JPH1143669A - 蛍光体及び表示装置 - Google Patents

蛍光体及び表示装置

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JPH1143669A
JPH1143669A JP20300897A JP20300897A JPH1143669A JP H1143669 A JPH1143669 A JP H1143669A JP 20300897 A JP20300897 A JP 20300897A JP 20300897 A JP20300897 A JP 20300897A JP H1143669 A JPH1143669 A JP H1143669A
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JP
Japan
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phosphor
particle size
film
luminance
present
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JP20300897A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Okumura
美和 奥村
Naohisa Matsuda
直寿 松田
Masaaki Tamaya
正昭 玉谷
Keiko Arubesaaru
アルベサール・恵子
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粒径が小さく、かつ高い輝度を有する蛍光体、
及び十分な輝度の及び高詳細な表示が可能な表示装置を
提供すること。 【解決手段】本発明の蛍光体は、0.1μmないし1μ
mの平均粒度を有し、電気陰性度から定義されるイオン
性の平均が80%以上であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光体及び表示装
置に係り、特に、粒径が小さく発光効率の良好な蛍光体
及びそれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管表示装置、紫外線励起型平板表
示装置、及び電子線励起型平板表示装置等の表示装置
(以下、それぞれ、CRT、PDP、及びFEDとい
う)では、従来から、数μm〜十数μm程度の粒径を有
する蛍光体が用いられている。しかしながら、近年、高
精細な表示への要求が高まりつつあり、蛍光体の小粒子
化が求められている。
【0003】例えば、CRTにおいては、蛍光膜の厚さ
を薄くすることにより発光の面内方向への散乱が低減さ
れて、高い解像度を得ることができることが知られてい
る。この蛍光体膜の厚さは、蛍光体の積層数を減らすこ
と或いは蛍光体粒子の粒径を小さくすることにより低減
することが可能であるが、蛍光体の積層数を3層未満と
した場合、電子線の一部が蛍光膜を突き抜けてしまうた
め効率的に蛍光体を発光させることができない。したが
って、高い解像度及び高い発光効率を得るためには蛍光
体の小粒子化が必要となる。
【0004】このような要求はPDPにおいても同様で
ある。PDPにおいてはCRTにおける理由の他に、セ
ルのサイズの縮小化に伴う理由で蛍光体の小粒子化が必
要とされている。すなわち、PDPには、高効率化及び
高解像度化が求められており、高解像度化のためにはセ
ルのサイズを縮小することが必要とされている。しかし
ながら、セルのサイズを縮小したPDPにおいて従来の
蛍光体を用いた場合、セルのサイズに対して蛍光体の粒
径が大きすぎるため、十分な放電空間を確保することが
できない。そのため、蛍光体の小粒子化が求められてい
るのである。
【0005】また、FEDにおいても小粒子化された蛍
光体が求められている。FEDは、通常、5kV以下程
度の加速電圧で駆動される。このFEDの加速電圧は、
数十kVにも及ぶCRTの加速電圧に比べると非常に低
い値である。そのため、FEDにおける蛍光膜のコーテ
ィングウェイトの最適値は、1mg/cm2 程度、膜厚
に換算すると2μm程度と、CRTのそれに比べて低く
なる。したがって、粒径が2μmを超える従来の蛍光体
では粒径が大きすぎるため、最適なコーティングウェイ
トを有する蛍光膜を形成することができない。
