JPH1142842A - レーザー彫刻用ゴム印材、これを用いるゴム印及びゴム印の製造方法 - Google Patents

レーザー彫刻用ゴム印材、これを用いるゴム印及びゴム印の製造方法

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JPH1142842A
JPH1142842A JP20304597A JP20304597A JPH1142842A JP H1142842 A JPH1142842 A JP H1142842A JP 20304597 A JP20304597 A JP 20304597A JP 20304597 A JP20304597 A JP 20304597A JP H1142842 A JPH1142842 A JP H1142842A
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JP
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rubber
calcium carbonate
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blended
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JP20304597A
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Tsutomu Shioyama
務 塩山
Yasuo Ota
保夫 太田
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターンのエッジのシャープ性に富むととも
に、インクの浸透性に優れるレーザー彫刻用ゴム印材こ
れを用いるゴム印及びゴム印の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 基材ゴムに炭酸カルシウムが配合された
ゴム組成物を加硫して、ゴム印材を得る。このゴム組成
物は、基材ゴム100グラムに対して配合される炭酸カ
ルシウム量がBET総表面積で40平方メートル以上の
ものである。従って、このゴム印材の表面をレーザー光
で彫刻して得られるゴム印は、パターンのエッジのシャ
ープ性に優れるものである。ゴム組成物には、炭酸カル
シウムの配合量に応じた無機塩類が配合され、連続気泡
のボリュームが維持される。この結果、ゴム印のインク
浸透性が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム印材、これを
用いるゴム印及びゴム印の製造方法に関し、特にレーザ
ー光による彫刻に適したゴム印材、これを用いるゴム印
及びゴム印の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】氏名印、社名印、住所印、無端ベルトを
用いた日付印、自動発券機に用いられる印字ローラ等に
適したゴム印材として、連続気泡を備えたゴム印材が用
いられている。このゴム印材は、連続気泡を備えている
ためインクの浸透が可能であり、従って連続印字が可能
とされている。
【0003】ところで、ゴム印の製造方法として、母型
からパターンを反転させる方法が知られている。この方
法では、まずエッチング等によりパターンニングされた
マスター(雄型)が作成され、このマスターのパターン
を反転させた母型(雌型)が作成され、さらにこの母型
にゴム材料を置いて加圧・加熱して加硫することによ
り、母型のパターンが反転されたゴム印が製造される。
この製造方法では、マスター及び母型を作成する必要が
あり、ゴム印の生産効率が悪く、材料費がかさんでしま
うこととなる。
【0004】これを改善したゴム印の製造方法として、
レーザー彫刻法が知られている(例えば特開平5−58
015号公報等参照)。この方法では、加硫ゴム板の印
字面にコンピュータ制御されたレーザー光を照射し、ゴ
ム材料を焼き散らしてパターンが彫刻される。従ってマ
スター及び母型を作成する必要がなく、ゴム印の生産効
率を高めることができる。
【0005】しかし、レーザー彫刻されたゴム印のパタ
ーンはエッジのシャープ性に欠けるので、このゴム印を
