JPH114461A - 赤外線画像伝送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ＲＧＢの画像データ入力をシリアル画像データ
に変換して赤外線伝送手段で伝送し、受信後パラレル画
像データを出力する画像伝送システムを目的とする。 【解決手段】ＲＧＢ画像データを入力する入力手段１
ｒ，１ｇ，１ｂと、画像データを各色毎のフレームメモ
リに記憶する手段２ｒ，２ｇ，２ｂと、前記画像データ
を任意の読出速度で読出す手段と、色毎に読出された画
像データをシリアル画像データに並べ換える手段７と、
シリアル画像データで赤外線信号を出力する手段９とを
有する送信装置と、赤外線信号を受信しシリアル画像デ
ータを復調する手段１９と、シリアル画像データを色毎
に分割出力する手段１７と、色毎の画像データをフレー
ムメモリに記憶する手段１２ｒ，１２ｇ，１２ｂと、記
憶された画像データを色毎に読出す手段と、読出された
画像データを色毎の画像データとして出力する出力手段
１１ｒ，１１ｇ，１１ｂとを有する受信装置とで構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【本発明の技術分野】送信装置は入力されたパラレル画
像データをシリアル画像データの赤外線信号に変換して
送信し、受信装置は前記赤外線信号を受信し、パラレル
画像データを出力する画像伝送システムに関わる。

【０００２】

【従来の技術】従来技術では、図５に示すような、映像
や音声信号を赤外線信号で伝送し、機器間をコードレス
で接続する装置がある。 ＥＩＡ−Ｊ規格 ＣＰ−１２
０５で周波数が割り当てられた、この規格に沿ったコン
ポジットビデオ信号の伝送システムについて説明する。
入力されたコンポジットビデオ信号は、プリエンファシ
ス回路９ａでプリエンファシスが掛けられた後、ＦＭ変
調器９ｂで周波数変調されＦＭ信号に変換され、駆動部
９ｃにより赤外線発光ダイオード９ｄを駆動する。 前
記赤外線ダイオードは８００〜１０００ｎｍの波長の赤
外線を搬送波とする赤外線信号を送出する。 受信部９
では、前記赤外線信号をフォトダイオードまたはフォト
トランジスタで受光し、ＦＭ信号を変換出力する。 Ｆ
Ｍ信号は増幅され、ＦＭ復調器１９ｂでコンポジットビ
デオ信号に復調され、ディエンファシス後、コンポジッ
トビデオ信号が出力される。 このコンポジットビデオ
信号は輝度信号と色信号が重畳された信号であるが、色
情報は十分な周波数帯域が確保されない。一方コンピュ
ータ出力のＲＧＢ信号の伝送は、単独色であっても画素
単位の伝送が必要となる一方、用途によっては動きのあ
る情報を制限することが可能な場合がある。 またＲ、
Ｇ、および、Ｂ画像信号をパラに伝送する為、従来の伝
送システムでは３系列の伝送路を必要とするなど問題が
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この問題に鑑み、本発
明では、Ｒ、Ｇ、Ｂ画像データ入力をシリアル画像デー
タに変換して赤外線伝送手段で伝送し、受信後、パラレ
ルのＲ、Ｇ、Ｂ画像データを出力する画像伝送システム
の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１は図１に示すよ
うに、ＲＧＢの各色毎の画像データを入力する入力手段
と、前記各色毎の画像データを各色毎のフレームメモリ
に記憶する手段と、前記記憶された前記画像データを任
意の読出速度で色毎に読出す手段と、前記色毎に読出さ
れた画像データを色毎にシリアル画像データに並べ換え
る手段と、前記シリアル画像データで赤外線発光素子の
赤外線出力を変調し、赤外線信号を出力する手段とを有
する送信装置と、赤外線信号を受信しシリアル画像デー
タを復調する手段と、シリアル画像データを色毎に分割
出力する手段と、色毎の画像データを任意の読出速度で
フレームメモリに記憶する手段と、記憶された画像デー
タを一定の読出速度で色毎に読出す手段と、読出された
画像データを色毎のＲ、Ｇ、および、Ｂ画像データとし
て出力する出力手段とを有する受信装置とで構成する。

【０００５】請求項２は図２に示すように、前記送信装
置を、ＲＧＢの各色毎のＲ、Ｇ、および、Ｂ画像データ
として入力するＲ入力部、Ｇ入力部、および、Ｂ入力部
と、Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データ毎に、１垂直期間の
画像データを一時記憶する第１フレームメモリと、同じ
く第２フレームメモリと、入力画像データを第１フレー
ムメモリもしくは第２フレームメモリとを選択して記憶
入力する書込切換部と、記憶された画像データを第１フ
レームメモリもしくは第２フレームメモリとを選択して
読出しする読出切換部と、フレームメモリを一定の速度
で書込制御し、前記一方のフレームメモリの書込が終了
したら他方のフレームメモリに切換制御し、記憶された
画像データを任意の速度で読出制御し、一方のフレーム
メモリの読出しが終了したら他方のフレームメモリに切
換制御するメモリ制御部と、読出されたＲ、Ｇ、およ
び、Ｂ画像データをシリアルの画像データに変換出力す
るマルチプレクサと、シリアルの画像データにより赤外
線発光素子の入力を駆動する駆動部と駆動部により赤外
線出力するＬＥＤもしくはＬＤ等の発光素子とでなる送
信部とで構成する。

