙部分が通過する間(図6
のB領域)が透光状態となる。さらに、パチンコ玉Pが
保留されていない保留部材93が通過する間において、セ
ンサ孔106 の部分が通過する間(図6のC領域)が透光
状態となる。一方、フォトセンサ130 の出力は、帯状体
72の回動に伴って回転する検知板128 の縁部で遮光とな
り、スリット127 の部分で透光状態(図6のD領域)と
なる。そして、フォトセンサ130 の出力が透光状態とな
るとき、投受光センサ121 が保留部材93のセンサ孔106
に対向するタイミングとなり、投受光センサ121 が遮光
状態にあればパチンコ玉Pは有りとし、透光状態であれ
ばパチンコ玉Pは無しとする。
【0077】そして、制御部では、パチンコ玉Pの有無
が判断され、パチンコ玉Pが有りの場合にカウンタで個
数をカウントする。パチンコ玉Pの計数状況は操作パネ
ル131 の表示部134 に表示される。
【0078】パチンコ玉計数手段84で計数されてパチン
コ玉計数部域75を揚送されるパチンコ玉Pは、パチンコ
玉放出部域76で各保留部100 から放出部85に放出され
る。すなわち、上方へ移動していた保留部材93が下方へ
向けて方向変換する際に、遠心力の作用により各保留部
100 内のパチンコ玉Pが開口部107 を通じて放出され
る。さらに、パチンコ玉計数部域75に対して略180度
以上方向変換して下方に向く状態においては、重力の作
用が加わり、保留部100 内の遠心力の作用で放出されな
いようなパチンコ玉Pが確実に放出される。
【0079】放出部85で放出されたパチンコ玉Pは、排
出シュート86を通じてパチンコ玉回収部に排出される。
【0080】そして、台車31に搭載された1段目の玉箱
1内のパチンコ玉Pが流出してその収容量が減少してい
くと、この1段目の玉箱1のパチンコ玉P上に載置され
ている2段目の玉箱1が下降していく。これにより、2
段目の玉箱1の作動孔12に1段目の玉箱1の作動部14が
進入して、2段目の玉箱1のシャッタ板3が開放され
る。そのため、2段目の玉箱1の排出孔7が開放され、
2段目の玉箱1に収容されたパチンコ玉Pが、排出孔7
から下方の1段目の玉箱1に流出し、この1段目の玉箱
1を通じて、前述と同様に、計数機本体52に導かれて計
数される。
【0081】さらに、2段目の玉箱1内のパチンコ玉P
が流出してその収容量が減少していくと、この2段目の
玉箱1のパチンコ玉P上に載置されている3段目の玉箱
1が下降していき、2段目の玉箱1と同様に、3段目の
玉箱1に収容されたパチンコ玉Pが2段目の玉箱1およ
び1段目の玉箱1を通じて計数機本体52に導かれて計数
される。
【0082】このように、1段目、2段目および3段目
の玉箱1の順にパチンコ玉Pが順次排出されるとともに
パチンコ玉計数機51に導かれて計数される。
【0083】また、計数完了後に、操作パネル131 のス
トップ釦133 が押されると、開放駆動手段61のモータ66
が駆動され、揺動レバー63が下方に揺動されるとともに
作動部材62が下降される。作動部材62が下降されて台車
31の係合孔43から下方に退避されると、パチンコ玉計数
機51に対する台車31の係止が解除され、台車31を後退さ
せて台車装填部54から抜き外すことができる。また、ス
トップ釦133 が押されると、パチンコ玉計数装置71のモ
ータ116 が停止される。
【0084】以上のように、台車31によれば、台車本体
32に玉箱1を搭載した状態で、保持部材39により玉箱1
をその排出孔7および駆動受部25の下方域が開放される
所定位置に保持し、駆動受部25への駆動作用の付与およ
び排出孔7からのパチンコ玉Pの流出を許容できるた
め、玉箱1内のパチンコ玉Pをパチンコ玉計数機51へ排
出させることができ、重い玉箱1を台車本体32上から移
し換えるために持ち上げる必要がない。
【0085】さらに、パチンコ玉計数機51によれば、台
車装填部54に、台車31で運搬してきた玉箱1を台車31ご
と装填することで、開放駆動手段61により自動的に玉箱
1のシャッタ板3を開放させてパチンコ玉Pを排出させ
るとともに、排出させたパチンコ玉Pを受入口57から受
け入れてパチンコ玉計数装置71により計数することがで
き、重い玉箱1を台車31から移し換えるために持ち上げ
る必要がない。
【0086】しかも、玉箱1を複数段に搭載していても
パチンコ玉Pの排出に伴って玉箱1が積み重なることに
より下段側の玉箱1から順にパチンコ玉Pを排出させる
ことができ、パチンコ玉量が多量であっても容易に計数
処理できるとともに、パチンコ玉Pの排出に要する処理
時間を短時間にできる。
【0087】また、帯状体72をパチンコ玉受入部域74か
らパチンコ玉計数部域75に回動させ、パチンコ玉受入部
域74において複数の保留部100 にパチンコ玉Pを1個ず
つ受け入れ、パチンコ玉計数部域75において各保留部10
0 内のパチンコ玉Pの有無をパチンコ玉計数手段84で検
知するため、下方位置で受け入れたパチンコ玉Pを揚送
しつつ計数でき、パチンコ玉Pを受け入れてから計数す
るまでのタイムラグを少なくできる。
【0088】また、タイミング検知手段122 でとられる
タイミングに合わせて、投受光センサ121 が透光状態、
遮光状態のいずれにあるか確認することにより、各保留
部100 内のパチンコ玉Pの有無を容易に検知できる。
【0089】また、パチンコ玉計数機51側に台車31上の
玉箱1のシャッタ板3を開放させる駆動源を備えること
により、台車31側には特別な駆動源を必要とせず、台車
31を簡素化できるとともに安価に構成できる。
【0090】次に、図8ないし図13に第2の実施の形
態を示す。
【0091】なお、第1の実施の形態と同一構造につい
ては同一符号を用いてその説明を省略する。そして、第
1の実施の形態と同様の作用効果を有している。
【0092】図8は台車31の斜視図、図9は床面Fに載
置された玉箱1を台車31に搭載する過程を説明する平面
図、図10は床面Fに載置された玉箱1を台車31に搭載
する過程を説明する断面図である。
【0093】台車31の台車本体32は、玉箱1を受入可能
とする間隔(玉箱1の幅より僅かに広い間隔)でほぼ平
行に設けられる一対の側枠部151 、およびこの一対の側
枠部151 の後端を連結する連結枠部152 を有し、これら
一対の側枠部151 および連結枠部152 によってほぼコ字
