JPH1146319A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH1146319A
JPH1146319A JP10131921A JP13192198A JPH1146319A JP H1146319 A JPH1146319 A JP H1146319A JP 10131921 A JP10131921 A JP 10131921A JP 13192198 A JP13192198 A JP 13192198A JP H1146319 A JPH1146319 A JP H1146319A
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    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/48Increasing resolution by shifting the sensor relative to the scene

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続撮像時に、被写体が暗い場合でも、高画
質・高解像度の画像を得ることが可能な画像入力装置を
提供すること。 【解決手段】 システムコントローラ30により、スト
ロボ光を発光させて連続撮像を行う際に、1回目の撮像
によって得られた画像データを撮像素子23から読み出
すタイミングで2回目の撮像を制御し、その2回目の撮
像後、2回目の撮像によって得られた画像データを撮像
素子23から読み出すタイミングよりも前のタイミング
で遮光動作を制御して、撮像素子23をシャッタ機構2
2により遮光し、また、2回目の撮像開始から2回目の
ストロボ光を発光させるタイミングを、一回目の撮像開
始から1回目のストロボ光を発光させるタイミングより
も短い間隔でストロボ回路4のストロボ発光動作を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像入力装置に
関し、より詳細には、CCD(Charge Coupled Device
)撮像素子等の固体撮像素子を用いて被写体を撮像し
て得られる画像データを入力するデジタルスチルカメ
ラ、デジタルビデオカメラ等の画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像入力装置では、連続撮像を
行うため、露光毎に画像データを読み出してメモリに蓄
える必要があり、固体撮像素子に与えられた画素数に応
じてその読み出しに必要な時間は相違する。特に、高画
質な画像を得る場合には、固体撮像素子の画素数が多く
設定されるので、読み出し時間は長くなる。このため、
近年、少ない画素数で高画質化を図るための画素ずらし
技術が提案されている。
【0003】ここで、従来の高画質化手法について説明
する。図11は従来例による画素ずらしタイミングを説
明するタイミングチャートである。図11に示した画素
ずらしタイミングでは、CCD撮像素子から画像データ
を読み出す読み出し時間(TR)が例えば1/60〜1
/15秒の範囲に設定されるので、1回目と2回目の露
光時間を一定にした場合の電子シャッタを切る時間間
隔、すなわち画像データの読み出しを開始するタイミン
グの時間間隔は読み出し時間(TR)に画素ずらし時間
(TS)を加えた時間となる。この画素ずらし時間(T
S)は、フォトダイオードから垂直CCDに電荷を転送
する時間(TF)後に実施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来例による画像入力装置および画像入力シス
テムでは、画像データの読み出しを開始するタイミング
の時間間隔でしか電子シャッタを切って撮像することが
できないので、手振れ撮像を考慮した上で高速での連続
撮像が必要となる動的被写体の撮像や手持ち撮像には不
適となり、撮像条件が静的被写体を撮像対象とした静止
画撮像に限定されることから、撮像能力を十分発揮でき
ないという問題点があった。
【0005】また、連続撮像を行う場合に、暗い被写体
の場合には、手振れが起きるため、ぶれた画像になると
いう問題点もあった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑み、連続撮像
時に、被写体が暗い場合でも、高画質・高解像度の画像
を得ることが可能な画像入力装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1の発明に係る画像入力装置は、連続撮像
可能な画像入力装置において、被写体像を撮像して一定
画素数分の画像データを得る撮像素子と、前記撮像素子
に対して遮光状態を形成する遮光手段と、前記撮像素子
による撮像が行われているときにストロボ光を発光する
ストロボ光発光手段と、前記撮像素子による連続撮像の
内の第1の撮像によって得られた画像データを前記撮像
素子から読み出すタイミングで前記撮像素子による連続
撮像の内の第2の撮像を制御し、前記第2の撮像後、前
記第2の撮像によって得られた画像データを前記撮像素
子から読み出すタイミングよりも前のタイミングで前記
遮光手段による遮光動作を制御する第1制御手段と、前
記第2の撮像開始から第2のストロボ光を発光させるま
での間隔を、前記第1の撮像開始から第1のストロボ光
を発光させるまでの間隔よりも短くなるように前記スト
ロボ光発光手段によるストロボ発光動作を制御する第2
制御手段と、を備えたものである。
【0008】また、請求項2の発明に係る画像入力装置
は、連続撮像可能な画像入力装置において、被写体像を
撮像して一定画素数分の画像データを得る撮像素子と、
前記撮像素子による被写体の撮影範囲を変更する変更手
段と、前記撮像素子に対して遮光状態を形成する遮光手
