JPH1144957A - 現像装置および現像方法 - Google Patents
現像装置および現像方法Info
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- JPH1144957A JPH1144957A JP20008497A JP20008497A JPH1144957A JP H1144957 A JPH1144957 A JP H1144957A JP 20008497 A JP20008497 A JP 20008497A JP 20008497 A JP20008497 A JP 20008497A JP H1144957 A JPH1144957 A JP H1144957A
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Abstract
像処理を行うことができる現像装置および現像方法を提
供することである。 【解決手段】 現像液吐出ノズル11は走査開始位置P
1から走査を開始し、基板100の端縁に達した後、基
板100の表面に均一に現像液を吐出しつつ基板100
上を走査し、他方の端縁から基板外に達する。基板10
0上に均一に現像液を供給するために、現像液の吐出流
量を一定とした場合には、基板上の初期の走査区間では
走査速度を大きく設定し、残りの区間では走査速度を低
く設定する。また、現像液吐出ノズル11の走査速度を
一定とした場合には、初期の走査区間で現像液の吐出流
量を漸増させ、残りの区間で吐出流量を一定に設定す
る。
Description
に現像液を供給して現像処理を行う現像装置および現像
方法に関する。
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の
基板上に形成された感光性膜に現像処理を行うために現
像装置が用いられる。
保持して鉛直軸の周りで回転させる回転保持部と、基板
の表面に現像液を供給する現像液吐出ノズルとを備え
る。現像液吐出ノズルは、水平面内で回動自在に設けら
れたノズルアームの先端に取り付けられており、基板の
上方位置と待機位置との間を移動することができる。
位置から基板の上方に移動した後、基板上の感光性膜に
現像液を供給する。供給された現像液は、基板の回転に
よって基板の全面に塗り広げられ、感光性膜と接触す
る。表面張力により基板上に現像液を保持した状態(液
盛り)で一定時間基板を静止させることにより感光性膜
の現像が行われる。現像液の供給が終了すると、現像液
吐出ノズルはノズルアームの回動により基板の上方から
退いた待機位置に移動する。
大気に晒されると、現像液中の水分が蒸発することによ
る現像液の濃度の変化や空気と接触することによる変質
が起こる。そのため、現像処理を行う前に、予め待機位
置で現像液吐出ノズルの吐出口付近の現像液を吐出する
ことにより(プリディスペンス処理)、現像液吐出ノズ
ル内に供給されている現像液を均一化させている。
従来の回転式現像装置では、回転する基板に吐出開始時
の現像液が当たることにより基板上の感光性膜が大きな
衝撃を受ける。その衝撃で現像液中に気泡が生じ、感光
性膜の表面に残留する微小な気泡が現像欠陥となる場合
がある。また、吐出開始時の現像液による衝撃で感光性
膜が損傷するおそれもある。
吐出ノズルが待機位置から基板の上方へ移動する間に、
現像液吐出ノズルの吐出口付近の現像液が空気と接触す
ることになる。そのため、吐出開始直後に基板上に供給
される現像液は、その後連続的に供給される現像液に比
べて多少変質している可能性がある。それにより、吐出
開始直後の現像液が接触する基板上に現像欠陥が発生す
るおそれがある。また、現像液が空気との接触により乾
燥し、乾燥した現像液がパーティクルとなって基板上に
付着するおそれもある。
力により基板の全面に塗り広げられる過程で現像液にむ
らが生じるため、基板上の現像液が均一になるまで多量
の現像液を供給する必要がある。
の現像液で均一な現像処理を行うことができる現像装置
および現像方法を提供することである。
題を解決するために鋭意検討を行った結果、本発明者
は、現像液吐出ノズルの移動開始後であって静止した基
板上に達する前に現像液吐出ノズルから現像液の吐出を