形に形成されるとともに前方および上下方向に開口する
玉箱受入空間153 が形成されている。各側枠部151 の前
後部には走行用の車輪36が取り付けられ、連結枠部152
の上面両端部にはハンドル37が立設されている。
【0094】また、一対の側枠部151 の対向面側には、
一対の昇降部材154 が平行リンク機構155 を介して水平
状態を保ったまま昇降可能に配設されている。
【0095】各昇降部材154 は、前後方向に細長い板状
に形成され、その上縁には、第1の実施の形態の保持凹
部40および傾斜誘導部41と同様に、一対の保持凹部40a
が形成されているとともに各保持凹部40a の両側に傾斜
誘導部41a が形成されている。さらに、各昇降部材154
の側面のほぼ中央域に前後方向に沿って長い長孔156が
形成されている。
【0096】平行リンク機構155 は、一対のリンク157
,158 を有し、各リンク157 ,158の一端が支軸159 ,
160 によって側枠部151 に回転自在に軸支され、各リン
ク157 ,158 の他端が昇降部材154 の前後部近傍に支軸
161 ,162 によって回転自在に軸支されている。なお、
支軸160 は、一対の側枠部151 に掛けわたされた1本の
軸で、両端が各側枠部151 に回転自在に軸支されてい
る。この支軸160 に対してリンク158 が回転自在に係合
されている。
【0097】したがって、昇降部材154 は、平行リンク
機構155 の一対のリンク157 ,158を介して、水平状態
を保ったまま昇降可能に支持されている。そして、昇降
部材154 の下降位置では、玉箱1が床面Fに載置された
状態での突起部6aより低い位置に位置され、また、昇降
部材154 の上昇位置では、玉箱1の突起部6aに係合して
その玉箱1を床面Fより所定高さ位置まで上昇させる。
【0098】また、連結枠部152 の後方には、操作手段
としてのペダル163 が配設されている。このペダル163
は、連結枠部152 の横幅とほぼ同幅の平板状に形成され
た足踏み部164 、およびこの足踏み部164 の両端から前
方へ延設された一対のアーム部165 を有し、両側のアー
ム部165 が連結枠部152 の前後面に形成された溝部166
を通じて側枠部151 の内側の玉箱受入空間153 に進入さ
れるとともに、支軸160 に固着されてこの支軸160 を支
点として揺動可能に支持されている。
【0099】各アーム部165 の前端は側枠部151 と昇降
部材154 との間まで延設され、その前端に昇降部材154
の長孔156 に摺動自在に係合される係合ピン167 が設け
られている。
【0100】各アーム部165 には、支軸160 を支点とし
て、足踏み部164 が上昇する方向に引張力を付与するコ
イルスプリング168 が側枠部151 との間に張設されてい
る。このコイルスプリング168 の引張力によって、ペダ
ル163 の足踏み部164 が上方へ付勢されるとともに、こ
のペダル163 に連結された昇降部材154 が下降位置に付
勢される。
【0101】また、一対の側枠部151 の内側には、上昇
される昇降部材154 をその上昇高さ位置でロックする一
対のロック手段169 が配設されている。この各ロック手
段169 は、支軸160 の両端近傍に固着されたラチェット
ホイール170 、およびこのラチェットホイール170 に対
して係脱されるラチェット171 を有している。
【0102】ラチェットホイール170 は、円弧状の周面
を有する扇状に形成され、その周面にはラチェット171
が係合される歯部172 が形成されている。また、ラチェ
ット171 は、側枠部151 から突設された支軸173 によっ
て回動可能に軸支されるとともに、支軸173 に装着され
たねじりばね174 によってラチェットホイール170 の歯
部172 に係合する方向に付勢されている。
【0103】そして、ラチェットホイール170 の歯部17
2 とラチェット171 の爪部171aとの係合により、昇降部
材154 の上昇を許容するとともに下降を係止するよう
に、すなわち、ラチェットホイール170 の図10時計回
り方向の回動を許容するとともに図10反時計回り方向
の回動を係止するように、歯部172 および爪部171aがそ
れぞれ形成されている。
【0104】また、ハンドル37にロック手段169 による
ロックを解除するロック解除手段175 が配設されてい
る。ハンドル37は、連結枠部152 から立設された一対の
支柱部176 、この一対の支柱部176 の上端間を連結する
ハンドル部177 および一対の支柱部176 の上端近傍間を
連結する連結部178 を有している。
【0105】ロック解除手段175 は、連結部178 の下側
に配設されたロック解除レバー179を有し、このロック
解除レバー179 の両端には一対のロッド180 の上端が連
結されている。各ロッド180 は一対の支柱部176 の内側
に沿って複数の支持部材181によって上下動自在に取り
付けられ、各ロッド180 の下端は連結枠部152 内に進入
されて連動部材182 の両端に連結されている。この連動
部材182 の両端には連結枠部152 の前面の溝部183 を通
じて前方へ突出して一対のラチェット171 にそれぞれ固
着された一対のレバー部184 が形成されている。
【0106】そして、ラチェット171 と一体の連動部材
182 にねじりばね174 の付勢を受け、ロッド180 を介し
てロック解除レバー179 が下方に付勢されている。
【0107】また、図13(a) は台車31によって玉箱1
をパチンコ玉計数機51に載置した状態の断面図、図13
(b) は台車31によって玉箱1をパチンコ玉計数機51に載
置した状態の一部の断面図を示す。
【0108】パチンコ玉計数機51の一対の台車ガイド53
の間隔は台車31が装填可能とする間隔に形成され、パチ
ンコ玉受入台部56の幅は台車31の一対の側枠部151 の内
側に相対的に進入可能とする幅に形成されているととも
に、パチンコ玉受入台部56の高さは昇降部材154 で上昇
された玉箱1の下面高さよりも低く形成されている。
【0109】また、パチンコ玉受入台部56に臨む計数機
本体52の前面には玉箱1の端面の突起部5aが当接してそ
の玉箱1を位置決めする位置決め部191 が形成されてい
る。そして、位置決め部191 に玉箱1の端面の突起部5a