段と、前記撮像素子による撮像が行われているときにス
トロボ光を発光するストロボ光発光手段と、前記撮像素
子による連続撮像の内の第1の撮像後に前記変更手段に
よる前記撮像範囲の変更を制御し、前記第1の撮像によ
って得られた画像データを前記撮像素子から読み出すタ
イミングで前記撮像素子による連続撮像の内の第2の撮
像を制御し、前記第2の撮像後、前記第2の撮像によっ
て得られた画像データを前記撮像素子から読み出すタイ
ミングよりも前のタイミングで前記遮光手段による遮光
動作を制御する第1制御手段と、前記第2の撮像開始か
ら第2のストロボ光を発光させるまでの間隔を、前記第
1の撮像開始から第1のストロボ光を発光させるまでの
間隔よりも短くなるように前記ストロボ光発光手段によ
るストロボ発光動作を制御する第2制御手段と、を備え
たものである。
【0009】また、請求項3の発明に係る画像入力装置
は、連続撮像可能な画像入力装置において、被写体を撮
像して一定画素数分の画像データを得る撮像素子と、前
記撮像素子から読み出された画像データを記憶する記憶
手段と、前記撮像素子に対して遮光状態を形成する遮光
手段と、前記撮像素子による撮像が行われているときに
ストロボ光を発光するストロボ光発光手段と、前記撮像
素子による連続撮像の内の第1の撮像によって得られた
第1画像データを前記撮像素子から読み出すタイミング
で前記撮像素子による連続撮像の内の第2の撮像を制御
し、前記第2の撮像後、前記第2の撮像によって得られ
た第2画像データを前記撮像素子から読み出すタイミン
グよりも前のタイミングで前記遮光手段による遮光動作
を制御する第1制御手段と、前記第2の撮像開始から第
2のストロボ光を発光させるまでの間隔を、前記第1の
撮像開始から第1のストロボ光を発光させるまでの間隔
よりも短くなるように前記ストロボ光発光手段によるス
トロボ発光動作を制御する第2制御手段と、前記第1制
御手段の制御で前記撮像素子から読み出されて前記記憶
手段に記憶された第1画像データと第2画像データとを
合成する画像合成手段と、を備えたものである。
【0010】また、請求項4の発明に係る画像入力装置
は、連続撮像可能な画像入力装置において、被写体を撮
像して一定画素数分の画像データを得る撮像素子と、前
記撮像素子による被写体の撮像範囲を変更する変更手段
と、前記撮像素子から読み出された画像データを記憶す
る記憶手段と、前記撮像素子に対して遮光状態を形成す
る遮光手段と、前記撮像素子による撮像が行われている
ときにストロボ光を発光するストロボ光発光手段と、前
記撮像素子による連続撮像の内の第1の撮像後に前記変
更手段による撮像範囲の変更を制御し、前記第1の撮像
によって得られた第1画像データを前記撮像素子から読
み出すタイミングで前記撮像素子による連続撮像の内の
第2の撮像を制御し、前記第2の撮像後、前記第2の撮
像によって得られた第2画像データを前記撮像素子から
読み出すタイミングよりも前のタイミングで前記遮光手
段による遮光動作を制御する第1制御手段と、前記第2
の撮像開始から第2のストロボ光を発光させるまでの間
隔を、前記第1の撮像開始から第1のストロボ光を発光
させるまでの間隔よりも短くなるように前記ストロボ光
発光手段によるストロボ発光動作を制御する第2制御手
段と、前記第1制御手段の制御で前記撮像素子から読み
出されて前記記憶手段に記憶さた第1画像データと第2
画像データとを合成する画像合成手段と、を備えたもの
である。
【0011】また、請求項5の発明に係る画像入力装置
は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記ストロボ発光手段が、複数のストロボコンデン
サを備えているものである。
【0012】また、請求項6の発明に係る画像入力装置
は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記ストロボ発光手段が、単一のストロボコンデン
サを備えているものである。
【0013】また、請求項7の発明に係る画像入力装置
は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像入力装置
において、前記第1制御手段は、少なくとも、前記スト
ロボ光を発光させて連続撮像を行うための第1モード
と、前記ストロボ光を発光させないで連続撮像を行うた
めの第2モードとを有し、撮像素子による測光値に基づ
いて得られる露光時間と予め設定された手振れ時間との
比較結果に基づいて前記第1モードを実行するか、若し
くは、前記第2モードを実行するかを判断するものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る画像入力装置の好適な実施の形態を詳細に説
明する。
【0015】図1はこの発明に係る画像入力装置の一実
施の形態を示すブロック図であり、同図において、1は
画像入力装置の一例であるデジタルスチルカメラ(以下
にデジタルカメラと称する)を示している。図1に示し
たデジタルカメラ1は、主要な構成を大別すると、被写
体を撮像してアナログ画像データを得る撮像ブロック2
と、この撮像ブロック2で得られたアナログ画像データ
をデジタル化したデジタル画像データを処理して外部に
出力する信号処理ブロック3とを備えている。
【0016】このデジタルカメラ1において、撮像ブロ
ック2と信号処理ブロック3間には、画像データをアナ
ログ・デジタル変換するA/D変換部5が設けられ、信
号処理ブロック3には、図示せぬモードスイッチ等の操
作に応じて信号を発生して信号処理ブロック3にその信
号を出力する信号発生器6が接続されている。
【0017】撮像ブロック2は、光学レンズ20、信号
処理ブロック3の制御に従って移動可能に設けられた撮
像部21等を有している。撮像部21は、レンズ20に