【0006】また、CRTに関して説明したように、蛍
光体の積層数を減少させた場合、電子線が蛍光膜を突き
抜けてしまうおそれがある。FEDにおいては、CRT
に比べて加速電圧は低いものの、少なくとも2層の蛍光
体を積層する必要がある。したがって、FEDにおいて
は、粒径がおよそ1μm以下の蛍光体が必要とされてい
る。
【0007】以上説明したように、CRT、PDP、及
びFED等の表示装置では、蛍光体の小粒子化が求めら
れている。しかしながら、これら表示装置で用いられる
蛍光体を小粒子化した場合、以下に示す問題を生ずるの
である。
【0008】従来、これら表示装置では、例えば、Zn
Sを母体とする蛍光体や、Y22S:Tb、及びY2
2 S:Eu等の組成を有する蛍光体のように半導体性
の高いもの、或いはY23 :Euのように絶縁体性の
高いものが多く用いられていた。しかしながら、これら
蛍光体の多くは小粒子化した場合に発光効率が劇的に低
下してしまう。
【0009】例えば、T.Yanagisawaらは、
ITEJ Technical Report, Ed
754, Vol.7, No.30(1983)で自
己不活型ZnS蛍光体における粒径と粉体輝度との関係
を開示している。その中には、自己不活型ZnS蛍光体
を10kVの加速電圧で発光させた場合、粒径が2μm
の蛍光体では、粒径が6μmの蛍光体の半分以下の粉体
輝度しか得ることができないことが記載されている。こ
のように、従来、CRT、PDP、及びFED等の表示
装置で用いられていた蛍光体の多くは、小粒子化した場
合に輝度が劇的に低下してしまうのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであり、粒径が小さく、
かつ高い輝度を有する蛍光体、及び十分な輝度の及び高
詳細な表示が可能な表示装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、0.1μmな
いし1μmの平均粒度を有し、電気陰性度から定義され
るイオン性の平均が80%以上であることを特徴とする
蛍光体を提供する。また、本発明は、0.1μmないし
1μmの平均粒度を有し、下記組成式LnF3 :R1
MF2 :R2 、AMF3 :R2 、及びALnF4 :R1
(式中、LnはLa、Gd、Y、及びLuから選ばれる
少なくとも1種の元素を示し、MはMg、Ca、Sr、
及びBaから選ばれる少なくとも1種の元素を示し、A
はLi、Na、K、及びRbから選ばれる少なくとも1
種の元素を示し、R1 はCe、Pr、Gd、Tb、D
y、及びEuから選ばれる少なくとも1種の元素を示
し、R2 はEu及びMnから選ばれる少なくとも1種の
元素を示す。)のいずれか1つに示す化学組成を有する
弗化物からなることを特徴とする蛍光体を提供する。
【0012】さらに、本発明は、0.1μmないし1μ
mの平均粒度を有し、組成式LnOX:R3 (式中、L
nはLa、Gd、Y、及びLuから選ばれる少なくとも
1種の元素を示し、XはF、Cl、及びBrから選ばれ
る少なくとも1種の元素を示し、R3 はCe、Pr、G
d、Tb、Dy、及びEuから選ばれる少なくとも1種
の元素を示す。)に示す化学組成を有することを特徴と
する蛍光体を提供する。また、本発明は、上記蛍光体を
含む蛍光膜を具備することを特徴とする表示装置を提供
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてより詳細に
説明する。本発明の第1の実施形態に係る蛍光体は、イ
オン性が80%以上であるものである。具体的には、組
成式LnF3 :R1 、MF2 :R2 、AMF3 :R2
及びALnF4 :R1 のいずれかに示す化学組成を有す
る弗化物蛍光体である。これら組成式において、Lnは
La、Gd、Y、及びLuから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、MはMg、Ca、Sr、及びBaから選
ばれる少なくとも1種の元素を示し、AはLi、Na、
K、及びRbから選ばれる少なくとも1種の元素を示し
ている。Ln、M、及びAは、それぞれ単独の元素であ
ってもよく、複数種の元素を含んでもよい。
【0014】また、上記組成式において、R1 はCe、
Pr、Gd、Tb、Dy、及びEuから選ばれる少なく
とも1種の元素を示し、R2 はEu及びMnから選ばれ