【０００６】請求項３は、前記送信装置を、各色毎の
Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像信号入力するＲ入力部、Ｇ入力
部、および、Ｂ入力部と、前記入力されたＲ、Ｇ、およ
び、Ｇ画像信号を色毎にデジタル画像データに変換する
Ａ／Ｄと、前記Ｒ、Ｇ、および、Ｇ画像データ毎に、１
垂直期間の画像データを一時記憶する第１フレームメモ
リと、同じく第２フレームメモリと、前記入力画像デー
タを前記第１フレームメモリもしくは第２フレームメモ
リとを選択して記憶入力する書込切換部と、記憶された
画像データを第１フレームメモリもしくは第２フレーム
メモリとを選択して読出しする読出切換部と、フレーム
メモリを一定の速度で書込制御し、一方のフレームメモ
リの書込が終了したら他方のフレームメモリに切換制御
し、記憶された画像データを任意の速度で読出制御し、
一方のフレームメモリの読出しが終了したら他方のフレ
ームメモリに切換制御するメモリ制御部と、読出された
Ｒ、ＧおよびＢの画像データをシリアルの画像データに
変換出力するマルチプレクサと、シリアルの画像データ
をアナログ画像信号に変換するＤ／Ａと、アナログ画像
信号に付加する同期信号を発生する同期信号発生部と、
アナログ画像信号の色識別番号を生成する色識別番号生
成部と、アナログ画像信号に同期信号および色識別番号
を重畳する重畳部と、送信手段とより構成する。

【０００７】請求項４は、前記送信装置に、送信装置の
ＩＤ（固有番号）を記憶しているＩＤメモリと、ＩＤ信
号を生成するＩＤ生成部とを追加設置する。

【０００８】請求項５は、図３に示すように、前記送信
部を、入力信号により搬送波を周波数変調したＦＭ信号
を出力するＦＭ変調部と、ＦＭ信号により発光素子を駆
動する駆動部と、駆動部によりＦＭ信号で駆動され、赤
外線信号を送出するＬＥＤもしくはＬＤ等の赤外線発光
素子とで構成する。

【０００９】請求項６は、前記送信部に、ＦＭ信号の搬
送周波数を任意に選択する周波数選択部と、出力ＦＭ信
号の搬送波周波数を周波数変換する周波数変換部とを追
加設置する。

【００１０】請求項７は、前記受信装置を、送信部が送
出した赤外線信号を受信する受光素子と受光素子で光─
電気変換された前記シリアル画像データを増幅出力する
増幅部とでなる受信部と、シリアル画像データを色毎に
分割出力するディマルチプレクサと、色毎に分割出力さ
れたＲ、ＧおよびＧの１垂直期間の画像データを一時記
憶する第１フレームメモリと、同じく第２フレームメモ
リと、画像データを前記第１フレームメモリもしくは第
２フレームメモリとを選択して記憶入力する書込切換部
と、記憶された画像データを前記第１フレームメモリも
しくは第２フレームメモリとを選択して読出しする読出
切換部と、フレームメモリを任意の速度で書込制御し、
一方のフレームメモリの書込が終了したら他方のフレー
ムメモリに切換制御し、記憶された画像データを一定の
速度で読出制御し、一方のフレームメモリの読出しが終
了したら他方のフレームメモリに切換制御するメモリ制
御部と、記憶した画像データをパラレルに一定速度で読
出したＲ、ＧおよびＢの画像データをそれぞれ出力する
Ｒ出力部、Ｇ出力部およびＢ出力部とで構成する。

【００１１】請求項８は、前記受信装置を、送信部が送
出した赤外線信号を受信し、アナログ画像信号を出力す
る手段を有する受信部と、アナログ画像信号より画像信
号の同期信号および色識別信号等を分離出力する分離部
と、分離出力された信号より、後述のフレームメモリ書
込ようサンプリングクロック、水平同期信号、垂直同期
信号等を分離出力する同期分離部およびフレーム毎の色
識別番号を判別する色識別番号判別部と、アナログ画像
信号をシリアルのデジタル画像データに変換出力するＡ
／Ｄと、シリアル画像データを色毎に分割出力するディ
マルチプレクサと、色毎に分割出力されたＲ、Ｇおよび
Ｇの１垂直期間の画像データを一時記憶する第１フレー
ムメモリと、同じく第２フレームメモリと、画像データ
を第１フレームメモリもしくは第２フレームメモリとを
選択して記憶入力する書込切換部と、記憶された画像デ
ータを前記第１フレームメモリもしくは第２フレームメ
モリとを選択して読出しする読出切換部と、フレームメ
モリを任意の速度で書込制御し、一方のフレームメモリ
の書込が終了したら他方のフレームメモリに切換制御
し、記憶された画像データを一定の速度で読出制御し、
一方のフレームメモリの読出しが終了したら他方のフレ
ームメモリに切換制御するメモリ制御部と、記憶した画
像データをパラレルに一定速度で読出したＲ、Ｇおよび
Ｂの画像データをアナログ画像信号に変換するＤ／Ａ
と、前記アナログ画像信号を出力するＲ出力部、Ｇ出力
部およびＢ出力部とで構成する。

【００１２】請求項９は、前記受信装置に、受信したア
ナログ画像信号より送信装置のＩＤデータを分離するＩ
Ｄ分離部と、分離したＩＤより送信装置のＩＤを判別す
るＩＤ判別部とを追加設置する。請求項１０は、前記受
信部を、赤外線信号を受信しＦＭ信号に変換出力する受
光素子と、変換出力されたＦＭ信号を増幅する増幅部
と、ＦＭ信号より画像信号もしくは画像データを復調す
るＦＭ復調部とで構成する。

【００１３】請求項１１は、前記送信部に、周波数変換
されたＦＭ信号を、元のＦＭ信号の搬送周波数に戻すた
めの変換周波数を選択する周波数選択部と、受信出力さ
れたＦＭ信号の搬送周波数を周波数選択部で選択した周
波数に周波数変換する周波数変換部とを追加設置する。