入射された光を光学的機構で遮光するシャッタ機構22
と、レンズ20に入射された光を受光するCCD23
と、このCCD23を支持してCCD23の受光面を結
像面との間で平行に移動させ同一被写体の撮像範囲を変
更して画素ずらしを行う圧電素子24とを有している。
CCD23の出力はA/D変換部5に供給される。
【0018】信号処理ブロック3は、例えば、システム
コントローラ30、センサーデータ出力部31、複数枚
のメモリよりなるメモリ群32、画素ずらし処理部33
等を有している。システムコントローラ30は、撮像ブ
ロック2の撮像部21、ストロボ回路4,A/D変換部
5、センサーデータ出力部31、メモリ群32、画素ず
らし処理部33、信号発生器6等の各ユニットに結合さ
れ、撮像動作、ストロボ発光動作、A/D変換、メモリ
のリード/ライト、画素ずらし、キー入力に応じた動作
等を制御する。
【0019】なお、システムコントローラ30は、マイ
クロコンピュータ等で構成され、ROMに予め記憶して
おいた各種プログラム(例えば図8や図9に示したフロ
ーチャートに従う処理を実行させるためのプログラム)
に従ってマイクロコンピュータを作動させることで、各
ユニットの制御や演算処理を実行する。
【0020】センサーデータ出力部31は、A/D変換
部5の出力に結合されデジタル画像データを入力すると
共に、システムコントローラ30の制御に従って後段の
メモリ群32の内のいずれかのメモリに入力デジタル画
像データを出力する。メモリ群32は、複数枚のメモリ
を有し、システムコントローラ30の制御に従って、撮
像1回当たりにひとつのメモリを画像データ格納用に使
用したり、一メモリからデジタル画像データを読み出し
て後段の画素ずらし処理部33に供給する。
【0021】画素ずらし処理部33は、メモリ群32か
ら供給されるデジタル画像データに基づいて画素ずらし
処理を施すものであり、具体的には、圧電素子24によ
り撮像範囲を変更したときの画素ずれ量(例えば、画素
1/2ピッチ)に応じて同一被写体における高画質化を
行い、最終的に一枚分の画像データを得る。この画素ず
らし処理部33の出力は図示せぬ外部端子に接続され、
パーソナルコンピュータ等の外部機器に接続することで
送出することができる。
【0022】ストロボ回路4は、システムコントローラ
30の制御によりストロボ発光を行うための回路であ
り、反射鏡や放電管等を備えたストロボ発光を行うスト
ロボ発光部41,ストロボコンデンサー42,およびス
トロボコンデンサー43等を有している。ストロボコン
デンサー42およびストロボコンデンサー43の2つの
コンデンサを備えているのは連続ストロボ発光に対応す
るためである。
【0023】図2は、図1示したストロボ回路4のスト
ロボコンデンサ42、43が、単一のストロボコンデン
サ45に置き代わったものである。このように単一のス
トロボコンデンサ45によりストロボ発光部41に対す
るパワー供給を行うと、ストロボコンデンサ45が単一
であるがゆえに、そのコンデンサ容量を制御するのが容
易になり、連続するストロボ発光の発光量の均一化を図
ることができる。その結果、ストロボ発光の発光量の不
均一に起因する撮像むらを抑制できる。図2のその他の
構成は、図1に示したものと同じであるので、その説明
は省略する。
【0024】信号発生器6は電子シャッタやシャッタ機
構22を作動させて撮像を行うためのスイッチや各種モ
ードを設定するためのモードスイッチ等を具備してい
る。例えばモードスイッチについては、例えば、モード
1からモードN(Nは3以上の整数)までのN種類用意
されている。
【0025】モード1は、高速連続撮像、画素ずらし、
およびストロボ発光処理(後述の図7参照)を行うため
のモードであり、モード2は高速連続撮像および画素ず
らし処理(後述の図6参照)を行うためのモードであ
り、モード3は、通常のスピードで1回だけ撮像する通
常1回撮像処理(後述の図5参照)を行うためのモード
である。
【0026】つぎに、撮像素子23について説明する。
図3は撮像ブロック2内の撮像素子23の構成例を示す
回路図である。撮像素子23はCCD部231と信号検
出部232とを有している。CCD部231はマトリク
ス状に配置されたフォトダイオードPD…、フォトダイ
オードPD…の垂直方向の電荷を転送するVCCD、お
よびフォトダイオードPD…の水平方向の電荷を転送す
るHCCDを有している。
【0027】フォトダイオードPD…は光学レンズ20
に入射された光を受光して光電変換を行ってVCCD,
HCCDに電荷を転送する。VCCD,HCCDは転送
された電荷を信号検出部232に出力する。信号検出部
232は入力された電荷を電圧に変換してこれを画像信
号(アナログ画像信号)としてA/D変換部5に出力す
る。なお、本実施の形態では、撮像素子23の画素読み
出しタイプとして全画素読み出しを採用する。
【0028】つぎに、圧電素子24について説明する。
図4は撮像ブロック2内の圧電素子24の取付構造を示
す概略構成図である。積層タイプの圧電素子24は、一
端が基板26Aに接続され、他端で撮像素子23を取り
付けた素子ホルダ25を支持している。素子ホルダ25
は圧電素子24の作動によって矢印M方向に移動する。
この圧電素子24は、撮像ブロック2内における取付角
度に従って、水平、垂直、対角のいずれかの方向に対し
て撮像範囲の変更(圧電素子24の画素ずらし動作)を
実施する。
【0029】つぎに、モード1〜3の動作について説明
する。先ず、モード3について説明する。図5は全画素
読み出しタイプにおける画素読み出しタイミングを示す
タイミングチャートであり、同図において、T1は電子
シャッタによる露光時間を示している。
【0030】図5に示したモード3は、電子シャッタの
み使用してシャッタ機構22を使用しないモードであ