る少なくとも1種の元素を示している。R1 及びR2
は、それぞれ単独の元素であってもよく、複数種の元素
を含んでもよい。また、通常、R1 及びR2 は、それぞ
れ蛍光体粒子中に0.01重量%〜10重量%含まれる
ことが好ましい。0.01重量%未満の場合、発光中心
の濃度が不十分であるため十分な輝度を得ることができ
ず、10重量%を超える場合も、濃度消光が生じるため
十分な輝度を得ることができない。
【0015】この弗化物蛍光体において、これら元素の
組み合せに特に制限はないが、LnとしてGd及びYを
用い、MとしてCa及びBaを用い、AとしてLi及び
Naを用いることが好ましい。また、R1 としてEu、
Tb、Prを用いることが好ましく、R2 としてMnを
用いることが好ましい。これら元素を用いた場合、粒径
をより小さくした場合でも比較的高い輝度を得ることが
できる。また、この弗化物蛍光体の組成を、組成式YF
3 :Eu、BaF2 :Mn、LiGdF4 :Eu、及び
LiBaF3 :Mn等に示す化学組成とすることによ
り、粒径をより小さくした場合でも高い輝度を得ること
ができる。
【0016】上記弗化物蛍光体の平均粒度は、0.1μ
mないし1μmである。この値は、0.3μmないし
0.7μmであることがより好ましい。平均粒度がこの
範囲内にある場合に、高い発光効率を保ちつつ、緻密な
蛍光膜を形成することができる。
【0017】次に、本発明の第2の実施形態に係る蛍光
体について説明する。本発明の第2の実施形態に係る蛍
光体は、組成式LnOX:R3 に示す化学組成を有する
蛍光体である。この組成式において、LnはLa、G
d、Y、及びLuから選ばれる少なくとも1種の元素を
示し、XはF、Cl、及びBrから選ばれる少なくとも
1種の元素を示し、R3 はCe、Pr、Gd、Tb、D
y、及びEuから選ばれる少なくとも1種の元素を示し
ている。Ln、X、及びR3 は、それぞれ単独の元素で
あってもよく、複数の元素を含んでもよい。
【0018】R3 は、通常、蛍光体粒子中に0.01重
量%〜10重量%含まれることが好ましい。0.01重
量%未満の場合、発光中心の濃度が不十分であるため十
分な輝度を得ることができず、10重量%を超える場合
も、濃度消光が生じるため十分な輝度を得ることができ
ない。
【0019】この本発明の第2の実施形態に係る蛍光体
において、これら元素の組み合せに特に制限はないが、
LnとしてLa及びGdを用い、XとしてClを用い、
3としてTb、Eu、及びPrを用いることが好まし
い。これら元素を用いた場合、粒径をより小さくした場
合でも比較的高い輝度を得ることができる。また、この
弗化物蛍光体の組成を、組成式LaOCl:Tb及びL
aOBr:Tb等に示す化学組成とすることにより、粒
径をより小さくした場合でも高い輝度を得ることができ
る。
【0020】上記第2の実施形態に係る蛍光体の平均粒
度は、0.1μmないし1μmである。この値は、0.
3μmないし0.7μmであることがより好ましい。平
均粒度がこの範囲内にある場合に、高い発光効率を保ち
つつ、緻密な蛍光膜を形成することができる。なお、以
上説明した粒径は、全てブレーン法によるものである。
【0021】以下、本発明の原理について説明する。蛍
光体の粒径と輝度との関係は、前述のT.Yanagi
sawaらの開示の他に、T.WelkerらがExt
ended Abstract of ECS Mee
ting, No.652(1991)で、Y23
Eu蛍光体は粒径1μm〜5μmの範囲では粒径を小さ
くするほど輝度が低下することを開示している程度であ
って、その小粒子化による輝度低下の要因は分かってい
なかった。
【0022】本発明者らは、以下に示すモデルを構築し
て発光効率を概算し、粒径を様々に変えて発光効率の実
測値との比較を行ったところ、小粒子化されても高い輝
度が維持される蛍光体に共通する物性を見出した。
【0023】図4に、蛍光体の発光メカニズムの概略を
示す。図4に示す蛍光体粒子45は粒径Rを有してい
る。この蛍光体粒子45に、励起光として、例えば侵入
深さxの電子線46を照射すると、蛍光体粒子45の表
面から深さxの位置でe−hペアが形成される。このe
−hペアが、蛍光体粒子45内を移動して発光中心であ
るEu、Pr、及びTb等のドーパントイオンに到達
し、発光中心の電子遷移を生じさせることにより発光が
生じるのである。
