JPH09181955A - 撮像装置および固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

撮像装置および固体撮像素子の制御方法

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JPH09181955A
JPH09181955A JP7336928A JP33692895A JPH09181955A JP H09181955 A JPH09181955 A JP H09181955A JP 7336928 A JP7336928 A JP 7336928A JP 33692895 A JP33692895 A JP 33692895A JP H09181955 A JPH09181955 A JP H09181955A
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image pickup
image
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solid
electronic shutter
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JP7336928A
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Nobuo Fukushima
信男 福島
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦点調節用の画像と、出力用/記録用の画像
とを、夫々に適した条件で得ることのできる撮像装置お
よび固体撮像素子の制御方法を提供する。 【解決手段】 固体撮像素子4の画像から焦点調節のデ
ータを得る際は、画像に多少スミアがあってもかまわな
いから、焦点調節が終って撮影する際と比べて、固体撮
像素子4の電子シャッタの露光時間可変範囲が広くなる
ようにシステムコントロール部7で制御する。これによ
り測距不能になるケースが少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を備
えた撮像装置および固体撮像装置の制御方法に関し、特
にその焦点調節に関するものである。
【0002】
【関連の技術】
(位相差AFの説明)従来、銀塩フィルムに画像を写
す、所謂一眼レフタイプの銀塩カメラにおいては、位相
差検出方式の自動合焦装置(AF)が数多くの機種に用
いられている。この位相差検出方式のAFシステムは、
概略以下のように動作する。
【0003】図10のように、レンズから入射した光
は、45度ミラーの後ろに取り付けてある、サブミラー
によって、装置下方に反射され、メガネレンズと呼ばれ
る2次光学系のレンズにより2つの像に分離されて、A
Fセンサに入射する。そのAFセンサは図11のように
並べて配置されていて、その出力は同図のようになり、
合焦状態,前ピン状態,後ピン状態によって2像の間隔
が違う。この像間隔が合焦状態の間隔になるように、レ
ンズを移動させてピント合わせをする。そのレンズの移
動量、つまり、像面の移動量は2像の間隔から計算して
求める。その計算は次のようなアルゴリズムで行う。
【0004】まず、2つのAFセンサの出力をデータと
して取り込む。そしてその2つのセンサ出力の相関を採
る。その採り方は、“MINアルゴリズム”と呼ばれる
もので、センサ1のデータをA〔l〕−A〔n〕とし、
センサ2のデータをB〔l〕−B〔n〕とすると、相関
量U0は、
【0005】
【数1】
【0006】と表す。まずこのU0を計算する。次に、
図12のように、A像をAFセンサの1ビットシフトし
たデータとB像のデータの相関量U1を計算する。この
U1は、
【0007】
【数2】
【0008】となる。このように1ビットずつシフトし
た相関量を次々計算する。2像が一致していれば、この
相関量は最大値をとるので、その最大値を取るシフト量
を求め、その前後のデータから、相関量の真の最大値を
補間して求め、そのシフト量をずれ量とする。光学系に
よってずれ量と像面移動量、所謂デフォーカス量との関
係は決まっているのでそのずれ量からデフォーカス量を
求める。そのデフォーカス量から、レンズの繰り出し量
を求め、レンズを移動し合焦させる。
【0009】(位相差AFの問題)この位相差検出方式
のAFシステムを、2次元の固体撮像素子で静止画像を
取り込み映像信号を何らかの記録媒体に記録する、所謂
電子スチルカメラに使用すると、銀塩フィルムと固体撮
像素子の大きさの違いにより、AFセンサの1画素当た
りの撮像面の面積が大きくなる、つまり画素が粗くなっ
て、精度が下がるので、AF光学系の倍率を下げたり、
AFセンサそのものの大きさ(画素ピッチ等)を小さく
する必要が生じる。これらの手法は既に本出願人から別
途提案されている。
【0010】(ビデオAFの説明)一方、2次元の固体
撮像素子で動画像を取り込んで、その映像信号を出力あ
るいは何らかの記録媒体に記録する、所謂ビデオカメラ
では、山登り方式(試行法ともいう)と呼ばれるAFが
数多くの機種に用いられている。この方式は、概略以下
のように動作する。
【0011】構成としては、2次元の固体撮像素子を含
む撮像系と、演算部とレンズの制御信号発生部とを含む