る。このモード3では、全画素読み出しの読み出し信号
は全画素読み出しのための垂直同期信号に同期して発生
するため、連写時間は従前の間隔を採用することから、
通常の静的被写体の撮像に適する。フォトダイオード制
御信号は読み出し信号が出力された後にフォトダイオー
ドPDに蓄えられた電荷を取り除くために発生する(図
5中、フォトダイオード制御信号の縦線を並記した部
分)。このフォトダイオード制御信号によりフォトダイ
オードPD…から電荷が取り除かれた後、つぎの読み出
し信号が発生するまでの間(露光時間T1)に電子シャ
ッタが作動して露光が行われる。
【0031】続いて、モード2について説明する。図6
は全画素読み出しタイプにおける高速連続撮像および画
素ずらしによる画素読み出しタイミングを示すタイミン
グチャートであり、同図において、T2は電子シャッタ
による露光時間を示している。図6において、メカシャ
ッタ信号はシャッタ機構22を作動させる制御信号であ
り、画素ずらし信号は圧電素子24を作動させ画素を例
えば1/2ピッチずらすために使用される制御信号であ
る。
【0032】このモード2でも、読み出し信号は垂直同
期信号に同期して発生するが、このモード2では、1回
目の撮像による露光が露光時間T2の経過で終了した
後、読み出し信号の発生で撮像素子23における転送が
行われる。その転送のタイミングで画素ずらし信号が発
生し、圧電素子24により撮像素子23の画素ずらしが
行われる。この画素ずらし動作は、転送後に完了するも
のである。また、この転送後には、画像データはシステ
ムコントローラ30の制御に従ってメモリ群32におけ
る1回目の撮像用のメモリに書き込まれる。
【0033】そして、画素ずらし完了後、続いて2回目
の撮像による露光が開始される。その際、連写タイミン
グは例えば12〜32msecの間隔となる。この2回
目の撮像の場合にも露光時間はT2であり、1回目と同
じ露光時間で同じ露光量が取得される。露光時間T2が
経過すると、そのタイミングでメカシャッタ信号が発生
してシャッタ機構22が作動する。このシャッタ機構2
2の光学的機構によって撮像素子23は遮光される。2
回目の撮像で得られた画像データについては、つぎの読
み出し信号が発生したときに1回目の撮像のときと同様
に転送が行われ、その後に1回目の撮像で書き込んだメ
モリとは異なるメモリに書き込みが制御される。
【0034】モード1について説明する。図7は全画素
読み出しタイプにおける高速連続撮像、画素ずらし、お
よびストロボ発光による画素読み出しタイミングを示す
タイミングチャートであり、同図において、T3は電子
シャッタによる露光時間を示している。
【0035】図6において、メカシャッタ信号はシャッ
タ機構22を作動させる制御信号であり、画素ずらし信
号は圧電素子24を作動させ画素を例えば1/2ピッチ
ずらすために使用される制御信号であり、ストロボ発光
信号はストロボ回路4を作動させる制御信号である。
【0036】このモード1でも、読み出し信号は垂直同
期信号に同期して発生するが、このモード1では、1回
目の撮像による露光が開始してからTS1時間経過後、
1回目のストロボ発光信号()が発生し、ストロボ回
路4で1回目のストロボ発光が行われる。そして、1回
目の撮像による露光が露光時間Tの経過で終了した後、
読み出し信号の発生で撮像素子23における転送が行わ
れる。その転送のタイミングで画素ずらし信号が発生
し、圧電素子24により撮像素子23の画素ずらしが行
われる。この画素ずらし動作は、転送後に完了するもの
である。また、この転送後には、画像データはシステム
コントローラ30の制御に従ってメモリ群32における
1回目の撮像用のメモリに書き込まれる。
【0037】そして、画素ずらし完了後、続いて2回目
の撮像による露光が開始される。その際、連写タイミン
グは例えば12〜32msecの間隔となる。この2回
目の撮像の場合にも露光時間はT3であり、1回目と同
じ露光時間で同じ露光量が取得される。2回目の撮像に
よる露光が開始してからTS2(TS2≦TS1)時間
経過後、2回目のストロボ発光信号()が発生し、ス
トロボ回路4で2回目のストロボ発光が行われる。露光
時間T3が経過すると、そのタイミングでメカシャッタ
信号が発生してシャッタ機構22が作動する。このシャ
ッタ機構22の光学的機構によって撮像素子23は遮光
される。
【0038】2回目の撮像で得られた画像データについ
ては、つぎの読み出し信号が発生したときに1回目の撮
像のときと同様に転送が行われ、その後に1回目の撮像
で書き込んだメモリとは異なるメモリに書き込みが制御
される。
【0039】上記モード1によれば、1回目のストロボ
発光タイミングはできるだけ1回目の露光完了時間側へ
シフトして発光するように設定されており、また、2回
目のストロボ発光タイミングはできるだけ2回目の露光
開始側で発光するように設定されている。換言すると、
2回目の撮像開始から2回目のストロボ光を発光させる
タイミングを、1回目の撮像開始から1回目のストロボ
光を発光させるタイミングよりも短く制御するようにし
て(TS1≧TS2)、ストロボ発光動作を行ってい
る。これにより、ストロボによる露光間隔が短くなり、
ぶれのない連続した画像が得られることになる。但し、
電子シャッタ露光時間とストロボ発光時間が同じような
明るいところでの連写の場合は、発光タイミングは同じ
となる。なお、2回目のストロボ発光は、2回目の露光
開始と同時に行っても良い。
【0040】つぎに、システムコントローラ30による
動作について説明する。まず、モード選択について説明
する。図8はモード選択処理を説明するフローチャート
である。このモード選択処理では、図示せぬモードスイ
ッチの操作に応じて信号発生器6により発生する操作信
号に従ってモード判定が行われる。すなわち、システム