開始し、その状態で現像液吐出ノズルを移動させて基板
に現像液を供給することによって、吐出された現像液が
基板に衝撃を与えることを回避する方法を見い出した。
示すように、基板100の手前で現像液吐出ノズル20
から現像液の吐出を開始し、一定の移動速度で現像液吐
出ノズル20を基板100の一方の端縁から他方の端縁
側に走査させると、基板100上の現像液の膜21に膜
厚の不均一な領域が生じることが判明した。図11は、
現像液が吐出された基板の平面模式図である。図中、矢
印Aは現像液吐出ノズル20の走査方向を示す。基板1
00の表面上では、現像液吐出ノズル20が初期に通過
する部分に現像液の膜厚が大きい領域22が形成され
る。このため、現像液の膜厚が大きい領域22と他の領
域とで現像状態が異なり、現像の不均一が生じる。
を行った結果、現像液吐出ノズル20の走査初期では、
現像液吐出ノズル20から吐出される現像液に加え、現
像液吐出ノズル20の先端部に付着していた現像液が基
板100の表面に供給されることが判明した。このた
め、現像液吐出ノズルの走査初期では基板100の表面
の単位面積当たりに供給される現像液が多くなり、膜厚
の不均一が生じるものである。
以下の発明を案出したものである。第1の発明に係る現
像装置は、基板を水平姿勢で保持する基板保持手段と、
現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、基板保持手段に
静止状態で保持された基板の一方端縁の外方から基板上
を通過して基板の他方端縁の外方へ現像液吐出ノズルを
移動させる移動手段と、移動手段により現像液吐出ノズ
ルが基板上を通過する際に、現像液吐出ノズルから基板
上への単位面積当たりの現像液の供給量を制御する制御
手段とを備えたものである。
板上の全面あるいは所定の領域において単一面積当たり
の現像液の量が一定となるように現像液吐出ノズルから
基板に供給される現像液の供給量が制御手段により制御
される。これにより、基板上への過剰な現像液の供給や
基板上で現像液がはじかれることによる液切れ現象によ
って現像液の膜厚が不均一となることが防止され、均一
な現像処理を行わせることができる。なお、現像液吐出
ノズルから基板に供給される現像液には、現像液吐出ノ
ズルから直接基板上に吐出される現像液と、現像液吐出
ノズルに一旦付着した後、基板上に供給される現像液の
双方が含まれるものである。
に係る現像装置の構成において、制御手段が、移動手段
により基板上を通過する現像液吐出ノズルの移動速度を
変化させる速度制御手段を含むものである。
しつつ現像液を供給する現像液吐出ノズルの移動速度を
変化させる。そして、現像液吐出ノズルを一定速度で移
動させると基板上に現像液の不均一な領域が生じる場合
に、現像液吐出ノズルの移動速度を大きく、あるいは小
さくして基板の単位面積当たりに均一に現像液を供給す
ることができる。これにより、基板上に均一に現像液を
供給して均一な現像を行わせることができる。
に係る現像装置の構成において、速度制御手段が、基板
の一方端縁から基板上の所定位置まで現像液吐出ノズル
の移動速度を大きくし、所定位置から現像液吐出ノズル
の移動速度を小さくするものである。
間では、現像液吐出ノズルから吐出される現像液に加え
て、現像液吐出ノズルの先端に付着していた現像液が基
板に供給されて現像液が過剰となる。そこで、この区間
で現像液吐出ノズルの移動速度を大きくすることによっ
て基板の単位面積当たりの現像液の供給量を均一にする
ことができる。
に係る現像装置の構成において、制御手段が、基板上を
通過する現像液吐出ノズルから基板上に吐出される現像
液の吐出流量を変化させる流量制御手段を含むものであ
る。
しつつ現像液を供給する現像液吐出ノズルの吐出流量を
変化させる。そして、一定の吐出流量で現像液吐出ノズ
ルを移動させると基板上に現像液の不均一な領域が生じ
る場合に、現像液吐出ノズルの吐出流量を多く、あるい
は少なくして基板の単位面積当たりに均一に現像液を供
給することができる。これにより、基板上に均一に現像
液を供給して均一な現像を行わせることができる。
に係る現像装置の構成において、流量制御手段が、基板