システムコントロール部と、光軸方向にレンズを移動さ
せるためのレンズ制御部を含むレンズ部とから成る。ま
ず撮像部において画像光を取り込み、それを映像信号に
してシステムコントロール部へ送り、そこで信号の高周
波成分を抽出する。その抽出信号の最大値を記憶してお
いて、レンズをある方向に移動する。その移動が終了す
ると、同じように画像光を取り込み、高周波成分抽出を
行う。そして、その最大値が記憶してある値より大きか
ったら、レンズの移動方向が合焦面に近づいていると判
断し、今回の値を記憶し直して、レンズを同じ方向に移
動する。また今回の最大値が前回のものより小さかった
ら、レンズの移動方向が合焦面から遠ざかっていると判
断し、今回の値を記憶し直して、レンズを前回と反対方
向に移動させる。そして、レンズの移動終了後、同じよ
うに画像光を取り込み、高周波成分抽出、最大値比較を
行い、最終的には合焦面に像面をもっていく。図13で
説明すると、図の横軸は像面の位置、縦軸は高周波成分
の最大値を示し、a点を出発点の像面位置、b点を合焦
面とすると、まずa点での高周波成分の最大値がAであ
ったとして、次に図の右方向、つまり合焦面に近づく方
向にレンズを移動すると、そのa′点での高周波成分の
最大値はA′で、比較するとA<A′となり、同じ方向
にレンズを移動し続ける。そして、何回目かの比較の
時、像面位置がb点を過ぎたところ(a″点で最大値は
A″)で、A>A″となり、合焦面から遠ざかる方向に
なったことが判断でき、レンズの移動の方向を反転し、
このように何回かの試行動作により合焦面に像面をもっ
ていく。
【0012】また、別に全域スキャン方式(摂動法とも
いう)がある。ハードウエア構成としては前述の山登り
方式と同じである。まず、レンズを至近端あるいは無限
遠端に送り、そこを出発点として、レンズが移動できる
方向に、ある像面間隔で移動させ、撮像部において画像
光を取り込み、それを映像信号にしてシステムコントロ
ール部へ送り、そこで信号の高周波成分を抽出し、その
最大値を記憶しておく。この動作を、出発点が至近端で
あれば無限遠端まで、反対に無限遠端であれば至近端ま
で、繰り返し行う。そして、記憶した複数の最大値の中
での最大値、つまり一番コントラストの高いフォーカス
位置を求め、その点に対応したレンズ位置にレンズを移
動させる。山登り方式と同様、像面位置と高周波成分と
の関係は、図14のようになり、合焦面はx点となる。
基本的には、以上のような動作をする。
【0013】前述の関連技術例で示したように、銀塩カ
メラ等に使われている、位相差検出方式のAFシステム
を電子スチルカメラに用いる場合、新たなAF光学系や
AFセンサを作る必要があり、それらはより精度的に厳
しくなるものであり、固体撮像素子との相対位置の精度
に関しても厳しく、経年変化によるずれの影響が大きく
なる。
【0014】また前述したような、ビデオカメラに使わ
れている、山登り方式等のAFシステムの場合は、新た
な光学系等を作る必要はないが、1回の固体撮像素子の
蓄積,読みだし時間が少なくとも1垂直期間かかること
や、高域抽出フィルタの演算時間等を考えると、合焦時
間が長くなり、シャッタチャンスを逃してしまい、電子
スチルカメラのAFシステムとしては使用に耐えない、
という問題が生ずる。
【0015】(電子スチルカメラ用のAFの別案 瞳時
分割位相差AF)そこで、記録するべく画像を取り込む
ための1つの2次元の固体撮像素子の露光瞳位置を、レ
ンズ中心から見て、例えば左右にそれぞれ同じ量偏移し
た位置に移動して、時間的に前後して2回露光し、その
それぞれの時間で取り込まれた画像の相関演算をし、デ
フォーカス量を求め、その結果に従って像面を合焦面近
傍まで移動し(瞳時分割位相差AF)、固体撮像素子の
露光瞳位置をレンズ中心に戻して、移動した像面位置を
中心にして、光軸方向の前後ある所定の像面範囲を全域
スキャンして、合焦位置にレンズを移動させる(部分ス
キャンAF)、という自動合焦方式が提案されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
(電子スチルカメラ用AFの別案 瞳時分割位相差AF
の問題)ところで、固体撮像素子であるCCDへの露光
量は明るすぎて信号が飽和したり、暗すぎて信号がノイ
ズに埋もれてしまうことのないよう絞りやシャッタで適
正に露光量を制御する必要がある。通常のムービビデオ
カメラなどでは、固体撮像素子の蓄積時間を電子的に可
変する電子シャッタ機能で露光量を制御している。とこ
ろで電子シャッタによる露光時間制御は露光時間がある
程度より短くなるとCCDから得られた画像にスミアが
多くなるという現象がある。従ってあまり、露光時間を
短時間に制御するのは不可能である。
【0017】瞳時分割の合焦方式をとる場合、瞳絞りの
口径を可変することはコストや大きさの点から容易では
ない。後述の図5にあるように、絞り口径は1ないし2
種類が適当なものとなる。従って、測距する際のCCD
への露光量の調整は電子シャッタで行うことになる。
【0018】しかし従来の電子スチルカメラでは、電子
シャッタの露光時間の最短秒時(時間)は前述のように
スミアの発生など画質の点からある時間以上短くでき
ず、測距の際の露光調整範囲が狭く、明るい被写体の場
合、測距が不可能になることがある。