コントローラ30では、操作信号が入力されると、その
操作信号に基づいてモードNo.(番号)が判別される
(ステップS1)。
【0041】その判別の結果、モードNo.が「1」で
あれば、処理はステップS2に移行してモード1による
高速連続撮像、画素ずらし、およびストロボ発光処理が
実行される。また、モードNo.が「2」であれば、処
理はステップS3に移行してモード2による高速連続撮
像および画素ずらし処理が実行される。また、モードN
o.が「3」であれば、処理はステップS4に移行して
モード3による通常の1回撮影処理が行われる。また、
モードNo.が「1」〜「3」以外であれば、ステップ
5に移行してモードNo .に応じた他の撮影処理が実行
される。
【0042】続いて、モード2(高速連続撮像および画
素ずらし処理)について説明する。図9はモード2の実
行前に実施される測光値処理を説明するフローチャート
であり、図10は測光値−露光補正値ΔTvの対応関係
をグラフ化して示す図である。この測光値処理では、ま
ず、初期露出(Ev0)が絞り値(Av0)と露光値
(Tv0)との加算により求められる(ステップS2
1)。そして、撮像素子23において測光値が取り込ま
れ(ステップS22)、その測光値に基づいて露光補正
値ΔTvが求められる(ステップS23)。
【0043】このステップS23において、測光値から
露光補正値ΔTvを求める場合、テーブル参照により求
める方法がある。テーブルは図10に示した測光値−露
光補正値ΔTvの曲線データを測光値と露光補正値ΔT
vとが対応するようにデータ化してシステムコントロー
ラ30に記憶しておけばよい。ステップS24では、A
E(自動露出)を決定するため、露出(Ev)が、絞り
値(Av0)、露光値(Tv0)、および露光補正値
(ΔTv)の加算によって得られ、続くステップS25
では、露光値(Tv0)と露光補正値(ΔTv)との加
算によって1回の撮像にかかる秒時(T)が求められ
る。
【0044】手振れを起こすまでの時間は手振れ秒時と
してシステムコントローラ30に予め登録されている。
つぎのステップS26では、1回分の秒時(T)を2倍
して、その値(T×2)が手振れ秒時よりも小さけれ
ば、ステップS27において、モードスイッチで設定し
た通りにモード2(高速連続撮像および画素ずらし処
理)の処理が実行され、大きければ、ステップS28に
おいて、モード設定がモード1(高速連続撮像、画素ず
らし、およびストロボ発光処理)に切り替わり、モード
1の処理が実行される。
【0045】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ストロボを発光させて高速連続撮像(上記モード
1)を行う際に、1回目の撮像によって得られた画像デ
ータを撮像素子23から読み出すタイミングで2回目の
撮像を制御し、その2回目の撮像後、2回目の撮像によ
って得られた画像データを撮像素子23から読み出すタ
イミングよりも前のタイミングで遮光動作を制御して、
撮像素子23をシャッタ機構22により遮光し、また、
2回目の撮像開始から2回目のストロボ光を発光させる
タイミングを、1回目の撮像開始から1回目のストロボ
光を発光させるタイミングよりも短い間隔(TS1≧T
S2)でストロボ回路4のストロボ発光動作を制御する
構成であるので、2回目の撮像制御が、撮像素子23か
ら画像データを読み出すタイミングに制約されず、1回
目の撮像によって得られた画像データを読み出すタイミ
ングで直ちに実施され、また、1回目の撮像と2回目の
撮像のストロボ発光間隔が短くなる。
【0046】その結果、撮像タイミングの間隔が短縮さ
れて連続撮像が高速化されるので、撮像条件が静的被写
体の撮像だけに制約されず動的被写体の撮像や手持ち撮
像も可能である。また、ストロボ発光間隔が短縮される
ので、暗い被写体の場合にも、連続ストロボ撮影が可能
となり、ぶれのない高画質・高解像度の画像を得ること
ができる。
【0047】また、連続撮像(モード1およびモード
2)の際に、1回目の撮像後に撮像範囲の変更を制御す
るようにしたので、1回目、2回目の撮像で異なる撮像
範囲を採用することができ、これによって、連続撮像に
より撮像範囲の相違する複数枚の画像データが得られる
ので、画素ピッチのずれを利用して画像の高画質化を図
る場合に有効性がある。
【0048】また、連続撮像(モード1およびモード
2)の際に、1回目の撮像によって得られた第1画像デ
ータと2回目の撮像によって得られた第2画像データと
を合成して画像1枚分の画像データを得るようにしたの
で、第1、第2画像データを合成することで装置上で画
像1枚分の画像データを得ることができ、これによっ
て、連続撮像による複数枚の画像データによる高画質化
を図ることが可能である。
【0049】また、連続撮像(モード1およびモード
2)の際に、1回目の撮像後に撮像範囲の変更を制御
し、1回目の撮像によって得られた第1画像データと2
回目の撮像によって得られた第2画像データとを合成し
て画像1枚分の画像データを得るようにしたので、撮像
範囲の異なる第1、第2画像データを合成することで装
置上で画像1枚分の画像データを得ることができ、これ
によって、連続撮像により撮像範囲の相違する複数枚の
画像データが得られるので、画素ピッチのずれを利用し
て画像の高画質化を図ることが可能である。
【0050】また、圧電素子24を作動させて被写体の
撮像範囲を変更することで撮像素子23の画素ずらしを
行うようにしたので、構成が簡略化され、コンパクト、
かつ安価な構成で高画質化・高解像度化を実現すること
が可能である。
【0051】また、ストロボ光を発光させて高速連続撮
像を行うためのモード1と、ストロボ光を発光させない
で連続撮像を行うためのモード2とを有し、撮像素子2
3による測光値に基づいて得られる露光時間と予め設定
