JPH1147396A - パチンコ機における打球供給皿の球抜き装置 - Google Patents

パチンコ機における打球供給皿の球抜き装置

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JPH1147396A
JPH1147396A JP21907797A JP21907797A JPH1147396A JP H1147396 A JPH1147396 A JP H1147396A JP 21907797 A JP21907797 A JP 21907797A JP 21907797 A JP21907797 A JP 21907797A JP H1147396 A JPH1147396 A JP H1147396A
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Nobuo Matsubara
信男 松原
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品が少なく組付作業が容易であり、か
つ故障する虞れも少ないパチンコ機における打球供給皿
の球抜き装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 球抜孔13に整列通路12に対し直交す
る方向にスライドして前記球抜孔13を開閉する球抜き
弁26を配設したパチンコ機における打球供給皿4にお
いて、前記球抜き弁26は弾発手段により常時球抜孔1
3を閉塞するように付勢され、また該球抜き弁26の上
方に下端部に前記球抜き弁26と係合する二又状の係合
対片33,33を設けたレバー部材32と該レバー部材
32の上面に接触状に位置する操作部材35とをそれぞ
れ揺動自在に軸装して配設した構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の前面
に装着されパチンコ球を発射部に供給する打球供給皿に
おける球抜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の打球供給皿における球抜
装置であって、パチンコ球を一列に整列させて導く整列
通路の下流端に球抜穴を開設すると共に該球抜穴に前記
整列通路に対し直交する方向にスライドして前記球抜穴
を開閉する球抜き弁を配設したものが例えば実公平7−
31825号として開示されている。
【0003】前記球抜装置は、図6に示されるように連
杆100にて相互に連結されかつ支持板101に回動可
能に軸支される等長の第1リンク片102a及び第2リ
ンク片102bのそれぞれ一端を球抜き弁103に枢着
すると共に、第1リンク片102aをばね104にて弾
発して球抜き弁103を常に球抜穴105の閉塞位置に
維持するようにし、一方、球抜装置を覆うカバー部材1
06の前面部分にプッシュ体107を前後方向へ押圧自
在に設けると共に該プッシュ体107に第1リンク片1
02a及び第2リンク片102bのそれぞれ他端に当接
する係合部108を形成して構成されている。そして、
前記プッシュ体107を押圧することにより第1リンク
片102a及び第2リンク片102bをそれぞれ回動し
て球抜き弁103を球抜穴105が開放する位置に移動
させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の球
抜装置は第1・第2リンク片102a,102bが軸支
される支持板101,球抜き弁103が枢着される第1
・第2リンク片102a,102b及び該各第1・第2
リンク片102a,102bを連結する連杆100とい
った多くの構成部品を必要とすることから、構造が複雑
化して組付作業が面倒であり、しかも前記各第1・第2
リンク片102a,102bはほぼ水平方向に作動する
ので広いスペースを要し勢いその組付スペースを採るに
苦慮するといった課題が有る。更に、2個の第1・第2
リンク片102a,102bを回動させて球抜き弁10
3を作動させるようにしているので、球抜き弁103の
スムーズな動作が期待しずらく故障の原因になり易いと
いう課題が有る。そこで、本発明は上記課題を解決すべ
くなされたもので、構造が簡単であり、組付作業も容易
に行なえ安定して作動し故障も少ないパチンコ機におけ
る打球供給皿の球抜き装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係るパチンコ機における打球供給皿の球抜き
