JPH1144064A - 軒樋の排水構造 - Google Patents

軒樋の排水構造

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JPH1144064A
JPH1144064A JP9201323A JP20132397A JPH1144064A JP H1144064 A JPH1144064 A JP H1144064A JP 9201323 A JP9201323 A JP 9201323A JP 20132397 A JP20132397 A JP 20132397A JP H1144064 A JPH1144064 A JP H1144064A
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eaves
gutter
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Kunihiro Takeda
國浩 竹田
Toshio Nishihara
敏夫 西原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水量が多い場合においても軒樋からたて樋
へ雨水を流し込み、以て、集水器からの水漏れを防止で
きる軒樋の排水構造を提供すること。 【解決手段】 底板11a、12aと前面板11b、1
2bと後面板11c、12cとからなる軒樋11、12
と、この軒樋11、12の外形を内面とする両側の軒樋
接続部2dと中央の底板2aに形成された排水口2hと
を有する集水器2と、を備えた軒樋の排水構造におい
て、軒樋11、12底板の雨水の流れを排水口2hへガ
イドするガイド片32を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒樋と集水器との
接続部分からの水漏れを防止する軒樋の排水構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、底板と前面板と後面板とから
なる断面略U字状の軒樋には、図7に示す如き、軒樋1
1、12の外形を内面とする両側の軒樋接続部2d、2
dと中央の底板2aに形成された排水口2hとからなる
集水器2が取り付けられる。
【0003】上記の集水器2の取り付けは、まず、一方
の軒樋11の端部11dを集水器2の両側の軒樋接続部
2d、2dの一方へ向けて押し込み、集水器2の前面板
2bと後面板2cとを広げるとともに軒樋11の前耳部
11e、後耳部11fを集水器2の前耳受け部2e、後
耳受け部2fへ係合させて、一方の軒樋11と集水器2
とを接続する。次いで、他方の軒樋12の端部12dを
同様に軒樋接続部2dの他方へ向けて押し込んで集水器
2の取り付けを終えた後、集水器2の排水口2hへ、図
示していないたて樋を取り付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、一般に、上記のたて樋が建物側に
近接させて設けられており、したがって集水器2の排水
口2hは底板2aの後面板2c側に偏らせて設けられて
いる。また、多くの軒樋は、底面には、図7に示すよう
に、前面板11bから底板11a側へ滴下する雨だれの
水切り等のための、底板上位11gと下位である底板1
1a表面の段差が形成されている。
【0005】したがって、例えば、軒樋11を流れる雨
水量が多い場合においては、軒樋11の前面板11b側
を流れる雨水が、上記の一方の軒樋11から排水口2h
へ流れ込むことなく他方の軒樋12の端部12dへ向け
て流れることとなった。また、軒樋11、12の底板1
1a、12aが建物側へ傾いて取り付けられている場
合、さらに、上記の底板11aに段差が形成されている
軒樋11においては、雨水は一方の軒樋11の底板上位
の段差11gから他方の軒樋12の端部12dへ向けて
流れ、雨水の多くが集水器2の軒樋接続部2d、2dか
ら漏れ出し、たて樋から排水されないことがあった。
【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、雨水量が多い場合におい
ても軒樋からたて樋へ雨水を流し込み、以て、集水器か
らの水漏れを防止できる軒樋の排水構造を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の軒樋の排水構造は、底板と前面板と
後面板とからなる軒樋と、この軒樋の外形を内面とする
両側の軒樋接続部と中央の底板に形成された排水口とを
有する集水器と、を備えた軒樋の排水構造において、軒