された手振れ時間との比較結果に基づいてモード2を実
行するか、それともモード1を実行するかを判断するよ
うにしたので、撮像時に手振れの生じない時間内に撮像
が可能であればモード2を実行し、時間外であればモー
ド1で対処することができ、これによって、連続撮像す
る場合に、撮像時の状況に応じて適宜最適の撮像を実施
することができ、常時(明るい時から暗いときまで)、
高画質・高解像度の画像を得ることが可能となる。ま
た、通常モードと画素ずらしモードとの切替が不要なた
め、光学ローパスフィルタの切替が不要となる。
【0052】なお、上記した実施の形態では、圧電素子
24の移動方向(M)が1方向のみであったが、これに
限定されず、垂直、水平のいずれの方向にも移動可能に
複数の圧電素子を用いてもよい。また、モード1および
モード2では、1回目の撮像と2回目の撮像に同一露光
時間を採用していたが、これに限定されず、1回目より
も2回目の露光時間を長く設定してもよい。
【0053】このように、1回目の撮像と2回目の撮像
との間で異なる露光時間を使用することにより、同一被
写体について複数回の撮像により露光量の異なる複数枚
の画像が得られ、その複数枚の画像の合成により高解像
度、かつ広ダイナミックレンジの高画質画像を取得する
ことが可能である。
【0054】また、前述の実施の形態では、全画素読み
出しタイプの撮像素子23を使用した場合について説明
していたが、これに限定されず、フィールド読み出しタ
イプの撮像素子を用いて全画素読み出しを行うようにし
てもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る画
像入力装置によれば、連続撮像の際に、第1の撮像によ
って得られた画像データを撮像素子から読み出すタイミ
ングで第2の撮像を制御し、その第2の撮像後、第2の
撮像によって得られた画像データを撮像素子から読み出
すタイミングよりも前のタイミングで遮光動作を制御し
て、撮像素子を遮光するようにし、また、第2の撮像開
始から第2のストロボ光を発光させるまでの間隔を、第
1の撮像開始から第1のストロボ光を発光させるまでの
間隔よりも短くなるようにストロボ発光動作を制御する
する構成であるので、第2の撮像制御が、撮像素子から
画像データを読み出すタイミングに制約されず、第1の
撮像によって得られた画像データを読み出すタイミング
で直ちに実施され、また、第1の撮像と第2の撮像のス
トロボ発光間隔が短くなる。
【0056】その結果、撮像タイミングの間隔が短縮さ
れて連続撮像が高速化されるので、撮像条件が静的被写
体の撮像だけに制約されず動的被写体の撮像や手持ち撮
像も可能である。また、ストロボ発光間隔が短縮される
ので、暗い被写体の場合にも、連続ストロボ撮影が可能
となり、ぶれのない高画質・高解像度の画像を得ること
ができる。
【0057】また、請求項2の発明に係る画像入力装置
によれば、連続撮像の際に、第1の撮像後に撮像範囲の
変更を制御し、第1の撮像によって得られた画像データ
を撮像素子から読み出すタイミングで第2の撮像を制御
し、第2の撮像後、第2の撮像によって得られた画像デ
ータを撮像素子から読み出すタイミングよりも前のタイ
ミングで遮光動作を制御して、撮像素子を遮光するよう
にし、また、第2の撮像開始から第2のストロボ光を発
光させるまでの間隔を、第1の撮像開始から第1のスト
ロボ光を発光させるまでの間隔よりも短くなるようにス
トロボ発光動作を制御する構成であるので、第2の撮像
制御が、画像データを撮像素子から読み出すタイミング
に制約されず、第1の撮像によって得られた画像データ
を読み出すタイミングで直ちに実施され、その際、第
1、第2の撮像で異なる撮像範囲を採用することがで
き、また、第1の撮像と第2の撮像のストロボ発光間隔
が短くなる。
【0058】その結果、撮像タイミングの間隔が短縮さ
れて連続撮像が高速化されるので、撮像条件の制約を受
けずに動的被写体の撮像や手持ち撮像が可能であると共
に、同一被写体の連続撮像により撮像範囲の相違する複
数枚の画像データが得られるので、画素ピッチのずれを
利用して画像の高画質化を図る場合に有効性がある。ま
た、ストロボ発光間隔が短縮されるので、暗い被写体の
場合にも、連続ストロボ撮影が可能となり、ぶれのない
高画質・高解像度の画像を得ることができる。
【0059】また、請求項3の発明に係る画像入力装置
によれば、連続撮像の際に、第1の撮像によって得られ
た第1画像データを撮像素子から読み出すタイミングで
第2の撮像を制御し、その第2の撮像後、第2の撮像に
よって得られた第2画像データを撮像素子から読み出す
タイミングよりも前のタイミングで遮光動作を制御し、
第1、第2画像データをそれぞれの読み出しタイミング
に従って読み出して記憶した後には第1、第2画像デー
タを合成し、また、第2の撮像開始から第2のストロボ
光を発光させるまでの間隔を、第1の撮像開始から第1
のストロボ光を発光させるまでの間隔よりも短くなるよ
うにストロボ発光動作を制御する構成であるので、第2
の撮像制御が、撮像素子から画像データを読み出すタイ
ミングに制約されず、第1の撮像によって得られた画像
データを読み出すタイミングで直ちに実施されると共
に、第1、第2画像データを合成することで装置上で画
像1枚分の画像データを得ることができ、また、第1の
撮像と第2の撮像のストロボ発光間隔が短くなる。
【0060】その結果、撮像タイミングの間隔が短縮さ
れて連続撮像が高速化されるので、撮像条件の制約を受
けずに動的被写体の撮像や手持ち撮像が可能であると共
に、同一被写体の連続撮像による複数枚の画像に基づく
合成から1枚分の画像を得るようにしたので、画像の高
画質化を図ることが可能である。また、ストロボ発光間
隔が短縮されるので、暗い被写体の場合にも、連続スト