が当接した状態で、玉箱1の排出孔7および駆動受部25
の各位置がパチンコ玉受入台部56の受入口57および作動
部材62の各位置に位置決めされる。
【0110】次に、第2の実施の形態の作用について説
明する。
【0111】まず、複数段に重ねて床面Fに載置された
玉箱1を台車31上に搭載するには、図9および図10に
示すように、玉箱1の端面側に台車31の前面を対向させ
た状態で台車31を前進させることにより、図11に示す
ように、その玉箱1の両側域に台車31の一対の側枠部15
1 を進入させるとともに、台車31の玉箱受入空間153に
玉箱1を相対的に受け入れる。
【0112】このとき、台車31の両側の側枠部151 によ
って玉箱1の幅方向の位置が位置決め規制されるととも
に、台車31の両側の昇降部材154 は玉箱1が床面Fに載
置された状態での両側の突起部6aより低い下降位置に位
置されていてその両側の突起部6aの下方域に進入され
る。
【0113】そして、ペダル163 の足踏み部164 を操作
者の足で踏んで下方へ揺動させることにより、図12に
示すように、ペダル163 のアーム部165 を介して両側の
昇降部材154 が水平状態を保ったまま上昇され、両側の
昇降部材154 が玉箱1の両側の突起部6aに係合して玉箱
1を床面Fから上昇させる。
【0114】このとき、玉箱1は、両側の各突起部6aが
台車31の両側の昇降部材154 の各保持凹部40a に係合さ
れて台車31の所定位置に上昇保持されるとともに、平行
リンク機構155 の作用によって上昇されつつ台車31の後
部側に移動される。さらに、ペダル163 のアーム部165
と一体にラチェットホイール170 が回動されるととも
に、このラチェットホイール170 の回動位置に応じてラ
チェットホイール170 の歯部172 にラチェット171 が係
合され、足踏み部164 を踏むのを解除しても、玉箱1を
上昇させた位置でロックされる。
【0115】そして、玉箱1を搭載した台車31を走行さ
せて、パチンコ玉計数機51の台車装填部54に台車31の前
面側から装填する。台車装填部54に装填する台車31は、
台車装填部54の両側の台車ガイド53によって台車本体32
の幅方向の位置が位置決め規制され、台車装填部54の底
部のパチンコ玉受入台部56の上方域に台車31によって上
昇保持された玉箱1が進入される。
【0116】台車31を台車装填部54の最も奥側まで装填
して、台車本体32の前面を計数機本体52の規制面55に当
接させた後、操作者によりロック解除レバー179 が引き
上げられると、ロッド180 および連動部材182 を介して
ラチェット171 がラチェットホイール170 から離反回動
され、玉箱1の上昇位置でのロックが解除される。
【0117】そのため、玉箱1の荷重およびコイルスプ
リング168 の付勢により、昇降部材154 が元の下降位置
に下降されるとともにペダル163 およびラチェットホイ
ール170 が元の位置に回動される。この昇降部材154 の
下降によって、図13に示すように、玉箱1がパチンコ
玉受入台部56上に載置される。このとき、下降される玉
箱1は、平行リンク機構155 の作用によって下降しつつ
前方へ移行され、端部の突起部5aが計数機本体52の位置
決め部191 に当接し、玉箱1の排出孔7および駆動受部
25の各位置がパチンコ玉受入台部56の受入口57および作
動部材62の各位置に位置決めされる。
【0118】なお、ロック解除レバー179 を操作して玉
箱1の上昇位置でのロックを解除する際、玉箱1の荷重
によって玉箱1が勢いよく下降するのを防止するため
に、ペダル163 の足踏み部164 を踏みながらロック解除
を行なうとともに足踏み部164の踏み込みを徐々に解除
していくことにより、玉箱1を緩やかに下降させてパチ
ンコ玉受入台部56上に載置することができる。
【0119】そして、台車31を台車装填部54から引き抜
いた後、または台車31を台車装填部54に装填したままの
状態で、操作パネル131 のスタート釦132 を押すことに
より、上述した第1の実施の形態と同様に、パチンコ玉
計数機51による計数処理が開始される。
【0120】なお、台車31をパチンコ玉計数機51に装填
した後に玉箱1をパチンコ玉受入台部56に降ろして計数
処理を行なうようにしているが、台車31に玉箱1を搭載
したままの状態で計数処理を行なうようにすることもで
きる。
【0121】以上のように、台車31によれば、台車本体
32の昇降部材154 を介して玉箱1を昇降させることがで
きるため、床面Fに載置された玉箱1を手で持ち上げて
台車本体32上に移し換える必要がなく、床面Fから台車
本体32への玉箱1の載せ換えを容易にでき、さらに、台
車本体32に搭載された玉箱1を手で持ってパチンコ玉計
数機51へ移し換える必要がなく、台車本体32に玉箱1を
搭載した状態あるいは玉箱1をパチンコ玉計数機51に降
ろした状態で、玉箱1の駆動受部25への駆動作用の付与
および排出孔7からのパチンコ玉Pの流出を許容でき、
玉箱1内のパチンコ玉Pをパチンコ玉計数機51へ排出さ
せることができる。さらに、床面Fに載置された玉箱1
を手で持ち上げて台車本体32上に移し換える必要がない
ため、移し換えの手間を省くために予め台車31を確保し
ておいて玉箱1を台車本体32上に搭載しておく必要がな
く、玉箱1の運搬時のみに台車31を使用する運用が可能
となり、台車31の数を減らすことができる。なお、従来
のように台車上への移し換えが必要となる場合には、各
遊技者が遊技中から台車を占有することになり、台車が
多く必要となる。
【0122】また、パチンコ玉計数機51によれば、台車
装填部54に、台車31で運搬してきた玉箱1を台車31ごと
装填するとともにその玉箱1を下降させるだけで、作動
部材62により自動的に玉箱1のシャッタ板3を開放させ
てパチンコ玉Pを排出させるとともに、排出させたパチ
ンコ玉Pを受入口57に受け入れてパチンコ玉計数装置71
により計数することができ、重い玉箱1を台車31から移
し換えるために持ち上げる必要がない。
【0123】次に、図14ないし図18に第3の実施の
形態を示す。
【0124】なお、第1および第2の実施の形態と同一
構造については同一符号を用いてその説明を省略する。
そして、第1および第2の実施の形態と同様の作用効果
を有している。
【0125】図14はパレット201 の斜視図、図15は