【００１４】

【発明の実施の形態】送信装置は、Ｒ、Ｇ、および、Ｂ
画像データを入力し、該画像データをシリアル画像デー
タに変換し、該シリアル画像データにより赤外線出力を
変調し、赤外線信号を変換出力する。送信装置は、赤外
線信号を受信し、該赤外線信号よりシリアル画像データ
を復調し、シリアル画像データをＲ、Ｇ、および、Ｂ画
像データに分離し、前記画像データを色毎にフレームメ
モリに記憶し、記憶した画像データをパラレルに一定速
度で読出し、Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データを出力す
る。さらに、Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像信号を入力し、該
画像信号はデジタル画像データに変換され、該画像デー
タをシリアル画像データに変換し、該シリアル画像デー
タをアナログ画像信号に変換すると共に同期信号、色識
別番号などを重畳して画像信号となし、該画像信号にに
より赤外線出力を変調し、赤外線信号を変換出力する。
さらに、周波数選択部で任意の送信周波数帯のＦＭ信号
を選択する。さらに、予め設定されたＩＤの送信装置か
ら送出されるアナログ画像信号のみを選択出力する。さ
らに、複数の送信装置より選択的に受信可能とする。

【００１５】さらに、送信部に入力される画像データ
を、１垂直同期期間に、Ｒ、Ｇ、および、Ｂの時間軸圧
縮されたシリアル画像データとし、入力画像データの全
フレーム期間を伝送する。さらに、送信部に入力される
Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データを、各色毎に１垂直同期
期間を越えて時間軸伸張されたシリアル画像データと
し、入力画像データの一部フレーム期間のみを伝送す
る。さらに、送信部に入力されるアナログ画像信号を、
１垂直同期期間に、Ｒ、ＧおよびＢの時間軸圧縮された
シリアルのアナログ画像信号とし、入力アナログ画像信
号の全フレーム期間を伝送する。さらに、送信部に入力
されるＲ、Ｇ、および、Ｂ画像データを、各色毎に１垂
直同期期間分のシリアル画像データとし、入力画像デー
タの一部フレーム期間のみを伝送する。さらに、送信部
に入力されるＲ、Ｇ、および、Ｂアナログ画像データ
を、各色毎に１垂直同期期間を越えて時間軸伸張された
シリアルのアナログ画像信号とし、入力アナログ画像信
号タの一部フレーム期間のみを伝送する。

【００１６】さらに、色識別信号を、識別コード信号と
し、シリアル画像信号の垂直同期帰線期間に重畳する。
さらに、色識別信号を、一定周波数のバースト信号と
し、シリアル画像信号の垂直同期帰線期間に重畳する。
さらに、送信部のＩＤを表すＩＤ信号を、予め選択され
たＩＤコードデータとし、前記コードデータをシリアル
画像信号の垂直同期帰線期間に重畳する。

【００１７】

【実施例】図１は本発明による赤外線画像伝送システム
の第１の実施例の要部ブロック図、図２は本発明による
赤外線画像伝送システムの第２の実施例の要部ブロック
図、図３は本発明による送信部および受信部の要部ブロ
ック図で、（イ）は第１の実施例、（ロ）は第２の実施
例、（ハ）は第３の実施例である。 図４は本発明実施
例の信号および送信データのタイミング図である。

【００１８】図１において、１ｒ、１ｇ、および、１ｂ
はＲＧＢ各色毎のＲ入力部、Ｇ入力部、および、Ｂ入力
部である。 ２ｒ、２ｇ、および、２ｂは各色毎の画像
データを各色毎のフレームメモリに記憶する手段と記憶
された前記画像データを任意の読出速度で色毎に読出す
手段である。 ４ｒは１垂直期間のＲ画像データを一時
記憶する第１フレームメモリ、５ｒは同じく第２フレー
ムメモリ、３ｒはＲ画像データを第１フレームメモリも
しくは第２フレームメモリとを選択して記憶入力する書
込切換部、６ｒは記憶されたＲ画像データを第１フレー
ムメモリもしくは第２フレームメモリとを選択して読出
しする読出切換部である。 ８は前記第１フレームメモ
リおよび第２フレームメモリを一定の速度で書込制御
し、前記一方のフレームメモリの書込が終了したら他方
のフレームメモリに切換制御し、記憶された画像データ
を任意の速度で読出制御し、一方のフレームメモリの読
出しが終了したら他方のフレームメモリに切換制御する
メモリ制御部である。 ７は読出されたＲ、Ｇ、およ
び、Ｂ画像データをシリアルの画像データに変換出力す
るマルチプレクサである。 ９はシリアルの画像データ
により赤外線発光素子の入力を駆動する駆動部と駆動部
により赤外線を発光するＬＥＤもしくはＬＤ等の発光素
子とでなる送信部である。 ２ｇおよび２ｂは図示しな
いが２ｒと同等の機能を有しいる。 送信装置は前述の
１ｒから９までの機能ブロックで構成される。１０は赤
外線信号の伝送路で、空間領域もしくは光ファイバであ
る。