【0024】ここで、e−hペアがドーパントイオンま
で到達する距離、すなわちe−hペア拡散距離をrdiff
とし、e−hペアが全方位に同心円状に広がるとする
と、発光輝度は半径rdiffの球と蛍光体粒子45とが重
なる領域の体積に比例する。したがって、一方向から蛍
光体粒子45全体に電子線46を照射した場合の輝度
は、上記重なる領域の体積を、蛍光体粒子45の被照射
面全体について積分した値(V1 とする)に比例する。
【0025】このとき、蛍光体粒子45の電子線46の
照射方向に垂直な端部では、厚さが侵入深さxよりも薄
いため、電子線46が突き抜けてしまう。しかしなが
ら、通常、蛍光膜は複数の蛍光体層が積層されているた
め、このように突き抜けた電子線46は下層の蛍光体に
侵入し、その蛍光体を発光させる。したがって、上述の
積分値から蛍光体粒子45の端部の寄与を除く必要はな
い。
【0026】次に、無限大の大きさを有するバルク蛍光
体粒子を想定し、この蛍光体粒子に径Rの電子線を照射
した場合について同様の積分を行う。このようにして得
られたバルク蛍光体粒子についての積分値をV2 とし、
1 をV2 で割ることにより、蛍光体粒子45の発光効
率ηを得ることができる。
【0027】上述のモデルをもとに、蛍光体粒子の粒径
と発光効率との関係を計算した。その結果を、図5にグ
ラフにして示す。このグラフにおいて、横軸は粒径R
(μm)を示し、縦軸は発光効率ηを示している。ま
た、曲線51、52、及び53は、それぞれZnS系の
蛍光体(rdiff=0.5μm)、Y22 S系の蛍光体
(rdiff=0.2μm)、及びY23 系の蛍光体(r
diff=0.1μm)についてのデータを示している。
【0028】このモデルの妥当性を調べるために、これ
ら蛍光体について粒径と発光効率とを測定して、モデル
から得られた計算値との比較を行ったところ、非常に良
く一致していることが確認された。したがって、このグ
ラフから明らかなように、蛍光体粒子を小粒子化した場
合、rdiffが小さい蛍光体において高い発光効率が得ら
れるのである。
【0029】また、上述のe−hペア拡散距離r
diffは、イオン性と非常に高い相関性を有していること
が判明した。ここで、元素Aと元素Bとで構成される化
合物のイオン性は、例えばポーリングの定義によると、
Aの電気陰性度をχA 、Bの電気陰性度をχB とした場
合、下記式 イオン性=1−exp{−(χA −χB2 /4} であらわされる。本発明者らは、従来の様々な蛍光体に
ついてイオン性を調べた。下記表1にその結果を示す。
【0030】
【表1】
【0031】なお、上記表1で、3種以上の元素からな
る蛍光体のイオン性は、それぞれの結合のイオン性の平
均値である。これら蛍光体について粒径と輝度との関係
を調べたところ、70%以上のイオン性を有する蛍光体
は小粒子化されても高い輝度が維持されることが明らか
になった。すなわち、イオン性が70%以上となるよう
に蛍光体を構成する元素を選択することにより、小粒子
化されても高い輝度が維持される蛍光体を設計すること
が可能となるのである。上述の知見をもとに、イオン性
が70%以上となるように、下記表2に示す蛍光体を設
計し、粒径と輝度との関係について調べた。
【0032】
【表2】
【0033】その結果、全ての蛍光体が小粒子化されて
も高い輝度が維持され、特にイオン性が80%以上の蛍
光体では、粒径が0.5μmの場合においても粒径が6
μmの場合の80%以上の値が得られた。したがって、
蛍光体を小粒子化した場合、イオン性が70%以上であ
る場合に高い輝度維持率が得られ、80%以上である場
合により高い輝度維持率が得られるのである。
【0034】以上説明した本発明の第1及び第2の実施
形態に係る蛍光体は焼成法または高周波熱プラズマ法等
により製造される。焼成法を用いた製造においては、ま
ず、原料化合物をボールミル等により機械的に混合し、
それぞれが均一に分散した混合物を形成する。次に、こ
の混合物をるつぼに投入し、電気炉等により、N2 、H
2 /N2 、H2 /Ar、及び大気等の雰囲気下、900
℃〜1200℃程度の温度で30分〜3時間程度焼成す
ることにより製造する。或いは、上述の混合物を形成す
る代わりに、原料となる共沈を形成し、これを900℃
〜1000℃程度の温度で10分〜1時間程度焼成する
ことにより製造することもできる。
【0035】上述の焼成法で製造した場合、得られる粒