床面Fに載置された玉箱1を台車31に搭載する過程を説
明する断面図である。
【0126】この第3の実施の形態では、床面Fに載置
されるパレット201 上に玉箱1を載置し、このパレット
201 ごと玉箱1を台車31に搭載して運搬するように構成
される。
【0127】パレット201 は、パレット本体202 を有
し、このパレット本体202 には、玉箱1の幅より広い間
隔でほぼ平行に離間対向された両側の側板203 、および
この両側の側板203 の上面に固定された上面板204 を有
し、これら両側の側板203 間でかつ上面板204 の下側に
前後方向および下方に開口するパレット空間205 が形成
されている。なお、パレット空間205 にはパチンコ玉受
入台部56が相対的に進入可能とされ、側板203 の高さ寸
法はパチンコ玉受入台部56の高さ寸法より低く形成され
ている。
【0128】上面板204 の上方は玉箱1を搭載する玉箱
搭載部206 として構成され、この玉箱搭載部206 の両側
位置に保持部材207 が立設されている。この保持部材20
7 は、玉箱1の幅より僅かに広い間隔でほぼ平行に配設
され、玉箱1の両側の側板6の位置を規制して玉箱1の
幅方向の位置決めを可能とする。さらに、保持部材207
の上縁には、第1の実施の形態の保持凹部40および傾斜
誘導部41と同様に、一対の保持凹部40b が形成されてい
るとともに各保持凹部40b の両側に傾斜誘導部41b が形
成されている。なお、玉箱1の突起部6aが保持凹部40b
に係合した状態では、玉箱1の底面が上面板204 に対し
て僅かに離反するかあるいは当接する状態に保持され
る。
【0129】両側の側板203 の外面には、保持部材207
の一対の保持凹部40b の位置に対応して一対の係合ピン
208 が突設されている。
【0130】上面板204 の両側の保持部材207 間には、
これら保持部材207 によって所定位置に保持された玉箱
1の排出孔7の下方域に対応して放出口209 が開放形成
されているとともに、この放出口209 の両側すなわち玉
箱1の両側の駆動受部25の下方域に対応して係合孔210
が開放形成されている。
【0131】したがって、パレット201 は、両側の保持
部材207 によって、玉箱1をその排出孔7および駆動受
部25の下方域が開放される所定位置に保持するように構
成されている。
【0132】また、台車31は、第2の実施の形態とほぼ
同一構造に形成されているが、玉箱受入空間153 には玉
箱1をパレット201 ごと受入可能に形成されているとと
もに、昇降部材154 の保持凹部40a がパレット201 の係
合ピン208 に係合可能とされている。さらに、昇降部材
154 の下降位置では、パレット201 が床面Fに載置され
た状態での係合ピン208 より低い位置に位置され、ま
た、昇降部材154 の上昇位置では、パレット201 の係合
ピン208 に係合してそのパレット201 を床面Fより所定
高さ位置まで上昇させる。
【0133】また、パチンコ玉計数機51は、第2の実施
の形態とほぼ同一構造に形成されているが、台車装填部
54には玉箱1をパレット201 ごと搭載した台車31を受入
可能に構成されている。
【0134】次に、第3の実施の形態の作用について説
明する。
【0135】図15に示すように、床面Fに載置された
パレット201 上に玉箱1が載置される。
【0136】そして、複数段に重ねて床面Fに載置され
た玉箱1をパレット201 ごと台車31上に搭載するには、
パレット201 の端面側に台車31の前面を対向させた状態
で台車31を前進させることにより、図16に示すよう
に、そのパレット201 の両側域に台車31の両側の側枠部
151 を進入させるとともに、台車31の玉箱受入空間153
にパレット201 を相対的に受け入れる。
【0137】このとき、台車31の両側の昇降部材154 は
パレット201 が床面Fに載置された状態での両側の係合
ピン208 より低い下降位置に位置されていてその両側の
係合ピン208 の下方域に進入される。
【0138】そして、ペダル163 の足踏み部164 を操作
者の足で踏んで下方へ揺動させることにより、図17に
示すように、ペダル163 のアーム部165 を介して両側の
昇降部材154 が水平状態を保ったまま上昇され、両側の
昇降部材154 がパレット201の両側の係合ピン208 に係
合してパレット201 を玉箱1ごと床面Fから上昇させ
る。
【0139】このとき、パレット201 は、両側の各係合
ピン208 が台車31の両側の昇降部材154 の各保持凹部40
a に係合されて台車31の所定位置に上昇保持されるとと
もに、平行リンク機構155 の作用によって上昇されつつ
台車31の後部側に移動される。さらに、ペダル163 のア
ーム部165 と一体にラチェットホイール170 が回動され
るとともに、このラチェットホイール170 の回動位置に
応じてラチェットホイール170 の歯部172 にラチェット
171 が係合され、足踏み部164 を踏むのを解除しても、
玉箱1を上昇させた位置でロックされる。
【0140】そして、玉箱1をパレット201 ごと搭載し
た台車31を走行させて、パチンコ玉計数機51の台車装填
部54に台車31の前面側から装填する。台車装填部54に装
填する台車31は、台車装填部54の両側の台車ガイド53に
よって台車本体32の幅方向の位置が位置決め規制され、
台車装填部54の底部のパチンコ玉受入台部56の上方域に
台車31によって上昇保持された玉箱1がパレット201 ご
と進入される。
【0141】台車31を台車装填部54の最も奥側まで装填
して、台車本体32の前面を計数機本体52の規制面55に当
接させた後、操作者によりロック解除レバー179 が引き
上げられると、ロッド180 および連動部材182 を介して
ラチェット171 がラチェットホイール170 から離反回動
され、玉箱1の上昇位置でのロックが解除される。
【0142】そのため、玉箱1の荷重およびコイルスプ
リング168 の付勢により、昇降部材154 が元の下降位置
に下降されるとともにペダル163 およびラチェットホイ
ール170 が元の位置に回動される。この昇降部材154 の
下降によって、図18に示すように、パレット201 の上
面板204 がパチンコ玉受入台部56上に接合して載置され