【００１９】１９は送信部が送出した赤外線信号を受信
する受光素子と受光素子で光─電気変換された前記シリ
アル画像データを増幅出力する増幅部とでなる受信部、
１７はシリアル画像データを色毎に分割出力するディマ
ルチプレクサ、１２ｒはＲ画像データを任意の読出速度
でフレームメモリに記憶する手段と記憶されたＲ画像デ
ータを一定の読出速度で色毎に読出す手段である。 １
２ｇおよび１２ｂは、Ｇ画像データおよびＢ画像データ
用の１２ｒと同等の機能を有する。 １４ｒは色毎に分
割出力された１垂直期間のＲ画像データを一時記憶する
第１フレームメモリ、１５ｒは同じく第２フレームメモ
リ、１６ｒはＲ画像データを第１フレームメモリもしく
は第２フレームメモリとを選択して記憶入力する書込切
換部、１３ｒは記憶されたＲ画像データを第１フレーム
メモリもしくは第２フレームメモリとを選択して読出し
する読出切換部である。 １８は第１フレームメモリお
よび第２フレームメモリを任意の速度で書込制御し、一
方のフレームメモリの書込が終了したら他方のフレーム
メモリに切換制御し、記憶された画像データを一定の速
度で読出制御し、一方のフレームメモリの読出しが終了
したら他方のフレームメモリに切換制御するメモリ制御
部である。 １１ｒ、１１ｇ、および、１１ｂは、記憶
した各色の画像データをパラレルに一定速度で読出し、
それぞれ出力するＲ出力部、Ｇ出力部、および、Ｂ出力
部である。受信装置は、１１ｒから１９までの機能ブロ
ックで構成される。

【００２０】図２において、図１で説明した部分は省略
し、３１ｒ、３１g 、および、３１b は、入力された
Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像信号を色毎にデジタル画像デー
タに変換するＡ／Ｄである。 ３２はシリアル画像デー
タをアナログ画像信号に変換するＤ／Ａ、３３はアナロ
グ画像信号に付加する同期信号を発生する同期信号発生
部、３４はアナログ画像信号の色識別番号を生成する色
識別番号生成部である。３６は送信装置のＩＤを記憶し
ているＩＤメモリ、３７はＩＤ信号を生成するＩＤ生成
部、３５はアナログ画像信号に同期信号、色識別信号、
ＩＤ信号などをを重畳する重畳部である。１９は送信部
が送出した赤外線信号を受信し、アナログ画像信号を出
力する手段を有する受信部である。４５はアナログ画像
信号より同期信号、色識別信号、ＩＤ信号等を分離出力
する分離部、４３は分離出力信号より、フレームメモリ
書込ようサンプリングクロック、水平同期信号、垂直同
期信号等を分離出力する同期分離部、４４はフレーム毎
の色識別番号を判別する色識別番号判別部、４７は送信
装置のＩＤデータを分離するＩＤ分離部、４６は分離し
たＩＤより送信装置のＩＤを判別するＩＤ判別部、４２
はアナログ画像信号をシリアルのデジタル画像データに
変換出力するＡ／Ｄである。４１ｒ、４１ｇ、および、
４１ｂは記憶した画像データをパラレルに一定速度で読
出したＲ、Ｇ、および、Ｂ画像データをアナログ画像信
号に変換するＤ／Ａ、１１ｒ、１１ｇ、および、１１ｂ
はアナログ画像信号を出力するＲ出力部、Ｇ出力部、お
よび、Ｂ出力部である。

【００２１】図３において、９は送信部、９ａは入力信
号にプリエンファシスを掛けるプリエンファシス回路、
９ｂは入力信号により搬送波を周波数変調したＦＭ信号
を出力するＦＭ変調部、９ｃはＦＭ信号により発光素子
を駆動する駆動部、９ｄは駆動部によりＦＭ信号で駆動
され、赤外線信号を送出するＬＥＤもしくはＬＤ等の赤
外線発光素子、９ｅはＦＭ信号の搬送周波数を任意に選
択する周波数選択部、９ｆは出力ＦＭ信号の搬送波周波
数を周波数変換する周波数変換部である。１９は受信
部、１９ｄは赤外線信号を受信しＦＭ信号に変換出力す
るフォトダイオードもしくはフォトトランジスタ等の受
光素子、１９ｃは変換出力されたＦＭ信号を増幅する増
幅部、１９ｂはＦＭ信号より画像信号もしくは画像デー
タを復調するＦＭ復調部、１９ａは復調した画像信号も
しくは画像データにディエンファシスを掛けるディエン
ファシス回路、１９ｅは周波数変換されたＦＭ信号を、
元のＦＭ信号の搬送周波数に戻すための変換周波数を選
択する周波数選択部１９ｆは受信出力されたＦＭ信号の
搬送周波数を周波数選択部で選択した周波数に周波数変
換する周波数変換部である。本システムは以上の機能ブ
ロックで構成される。

【００２２】以下、図４の実施例の信号および送信デー
タのタイミング図および信号の流れに沿って詳細な動作
説明を行う。デジタル画像データの信号は、図４（イ）
に示すごとく、Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データとして、
Ｒ入力部１ｒ、Ｇ入力部１ｇ、および、Ｂ入力部１ｂに
パラレル入力される。 Ｒ画像データは書込切換部３ｒ
により第一フレームメモリ４ｒの書込端子に接続され、
入力画像データの転送速度で１垂直期間書込記憶され
る。 書込が終了すると書込切換部３ｒは第二フレーム
メモリ５ｒの書込端子に切り換えられる。 一方メモリ
制御部８は、この間第一第一フレームメモリ４ｒの書込
制御を行うと共に、第二フレームメモリ５ｒの読出を伝
送に必要な読出し速度で読出制御を行う。 また読出切
換部６ｒは、第二フレームメモリ５ｒの読出端子より該
第二フレームメモリ５ｒに記憶されているＲ画像データ
をマルチプレクサ７のＲ信号入力端子に切換出力する。
マルチプレクサ７のＧおよびＢ信号入力端子にも同様
ＧおよびＢ画像データが切換出力される。