樋底板の雨水の流れを排水口へガイドするガイド片を付
加したことを特徴としている。
【0008】したがって、この場合、軒樋底板を流れる
雨水をガイド片にて排水口へ向けてガイドすることがで
きる。
【0009】また、請求項2記載の軒樋の排水構造は、
請求項1記載の軒樋後面板に偏って形成された排水口へ
前面板側底板の雨水の流れをガイドするガイド片を、軒
樋縁端へ装着されるクリップに一体化し立設したガイド
部材を付加したことを特徴としている。
【0010】したがって、この場合、ガイド部材の軒樋
縁端へ装着されるクリップに一体化し立設されたガイド
片に、軒樋の前面板側の底板を流れる雨水が軒樋後面板
に偏って形成された排水口へ向けてガイドされる。
【0011】また、請求項3記載の軒樋の排水構造は、
請求項2記載のガイド片を、軒樋縁端から同軒樋長手方
向へ離隔させて立設したことを特徴としている。
【0012】したがって、この場合、軒樋の前面板側の
底板を流れる雨水は軒樋縁端から同軒樋長手方向へ離隔
させて立設されたガイド片にて排水口へ向けてガイドさ
れる。
【0013】また、請求項4記載の軒樋の排水構造は、
請求項2のガイド片を、軒樋の両縁端へそれぞれ装着さ
れるクリップに一体化し立設したことを特徴としてい
る。
【0014】したがって、この場合、軒樋の前面板側の
底板を流れる雨水は軒樋の両縁端へそれぞれ装着される
クリップに一体化し立設されたガイド片にて排水口へ向
けてガイドされる。
【0015】また、請求項5記載の軒樋の排水構造は、
1乃至4のいずれかの請求項の軒樋の底板は前面板側を
上位とする段差をもって形成され、クリップが該軒樋の
底板上位に装着されたことを特徴としている。
【0016】したがって、この場合、クリップが、軒樋
の底板が前面板側を上位とする段差をもって形成された
該軒樋の底板上位に装着される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の請求項
1、2、5に対応する第1の実施の形態を示し、図4、
図5は、本発明の請求項3、5に対応する第2の実施の
形態を示し、図6は、本発明の請求項4、5に対応する
第3の実施の形態を示している。
【0018】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の軒樋の排水構造を示す分解斜視図である。図2
は、同軒樋の排水構造の一要部のガイド部材を示す斜視
図である。図3は、同軒樋の排水構造の作用の説明図で
ある。
【0019】該実施の形態の軒樋の排水構造は、図1に
示す如く、従来の技術にて説明したものと同じ、底板1
1a、12aと前面板11b、12bと後面板11c、
12cとからなる軒樋11、12と、この軒樋11、1
2の外形を内面とする両側の軒樋接続部2d、2dと中
央の底板2aに形成された排水口2hとを有する集水器
2と、を備えた軒樋の排水構造において、軒樋底板11
a、12aの雨水の流れを排水口2hへガイドするガイ
ド片32を付加したことを特徴としている。
【0020】また、該実施形態の軒樋の排水構造におい
ては、軒樋11、12の後面板11c、12cに偏って
形成された排水口2hへ前面板11b、12b側底板の
雨水の流れをガイドするガイド片32を、軒樋縁端へ装
着されるクリップ31に一体化し立設したガイド部材3
を付加したことを特徴としてもいる。
【0021】軒樋11、12は、例えば硬質塩化ビニル
樹脂材料にて所定長さに成型加工されて形成さたもので
あり、建物の各設置場所に応じて所望の長さに切断され
取り付けられる。また、サイズなどについても所望の目
的に応じて自由に設定され、特に問わない。また、図1
に示す如く、従来の技術にて説明したものと同じ、前面
板11b、12b側には前耳部11e、12e、後面板
11c、12c側には後耳部11f、12fがそれぞれ
の縁端に沿って形成されている。これら耳部は、後述す
る集水器2との取り付けをより確実に行う他、軒樋長手
方向に一連に設けられることにより軒樋を曲がりにくく
する機械的強度向上の作用も果たしている。また、底板
11a、12aの前面板11b、12b側に形成されて
いる、底板上位11gと下位である底板11a表面の段
差は、前面板11b、12bから底板11a、12a側
へ表面側を雨だれが滴下しないようにカットする水切り
の作用効果以外に上記の耳部と同様の機械的強度向上の
作用も果たしている。
【0022】集水器2は、例えば硬質塩化ビニル樹脂材
料等の合成樹脂材料にて成型加工され形成さたものであ
り、略均一の肉厚をもった、上記軒樋11、12の外形
