JPH114314A - 画像形成装置及び画像形成装置の動作制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の動作制御方法

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JPH114314A
JPH114314A JP9171194A JP17119497A JPH114314A JP H114314 A JPH114314 A JP H114314A JP 9171194 A JP9171194 A JP 9171194A JP 17119497 A JP17119497 A JP 17119497A JP H114314 A JPH114314 A JP H114314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷動作中に複写要求があった場合は複写要
求に速やかに対応可能とした画像形成装置及び画像形成
装置の動作制御方法を提供する。 【解決手段】 光源103から光を照射した原稿台10
2上の原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換
手段104と、アナログ信号をデジタル信号に変換する
アナログデジタル変換手段105と、用紙上に画像形成
を行う画像形成部2003と、紙搬送制御や画像形成制
御を行うエンジン制御部2002と、入力データをラス
タ形式のデータに変換するプリンタコントローラ210
3と、プリント動作中に複写要求があった場合は所定タ
イミングでプリント動作から複写動作に切り替えるリー
ダコントローラ106とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
画像形成装置の動作制御方法に係り、更に詳しくは、プ
リント機能と複写機能の両機能を有する画像形成装置及
び画像形成装置の動作制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタとホストコンピュータ
とを接続したプリンタシステムとしては、例えば図26
(a)、(b)に示すものがある。図26(a)のシス
テムは、プリンタとホストコンピュータ2104とを直
接接続したものであり、プリンタは、ホストコンピュー
タ2104から送られてきた画像データをプリンタエン
ジン2102の動作に合わせて送り出すプリンタコント
ローラ2103と、該プリンタコントローラ2103に
ビデオI/F(インタフェース)2101を介して接続
されたプリンタエンジン2102とから構成される。ま
た、図26(b)のシステムは、プリンタとホストコン
ピュータ(図示略)とをネットワーク2105を介して
接続したものである。
【0003】また、図27(a)、(b)に示すプリン
タシステムは、上記図26(a)、(b)の構成に画像
読み取り装置2501を追加すると共に、該画像読み取
り装置2501をホストコンピュータ2104に直接接
続、もしくはホストコンピュータ(図示略)にネットワ
ーク2105経由で接続することにより、プリンタシス
テムに画像読み取り機能を持たせたものである。
【0004】また、システムにプリント機能と複写機能
を持たせる場合は、上記のシステムを図28に示すよう
な構成に変更することで、プリント機能と複写機能を実
現している。即ち、従来のプリント機能及び複写機能を
有するシステムは、原稿を読み取るリーダ部2501
と、該リーダ部2501と通信ができるようにしたコン
トローラ部2602と、リーダ部2501、コントロー
ラ部2602の何れか一方を選択するセレクタ部260
3と、リーダ部2501とコントローラ部2602との
間の通信ライン2601と、プリンタエンジン部210
2とを備えている。コントローラ部2602はホストコ
ンピュータ2104に接続されている。
【0005】上記のような構成では、コントローラ部2
602はプリント機能を高速に実行するために最適化さ
れている。例えば、プリント機能ではホストコンピュー
タ2104からの画像データの受け取り・展開に時間が
かかるため、その時間を利用して給紙等のプリント出力
の準備を行うことで高速化を図る手段が提供されてきて
いる。これらの動作は一連のものであるため、リーダ部
2501が接続されたとき、プリント動作中のリーダ部
2501からのコピー動作要求に対しては、一連のプリ
ント動作が完全に終了するまで延期させることが多かっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たプリント機能及び複写機能を有する従来のシステムに
おいては、プリント動作中にコピー動作要求があった場
合、コピー動作要求を、実行中の一連のプリント動作が
完全に終了するまで延期させていたため、下記のような
不具合をユーザに対して与えていた。即ち、ホストコン
ピュータからの画像データを受信・展開中に、複写動作
要求が割り込まれた場合、プリント出力動作の先行準備
が行われているため、複写動作要求がユーザにとって速
やかに行われなくてはならない場合でも、プリンタエン
ジンは出力可能であるのに対して、一連のプリント動作
が完全に終了するまで待たなくてはならないという不具
合があった。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、印刷動作中に複写要求があった場合は複写要求
に速やかに対応可能とした画像形成装置及び画像形成装
置の動作制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、印刷機能及び複写機能を有する
画像形成装置であって、画像を記録媒体上に形成する画
像形成手段と、画像を読取る画像読取手段と、印刷動作
中に複写要求があった場合は所定タイミングで印刷動作
から複写動作に切り替える動作制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、印刷機能及び複写機能を有する画像形成装置であっ
て、画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、装置
本体に装着可能に構成され画像を読取る画像読取手段
と、該画像読取手段が装置本体に装着された場合は制御
シーケンスを変更すると共に該変更制御シーケンス下で
印刷動作中に複写要求があった場合は所定タイミングで
印刷動作から複写動作に切り替える動作制御手段とを有
することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、前記所定タイミングとは、印刷実行中の当該記録媒
体への印刷が終了したタイミングであることを特徴とす
る。上記目的を達成するため、請求項4の発明は、前記
変更制御シーケンスとは、印刷動作中に複写要求の割り
込みを受け付ける制御シーケンスであることを特徴とす
る。
【0011】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、特定の給紙手段からの給紙を先行させる先行給紙に
際して前記画像読取手段が装置本体に装着された場合
は、先行給紙のタイミングを印刷動作から複写動作への
適切な切り替えが可能なタイミングに変更する給紙制御
手段を有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、前記動作制御手段は、印刷要求及び複写要求が同時
に発生した場合は予め設定された出力優先順位に基づき
割り込みを許可することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、印刷動作と複写動作の何れを優先させるかを設定可
能であることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、印刷機能及び複写機能を有する画像形成装置の動作
制御方法であって、画像を記録媒体上に形成する画像形
成ステップと、画像を読取る画像読取ステップと、印刷
動作中に複写要求があった場合は所定タイミングで印刷
動作から複写動作に切り替える動作制御ステップとを有
することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、印刷機能及び複写機能を有する画像形成装置の動作
制御方法であって、画像を記録媒体上に形成する画像形
成ステップと、装置本体に装着可能に構成された画像読
取手段により画像を読取る画像読取ステップと、前記画
像読取手段が装置本体に装着された場合は制御シーケン
スを変更すると共に該変更制御シーケンス下で印刷動作
中に複写要求があった場合は所定タイミングで印刷動作
から複写動作に切り替える動作制御ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、前記所定タイミングとは、印刷実行中の当該記録
媒体への印刷が終了したタイミングであることを特徴と
する。
【0017】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、前記変更制御シーケンスとは、印刷動作中に複写
要求の割り込みを受け付ける制御シーケンスであること
を特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、特定の給紙手段からの給紙を先行させる先行給紙
に際して前記画像読取手段が装置本体に装着された場合
は、先行給紙のタイミングを印刷動作から複写動作への
適切な切り替えが可能なタイミングに変更する給紙制御
ステップを有することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、前記動作制御ステップでは、印刷要求及び複写要
求が同時に発生した場合は予め設定された出力優先順位
に基づき割り込みを許可することを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、印刷動作と複写動作の何れを優先させるかを設定
可能であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】図1は本実施の形態に係るプリント機能及
び複写機能を有する印字装置の構成を示すブロック図で
あり、本発明の特徴を最もよく表す図である。印字装置
は、原稿台102、光源103、光電変換手段104、
アナログデジタル変換手段105を有するリーダ枠体1
01と、リーダコントローラ106、エンジン制御部
(DCコントローラ)2002、画像形成部2003、
オプションコントローラ2006、プリンタコントロー
ラ(PDLコントローラ)2103を有するプリンタ本