【００２３】マルチプレクサ７は、入力のＲ、Ｇ、およ
び、Ｂ画像データの順に選択し、図４（ロ）に示すシリ
アル画像データを出力する。 この画像データの形式は
伝送路の伝送速度に準じて、入力画像データのビットレ
ートと同じ（ロ）、入力画像データのビットレートの３
倍（ハ）、入力画像データのビットレートの１／２倍
（ニ）などになる。 （ハ）の場合は、入力画像データ
の全ての画像データを伝送することが出来るが、（ロ）
および（ニ）の場合一部の画像データを伝送することが
出来ないが、静止画や文字情報など動きの少ない画像デ
ータでは問題に成らない。マルチプレクサ７の選択動作
は、メモリ制御部８により前記フレームメモリおよび読
出切換部の動作とリンクして制御される。

【００２４】マルチプレクサ出力のシリアル画像データ
は、送信部９に入力しする。 図３に示す送信部９は、
３種類の実施例を提案する。 第１の実施例（イ）は、
シリアル画像データは周波数特性を強調するプリエンフ
ァシス回路９ａを通り、直接発光素子９ｄの駆動部９ｃ
に入力される。第２の実施例（ロ）は、シリアル画像デ
ータは周波数特性を強調するプリエンファシス回路９ａ
を通り、ＦＭ変調部９ｂでＦＭ信号に変換された後、駆
動部９ｃに入力される。第３の実施例（ハ）は、前記第
２の実施例のＦＭ変調部９ｂの後に、ＦＭ変調の搬送周
波数に図示しない局部発信器の選択周波数とで加減演算
して、差分周波数に搬送波周波数を変換するなどの周波
数変換部９ｆを設け、出力ＦＭ信号の搬送波周波数を周
波数選択部９ｅで任意に設定し、変換出力するものであ
る。

【００２５】送信部９よりの赤外線信号は、受信部１９
の受光素子１９ｄにより電気信号に変換出力される。
図３（ロ）に示す第２の実施例は、電気信号は増幅部１
９ｃで増幅された後、ＦＭ復調部１９ｂで復調され、デ
エンファシスされ、シリアル画像データを出力する。図
３（ハ）に示す第３の実施例は、送信部と逆に、受信信
号と局部発信器の選択周波数とで加減演算して、差分信
号として元のＦＭ変調搬送周波数を得る。周波数選択１
９ｅの周波数選択により、複数の送信装置より特定のＦ
Ｍ搬送周波数の送信装置よりの信号を選択受信すること
が出来る。

【００２６】受信されたシリアル画像データは、メモリ
制御部１８に制御されたディマルチプレクサ１７によ
り、Ｒ、Ｇ、およびＢの画像データに分離される。 Ｒ
画像データは書込切換部１６ｒにより、第２フレームメ
モリ１５ｒの書込端子に接続され、伝送画像データの転
送速度で、１垂直期間が書込記憶される。 書込が終了
すると書込切換部１６ｒは第一フレームメモリ１４ｒの
書込端子に切り換える。一方メモリ制御部１８は、この
間第２フレームメモリ１５ｒの書込制御を行うと共に、
第１フレームメモリ１４ｒを出力画像データの転送速度
で読出制御する。 第１フレームメモリ１４ｒに記憶さ
れていたＲ画像データは読出切換部１３ｒを経由して読
出されＲ出力部１１ｒに出力される。 ＧおよびＢ画像
データについてもパラレルに出力される。

【００２７】送信装置への入力信号がアナログ画像信号
の場合、図２に示すように、まずＡ／Ｄ31r,31g,31b で
デジタル画像データに変換され、その後マルチプレクサ
７出力までは図１と同様の処理がなされる。 マルチプ
レクサよりの出力画像データは、Ｄ／Ａでシリアルのア
ナログ画像信号に変換され、図４（ホ）、（へ）、
（ト）に示すように、重畳部３５で同期信号、色判別信
号、ＩＤ信号などが重畳される。 該シリアルのアナロ
グ画像信号は、ＦＭ変調部９ｂを内蔵して送信部９に入
力される。

【００２８】複数の送信装置を同一場所に設置し複数の
受信装置が選択的に受信する目的で、送信装置にＩＤメ
モリ３６を設け、装置のＩＤを予め記憶登録させ、ＩＤ
生成部３７でＩＤコードからなるＩＤ信号を生成し、前
記画像信号に重畳して出力する。 図４（へ）および
（ト）は重畳信号の実施例を示すように、Ｓ１は色識別
コード信号、Ｓ２はＩＤコード信号、Ｓ３はバースト方
式の色識別信号でありいずれもアナログ画像信号の垂直
帰線期間に重畳されている。 シリアル画像データを伝
送する場合は、前記重畳した信号をデジタルデータと
し、画像データの一部に重畳することも出来る。

【００２９】受信装置では、受信部１９が前記シリアル
のアナログ画像信号を出力する。アナログ画像信号は分
離部４５で画像信号、同期信号、色識別信号およびＩＤ
信号に分離される。 分離された同期信号は図示してい
ないＰＬＬ回路によりサンプリングクロック、水平同期
パルス、垂直同期パルスなどが生成されメモリ制御部１
８に供給され、受信装置の画像データの書込制御に用い
る。 色識別信号は色識別番号判定部４４でこれから受
信するフレームの色をメモリ制御に判定出力する。 Ｉ
Ｄ分離部４７はＩＤコードを分離し、ＩＤ判別部は、図
示していない受信希望の送信装置の設定ＩＤと受信した
ＩＤとを比較し、一致した場合のみ、フレームメモリへ
の書込許可をメモリ制御部１８に与える。分離されたア
ナログ画像信号は、Ｄ／Ａ４２でシリアルデジタル画像
データに変換され、ディマルチプレクサ１７に入力され
る。 この後は図１の説明と同様読出切換部１３ｒ、１
３ｇ、１３ｂよりパラレルにデジタル画像データが出力
され、色毎にＤ／Ａ１１ｒ、１１ｇ、１１ｂにてアナロ
グ画像信号に変換され、出力される。

