JPH1147002A - フライ調理装置 - Google Patents
フライ調理装置Info
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- JPH1147002A JPH1147002A JP20493297A JP20493297A JPH1147002A JP H1147002 A JPH1147002 A JP H1147002A JP 20493297 A JP20493297 A JP 20493297A JP 20493297 A JP20493297 A JP 20493297A JP H1147002 A JPH1147002 A JP H1147002A
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- oil
- tank
- frying
- fry cooking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 槽に収容した油を加熱するフライ調理装置に
おいて、揚げかす等の除去を容易に行えるようにする。
油の劣化を防止するための還元水を生成するための還元
水生成装置を安全に設ける。 【解決手段】 槽12の底面14に機枠11の前部より後部に
向けて一方向に向けた凸条15を複数並設して波形とし、
底面14の下方にガスバーナ22を設ける。凸条15の長手方
向の前部に該凸条15の底部17より低い凹所18を連設す
る。凹所18には篭19を着脱可能に設ける。槽12にスプレ
ー等した水を還元する油還元装置29は印加電極30,31の
外側に接地電極32を設けてなる。揚げかす等を底部17よ
り篭19に落し込んで簡単に除去できる。鉄箸等を使用し
ても鉄箸等が印加電極30,31に接触することはなく、電
気的ショートの虞をなくすことができる。
おいて、揚げかす等の除去を容易に行えるようにする。
油の劣化を防止するための還元水を生成するための還元
水生成装置を安全に設ける。 【解決手段】 槽12の底面14に機枠11の前部より後部に
向けて一方向に向けた凸条15を複数並設して波形とし、
底面14の下方にガスバーナ22を設ける。凸条15の長手方
向の前部に該凸条15の底部17より低い凹所18を連設す
る。凹所18には篭19を着脱可能に設ける。槽12にスプレ
ー等した水を還元する油還元装置29は印加電極30,31の
外側に接地電極32を設けてなる。揚げかす等を底部17よ
り篭19に落し込んで簡単に除去できる。鉄箸等を使用し
ても鉄箸等が印加電極30,31に接触することはなく、電
気的ショートの虞をなくすことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、から揚げ、カツ或
いは天麩羅等を調理するためのフライ調理装置に関す
る。
いは天麩羅等を調理するためのフライ調理装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のものと
して油を収容する槽の略中央にパイプを設け、該パイプ
にガスバーナの燃焼ガスを導入することにより、油を加
熱してフライ調理を行うものが周知である。そして、こ
のようなフライ調理装置においてはパイプより下方の油
が高温にならないので、槽の底面に沈殿した揚げかす等
が焦げにくくなり、油の劣化を抑制できる。
して油を収容する槽の略中央にパイプを設け、該パイプ
にガスバーナの燃焼ガスを導入することにより、油を加
熱してフライ調理を行うものが周知である。そして、こ
のようなフライ調理装置においてはパイプより下方の油
が高温にならないので、槽の底面に沈殿した揚げかす等
が焦げにくくなり、油の劣化を抑制できる。
【0003】しかしながら、従来のフライ調理装置にお
いては、底面に沈殿した揚げかす等を除去する場合に
は、パイプが邪魔になってしまうので、揚げかす等を掬
い上げにくく、したがって槽の底面に設けた開閉弁を開
弁して揚げかす等を油と共に排除しなければならないと
いう問題があった。また、従来のフライ調理器において
は、燃焼ガスをパイプを通して油を加熱する方式である
ので、油の加熱効率がやや低いという問題もあった。
いては、底面に沈殿した揚げかす等を除去する場合に
は、パイプが邪魔になってしまうので、揚げかす等を掬
い上げにくく、したがって槽の底面に設けた開閉弁を開
弁して揚げかす等を油と共に排除しなければならないと
いう問題があった。また、従来のフライ調理器において