体2001と、該プリンタ本体2001にオプション接
続された給紙カセットデッキ2004、ソータ2005
とを備えている。
【0023】上記各部の構成を詳述すると、リーダ枠体
101の内部には、原稿台102、光源103、光電変
換手段104、アナログデジタル変換手段105が配置
されている。光源103は、原稿台102上の原稿に光
を照射する。光電変換手段104は、原稿からの反射光
を電気信号に光電変換し、アナログデジタル変換手段1
05へ供給する。アナログデジタル変換手段105は、
光電変換手段104から供給されたアナログの電気信号
をデジタルの電気信号に変換し、プリンタ本体のリーダ
コントローラ106へ供給する。
【0024】プリンタ本体2001の内部には、リーダ
コントローラ106、エンジン制御部2002、画像形
成部2003、オプションコントローラ2006、プリ
ンタコントローラ2103が配置されている。また、プ
リンタ本体2001には、給紙カセットデッキ200
4、ソータ2005がオプションで接続可能となってい
る。リーダコントローラ106は、アナログデジタル変
換手段105から供給された信号のデジタル画像処理、
原稿の読み取りを行うためのモータ(図示略)の制御、
エンジン制御部2002やプリンタコントローラ210
3との通信制御を行う機能を有する。リーダコントロー
ラ106の詳細は後述する。
【0025】エンジン制御部2002は、印字装置(プ
リンタ)における紙搬送制御や画像形成制御を行う。画
像形成部2003は、エンジン制御部2002の制御に
基づき用紙上に画像を形成する。プリンタコントローラ
2103は、ホストコンピュータ2104から送られて
くるデータを受け取り、ラスタ形式のデータに変換す
る。プリンタコントローラ2103の詳細は後述する。
オプションコントローラ2006は、給紙カセットデッ
キ2004、ソータ2005の動作を制御する。更に、
印字装置は、ネットワーク2105を介してホストコン
ピュータ2104と接続されている。ホストコンピュー
タ2104は、1対1もしくはネットワーク2105を
介してプリンタコントローラ2103に接続されてい
る。
【0026】本実施の形態に係る印字装置においては、
上述したごとくリーダコントローラ106をプリンタ本
体2001内に配置し、エンジン制御部2002やプリ
ンタコントローラ2103との通信制御を行うための機
外ケーブルを有しない構成となっている。以下、印字装
置の要部の構成について順を追って詳述する。
【0027】[プリンタコントローラとプリンタの構
成]本実施の形態では、後述するようにプリンタコント
ローラ2103とエンジン制御部2002との間にリー
ダコントローラ106を接続し、プリンタコントローラ
2103及びエンジン制御部2002の間で処理を行
う。ここで先ず、その前提となるプリンタコントローラ
2103と印字装置(プリンタ)要部の構成について説
明する。
【0028】先ず、全体の概要について図26を用いて
説明すると、ビデオI/F2101は、プリンタエンジ
ン2102とプリンタコントローラ2103との間の通
信を行うものである。該ビデオI/F2101の各信号
についての詳細は後述する。プリンタエンジン2102
は、ビデオI/F2101を介して受け取る電気画像信
号を目に見える形に形成すると共に、記録紙に転写し定
着させた後、出力する。プリンタエンジン2102は、
これらの画像シーケンスを実現するために各種の負荷を
制御し、その他に、プリンタの状態を検知しプリンタコ
ントローラ2103に対して通知する働きも行ってい
る。
【0029】プリンタコントローラ2103は、ホスト
コンピュータ2104或いはネットワーク2105を介
して送られてくるデータを受け取る。これは、ビットマ
ップデータやPDL(Page Discription Language)
記述のデータ等、様々な形式で送られてくる。プリンタ
コントローラ2103は、このデータをメモリに展開し
て、ラスタ形式のデータとしてプリンタエンジン210
2へとデータを転送する。このようにして、ホストコン
ピュータ2104で作成されたデータをプリンタ出力す
ることができるのである。
【0030】次に、プリンタコントローラ2103とプ
リンタエンジン2102とを接続しているビデオI/F
2101について詳細を説明する。図2はプリンタコン
トローラ2103とエンジン制御部(DCコントロー
ラ)2002との接続を示すブロック図である。プリン
タコントローラ2103とエンジン制御部2002との
間には図示のような信号(PPRDY203〜/CCR
T217)のやり取りが行われている。図3はビデオI
/F2101の信号一覧を示す図であり、プリンタパワ
ーレディ信号(/PPRDY)〜状態変化通知信号(/
CCRT)の各々について信号の方向を示したものであ
る。ここでは特に、上記図2に示した代表的な信号につ
いてのみ説明を行う。
【0031】先ず、/PPRDY信号203は、印字装
置(プリンタ)に電源が供給され初期設定等の処理が終
了した後、プリンタコントローラ2103との通信が可
能となったことを示す信号である。/CPRDY信号2
04は、プリンタコントローラ2103に電源が供給さ
れ初期設定等の処理が終了した後、エンジン制御部20
02との通信が可能となったことを示す信号である。/
RDY信号205は、エンジン制御部2002がプリン
タコントローラ2103からプリント開始指示(後述の
/PRNT信号)により、プリント動作可能になったこ
とを示す信号である。この信号が“真”になる条件は、
定着器内の温度が所定温度に達しているか、記録紙がプ
リンタ内に残留していないか、ポリゴンミラーが所定の
速度で回転しているか等のプリンタの各部分が正常に動
作している場合のみである。
【0032】/PRNT信号206は、プリンタコント
ローラ2103がエンジン制御部2002に対して印字
動作の開始或いは継続を指示する信号である。/TOP
信号207は、エンジン制御部2002からプリンタコ
ントローラ2103に対して渡される画像の垂直走査の
基準となる同期信号である。該/TOP信号207は、
/PRNT信号206がプリンタコントローラ2103
から出力された後、一定時間後に出力される。/LSY
NC信号208は、プリンタコントローラ2103が水
平走査の基準とする同期信号であり、/TOP信号20
7と同様、/PRNT信号206がプリンタコントロー
ラ2103から出力された後、一定時間後に出力され
る。
【0033】/VCLK信号209は、後述する/VD
OEN信号及び/VDO信号のための同期クロックであ
り、プリンタコントローラ2103から画像信号に対応
する周波数のクロックを発生する。/VDOEN信号2
10は、プリンタコントローラ2103が出力する画像
信号のエンジン制御部2002への取り込みを制御する
信号である。エンジン制御部2002は、/VCLK信
号209に同期して該信号がTRUE/FALSE(真
/偽)であるかを検出し、TRUEの場合は画像信号を
取り込み、FALSEの場合は取り込みを行わない。/
VDO信号211は、画像データである。プリンタコン
トローラ2103は、垂直方向に対しては/TOP信号
207、水平方向に対しては/LSYNC信号208を
基準として、/VCLK信号209に同期して出力す
る。
【0034】/CCLK信号212は、プリンタコント
ローラ2103がシリアルコマンドをエンジン制御部2
002に送信する時、及びエンジン制御部2002がシ
リアルステータスをプリンタコントローラ2103に対
して返答する時の同期クロックであり、プリンタコント
ローラ2103から出力される。/CBSY信号213
は、プリンタコントローラ2103が後述する/CMD
信号を用いてシリアルコマンドを送信していることをエ
ンジン制御部2002に示す信号である。/CMD信号
214は、プリンタコントローラ2103がエンジン制
御部2002へシリアル情報を送信する場合に使用する
信号であり、該シリアル情報をコマンドと呼ぶことにす
る。
【0035】/SBSY信号215は、エンジン制御部
2002が後述の/STS信号を用いてシリアルステー
タスを返信していることをプリンタコントローラ210
3に示す信号である。/STS信号216は、エンジン
制御部2002がプリンタコントローラ2103に対し
てシリアル情報を返答する時に使用する信号であり、該
シリアル情報をステータスと呼ぶことにする。/CCR
T信号217は、プリンタ内部のステータスが変化した
時にプリンタコントローラ2103に対して報告するた
めの信号である。プリンタコントローラ2103が該報
告信号を受けると、/CMD信号214を使ってプリン
タエンジン側の状態の何が変化したかを問い合わせるコ
マンドを発行し、それに対してエンジン制御部2002
は/STS信号216でその状態を知らせる。
【0036】次に、エンジン制御部2002が制御する
プリンタ(印字装置の機構部)について図4に基づき説
明する。図4はプリンタを前面から見た概略図である。
プリンタは、スキャナ401と、感光体402と、色現
像器403と、黒現像器404と、中間転写体405
と、転写ベルト406と、定着ローラ407と、上段カ
セット408と、下段カセット409と、ピックアップ
ローラ411、412と、給紙ローラ413、414
と、搬送ローラ415と、ローラ416と、フェイスア
ップ排紙口417、フェイスダウン排紙口418と、ク
リーナ420とを備えている。
【0037】上記各部の機能を動作と共に詳述すると、
スキャナ401はプリンタコントローラ2103から送
られてきた画像信号(/VDO信号211)を受け取
り、レーザ光に変換した後、感光体402に照射し該感
光体402上に画像を形成する。感光体402は図中反
時計回りに回転しながら、色現像器403や黒現像器4
04に到達する。色現像器403、黒現像器404は感
光体402上に帯電された電荷に応じて、トナーを感光
体402上にのせる(現像させる)機能を有する。画像
が白黒の時は黒現像器404のみが動作し、画像がカラ
ーの時は色現像器403、黒現像器404の両方が使用
される。
【0038】更に、感光体402に生成された画像は、
図中時計回りに回転している中間転写体405に転写さ
れる。該中間転写体405は白黒の場合は1回転、カラ
ーの場合は4回転して、画像生成を中間転写体405上
に完了する。一方で、上段カセット408或いは下段カ
セット409からピックアップローラ411或いは41
2で給紙された記録紙が、給紙ローラ413或いは41
4に従って搬送され、搬送ローラ415で更にレジ前ま
で搬送されていく。そして、上述した中間転写体405