【0019】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、焦点調節用の画像と、出力/記録用の画像と
を、夫々に適した条件で得ることのできる撮像装置およ
び固体撮像素子の制御方法を提供することを目的とする
ものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、撮像装置を次の(1)〜(9)のとお
りに、また固体撮像素子の制御方法を次の(10)のと
おりに構成する。
【0021】(1)電子シャッタ機能を有する固体撮像
素子を備え、焦点調節用の画像を得るための第1の撮像
モードと出力用および/または記録用の画像を得るため
の第2の撮像モードとを有する撮像装置であって、前記
第1の撮像モードと前記第2の撮像モードとで前記電子
シャッタの露光時間可変範囲が異なるように制御する制
御手段を備えた撮像装置。
【0022】(2)電子シャッタの露光時間可変範囲
は、第1の撮像モード側が、第2の撮像モード側より、
より短い時間まで広がっている前記(1)記載の撮像装
置。
【0023】(3)電子シャッタの露光時間可変範囲
は、第1の撮像モード側が、第2の撮像モード側より、
より長い時間まで広がっている前記(1)記載の撮像装
置。
【0024】(4)電子シャッタの露光時間可変範囲
は、第1の撮像モード側が、第2の撮像モード側より、
より短い時間およびより長い時間まで広がっている前記
(1)記載の撮像装置。
【0025】(5)固体撮像素子と機械的シャッタとを
備え、焦点調節用の画像を得るための第1の撮像モード
と出力用および/または記録用の画像を得るための第2
の撮像モードとを有する撮像装置であって、前記機械的
シャッタの露光時間可変範囲が、前記第1の撮像モード
側の方が前記第2の撮像モード側より、より長い時間に
まで広がるように制御する制御手段を備えた撮像装置。
【0026】(6)固体撮像素子と、この固体撮像素子
の出力の利得を制御する自動利得制御手段とを備え、焦
点調節用の画像を得るための第1の撮像モードと出力用
および/または記録用の画像を得るための第2の撮像モ
ードとを有する撮像装置であって、前記自動利得制御手
段の利得の可変範囲が、前記第1の撮像モード側の方が
第2の撮像モード側より、より広がるように制御する制
御手段を備えた撮像装置。
【0027】(7)電子シャッタ機能を有する固体撮像
素子を備え、焦点調節用の画像を得るための第1の撮像
モードと出力および/または記録用の画像を得るための
第2の撮像モードとを有する撮像装置であって、仮の画
像データからスミアデータを減算したデータを前記焦点
調節用の画像のデータとするように制御する制御手段を
備えた撮像装置。
【0028】(8)焦点調節用の画像は、瞳時分割位相
差AFの画像である前記(7)記載の撮像装置。
【0029】(9)スミアデータは、電子シャッタのほ
ぼ0秒に近い露光時間に固体撮像素子に蓄積されるデー
タである前記(7)記載の撮像装置。
【0030】(10)電子シャッタ機能を有し、焦点調
節用の画像を得るための第1の撮像モードと出力用およ
び/または記録用の画像を得るための第2の画像モード
とを有する固体撮像素子の制御方法であって、前記第1
の撮像モードと第2の撮像モードとで前記電子シャッタ
の露光時間可変範囲が異なるように制御する固体撮像素
子の制御方法。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明を“電子スチルカメ
ラ”の実施例により詳しく説明する。なお、本発明は電
子スチルカメラに限らず、ムービビデオカメラ等の適宜
の装置で実施することができる。
【0032】
【実施例】
(全体構成)図1は実施例である“電子スチルカメラ”
の構成を示すブロック図である。図1において、1は画
像光が入力される撮影光学系、2は撮影光学系1のフォ
ーカスレンズ及びズームレンズの移動を行うモータとそ
のドライバ部、3は瞳位置移動機構を含むシャッタ−絞
り系、4は画像光を光電変換して映像信号にするCCD
等撮像信号処理系(以下固体撮像素子という)、5はそ
の映像信号をデジタル化するA−D変換器、6はA−D
変換器5で変換されたデジタル映像信号の様々なデジタ
ル信号処理を行うデジタル信号処理部、7はカメラ全体
のシステムコントロール部である。
【0033】8は記録媒体やファンクションカード等と
接続されるPCMCIA準拠のスロットとそのコントロ
ーラ部、9はデジタル映像信号を一時記憶しておく等に
使われる、例えばDRAM等のバッファメモリ、10は
電子ビューファインダ(EVF)、11はそのEVF1
0のドライバ部、12はドライバ部11へのアナログ信
号を送るためのD−A変換器、13はEVF10に表示
する画像を保持し、D−A変換器12へデジタル信号を
出力するVRAM、14はカメラのモードデータ等の表
示をする外部白黒液晶(EXT.LCD)、15はその
EXT.LCD14の表示のためのコントローラやドラ
イバ等、16は記録スタンバイスイッチSW1や記録ト
リガスイッチSW2、さらにその他のモード設定のため
のダイヤル等を含むカメラ操作部である。
【0034】(基本的シーケンス)次に、図2のフロー
チャートにより本実施例の電子スチルカメラの撮影シー
ケンスについて述べる。ここでは本発明に直接関係する