用いて得られる印形が変形してしまうという問題があ
る。また、レーザー光により焼き散らされたゴム材料が
刻印面に付着する等の理由により前述の連続気泡が塞が
れてしまい、インクの浸透性(又はインクの吸収性)が
低下して連続印字に不向きとなってしまうという問題が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の問題に
鑑みてなされたものであり、パターンのエッジのシャー
プ性に富み、インクの浸透性に優れるレーザー彫刻用ゴ
ム印材これを用いるゴム印及びゴム印の製造方法を提供
することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ためなされた発明は、基材ゴムに炭酸カルシウムが配合
されており、その基材ゴム100グラムに対して配合さ
れる炭酸カルシウムの量がBET総表面積で40平方メ
ートル以上であるゴム組成物を用いた、レーザー彫刻用
ゴム印材、である(請求項1)。
【0008】この発明によれば、基材ゴム100グラム
に対して、BET総表面積が40平方メートル以上とな
る量の炭酸カルシウムが配合されているため、このゴム
印材を用いたゴム印はパターンのエッジのシャープ性に
優れ、またインク浸透性にも優れるものである。ここで
BET総表面積(m2)とは、配合される炭酸カルシウ
ムのBET比表面積(m2/g)と炭酸カルシウムの配
合量(g)との積である。なお、以下、本明細書では基
材ゴム100グラムに対して配合される炭酸カルシウム
のBET総表面積のことを「単位BET表面積」とも称
する。
【0009】炭酸カルシウムの配合量を多くして単位B
ET表面積を高めればエッジをよりシャープにすること
ができるが、過剰の炭酸カルシウムの配合はかえってイ
ンクの浸透性を低下させてしまうおそれがある。これを
防ぐには、下記数式(1)を具備するように炭酸カルシ
ウムと無機塩類とを配合し、このゴム組成物を加硫した
後に無機塩類を抽出して、ゴム印材の連続気泡を形成す
ればよい(請求項2)。
【0010】
【数2】
【0011】(但し、数式(1)中のYは基材ゴム10
0グラムに対して配合される無機塩類の量であり、Xは
基材ゴム100グラムに対して配合される炭酸カルシウ
ムのBET総表面積である。) このようにして得られたゴム印材の印字面にレーザー光
を照射することにより、パターンのエッジのシャープ性
に優れ、またインク浸透性にも優れるゴム印を得ること
ができる(請求項3、請求項4)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の最大の特徴は、ゴム印材用のゴム組成物
中に炭酸カルシウムが配合されており、エッジのシャー
プ性とインク浸透性との向上が図られていることであ
る。
【0013】炭酸カルシウムの配合によりパターンのエ
ッジのシャープ性が向上する理由は明らかではないが、
炭酸カルシウムの配合によりレーザー彫刻に必要な総エ
ネルギー量を低減することができ、エッジの軟化を抑え
ることができるためであると思われる。総エネルギーを
低減できる理由としては、(1)レーザー光によるゴム
材料の分解を炭酸カルシウムが助長すること、(2)炭
酸カルシウムが印字面及び飛散粉末の粘着性を抑えて飛
散粉末の再付着を抑制し、飛散粉末再付着による彫刻効
率の低下を防止すること、又は(3)炭酸カルシウムが
無機塩類抽出後の乾燥時の気泡の収縮を抑えて空隙率を
維持するので、結果として彫刻に要する時間を短縮でき
ること、等であると推定される。
【0014】また、炭酸カルシウムの配合によりインク
浸透性が向上する理由は詳細には不明であるが、炭酸カ
ルシウムが印字面及び飛散粉末の粘着性を抑えて飛散粉
末の再付着を抑制し、この再付着した飛散粉末が連続気
泡を防いでしまうのを防止できるためであると思われ
る。
【0015】配合される炭酸カルシウムとしては、例え
ば重質炭酸カルシウム、軽微性炭酸カルシウム、極微細
炭酸カルシウム、沈降性炭酸カルシウム、活性化炭酸カ
ルシウム等が挙げられる。これらの炭酸カルシウムは、
単独で又は混合して用いることができる。炭酸カルシウ
ムは、単位BET表面積が40平方メートル以上となる
量だけ配合される。単位BET表面積が40平方メート
ル未満であると、炭酸カルシウムを配合した効果が充分