で画像形成が終了するタイミングで、中間転写体405
と転写ベルト406の間にくるようなタイミングに制御
されている。
【0039】上記位置に記録紙が到達したところで、転
写ベルト406が中間転写体405に接して、トナーが
記録紙に転写される。記録紙に転写された画像は、定着
ローラ407で熱と加圧により記録紙に定着される。画
像が定着された記録紙は、プリンタコントローラ210
3により予め指定されていたフェイスアップ排紙口41
7かフェイスダウン排紙口418の何れかに搬送され、
排紙される。以上で、プリンタコントローラ2103か
ら送られてきた画像情報を出力することができる。
【0040】次に、ビデオI/F2101間でやり取り
される信号のタイミングを図5に示す。これは上述した
ビデオI/F2101の信号説明を、時間経過に従って
示したものである。先ず、プリンタコントローラ210
3の画像情報の準備が完了すると、/PRNT信号20
6をLow(真)にしてエンジン制御部2002に伝え
る。それと同時に、画像信号の転送に用いられる画像同
期信号/VCLK信号も発生する。それに応答してエン
ジン制御部2002は、プリンタ内部の様々な設定等を
行い、画像の受け入れが可能となったところで、/TO
P信号と/LSYNC信号をプリンタコントローラ21
03に対して出力する。プリンタコントローラ2103
は、該垂直同期信号/TOP信号と水平同期信号/LS
YNC信号に合わせて、画像信号/VDO信号と画像有
効信号である/VDOEN信号をエンジン制御部200
2に対して転送する。
【0041】次に、これらのプリント動作中にシリアル
通信でどのようなコマンドやステータスのやり取りが行
われているかを図6に示す。図6はプリンタコントロー
ラ2103及びエンジン制御部2002間での通信のタ
イミングを示したものである。先ず、最下段の/CCR
T信号を使わない場合について説明する。プリンタコン
トローラ2103がエンジン制御部2002に対してコ
マンドを発行したい場合には、/CBSY信号をLow
(真)にしてクロック信号/CCLK信号に同期させて
/CMD信号にコマンドデータを送る。それを受け取っ
たエンジン制御部2002は、/CBSY信号がHig
h(偽)であるのを確認した後、/SBSY信号をLo
w(真)にしてコマンドに対応したエンジン側のステー
タスデータを、プリンタコントローラ2103から発生
されている/CCLK信号に同期させて/STS信号に
送る。該ステータスデータをプリンタコントローラ21
03が受け取り、その状態によりプリント制御を実行し
たり中断したりする。
【0042】次に、/CCRT信号について説明する。
この信号は、予めプリンタコントローラ2103が指定
したエンジン側の状態に対して変化が生じた場合に、L
ow(真)となる信号である。例えば紙無しが発生した
場合に、/CCRT信号を有効にするようにプリンタコ
ントローラ2103が予め/CMD信号で設定していた
とする。そこで残りの記録紙が1枚しかなく、プリンタ
コントローラ2103が2枚のプリントアウト要求を出
したとする。1枚目は問題なくプリントシーケンス動作
が正常に処理される。しかし、2枚目の記録紙が存在し
ないために、2枚目の画像形成が開始された段階で、プ
リンタエンジン側は状態の変化を検知し、/CCRT信
号をHighからLowへ変化させる。
【0043】この信号はプリンタコントローラ2103
に伝えられる。プリンタコントローラ2103はこれを
検知すると、すぐにエンジン制御部2002に対してど
の給紙カセットが紙無しになっているかを知るために、
給紙部紙有無ステータスを要求するコマンドを発行す
る。それに従って、エンジン制御部2002は紙無しカ
セットのステータスをプリンタコントローラ2103側
に返す。/CCRT信号は、ステータスが返される/S
BSY信号がLowになったタイミングでHighにク
リアされる。
【0044】次に、更に具体的にプリンタコントローラ
2103とエンジン制御部2002との間のコマンド/
ステータスのやり取りを図7に示し、プリント動作を説
明する。本例ではカラー出力を想定している。プリント
開始要求が発生すると、プリンタコントローラ2103
は画像データの変換処理等を行いつつ、エンジン制御部
2002に対してプリンタのレディ状態をチェックにい
く。次に、記録紙の給紙段を指定するコマンドを発行す
る。更に、指定したカセットにある記録紙サイズを要求
するコマンドを発行する。これらの一連のコマンドに対
して、エンジン制御部2002は対応したステータスを
返す。
【0045】次に、排紙口を指定するコマンドで排紙口
を決定し、何ページ画像を形成するかを指定するページ
モード指定コマンドを発行する。最後にモノクロ/カラ
ーの指定をするコマンドを発行することにより、プリン
タ側の全ての設定を終了する。その後、プリンタコント
ローラ2103はエンジン制御部2002に対してプリ
ント要求/PRNT信号を発生する。これに対応する形
で所定時間後にエンジン制御部2002から/TOP信
号が返ってくる。該/TOP信号に垂直走査方向は同期
させ、更に/LSYNC信号に水平走査方向を同期させ
て、/VDO信号を/VCLK信号に合わせてエンジン
制御部2002へと画像を転送する。
【0046】本例では、カラーモードに設定したため、
/TOP信号が4回発生し、CMYK4色分(シアン、
マゼンタ、黄、黒)の画像を形成することになる。そし
て、最終の/TOP信号の発生後、/PRNT信号をH
igh(偽)に戻す。これにより、エンジン制御部20
02はプリント要求が終了したことを検知し、中間転写
体405のクリーニング動作等の後処理に以降する。更
に、転写された記録紙は定着ローラ407を通過後、指
定された排紙口に排出される。最後にプリンタコントロ
ーラ2103はエンジン制御部2002に対して、記録
紙搬送状態でないこと(排紙終了)を確認した後、プリ
ント終了となり、次のプリント要求が発生するまでレデ
ィ状態で待機する。
【0047】以上のような動作中に記録紙のジャム、上
述した記録紙無し、ユーザによるドアオープン等のイリ
ーガル状態が発生すると、上述した/CCRT信号を用
いて即座にエンジン制御部2002からプリンタの異常
をプリンタコントローラ2103に伝える。プリンタコ
ントローラ2103はそれに応じた対応処理を行うこと
になる。以上がプリンタコントローラ2103とプリン
タ(エンジン制御部2002)との間で行う処理であ
る。
【0048】図8は上述してきた電気的構成を有する印
字装置のブロック図である。印字装置は、プリンタ本体
2001の内部に、紙搬送制御や画像形成制御を行うエ
ンジン制御部(DCコントローラ)2002、画像形成
を行う画像形成部2003、入力データをラスタ形式の
データに変換するプリンタコントローラ2103、給紙
カセットデッキ2004及びソータ2005を制御する
オプションコントローラ2006を備えると共に、給紙
カセットデッキ2004、ソータ2005をオプション
で追加可能となっている。更に、印字装置は、ネットワ
ーク2105を介してホストコンピュータ2104と接
続されている。ホストコンピュータ2104は、1対1
もしくはネットワーク2105を介してプリンタコント
ローラ2103に接続されている。
【0049】[リーダコントローラを装着した場合の構
成]図9は上述した印字装置に、ホストコンピュータか
ら供給されたデータを元にしてプリンタコントローラ2
103から出力される画像データだけでなく、用紙上の
原稿画像を光学的に読み込んでデジタル信号に変換して
出力するリーダコントローラを装着した場合の概略図で
ある。印字装置は、原稿給送装置801と、光学読み取
り装置802と、光電変換部804と、原稿台ガラス8
05と、プリンタ本体803とを備えている。
【0050】上記各部の機能を動作と共に詳述すると、
原稿給送装置801は、原稿を光学的に読み取る部分ま
で搬送するための装置であり、光学読み取り装置802
と同期して駆動される。原稿給送装置801によって原
稿画像が原稿台ガラス805上に移送されると、光学読
み取り装置802は図中左右方向に移動しながら画像を
走査し、所定の光学処理を加えた反射光を光電変換部8
04に送る。光電変換部804は、反射光を電気信号に
光電変換する。
【0051】図10は上記図2に示したプリンタコント
ローラ2103とエンジン制御部2022の接続を示す
構成に、原稿画像を読み取るためのリーダコントローラ
を装備した場合の電気的な接続を示すブロック図であ
り、本発明の特徴を最もよく表した図である。リーダコ
ントローラ901は、プリンタコントローラ2103と
エンジン制御部2002との電気的中間に配置されてい
る。プリンタコントローラ2103とリーダコントロー
ラ901間、及びエンジン制御部2002とリーダコン
トローラ901間の信号線の種類は上記図2に示した信
号線の種類と同一の機能を有するものである。
【0052】但し、プリンタコントローラ2103及び
リーダコントローラ901間の信号と、エンジン制御部
2002及びリーダコントローラ901間の信号とは物
理的に異なるので、信号名として前者にはCを付記し後
者にはPを付記して区別する。画像信号処理部902
は、リーダコントローラ901内の画像信号を処理す
る。原稿走査光学系制御部903は、光学読み取り装置
802を制御する。原稿給送制御部904は、原稿給送
装置801を制御する。操作部905は、ユーザによる
設定に使用される。画像入力部906は、光電変換部8
04で変換された画像信号を入力し、リーダコントロー
ラ901内の画像信号処理部902に転送する。
【0053】次に、上記のリーダコントローラ901内
の詳細構成を図11に基づき説明する。リーダコントロ
ーラ901は、画像信号処理部902と、セレクタ22
01と、シリアル通信コントローラ2202と、入出力
ポート2203と、割り込みコントローラ2204と、
シリアル通信コントローラ2205と、入出力ポート2
206と、ゲート2207、2207と、制御回路22
08と、CPU2209とを備えている。
【0054】上記各部の機能を動作と共に詳述すると、
セレクタ2201は、画像信号処理部902の出力もし
くはプリンタコントローラ2103から送られてきた信
号の何れかを選択してエンジン制御部2002へ出力す
る。該セレクタ2201で切り替える信号系は、画像ク
ロック/VCLK、画像イネーブル/VDOEN、画像
データ/VDOの3本である。シリアル通信コントロー
ラ2202は、エンジン制御部2002との通信を行
う。入出力ポート2203は、シリアル通信コントロー
ラ2202での通信を補う信号のやり取りを行う。
