JPH1142521A - 自動調心ころ軸受組立用治具 - Google Patents

自動調心ころ軸受組立用治具

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Publication number
JPH1142521A
JPH1142521A JP21388097A JP21388097A JPH1142521A JP H1142521 A JPH1142521 A JP H1142521A JP 21388097 A JP21388097 A JP 21388097A JP 21388097 A JP21388097 A JP 21388097A JP H1142521 A JPH1142521 A JP H1142521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spherical
ring
roller
bearing
jig
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21388097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Fukuda
邦男 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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Publication of JPH1142521A publication Critical patent/JPH1142521A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動調心ころ軸受組立の「かえし作業」を効率
的に行う治具を提供すること。 【構成】1つの球面軌道輪を有する外輪と、該球面軌道
輪に対向して隣り合う2つの球面軌道輪を有する内輪
と、保持器に2列に保持され外内輪の球面軌道輪に接触
保持される球面ころとから成る自動調心形軸受を組み立
てるための治具は、環状部を有し、該環状部は外輪口元
径よりも小さい外径と、前記軸受を水平にして該環状部
内に置いた時保持器よりも大きな径となる内径とを有し
ており、保持器に保持された球面ころを内輪に組付けた
内輪ころ組立体を外輪に収めるために使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動調心ころ軸受組
立用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な自動調心ころ軸受は、保持器に
保持された球面ころを内輪に組み付けた内輪ころ組立体
を、外輪に斜めに挿入して外輪を回転して収め込み完成
状態の軸受とする。この作業を「かえし」と呼んでい
る。
【0003】一般に、この作業は手作業により行われて
いるが、熟練を必要とする作業である。
【0004】図1はこの手作業の様子を示している。
【0005】
【解決すべき課題】このような「かえし」作業は、次の
2つの場合に行われる。
【0006】(1)軸受製造の最終工程で、保持器に取
付けたころを内輪に組み付けた内輪ころ組立体を、外輪
に収め込んで軸受を完成させる時。
【0007】(2)完成した軸受を実際に使用し、分解
して、洗浄したりグリースを封入したり、もしくは軸受
内部の点検のためにずらせた内輪ころ組立体を外輪内に
戻す時。
【0008】(1)の場合、従来手作業であるため組立
ラインの自動化の妨げとなる。
【0009】(2)の場合、軸受の種類によっては、
「かえし」作業に熟練を要するものがあるため作業効率
が悪い。
【0010】そこで、本発明はこれらの問題を解決する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決する手段】本発明によれば、1つの球面軌
道輪を有する外輪と、該球面軌道輪に対向して隣り合う
2つの球面軌道輪を有する内輪と、保持器に2列に保持
され外内輪の球面軌道輪に接触保持される球面ころとか
ら成る自動調心形軸受を組み立てるために、環状部を有
し、該環状部は外輪口元径よりも小さい外径と、前記軸
受を水平にして該環状部内に置いた時保持器よりも大き
な径となる内径とを有しており、保持器に保持された球
面ころを内輪に組付けた内輪ころ組立体を外輪に収める
ために使用する組立用治具を提供する。
【0012】
【実施の形態】図2は、「かえし」作業途中にある軸受
組立体において、右下側のころが外輪の内径側下端にぶ
つかって「かえし」作業が阻害されている状態を示して
いる。
【0013】図3は、本発明の第1実施の形態としての
治具1、および該治具1を用いた自動調心ころ軸受の最
終組立工程、すなわち、保持器2に組み付けた2列の球
面ころ3から成る内輪ころ組立体5を外輪6に収め込む
工程を手作業で行う場合を示している。
【0014】外輪6は1つの球面軌道輪を有し、また内
輪4はそれに対向して2つの球面軌道輪を有している。
【0015】ころ3はこれら軌道輪に接触して回転する
球面ころであり、保持器2に保持されている。
【0016】治具1は中央平坦部10と環状部11を有
している。環状部11は平坦部10から上向きに突出し
た外径および内径を有する形状である。
【0017】図3に示す如く、内輪ころ組立体5を外輪
6に途中まで組み込んだ未完成の中間軸受組立体の内輪