合焦動作と露光量制御を中心に説明し、電源制御や撮影
条件設定など、その他の動作は通常の電子スチルカメラ
と同様とし、説明を省略する。
【0035】まず、S201で操作部16のスタンバイ
スイッチSW1が押されると、記録スタンバイとなる。
システムコントロール部7は、各部への電源の供給を開
始する。
【0036】そしてS202で瞳時分割位相差AF動作
を開始する。このAF動作は後で詳しく述べるのでここ
では簡単に説明する。まず、AF用の第1の絞りである
瞳絞りを光路中に挿入する。そして第1の露光量制御方
法により、露光量を適切に制御し光学像を固体撮像素子
に露光しAFに必要な画像データを得る。この画像デー
タをもとに適切な位置にレンズなど撮像光学系1を駆動
し合焦近傍になるまで、瞳時分割位相差による測距とレ
ンズの駆動を繰り返す(S203)。図2には示してい
ないが、この時画像データはデジタル信号処理部6でフ
ァインダ表示のためのビデオ処理が施され、VRAM1
3を経て、EVF10に表示される。これにより撮影者
は被写体像を確認することができる。
【0037】合焦近傍にレンズが到達したら(S20
4)、AF方式の瞳時分割方式からTV−AF方式を用
いた部分スキャンAFに切り替える(S205)。この
動作は後で“(部分スキャンAF)”の項で詳しく述べ
る。つまり、絞りを光軸中心に位置させ、固体撮像素子
から得られるビデオ信号の高周波成分を検知して高周波
成分が最大となるように所定の範囲をレンズを駆動し合
焦させる(以上が第1の撮像モード)。
【0038】次に、S206で記録トリガスイッチSW
2が押されていたら、S207で記録のための撮影動作
を行う。つまり第1の絞りである瞳絞りを退避し第2の
絞りである撮影用絞りを挿入する。そして第2の露光量
制御方法により絞りやシャッタなど露光制御部材3を制
御し、固体撮像素子4に被写体像を撮像する(第2の撮
像モード)。
【0039】そして記録のために固体撮像素子4のデー
タを読みだし、デジタル信号処理部6で画像信号処理を
施し、必要であれば画像データ圧縮などの処理をして、
PCMCIAスロット8を介して不図示の記録媒体に記
録する。以上が基本的な撮影記録シーケンスである。
【0040】(スミア)次に固体撮像素子4への露光量
制御について説明する。通常の撮影では固体撮像素子へ
の露光量制御は、機械的なシャッタや固体撮像素子の蓄
積時間を可変する電子シャッタ、さらに絞りの口径制御
などで撮影状況に応じて適切に行われる。
【0041】このうち固体撮像素子の蓄積時間を可変す
る電子シャッタを用いる場合、明るい被写体を撮像する
場合に固体撮像素子への蓄積時間を短くし過ぎると、撮
像画面上にスミアノイズが目立つようになるという問題
がある。
【0042】スミアは、入射した比較的強い光が転送路
などに入ってキャリアを励起したりすることによって発
生する電荷である。特に、信号電荷が、強い光が当たっ
た転送路を通過する場合に、スミア電荷が加わり画面上
では垂直に明るい帯が生じる。垂直転送速度が速いと比
較的スミアは少ないが、電子シャッタでの蓄積時間が短
くなると、蓄積時間に対する転送時間の割合が大きくな
るため、結果的にスミアが目立つようになる。
【0043】従って、記録など画質が重要な撮影では、
画面上にスミアが目立たないようにするため、電子シャ
ッタによる蓄積時間はあまり短く設定しない。一般に様
々な撮影シーンを考慮して、最適な最短電子シャッタ秒
時が定められる。この撮影の最短電子シャッタ秒時を、
ここでは仮にTb秒としておく。図15で言えば、電子
シャッタの露光時間可変範囲はRb即ちTcからTbま
でとなる(図15ではTcは1/60秒、Tbは1/1
000秒)。
【0044】記録など画質が重要な撮影の際の露光量制
御では、不図示の機械的なシャッタや記録撮影用に設け
た別の絞りを用いるなどして結果的に露光制御範囲は図
16でSdで示す範囲(EV値ではEvdからEvfま
で)となる。
【0045】さて、図5に示すように瞳時分割のAF方
式の場合、測距のための露光制御中は、AF用の絞りを
用いるが、この絞りの口径はあまり可変できない。光路
を左右に切り替えて遮光する必要があるので、機構上の
問題やスペースの点を考慮して図5の例では口径は2種
類である。これ以上細かな絞り口径制御をするのは構造
的に複雑になり望ましくない。ところで、可能な限り最
短電子シャッタ秒時を短くして明るい被写体に対しても
AFの時の露光を適切に制御する必要がある。
【0046】そこで、AFのために画像を撮像する場合
には、電子シャッタの秒時可変範囲のうち最短電子シャ
ッタ秒時を前述の通常撮影時の最短電子シャッタ秒時T
b秒より短いTa秒に設定する。
【0047】ここで、AF動作中は撮像画像を記録して
いないためスミアが多少多くても問題は少ない。つまり
撮影したい被写体をフレーミングしている最中は、本実
施例ではEVFによりその画像を確認できるが、この
時、明るすぎて固体撮像素子が飽和しAF動作が不可能
になるより、スミアが多少発生してもAF動作が可能で
ある方が望ましい。特に、ファインダが、本実施例のよ
うな電子的なものではなく、光学的なものである場合
は、AF動作中の固体撮像素子からの画像は直接観察し
ないため、スミアの発生による影響はより少ない。
【0048】従って、記録しない画像を撮像する場合に