は、燃焼ガスをパイプを通して油を加熱する方式である
ので、油の加熱効率がやや低いという問題もあった。
【0004】また、油の劣化を防止するフライ調理装置
として、特開平7−99900号公報の図4等には、油
中に一対の印加電極の間に接地電極を設け、一対の印加
電極に高周波の交流電圧を交互に印加することにより油
中の水分を酸化還元電位を有する処理水(還元水)に変
えることにより、水ははねることなく揚げかす等と共に
さらさらと沈んでいくというものが提案されている。こ
れは水分が還元水となり、該還元水に豊富に含まれる水
素原子が油中の酸化物(グリセンリンから分離した遊離
脂肪酸等)と結びついて沈殿するためと考えられる。
尚、該従来公報では高周波スイッチにはフリップフロッ
プ回路からなる高周波切換指令回路から高周波の切換指
令が与えられ、当該高周波切換指令回路には高周波発振
器から高周波信号が与えられるようになっている。さら
に特開平8−299198号公報には、フライ調理方法
において、調理中加熱された油に、酸化還元電位(OR
P)が200mV以下の処理水を噴霧することにより、
油表面が白く泡立つと共に、揚げかす等が噴霧水に凝集
沈殿して油が浄化される方法が開示されている。尚、該
従来公報では、還元水は処理タンクに水を満たし、高周
波発振器から高周波切換指令回路に高周波信号を与える
ことで、高周波スイッチを高周期でオン、オフさせて高
周波交流を形成し、これを下部に接地電極を備えたタン
ク内の印加電極に交互に印加することにより生成してい
るものである。
として、特開平7−99900号公報の図4等には、油
中に一対の印加電極の間に接地電極を設け、一対の印加
電極に高周波の交流電圧を交互に印加することにより油
中の水分を酸化還元電位を有する処理水(還元水)に変
えることにより、水ははねることなく揚げかす等と共に
さらさらと沈んでいくというものが提案されている。こ
れは水分が還元水となり、該還元水に豊富に含まれる水
素原子が油中の酸化物(グリセンリンから分離した遊離
脂肪酸等)と結びついて沈殿するためと考えられる。
尚、該従来公報では高周波スイッチにはフリップフロッ
プ回路からなる高周波切換指令回路から高周波の切換指
令が与えられ、当該高周波切換指令回路には高周波発振
器から高周波信号が与えられるようになっている。さら
に特開平8−299198号公報には、フライ調理方法
において、調理中加熱された油に、酸化還元電位(OR
P)が200mV以下の処理水を噴霧することにより、
油表面が白く泡立つと共に、揚げかす等が噴霧水に凝集
沈殿して油が浄化される方法が開示されている。尚、該
従来公報では、還元水は処理タンクに水を満たし、高周
波発振器から高周波切換指令回路に高周波信号を与える
ことで、高周波スイッチを高周期でオン、オフさせて高
周波交流を形成し、これを下部に接地電極を備えたタン
ク内の印加電極に交互に印加することにより生成してい
るものである。
【0005】ところで、前記特開平7−99900号公
報のフライ調理装置においては、槽の内側に一方の印加
電極があらわれるので、フライを調理している際に、鉄
箸等が該印加電極に接触して、ショートしてしまうとい
う問題がある。また仮に特開平8−299198号公報
のように、接地電極を印加電極の下方に配置しても同様
にショートしてしまうという問題がある。
報のフライ調理装置においては、槽の内側に一方の印加
電極があらわれるので、フライを調理している際に、鉄
箸等が該印加電極に接触して、ショートしてしまうとい
う問題がある。また仮に特開平8−299198号公報
のように、接地電極を印加電極の下方に配置しても同様
にショートしてしまうという問題がある。
【0006】そこで、本発明は前記問題を解決して槽の
底面に溜まった揚げかす等を除去しやすく、かつ熱効率
に優れるフライ調理装置を提供することを目的とする。
さらに本発明は、油中に一対の印加電極を設けて還元水
により油の浄化を行うようにしたフライ調理装置におい
て、鉄箸等により印加電極のショートが生じないように
したフライ調理装置を提供することを目的とする。
底面に溜まった揚げかす等を除去しやすく、かつ熱効率
に優れるフライ調理装置を提供することを目的とする。
さらに本発明は、油中に一対の印加電極を設けて還元水
により油の浄化を行うようにしたフライ調理装置におい
て、鉄箸等により印加電極のショートが生じないように
したフライ調理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1は、熱源により