子は多面体状等の不定形である。それに対し、本発明の
蛍光体を高周波熱プラズマ法により製造した場合、得ら
れる粒子は球状になる。このような球状の蛍光体を用い
ると、充填密度の高い蛍光膜を形成することが可能とな
る。以下に、高周波熱プラズマ法について説明する。
【0036】高周波熱プラズマ法においては、原料とし
て、従来の焼成法等により製造された蛍光体が用いられ
る。この原料蛍光体粉末を高周波熱プラズマ中で溶融処
理し、これを急冷することにより球状の蛍光体が製造さ
れる。このとき、4MHz〜30MHz、プレートへの
入力電力5kW〜20kWの範囲内で高周波熱プラズマ
のパワーを制御することにより、真球状の蛍光体を得る
ことができる。
【0037】上述の原料蛍光体に、1次粒子の粒径が3
μm〜5μmのものを用いることができる。このような
原料蛍光体を用いた場合、熱プラズマ処理後の蛍光体粒
子の粒径は処理前に比べて縮小される必要がある。した
がって、熱プラズマにより原料蛍光体の一部を溶融・蒸
発させて粒径を縮小し、小粒子化された蛍光体のみをフ
ィルター部で回収することが望ましい。
【0038】また、原料蛍光体として、1次粒子の粒径
が3μm〜5μmの蛍光体を、予めポリポット等に投入
し、ボールミル等により5〜30時間ミリングしたもの
を用いることができる。このような原料蛍光体を用いて
熱プラズマ処理した場合、処理後の蛍光体は殆ど全て小
粒子化されているので、フィルター部だけでなくサイク
ロン部でも回収することができる。
【0039】また、このようにして製造される球状の蛍
光体は、長径と短径との比が1ないし1.5の範囲にあ
ることが好ましく、1ないし1.2の範囲にあることが
より好ましい。長径と短径との比が上記範囲内にある場
合に、充填密度の高い蛍光膜を形成することができる。
【0040】次に、本発明の表示装置について説明す
る。本発明の表示装置は、上記蛍光体を蛍光膜中に含有
するCRT、PDP、及びFED等の表示装置である。
ここで、上記蛍光体を蛍光膜中に含有するとは、蛍光体
膜中に上記蛍光体を少なくとも一成分として含有するこ
とであって、上記蛍光体以外の従来の蛍光体を含有する
ものであってもよい。また、蛍光膜が複数の色領域で構
成される場合、本発明の蛍光体がそれら色領域のいずれ
か1つに含有され、他の色領域が従来の蛍光体で構成さ
れるものであってもよい。
【0041】しかしながら、本発明の蛍光体は、全ての
色領域に用いられることが好ましい。また、本発明の蛍
光体は、蛍光体膜中に10重量%以上含有されることが
好ましく、50重量%以上含有されることがより好まし
い。本発明の蛍光体が上記範囲にある場合、解像度や発
光効率を良好に高めることができる。
【0042】以下、本発明のCRTについて説明する。
図1は、本発明のCRTを示す概略図である。この図に
おいて、CRT10は、ガラスからなるネック部11及
びパネル部12等で構成されており、本発明の蛍光体
は、パネル部12の内壁に設けられた蛍光膜13に用い
られている。このCRT10における表示は、ネック部
11の一端に設けられたヒータ14、カソード15、及
びコントロールグリッド16により電子線を放出し、電
子線を主レンズ17を通過させ、偏光ヨーク18及び偏
光板19により偏光させて、蛍光膜13に照射すること
により行われる。
【0043】以上のようにして構成されるCRT10に
おいては、本発明の蛍光体が用いられているため、蛍光
膜が薄くかつ緻密に形成される。したがって、上記CR
T10によると、高い解像度及び高い発光効率を同時に
得ることができる。
【0044】上述のCRT10を構成する部材は、蛍光
体を除いて、一般的なCRTで用いられる部材を用いる
ことができる。また、蛍光膜13は、自然沈降法や水ガ
ラスを用いた沈降法、或いは光硬化性樹脂を含む蛍光体
スラリーのパネルへのスピンコートによる方法等を用い
て形成する。この蛍光膜13のコーティングウェイト
は、1mg/cm2 〜5mg/cm2 であることが好ま
しい。コーティングウェイトが上限値を超える場合、ス
ポット径が拡大してしまうため解像度が低下し、下限値
未満の場合、蛍光膜を電子線の一部が突き抜けてしまう
ため発光効率が低下してしまう。
【0045】本発明の表示装置がPDPとして用いられ
る場合、例えば、図2に示す構成とすることができる。
図2において、PDP20は、基板21及び透明基板2