は、最短電子シャッタ秒時を前述の通常撮影の最短電子
シャッタ秒時Tbより短いTa秒に設定する。
【0049】図15で言えば、電子シャッタの露光時間
可変範囲はRa即ちTcからTaまでとなる(図15で
はTcは1/60秒、Taは1/8000秒)。従っ
て、瞳時分割AF動作中は小さい方の口径の絞りを使っ
た場合の露光量制御範囲は図16でSdで示す範囲(E
V値ではEvdからEvfまで)となる。
【0050】(AF)次に図3のフローを用いて、瞳時
分割位相差AFについて詳細に述べる。まず、S301
でシステムコントロール部7はシャッタ−絞り系3に制
御信号を送り、絞りをAF用の瞳絞りに設定する。これ
は図5(a)のように、絞り開口径を水平方向に二等分
するための眼鏡状の穴が光軸(撮影用絞り穴中心)に対
称に設けられたもので、そのどちらかの穴、例えば図の
右側の穴を遮光板で塞ぎ、レンズの左側の光束だけを固
体撮像素子4に入射するようにする。ここでS302で
露光条件設定のための測光を行う。この時の電子シャッ
タによる露光時間は可変範囲をRaに設定する(図1
5)。従って、第1の絞り挿入の場合の露出制御範囲は
EvdからEvfまでとなる。
【0051】被写体が暗い場合、電子シャッタによる蓄
積時間を長くしても、露光量が足りず測距不可能となる
場合がある。その時は、シーケンスフローとしては示し
ていないが、図5(b)のような瞳面積が大きな絞り穴
に切り替えて露光量を制御する。これにより露光量制御
範囲は図16で示すように、小さい方の絞りを用いた場
合の範囲Sdに対し、より暗い範囲側Scが露光可能範
囲となる。また、S311からS315に示すように、
図示していない補助光を発光する方法がある。その時
は、補助光用の露光条件の設定を行い、補助光を発光
し、露光を行う。この場合の露光可能範囲はSbとな
る。
【0052】S305では、後で説明する高速読み出し
によって固体撮像素子4の部分データを得て、露光条件
を設定し、AF用の1回目の露光を行う。
【0053】次にS306にて、位相差情報を得るため
に、もう片方の絞りの穴で露光を行う。つまり固体撮像
素子をリセットして、塞がれていた絞り穴を開放し、も
う片側の穴を塞ぎ、露光条件の設定を行い、2回目の露
光を行う(S307)。電子シャッタの最短露光秒時も
1回目と同様にTaまで可能なように設定する。絞り穴
は、1回目に使用したものと同じ種類のものを使う。ま
た、1回目の露光の時に補助光を発光している場合は、
2回目も補助光用の露光条件設定を行い、補助光を発光
して露光を行う。そして、1回目と同じように部分高速
読みだしを行い、そのデータを取り込む。
【0054】次にS308にて1回目の保持データとの
相関演算を行いデフォーカス量を求める。演算方法とし
ては、従来からの位相差AFと同じ方法であるが、複数
ラインをデータとして用いる時は、例えば、各対応した
ライン毎に相関演算を行い、求められた相関値群の平均
を求めたり、あるいは、相関演算を行う前に複数ライン
データを上下方向に平均化して1ライン分のデータにし
てから、その相関演算を行ったりして、デフォーカス量
を求める。
【0055】そして、求められたデフォーカス量に基づ
いて、S309にてレンズを光軸方向に移動し、AF用
瞳絞りを光路から退避させる(S310)。もちろん、
この退避動作はレンズ移動中でも構わない。
【0056】以上が瞳時分割位相差AFの一連の動作で
ある。この動作を、像面が合焦近傍の範囲に入るまで行
う。この回数は、レンズの初期位置や、合焦近傍の範囲
設定値にも左右されるが、レンズの初期位置が合焦近傍
にある場合は、1回、その他の場合は少なくとも2回
(1回目で合焦近傍までレンズを移動し、2回目で合焦
近傍に像面があることを判定)行われる。像面が合焦近
傍にあり、且つ合焦面にあると判断されると、そこでA
F動作は終了し、合焦表示を行い、撮影スタンバイ状
態、つまり記録トリガスイッチSW2オン可能状態にな
る。また一方、像面が合焦近傍にあると判断され、しか
し合焦面ではないと判断されると、次に像面を合焦面へ
移動するために部分スキャンAFを行う。
【0057】(CCD読みだし)ところで、この測光、
あるいはAF用データの取り込みのためのデータ読みだ
しは、固体撮像素子4の全画面を読みだすと読みだしに
時間がかかるので、AF用には1部分を読みだす。さら
にその読みだしもAFの時は通常の撮影の場合より、高
速に読みだす。
【0058】そのような読みだし方を以下に説明する。
図6にインターライン型CCDの概略図を示す。61が
画素、62が垂直電荷転送素子、64が水平電荷転送素
子、65が出力部となっている。画素で光電変換された
信号電荷は、垂直電荷転送素子62に送られ、四相駆動
パルスφV1,φV2,φV3およびφV4により水平
電荷転送素子64の方向へ順に転送される。水平電荷転
送素子64は、垂直電荷転送素子62から転送されてき
た水平一列分の信号電荷を二相駆動パルスφH1および
φH2により出力部に転送し、そこで電圧に変換され出
力される。
【0059】図7にCCDの撮像領域の概略図を示す。
本実施例では、読みだし動作の高速化のため、必要な読
みだし領域のみ通常の速さで読みだし、それ以外は高速
に読みだす掃き出し転送を行う。71が通常通りに読み
だす領域、72および73が、それぞれ前半および後半