槽に収容した油を加熱するフライ調理装置において、前
記槽の底面は一方向に向けた凸条を複数並設してなり、
これら凸条の長手方向の一端に該凸条の底部より低い凹
所を連設し、前記底面下方に熱源を設けたことを特徴と
するフライ調理装置である。したがって、請求項1では
熱源により槽の底面を直接加熱し、また揚げかす等を凸
条の底部に滞積させた後に、凹所に落し込むことができ
る。
槽に収容した油を加熱するフライ調理装置において、前
記槽の底面は一方向に向けた凸条を複数並設してなり、
これら凸条の長手方向の一端に該凸条の底部より低い凹
所を連設し、前記底面下方に熱源を設けたことを特徴と
するフライ調理装置である。したがって、請求項1では
熱源により槽の底面を直接加熱し、また揚げかす等を凸
条の底部に滞積させた後に、凹所に落し込むことができ
る。
【0008】請求項2は、前記凸条は波形形状であるこ
とを特徴とする請求項1記載のフライ調理装置である。
したがって、請求項2では凸条の頂部に揚げかす等が滞
積することはない。
とを特徴とする請求項1記載のフライ調理装置である。
したがって、請求項2では凸条の頂部に揚げかす等が滞
積することはない。
【0009】請求項3は、前記槽の内側面から該槽の中
心側に、一方の印加電極、該一方の印加電極に対向する
他方の印加電極、該他方の印加電極と対向するように設
ける接地電極を夫々間隔をおいて配置したことを特徴と
する請求項1記載のフライ調理装置である。したがっ
て、請求項3では調理中に鉄箸が印加電極に接触するよ
うなことはなく、電気的ショートの虞はない。
心側に、一方の印加電極、該一方の印加電極に対向する
他方の印加電極、該他方の印加電極と対向するように設
ける接地電極を夫々間隔をおいて配置したことを特徴と
する請求項1記載のフライ調理装置である。したがっ
て、請求項3では調理中に鉄箸が印加電極に接触するよ
うなことはなく、電気的ショートの虞はない。
【0010】請求項4は、前記凹所に該凹所に嵌合する
と共に上部開口を有する篭を着脱自在に設けたことを特
徴とする請求項2記載のフライ調理装置である。したが
って、請求項4では篭に揚げかす等を収容することがで
きる。
と共に上部開口を有する篭を着脱自在に設けたことを特
徴とする請求項2記載のフライ調理装置である。したが
って、請求項4では篭に揚げかす等を収容することがで
きる。
【0011】
【発明の実施態様】以下、本発明のー実施例を図を参照
して説明する。箱形の機枠11の上部に食用の油Oを収容
する槽12を設ける。この槽12は上部開口13を有し、その
底面14には機枠11の前部より後部に向けて一方向に向け
た凸条15を複数並設している。これら凸条15の上部開口
13より下方に位置する頂部16はそれぞれ上向きに円弧状
に突設し、また凸条15の底部17は下向きに円弧状に突設
して全体として波形形状に形成する。さらに凸条15の一
端、すなわち前部に該凸条15の底部17より低い凹所18を
連設する。この凹所18は総ての底部17の前部に連設する
ように横方向に設けており、該凹所18に揚げかすAの回
収用容器たる篭19を着脱可能に嵌合する。この篭19は上
部開口20を有した箱形状であって、油Oを濾過して揚げ
かすAを捕捉するように小孔(図示せず)を多数形成し
たメッシュ状のものや、パンチングメタル製のものを使
用する。凹所18に設置した篭19の上部開口20の後部は、
凸条15の底部17とほぼ同一面状或いはやや低く形成され
て、底部17に溜まった揚げかすAを上部開口20を通して
篭19に落し込んで収容できるようになっている。さらに
凹所18の底面23に油Oの排出用開閉弁24を設ける。尚、
図中21は凹所18の後面と同一面状に立設され凸条15の前
面に設けられた前面板である。
して説明する。箱形の機枠11の上部に食用の油Oを収容
する槽12を設ける。この槽12は上部開口13を有し、その
底面14には機枠11の前部より後部に向けて一方向に向け
た凸条15を複数並設している。これら凸条15の上部開口
13より下方に位置する頂部16はそれぞれ上向きに円弧状
に突設し、また凸条15の底部17は下向きに円弧状に突設
して全体として波形形状に形成する。さらに凸条15の一
端、すなわち前部に該凸条15の底部17より低い凹所18を
連設する。この凹所18は総ての底部17の前部に連設する
ように横方向に設けており、該凹所18に揚げかすAの回
収用容器たる篭19を着脱可能に嵌合する。この篭19は上