2等で構成され、これらは対向して配置されている。基
板21の対向面には、隔壁23が配列されている。それ
ぞれの隔壁23の間には、アドレス電極24が設けら
れ、このアドレス電極24の上に、それぞれ発光色の異
なる蛍光膜25、26、27が形成されている。基板2
2の対向面には、アドレス電極24と直交するようにし
て表示電極28が配列され、その上に誘電体層29及び
保護膜30が順次積層されている。このPDP20にお
いて、本発明の蛍光体は蛍光膜25、26、27の少な
くとも1つに含有されている。
【0046】以上のようにして構成されるPDP20に
おいては、蛍光膜25、26、27の少なくとも1つに
本発明の蛍光体が用いられている。したがって、隔壁2
3の間隔や基板21と透明基板22との間隔を狭めてセ
ルのサイズを縮小した場合でも、十分な放電空間が確保
されるため、高い輝度を保ちつつ、解像度を高めること
ができる。
【0047】上述の蛍光膜25、26、27は、一般的
にはスクリーン印刷により形成されるが、その他の塗布
法を用いて形成してもよい。スクリーン印刷により形成
する場合、塗布液として、例えばポリビニルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、エチレングリコール、及び
水等の混合液に蛍光体を分散させたペーストを用いるこ
とができる。
【0048】上述のPDPの蛍光膜の膜厚は、1μm〜
25μmであることが好ましく、1μm〜20μmであ
ることがより好ましい。蛍光膜の膜厚が上限値を超える
場合、セルのサイズを十分に縮小することができず、下
限値未満の場合、蛍光膜を電子線の一部が突き抜けてし
まうため発光効率が低下してしまう。
【0049】次に、本発明の表示装置がFEDとして用
いられた場合について説明する。本発明のFEDとは、
上記蛍光体を含む蛍光膜を有し、電子線により蛍光体を
励起して表示を行う平板型の表示装置であって、様々な
形態を含んでいる。
【0050】図3に、本発明のFEDの一例を示す。こ
の図で、FED31は、基板32、複数の孔が設けられ
た板状のゲート33、及び透明基板34が所定の間隔を
隔てて積層された構造を有している。基板32の対向面
には、カソード電極35及びアモルファスSi等からな
る抵抗膜36が順次積層され、抵抗膜36上には、ゲー
ト33に設けられた複数の孔に対応して、円錐状の冷陰
極37が配列されている。
【0051】透明基板34の対向面には、画素毎にパタ
ーニングされた透明電極38が設けられ、各透明電極3
8上には、それぞれ発光色の異なる蛍光膜39、40、
41が形成されている。なお、隣接する透明電極38及
び蛍光膜39、40、41は、絶縁膜42により電気的
に絶縁されている。
【0052】以上のようにして構成されるFED30に
おいて、本発明の蛍光体は、蛍光膜39、40、41の
少なくとも1つに含有されている。したがって、上記F
ED31によると、蛍光膜を複数の蛍光体層を積層し
て、及び最適なコーティングウェイトで形成することが
できるため、十分な輝度の及び高詳細な表示が可能であ
る。
【0053】上述の蛍光膜39、40、41は、CRT
10及びPDP20の蛍光膜の形成に用いたのと同様
の、スクリーン印刷法、自然沈降法、及び水ガラスを用
いた沈降法等により形成することができる。この蛍光膜
のコーティングウェイトは、0.5mg/cm2 〜3m
g/cm2 であることが好ましく、0.8mg/cm2
〜2mg/cm2 であることがより好ましい。蛍光膜の
コーティングウェイトが上限値を超える場合、解像度が
低下し、下限値未満の場合、蛍光膜を電子線の一部が突
き抜けてしまうため発光効率が低下してしまう。
【0054】以上説明したように本発明の表示装置によ
ると、蛍光膜に、上述の粒径が小さくかつ高い輝度を有
する本発明の蛍光体を用いられているため、十分な輝度
で高詳細な表示が可能である。
【0055】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)以下に示す方法により、サンプル1を製造
した。
【0056】まず、それぞれ平均粒度が0.5μmのY
3 及びEuF3 を、1:0.1のモル比でポリポット
に投入し、1時間ボールミルを行うことにより混合し
た。次に、得られた混合物を、N2 雰囲気下、900℃
で1時間焼成し、YF3 :Eu蛍光体を製造した。
【0057】以上のようにして製造したYF3 :Eu蛍
