JPH04100496A - 映像信号変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はアスペクト比の異なる画面で映出するに適する
ように映像信号を変換する映像信号変換装置に関する。

［発明の概要］ 本発明は映像信号を変換すべきアスペクト比に対応する
よう有効領域と無効領域に区分し、有効領域では輝度信
号を、無効領域では時間圧縮した色信号をそれぞれ伝送
することにより、高色解像度を図ると共にクロストーク
やドツト妨害のない映像を映すことができる。

［従来の技術］ 今日、高品位テレビジョン放送（ＨＤＴＶ）を始めとし
て画面のアスペクト比を４：３から５：３．１６：９に
拡大して視覚的にワイドな画面を得たいという動きがあ
り、本出願人はアスペクト比が通常と異なるように映像
信号を伝送するに際し、映像信号が表示される画面を切
り落とした所定部に搬送色信号を時間圧縮して伝送する
ようにした信号伝送装置を提案した（特開平２−１５６
７８５号公報参照）。これによれば、ワイドな画面が得
られると同時に搬送色信号の帯域が拡大される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来例においては色信号を別個に伝
送するにもかかわらずクロストークやドット妨害が生じ
るおそれがある。

そこで、本発明は映像信号のアスペクト比の変換に際し
高色解像度を維持しつつクロストークやドツト妨害を防
止する映像信号変換装置を提供することを課題とする。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を達成するための本発明の映像信号変換装置は
、任意のアスペクト比の映像信号を変換すべきアスペク
ト比に対応するよう有効領域と切り捨てるべき無効領域
に区分し、有効領域ではこの有効領域の輝度信号を、無
効領域では有効領域の時間圧縮した色信号をそれぞれ伝
送するようにしたものである。

［作用コ アスペクト比の変換で有効となる有効領域では輝度信号
を伝送し、切り捨てられる無効領域では色信号をそれぞ
れ伝送するためクロストークやドツト妨害が生じること
がなく、又、高色解像度も維持される。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図乃至第５図には本発明の一実施例が示されている
。

先ず、第５図を参照して本発明の基本原理を説明する。

例えばＮＴＳＣ方式において、有効画面４：３のアスペ
クト比を１６＝９のアスペクト比とする場合を示せば、
第５図のＡに示すように有効画面の横幅を１とすると縦
幅はアスペクト比か４：３のとき０．７５（約４８０ラ
イン）、アスペクト比が１６：９のとき０．５６３（約
３６０ライン）となる。ここで縦幅の０．５６３（約３
６０ライン）分が有効領域となり、他の０１８７（約１
２０ライン）分がワイド画面では無効となる無効領域と
なる。この無効領域に記録の際には搬送色信号をデコー
ドしてＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙの色差信号となし、これらを１／
３に時間圧縮して磁気テープに記録する。色差信号は１
／３に帯域圧縮されるため輝度信号の１／３すなわち１
３０本の色解像度となり現行のＮＴＳＣ方式の５０本に
較べれば倍以上となる。

第１図及び第２図は本発明をＶＴＲに適用した場合が示
され、第１図は記録系の回路ブロック図、第２図は再生
系の回路ブロック図である。

第１図において、入力端子１．には輝度信号（Ｙ）が供
給され、この輝度信号は１フイールド遅延回路１で搬送
色信号との時間合わせのため１フイ一ルド分遅延されて
スイッチＳＷ１のａ端子に導かれている。又、入力端子
ｔ２には搬送色信号（Ｃ）が供給され、この搬送色信号
はデコーダ２に供給されてここで有効画面に対応する搬
送色信号がＲ−ＹとＢ−Ｙにデコードされ、このデコー
ドされたＲ−ＹとＢ−Ｙの色差信号がスイッチＳＷ２を
介して時間軸圧縮回路３に供給される。

時間軸圧縮回路３ではＲ−ＹとＢ−Ｙの色差信号が１／
３に時間軸圧縮されると共に第４図に示すタイミングで
、且つ、−ライン毎に反転した信号としてスイッチＳＷ
１のｂ端子へと導いている。