部開口20を有した箱形状であって、油Oを濾過して揚げ
かすAを捕捉するように小孔(図示せず)を多数形成し
たメッシュ状のものや、パンチングメタル製のものを使
用する。凹所18に設置した篭19の上部開口20の後部は、
凸条15の底部17とほぼ同一面状或いはやや低く形成され
て、底部17に溜まった揚げかすAを上部開口20を通して
篭19に落し込んで収容できるようになっている。さらに
凹所18の底面23に油Oの排出用開閉弁24を設ける。尚、
図中21は凹所18の後面と同一面状に立設され凸条15の前
面に設けられた前面板である。
【0012】槽1の底面4の下方に、該底面4に対向し
て熱源たるガスバーナ22を設けており、このガスバーナ
22に調節弁25を設ける。そして槽12に収容した油温度を
検知するための油温度センサー26を温度制御装置(図示
せず)を介して調節弁25に接続する。尚、22A,27は機
枠11の前面に設けたガスバーナ22の点火用圧電スイッ
チ、油温度設定用操作部、28は機枠11の後部に設けた燃
焼ガスの排出口である。
て熱源たるガスバーナ22を設けており、このガスバーナ
22に調節弁25を設ける。そして槽12に収容した油温度を
検知するための油温度センサー26を温度制御装置(図示
せず)を介して調節弁25に接続する。尚、22A,27は機
枠11の前面に設けたガスバーナ22の点火用圧電スイッ
チ、油温度設定用操作部、28は機枠11の後部に設けた燃
焼ガスの排出口である。
【0013】さらに、槽12の側面の内側に油Oの劣化を
防止するためスプレー等して油Oを浄化する油還元装置
29を設ける。この油還元装置29は、槽12の内側面側から
該槽12の中心に向けて例えばステンレス等の薄板状の一
方の印加電極30、該印加電極30に対向して他方の印加電
極31を設け、さらに他方の印加電極31の槽12の中心寄り
に該印加電極31と対向して薄板状のアースたる接地電極
32を設けたものであり、これら印加電極30,31、接地電
極32は耐油製の絶縁部材33を介して間隔Lを有して油O
に浸漬するように配置されている。そして、一対の印加
電極30,31には該印加電極30,31に高周波の交流電圧を
交互に印加するための制御装置34が接続されている。
尚、実施例では一方の印加電極30を1枚の板状のものと
したが、槽12の内側面側に沿って複数に分割するように
して一方の電極を設けてもよく、同様に他方の印加電極
31、接地電極32も1枚物である必要はなく。複数に分割
しているものでもよい。
防止するためスプレー等して油Oを浄化する油還元装置
29を設ける。この油還元装置29は、槽12の内側面側から
該槽12の中心に向けて例えばステンレス等の薄板状の一
方の印加電極30、該印加電極30に対向して他方の印加電
極31を設け、さらに他方の印加電極31の槽12の中心寄り
に該印加電極31と対向して薄板状のアースたる接地電極
32を設けたものであり、これら印加電極30,31、接地電
極32は耐油製の絶縁部材33を介して間隔Lを有して油O
に浸漬するように配置されている。そして、一対の印加
電極30,31には該印加電極30,31に高周波の交流電圧を
交互に印加するための制御装置34が接続されている。
尚、実施例では一方の印加電極30を1枚の板状のものと
したが、槽12の内側面側に沿って複数に分割するように
して一方の電極を設けてもよく、同様に他方の印加電極
31、接地電極32も1枚物である必要はなく。複数に分割
しているものでもよい。
【0014】次に前記構成についてその作用を説明す
る。予め槽12内に油Oを収容すると共に点火用圧電スイ
ッチ22Aを操作して点火すると共に、油温度設定用操作
部27を操作して調節弁25を開弁することにより、ガスバ
ーナ22により燃焼を行う。この燃焼時においては火炎が
直接底面14を加熱して油Oを加熱する。そして、油温度
センサー26で油Oの温度を検知しながら、温度設定用操
作部27で設定された温度を保つように調節弁25、ひいて
は燃焼熱量を制御するようになっている。このように油
Oが所定温度の状態で、鉄箸(図示せず)等を用いて肉
等のフライ調理を行うものである。この際に制御装置34
によって印加電極30,31に交流電圧を交互に印加するこ
とにより油O中の水分を酸化還元電位を有する処理水
(還元水)に変え、該還元水に含まれる水素原子が油O
の中の酸化物、例えば揚げかす等と結びついて沈殿す
る。この沈殿した揚げかすを除去するには、凸条15の底
部17にへら等を当てて、揚げかすを凹所18に嵌合した篭