ロボ撮影が可能となり、ぶれのない高画質・高解像度の
画像を得ることができる。
【0061】また、請求項4の発明に係る画像入力装置
によれば、連続撮像の際に、第1の撮像後に撮像範囲の
変更を制御し、第1の撮像によって得られた画像データ
を撮像素子から読み出すタイミングで第2の撮像を制御
し、第2の撮像後、第2の撮像によって得られた画像デ
ータを撮像素子から読み出すタイミングよりも前のタイ
ミングで遮光動作を制御し、第1、第2画像データをそ
れぞれの読み出しタイミングに従って読み出して記憶し
た後には第1、第2画像データを合成し、また、第2の
撮像開始から第2のストロボ光を発光させるまでの間隔
を、第1の撮像開始から第1のストロボ光を発光させる
までの間隔よりも短くなるようにストロボ発光動作を制
御する構成であるので、第2の撮像制御が、画像データ
を撮像素子から読み出すタイミングに制約されず、第1
の撮像によって得られた画像データを読み出すタイミン
グで直ちに実施されると共に、撮像範囲の異なる第1、
第2画像データを合成することで装置上で画像1枚分の
画像データを得ることができ、また、第1の撮像と第2
の撮像のストロボ発光間隔が短くなる。
【0062】その結果、撮像タイミングの間隔が短縮さ
れて連続撮像が高速化されるので、撮像条件の制約を受
けずに動的被写体の撮像や手持ち撮像が可能であると共
に、同一被写体の連続撮像により撮像範囲の相違する複
数枚の画像データが得られるので、画素ピッチのずれを
利用して画像の高画質化を図ることが可能である。ま
た、ストロボ発光間隔が短縮されるので、暗い被写体の
場合にも、連続ストロボ撮影が可能となり、ぶれのない
高画質・高解像度の画像を得ることができる。
【0063】また、請求項5の発明に係る画像入力装置
によれば、ストロボ発光手段が、複数のストロボコンデ
ンサを備えているので、連続発光に耐えうる十分な発光
容量を確保することができる。
【0064】また、請求項6の発明に係る画像入力装置
によれば、ストロボ発光手段が、単一のストロボコンデ
ンサを備え、連続するストロボ発光の発光量の制御が容
易になるので、効率的に撮像むらを抑制することができ
る。
【0065】また、請求項7の発明に係る画像入力装置
によれば、撮像時に手振れの生じない時間内に撮像が可
能であれば第1モードを実行し、時間外であれば第2モ
ードで対処することができ、これによって、連続撮像す
る場合に、撮像時の状況に応じて適宜最適の撮像を実施
することができ、常時(明るい時から暗いときまで)、
高画質・高解像度の画像を得ることが可能となる。ま
た、通常モードと画素ずらしモードとの切替が不要なた
め、光学ローパスフィルタの切替が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像入力装置の一実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】この発明に係る画像入力装置の他の実施の形態
を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態による撮像素子の構成例を示す回
路図である。
【図4】本実施の形態による圧電素子の取付構造を示す
概略構成図である。
【図5】本実施の形態による全画素読み出しタイプにお
ける画素読み出し(モード3)タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図6】本実施の形態による全画素読み出しタイプにお
ける高速連続撮像および画素ずらしによる画素読み出し
(モード2)タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図7】本実施の形態による全画素読み出しタイプにお
ける高速連続撮像、画素ずらし、およびストロボ発光に
よる画素読み出し(モード1)タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図8】本実施の形態によるモード選択処理を説明する
フローチャートである。
【図9】本実施の形態による測光値処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】本実施の形態による測光値−露光補正値ΔT
vの対応関係をグラフ化して示す図である。
【図11】従来例による画素ずらしタイミングを説明す
るタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 2 撮像ブロック 3 信号処理ブロック 4 ストロボ回路 5 A/D変換部 6 信号発生器 21 撮像部 22 シャッタ機構 23 撮像素子 24 圧電素子 25 素子フォルダ 26A 基板 30 システムコントローラ 31 センサーデータ出力部 32 メモリ群 33 画素ずらし処理部 41 ストロボ発光部 42 ストロボコンデンサー 43 ストロボコンデンサー 231 CCD部 232 信号検出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続撮像可能な画像入力装置において、 被写体像を撮像して一定画素数分の画像データを得る撮
    像素子と、 前記撮像素子に対して遮光状態を形成する遮光手段と、 前記撮像素子による撮像が行われているときにストロボ
    光を発光するストロボ光発光手段と、 前記撮像素子による連続撮像の内の第1の撮像によって
    得られた画像データを前記撮像素子から読み出すタイミ
    ングで前記撮像素子による連続撮像の内の第2の撮像を
    制御し、前記第2の撮像後、前記第2の撮像によって得
    られた画像データを前記撮像素子から読み出すタイミン
    グよりも前のタイミングで前記遮光手段による遮光動作
    を制御する第1制御手段と、 前記第2の撮像開始から第2のストロボ光を発光させる