【0055】割り込みコントローラ2204には、画像
先端要求信号/PTOPとプリンタ状態変化信号/PC
CRTが入力されている。シリアル通信コントローラ2
205は、プリンタコントローラ2103との通信を行
う。入出力ポート2206は、シリアル通信コントロー
ラ2205での通信を補う信号のやり取りを行う。ゲー
ト2207は、プリンタから送られてきた信号をプリン
タコントローラ2103へ送出するか否かを制御する。
該ゲート制御が行われるのは、画像先端要求信号/TO
Pとライン同期信号/LSYNCである。
【0056】制御回路2208は、ゲート機能及びフラ
グセット機能を有し、プリンタ状態変化信号/CCRT
を制御するものであり、ゲート開閉により、エンジン制
御部2002が発行したプリンタ状態変化信号/PCC
RTをプリンタコントローラ2103に伝えるか否かを
制御し、また、フラグをセットすることにより、リーダ
コントローラ901からプリンタ状態変化信号/CCR
Tをプリンタコントローラ2103に対して発行でき
る。CPU2209は、リーダコントローラ901全体
の制御を行う。
【0057】[コピー時の動作]上述した印字装置の各
部を用いて、例えばフルカラー原稿画像を読み取り、画
像形成部2003から出力するときの方法を説明する。
操作部905上にあるコピー開始キー(図示略)が押下
されると、リーダコントローラ901はコピーモードの
ためにゲート2207及び制御回路2208を閉じ、ま
た、セレクタ2201を画像信号処理部902の出力が
選択されるように設定する。次いで、入出力ポート22
03を用いてエンジン制御部2002に対し、プリンタ
のレディ状態信号/PRDYをチェックにいく。次に、
シリアル通信コントローラ2202を用いて各種設定を
行う。
【0058】先ず、記録紙の給紙段を指定するコマンド
を発行する。更に、指定したカセットにある記録紙サイ
ズを要求するコマンドを発行する。これらの一連のコマ
ンドに対して、エンジン制御部2002は対応したステ
ータスを返す。次に、排紙口を指定するコマンドで排紙
口を決定し、何ページ画像を形成するかを指定するペー
ジモード指定コマンドを発行する。最後にモノクロ/カ
ラーの指定をするコマンドを発行することにより、プリ
ンタ側の全ての設定を終了する。
【0059】原稿給送装置801で原稿を原稿台上に給
送した後、リーダコントローラ901はエンジン制御部
2002に対して、プリント要求/PRNT信号を発生
する。これに応答する形で所定時間後にエンジン制御部
2002から/PTOP信号が返ってくる。これを割り
込みコントローラ2204で処理し、該/PTOP信号
と同期させるように光学読み取り装置802を動作させ
る。該/PTOP信号に垂直走査方向は同期させ、更に
/PLSYNC信号に水平走査方向を同期させて、/P
VDO信号を/PVCLK信号に同期させ、光電変換部
804から画像信号処理部902へ入力された信号をエ
ンジン制御部2002へと転送する。
【0060】本例では、カラーモードに設定したため、
光学読み取り装置802を4回動作させ、4回発生させ
る/PTOP信号に対してCMYK4色分の画像を形成
することになる。そして、最後の/PTOP信号の発生
後、/PPRNT信号をHigh(偽)に戻す。これに
より、エンジン制御部2002はプリント要求が終了し
たことを検知し、中間転写体405のクリーニング動作
等の後処理に以降する。更に、転写された記録紙は定着
ローラ407を通過後、指定された排紙口に排出され
る。最後にリーダコントローラ901はエンジン制御部
2002に対して、記録紙搬送状態でないこと(排紙終
了)を確認した後、プリント終了となり、次のプリント
要求が発生するまでレディ状態で待機する。
【0061】[プリント時の動作]上述した印字装置の
各部を用いて、プリンタコントローラ2103からの画
像を画像形成部2003から出力するときの方法を説明
する。コピー動作が終わった段階でリーダコントローラ
901はレディ状態となる。この際、リーダコントロー
ラ901はプリント時の動作のために、ゲート2207
と制御回路2208を開放する。リーダコントローラ9
01は入出力ポート2203を用いてエンジン制御部2
002に対し、プリンタのレディ状態信号/PRDYを
チェックし、OKであれば入出力ポート2206を用い
てプリンタコントローラ2103に対し、プリンタのレ
ディ状態信号/CRDYをセットする。
【0062】次いで、プリンタコントローラ2103は
各種設定を行うために通信を行い、リーダコントローラ
901はそれをシリアル通信コントローラ2205を用
いて受信し、CPU2209が解釈する。その内容に従
い、今度はリーダコントローラ901がシリアル通信コ
ントローラ2202を用いて各種設定を行う。一連のコ
マンドに対して、エンジン制御部2002は対応したス
テータスをリーダコントローラ901に返し、リーダコ
ントローラ901がシリアル通信コントローラ2202
を用いてそれを受信する。受信した内容はCPU220
9が解釈し、今度はシリアル通信コントローラ2205
を用いてプリンタコントローラ2103へ通信する。
【0063】次いで、プリンタコントローラ2103は
リーダコントローラ901に対し、プリント要求/CP
RNT信号を発生し、リーダコントローラ901はそれ
を受けて、エンジン制御部2002に対してプリント要
求/PPRNT信号を発生する。これに応答する形で所
定時間後にエンジン制御部2002から/PTOP信号
が返ってくる。これをゲート2207で通し、/CTO
P信号としてリーダコントローラ901に返す。
【0064】リーダコントローラ901では該/CTO
P信号に垂直走査方向は同期させ、更に/PLSYNC
信号がゲート2207を通ってきた/CLSYNC信号
に水平走査方向を同期させ、/CVDO信号を/CVC
LK信号に同期させ、リーダコントローラ901へと転
送する。リーダコントローラ901においては、セレク
タ2201がプリンタコントローラ2103から送られ
てきた信号を選択するように設定されており、プリンタ
コントローラ2103から送られてきた信号が/PVC
LK、/PVDOEN、/PVDOとしてエンジン制御
部2002へと送出される。
【0065】[プリント時の動作とコピー時の動作の差
異]次に、プリント時の動作とコピー時の動作の差異に
ついて、画像送出タイミングに関して説明する。プリン
タコントローラ2103の構成に関して詳細な説明は省
略するが、該プリンタコントローラ2103は内部に画
像メモリを有しており、印字するための画像データは画
像メモリに事前に用意されている。従って、エンジン制
御部2002から送られてきた画像先端要求信号/TO
P信号に対して、印字データ/VDOを出力できるまで
に要する時間は電気的遅延時間だけである。
【0066】それに対して、コピーモードにおいては、
光学読み取り装置802を移動させながら原稿を読み取
り、画像データを出力するものである。図12に示すご
とく光学読み取り装置802を停止している状態から原
稿を読み取る高速で移動している状態にするまでには、
加速していくための時間が必要であり、例えば数100
ms程度の時間を要する。従って、エンジン制御部20
02はコピーモード時の画像先端要求信号/TOP信号
をプリントモード時の該信号と同じタイミングに送出し
ていたのでは、プリンタエンジンに印字画像データ/V
DOが到達するのはコピーモードの方が数100ms遅
れてしまうことになる。そのための対応策として下記の
2案がある。
【0067】即ち、(1)/TOP信号をコピー時はプ
リント時より早く送出する、(2)コピーモード時用に
別信号(RSTART)を設ける、の2案である。前記
1案を行うにはリーダコントローラ901の構成は上記
図11のままでよく、コピーモード時は/TOP信号に
よりリーダコントローラ901は光学読み取り装置80
2の移動を開始させる。また、前記2案を行うにはリー
ダコントローラ901の構成を図13に示す構成にすれ
ばよい。即ち、エンジン制御部2002から送出される
画像先端要求信号/PTOPはプリンタコントローラ2
103がプリントを行う場合にのみ必要な信号であり、
リーダコントローラ901の割り込みコントローラ22
04に入力する必要はない。また、エンジン制御部20
02から送出される光学読み取り装置移動開始要求信号
/RSTARTはコピーモード時のみ必要な信号であ
り、プリンタコントローラ2103に送出する必要はな
い。
【0068】[設定コマンドに対する制御]次に、本発
明の実施の形態の特徴的な制御について説明する。プリ
ンタコントローラ2103とエンジン制御部2002と
の間にリーダコントローラ901が接続されたことで、
プリンタコントローラ2103及びエンジン制御部20
02間の通信は以下のようになる。リーダコントローラ
901がエンジン制御部2002を利用して原稿画像を
読み取って出力している場合(複写機モード)、プリン
タコントローラ2103からプリンタに対して設定コマ
ンド、例えば給紙カセット変更コマンドが発行された場
合を説明する。
【0069】図14及び図15はプリンタコントローラ
2103とエンジン制御部2002との間にリーダコン
トローラを装備しない場合、即ち上記図2の構成におけ
るコマンド発行シーケンスであり、図14はプリンタコ
ントローラ2103における処理シーケンスのフローチ
ャート、図15はエンジン制御部2002における処理
シーケンスのフローチャートである。
【0070】図14において、プリンタコントローラ2
103は給紙カセット変更コマンドを発行後(ステップ
S1)、エンジン制御部2002からの応答を待ち、応
答が来たところで(ステップS2)、コマンド実行の成
功の有無を判定し(ステップS3)、失敗の場合はエラ
ー発生状態として処理し(ステップS4)、成功の場合
は一連のコマンド発行シーケンスを終了する。また、図
15において、エンジン制御部2002はプリンタコン
トローラ2103からコマンドを受けたところでコマン
ドの内容を判定し(ステップS11)、給紙カセット変
更コマンドの場合は、給紙カセット変更が成功したとこ
ろで(ステップS12)、プリンタコントローラ210
3にコマンド実行成功を通知する(ステップS13)。
【0071】これに対し、図16及び図17はプリンタ
コントローラ2103とエンジン制御部2002との間
にリーダコントローラを装備した場合、即ち上記図10
の構成におけるリーダコントローラ901の制御フロー
であり、図16はプリンタコントローラ2103から来
たコマンドに対する受信とプリンタコントローラ210
3にステータスを返す制御のフローチャート、図17は