19に落し込み、そして篭19を引上げることにより、揚げ
かすを除去することができる。また、油0を交換する時
には排出用開閉弁24を開弁して、油Oを排出した後、再
び閉弁して油Oを収容する。
る。予め槽12内に油Oを収容すると共に点火用圧電スイ
ッチ22Aを操作して点火すると共に、油温度設定用操作
部27を操作して調節弁25を開弁することにより、ガスバ
ーナ22により燃焼を行う。この燃焼時においては火炎が
直接底面14を加熱して油Oを加熱する。そして、油温度
センサー26で油Oの温度を検知しながら、温度設定用操
作部27で設定された温度を保つように調節弁25、ひいて
は燃焼熱量を制御するようになっている。このように油
Oが所定温度の状態で、鉄箸(図示せず)等を用いて肉
等のフライ調理を行うものである。この際に制御装置34
によって印加電極30,31に交流電圧を交互に印加するこ
とにより油O中の水分を酸化還元電位を有する処理水
(還元水)に変え、該還元水に含まれる水素原子が油O
の中の酸化物、例えば揚げかす等と結びついて沈殿す
る。この沈殿した揚げかすを除去するには、凸条15の底
部17にへら等を当てて、揚げかすを凹所18に嵌合した篭
19に落し込み、そして篭19を引上げることにより、揚げ
かすを除去することができる。また、油0を交換する時
には排出用開閉弁24を開弁して、油Oを排出した後、再
び閉弁して油Oを収容する。
【0015】以上のように、前記実施例では槽12の底面
14に機枠11の前部より後部に向けて一方向に向けた凸条
15を複数並設し、前記底面14の下方にガスバーナ22を設
けたことにより、槽12には従来技術のようなパイプは一
切なく、したがって、槽12内部の揚げかすの除去作業を
簡単に行うことができる。また底面14は凸条15を複数形
成しているので、底面14におけるガスバーナ22の燃焼ガ
スとの接触面積を増加することができるので、熱交換効
率の向上を図ることができる。しかも、凸条15の長手方
向の前部に該凸条15の底部17より低い凹所18を連設した
ことにより、底部17に溜まった揚げかす等を凹所18に落
し込み、該揚げかす等を掬い取るなどして容易に除去す
ることができる。
14に機枠11の前部より後部に向けて一方向に向けた凸条
15を複数並設し、前記底面14の下方にガスバーナ22を設
けたことにより、槽12には従来技術のようなパイプは一
切なく、したがって、槽12内部の揚げかすの除去作業を
簡単に行うことができる。また底面14は凸条15を複数形
成しているので、底面14におけるガスバーナ22の燃焼ガ
スとの接触面積を増加することができるので、熱交換効
率の向上を図ることができる。しかも、凸条15の長手方
向の前部に該凸条15の底部17より低い凹所18を連設した
ことにより、底部17に溜まった揚げかす等を凹所18に落
し込み、該揚げかす等を掬い取るなどして容易に除去す
ることができる。
【0016】また、前記凸条15を波形形状とすることに
より、凸条15の頂部16に揚げかす等が滞積することなく
底部17に滞積することができるので、この滞積した揚げ
かす等をへら等によって凹所18に落し込むことにより、
揚げかす等を確実に除去できる。しかも、ガスバーナ22
の燃焼ガスもスムースに排出口28より排出できる。
より、凸条15の頂部16に揚げかす等が滞積することなく
底部17に滞積することができるので、この滞積した揚げ
かす等をへら等によって凹所18に落し込むことにより、
揚げかす等を確実に除去できる。しかも、ガスバーナ22
の燃焼ガスもスムースに排出口28より排出できる。
【0017】さらに、槽12に印加電極30,31及び接地電
極32を設けると共に、印加電極30,31に高周波の交流電
圧を相互に印加する油還元装置29を設けたことにより、
油Oの浄化を行うことができる。すなわち、フライ調理
装置において油は加熱により劣化し、おいしさを失い、
さらに廃油の処理が環境を汚染している。油は加熱によ
り加熱重合し、粘度上昇や加水分解し油と水が作用し、
遊離脂肪酸により酸価値上昇や、異臭、発煙、泡立ち、
着色等の劣化現象が生じ、この劣化現象は使用頻度、使
用時間と共に上昇する。このように油は非常に酸化(劣
化)しやすい物質であるうえ、酸化は温度が高くなる程
急激に進み、酸化した油ほど健康に害を及ぼす。そこ
で、飲食店等では比較的頻繁に油を交換しなければなら
ない。しかし、このような油の交換においては廃油処理
が大きな問題であるが、上述のとおり油還元装置29を設