の一方端縁から基板上の所定位置まで現像液吐出ノズル
からの現像液の吐出流量を少なくし、所定位置から現像
液の吐出流量を多くするものである。
間では、現像液吐出ノズルから吐出される現像液に加え
て、現像液吐出ノズルの先端に付着していた現像液が基
板に供給されて現像液が過剰となる。そこで、この区間
で現像液吐出ノズルの吐出流量を少なくすることによっ
て基板の単位面積当たりの現像液の供給量を均一にする
ことができる。
静止保持された基板の一方端縁の外方から基板上を通過
して基板の他方端縁の外方へ現像液吐出ノズルを移動さ
せつつ現像液吐出ノズルから基板に現像液を供給する現
像方法であって、移動手段により現像液吐出ノズルが基
板上を通過する際に、現像液吐出ノズルから基板上への
単位面積当たりの現像液の供給量を制御するものであ
る。
板上の全面あるいは所定の領域において単一面積当たり
の現像液の量が一定となるように現像液吐出ノズルから
基板に供給される現像液の供給量が制御される。これに
より、基板上への過剰な現像液の供給や基板上で現像液
がはじかれることによる液切れ現象によって現像液の膜
厚が不均一となることが防止され、均一な現像処理を行
わせることができる。なお、現像液吐出ノズルから基板
に供給される現像液には、現像液吐出ノズルから直接基
板上に吐出される現像液と、現像液吐出ノズルに一旦付
着した後、基板上に供給される現像液の双方が含まれる
ものである。
に係る現像方法の構成において、現像液吐出ノズルの移
動速度を変化させて現像液吐出ノズルから基板上への単
位面積当たりの現像液の供給量を制御するものである。
給する現像液吐出ノズルの移動速度を変化させる。この
ため、現像液吐出ノズルを一定速度で移動させると基板
上に現像液の不均一な領域が生じる場合に、現像液吐出
ノズルの移動速度を大きく、あるいは小さくして基板の
単位面積当たりに均一に現像液を供給することができ
る。これにより、基板上に均一に現像液を供給して均一
な現像を行わせることができる。
に係る現像方法の構成において、現像液吐出ノズルから
基板上に吐出される現像液の吐出流量を変化させて現像
液吐出ノズルから基板上への単位面積当たりの現像液の
供給量を制御するものである。
給する現像液吐出ノズルの吐出流量を変化させる。この
ため、一定の吐出流量で現像液吐出ノズルを移動させる
と基板上に現像液の不均一な領域が生じる場合に、現像
液吐出ノズルの吐出流量を多く、あるいは少なくして基
板の単位面積当たりに均一に現像液を供給することがで
きる。これにより、基板上に均一に現像液を供給して均
一な現像を行わせることができる。
現像装置の平面図、図2は図1の現像装置の主要部のX
−X線断面図、図3は図1の現像装置の主要部のY−Y
線断面図である。
は、基板100を水平姿勢で吸引保持する基板保持部1
を備える。基板保持部1は、モータ2の回転軸3の先端
部に固定され、鉛直方向の軸の周りで回転可能に構成さ
れている。基板保持部1の周囲には、基板100を取り
囲むように円形の内側カップ4が上下動自在に設けられ
ている。また、内側カップ4の周囲には、正方形の外側
カップ5が設けられている。
はそれぞれ待機ポット6,7が配置され、外側カップ5
の一方の側部側にはガイドレール8が配設されている。
また、ノズルアーム9がアーム駆動部10によりガイド
レール8に沿って走査方向Aおよびその逆方向に移動可
能に設けられている。外側カップ5の他方の側部側に
は、純水を吐出する純水吐出ノズル12が矢印Rの方向
に回動可能に設けられている。
吐出口15を有する現像液吐出ノズル11がガイドレー
ル8と垂直に取り付けられている。これにより、現像液
吐出ノズル11は、待機ポット6の位置から基板100
上を通過して待機ポット7の位置まで走査方向Aに沿っ
て直線状に平行移動可能となっている。
には、現像液供給系13により現像液が供給される。現
像液供給系13は、現像液吐出ノズル11に導く現像液
の流量を調整する流量調整弁を有する。制御部14は、
モータ2の回転動作、アーム駆動部10による現像液吐
出ノズル11の走査および現像液吐出ノズル11からの
現像液の吐出を制御する。
板保持手段に相当し、アーム駆動部10が移動手段に相
当する。また、現像液供給系13および制御部14が制