プリンタコントローラ2103からのコマンドをエンジ
ン制御部2002へ発行し返答を受ける制御のフローチ
ャートである。尚、プリンタコントローラ2103とエ
ンジン制御部2002は、上記図14及び図15に示し
た処理と全く同等な制御を行う。
【0072】図16において、リーダコントローラ90
1はプリンタコントローラ2103から上記図10で示
した/CCMD信号ラインを通じ、シリアル通信コント
ローラ2205にてコマンドを受信し(ステップS2
1)、現在そのコマンドをそのままエンジン制御部20
02に発行してよい状態か否かを判定する(ステップS
22)。例えば、現在、リーダコントローラ901がコ
ピーモードの動作を行うためにエンジン制御部2002
に対して実行中の命令が何も無い場合は、エンジン制御
部2002に対して、先にプリンタコントローラ210
3から送られてきたコマンドと同じコマンドをシリアル
通信コントローラ2202を用い、信号ライン/PCM
Dを通して発行する(ステップS23)。
【0073】上記コマンド発行後、エンジン制御部20
02から応答が来たか否かを判定し(ステップS2
4)、エンジン制御部2002から応答が来た場合は、
更に、コマンド実行は成功したか否かを判定する(ステ
ップS25)。失敗の場合はエラー発生状態として処理
し(ステップS26)、成功の場合はコマンド実行が成
功した旨をプリンタコントローラ2103へ通知する
(ステップS28)。
【0074】上記ステップS22の判定がNOの場合、
例えば、リーダコントローラ901が給紙カセットを指
定して複写動作をしているなど、プリンタコントローラ
2103から送られてきた給紙カセット変更コマンドを
エンジン制御部2002に対してそのまま発行してしま
うと、複写動作が正常に実行されなくなる状態の場合
は、エンジン制御部2002に対してコマンドを発行せ
ずに、プリンタコントローラ2103からエンジン制御
部2002に対して発行するコマンドを発行順に格納す
るエンジン・コマンド・キューに積む(ステップS2
7)。コマンドに対する応答をプリンタコントローラ2
103に返さなくてはならないので、疑似的にリーダコ
ントローラ901からコマンド実行が成功したとしてシ
リアル通信コントローラ2205を用いて、プリンタコ
ントローラ2103に/CSTS信号ラインを通じて返
信する(ステップS28)。
【0075】次に、図17を用いて、リーダコントロー
ラ901は自身の状態に影響を与えずに、プリンタコン
トローラ2103から受けたコマンドをエンジン制御部
2002に対して発行できる状態になった場合について
説明する。図17において、上記のような状態になった
ならば(ステップS31)、リーダコントローラ901
はエンジン制御部2002に対して、シリアル通信コン
トローラ2202を用い信号ライン/PCMDを通して
エンジン・コマンド・キューに積まれているコマンドを
発行し(ステップS32)、応答を待つ。尚、リーダコ
ントローラ901自身が発行するコマンドも、該/PC
MD信号ラインを通じてエンジン制御部2002に送信
する。
【0076】エンジン制御部2002からはコマンド実
行が完了すると、/PSTS信号ラインを通じてリーダ
コントローラ901に応答が返ってくる(ステップS3
3)。次に、コマンド実行の成功の有無を判定し(ステ
ップS34)、コマンド実行が成功した場合はエンジン
・コマンド・キューからこのコマンド分を削除する(ス
テップS35)。尚、この時点でエンジン制御部200
2がコマンド実行に失敗したことが判明した場合は、エ
ラー発生状態として処理する(ステップS36)。
【0077】以上のように、プリンタコントローラ21
03及びエンジン制御部2002間にリーダコントロー
ラ901を装備した構成の場合でも、プリンタコントロ
ーラ2103からエンジン制御部2002への通常のコ
マンド発行に際して、動作に不整合性を出すことなくコ
マンド処理シーケンスを動かすことができる。
【0078】[状態変化信号に対する制御]次に、リー
ダコントローラ901をプリンタコントローラ2103
及びエンジン制御部2002間に装備した構成におい
て、エンジン側の状態変化、例えば何らかのエラー発生
状態になったことが/PCCRTを利用してエンジン制
御部2002側からリーダコントローラ901に伝達さ
れた場合の処理について説明する。リーダコントローラ
901をプリンタコントローラ2103及びエンジン制
御部2002間に装備した構成の場合、リーダコントロ
ーラ901側とプリンタコントローラ2103側が、知
りたい状態の変化が異なる可能性がある。例えば搬送中
の紙がジャムするような状態変化が発生する場合であ
る。
【0079】エンジンがリーダコントローラ901の制
御下で複写動作しているときにジャムが発生したとする
と、この状態はリーダコントローラ901だけが知りた
い状態である。プリンタコントローラ2103としては
自身が出力している最中のジャムではないので、もしこ
の状態を知らされたとしても適切な後処理を実施できな
い。また、リーダコントローラ901と同等な制御系を
搭載しようとすると、両コントローラ上に他方が持つべ
きジャム処理制御のソフトウエアをも持つことになるの
で重複搭載となり、設計工数上、品質評価上、ソフトウ
エアの容量上で多くの無駄が発生することになる。
【0080】従って、基本的にはプリントモード時には
プリンタコントローラ2103に対して通知し、コピー
モード時にはリーダコントローラ901に通知すればよ
いことになる。但し、コピーモードにおいても、プリン
タコントローラ2103がエンジンの状態変化信号が欲
しい場合もある。例えばカセットサイズの変更や紙無し
等の情報はプリンタコントローラ2103にも通知する
必要がある。これらはエンジン制御部2002で状態変
化信号が発行されてから各コントローラにて処理が行わ
れるまでの時間を厳しく問うものではない。
【0081】そこで、以下に説明するような処理が行わ
れる。即ち、リーダコントローラ901がエンジン制御
部2002を制御しているコピーモード時においては、
制御回路2208のゲート機能を用いてエンジン制御部
2002から通知されてきた状態変化信号/PCCRT
をプリンタコントローラ2103に対してはマスクし、
リーダコントローラ901のみが割り込みコントローラ
2204を通して受信する。リーダコントローラ901
は図18及び図19の制御フローに従い処理を行う。
【0082】即ち、図18及び図19において、/PC
CRT信号が“真”になった時点で(ステップS4
1)、リーダコントローラ901は状態変化を取得する
コマンドをエンジン制御部2002に対して発行する
(ステップS42)。エンジン制御部2002から応答
があった場合は(ステップS43)、戻ってきたステー
タスを見てエンジンの状態変化の内容を把握する(ステ
ップS44)。そして、その内容がプリンタコントロー
ラ2103にも通知する内容が否かを判断する(ステッ
プS45)。例えば、給紙カセットサイズが変更された
ような状態変化は通知する。通知すると判断した場合
は、制御回路2208を用いてフラグをセットし、状態
変化信号/CCCRTを発生させ(ステップS47)、
プリンタコントローラ2103に通知する。
【0083】プリンタコントローラ2103がエンジン
制御部2002を制御しているプリントモード時におい
ては、プリンタコントローラ2103から状態変化の問
い合わせがあった場合(ステップS48)、制御回路2
208のゲート機能を開放し、エンジン制御部2002
から通知されてきた状態変化信号/PCCRTを状態変
化信号/CCCRTとしてプリンタコントローラ210
3に通知する(ステップS49)。この後、/CCCR
Tを“偽”とし(ステップS50)、処理を終了する。
他方、上記ステップS45の判定がNOの場合は、リー
ダコントローラ901は内部で状態変化に対する処理を
行う(ステップS46)。
【0084】[実行コマンドに対する制御]次に、実行
コマンドの制御に関して説明する。例えばプリンタコン
トローラ2103とリーダコントローラ901がエンジ
ン制御部2002に対して同時に使用要求を出した場合
について、リーダコントローラ901がどのように制御
するかについて説明する。図20はコピー動作中にプリ
ント要求が発生した場合のデータの所在とそのやり取り
を示す図である。この時、エンジン制御部2002はリ
ーダコントローラ901から送られてくる画像信号/P
VDOを受け取り画像形成を行っている。その動作は、
上記図7で説明したように給紙カセット指定や排紙口指
定、画像形成モードといった設定をリーダコントローラ
901とエンジン制御部2002の間のシリアル通信で
設定済みである。
【0085】各種設定値を格納する設定値格納バッファ
1301には、リーダコントローラ901自体がエンジ
ン制御部2002に設定した値及びプリンタコントロー
ラ2103がエンジン制御部2002に設定した値が格
納されている。設定値格納バッファ1301に示した各
種設定値のうち、リーダ用の設定値には上述した指定値
が格納されていることになる。ここで、コピー動作中に
プリンタコントローラ2103からプリント要求が発生
した場合に、コピー動作に割り込んでプリントアウトが
行われることは、ユーザビリティの観点からも考えずら
い。
【0086】そこで、この状況でのプリント要求は、コ
ピー動作が終了するまで延期されることになる。しか
し、プリンタコントローラ2103からの/CCMDに
対して/CSTSを返さなければならない。そこで、設
定値格納バッファ1301の設定値のうち、PDL(ペ
ージ記述言語)用の設定値にプリンタからの設定値のみ
は、要求に応じて設定しておく。リーダ用の設定値とP
DL用の設定値が異なる場合は、コピー動作が終了し、
プリント動作を開始する前にリーダコントローラ901
からエンジン制御部2002に設定を行えばよい。具体
例で説明すると次のようになる。
【0087】例えば、現在はコピー動作中であり、上段
のカセットから給紙し、フェイスアップ排出口に排出す
る設定となっており、画像形成モードも原稿がカラーだ
という判定の元にカラーモードと設定されていたとす
る。ここで、プリンタコントローラ2103からプリン
ト要求が発生した場合、プリント実行自体は延期される
が、各種設定は行うことができる。この場合、プリント
要求は、上段のカセットから給紙し、フェイスダウン排
出口に排出し、更に白黒画像を出力する要求であるとす
る。
【0088】給紙カセット指定については、リーダコン
トローラ901、プリンタコントローラ2103とも上
段カセットを指定している。従って、コピー動作が終了