けたことにより、油Oの劣化を防止でき、油の交換頻度
を低減できる。この油還元装置29により、槽12に設けた
印加電極30,31に制御装置34によって高周波の交流電圧
を相互に印加することにより、油Oの酸化を防止するこ
とができる。但し油Oは電気が通じないためにフライ調
理を行いながら、水道水等の水、或いは前述の特開平8
−299198号公報のように還元したごく少量の水を
スプレーする。これにより、還元水に豊富に含まれる水
素分子が油Oの中の酸化物(グリセンリンから分離した
遊離脂肪酸等)と結びついて油Oを還元できる。尚、酸
化還元の定義として、酸化とは物質が酸素分子と結びつ
くこと、水素分子を失うこと、電子を失うことであり、
一方還元とは酸素分子を失うこと、水素分子と結びつく
こと、電子を受け取ることである。したがって、油還元
装置29を設けることにより、第一に油Oが長持ちし、油
Oの消費量を抑えることができる。すなわち、油Oの劣
化とは酸化することであり、油Oに還元をかければ長持
ちし、消費した量だけを補充すればよい。第二にきれい
な色を持続することができる。すなわち油Oは酸化する
程黒ずむが、還元をかければ黒ずみの速度が遅くなる。
第三に油切れがよくからっと揚げることができる。すな
わち、還元により油の粘度が低下し、揚げ物の衣の油含
有量を減らすことができる。第四に低温、短時間で芯ま
で揚げることができる。すなわち、揚げ時間を短縮でき
ると共に、比較的低温(従来より20〜30度程度低い
温度)で揚げることができる。第五に油のはねが生じに
くくなる。第六に生ものの臭みを消すことができる。第
七に廃油による環境汚染を減少できる。すなわち廃油を
減少できる。
極32を設けると共に、印加電極30,31に高周波の交流電
圧を相互に印加する油還元装置29を設けたことにより、
油Oの浄化を行うことができる。すなわち、フライ調理
装置において油は加熱により劣化し、おいしさを失い、
さらに廃油の処理が環境を汚染している。油は加熱によ
り加熱重合し、粘度上昇や加水分解し油と水が作用し、
遊離脂肪酸により酸価値上昇や、異臭、発煙、泡立ち、
着色等の劣化現象が生じ、この劣化現象は使用頻度、使
用時間と共に上昇する。このように油は非常に酸化(劣
化)しやすい物質であるうえ、酸化は温度が高くなる程
急激に進み、酸化した油ほど健康に害を及ぼす。そこ
で、飲食店等では比較的頻繁に油を交換しなければなら
ない。しかし、このような油の交換においては廃油処理
が大きな問題であるが、上述のとおり油還元装置29を設
けたことにより、油Oの劣化を防止でき、油の交換頻度
を低減できる。この油還元装置29により、槽12に設けた
印加電極30,31に制御装置34によって高周波の交流電圧
を相互に印加することにより、油Oの酸化を防止するこ
とができる。但し油Oは電気が通じないためにフライ調
理を行いながら、水道水等の水、或いは前述の特開平8
−299198号公報のように還元したごく少量の水を
スプレーする。これにより、還元水に豊富に含まれる水
素分子が油Oの中の酸化物(グリセンリンから分離した
遊離脂肪酸等)と結びついて油Oを還元できる。尚、酸
化還元の定義として、酸化とは物質が酸素分子と結びつ
くこと、水素分子を失うこと、電子を失うことであり、
一方還元とは酸素分子を失うこと、水素分子と結びつく
こと、電子を受け取ることである。したがって、油還元
装置29を設けることにより、第一に油Oが長持ちし、油
Oの消費量を抑えることができる。すなわち、油Oの劣
化とは酸化することであり、油Oに還元をかければ長持
ちし、消費した量だけを補充すればよい。第二にきれい
な色を持続することができる。すなわち油Oは酸化する
程黒ずむが、還元をかければ黒ずみの速度が遅くなる。
第三に油切れがよくからっと揚げることができる。すな
わち、還元により油の粘度が低下し、揚げ物の衣の油含
有量を減らすことができる。第四に低温、短時間で芯ま
で揚げることができる。すなわち、揚げ時間を短縮でき
ると共に、比較的低温(従来より20〜30度程度低い
温度)で揚げることができる。第五に油のはねが生じに
くくなる。第六に生ものの臭みを消すことができる。第
七に廃油による環境汚染を減少できる。すなわち廃油を
減少できる。
【0018】さらに、油還元装置29において槽12の内側
面から該槽12の中心側に、一方の印加電極30、該一方の
印加電極30に対向する他方の印加電極31、該他方の印加
電極31と対向するように接地電極32を夫々間隔Lをおい