ではなく、エッジのシャープ性が不良となり、インキ浸
透性も不良となってしまう。単位BET表面積が高すぎ
ると、レーザー光照射により飛散した炭酸カルシウムの
粉末が印字面に再付着して連続気泡を塞ぐため、かえっ
てインクの浸透性を低下させてしまうおそれがある。従
って単位BET表面積は5000平方メートル以下が好
ましい。
【0016】前述の各種炭酸カルシウムは、それぞれ結
晶系、粒径等が異なるものであり、基材ゴム中に同量配
合したとしてもゴム組成物の物性等に与える影響は様々
なものである。本発明では、結晶系、粒径等の影響をほ
とんど受けることなくエッジのシャープ性とインクの浸
透性とに寄与し得る指標としてBET総表面積(又は単
位BET表面積)という概念を導入している。従って、
いずれの炭酸カルシウムを用いた場合でも、単位BET
表面積を40平方メートル以上とすれば、エッジのシャ
ープ性とインクの浸透性とを向上させることができる。
【0017】過剰の炭酸カルシウムの配合は、かえって
インクの浸透性を低下させてしまうおそれがある。この
理由はレーザー光照射により飛散した炭酸カルシウムの
粉末が印字面に再付着して連続気泡を塞ぐためであると
推定される。これを防ぐには、炭酸カルシウムの量の増
加に応じて無機塩類を添加すればよい。具体的には、上
記数式(1)を具備するように炭酸カルシウムと無機塩
類とを配合し、このゴム組成物を加硫した後に無機塩類
を抽出して、ゴム印材の連続気泡を形成すればよい。上
記数式(1)を具備するように炭酸カルシウムと無機塩
類とを配合することによりインクの浸透性の低下を防ぐ
ことができる理由は、無機塩類を増量させることにより
この無機塩類を抽出して得られる連続気泡のボリューム
が増すためと推定される。
【0018】配合される無機塩類としては、例えば塩化
ナトリウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硝酸
ナトリウム、天然食塩等の、易水溶性の無機塩類が挙げ
られる。これら無機塩類は、単独で又は混合して用いる
ことができる。
【0019】本発明にかかるゴム印材に用いられる基材
ゴムとしては、例えば天然ゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、ブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、EP
DM、各種熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
【0020】このゴム印材に用いられるゴム組成物に
は、前述の炭酸カルシウム及び無機塩類の他にも、例え
ば補強剤、充填剤、軟化剤、可塑剤、架橋剤、架橋促進
剤、架橋助剤、活性剤、共架橋剤、発泡剤、発泡助剤、
老化防止剤、加工助剤等の、一般的なゴム用の配合剤が
適宜配合される。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例に沿って具体的に説明
するが、これら実施例の開示に基づいて本発明が限定的
に解釈されるべきでないことは勿論である。
【0022】[実験1 炭酸カルシウムの種類と量とを
変更させた実験]基材ゴムとしてアクリロニトリル量が
35重量%のアクリロニトリルブタジエンゴム(日本合
成ゴム社製の商品名「N230S」)100重量部を用
意し、これにBET比表面積が2.5m2/gの重質炭
酸カルシウム(中国鉱業社製)20重量部、無機塩類と
しての天然食塩(塩化ナトリウムを主成分とする混合
物)350重量部、硫黄1.5重量部、加硫促進剤とし
てのN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフ
ェンアミド1.5重量部、酸化亜鉛5重量部、ステアリ
ン酸2重量部、DOP5重量部、活性剤としてのトリエ
タノールアミン2重量部、発泡剤(三協化成社製の商品
名「セルマイクC2」)1重量部及び発泡助剤(三協化
成社製の商品名「セルトンNP」)を配合し、ミキシン
グロールにて混練した。そして、シーティング後、プレ
スにて摂氏160度の架橋温度で15分間架橋させ、厚
さ4ミリメートルのゴムシートを得た。このゴムシート
を流水中に24時間侵漬して食塩を抽出し、乾燥させて