装置は、パチンコ球を一列に整列させて導く整列通路を
備えた皿部材と、該皿部材の前面を覆うカバー部材とか
らなり、前記整列通路の下流端に球抜穴を開設すると共
に該球抜穴には整列通路に対し直交する方向にスライド
して前記球抜穴を開閉する球抜き弁を配設したパチンコ
機における打球供給皿において、前記球抜き弁は圧縮コ
イルバネにより常時球抜穴を閉塞するように付勢されて
おり、その上面両側に一対の係合穴が設けられている。
また、前記球抜き弁の上方には、揺動自在に軸支される
レバー部材と下面が該レバー部材に接触しかつ上下方向
へ押圧自在に軸支される操作部材とを配設している。前
記レバー部材は水平片部と垂直片部とからなる側面逆L
字状に形成され、垂直片部に前記球抜き弁の両係合穴に
嵌合する二又状の係合対片が設けられて構成される。
【0006】そして常態では、圧縮コイルバネの作用に
より球抜穴が球抜き弁で閉塞されている。また、操作部
材はレバー部材の水平片部上面に支持されており、該操
作部材を下方へ押し下げることによりレバー部材が揺動
し、球抜き弁が圧縮コイルバネの作用に抗してスライド
して球抜き孔を開放することとなる。この際、球抜き弁
は、二又状の係合対片によって連結されているので、そ
のスライド動作がスムーズに行なえ安定している。この
ように構成部品が少ないことから、これら構成部品の組
付作業が容易となり、故障が発生する虞れも少ない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機に
おける打球供給皿の球抜装置の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ機の正
面図である。図において、1はパチンコ機の前面枠、2
は該前面枠1の前面に開閉自在に装着されるガラス扉
枠、3は該ガラス扉枠2の下方に位置する前面板であ
り、この前面板3の前面に打球供給皿4が装着されてい
る。5は該打球供給皿4からの余剰のパチンコ球を受け
入れるため前面枠1の前面下部に装着される下部球受皿
である。
【0008】前記打球供給皿4は、図2乃至図4に示さ
れるように皿部材6と該皿部材6の前面外側を覆うカバ
ー部材7とから構成され、複数の間隔保持突起8,8…
を介してビス9の締着により一体化される。前記皿部材
6はパチンコ球を貯留する皿部10と、該皿部10の前
側外周を囲う囲板部11を有する。また、前記皿部10
は底部が一側方に緩やかに下り傾斜し、その傾斜下部に
パチンコ球が一列に整列されて導かれる整列通路12が
形成され、該整列通路12の下流端の底面に球抜穴13
が開設されている。
【0009】前記球抜穴13と対応位置して皿部材6の
直立壁部6aに横長の挿通口14が開設され、該直立壁
部6aの前側に挿通口14を囲いかつ上面が開放される
ガイド枠15が設けられている。16は該ガイド枠15
の上方前側を囲う囲枠であり、両側に突出する突片1
7,17の通孔18,18を介して前記直立壁部6aの
前面側に突設される間隔保持突起8,8の先端の螺子孔
8aにそれぞれビス19,19を螺合することにより取
着される。該囲枠16の上面は開口20し、前側壁16
aの下端部内側に前記ガイド枠15内に臨む支持突起2
1が設けられている。また、前記囲枠16が前記直立壁
部6aの前側に取着されることにより、該直立壁部6a
の前面から前方へ突出する一対の上部支持片部22,2
2と下部支持片部23,23との先端にそれぞれ上部軸
受部24,24と下部軸受部25,25とが設けられ
る。
【0010】前記ガイド枠15内には整列通路12に対
し直交する方向にスライドして前記球抜穴13を開閉す
る球抜き弁26が配設される。該球抜き弁26は先端に
前記挿通口14を介して球抜穴13を開閉する開閉弁部
26aを備え、上面両側に一対の係合穴27,27が設
けられる。また、中央に前記支持突起21と対応位置す
る凹窪部28が形成され、その奥端部に突片29が立設
されている。30は一端を前記支持突起21に嵌装され
他端を突片29に圧接するようにして取り付けられる圧
縮コイルバネであり、該圧縮コイルバネ30により球抜
き弁26は開閉弁部26aが常時球抜穴13を閉塞する
ように付勢されている。
【0011】また、前記球抜き弁26の上方に両側の支
持軸31,31を前記下部軸受部25,25に軸支され
て自在に揺動するレバー部材32が配設される。該レバ
ー部材32は水平片部32aと垂直片部32bとからな