    までの間隔を、前記第1の撮像開始から第1のストロボ
    光を発光させるまでの間隔よりも短くなるように前記ス
    トロボ光発光手段によるストロボ発光動作を制御する第
    2制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 連続撮像可能な画像入力装置において、 被写体像を撮像して一定画素数分の画像データを得る撮
    像素子と、 前記撮像素子による被写体の撮影範囲を変更する変更手
    段と、 前記撮像素子に対して遮光状態を形成する遮光手段と、 前記撮像素子による撮像が行われているときにストロボ
    光を発光するストロボ光発光手段と、 前記撮像素子による連続撮像の内の第1の撮像後に前記
    変更手段による前記撮像範囲の変更を制御し、前記第1
    の撮像によって得られた画像データを前記撮像素子から
    読み出すタイミングで前記撮像素子による連続撮像の内
    の第2の撮像を制御し、前記第2の撮像後、前記第2の
    撮像によって得られた画像データを前記撮像素子から読
    み出すタイミングよりも前のタイミングで前記遮光手段
    による遮光動作を制御する第1制御手段と、 前記第2の撮像開始から第2のストロボ光を発光させる
    までの間隔を、前記第1の撮像開始から第1のストロボ
    光を発光させるまでの間隔よりも短くなるように前記ス
    トロボ光発光手段によるストロボ発光動作を制御する第
    2制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  3. 【請求項3】 連続撮像可能な画像入力装置において、 被写体を撮像して一定画素数分の画像データを得る撮像
    素子と、 前記撮像素子から読み出された画像データを記憶する記
    憶手段と、 前記撮像素子に対して遮光状態を形成する遮光手段と、 前記撮像素子による撮像が行われているときにストロボ
    光を発光するストロボ光発光手段と、 前記撮像素子による連続撮像の内の第1の撮像によって
    得られた第1画像データを前記撮像素子から読み出すタ
    イミングで前記撮像素子による連続撮像の内の第2の撮
    像を制御し、前記第2の撮像後、前記第2の撮像によっ
    て得られた第2画像データを前記撮像素子から読み出す
    タイミングよりも前のタイミングで前記遮光手段による
    遮光動作を制御する第1制御手段と、 前記第2の撮像開始から第2のストロボ光を発光させる
    までの間隔を、前記第1の撮像開始から第1のストロボ
    光を発光させるまでの間隔よりも短くなるように前記ス
    トロボ光発光手段によるストロボ発光動作を制御する第
    2制御手段と、 前記第1制御手段の制御で前記撮像素子から読み出され
    て前記記憶手段に記憶された第1画像データと第2画像
    データとを合成する画像合成手段と、 を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  4. 【請求項4】 連続撮像可能な画像入力装置において、 被写体を撮像して一定画素数分の画像データを得る撮像
    素子と、 前記撮像素子による被写体の撮像範囲を変更する変更手
    段と、 前記撮像素子から読み出された画像データを記憶する記
    憶手段と、 前記撮像素子に対して遮光状態を形成する遮光手段と、 前記撮像素子による撮像が行われているときにストロボ
    光を発光するストロボ光発光手段と、 前記撮像素子による連続撮像の内の第1の撮像後に前記
    変更手段による撮像範囲の変更を制御し、前記第1の撮
    像によって得られた第1画像データを前記撮像素子から
    読み出すタイミングで前記撮像素子による連続撮像の内
    の第2の撮像を制御し、前記第2の撮像後、前記第2の
    撮像によって得られた第2画像データを前記撮像素子か
    ら読み出すタイミングよりも前のタイミングで前記遮光
    手段による遮光動作を制御する第1制御手段と、 前記第2の撮像開始から第2のストロボ光を発光させる
    までの間隔を、前記第1の撮像開始から第1のストロボ
    光を発光させるまでの間隔よりも短くなるように前記ス
    トロボ光発光手段によるストロボ発光動作を制御する第
    2制御手段と、 前記第1制御手段の制御で前記撮像素子から読み出され
    て前記記憶手段に記憶さた第1画像データと第2画像デ
    ータとを合成する画像合成手段と、 を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記ストロボ発光手段は、複数のストロ
    ボコンデンサを備えていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記ストロボ発光手段は、単一のストロ
    ボコンデンサを備えていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記第1制御手段は、少なくとも、前記
    ストロボ光を発光させて連続撮像を行うための第1モー
    ドと、前記ストロボ光を発光させないで連続撮像を行う
    ための第2モードとを有し、前記撮像素子による測光値
    に基づいて得られる露光時間と予め設定された手振れ時
    間との比較結果に基づいて前記第1モードを実行する
    か、若しくは、前記第2モードを実行するかを判断する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の
    画像入力装置。
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