スイッチＳＷ１は有効領域でａ端子に、無効領域でｂ端
子にそれぞれ接続を切り換えるよう制御され、このスイ
ッチＳＷ１を通ってプレエンファンス回路４に供給され
る。プレエンファノス回路４で高域を強調されてＦＭ変
調回路５に供給され、ＦＭ変調される。このＦＭ変調さ
れた信号は記録アンプ６を通って磁気ヘッドＨ１で磁気
テープ７に記録される。

第２図において、磁気テープ７から磁気ヘッドＨ２を通
して再生された映像信号はバイパスフィルタ８を通って
ＦＭ復調回路９に供給され、ここでＦＭ復調される。復
調された映像信号はデエンファシス回路１０を介してス
イッチＳＷ３に導かれる。このスイッチＳＷ３は有効領
域でａ端子に、無効領域でｂ端子にそれぞれ接続を切り
換えるよう制御され、ａ端子は１フイールド遅延回路１
１に、ｂ端子は他のスイッチＳＷ４の共通端子Ｃにそれ
ぞれ接続されている。１フイールド遅延回路１１は輝度
信号を１フイ一ルド分遅延させ、１フイ一ルド分遅延し
た輝度信号が出力端子ｔ３から出力される。スイッチＳ
Ｗ４は第４図にて示す順番で送られてくるＲ−ＹとＢ−
Ｙの色差信号をＲ−Ｙの色差信号をａ端子に、Ｂ−Ｙの
色差信号をｂ端子に導くよう接続を切り換え、ａ端子と
ｂ端子は各時間軸伸長回路１２．１３に接続されている
。各時間軸伸長回路１２．１３は各色差信号の時間軸を
３倍に伸長すると共に有効領域の各ラインに同期して各
ラインに対応するＲ−Ｙ、　　Ｂ−Ｙの色差信号をエン
コーダ１４に供給する。Ｒ−Ｙ。

Ｂ−Ｙの色差信号はエンコーダ１４でエンコードされて
搬送色信号として出力端子ｔ４から出力される。

上記構成において、第１図の記録系に第３図のＡの原信
号（映像信号）が入力されると、輝度信号が１フイール
ド遅延されると共に搬送色信号がデコーダ２でＲ−Ｙ、
Ｂ−Ｙの色差信号に変換される等して、第３図のＢに示
すように無効領域には原信号の有効領域のＲ−Ｙ、Ｂ−
Ｙの色差信号が、又、有効領域には原信号の有効領域の
輝度信号がそれぞれ記録される。そして、このようにし
て記録された磁気テープ７を第２図の再生系で再生し、
第５図のＢで示すアスペクト比が１６＝９のモニタで映
すと、映像信号の有効領域のアスペクト比がモニタのそ
れと略一致するためモニタの画面全体に高色解像度の映
像が映出される。又、輝度信号と色信号が分かれて伝送
されるためクロストークやドツト妨害が生じない。一方
、アスペクト比が４＝３のモニタで映すと、画面の中央
部分にのみ映像が映出され、その上下部分は一ライン毎
に反転した色差信号が挿入されているため灰色に映る。

画面の上下部分が灰色でなく黒としたい場合にはペデス
タルレベルを上げて色信号を見せなくすればよい。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、映像信号を変換すべ
きアスペクト比に対応するよう有効領域と無効領域に区
分し、有効領域では輝度信号を、無効領域では時間圧縮
した色信号をそれぞれ伝送するよう構成したので、高色
解像度を図ると共にクロストークやドツト妨害のない映
像を映すことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は
記録系の回路ブロック図、第２図は再生系の回路ブロッ
ク図、第３図は動作説明図、第４図は画面に対応させた
信号フォーマット図であり、第５図は本発明の詳細な説
明図である。 画面じ文４．積コ廿た化号フォーマット図第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）任意のアスペクト比の映像信号を変換すべきアス
   ペクト比に対応するよう有効領域と切り捨てるべき無効
   領域に区分し、有効領域ではこの有効領域の輝度信号を
   、無効領域では有効領域の時間圧縮した色信号をそれぞ
   れ伝送するようにしたことを特徴とする映像信号変換装
   置。