【００３０】

【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載するような効果を奏する。送信装
置は、Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データを入力し、該画像
データをシリアル画像データに変換して、赤外線信号に
より変換出力する。 送信装置は、シリアル画像データ
を受信し、Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データに分離し、色
毎にフレームメモリに記憶し、記憶した画像データをパ
ラレルに一定速度で読出し、Ｒ、ＧおよびＢの画像デー
タを出力することにより、ＲＧＢのパラレ画像データを
同一伝送路で伝送出来る。さらに、アナログ画像信号に
ついても同様、ＲＧＢのパラレル画像信号を同一伝送路
で伝送出来る。さらに、周波数選択部で任意の送信周波
数帯のＦＭ信号を選択することにより複数の送信部を設
置した場合でも、選択受信が可能となった。さらに、送
信部のＩＤを表すＩＤコードデータを付加して伝送する
ことにより特定のＩＤの送信画像データの選択受信が可
能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による赤外線画像伝送システムの第１の
実施例の要部ブロック図である。

【図２】本発明による赤外線画像伝送システムの第２の
実施例の要部ブロック図

【図３】本発明による送信部および受信部の要部ブロッ
ク図である。

【図４】本発明による実施例の信号および送信データの
タイミング図である。

【図５】従来技術による赤外線伝送システムの要部ブロ
ック図である。

【符号の説明】

１ｒ Ｒ入力部 １ｇ Ｇ入力部 １ｂ Ｂ入力部 ３ｒ、１６ｒ 書込切換部 ４ｒ、１４ｒ 第１フレームメモリ ５ｒ、１５ｒ 第２フレームメモリ ６ｒ、１３ｒ 読出切換部 ７ マルチプレクサ ８、１８ メモリ制御部 ９ 送信部 ９ｂ ＦＭ変調部 ９ｃ 駆動部 ９ｄ 発光素子 ９ｅ、１９ｅ 周波数選択部 ９ｆ、１９ｆ 周波数変換部 １０ 赤外線信号伝送路 １１ｒ Ｒ出力部 １１ｇ Ｇ出力部 １１ｂ Ｂ出力部 １７ ディマルチプレクサ １９ 受信部 １９ｂ ＦＭ復調部 １９ｃ 増幅部 １９ｄ 受光素子 ３１ｒ、３１ｇ、３１ｂ、４２ Ａ／Ｄ ３２、４１ｒ、４１ｇ、４１ｂ Ｄ／Ａ ３３ 同期発生部 ３４ 色識別番号生成部 ３５ 重畳部 ３６ ＩＤメモリ ３７ ＩＤ生成部 ４３ 同期分離部 ４４ 色識別番号判別部 ４５ 分離部 ４６ ＩＤ判別部 ４７ ＩＤ分離部 Ｓ１ 色識別コード Ｓ２ ＩＤコード Ｓ３ バースト信号