し、プリント動作に切り替わった時にも、エンジン制御
部2002に対して給紙段カセット指定コマンドを発行
する必要がない。排出口と画像形成モードについては、
コピー動作とプリント動作では指定が異なるために、コ
ピー動作が終了した時点でリーダコントローラ901か
らエンジン制御部2002に対して改めて排出口指定、
画像形成モード指定のコマンドを発行する必要がある。
【0089】以上のように、リーダコントローラ901
はプリンタコントローラ2103からのコマンドに対し
て、エンジン制御部2002へのコマンド実行を延期さ
せるだけの判断を行っているのではなく、リーダコント
ローラ901が既にエンジン制御部2002に対して設
定済みのものについては、重複して設定することがない
ような判断を行う。
【0090】次に、図21を用いてプリント動作中にコ
ピー要求が発生した場合について説明する。図21の場
合は上記図20の場合と逆で、ユーザビリティの観点か
らは、印字装置(複写機)の前でコピーボタンを押そう
としても、プリント動作中でコピーできないよりは、割
り込む形でコピー動作を実行できた方がよい。この場
合、プリンタコントローラ2103から送られた/CV
DOがセレクタ2201で選択され、/PVDOとして
エンジン制御部2002に送られている。仮に上記図2
0で説明したものと全く同じ設定で、プリンタコントロ
ーラ2103からの設定は上段カセット、フェイスダウ
ン排出口、白黒画像モードであるとする。エンジン制御
部2002はプリンタコントローラ2103からの/P
PRNT信号がHigh(偽)になった時に初めて検知
できるので、何枚プリントアウトされるかは分からな
い。本例では、プリンタは4枚の画像をプリントアウト
しようとしていると仮定する。リーダコントローラ90
1から割り込みでコピー動作要求をしなければ、上記図
5で示したような画像タイミングのごとく、エンジン制
御部2002から/PTOP信号が4つ発生され、それ
に応じて画像がプリンタコントローラ2103からリー
ダコントローラ901を介してエンジン制御部2002
へ送られる。
【0091】そこで、2枚目のプリントアウト動作中
に、カラー原稿の1枚コピーという割込コピー要求がリ
ーダコントローラ901に発生したと仮定する。図22
を用いてこれを説明する。プリンタコントローラ210
3からの/CPRNT要求により、リーダコントローラ
901は/PPRNT要求をエンジン制御部2002に
対して発行し、エンジン制御部2002から/PTOP
信号がリーダコントローラ901を介して/CTOP信
号としてプリンタコントローラ2103に供給される。
このようにして、1501に示す1枚目の画像と150
2に示す2枚目の画像のプリント動作は実行される。
【0092】ここで、2枚目のプリントアウト動作中
に、割込コピー要求をリーダコントローラ901が発生
した場合を説明する。リーダコントローラ901はプリ
ンタコントローラ2103に対して/CCCRT信号を
発生する。これは実際にエンジンの状態が変化したので
はなく、リーダコントローラ901がプリンタエンジン
を獲得するためにプリンタコントローラ2103にプリ
ンタエンジンの開放を要求するものである。発生の仕方
は上述したように制御回路2208を用いる。該/CC
CRT信号に対してプリンタコントローラ2103はエ
ンジンの状態ステータスをチェックするためのコマンド
を発行し、リーダコントローラ901はそれに対して
“コピー動作中”であるというステータスをプリンタコ
ントローラ2103に返す。
【0093】これに伴い、プリンタコントローラ210
3は/CPRNT信号をLow(真)にしたままの状態
で、エンジンがコピー動作中であることを検知し、/C
TOP信号がくるのを待ち続ける。コピー状態でなけれ
ば、/CPRNT信号をLow(真)にしたまま/CT
OP信号が来ない場合は一定時間後にタウムアウトエラ
ーとなるが、コピー状態の場合は、プリンタコントロー
ラ2103側でタウムアウトを解除し、永久に/CTO
P信号を待ち続けるように設定する。今回、エンジン制
御部2002から送られてくる/PTOP信号はコピー
動作を行うためのものであり、リーダコントローラ90
1側で/PTOP信号を使用する。
【0094】また、1505で示すようにエンジン制御
部2002側から送られてきた/PTOP信号を、プリ
ンタコントローラ2103へはマスクすることになる。
実際に、リーダコントローラ901で生成される画像信
号は1506の画像信号のみである。そして、割込コピ
ーが終了した後、再び/PTOP信号のマスクを外し、
/CTOPとしてプリンタコントローラ2103へ送出
することにより、プリンタコントローラ2103からの
画像1503と1504をエンジン制御部2002へプ
リントアウトすることができる。以上の制御により、プ
リント動作中の割込コピー動作を実現することができ
る。
【0095】上記のように、プリンタコントローラ21
03やリーダコントローラ901の状態に応じて、プリ
ンタエンジンをどちらが獲得するかや、どのタイミング
でコマンドを発行するかを、全てリーダコントローラ9
01が場合に応じて判断し制御することにより、1つの
プリンタエンジンに対して2つのコントローラからの要
求を実現することができるのである。
【0096】[設定内容確認コマンドに対する制御]次
に、プリンタコントローラ2103が設定内容確認コマ
ンドを発行した場合の制御について説明する。プリンタ
コントローラ2103がエンジン制御部2002に設定
されている状態を確認したいことが発生した場合、プリ
ンタコントローラ2103は設定内容確認コマンドを/
CCMDを通して発行する。それを受信したリーダコン
トローラ901は上記図20の設定値格納バッファ13
01をチェックする。
【0097】プリンタコントローラ2103が確認した
い内容が設定値格納バッファ1301にあるならば、そ
の内容を読み出し、/CSTSを通してプリンタコント
ローラ2103に通知する。また、設定値格納バッファ
1301に無い内容ならば、リーダコントローラ901
は設定内容確認コマンドを/PCMDを通して発行す
る。エンジン制御部2002はその内容を読み出し、設
定内容を/PSTSを通してリーダコントローラ901
に通知し、リーダコントローラ901はその内容を/C
STSを通してプリンタコントローラ2103に通知す
る。
【0098】[本発明の特徴]以上の説明を元に本発明
の特徴的な内容に関して説明する。本実施の形態に係る
印字装置では、リーダコントローラ901とプリンタコ
ントローラ(PDLコントローラ)2103を併せて装
備しているために、両コントローラからの出力要求が同
時に発生することが有り得る。例えばプリンタコントロ
ーラ2103からプリンタ出力を実行中に、装置の前に
来たユーザが複写動作を所望してリーダコントローラ9
01を操作した場合等である。本装置では、このような
場合を想定して割り込み出力機能を有している。即ち、
予め設定されている出力優先順位に基づいて、出力中の
ジョブに対して高い優先順位を有するジョブに対して
は、実行中のジョブを一時中断して割り込み出力を許可
するのである。
【0099】次に、エンジン制御部2002の制御方法
によってプリント動作中の複写動作割り込みが変更され
る処理について、図23乃至図25に基づき説明する。
図23はプリンタ本体803にオプションデッキ310
1を装着した印字装置の構成を示す概略図である。紙は
給紙部3103、3104、3105から、画像形成を
開始するまでに3102の地点まで搬送されなくてはな
らない。しかし、オプションデッキ3101は通常、プ
リンタ本体803の下側或いは側面に装着されるため、
オプション3101の給紙部3105は、プリンタ本体
803内部の給紙部3103、3104と比べて310
2までの距離が長い。そのため、プリンタの性能を最大
限に発揮させるためには通常よりも先立って給紙を開
始、即ち先行給紙を行わなくてはならない。
【0100】図24に先行給紙実行時におけるプリント
動作優先の画像形成の信号のタイミングチャートを示
す。/CPRNT、/CTOP、/CVDO、/PTO
P、/PVDOの各信号の関係は上記図22で説明した
通りである。エンジン制御部2002は/PTOP信号
を受け取ってから3203で示した一定時間後に、画像
形成開始の信号として/TOPRを発行する。ここで
は、/TOPから/TOPRまでの時間3203が画像
形成の1サイクルの時間3202よりも長い場合につい
て考える。このような場合、/CTOP信号に対応した
/TOPR信号は次の/CTOP信号よりも後に出る。
【0101】プリンタ出力がオプションデッキ3101
からの出力を指定されているときには、エンジン制御部
2002は先行給紙を行うために、/PTOPから32
05で示した一定時間後に/PFED信号を“真”にす
る。この信号を受けてオプションデッキ3101は給紙
を開始し、紙は/TOPR信号までに上記図23の31
02で示した地点へ搬送される。先行給紙中に/CTO
P信号を発行することは可能であるから、図24はプリ
ンタの性能を最大に発揮するタイミングチャートであ
る。
【0102】ここで、3206に示す/CCCRT信号
により複写動作要求がリーダコントローラ901から送
られてきたとする。この時、現在の給紙実行中に次の/
PTOP信号が発行されるため、エンジン制御部200
2に対するコマンドの実行権利は常にプリンタコントロ
ーラ2103側にある。そのため、リーダコントローラ
901は/CTOP信号をマスクすることができず、プ
リント動作中に複写動作は割り込めなくなってしまう。
そこで、図24のようにプリント動作優先の時には複写
要求をプリント動作の終了まで待たせておき、その後に
3207で示すタイミングで複写画像を出力する。
【0103】そこで、本実施の形態では、リーダが印字
装置(プリンタ)に装着されたときには、それを検出し
て、複写動作優先の場合にはエンジン制御を変更する。
例えば、上記図24に示したタイミングチャートに従っ
た制御を図25に示すタイミングチャートに従った制御
に変更する。図25では/PTOP信号を前回の/PT
OP信号に対応する/TOPR信号よりも後で出すため
に待機させている。プリンタコントローラ2103が/
CPRNT信号を“真”にすると、一定時間後にエンジ
ン制御部2002は/PTOP信号を発行し、リーダコ
ントローラ901がそれを/CTOP信号としてプリン
タコントローラ2103に渡す。
【0104】プリンタコントローラ2103はそれを受
けて画像信号/CVDOを出力し、リーダコントローラ
901を介して/PVDO信号としてプリンタエンジン