る。このとき、下降されるパレット201 および玉箱1
は、平行リンク機構155の作用によって下降しつつ前方
へ移行され、パレット201 の端部および玉箱1の端部の
突起部5aが計数機本体52の位置決め部191 に当接し、パ
レット201 の放出口209 および係合孔210 の各位置、玉
箱1の排出孔7および駆動受部25の各位置が、パチンコ
玉受入台部56の受入口57および作動部材62の各位置に位
置決めされる。
【0143】そして、台車31を台車装填部54から引き抜
いた後、または台車31を台車装填部54に装填したままの
状態で、操作パネル131 のスタート釦132 を押すことに
より、上述した第1の実施の形態と同様に、パチンコ玉
計数機51による計数処理が開始される。なお、作動部材
62はパレット201 の係合孔210 を挿通して玉箱1の駆動
受部25に駆動作用を付与し、玉箱1から放出されるパチ
ンコ玉Pはパレット201 の放出口209 を通じてパチンコ
玉受入台部56の受入口57に受け入れられる。
【0144】なお、台車31をパチンコ玉計数機51に装填
した後に玉箱1をパレット201 ごとパチンコ玉受入台部
56に降ろして計数処理を行なうようにしているが、台車
31に玉箱1をパレット201 ごと搭載したままの状態で計
数処理を行なうようにすることもできる。
【0145】以上のように、台車31によれば、台車本体
32の昇降部材154 を介して玉箱1をパレット201 ごと昇
降させることができるため、床面Fに載置された玉箱1
を手で持ち上げて台車本体32上に移し換える必要がな
く、床面Fから台車本体32への玉箱1の載せ換えを容易
にでき、さらに、台車本体32に搭載された玉箱1を手で
持ってパチンコ玉計数機51へ移し換える必要がなく、台
車本体32に玉箱1を搭載した状態あるいは玉箱1をパレ
ットPごとパチンコ玉計数機51に降ろした状態で、玉箱
1の駆動受部25への駆動作用の付与および排出孔7から
のパチンコ玉Pの流出を許容でき、玉箱1内のパチンコ
玉Pをパチンコ玉計数機51へ排出させることができる。
さらに、床面Fに載置された玉箱1を手で持ち上げて台
車本体32上に移し換える必要がないため、移し換えの手
間を省くために予め台車31を確保しておいて玉箱1を台
車本体32上に搭載しておく必要がなく、玉箱1の運搬時
のみに台車31を使用する運用が可能となり、台車31の数
を減らすことができる。なお、従来のように台車上への
移し換えが必要となる場合には、各遊技者が遊技中から
台車を占有することになり、台車が多く必要となる。
【0146】さらに、玉箱1と台車31との間にパレット
201 を介在するために、玉箱1を特別に強度の強いもの
にしなくてもよく、また、台車31の昇降部材154 が係合
するパレット201 の係合ピン208 を高くすることが可能
となり、台車31の構造を簡単にできる。
【0147】次に、図19に第4の実施の形態を示す。
【0148】なお、第1ないし第3の実施の形態と同一
構造については同一符号を用いてその説明を省略する。
そして、第1ないし第3の実施の形態と同様の作用効果
を有している。
【0149】図19(a) はパチンコ玉計数機51の一部の
断面図、図19(b) はパチンコ玉計数機51に台車31を装
填した状態の一部の断面図、図19(c) は台車31によっ
て玉箱1をパチンコ玉計数機51に載置した状態の一部の
断面図である。
【0150】この第4の実施の形態では、計数機本体52
がパチンコ玉受入台部56とともに床面Fに埋込み設置さ
れ、パチンコ玉受入台部56の上面の高さが床面Fに近い
低い高さに設定されている。さらに、パチンコ玉受入台
部56の上面には、受入口57が形成されるとともに、この
受入口57の両側に作動部材62が固定的に立設されてい
る。
【0151】また、パチンコ玉受入台部56に臨む計数機
本体52の前面には玉箱1の端面の取手9が当接してその
玉箱1を位置決めする位置決め部191 が形成されてい
る。そして、位置決め部191 に玉箱1の端面の取手9が
当接した状態で、玉箱1の排出孔7および駆動受部25の
各位置がパチンコ玉受入台部56の受入口57および作動部
材62の各位置に位置決めされる。
【0152】また、台車31の構造は、第2の実施の形態
と同様である。
【0153】次に、第4の実施の形態の作用について説
明する。
【0154】第2の実施の形態と同様に、玉箱1を搭載
した台車31を走行させて、図19(b) に示すように、パ
チンコ玉計数機51の台車装填部54に台車31の前面側から
装填する。台車装填部54に装填する台車31は、台車装填
部54の両側の台車ガイド53によって台車本体32の幅方向
の位置が位置決め規制され、台車装填部54の底部のパチ
ンコ玉受入台部56の上方域に台車31によって上昇保持さ
れた玉箱1が進入される。
【0155】台車31を台車装填部54の最も奥側まで装填
して、台車本体32の前面を計数機本体52の規制面55に当
接させた後、ロック解除操作を行なうことにより、昇降
部材154 が下降されて、図19(c) に示すように、玉箱
1がパチンコ玉受入台部56上に載置される。
【0156】このとき、下降される玉箱1は、平行リン
ク機構155 の作用によって下降しつつ前方へ移行され、
端部の取手9が計数機本体52の位置決め部191 に当接
し、玉箱1の排出孔7および駆動受部25の各位置がパチ
ンコ玉受入台部56の受入口57および作動部材62の各位置
に位置決めされる。
【0157】そのため、玉箱1は、取手9が計数機本体
52の位置決め部191 に当接した状態で下方に向けてほぼ
垂直に下降し、玉箱1の駆動受部25が作動部材62に係合
して、その駆動受部25に対して作動部材62から相対的に
駆動作用が与えられ、シャッタ板3が開放される。シャ
ッタ板3の開放により玉箱1の排出孔7から放出される
パチンコ玉Pがパチンコ玉受入台部56の受入口57に受け
入れられる。
【0158】そして、台車31を台車装填部54から引き抜
いた後、または台車31を台車装填部54に装填したままの
状態で、操作パネル131 のスタート釦132 を押すことに
より、上述した第1の実施の形態と同様に、パチンコ玉
計数機51による計数処理が開始される。
【0159】なお、第3の実施の形態と同様に、玉箱1
をパレット201 ごと搭載した台車31をパチンコ玉計数機
51に装填して計数処理するようにしてもよい。