光体の平均粒度を、ブレーン法により測定したところ、
0.7μmであった。また、蛍光体粒子中のEu濃度は
5重量%であった。
【0058】(比較例1)以下に示す方法により、比較
用サンプル1を製造した。それぞれ平均粒度が3μmの
YF3 及びEuF3 を、1:0.1のモル比でポリポッ
トに投入し、1時間ボールミルを行うことにより混合し
た。得られた混合物を、N2 雰囲気下、1000℃で3
時間焼成し、YF3 :Eu蛍光体を製造した。
【0059】以上のようにして製造したYF3 :Eu蛍
光体の平均粒度を、ブレーン法により測定したところ、
7μmであった。また、蛍光体粒子中のEu濃度は5重
量%であった。
【0060】上記サンプル1及び比較用サンプル1につ
いて輝度を測定したところ、サンプル1は比較用サンプ
ル1に対して1/10程度の粒径まで微粒子化されてい
るのにも関わらず、ほぼ同等(98%)の輝度を有して
いた。
【0061】(実施例2)以下に示す方法により、サン
プル2を製造した。平均粒度が4μmであり、Eu濃度
が5重量%の市販されているLaOCl:Tb蛍光体を
ポリポットに投入し、約5時間ボールミルを行うことに
よりミリングした。ミリング後の蛍光体を、Ar雰囲気
下、4MHz、プレート電力10kWとして熱プラズマ
処理し、サイクロン品のみを回収した。
【0062】以上のようにして製造したLaOCl:T
b蛍光体の平均粒度を、ブレーン法により測定したとこ
ろ、1μmであった。また、蛍光体粒子中のEu濃度は
5重量%であった。
【0063】(比較例2)実施例2で用いた、平均粒度
が4μmであり、Eu濃度が5重量%の市販されている
LaOCl:Tb蛍光体を比較用サンプル2とし、サン
プル2との比較を行った。
【0064】上記サンプル2及び比較用サンプル2につ
いて輝度を測定したところ、サンプル2は比較用サンプ
ル2に対して1/4程度の粒径まで微粒子化されている
のにも関わらず、ほぼ同等(95%)の輝度を有してい
た。
【0065】(実施例3)原料蛍光体を変えて、実施例
2と同様にして下記表3に示すサンプル3〜8を製造し
た。なお、このようにして製造されたサンプル3〜8の
添加元素濃度はいずれも5重量%であった。
【0066】また、従来の焼成法により、比較用サンプ
ル3として、ZnS:Ag,Cl蛍光体を製造した。以
上のようにして製造したサンプル3〜8、及び比較用サ
ンプル3について、ブレーン法により平均粒度を測定
し、さらに輝度を測定した。下記表3にその結果を示
す。
【0067】
【表3】
【0068】なお、上記表3において、それぞれのサン
プルの輝度は、同じ組成を有し平均粒度が6μmの蛍光
体の輝度に対する相対値で示されている。この表から明
らかなように、比較用サンプル3は、小粒子化されるこ
とにより劇的に輝度が低下しているが、サンプル3〜8
は、輝度の低下が殆ど生じていない。
【0069】(実施例4)蛍光膜を構成する蛍光体とし
てサンプル1〜8及び比較用サンプル2を用いて図1に
示すCRTを製造した。なお、それぞれのCRTは、加
速電圧20kVでの透過輝度が、同じ組成を有し平均粒
度が6μmの蛍光体を用いた場合と同じ値となるよう
に、コーティングウェイトが調節されている。それぞれ
のCRTについて、加速電圧20kVでの分解能(スポ
ットサイズ)及び蛍光膜のコーティングウェイトを測定
した。その結果を下記表4に示す。
【0070】
【表4】
【0071】上記表4に示すように、サンプル1〜8を
用いて製造したCRTでは、蛍光膜に小粒子化されかつ
高い輝度を有する蛍光体が用いられているため、コーテ
ィングウェイトを低減することができ、その結果、スポ
ットサイズを従来に比べて10〜15%程度も縮小する
ことができた。
【0072】(実施例5)蛍光膜を構成する蛍光体とし
てサンプル1〜8及び比較用サンプル2を用いて、図2
に示すPDPを製造した。それぞれのPDPについて、
輝度及び蛍光体膜の膜厚を測定した。その結果を下記表
5に示す。
【0073】
【表5】
【0074】なお、上記表5において、それぞれのPD
Pの輝度は、同じ組成を有し平均粒度が6μmの蛍光体
を用い、厚さ20μmの蛍光膜を形成した場合の輝度に
対する相対値で示されている。この表から明らかなよう
に、サンプル1〜8を用いて製造したPDPでは、蛍光
体膜を薄い膜厚で形成することができ、さらに、高い輝
度を得ることができた。