を内面とした底板2a、前面板2b、後面板2cの両側
に軒樋接続部2d、2dが形成され、前面板2bには前
耳受け部2e、後面板2cには後耳受け部2fがそれぞ
れ縁端に、底板2aには排水口2hが中央に形成されて
いる。また、このものの底板2aには、軒樋11、12
の底板11aの段差の底板上位11gと下位である底板
11aの外形を内面とした段差が形成されている。した
がって、排水口2hは、集水器2の底板2aの段差の底
板上位2gから外れた下位である底板2aの下面に設け
られている。
【0023】ガイド部材3は、例えば硬質塩化ビニル樹
脂材料等の合成樹脂材料にて成型加工され形成さたもの
であり、図2に示すように、軒樋11、12の底板11
a、12a肉厚と略同一の隙間をもったクリップ31か
ら、軒樋11、12の底板11a、12aの前面板11
b、12b側の、底板上位11g、12gを流れる雨水
を集水器2の排水口2hへガイドしうる、所定高さをも
った平板状のガイド片32が略垂直に立設されている。
なお、このガイド部材3は、図1に示すように、集水器
2の軒樋接続部2d、2dに取り付けられる両方の軒樋
11、12の端部11d、12dの底板上位11g、1
2gへ、例えば接着剤等を用いてそれぞれ固着される。
【0024】以上説明した軒樋の排水構造は、まず、ガ
イド部材3が、一方の軒樋11の端部11dの底板上位
11gへ、例えば接着剤等を用いて固着される。その
後、軒樋11が、集水器2の両側の軒樋接続部2d、2
dの一方へ向けて押し込まれ、集水器2の前面板2bと
後面板2cとを広げるとともに軒樋11の端部11dの
前耳部11e、後耳部11fを集水器2の前耳受け部2
e、後耳受け部2fへそれぞれ係合させて、一方の軒樋
11と集水器2とが接続される。次いで、他方の軒樋1
2の端部12dへガイド部材3が同様に固着された後、
同じく、軒樋接続部2dの他方へ向けて押し込んで集水
器2への取り付けを終える。そして、集水器2の排水口
2hへ図示していないたて樋が取り付けられて完了す
る。
【0025】したがって、例えば軒樋11、12の底板
11a、12aが建物側へ傾いて取り付けられている場
合、あるいは軒樋11、12を流れる雨水量が多い場合
においても、図3に矢印F、Fにて示すように、軒樋1
1、12の前面板11b、12b側を流れる雨水がガイ
ド片32にて遮へいされてガイドされ、排水口2hへ向
けて流れ込む。その結果、互いに他方の軒樋11、12
の端部11d、12dへ向けて流れることがない。ま
た、軒樋11、12の底板11a、12aに段差が設け
られている場合、底板上位11g、12gを流れる雨水
をガイド片32にて排水口2hへ向けてガイドすること
ができる。
【0026】以上説明した軒樋の排水構造によると、軒
樋11、12の底板11a、12aを流れる雨水をガイ
ド片32にて排水口2hへ向けてガイドすることができ
るので、雨水量が多い場合においても軒樋11、12か
らたて樋へ雨水を流し込み、以て、集水器2からの水漏
れを防止できる。また、ガイド部材3の軒樋11、12
縁端へ装着されるクリップ31に一体化し立設されたガ
イド片32に、軒樋11、12の前面板11b、12b
側の底板11a、12aを流れる雨水が軒樋11、12
の後面板11c、12cに偏って形成された排水口2h
へ向けてガイドされるので、単純な形状の部材を軒樋1
1、12へ付加して、雨水を集水器2の排水口2hへガ
イドできる。また、クリップ31が、軒樋11、12の
底板11a、12aが前面板側を上位とする段差をもっ
て形成された該軒樋11、12の底板上位11g、12
gに装着されるので、雨水が一方の軒樋11の底板上位
11gから他方の軒樋12の端部12dへ向けて流れる
ことがなく、軒樋接続部2d、2dから漏れ出さない。
【0027】[第2の実施の形態]図4は、第2の実施
の形態の軒樋の排水構造の一要部のガイド部材を示す斜
視図である。図5は、同軒樋の排水構造を示す分解斜視
図である。
【0028】この軒樋の排水構造は、ガイド部材の構成
のみが第1の実施の形態と異なるもので、他の構成部材
は第1の実施の形態のものと同一である。
【0029】このもののガイド部材4は、図4に示すよ
うに、ガイド片42を、軒樋11、12縁端から同軒樋
11、12長手方向へ離隔させて立設したことを特徴と
している。また、軒樋11、12の底板11a、12a
は前面板11b、12b側を上位とする段差をもって形
成され、クリップ41が該軒樋11、12の底板11a
の底板上位11gに装着されたことを特徴としてもい
る。