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ＲＧＢ各色毎の画像データを入力する入力
   手段と、前記各色毎の画像データを各色毎のフレームメ
   モリに記憶する手段と、前記記憶された前記画像データ
   を任意の読出速度で読出す手段と、前記色毎に読出され
   た画像データをシリアル画像データに並べ換える手段
   と、前記シリアル画像データで赤外線発光素子の赤外線
   出力を変調し、赤外線信号を出力する手段とを有する送
   信装置と、 前記赤外線信号を受信しシリアル画像データを復調する
   手段と、前記シリアル画像データを色毎に分割出力する
   手段と、前記色毎の画像データを任意の読出速度でフレ
   ームメモリに記憶する手段と、前記記憶された前記画像
   データを一定の読出速度で色毎に読出す手段と、前記読
   出された画像データを色毎のＲ、Ｇ、および、Ｂ画像デ
   ータとして出力する出力手段とを有する受信装置とで構
   成し、 前記送信装置は、Ｒ、Ｇ、および、Ｇ画像データを入力
   し、該画像データをシリアル画像データに変換し、該シ
   リアル画像データにより赤外線出力を変調し、赤外線信
   号に変換出力し、 前記送信装置は、前記赤外線信号を受信し、該赤外線信
   号よりシリアル画像データを復調し、前記シリアル画像
   データをＲ、Ｇ、および、Ｂ画像データに分離し、前記
   Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データを色毎にフレームメモリ
   に記憶し、前記記憶した画像データをパラレルに一定速
   度で読出し、Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データを出力する
   ことを特徴とする赤外線画像伝送システム。
2. 【請求項２】前記送信装置を、 各色毎のＲ、Ｇ、および、Ｇ画像データとして入力する
   Ｒ入力部、Ｇ入力部、および、Ｂ入力部と、前記Ｒ、
   Ｇ、および、Ｇ画像データ毎に、１垂直期間の画像デー
   タを一時記憶する第１フレームメモリと、同じく第２フ
   レームメモリと、前記入力画像データを前記第１フレー
   ムメモリもしくは第２フレームメモリとを選択して記憶
   入力する書込切換部と、前記記憶された画像データを前
   記第１フレームメモリもしくは第２フレームメモリとを
   選択して読出しする読出切換部と、前記フレームメモリ
   を一定の速度で書込制御し、前記一方のフレームメモリ
   の書込が終了したら他方のフレームメモリに切換制御
   し、前記記憶された画像データを任意の速度で読出制御
   し、前記一方のフレームメモリの読出しが終了したら他
   方のフレームメモリに切換制御するメモリ制御部と、前
   記読出されたＲ、Ｇ、および、Ｂ画像データをシリアル
   の画像データに変換出力するマルチプレクサと、前記シ
   リアルの画像データにより赤外線発光素子の入力を駆動
   する駆動部と前記駆動部により赤外線を発光するＬＥＤ
   （発光ダイオード）もしくはＬＤ（レーザダイオード）
   等の発光素子とでなる送信部とで構成されることを特徴
   とする請求項１に記載の赤外線画像伝送システム。
3. 【請求項３】前記送信装置を、 各色毎のＲ、Ｇ、および、Ｂ画像信号入力するＲ入力
   部、Ｇ入力部、および、Ｂ入力部と、前記入力された
   Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像信号を色毎にデジタル画像デー
   タに変換するＡ／Ｄ（アナログ／デジタルコンバータ）
   と、前記Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像データ毎に、１垂直期
   間の画像データを一時記憶する第１フレームメモリと、
   同じく第２フレームメモリと、前記入力画像データを前
   記第１フレームメモリもしくは第２フレームメモリとを
   選択して記憶入力する書込切換部と、前記記憶された画
   像データを前記第１フレームメモリもしくは第２フレー
   ムメモリとを選択して読出しをする読出切換部と、前記
   フレームメモリを一定の速度で書込制御し、前記一方の
   フレームメモリの書込が終了したら他方のフレームメモ
   リに切換制御し、前記記憶された画像データを任意の速
   度で読出制御し、前記一方のフレームメモリの読出しが
   終了したら他方のフレームメモリに切換制御するメモリ
   制御部と、前記読出されたＲ、Ｇ、および、Ｂ画像デー
   タをシリアルの画像データに変換出力するマルチプレク
   サと、前記シリアルの画像データをアナログ画像信号に
   変換するＤ／Ａ（デジタル／アナログコンバータ）と、
   前記アナログ画像信号に付加する同期信号を発生する同
   期信号発生部と、前記アナログ画像信号の色識別番号を
   生成する色識別番号生成部と、前記画像信号に前記同期
   信号および色識別番号を重畳する重畳部と、前記送信手
   段とより構成され、 前記Ｒ、Ｇ、および、Ｂ画像信号
   を入力し、該画像信号はデジタル画像データに変換さ
   れ、該画像データをシリアル画像データに変換し、該シ
   リアル画像データをアナログ画像信号に変換すると共に
   同期信号、色識別番号などを重畳して画像信号となし、
   該画像信号により赤外線出力を変調し、赤外線信号を変
   換出力することを特徴とする請求項１に記載の赤外線画
   像伝送システム。
4. 【請求項４】前記送信装置に、送信装置のＩＤ（固有番
   号）を記憶しているＩＤメモリと、前記ＩＤ信号を生成
   するＩＤ生成部とを追加設置し、前記シリアル画像信号
   に装置のＩＤを付加して送信部より送出することを特徴
   とする請求項３に記載の赤外線画像伝送システム。
5. 【請求項５】前記送信部を、入力信号により搬送波を周
   波数変調したＦＭ信号を出力するＦＭ変調部と、前記Ｆ
   Ｍ信号により発光素子を駆動する駆動部と、前記駆動部
   によりＦＭ信号で駆動され、赤外線信号を送出するＬＥ
   ＤもしくはＬＤ等の赤外線発光素子とで構成することを
   特徴とする請求項１に記載の赤外線画像伝送システム。
6. 【請求項６】前記送信部に、前記ＦＭ信号の搬送周波数
   を任意に選択する周波数選択部と、前記出力ＦＭ信号の
   搬送波周波数を周波数変換する周波数変換部とを追加設
   置し、前記周波数選択部で任意の送信周波数帯のＦＭ信
   号を選択することを特徴とする請求項１に記載の赤外線
   画像伝送システム。
7. 【請求項７】前記受信装置を、 前記送信部が送出した赤外線信号を受信する受光素子と
   前記受光素子で光─電気変換された前記シリアル画像デ
   ータを増幅出力する増幅部とでなる受信部と、前記シリ