て配置したことにより、フライ調理中に鉄箸等が接地電
極32により阻止されて印加電極30,31に接することはな
いので、電気的ショートの虞はない。
面から該槽12の中心側に、一方の印加電極30、該一方の
印加電極30に対向する他方の印加電極31、該他方の印加
電極31と対向するように接地電極32を夫々間隔Lをおい
て配置したことにより、フライ調理中に鉄箸等が接地電
極32により阻止されて印加電極30,31に接することはな
いので、電気的ショートの虞はない。
【0019】しかも、前記凹所18に該凹所18に嵌合する
と共に上部開口20を有する篭19を着脱自在に設けたこと
により、底部17に滞積した揚げかす等を凹所18に落し込
んだ際に、該揚げかす等を篭19に収容できるため、該篭
19を槽12より引上げるだけで簡単に揚げかす等を除去で
きる。
と共に上部開口20を有する篭19を着脱自在に設けたこと
により、底部17に滞積した揚げかす等を凹所18に落し込
んだ際に、該揚げかす等を篭19に収容できるため、該篭
19を槽12より引上げるだけで簡単に揚げかす等を除去で
きる。
【0020】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば実施例では一対の印加電極及び接地電
極を板状のものとしたが、このような形状に限らず接地
電極により鉄箸等が印加電極に接触しないように配置さ
れていればよい等種々の変形が可能である。
ではなく、例えば実施例では一対の印加電極及び接地電
極を板状のものとしたが、このような形状に限らず接地
電極により鉄箸等が印加電極に接触しないように配置さ
れていればよい等種々の変形が可能である。
【0021】
【発明の効果】請求項1は、熱源により槽に収容した油
を加熱するフライ調理装置において、前記槽の底面は一
方向に向けた凸条を複数並設してなり、これら凸条の長
手方向の一端に該凸条の底部より低い凹所を連設し、前
記底面下方に熱源を設けたことを特徴とするフライ調理
装置であり、熱効率の向上を図ることができると共に揚
げかす等の除去も簡単に行うことができる請求項2は、
前記凸条は波形形状であることを特徴とする請求項1記
載のフライ調理装置であり、揚げかす等を確実に除去で
きる。
を加熱するフライ調理装置において、前記槽の底面は一
方向に向けた凸条を複数並設してなり、これら凸条の長
手方向の一端に該凸条の底部より低い凹所を連設し、前
記底面下方に熱源を設けたことを特徴とするフライ調理
装置であり、熱効率の向上を図ることができると共に揚
げかす等の除去も簡単に行うことができる請求項2は、
前記凸条は波形形状であることを特徴とする請求項1記
載のフライ調理装置であり、揚げかす等を確実に除去で
きる。
【0022】請求項3は、前記槽の内側面から該槽の中
心側に、一方の印加電極、該一方の印加電極に対向する
他方の印加電極、該他方の印加電極と対向するように設
ける接地電極を夫々間隔をおいて配置したことを特徴と
する請求項1記載のフライ調理装置であり、フライ調理
時に鉄箸等を使用しても電気的ショートが生ずることは
なく、安心して調理を行うことができる。
心側に、一方の印加電極、該一方の印加電極に対向する
他方の印加電極、該他方の印加電極と対向するように設
ける接地電極を夫々間隔をおいて配置したことを特徴と
する請求項1記載のフライ調理装置であり、フライ調理
時に鉄箸等を使用しても電気的ショートが生ずることは
なく、安心して調理を行うことができる。
【0023】請求項4は、前記凹所に該凹所に嵌合する
と共に上部開口を有する篭を着脱自在に設けたことを特
徴とする請求項2記載のフライ調理装置であり、凹所に
落し込んだ揚げかす等を簡単に除去できる。
と共に上部開口を有する篭を着脱自在に設けたことを特
徴とする請求項2記載のフライ調理装置であり、凹所に
落し込んだ揚げかす等を簡単に除去できる。
【図1】本発明のー実施例を示す一部切り欠き斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明のー実施例を示す一部切り欠き正面図で
ある。
ある。
【図3】本発明のー実施例を示す一部切り欠き側面図で
ある。
ある。
12 槽 14 底面 15 凸条 17 底部 18 凹所 19 篭 20 上部開口 22 ガスバーナ(熱源) 30 一方の印加電極 31 他方の印加電極 32 接地電極 L 間隔
Claims (4)
- 【請求項1】 熱源により槽に収容した油を加熱するフ
ライ調理装置において、前記槽の底面は一方向に向けた