【0030】すなわち、ガイド片42は、例えば軒樋1
1の前面板11b側の底板11aの底板上位11g縁端
から軒樋11、12長手方向へ離隔させる、集水器2の
略半分の長さをもった離隔部43の縁端から立設されて
いる。その結果、図5に示すように、ガイド片42は軒
樋11、12長手方向へ離隔した位置に設けられている
集水器2の排水口2hの近傍に位置して雨水をガイドす
る。したがって、このガイド部材4は、軒樋11、12
のいずれか一方のみに装着することにて両方の軒樋1
1、12の雨水をガイドすることができる。
【0031】以上説明した軒樋の排水構造によると、軒
樋11、12の前面板11b、12b側の底板11a、
12aを流れる雨水は軒樋11、12縁端から同軒樋長
手方向へ離隔させて立設されたガイド片42にて排水口
2hへ向けてガイドされるので、1つのガイド片42を
もった部材のみにて、軒樋11、12からたて樋へ雨水
を流し込んで集水器2からの水漏れを防止でき、施工が
容易であるとともに安いコストにて実現できる。
【0032】[第3の実施の形態]図6は、第3の実施
の形態の軒樋の排水構造の一要部のガイド部材を示す斜
視図である。
【0033】この軒樋の排水構造も、ガイド部材の構成
のみが第1の実施の形態と異なるもので、他の構成部材
は第1の実施の形態のものと同一である。すなわち、ガ
イド片52を、軒樋11、12の両縁端へそれぞれ装着
されるクリップ51、51に一体化し立設したことを特
徴とする。
【0034】したがって、ガイド部材5は、図6に示す
ように、ガイド片52を底板11a、12aへの装着部
分であるクリップ51、51間略中央に立設している。
また、ガイド片52は、このものにおいては、軒樋1
1、12の前面板11b、12b側から排水口2hへ向
けて雨水が円滑にガイドされるように、例えば平面視V
字状をなして設けられている。
【0035】以上説明した軒樋の排水構造は、まず、ガ
イド部材5のクリップ51が、一方の軒樋11の端部1
1dの底板上位11gへ圧入等にて固着される。その
後、軒樋11が、集水器2の両側の軒樋接続部2d、2
dの一方へ向けて押し込まれ、集水器2の前面板2bと
後面板2cとを広げるとともに軒樋11の端部11dの
前耳部11e、後耳部11fを集水器2の前耳受け部2
e、後耳受け部2fへそれぞれ係合させて、一方の軒樋
11と集水器2とが接続される。次いで、他方の軒樋1
2の端部12dを軒樋接続部2dの他方へ向けて押し込
んで集水器2へ接続するのと同時に、ガイド部材5のク
リップ51が端部12dへ圧入等にて固着され、集水器
2への取り付けを終える。そして、集水器2の排水口2
hへ図示していないたて樋が取り付けられて完了する。
【0036】したがって、例えば軒樋11、12の底板
11a、12aが建物側へ傾いて取り付けられている場
合、あるいは軒樋11、12を流れる雨水量が多い場合
においても、両側の軒樋11、12の前面板11b、1
2b側のそれぞれの底板11a、12aを流れる雨水を
V字状のガイド片52にて排水口2hへ向けて円滑にガ
イドすることができる。また、軒樋11、12の底板1
1a、12aに段差が設けられている場合、底板上位1
1g、12gを流れる雨水をガイド片52にて排水口2
hへ向けてガイドすることができる。そして、ガイド片
52がクリップ51、51にて両側の軒樋11、12か
ら支持される構成となっているので、接着することなく
例えば圧入等の簡単な固着のみにて軒樋11、12より
離脱することなく支持することができる。
【0037】以上説明した軒樋の排水構造によると、軒
樋11、12の前面板11b、12b側の底板11a、
12aを流れる雨水は軒樋11、12の両縁端へそれぞ
れ装着されるクリップ51、51に一体化し立設された
ガイド片52にて排水口2hへ向けてガイドされるの
で、ガイド片52をもった部材であるガイド部材5を、
接着等を行うことなく固着し、雨水量が多い場合におい
ても軒樋11、12からたて樋へ雨水を流し込んで集水
器2からの水漏れを防止でき、以て、容易に施工でき
る。
【0038】
【発明の効果】上述の如く、本発明の 請求項1記載の
軒樋の排水構造は、軒樋底板を流れる雨水をガイド片に
て排水口へ向けてガイドすることができるので、雨水量
が多い場合においても軒樋からたて樋へ雨水を流し込
み、以て、集水器からの水漏れを防止できる。
【0039】また、請求項2記載の軒樋の排水構造は、
請求項1記載のものの効果に加え、ガイド部材の軒樋縁
端へ装着されるクリップに一体化し立設されたガイド片
に、軒樋の前面板側の底板を流れる雨水が軒樋後面板に