   アル画像データを色毎に分割出力するディマルチプレク
   サと、前記色毎に分割出力されたＲ、Ｇ、および、Ｂの
   １垂直期間の画像データを一時記憶する第１フレームメ
   モリと、同じく第２フレームメモリと、前記画像データ
   を前記第１フレームメモリもしくは第２フレームメモリ
   とを選択して記憶入力する書込切換部と、前記記憶され
   た画像データを前記第１フレームメモリもしくは第２フ
   レームメモリとを選択して読出しする読出切換部と、前
   記フレームメモリを任意の速度で書込制御し、前記一方
   のフレームメモリの書込が終了したら他方のフレームメ
   モリに切換制御し、前記記憶された画像データを一定の
   速度で読出制御し、前記一方のフレームメモリの読出し
   が終了したら他方のフレームメモリに切換制御するメモ
   リ制御部と、前記記憶した画像データをパラレルに一定
   速度で読出したＲ、Ｇ、および、Ｂ画像データをそれぞ
   れ出力するＲ出力部、Ｇ出力部、および、Ｂ出力部とで
   構成することを特徴とする請求項１に記載の赤外線画像
   伝送システム。
8. 【請求項８】前記受信装置を、 前記送信部が送出した赤外線信号を受信しアナログ画像
   信号を出力する手段を有する受信部と、前記アナログ画
   像信号より同期信号および色識別信号等を分離出力する
   分離部と、前記分離出力された信号より、後述のフレー
   ムメモリ書込ようサンプリングクロック、水平同期信
   号、垂直同期信号等を分離出力する同期分離部と、フレ
   ーム毎の色識別番号を判別する色識別番号判別部と、前
   記アナログ画像信号をシリアルのデジタル画像データに
   変換出力するＡ／Ｄと、前記シリアル画像データを色毎
   に分割出力するディマルチプレクサと、前記色毎に分割
   出力されたＲ、Ｇ、および、Ｂの１垂直期間の画像デー
   タを一時記憶する第１フレームメモリと、同じく第２フ
   レームメモリと、前記画像データを前記第１フレームメ
   モリもしくは第２フレームメモリとを選択して記憶入力
   する書込切換部と、前記記憶された画像データを前記第
   １フレームメモリもしくは第２フレームメモリとを選択
   して読出しする読出切換部と、前記フレームメモリを任
   意の速度で書込制御し、前記一方のフレームメモリの書
   込が終了したら他方のフレームメモリに切換制御し、前
   記記憶された画像データを一定の速度で読出制御し、前
   記一方のフレームメモリの読出しが終了したら他方のフ
   レームメモリに切換制御するメモリ制御部と、前記記憶
   した画像データをパラレルに一定速度で読出したＲ、
   Ｇ、および、Ｂ画像データをアナログ画像信号に変換す
   るＤ／Ａと、前記アナログ画像信号を出力するＲ出力
   部、Ｇ出力部、および、Ｂ出力部とで構成することを特
   徴とする請求項１に記載の赤外線画像伝送システム。
9. 【請求項９】前記受信装置に、前記受信したアナログ画
   像信号より前記送信装置のＩＤデータを分離するＩＤ分
   離部と、前記分離したＩＤより前記送信装置のＩＤを判
   別するＩＤ判別部とを追加設置し、予め設定されたＩＤ
   の送信装置から送出されるアナログ画像信号のみを選択
   出力することを特徴とする請求項８に記載の赤外線画像
   伝送システム。
10. 【請求項１０】前記受信部を、前記赤外線信号を受信し
    前記ＦＭ信号に変換出力する受光素子と、前記変換出力
    されたＦＭ信号を増幅する増幅部と、前記ＦＭ信号より
    画像信号もしくは画像データを復調するＦＭ復調部とで
    構成することを特徴とする請求項１に記載の赤外線画像
    伝送システム。
11. 【請求項１１】前記送信部に、前記周波数変換されたＦ
    Ｍ信号を、元のＦＭ信号の搬送周波数に戻すための変換
    周波数を選択する周波数選択部と、前記受信出力された
    ＦＭ信号の搬送周波数を前記周波数選択部で選択した周
    波数に周波数変換する周波数変換部とを追加設置し、複
    数の送信装置より選択的に受信可能としたことを特徴と
    する請求項１０に記載の赤外線画像伝送システム。
12. 【請求項１２】前記送信部に入力される画像データを、 １垂直同期期間に、Ｒ、Ｇ、および、Ｂの時間軸圧縮さ
    れたシリアル画像データとし、入力画像データの全フレ
    ーム期間を伝送することを特徴とする請求項１に記載の
    赤外線画像伝送システム。
13. 【請求項１３】前記送信部に入力されるＲ、Ｇ、およ
    び、Ｂ画像データを、 各色毎に１垂直同期期間を越えて時間軸方向に伸張され
    たシリアル画像データとし、入力画像データの一部フレ
    ーム期間のみを伝送することを特徴とする請求項１に記
    載の赤外線画像伝送システム。
14. 【請求項１４】前記送信部に伝送入力されるアナログ画
    像信号を、 １垂直同期期間に、Ｒ、Ｇ、および、Ｂの時間軸方向に
    圧縮されたシリアルのアナログ画像信号とし、入力アナ
    ログ画像信号の全フレーム期間を伝送することを特徴と
    する請求項１に記載の赤外線画像伝送システム。
15. 【請求項１５】前記送信部に入力されるＲ、Ｇ、およ
    び、Ｂ画像データを、 各色毎に１垂直同期期間分のシリアル画像データとし、
    入力画像データの一部フレーム期間のみを伝送すること
    を特徴とする請求項１に記載の赤外線画像伝送システ
    ム。
16. 【請求項１６】前記送信部に入力されるＲ、Ｇ、およ
    び、Ｂアナログ画像データを、 各色毎に１垂直同期期間を越えた時間軸伸張されたシリ
    アルのアナログ画像信号とし、入力アナログ画像信号タ
    の一部フレーム期間のみを伝送することを特徴とする請
    求項１に記載の赤外線画像伝送システム。
17. 【請求項１７】前記色識別信号を、 識別コード信号とし、シリアル画像信号の垂直同期帰線
    期間に重畳することを特徴とする請求項４に記載の赤外
    線画像伝送システム。
18. 【請求項１８】前記色識別信号を、 一定周波数のバースト信号とし、シリアル画像信号の垂
    直同期帰線期間に重畳することを特徴とする請求項４に
    記載の赤外線画像伝送システム。
19. 【請求項１９】前記送信部のＩＤを表すＩＤ信号を、 予め選択されたＩＤコードデータとし、前記コードデー
    タをシリアル画像信号の垂直同期帰線期間に重畳するこ
    とを特徴とする請求項４に記載の赤外線画像伝送システ
    ム。
20. 【請求項２０】前記送信部のＦＭ信号を、 任意の周波数に選択可能な周波数変換したＦＭ信号と
    し、同一場所で、複数の送信装置よりの前記受信信号を
    選択受信可能とすることを特徴とする請求項４に記載の
    赤外線画像伝送システム。