【0160】以上のように、パチンコ玉計数機51の台車
装填部54に、台車31で運搬してきた玉箱1を台車31ごと
装填するとともにその玉箱1を下降させるだけで、作動
部材62により自動的に玉箱1のシャッタ板3を開放させ
てパチンコ玉Pを排出させるとともに、排出させたパチ
ンコ玉Pを受入口57に受け入れてパチンコ玉計数装置71
により計数することができ、重い玉箱1を台車31から移
し換えるために持ち上げる必要がなく、さらに、作動部
材62を固定的に設けることにより、シャッタ板3を開放
させる開放駆動手段を必要とせず、簡素化および低コス
ト化を図れる。
【0161】
【発明の効果】請求項1記載のパチンコ玉運搬用台車に
よれば、台車本体にパチンコ玉収容箱を搭載した状態
で、パチンコ玉収容箱保持手段によりパチンコ玉収容箱
を少なくとも排出孔および駆動受部の下方域が開放され
る所定位置に保持し、駆動受部への駆動作用の付与およ
び排出孔からのパチンコ玉の流出を許容できるため、パ
チンコ玉収容箱内のパチンコ玉をパチンコ玉計数機等へ
排出させることができ、重いパチンコ玉収容箱を台車本
体上から移し換えるために持ち上げる必要がなく、しか
も、パチンコ玉収容箱を複数段に載置していてもパチン
コ玉の排出に伴ってパチンコ玉収容箱が積み重なること
により下段側のパチンコ玉収容箱から順にパチンコ玉を
排出させることができ、パチンコ玉量が多量であっても
容易に計数処理できるとともに、パチンコ玉の排出に要
する処理時間を短時間にできる。
【0162】請求項2記載のパチンコ玉運搬用台車によ
れば、台車本体の昇降部材を介してパチンコ玉収容箱を
昇降させることができるため、床面に載置されたパチン
コ玉収容箱を手で持ち上げて台車本体上に移し換える必
要がなく、床面から台車本体へのパチンコ玉収容箱の載
せ換えを容易にでき、さらに、台車本体に搭載されたパ
チンコ玉収容箱を手で持ってパチンコ玉計数機等へ移し
換える必要がなく、台車本体にパチンコ玉収容箱を搭載
した状態あるいはパチンコ玉収容箱をパチンコ玉計数機
等に降ろした状態で、パチンコ玉収容箱の駆動受部への
駆動作用の付与および排出孔からのパチンコ玉の流出を
許容でき、パチンコ玉収容箱内のパチンコ玉をパチンコ
玉計数機等へ排出させることができる。さらに、床面に
載置されたパチンコ玉収容箱を手で持ち上げて台車本体
上に移し換える必要がないため、移し換えの手間を省く
ために予めパチンコ玉運搬用台車を確保しておいてパチ
ンコ玉収容箱を台車本体上に搭載しておく必要がなく、
パチンコ玉収納箱の運搬時のみにパチンコ玉運搬用台車
を使用する運用が可能となり、パチンコ玉運搬用台車の
数を減らすことができる。しかも、パチンコ玉収容箱を
複数段に載置していてもパチンコ玉の排出に伴ってパチ
ンコ玉収容箱が積み重なることにより下段側のパチンコ
玉収容箱から順にパチンコ玉を排出させることができ、
パチンコ玉量が多量であっても容易に計数処理できると
ともに、パチンコ玉の排出に要する処理時間を短時間に
できる。
【0163】請求項3記載のパチンコ玉運搬用台車によ
れば、台車本体の昇降部材を介してパチンコ玉収容箱を
パレットごと昇降させることができるため、床面に載置
されたパチンコ玉収容箱を手で持ち上げて台車本体上に
移し換える必要がなく、床面から台車本体へのパチンコ
玉収容箱の載せ換えを容易にでき、さらに、台車本体に
搭載されたパチンコ玉収容箱を手で持ってパチンコ玉計
数機等へ移し換える必要がなく、台車本体にパチンコ玉
収容箱を搭載した状態あるいはパチンコ玉収容箱をパレ
ットごとパチンコ玉計数機等に降ろした状態で、パチン
コ玉収容箱の駆動受部への駆動作用の付与および排出孔
からのパチンコ玉の流出を許容でき、パチンコ玉収容箱
内のパチンコ玉をパチンコ玉計数機等へ排出させること
ができる。さらに、床面に載置されたパチンコ玉収容箱
を手で持ち上げて台車本体上に移し換える必要がないた
め、移し換えの手間を省くために予めパチンコ玉運搬用
台車を確保しておいてパチンコ玉収容箱を台車本体上に
搭載しておく必要がなく、パチンコ玉収納箱の運搬時の
みにパチンコ玉運搬用台車を使用する運用が可能とな
り、パチンコ玉運搬用台車の数を減らすことができる。
さらに、パチンコ玉収容箱とパチンコ玉運搬用台車との
間にパレットを介在するために、パチンコ玉収容箱を特
別に強度の強いものにしなくてもよく、また、パチンコ
玉運搬用台車の昇降部材が係合するパレットの係合箇所
を高くすることが可能となり、パチンコ玉運搬用台車の
構造を簡単にできる。しかも、パチンコ玉収容箱を複数
段に載置していてもパチンコ玉の排出に伴ってパチンコ
玉収容箱が積み重なることにより下段側のパチンコ玉収
容箱から順にパチンコ玉を排出させることができ、パチ
ンコ玉量が多量であっても容易に計数処理できるととも
に、パチンコ玉の排出に要する処理時間を短時間にでき
る。
【0164】請求項4記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、パチンコ玉計数機の台車装填部に、パチンコ玉運搬
用台車で運搬してきたパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運
搬用台車ごと装填することで、開放駆動手段により自動
的にパチンコ玉収容箱のシャッタ板を開放させてパチン
コ玉を排出させるとともに、排出させたパチンコ玉を受
入口から受け入れてパチンコ玉計数装置により計数する
ことができ、重いパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用
台車から移し換えるために持ち上げる必要がなく、しか
も、パチンコ玉収容箱を複数段に載置していてもパチン
コ玉の排出に伴ってパチンコ玉収容箱が積み重なること
により下段側のパチンコ玉収容箱から順にパチンコ玉を
排出させることができ、パチンコ玉量が多量であっても
容易に計数処理できるとともに、パチンコ玉の計数に要
する処理時間を短時間にできる。
【0165】請求項5記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、パチンコ玉計数機の台車装填部に、パチンコ玉運搬
用台車で運搬してきたパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運
搬用台車ごと装填するとともにそのパチンコ玉収容箱を