御手段に相当し、さらに制御部14が速度制御手段およ
び流量制御手段に相当する。
吐出口15を示す図である。スリット状吐出口15のス
リット幅tは0.02〜0.5mmであり、本実施例で
は0.1mmである。また、スリット状吐出口15の吐
出幅Lは処理対象となる基板100の直径と同じかまた
はそれよりも大きく設定されている。このスリット状吐
出口15は現像液吐出ノズル11の走査方向Aと垂直に
配置される。
口15が基板100の上面に対して0.2〜5mm、よ
り好ましくは0.5〜1.5mmの間隔を保つように走
査される。本実施例では、現像液吐出ノズル11のスリ
ット状吐出口15と基板100の上面との間隔が1.0
±0.1mmに設定される。
動作を説明する。図5は図1の現像装置の動作の説明図
である。以下の現像処理時には、基板100は基板保持
部1により静止状態で保持されている。
出ノズル11は、待機ポット6内の位置P0に待機して
いる。現像処理時には、現像液吐出ノズル11が上昇し
た後、走査方向Aに移動し、外側カップ5内の走査開始
位置P1で下降する。
始位置P1から所定の走査速度で走査を開始する。この
時点では、現像液吐出ノズル11からまだ現像液の吐出
は行わない。
液吐出ノズル11のスリット状吐出口15が基板100
上に到達する前に、吐出開始位置P2にて所定の流量で
現像液吐出ノズル11による現像液の吐出を開始する。
ながら吐出開始位置P2から基板100上を走査方向A
に直線状に移動する。これにより、基板100の全面に
現像液が連続的に供給される。供給された現像液は、表
面張力により基板100上に保持される。なお、この区
間の現像液供給動作については、後に詳述する。
過した後、基板100上から外れた吐出停止位置P3で
現像液吐出ノズル11による現像液の吐出を停止させ
る。そして、現像液吐出ノズル11が外側カップ5内の
走査停止位置P4に到達した時点で現像液吐出ノズル1
1の走査を停止させる。
止位置P4で上昇した後、他方の待機ポット7の位置P
5まで移動し、待機ポット7内に下降する。
一定時間(例えば60秒間)維持し、現像を進行させ
る。このとき、モータ2により基板保持部1を回転駆動
し、基板100を回転させてもよい。その後、純水吐出
ノズル12により純水を基板100上に供給しながら基
板100を回転させることにより基板100上の現像液
を洗い流して純水供給を停止し、その後高速回転させる
ことにより純水を振り切り、基板100を乾燥させて現
像処理を終了する。
の吐出状態を示す正面図である。現像液の吐出直後に
は、図6(a)に示すように、現像液がスリット状吐出
口15から滴状に滲み出る。現像液の吐出から一定時間
が経過すると、図6(b)に示すように、滴状の現像液
がつながってスリット状吐出口15に沿って現像液が帯
状に形成される。
ズル11が走査開始から基板100の端縁に到達するま
でに走査速度が所定の速度に達し、かつ図6(b)に示
すようにスリット状吐出口15の現像液が帯状になるた
めの時間が確保されるように設定する。例えば、走査開
始位置P1は、基板100の端縁から走査方向Aと反対
方向に10〜100mm程度離れた位置に設定する。本
実施例では、走査開始位置P1は基板100の端縁から
50mm離れた位置に設定する。
ズル11の走査速度および現像液の吐出流量に応じて、
現像液吐出ノズル11が基板100の端縁に到達するま
でに現像液の吐出状態が帯状になるための時間が確保さ
れるように設定する。
11が走査開始位置P1から基板100の端縁に到達す
るまでの時間が短くなるため、吐出開始位置P2を走査
開始位置P1に近づける。例えば、走査速度が100m
m/秒の場合には走査開始時点から0.3秒後に現像液
の吐出を開始し、走査速度が30mm/秒の場合には走
査開始時点から1.3秒後に現像液の吐出を開始する。
現像液の吐出状態が短時間で帯状になるので、吐出開始
位置P2を基板100の端縁に近づける。例えば、現像
液の吐出流量が1.5L/分であり、走査速度が70m
m/秒のときには、現像液吐出ノズル11が基板100
の端縁に到達する0.1〜1.0秒(例えば0.2秒)
前に現像液の吐出を開始する。
めには、現像液吐出ノズル11が基板100の端縁に達