の高速掃き出し転送領域となっている。図8はCCDの
垂直電荷転送素子を四相駆動とした場合の一垂直同期期
間分のタイミングチャートを示している。VDが垂直同
期信号で垂直ブランキング期間をLOW電位で示し、H
Dが水平同期信号で水平ブランキング期間をLOW電位
で示す。φV1,φV2,φV3およびφV4が、垂直
電荷転送素子62の四相駆動パルス、81および82
が、画素で光電変換された信号電荷を垂直電荷転送素子
に転送する読みだしパルスを示している。四相駆動パル
スのうち83および84は、それぞれ、図7の72およ
び73の領域部分の垂直電荷転送素子に読みだされた信
号電荷を高速に転送する高速掃き出し転送パルスを示し
ている。このようにして必要な読みだし領域以外を高速
に掃き出すことで、部分読みだし動作の高速化を行うこ
とができる。
【0060】(部分スキャンAF)次に図2に示すよう
に、先の瞳時分割AFのつぎに、部分スキャンAFを行
っており、このシーケンスのフローを図4および図9で
説明する。
【0061】まず、S401(図4)で露光瞳位置をレ
ンズ中心にする。これは、瞳時分割位相差AFの時のA
F用の瞳絞りを光路外に退避させることを意味する。瞳
時分割位相差AFによる距離演算に基づき、既にレンズ
は図9の左の方から右の方向に向かって駆動され、合焦
近傍の位置a点に位置しているものとする。
【0062】次に、S402でレンズ位置を現時点、つ
まり瞳時分割位相差AFによって移動したレンズ位置か
ら、それまでの移動方向と逆方向に像面距離Aだけ移動
させる。この移動距離Aとしては、例えば合焦近傍範囲
と同じ距離にする等、スキャンする範囲内に合焦面が必
ず含まれるようにしなければならない。
【0063】そして移動後、S403で瞳時分割位相差
AFの時と同様に測光を行う(これはレンズ移動前でも
差し支えない)。S404にて、測光結果により、測距
が可能な明るさであるかどうかを判断し、その判断に基
づいて露光条件を設定し(S405またはS410)露
光を行う。
【0064】この部分域スキャンの最中も電子シャッタ
の最短露光秒時は、瞳時分割位相差AF時と同様にTa
までとしている。またここで、瞳時分割位相差AFの時
と同じように、測光結果が低輝度と判断された時は、補
助光用の露光条件の設定を行って、補助光を発光した後
に、露光し、一連の動作を行うようにする(S410,
S411)。
【0065】そして、その蓄積データを読みだし、その
信号の高周波成分を抽出し、その値を記憶しておく。そ
の後レンズを像面距離Bだけ移動させる(S405,S
406,S407)。そのために、まず現在の位置を出
発点として右方向に像面距離でBずつシフトさせ、それ
ぞれの位置で露光を行う。それをa点から像面距離でA
だけ右の点まで行う。
【0066】Bずつのシフトの位置を、 R(0),R(1)…R(N) (R(n)-R(n-1)=B、N=2*A/B) として、それぞれの位置での最大高周波成分データをM
(0),M(1)…M(N)とする。
【0067】その最大値データ群の中の最大値を求め、
それがM(N′)とすると、像面位置R(N′)が一番
コントラストが高いと判断され、つまりR(N′)が合
焦面xとなる。この値Bは、本来出来るだけ小さい方が
精度としては上がるが、小さければ小さいほどその分露
光回数が多くなり、AF動作の時間が長くなり、AFの
システムとしては使用に耐えなくなってしまう。反対に
Bを大きくしすぎると、当然精度が下がり、これもシス
テムとしては使えなくなってしまう。また、レンズ移動
の速さや、CCDの読みだし速度等もかかわってくるの
で、一概に決定できるものではなく、そのシステム全体
を見た上で慎重に決める必要がある。
【0068】次にS408にてレンズをB移動させた後
のレンズ位置がスキャン範囲内かどうかを判定し、範囲
内であると、CCDの露光からの一連の動作を繰り返し
行う(S404に戻る)。範囲外になるとそこで一連の
繰り返し動作を中止し、それまでに記憶してある高周波
成分の最大値データ群を呼び出し、その中での最大値を
求める。その求まった最大値をとる時の像面位置が合焦
面であると判断されるので、その位置xにレンズを移動
させる(S412)。
【0069】以上のような動作を行い、レンズを合焦さ
せ、そこでAF動作は終了し、合焦表示を行い、撮影ス
タンバイ状態、つまり記録トリガスイッチSW2オン可
能状態になる。
【0070】そして記録トリガスイッチSW2がONで
あれば、電子シャッタの制御範囲をRb(図15参照)
に設定し、記録のための露光を行う。この時の絞り位置
は光路中心である。露光後は、信号処理を施し、記録媒
体へ転送し、一連撮影動作を終了する。
【0071】
【実施例の変形】前記実施例では、最終的に撮像したデ
ータは記録するものとしたが、外部機器などへ伝送(出
力)するものとしてもよい。つまり外部機器に対して
は、スミアの少ない良質の画像データを送出することが
可能となる。
【0072】さらに記録媒体は、本体に対し内蔵された
ものでも良いし、本体に対し着脱可能な記録媒体を用い
ても良い。記録媒体が内蔵の場合は、本体の小型化に有
利であり、着脱可能な媒体にした場合、記録容量や媒体
の種類の選択の自由度が増すと言う利点がある。本発明
はいずれの場合に対しても実施可能である。
【0073】さらに前記実施例では、瞳時分割AFおよ