4を治具1の平坦部10に置く。外輪の一方の側(図で
左側)が自重で下がり、他方の側(図で右側)が上がる
ようにし、下側のころの端面が左右で環状部11上に載
置されるようになる。
【0018】右側下のころは環状部11の外径側端部で
内輪4の下側軌道輪に接触状態に姿勢制御される。一
方、左側上のころは自重で内輪4に接触するよう姿勢が
保たれる。こうして、外輪6をころを収めるように図中
時計方向に回転させる「かえし」作業が行われる。
【0019】図4ないし図6に自動作業に適した本発明
の第2実施の形態を示している。
【0020】図4は第2実施の形態の治具21により第
1実施の形態で説明したのと同様な自動調心軸受が完成
した状態を示している。
【0021】第2実施の形態の治具21の特徴は環状部
の内径側に面取り部21aを有している点である。第2
実施の形態においては、治具全体が環状であるがこれは
第1実施の形態同様中央が凹んだ椀形でも良い。
【0022】治具21の環状部の外径は、治具の上に未
完成の中間軸受け組立体をセットしたとき傾いた外輪を
拘束しないために、外輪の口元径よりも小さくされてい
る。
【0023】治具21の環状部の内径は面取り部の寸法
を含めて中間軸受け組立体セットがかえし作業位置にセ
ットされたとき保持器が面取り部に接触しないような径
寸法に選択されている。
【0024】面取り部は自重で内輪を離れるように傾い
たころが環状部頂面上にスムーズに案内される寸法およ
び形状に選択されている。
【0025】作業に当たって、内輪ころ組立体に外輪を
途中まで収めかけた外輪右上がりの中間組立体を右下が
りに自然に傾けて図中左方から右方への水平方向にスラ
イドさせながら、外輪を図中時計方向に回転させるとス
ムースに「かえし」ができる。図中、鎖線で示すころ位
置No.1のころはこれから述べるころ位置No.2の
ころと同様にして既に外輪内側に収まりかけている。図
中、右側のころ位置No.2のころは面取り部を経て環
状部上面に乗り上げ(図6)、ころの右下端が環状部頂
面に押されて、内輪に接触するように姿勢制御される。
一方、左上側のころは自重により姿勢制御され、こうし
た左右とも外輪のかえし作業が可能となる。
【0026】第2実施の形態においては、面取り部の存
在により軸受右下側のころの環状部への乗り上げがスム
ーズに行われ、特に自動作業に適している。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、治具の使用により、軸
受組立ての「かえし」作業が単純になるとともに、「か
えし」作業の機械化および組立ラインの自動化が可能と
なる。
【0028】したがってまた、「かえし」作業を手作業
で行う場合でも、熟練を必要とせず、作業効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸受の組立のための手作業による「かえし」作
業を示す説明図。
【図2】ころの姿勢不良により、外輪の「かえし」作業
が行えない状態を示す説明図。
【図3】本発明の第1実施の形態の説明図。
【図4】本発明の第2実施の形態としての治具と組立て
を終了した自動調心軸受を示す図。
【図5】本発明の第2実施の形態による治具により「か
えし」作業に入る状態を示す説明図。
【図6】本発明の第2実施の形態による治具により、外
輪の「かえし」作業が行われるようになった状態を示す
説明図。
【符号の説明】
1 治具 2 保持器 3 ころ 4 内輪 5 内輪ころ組立体 6 外輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの球面軌道輪を有する外輪と、該球
    面軌道輪に対向して隣り合う2つの球面軌道輪を有する
    内輪と、 保持器に2列に保持され外内輪の球面軌道輪に接触保持
    される球面ころとから成る自動調心形軸受を組み立てる
    ために、 環状部を有し、該環状部は外輪口元径よりも小さい外径
    と、 前記軸受を水平にして該環状部内に置いた時保持器より
    も大きな径となる内径とを有しており、 保持器に保持された球面ころを内輪に組付けた内輪ころ
    組立体を外輪に収めるために使用する自動調心ころ軸受
    組立用治具
JP21388097A 1997-07-25 1997-07-25 自動調心ころ軸受組立用治具 Withdrawn JPH1142521A (ja)

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JPH1142521A true JPH1142521A (ja) 1999-02-16

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015194193A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 Ntn株式会社 軸受の製造方法および製造装置
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CN117620657A (zh) * 2023-12-01 2024-03-01 江苏众友机械有限公司 一种矿山设备液压轮轴拆装维修装置

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Effective date: 20041005