するまでに現像液の吐出状態が帯状になる範囲で、吐出
開始位置P2を基板100の端縁に近づけることが望ま
しい。
て説明する。図7は、現像液吐出ノズルの走査動作を示
す平面図である。
に現像液を均一に供給する第1の方法として、現像液吐
出ノズル11の走査速度を可変制御する。図8は現像液
吐出ノズルの走査速度を示す図である。図7および図8
において、位置P21は基板100の一方の端縁位置を
示し、位置P22は現像液吐出ノズル11の走査の減速
開始位置を示し、位置P23は減速終了位置を示し、位
置P24は基板100の他方の端縁位置を示す。また、
位置P2は現像液の吐出開始位置であり、位置P3は吐
出終了位置である。
上を一定速度かつ一定吐出流量で現像液吐出ノズル11
を走査させる従来の場合には、初期の走査区間で現像液
の膜厚の大きい領域22が生じ、残余の走査区間では現
像液の膜厚がほぼ均一となる。
速終了位置P23から基板の他方の端縁位置P24まで
の区間では走査速度を一定に制御する。すなわち、一定
に設定された現像液吐出ノズル11からの吐出流量によ
り現像液の膜厚が所望の値となる走査速度V1で現像液
吐出ノズル11を走査させる。
方の端縁位置P21から減速終了位置P23までの区間
では、現像液吐出ノズル11の走査速度を可変制御す
る。すなわち、この区間では、現像液吐出ノズル11か
ら吐出される現像液のみならず、現像液吐出ノズル11
の先端に付着した現像液も基板100の表面に供給さ
れ、現像液の供給量が所望の量を越える。そこで、現像
液吐出ノズル11の走査速度V2を現像液の膜厚が所望
の値となる走査速度V1よりも大きく設定し、相対的に
高速度で現像液吐出ノズル11を走査し、減速開始位置
P22に達した後、漸次減速する。
開始した初期に現像液吐出ノズル11を高速で走査し、
その後緩やかに減速し、さらに一定の低速度で現像液吐
出ノズル11を走査することにより、基板100の表面
の単位面積当たりに供給される現像液の量を均一にする
ことができる。
エハの場合、減速開始位置P22は基板の端縁から10
〜50mm、具体例では25mmであり、高速の走査速
度V2は100〜200mm/秒、低速の走査速度V1
は50〜150mm/秒の範囲で設定される。
基板が円形の場合には、図8中に実線で示すように緩や
かに行うことが好ましく、基板が矩形の場合には、図8
中に点線で示すように短時間で行うことが好ましい。
の方法として、現像液の吐出流量を可変制御する。図9
は現像液吐出ノズルの現像液の吐出流量を示す図であ
る。図7および図9において、位置P21は基板100
の一方の端縁位置および現像液吐出ノズル11の吐出流
量増加開始位置を示し、位置P23は吐出流量増加終了
位置を示し、位置P24は基板100の他方の端縁位置
を示す。また、位置P2は現像液の吐出開始位置であ
り、位置P3は吐出終了位置である。
の走査速度を一定に設定する。そして、残余の走査区間
に対応する吐出流量増加終了位置P23から基板の他方
の端縁位置P24までの区間では、現像液吐出ノズル1
1からの現像液の吐出流量を一定の値Q2に制御する。
吐出流量の制御は、制御部14が現像液供給系13の流
量調整弁の動作を制御することにより行われる。吐出流
量Q2は、設定された走査速度で現像液吐出ノズル11
が移動した場合に基板100の表面に所定の膜厚の現像
液が形成される量に設定される。
縁位置(吐出流量増加開始位置)P21から吐出流量増
加終了位置P23までの区間では、現像液吐出ノズル1
1の吐出流量をQ1からQ2まで増加させる。すなわ
ち、この区間では、現像液吐出ノズル11から吐出され
る現像液のみならず、現像液吐出ノズル11の先端に付
着した現像液も基板100の表面に供給される。そこ
で、現像液吐出ノズル11の吐出流量Q1を現像液の膜
厚が所望の値となるのに必要な吐出流量Q2よりも少な
く設定し、現像液吐出ノズル11を走査しながら吐出流
量を漸次Q2まで増加させる。これにより、現像液吐出
ノズル11の先端に付着した現像液と、現像液吐出ノズ
ル11から漸増しながら吐出される現像液との総流量が
基板表面の単位面積当たり均一となる。また、現像液吐
出ノズル11の先端に付着した現像液がなくなった後、
すなわち吐出流量増加終了位置P23に達した以降は、