び部分スキャンAF動作のときとそれ以外のときで、固
体撮像素子の電子シャッタの可変範囲の最短秒時を変え
るようにしたが、合焦状態の時と非合焦の時で、固体撮
像素子の電子シャッタの可変範囲の最短秒時を変えるよ
うにしてもよい。つまり非合焦の場合は、もともと画像
がぼやけているので、多少スミアが発生しても大きな影
響が無いシステムで、AF動作中の露光量を最適制御す
るのに有利である。
【0074】さらに前記実施例では、第1の撮像モード
と第2の撮像モードで、電子シャッタの蓄積時間制御範
囲のうち下限(最短秒時)のみを変えるようにしたが、
これを上限(最長秒時)を変えるようにしてもよい。通
常は蓄積時間が長くなると固体撮像素子の暗電流ノイズ
が増えて、画像として観察するには適さない場合が多
い。しかし、本発明のように、記録や伝送を目的としな
い撮像をするモードでは、スミアと同様に暗電流もあま
り問題にならない場合がある。従って、固体撮像素子の
蓄積時間の下限(最短秒時)のみならず、上限(最長秒
時)も第1の撮像モードと第2の撮像モードで変えるよ
うにすると、被写体の明るさに対してより暗い場合への
撮像も可能になるという利点がある。
【0075】通常電子シャッタでの蓄積時間は、ある期
間以上は長くできないが、この場合は、機械的なシャッ
タを用いてもよい。そうすればさらに暗い場合の撮像が
可能になる。
【0076】さらには、第1の撮像モードと第2の撮像
モードで、露光時間の下限(最短秒時)は同じにし、上
限(最長秒時)のみ変えるようにしてもよい。固体撮像
素子の感度があまり高くなく飽和の可能性が低い場合や
絞りの口径が小さい場合、さらにあまり明るい被写体を
撮影しないようなシステムの場合は、この方が制御が単
純になりCPUのプログラムのコード容量を削減できる
など合理的である。
【0077】さらには、前記実施例では、第1の撮像モ
ードと第2の撮像モードで露光時間を変えるようにした
が、固体撮像素子からの出力を増幅する利得を変えるよ
うにしてもよい。通常は利得が大きいとノイズが増え
て、画像として観察するには適さない場合が多い。しか
し、第1の撮像モードのように、記録や伝送を目的とし
ない撮像モードでは、ノイズもあまり問題にならない場
合がある。この方法も、固体撮像素子の感度があまり高
くなく飽和の可能性が低い場合や絞りの口径が小さい場
合、被写体の明るさに対して、より暗い場合への撮像も
可能になるという利点がある。
【0078】また、前記実施例で、瞳時分割合焦動作の
際に、比較的短い秒時の電子シャッタで露光しスミアが
多く発生しすぎると、瞳時分割で得られた左右それぞれ
の画像の相関をとるとき、有効な画像データに対するス
ミアの成分が大きくなり相関演算の精度が落ちる場合が
ある。この場合は、スミアの成分を予め除去して相関比
較をすればよい。これを図17で説明する。図17は先
に説明した図3と同様に瞳時分割位相差AFのシーケン
スフローにスミア成分除去の処理を加えたものである。
図3と比較すると、S1304,S1309,S131
7のスミア露光の処理と、S1307,S1311,S
1320のスミア成分の減算処理が追加されている。こ
の減算処理に先立つ、第1,第2露光のデータの記憶を
仮のものとしている(S1306,S1310,S13
19)。つまり瞳時分割で、ほぼ0秒に近い短時間の蓄
積を電子シャッタによって行い(S1304,S130
9,S1317)、これによって得たデータをスミア成
分とし、その後電子シャッタによって適切な蓄積時間で
露光(S1306,S1310,S1319)をし、ス
ミア成分を減算すればよい(S1307,S1311,
S1320)。ここで“ほぼ0秒に近い短時間の蓄積”
で得られたデータは、被写体からの像が蓄積される時間
が0に近いため、多くは固体撮像素子の転送中に発生し
たスミア成分が占めることになる(前述のスミアの説明
及び固体撮像素子の転送方法の説明を参照)。
【0079】実際に“ほぼ0秒に近い短時間の蓄積”
は、固体撮像素子を駆動回路の動作周波数に依存するの
で0秒にはならないが、第1露光,第2露光(S130
6,S1310,S1319)の蓄積時間にくらべて十
分に短ければよい。つまり相対的にスミア成分が第1,
第2露光より多くなればよい。
【0080】また、AFのためのデータは、固体撮像素
子の全画素を読みださず、前に説明したように高速部分
読みだしであるので、このような、スミア成分の減算の
処理データ量も比較的少なくて済むので、スミア除去処
理が容易に実現可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焦点調節用の画像と、出力用および/または記録用の画
像とを、夫々に適した条件で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の構成を示す図
【図2】 実施例の基本的シーケンスフローを示す図
【図3】 図2における(a)瞳時分割位相差AFのシ
ーケンスフローを示す図
【図4】 図2における(b)部分スキャンAFシーケ
ンスフローを示す図
【図5】 位相差AF用の瞳絞りの構成を示す図
【図6】 インタライン型固体撮像素子の概略的構成を
示す図
【図7】 固体撮像素子の撮像領域の概略を示す図
【図8】 固体撮像素子の動作を示すタイミングチャー
【図9】 部分スキャン方式の説明図