に渡す。/PTOP信号から一定時間後にエンジン制御
部2002は/TOPR信号を発行し、画像形成を開始
する。そして、/TOPR信号が発行された次の画像形
成サイクルの先頭でエンジン制御部2002は/PTO
P信号を発行し、2枚目の画像形成を行う。このとき、
/TOPR信号から次の/PTOP信号までの時間は給
紙が行われておらず、次の画像形成サイクルで何をプリ
ントするかは、プリンタエンジンから見たときに決まっ
ていない。従って、プリンタエンジンへのコマンド実行
権利をプリンタコントローラ2103からリーダコント
ローラ901に移すことが可能になる。
【0105】ここで、3301に示す/CCCRT信号
によりコピー動作要求が行われると、リーダコントロー
ラ901は次の画像形成サイクルで複写動作を行うこと
にすることができる。そこで、リーダコントローラ90
1は3302に示すように、/CCCRT要求の次の画
像形成サイクルの/PTOP信号をプリンタコントロー
ラ2103に渡さず、3303の複写画像を出力する。
複写動作終了後はプリンタコントローラ2103へエン
ジン制御部2002へのコマンド実行権利を移し、プリ
ント動作を続ける。このように、複写動作優先の場合に
は、複写動作要求があった場合にリーダコントローラ9
01は複写動作をプリント動作に割り込ませて速やかに
複写画像を出力することができる。
【0106】上記図25のように複写動作優先の場合、
プリンタ動作時には/PTOPの発行間隔が1画像形成
サイクル以上になるため、プリント動作としての性能は
上記図24の場合に比べて低下する。しかし、複写動作
を行いたいユーザにとっては都合が良い。更に、プリン
ト動作と複写動作のどちらを優先するかを切り替える機
能をユーザに対して提供することにより、ユーザビリテ
ィの観点からの性能の向上が可能となる。
【0107】上述したように、本実施の形態によれば、
印字装置は、用紙上に画像形成を行う画像形成部200
3と、紙搬送制御や画像形成制御を行うエンジン制御部
2002と、入力データをラスタ形式のデータに変換す
るプリンタコントローラ2103と、プリント動作中に
複写要求があった場合は所定タイミングでプリント動作
から複写動作に切り替えるリーダコントローラ901と
を有するため、プリンタ動作に最適化されているプリン
タエンジンを有する印字装置においても、リーダが装置
本体に装着されたことを検知してエンジン制御シーケン
スを変更することで、複写動作の割り込みに速やかに対
応することが可能となる。これにより、従来のごとく一
連のプリント動作が終了するまで待たなくてはならない
不具合を解消することができる。
【0108】また、上記のことから、プリンタ用の制御
ボードを、該制御ボードに若干の制御機能を追加するだ
けで、プリント機能及び複写機能を有する印字装置(複
合機)にも流用することができる。これにより、設計工
数やコスト面から有利となる。
【0109】また、例えば4枚の用紙に連続してプリン
トアウトしようとしている場合、例えば2枚目の用紙へ
のプリント実行中に複写要求があったときは、当該2枚
目の用紙へのプリントが終了した時点で複写動作に切り
替えることにより、従来のごとく一連のプリント動作が
終了するまで待たなくてはならない不具合を解消するこ
とができる。
【0110】また、プリンタ本体に装着したオプション
デッキ3101からの給紙を先行させる先行給紙時に
は、先行給紙のタイミングを印刷動作から複写動作への
適切な切り替えが可能なタイミングに変更するため、給
紙距離が他の給紙部より長いオプションデッキ3101
の場合に好適となり、プリント機能及び複写機能を有す
る印字装置の性能を最大限に発揮させることが可能とな
る。
【0111】また、プリント要求及び複写要求が同時に
発生した場合は予め設定された出力優先順位に基づき割
り込みを許可するため、出力優先順位に従ってプリント
要求或いは複写要求を的確にさばくことが可能となる。
【0112】また、プリント動作と複写動作の何れを優
先させるかを切り替える機能をユーザに対して提供する
ことにより、ユーザビリティの観点から、プリント機能
及び複写機能を有する印字装置の機能向上を図ることが
可能となる。
【0113】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0114】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0115】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0116】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0117】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、印刷機能及び複写機能を有する画像形成装置で
あって、画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、
画像を読取る画像読取手段と、印刷動作中に複写要求が
あった場合は所定タイミングで印刷動作から複写動作に
切り替える動作制御手段とを有するため、印刷動作中で
も複写動作の割り込みに速やかに対応することが可能と
なる。これにより、従来のごとく一連の印刷動作が終了
するまで待たなくてはならない不具合を解消することが
できる。
【0119】請求項2の発明によれば、印刷機能及び複
写機能を有する画像形成装置であって、画像を記録媒体
上に形成する画像形成手段と、装置本体に装着可能に構
成され画像を読取る画像読取手段と、該画像読取手段が
装置本体に装着された場合は制御シーケンスを変更する
と共に該変更制御シーケンス下で印刷動作中に複写要求
があった場合は所定タイミングで印刷動作から複写動作
に切り替える動作制御手段とを有するため、印刷動作に
最適化されている画像形成手段を有する画像形成装置に
おいても、画像読取手段が装置本体に装着された場合に
制御シーケンスを変更することで、複写動作の割り込み
に速やかに対応することが可能となる。これにより、従
来のごとく一連の印刷動作が終了するまで待たなくては
ならない不具合を解消することができる。また、上記の
ことから、印刷機能のみを有する画像形成装置(プリン
タ)用の制御ボードを、該制御ボードに若干の制御機能
を追加するだけで、印刷機能及び複写機能を有する画像
形成装置(複合機)にも流用することができる。これに
より、設計工数やコスト面から有利となる。
【0120】請求項3の発明によれば、前記所定タイミ
ングとは、印刷実行中の当該記録媒体への印刷が終了し
たタイミングであるため、例えば4枚の記録媒体に連続
して印刷しようとしている場合、例えば2枚目の記録媒
体への印刷実行中に複写要求があったときは、当該2枚
目の記録媒体への印刷が終了した時点で複写動作に切り
替えることが可能となり、従来のごとく一連の印刷動作
が終了するまで待たなくてはならない不具合を解消する
ことができる。
【0121】請求項4の発明によれば、前記変更制御シ
ーケンスとは、印刷動作中に複写要求の割り込みを受け
付ける制御シーケンスであるため、複写動作の割り込み
に速やかに対応することが可能となる。
【0122】請求項5の発明によれば、特定の給紙手段
からの給紙を先行させる先行給紙に際して前記画像読取
手段が装置本体に装着された場合は、先行給紙のタイミ
ングを印刷動作から複写動作への適切な切り替えが可能
なタイミングに変更する給紙制御手段を有するため、給
紙手段の給紙距離が長い場合に好適となり、印刷機能及
び複写機能を有する画像形成装置の性能を最大限に発揮
させることが可能となる。
【0123】請求項6の発明によれば、前記動作制御手
段は、印刷要求及び複写要求が同時に発生した場合は予
め設定された出力優先順位に基づき割り込みを許可する
ため、出力優先順位に従って印刷要求或いは複写要求を
的確にさばくことが可能となる。
【0124】請求項7の発明によれば、印刷動作と複写
動作の何れを優先させるかを設定可能であるため、ユー
ザビリティの観点から、印刷機能及び複写機能を有する
画像形成装置の機能向上を図ることが可能となる。
【0125】請求項8の発明によれば、印刷機能及び複
写機能を有する画像形成装置の動作制御方法であって、
画像を記録媒体上に形成する画像形成ステップと、画像
を読取る画像読取ステップと、印刷動作中に複写要求が
あった場合は所定タイミングで印刷動作から複写動作に
切り替える動作制御ステップとを有するため、上記請求
項1の発明と同様に、印刷動作中でも複写動作の割り込
みに速やかに対応することが可能となる。
【0126】請求項9の発明によれば、印刷機能及び複
写機能を有する画像形成装置の動作制御方法であって、
画像を記録媒体上に形成する画像形成ステップと、装置
本体に装着可能に構成された画像読取手段により画像を
読取る画像読取ステップと、前記画像読取手段が装置本
体に装着された場合は制御シーケンスを変更すると共に
該変更制御シーケンス下で印刷動作中に複写要求があっ
た場合は所定タイミングで印刷動作から複写動作に切り
替える動作制御ステップとを有するため、上記請求項2
の発明と同様に、複写動作の割り込みに速やかに対応す
ることが可能となり、また、印刷機能のみを有する画像
形成装置(プリンタ)用の制御ボードを、該制御ボード
に若干の制御機能を追加するだけで、印刷機能及び複写
機能を有する画像形成装置(複合機)にも流用すること
ができる。
【0127】請求項10の発明によれば、前記所定タイ
ミングとは、印刷実行中の当該記録媒体への印刷が終了
したタイミングであるため、上記請求項3の発明と同様
に、従来のごとく一連の印刷動作が終了するまで待たな
くてはならない不具合を解消することができる。
【0128】請求項11の発明によれば、前記変更制御
シーケンスとは、印刷動作中に複写要求の割り込みを受
け付ける制御シーケンスであるため、上記請求項4の発
明と同様に、複写動作の割り込みに速やかに対応するこ
とが可能となる。
【0129】請求項12の発明によれば、特定の給紙手
段からの給紙を先行させる先行給紙に際して前記画像読
取手段が装置本体に装着された場合は、先行給紙のタイ
ミングを印刷動作から複写動作への適切な切り替えが可
能なタイミングに変更する給紙制御ステップを有するた
め、上記請求項5の発明と同様に、給紙手段の給紙距離
が長い場合に好適となり、印刷機能及び複写機能を有す
る画像形成装置の性能を最大限に発揮させることが可能
となる。
【0130】請求項13の発明によれば、前記動作制御
ステップでは、印刷要求及び複写要求が同時に発生した
場合は予め設定された出力優先順位に基づき割り込みを