一定の吐出流量Q2で現像液が供給される。これによ
り、基板100の表面に現像液を均一な膜厚で形成する
ことができる。
基板が円形の場合には、図9中に実線で示すように緩や
かに行うことが好ましく、基板が矩形の場合には、図9
中に点線で示すように短時間で行うことが好ましい。
るために、上記の第1および第2の方法を併用してもよ
い。この場合、現像液の膜厚の不均一が生じやすい走査
区間では、現像液吐出ノズル11の走査速度と吐出流量
とを同時に可変制御してもよく、交互に可変制御しても
よい。
査速度および吐出流量の可変制御は、2以上の多段階に
変化させてもよい。
では、現像液吐出ノズル11が静止した基板100上に
到達する前に現像液の吐出が開始されるので、吐出開始
時の現像液が基板100に衝撃を与えることが回避され
る。それにより、現像液中の気泡の発生が抑制され、現
像欠陥の発生が防止される。
空気に接触するスリット状吐出口15付近の現像液が基
板100外に廃棄され、現像液吐出ノズル11が基板1
00上に到達した時点で現像液吐出ノズル11から新し
い現像液が静止した基板100上に供給される。それに
より、変質した現像液により現像欠陥が発生することが
防止されるとともに、乾燥した現像液によるパーティク
ルが基板100上の感光性膜の表面に付着することが防
止される。
基板100上をスリット状吐出口15と基板100の上
面とが近接した状態で水平方向に直線状に平行移動し、
スリット状吐出口15に形成された帯状の現像液が基板
100の表面に連続的に接触するので、基板100の表
面に衝撃が加わることなく基板100の全面に現像液が
均一に供給される。
上を通過するまで現像液の供給が続けられるので、吐出
停止時の衝撃による液盛り中の現像液への悪影響が防止
される。その結果、現像欠陥の発生が抑制されるととも
に、現像後の感光性膜パターンの線幅均一性が向上す
る。
上を通り過ぎた後に現像液の吐出が停止されるので、吐
出停止時の現像液の液だれにより基板100上の感光性
膜に衝撃が加わることが防止される。したがって、現像
欠陥の発生や感光性膜パターンの線幅均一性の劣化が防
止される。
あるいは吐出流量が可変制御されることにより、基板表
面に均一に現像液が供給される。これによって、現像液
の不均一による現像むらや感光性膜パターンの線幅均一
性の劣化が防止される。
ノズル11の走査開始初期区間の基板上に現像液が過剰
に供給される場合の現像液の供給量の制御方法について
説明したが、現像液吐出ノズル11が通り過ぎる基板1
00の後方端部においても、現像液の供給量が過少とな
って現像液の膜厚が小さくなる現象が生じることが判明
した。これは、現像液吐出ノズル11が基板100の後
方端部を通り過ぎる際に、現像液吐出ノズル11が基板
100上から現像液を運び去ったり、表面張力の作用に
よって基板100上の現像液の供給量が少なくなること
による。そこで、基板100の後方端部を通過する走査
区間においても、上記の実施例と同様に、現像液吐出ノ
ズル11からの現像液の吐出流量を他の走査区間に比べ
て大きくすること、あるいはこの後方端部の走査区間に
おいて現像液吐出ノズル11の走査速度を小さくするこ
とにより、現像液を単位面積当たりに均一に供給するこ
とができ、それによって現像欠陥の発生や感光性膜パタ
ーンの線幅均一性の劣化が防止される。
ある。
る。
る。
である。
る。
す正面図である。
る。
模式図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 基板を水平姿勢で保持する基板保持手段
と、 現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、 前記基板保持手段に静止状態で保持された基板の一方端
縁の外方から前記基板上を通過して前記基板の他方端縁
の外方へ前記現像液吐出ノズルを移動させる移動手段
と、 前記移動手段により前記現像液吐出ノズルが前記基板上
を通過する際に、前記現像液吐出ノズルから前記基板上
への単位面積当たりの現像液の供給量を制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記移動手段により前