偏って形成された排水口へ向けてガイドされるので、単
純な形状の部材を軒樋へ付加して、雨水を集水器の排水
口へガイドできる。
【0040】また、請求項3記載の軒樋の排水構造は、
請求項2記載のものの効果に加え、軒樋の前面板側の底
板を流れる雨水は軒樋縁端から同軒樋長手方向へ離隔さ
せて立設されたガイド片にて排水口へ向けてガイドされ
るので、1つのガイド片をもった部材のみにて、軒樋か
らたて樋へ雨水を流し込んで集水器からの水漏れを防止
でき、施工が容易であるとともに安いコストにて実現で
きる。
【0041】また、請求項4記載の軒樋の排水構造は、
請求項2記載のものの効果に加え、軒樋の前面板側の底
板を流れる雨水は軒樋の両縁端へそれぞれ装着されるク
リップに一体化し立設されたガイド片にて排水口へ向け
てガイドされるので、ガイド片をもった部材を接着等を
行うことなく固着し、雨水量が多い場合においても軒樋
からたて樋へ雨水を流し込んで集水器からの水漏れを防
止でき、以て、容易に施工できる。
【0042】また、請求項5記載の軒樋の排水構造は、
請求項1乃至4のいずれかの請求項記載のものの効果に
加え、クリップが、軒樋の底板が前面板側を上位とする
段差をもって形成された該軒樋の底板上位に装着される
ので、雨水が一方の軒樋の底板上位から他方の軒樋の端
部へ向けて流れることがなく、軒樋接続部から漏れ出さ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の軒樋の排水構造を
示す分解斜視図である。
【図2】同軒樋の排水構造の一要部のガイド部材を示す
斜視図である。
【図3】同軒樋の排水構造の作用の説明図である。
【図4】第2の実施の形態の軒樋の排水構造の一要部の
ガイド部材を示す斜視図である。
【図5】同軒樋の排水構造を示す分解斜視図である。
【図6】第3の実施の形態の軒樋の排水構造の一要部の
ガイド部材を示す斜視図である。
【図7】本発明の従来例である、軒樋の排水構造を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
11、12 軒樋 11a、12a 底板 11b、12b 前面板 11c、12c 後面板 2 集水器 2a 底板 2d 軒樋接続部 2h 排水口 31、41、51 クリップ 32、42、52 ガイド片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と前面板と後面板とからなる軒樋
    と、この軒樋の外形を内面とする両側の軒樋接続部と中
    央の底板に形成された排水口とを有する集水器と、を備
    えた軒樋の排水構造において、 軒樋底板の雨水の流れを排水口へガイドするガイド片を
    付加したことを特徴とする軒樋の排水構造。
  2. 【請求項2】 軒樋後面板に偏って形成された排水口へ
    前面板側底板の雨水の流れをガイドするガイド片を、軒
    樋縁端へ装着されるクリップに一体化し立設したガイド
    部材を付加したことを特徴とする請求項1記載の軒樋の
    排水構造。
  3. 【請求項3】 ガイド片を、軒樋縁端から同軒樋長手方
    向へ離隔させて立設したことを特徴とする請求項2記載
    の軒樋の排水構造。
  4. 【請求項4】 ガイド片を、軒樋の両縁端へそれぞれ装
    着されるクリップに一体化し立設したことを特徴とする
    請求項2記載の軒樋の排水構造。
  5. 【請求項5】 軒樋の底板は前面板側を上位とする段差
    をもって形成され、クリップが該軒樋の底板上位に装着
    されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの請
    求項記載の軒樋の排水構造。
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JP2010183249A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン
JP2011087098A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Audio Technica Corp ダイナミックヘッドホン
JP2013038644A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Audio Technica Corp 狭指向性マイクロホン

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