下降させるだけで、作動部材により自動的にパチンコ玉
収容箱のシャッタ板を開放させてパチンコ玉を排出させ
るとともに、排出させたパチンコ玉を受入口に受け入れ
てパチンコ玉計数装置により計数することができ、重い
パチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車から移し換え
るために持ち上げる必要がなく、さらに、シャッタ板を
開放させる開放駆動手段を必要とせず、簡素化および低
コスト化を図れる。しかも、パチンコ玉収容箱を複数段
に載置していてもパチンコ玉の排出に伴ってパチンコ玉
収容箱が積み重なることにより下段側のパチンコ玉収容
箱から順にパチンコ玉を排出させることができ、パチン
コ玉量が多量であっても容易に計数処理できるととも
に、パチンコ玉の計数に要する処理時間を短時間にでき
る。
【0166】請求項6記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、請求項4または5記載のパチンコ玉計数機の効果に
加えて、帯状体をパチンコ玉受入部域からパチンコ玉計
数部域に回動させ、パチンコ玉受入部域において複数の
保留部にパチンコ玉を1個ずつ受け入れ、パチンコ玉計
数部域において各保留部内のパチンコ玉の有無をパチン
コ玉計数手段で検知するため、下方位置で受け入れたパ
チンコ玉を揚送しつつ計数でき、パチンコ玉を受け入れ
てから計数するまでのタイムラグを少なくできる。
【0167】請求項7記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、請求項6記載のパチンコ玉計数機の効果に加えて、
タイミング検知手段でとられるタイミングに合わせて、
投受光センサが透光状態、遮光状態のいずれにあるか確
認することにより、各保留部内のパチンコ玉の有無を容
易に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すパチンコ玉運
搬用台車の斜視図である。
【図2】同上パチンコ玉計数機の斜視図である。
【図3】同上(a) はパチンコ玉計数機にパチンコ玉運搬
用台車を装填した状態の断面図、(b) はパチンコ玉計数
機にパチンコ玉運搬用台車を装填した状態の一部の断面
図である。
【図4】同上帯状体の一部の正面図である。
【図5】同上パチンコ玉計数手段の説明図である。
【図6】同上パチンコ玉計数手段の投受光センサおよび
タイミング検知手段の出力波形の説明図である。
【図7】同上パチンコ玉収容箱の斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示すパチンコ玉運
搬用台車の斜視図である。
【図9】同上床面に載置されたパチンコ玉収容箱をパチ
ンコ玉運搬用台車に搭載する過程を説明する平面図であ
る。
【図10】同上床面に載置されたパチンコ玉収容箱をパ
チンコ玉運搬用台車に搭載する過程を説明する断面図で
ある。
【図11】同上図10に続いて床面に載置されたパチン
コ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車に搭載する過程を説
明する一部の断面図である。
【図12】同上図11に続いて床面に載置されたパチン
コ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車に搭載する過程を説
明する一部の断面図である。
【図13】同上(a) はパチンコ玉運搬用台車によってパ
チンコ玉収容箱をパチンコ玉計数機に載置した状態の断
面図、(b) はパチンコ玉運搬用台車によってパチンコ玉
収容箱をパチンコ玉計数機に載置した状態の一部の断面
図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態を示すパレットの
斜視図である。
【図15】同上床面に載置されたパチンコ玉収容箱をパ
チンコ玉運搬用台車に搭載する過程を説明する断面図で
ある。
【図16】同上図15に続いて床面に載置されたパチン
コ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車に搭載する過程を説
明する一部の断面図である。
【図17】同上図16に続いて床面に載置されたパチン
コ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車に搭載する過程を説
明する一部の断面図である。
【図18】同上(a) はパチンコ玉運搬用台車によってパ
チンコ玉収容箱をパレットごとパチンコ玉計数機に載置
した状態の断面図、(b) はパチンコ玉運搬用台車によっ
てパチンコ玉収容箱をパレットごとパチンコ玉計数機に
載置した状態の一部の断面図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態を示し、(a) はパ
チンコ玉計数機の一部の断面図、(b) はパチンコ玉計数
機にパチンコ玉運搬用台車を装填した状態の一部の断面
図、(c) はパチンコ玉運搬用台車によってパチンコ玉収
容箱をパチンコ玉計数機に載置した状態の一部の断面図
である。
【符号の説明】
1 パチンコ玉収容箱 2 収容箱本体 3 シャッタ板 6a 係合部としての突起部 7 排出孔 14 作動部 25 駆動受部 31 パチンコ玉運搬用台車 32 台車本体 39 パチンコ玉収容箱保持手段としての保持部材 51 パチンコ玉計数機 54 台車装填部 57 受入口 61 開放駆動手段 62 作動部材 71 パチンコ玉計数装置 72 帯状体 73 帯状体回動手段 74 パチンコ玉受入部域 75 パチンコ玉計数部域 84 パチンコ玉計数手段 100 保留部 121 投受光センサ 122 タイミング検知手段 151 側枠部 152 連結枠部 154 昇降部材 163 操作手段としてのペダル 169 ロック手段 175 ロック解除手段 201 パレット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部にパチンコ玉の排出孔を有する収容
    箱本体、その排出孔を開閉するシャッタ板、このシャッ
    タ板を開閉する駆動作用を外部から受ける駆動受部、前
    記収容箱本体の積み重ね時に1段上の収容箱本体の駆動
    受部に係合してシャッタ板を開放させる作動部を有する