【図10】 位相差AF光学系の概略を示す図
【図11】 AFセンサとその出力を示す図
【図12】 相関計算(MINアルゴリズム)説明図
【図13】 山登り方式の説明図
【図14】 全域スキャン方式の説明図
【図15】 電子シャッタの露光時間可変範囲を示す図
【図16】 露光制御範囲を示す図
【図17】 スミア除去処理を含む瞳時分割位相差AF
のシーケンスフローを示す図
【符号の説明】
1 撮影光学系 2 フォーカス,ズームモータ等 3 シャッタ−絞り系 4 固体撮像素子 7 システムコントロール部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子シャッタ機能を有する固体撮像素子
    を備え、焦点調節用の画像を得るための第1の撮像モー
    ドと出力用および/または記録用の画像を得るための第
    2の撮像モードとを有する撮像装置であって、前記第1
    の撮像モードと前記第2の撮像モードとで前記電子シャ
    ッタの露光時間可変範囲が異なるように制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 電子シャッタの露光時間可変範囲は、第
    1の撮像モード側が、第2の撮像モード側より、より短
    い時間まで広がっていることを特徴とする請求項1記載
    の撮像装置。
  3. 【請求項3】 電子シャッタの露光時間可変範囲は、第
    1の撮像モード側が、第2の撮像モード側より、より長
    い時間まで広がっていることを特徴とする請求項1記載
    の撮像装置。
  4. 【請求項4】 電子シャッタの露光時間可変範囲は、第
    1の撮像モード側が、第2の撮像モード側より、より短
    い時間およびより長い時間まで広がっていることを特徴
    とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 固体撮像素子と機械的シャッタとを備
    え、焦点調節用の画像を得るための第1の撮像モードと
    出力用および/または記録用の画像を得るための第2の
    撮像モードとを有する撮像装置であって、前記機械的シ
    ャッタの露光時間可変範囲が、前記第1の撮像モード側
    の方が前記第2の撮像モード側より、より長い時間にま
    で広がるように制御する制御手段を備えたことを特徴と
    する撮像装置。
  6. 【請求項6】 固体撮像素子と、この固体撮像素子の出
    力の利得を制御する自動利得制御手段とを備え、焦点調
    節用の画像を得るための第1の撮像モードと出力用およ
    び/または記録用の画像を得るための第2の撮像モード
    とを有する撮像装置であって、前記自動利得制御手段の
    利得の可変範囲が、前記第1の撮像モード側の方が第2
    の撮像モード側より、より広がるように制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 電子シャッタ機能を有する固体撮像素子
    を備え、焦点調節用の画像を得るための第1の撮像モー
    ドと出力および/または記録用の画像を得るための第2
    の撮像モードとを有する撮像装置であって、仮の画像デ
    ータからスミアデータを減算したデータを前記焦点調節
    用の画像のデータとするように制御する制御手段を備え
    たことを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 焦点調節用の画像は、瞳時分割位相差A
    Fの画像であることを特徴とする請求項7記載の撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 スミアデータは、電子シャッタのほぼ0
    秒に近い露光時間に固体撮像素子に蓄積されるデータで
    あることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 電子シャッタ機能を有し、焦点調節用
    の画像を得るための第1の撮像モードと出力用および/
    または記録用の画像を得るための第2の画像モードとを
    有する固体撮像素子の制御方法であって、前記第1の撮
    像モードと第2の撮像モードとで前記電子シャッタの露
    光時間可変範囲が異なるように制御することを特徴とす
    る固体撮像素子の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009096396A1 (en) * 2008-02-01 2009-08-06 Canon Kabushiki Kaisha Image capturing apparatus and image capturing apparatus control method
JP2009543124A (ja) * 2006-06-29 2009-12-03 イーストマン コダック カンパニー 静止画像及びビデオ画像のオートフォーカシング
JP2016171392A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

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