凸条を複数並設してなり、これら凸条の長手方向の一端
に該凸条の底部より低い凹所を連設し、前記底面下方に
熱源を設けたことを特徴とするフライ調理装置。 - 【請求項2】 前記凸条は波形形状であることを特徴と
する請求項1記載のフライ調理装置。 - 【請求項3】 前記槽の内側面から該槽の中心側に、一
方の印加電極、該一方の印加電極に対向する他方の印加
電極、該他方の印加電極と対向するように設ける接地電
極を夫々間隔をおいて配置したことを特徴とする請求項
1記載のフライ調理装置。 - 【請求項4】 前記凹所に該凹所に嵌合すると共に上部
開口を有する篭を着脱自在に設けたことを特徴とする請
求項2記載のフライ調理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20493297A JPH1147002A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | フライ調理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20493297A JPH1147002A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | フライ調理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1147002A true JPH1147002A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16498751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20493297A Pending JPH1147002A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | フライ調理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1147002A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6590187B1 (en) * | 2002-01-22 | 2003-07-08 | Yugengaisha Biofuture | High-voltage electric field generating system and fryer therewith |
JP2007105109A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Paloma Ind Ltd | 圧力フライヤー |
JP2013027541A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | San Plant Kogyo Kk | フライヤー |
KR101593333B1 (ko) * | 2014-11-20 | 2016-02-11 | 강성탁 | 기름을 균일하게 가열하는 튀김기 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP20493297A patent/JPH1147002A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6590187B1 (en) * | 2002-01-22 | 2003-07-08 | Yugengaisha Biofuture | High-voltage electric field generating system and fryer therewith |
JP2007105109A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Paloma Ind Ltd | 圧力フライヤー |
JP2013027541A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | San Plant Kogyo Kk | フライヤー |
KR101593333B1 (ko) * | 2014-11-20 | 2016-02-11 | 강성탁 | 기름을 균일하게 가열하는 튀김기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011022 |