る側面逆L字状に形成され、垂直片部32bに前記球抜
き弁26の両係合穴27,27に嵌合する二又状の係合
対片33,33が設けられている。
【0012】更に、前記レバー部材32の上方には両側
の支持軸34,34を前記上部軸受部24,24に軸支
され上下方向へ自在に押圧可能な操作部材35が配設さ
れる。該操作部材35はその下側に垂下される作用板3
6がレバー部材32の水平片部32aの上面に接触し、
前記囲枠16の上面の開口20から上方に突出して位置
している。
【0013】本発明に係るパチンコ機の打球供給皿の球
抜装置は上記構成からなり、次にその作用について説明
する。まず、常態では圧縮コイルバネ30の弾発力によ
り球抜き弁26が球抜穴13を閉塞している。そこで、
打球供給皿4の皿部10に貯留されているパチンコ球を
抜き取る場合には、図5鎖線に示されるように操作部材
35を指で下方へ押圧すると、レバー部材32が図5時
計方向に揺動して前記球抜き弁26が圧縮コイルバネ3
0の弾発力に抗して整列通路12に対し直交する方向
で、かつ前側へスライドして球抜穴13を開放するもの
であり、これによって皿部10のパチンコ球は球抜穴1
3から球抜通路(図示せず。)に落下し球抜きすること
ができる。因に、球抜通路に落下したパチンコ球は下部
球受皿5に貯留される。
【0014】そして、操作部材35から指を離すと、圧
縮コイルバネ30の復元力によって球抜き弁26が後方
向へスライドして開閉弁部26aにより球抜穴13を閉
塞し、同時にレバー部材32が図5実線位置に回動復帰
する。また、操作部材35もレバー部材32の復帰と共
に元の位置に復帰する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、球抜き弁は弾発手段により常時球抜き孔を閉塞する
ように付勢されかつその上面両側に一対の係合穴が設け
られ、また該球抜き弁の上方に、揺動自在に軸支されか
つ側面逆L字状に形成されると共に下端部に前記球抜き
弁の両係合穴に嵌合する二又状の係合対片を設けたレバ
ー部材と、該レバー部材を揺動させるため下面が該カバ
ー部材に接触しかつ上下方向へ押圧自在に軸支される操
作部材とを配設したものであるから、従来の球抜き装置
に比べ構成部品が少なく構造が簡単となり、これにより
組立作業が容易に行なえ製造コストも低廉になし得る。
また、レバー部材下部の二又状の係合対片を球抜き弁に
嵌合させるようにしたので、該球抜き弁がスムーズにス
ライドして安定し故障が発生する虞れも少ない。更に、
操作部材,レバー部材を球抜き弁の上方に配設したの
で、全体に組付スペースが狭くて済み、その分カバー部
材のデザインが自由に行い得るという種々の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の正面図。
【図2】打球供給皿の斜視図。
【図3】同分解斜視図。
【図4】同裏面図。
【図5】図4のXーX線断面図。
【図6】従来の球抜き装置の平面断面図。
【符号の説明】
4 打球供給皿 6 皿部材 7 カバー部材 12 整列通路 13 球抜穴 26 球抜き弁 27,27 係合穴 30 圧縮コイルバネ 32 レバー部材 33,33 係合対片 35 操作部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球を一列に整列させて導く整列
    通路を備えた皿部材と、該皿部材の前面を覆うカバー部
    材とからなり、前記整列通路の下流端に球抜穴を開設す
    ると共に該球抜穴には整列通路に対し直交する方向にス
    ライドして前記球抜穴を開閉する球抜き弁を配設したパ
    チンコ機における打球供給皿において、 前記球抜き弁
    は弾発手段により常時球抜穴を閉塞するように付勢され
    かつその上面両側に一対の係合穴が設けられており、ま
    た該球抜き弁の上方に、揺動自在に軸支されかつ側面逆
    L字状に形成されると共に下端部に前記球抜き弁の両係
    合穴に嵌合する二又状の係合対片を設けたレバー部材
    と、該レバー部材を揺動させるため下面が該レバー部材
    に接触しかつ上下方向へ押圧自在に軸支される操作部材
    とを配設したことを特徴とするパチンコ機における打球
    供給皿の球抜き装置。
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