    パチンコ玉収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台車であ
    って、 前記パチンコ玉収容箱を搭載する台車本体と、 この台車本体に対して前記パチンコ玉収容箱を少なくと
    も排出孔および駆動受部の下方域が開放される所定位置
    に保持するパチンコ玉収容箱保持手段とを具備している
    ことを特徴とするパチンコ玉運搬用台車。
  2. 【請求項2】 底部にパチンコ玉の排出孔を有する収容
    箱本体、その排出孔を開閉するシャッタ板、このシャッ
    タ板を開閉する駆動作用を外部から受ける駆動受部、前
    記収容箱本体の積み重ね時に1段上の収容箱本体の駆動
    受部に係合してシャッタ板を開放させる作動部、前記収
    容箱本体の両側面に設けられた係合部を有するパチンコ
    玉収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台車であって、 前記パチンコ玉収容箱を受入可能とする間隔で設けられ
    る一対の側枠部、およびこれら一対の側枠部の一端を連
    結する連結枠部を有し、床面を走行可能とする台車本体
    と、 この台車本体の一対の側枠部の対向面側にそれぞれ昇降
    可能に設けられ、下降時には前記パチンコ玉収容箱が前
    記床面に載置された状態での係合部より低い位置に位置
    されるとともに、上昇時には前記パチンコ玉収容箱の係
    合部に係合してそのパチンコ玉収容箱を所定高さ位置ま
    で上昇させる昇降部材と、 この昇降部材を上昇させる操作手段と、 前記昇降部材を所定高さ位置でロックするロック手段
    と、 このロック手段によるロックを解除するロック解除手段
    とを具備していることを特徴とするパチンコ玉運搬用台
    車。
  3. 【請求項3】 底部にパチンコ玉の排出孔を有する収容
    箱本体、その排出孔を開閉するシャッタ板、このシャッ
    タ板を開閉する駆動作用を外部から受ける駆動受部、前
    記収容箱本体の積み重ね時に1段上の収容箱本体の駆動
    受部に係合してシャッタ板を開放させる作動部を有し、
    パレットに載置されて少なくとも排出孔および駆動受部
    の下方域が開放される所定位置に保持されたパチンコ玉
    収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台車であって、 床面を走行可能とする台車本体と、 この台車本体に昇降可能に設けられ、下降時には前記パ
    レットが前記床面に載置された状態でそのパレットとの
    非係合位置に位置されるとともに、上昇時には前記パレ
    ットに係合してそのパレットごと前記パチンコ玉収容箱
    を所定高さまで上昇させる昇降部材と、 この昇降部材を上昇させる操作手段と、 前記昇降部材を所定高さ位置でロックするロック手段
    と、 このロック手段のロックを解除するロック解除手段とを
    具備していることを特徴とするパチンコ玉運搬用台車。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載のパチン
    コ玉運搬用台車の装填が可能な台車装填部と、 この台車装填部に前記パチンコ玉運搬用台車とともに装
    填されるパチンコ玉収容箱の駆動受部に駆動作用を与
    え、パチンコ玉収容箱のシャッタ板を開放させる開放駆
    動手段と、 前記台車装填部の下方に設けられ、前記パチンコ玉収容
    箱の排出孔から放出されるパチンコ玉を受け入れる受入
    口と、 この受入口に受け入れたパチンコ玉を計数するパチンコ
    玉計数装置とを具備していることを特徴とするパチンコ
    玉計数機。
  5. 【請求項5】 請求項2または3記載のパチンコ玉運搬
    用台車の装填が可能な台車装填部と、 この台車装填部に装填されたパチンコ玉運搬用台車によ
    ってパチンコ玉収容箱が下降される際に、パチンコ玉収
    容箱の駆動受部が係合してその駆動受部に対して相対的
    に駆動作用を与え、パチンコ玉収容箱のシャッタ板を開
    放させる作動部材と、 前記台車装填部の下方に設けられ、前記パチンコ玉収容
    箱の排出孔から放出されるパチンコ玉を受け入れる受入
    口と、 この受入口に受け入れたパチンコ玉を計数するパチンコ
    玉計数装置とを具備していることを特徴とするパチンコ
    玉計数機。
  6. 【請求項6】 パチンコ玉計数装置は、 パチンコ玉を1個ずつ受け入れて揚送可能とする複数の
    保留部が形成された帯状体と、 この帯状体を張設して、前記保留部にパチンコ玉を受け
    入れるパチンコ玉受入部域および保留部に受け入れたパ
    チンコ玉を揚送するパチンコ玉計数部域を形成し、その
    帯状体をパチンコ玉受入部域側からパチンコ玉計数部域
    側へ回動させる帯状体回動手段と、 前記パチンコ玉計数部域に対応して設けられ、前記各保
    留部内のパチンコ玉の有無を検知するパチンコ玉計数手
    段とを具備し、 前記パチンコ玉受入部域を受入口の下方に臨ませて配置
    したことを特徴とする請求項4または5記載のパチンコ
    玉計数機。
  7. 【請求項7】 パチンコ玉計数手段は、 帯状体を挟んで対向配置され、各保留部を通じてセンサ
    光を投受光する複数の投受光センサと、 前記帯状体の回動を検知し、前記投受光センサで保留部
    を検知するタイミングをとるタイミング検知手段とを備
    えていることを特徴とする請求項6記載のパチンコ玉計
    数機。
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JP2004306759A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Iwasa Denki Seisakusho:Kk 重量物を収容する容器運搬用台車及びその台車を使った容器の運搬方法
JP4490644B2 (ja) * 2003-04-04 2010-06-30 有限会社岩佐電機製作所 重量物を収容する容器運搬用台車及びその台車を使った容器の運搬方法

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