許可するため、上記請求項6の発明と同様に、出力優先
順位に従って印刷要求或いは複写要求を的確にさばくこ
とが可能となる。
【0131】請求項14の発明によれば、印刷動作と複
写動作の何れを優先させるかを設定可能であるため、上
記請求項7の発明と同様に、ユーザビリティの観点か
ら、印刷機能及び複写機能を有する画像形成装置の機能
向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る印字装置の構成例を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプリンタコントロー
ラとエンジン制御部との接続を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るビデオI/Fの信号
一覧を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る印字装置の機構部の
構成を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像信号のタイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係るシリアル通信のタイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係るプリント動作時のプ
リンタコントローラ及びエンジン制御部間の通信を示す
説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る印字装置の他の構成
例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る印字装置にリーダコ
ントローラを装着した場合の構成を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るプリンタコントロ
ーラ、リーダコントローラ、エンジン制御部の接続を示
すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るリーダコントロー
ラ内の詳細構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るコピー時とプリン
ト時のタイミング差を示すタイミングチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係るRSTART信号
が入力されるリーダコントローラ内の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るリーダコントロー
ラを装着しない場合の通信シーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図15】本発明の実施の形態に係るリーダコントロー
ラを装着しない場合の通信シーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図16】本発明の実施の形態に係るリーダコントロー
ラを装着した場合の通信シーケンスを示すフローチャー
トである。
【図17】本発明の実施の形態に係るリーダコントロー
ラを装着した場合の通信シーケンスを示すフローチャー
トである。
【図18】本発明の実施の形態に係るリーダコントロー
ラを装着した場合の/CCRTにおける状態変化の処理
を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態に係るリーダコントロー
ラを装着した場合の/CCRTにおける状態変化の処理
を示すフローチャートである。
【図20】本発明の実施の形態に係るコピー動作中にプ
リント要求が発生した場合のデータのやり取りを示すブ
ロック図である。
【図21】本発明の実施の形態に係るプリント動作中に
コピー要求が発生した場合のデータのやり取りを示すブ
ロック図である。
【図22】本発明の実施の形態に係る割込コピー時のタ
イミングチャートである。
【図23】本発明の実施の形態に係るオプションデッキ
を装着した印字装置の構成を示す説明図である。
【図24】本発明の実施の形態に係るプリンタ動作に最
適化された動作タイミングチャートである。
【図25】本発明の実施の形態に係るリーダコントロー
ラを装着した場合のプリンタ動作タイミングチャートで
ある。
【図26】一般的なプリンタシステムの構成を示すブロ
ック図であり、(a)はプリンタとホストコンピュータ
とを直接接続した構成を示すブロック図、(b)はプリ
ンタとホストコンピュータとをネットワークを介して接
続した構成を示すブロック図である。
【図27】一般的なプリンタシステムに画像読み取り装
置を追加した構成を示すブロック図であり、(a)はプ
リンタとホストコンピュータとを直接接続した構成を示
すブロック図、(b)はプリンタとホストコンピュータ
とをネットワークを介して接続した構成を示すブロック
図である。
【図28】一般的なプリント機能及び複写機能を有する
プリンタシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 リーダ枠体 106、901 リーダコントローラ 2001 プリンタ本体 2002 エンジン制御部 2003 画像形成部 2102 プリンタエンジン 2103 プリンタコントローラ 2104 ホストコンピュータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機能及び複写機能を有する画像形成
    装置であって、 画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、画像を読
    取る画像読取手段と、印刷動作中に複写要求があった場
    合は所定タイミングで印刷動作から複写動作に切り替え
    る動作制御手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 印刷機能及び複写機能を有する画像形成
    装置であって、 画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、装置本体
    に装着可能に構成され画像を読取る画像読取手段と、該
    画像読取手段が装置本体に装着された場合は制御シーケ
    ンスを変更すると共に該変更制御シーケンス下で印刷動
    作中に複写要求があった場合は所定タイミングで印刷動
    作から複写動作に切り替える動作制御手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定タイミングとは、印刷実行中の
    当該記録媒体への印刷が終了したタイミングであること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記変更制御シーケンスとは、印刷動作
    中に複写要求の割り込みを受け付ける制御シーケンスで
    あることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 特定の給紙手段からの給紙を先行させる
    先行給紙に際して前記画像読取手段が装置本体に装着さ
    れた場合は、先行給紙のタイミングを印刷動作から複写
    動作への適切な切り替えが可能なタイミングに変更する
    給紙制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記動作制御手段は、印刷要求及び複写
    要求が同時に発生した場合は予め設定された出力優先順
    位に基づき割り込みを許可することを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 印刷動作と複写動作の何れを優先させる
    かを設定可能であることを特徴とする請求項1又は2記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 印刷機能及び複写機能を有する画像形成
    装置の動作制御方法であって、 画像を記録媒体上に形成する画像形成ステップと、画像
    を読取る画像読取ステップと、印刷動作中に複写要求が
    あった場合は所定タイミングで印刷動作から複写動作に
    切り替える動作制御ステップとを有することを特徴とす
    る画像形成装置の動作制御方法。
  9. 【請求項9】 印刷機能及び複写機能を有する画像形成
    装置の動作制御方法であって、 画像を記録媒体上に形成する画像形成ステップと、装置
    本体に装着可能に構成された画像読取手段により画像を
    読取る画像読取ステップと、前記画像読取手段が装置本
    体に装着された場合は制御シーケンスを変更すると共に
    該変更制御シーケンス下で印刷動作中に複写要求があっ
    た場合は所定タイミングで印刷動作から複写動作に切り
    替える動作制御ステップとを有することを特徴とする画
    像形成装置の動作制御方法。
  10. 【請求項10】 前記所定タイミングとは、印刷実行中
    の当該記録媒体への印刷が終了したタイミングであるこ
    とを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装置の動
    作制御方法。
  11. 【請求項11】 前記変更制御シーケンスとは、印刷動
    作中に複写要求の割り込みを受け付ける制御シーケンス
    であることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の
    動作制御方法。
  12. 【請求項12】 特定の給紙手段からの給紙を先行させ
    る先行給紙に際して前記画像読取手段が装置本体に装着
    された場合は、先行給紙のタイミングを印刷動作から複
    写動作への適切な切り替えが可能なタイミングに変更す
    る給紙制御ステップを有することを特徴とする請求項9
    記載の画像形成装置の動作制御方法。
  13. 【請求項13】 前記動作制御ステップでは、印刷要求
    及び複写要求が同時に発生した場合は予め設定された出
    力優先順位に基づき割り込みを許可することを特徴とす
    る請求項8又は9記載の画像形成装置の動作制御方法。
  14. 【請求項14】 印刷動作と複写動作の何れを優先させ
    るかを設定可能であることを特徴とする請求項8又は9
    記載の画像形成装置の動作制御方法。
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