実施例1のゴム印材を得た。このゴム印材の単位BET
表面積は50である。
【0023】重質炭酸カルシウムの配合量を下記の表1
に示されるように変量させた他は実施例1と同様にし
て、比較例1、比較例2及び実施例2のゴム印材を得
た。また、配合する炭酸カルシウムの種類を、BET比
表面積が4.8m2/gの軽微性炭酸カルシウム(白石
工業社製の商品名「シルバー」)とし、その配合量を下
記の表1に示されるように変量させた他は実施例1と同
様にして、比較例3、比較例4、実施例3、実施例4及
び実施例5のゴム印材を得た。また、配合する炭酸カル
シウムの種類を、BET比表面積が31m2/gの極微
細炭酸カルシウム(神島化学社製の商品名「カールスタ
ー700」)とし、その配合量を下記の表2に示される
ように変量させた他は実施例1と同様にして、実施例6
及び実施例7のゴム印材を得た。また、配合する炭酸カ
ルシウムの種類を、BET比表面積が1.8m2/gの
沈降性炭酸カルシウム(丸尾カルシウム社製の商品名
「スーパー1700」)とし、その配合量を下記の表2
に示されるように変量させた他は実施例1と同様にし
て、比較例5、比較例6及び実施例8のゴム印材を得
た。また、配合する炭酸カルシウムの種類を、BET比
表面積が31m2/gの活性化炭酸カルシウム(井上石
灰工業社製の商品名「CALVIC−CC」)とし、そ
の配合量を下記の表2に示されるように変量させた他は
実施例1と同様にして、実施例9及び実施例10のゴム
印材を得た。また、炭酸カルシウムを全く配合しなかっ
た他は実施例1と同様にして、比較例7のゴム印材を得
た。さらに、炭酸カルシウムに代えてBET比表面積が
240m2/gの含水ケイ酸(日本シリカ社製の商品名
「ニップシールVN−3」)を配合し、その配合量を下
記の表2に示されるように変量させた他は実施例1と同
様にして、比較例8及び比較例9のゴム印材を得た。各
ゴム印材の単位BET表面積が、下記の表1及び表2に
示されている。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】各ゴム印材を、以下の手順によりエッジシ
ャープ性試験及びインクの浸透性試験に供した。
【0027】[エッジシャープ性試験]ゴム印材の印字
面を炭酸ガスレーザーにより彫刻し、パターンを形成し
てゴム印を得た。このパターンのエッジのシャープさ
を、ビデオマイクロスコープにより比較観察した。エッ
ジが稜線状のものを○、エッジが丸いものを△、エッジ
が不明確なものを×とした。その結果が、上記の表1及
び表2に示されている。
【0028】[インクの浸透性試験]前述のようにパタ
ーンが形成されたゴム印の印字面に0.5CCのインク
を滴下した。そして、インクがゴム印に完全に吸収され
るまでの時間を測定した。この時間が10分以内のもの
を○、10分を越えて1時間以内のものを△、1時間を
越えるものを×とした。その結果が、上記の表1及び表
2に示されている。
【0029】表1及び表2において、炭酸カルシウムの
単位BET表面積が40以上である各実施例のゴム印材
は、炭酸カルシウムの単位BET表面積が40未満であ
る比較例1から比較例6のゴム印材及び炭酸カルシウム
が配合されていない比較例7のゴム印材に比べて、エッ
ジシャープ性及びインクの浸透性に優れている。このこ
とより、炭酸カルシウムを配合してその単位BET表面
積を40以上とする必要があることが解る。また、各実
施例のゴム印材は、含水ケイ酸が配合されている比較例
8及び比較例9のゴム印材に比べて、エッジシャープ性
及びインクの浸透性に優れている。このことより、エッ
ジシャープ性及びインクの浸透性を向上させるには、単
に単位BET表面積の大きい無機充填剤を配合するのみ
では不充分であり、炭酸カルシウムを配合する必要があ
ることが解る。
【0030】[実験2 炭酸カルシウムと無機塩類とを
変量させた実験]配合する炭酸カルシウムの種類を、B
ET比表面積が4.8m2/gの軽微性炭酸カルシウム
(前述の商品名「シルバー」)とし、その配合量を下記
の表3に示されるように変量させた他は実施例1と同様
にして、実施例11から実施例20のゴム印材を得た。
これらゴム印材を、前述の実験1と同様の手順により、
エッジシャープ性試験及びインクの浸透性試験に供し
た。その結果が、下記の表3に示されている。