【0075】(実施例6)蛍光膜を構成する蛍光体とし
てサンプル1〜8及び比較用サンプル2を用いて、図3
に示すFEDを製造した。それぞれのFEDについて、
輝度及び蛍光体膜のコーティングウェイトを測定した。
その結果を下記表6に示す。
【0076】
【表6】
【0077】なお、上記表6において、それぞれのFE
Dの輝度は、同じ組成を有し平均粒度が3μmの蛍光体
を用い、厚さ5μmの蛍光膜を形成した場合の輝度に対
する相対値で示されている。この表から明らかなよう
に、サンプル1〜8を用いて製造したFEDでは、蛍光
体膜を最適なコーティングウェイトで形成することがで
き、高い輝度を得ることができた。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
イオン性を80%以上とすること、特に組成を組成式L
nF3 :R1 、MF2 :R2 、AMF3 :R2 、ALn
4 :R1 に示す化学組成、或いはLnOX:R3 に示
す化学組成とすることにより、rdiff値が低くなり、平
均粒度を0.1μmないし1μmの範囲まで小粒子化し
ても高い輝度が維持される蛍光体が提供される。また、
本発明によると、上記蛍光体を用いることにより、十分
な輝度の及び高詳細な表示が可能な表示装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCRTの概略を示す図。
【図2】本発明のPDPの概略を示す図。
【図3】本発明のFEDの概略を示す図。
【図4】蛍光体の発光メカニズムの概略を示す図。
【図5】蛍光体の平均粒度と発光効率との関係を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
10…CRT 11…ネック部 12…パネル部 13、25、26、27、39、40、41…蛍光膜 14…ヒータ 15…カソード 16…コントロールグリッド 17…主レンズ 18…偏光ヨーク 19…偏光板 20…PDP 21、32…基板 22、34…透明基板 23…隔壁 24…アドレス電極 28…表示電極 29…誘電体層 30…保護膜 31…FED 33…ゲート 35…カソード電極 36…抵抗膜 37…冷陰極 38…透明電極 41…絶縁膜 45…蛍光体粒子 46…電子線 51、52、53…曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルベサール・恵子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.1μmないし1μmの平均粒度を有
    し、電気陰性度から定義されるイオン性の平均が80%
    以上であることを特徴とする蛍光体。
  2. 【請求項2】 0.1μmないし1μmの平均粒度を有
    し、下記組成式 LnF3 :R1 、 MF2 :R2 、 AMF3 :R2 、及び ALnF4 :R1 (式中、LnはLa、Gd、Y、及びLuから選ばれる
    少なくとも1種の元素を示し、MはMg、Ca、Sr、
    及びBaから選ばれる少なくとも1種の元素を示し、A
    はLi、Na、K、及びRbから選ばれる少なくとも1
    種の元素を示し、R1 はCe、Pr、Gd、Tb、D
    y、及びEuから選ばれる少なくとも1種の元素を示
    し、R2 はEu及びMnから選ばれる少なくとも1種の
    元素を示す。)のいずれか1つに示す化学組成を有する
    弗化物からなることを特徴とする蛍光体。
  3. 【請求項3】 0.1μmないし1μmの平均粒度を有
    し、 組成式LnOX:R3 (式中、LnはLa、Gd、Y、及びLuから選ばれる
    少なくとも1種の元素を示し、XはF、Cl、及びBr
    から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、R3はC
    e、Pr、Gd、Tb、Dy、及びEuから選ばれる少
    なくとも1種の元素を示す。)に示す化学組成を有する
    ことを特徴とする蛍光体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の蛍
    光体を含む蛍光膜を具備することを特徴とする表示装
    置。
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