記基板上を通過する前記現像液吐出ノズルの移動速度を
変化させる速度制御手段を含むことを特徴とする請求項
1記載の現像装置。 - 【請求項3】 前記速度制御手段は、前記基板の一方端
縁から前記基板上の所定位置まで前記現像液吐出ノズル
の移動速度を大きくし、前記所定位置から前記現像液吐
出ノズルの移動速度を小さくすることを特徴とする請求
項2記載の現像装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記基板上を通過する
前記現像液吐出ノズルから前記基板上に吐出される現像
液の吐出流量を変化させる流量制御手段を含むことを特
徴とする請求項1記載の現像装置。 - 【請求項5】 前記流量制御手段は、前記基板の一方端
縁から前記基板上の所定位置まで前記現像液吐出ノズル
からの現像液の吐出流量を少なくし、前記所定位置から
前記現像液の吐出流量を多くすることを特徴とする請求
項4記載の現像装置。 - 【請求項6】 水平姿勢で静止保持された基板の一方端
縁の外方から前記基板上を通過して前記基板の他方端縁
の外方へ前記現像液吐出ノズルを移動させつつ前記現像
液吐出ノズルから前記基板に現像液を供給する現像方法
であって、 前記移動手段により前記現像液吐出ノズルが前記基板上
を通過する際に、前記現像液吐出ノズルから前記基板上
への単位面積当たりの現像液の供給量を制御することを
特徴とする現像方法。 - 【請求項7】 前記現像液吐出ノズルの移動速度を変化
させて前記現像液吐出ノズルから前記基板上への単位面
積当たりの現像液の供給量を制御することを特徴とする
請求項6記載の現像方法。 - 【請求項8】 前記現像液吐出ノズルから前記基板上に
吐出される現像液の吐出流量を変化させて前記現像液吐
出ノズルから前記基板上への単位面積当たりの現像液の
供給量を制御することを特徴とする請求項6記載の現像
方法。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP20008497A JP3585704B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 現像装置および現像方法 |
US09/121,881 US6076979A (en) | 1997-07-25 | 1998-07-24 | Method of and apparatus for supplying developing solution onto substrate |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH1144957A true JPH1144957A (ja) | 1999-02-16 |
JP3585704B2 JP3585704B2 (ja) | 2004-11-04 |
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ID=16418597
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JP20008497A Expired - Lifetime JP3585704B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 現像装置および現像方法 |
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JP (1) | JP3585704B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015221401A (ja) * | 2014-05-22 | 2015-12-10 | 東京エレクトロン株式会社 | 塗布処理装置 |
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-
1997
- 1997-07-25 JP JP20008497A patent/JP3585704B2/ja not_active Expired - Lifetime
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