【0031】
【表3】
【0032】表3より、いずれのゴム印材もエッジシャ
ープ性に優れていることが解る。これは、いずれのゴム
印材も炭酸カルシウムが配合されており、しかもその単
位BET表面積が40以上とされているからである。
【0033】表3のインクの浸透性の結果が、前述の比
較例3、比較例4、実施例3、実施例4及び実施例5の
インク浸透性の結果とともに図1のグラフに示されてい
る。図1において、横軸(X軸)は単位BET表面積
(m2)とされており、縦軸(Y軸)は食塩(無機塩
類)の配合量(g)とされている。直線(A)は方程式
「X=40」で表される直線であり、直線(B)は方程
式「Y=0.4・X+280」で表される直線である。
図1において、直線(A)よりも右側(すなわちXが大
きい側)であって、直線(B)よりも上側(すなわちY
が大きい側)の領域に含まれるゴム印材は、インクの浸
透性に優れている。これは、単位BET表面積の上昇に
伴って無機塩類の配合量を増量させて連続気泡のボリュ
ームを増すことにより、連続気泡が塞がれるのを防いで
いるためである。
【0034】以上の各実験の結果より、配合する炭酸カ
ルシウの単位BET表面積を高めることによりエッジシ
ャープ性を向上させ得ること、及び炭酸カルシウムを多
量に配合した場合でもそれに応じて無機塩類を増量させ
ればインクの浸透性が維持できることが解る。なお、配
合する炭酸カルシウムの単位BET表面積を高めること
により、連続気泡を有さないゴム印材やいわゆる粒子凝
結法によって連続気泡が形成されるゴム印材において
も、エッジシャープ性向上という効果が得られることは
いうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パター
ンのエッジのシャープ性に富み、しかもインクの浸透性
に優れるレーザー彫刻用ゴム印材、これを用いるゴム印
及びゴム印の製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、インク浸透性試験の結果が示されたグ
ラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材ゴムに炭酸カルシウムが配合されて
    おり、その基材ゴム100グラムに対して配合される炭
    酸カルシウムの量がBET総表面積で40平方メートル
    以上であるゴム組成物を用いた、レーザー彫刻用ゴム印
    材。
  2. 【請求項2】 基材ゴムに炭酸カルシウムと無機塩類と
    が配合されており、その炭酸カルシウムと無機塩類との
    配合量が下記数式(1)を具備するように調製されてい
    るゴム組成物を加硫した後、無機塩類が抽出されてなる
    請求項1に記載のレーザー彫刻用ゴム印材。 【数1】 (但し、数式(1)中のYは基材ゴム100グラムに対
    して配合される無機塩類の量であり、Xは基材ゴム10
    0グラムに対して配合される炭酸カルシウムのBET総
    表面積である。)
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は2に記載のゴム印材の
    印字面に、レーザー光照射にて彫刻されたパターンが形
    成されたゴム印。
  4. 【請求項4】 上記請求項1又は2に記載のゴム印材の
    印字面にレーザー光を照射してパターンを彫刻するゴム
    印の製造方法。
JP20304597A 1997-07-29 1997-07-29 レーザー彫刻用ゴム印材、これを用いるゴム印及びゴム印の製造方法 Withdrawn JPH1142842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042657A (ja) * 2008-07-18 2010-02-25 Fujifilm Corp レーザー彫刻用樹脂組成物、画像形成材料、レーザー彫刻用レリーフ印刷版原版、レリーフ印刷版、及びレリーフ印刷版の製造方法
JP5945791B1 (ja) * 2015-09-07 2016-07-05 株式会社タイヨートマー 合成樹脂製スタンプの製造方法

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