JP3057609U - 自転車の前フォーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に組み立てることができ、強度を向上さ
せることができる自転車の前フォークを提供する。 【解決手段】 自転車の前フォークパイプ１０にテーパ
受台１１を設置し、テーパ受台１１の周縁部にボールベ
アリング受皿２０を設けて、ボールベアリング受皿２０
の内端にボールベアリング３０を嵌め込んでいる。ま
た、ボールベアリング３０の中に嵌め合わせリング輪４
０を嵌め設ける。ボールベアリング受皿２０は、前もっ
てボールベアリング３０と嵌め合わせリング輪４０と組
み合わせて一体とし、一体とした後、嵌め合わせリング
輪４０部分を前フォークパイプ１０のテーパ受台１１に
嵌め合わせすれば組立を完了することができる。したが
って、迅速かつ容易に自転車の前フォークを組み立てる
ことができ、ボールベアリング付近の部材が一体となっ
ているので強度も向上する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自転車の前フォークに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、図１および図２に示すように、自転車の前フォークは、前フォーク パイプ１Ａの上、下端に嵌め合わせリング１Ｂを設置し、嵌め合わせリング１Ｂ の端に環列して数個のボール１Ｃを設置し、ボール１Ｃの外端にボールベアリン グ受台１Ｄを嵌め、ボールベアリング受台１Ｄの外端にフォーク枠パイプ１Ｅの 上、下端を設置していた。上記のような構成により、前フォークを容易に回転さ せることができた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような構成の前フォークを組み立てる場合、前フォークパ イプ１Ａの上に必ず嵌め合わせリング１Ｂを一つ設ける必要がある。かつボール １Ｃは埋設しているので、組立作業の速度は遅く、なおかつ強度も不十分であり 、要求される品質も一定でないために実用性がない。 そこで、本考案の目的は迅速かつ容易に組み立てることができ、強度も十分な 自転車の前フォークを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の請求項１記載の自転車の前フォークによると、自転車の前フォークパ イプにテーパ受台を設置し、テーパ受台の周縁部にボールベアリング受皿を設け て、ボールベアリング受皿の内端にボールベアリングを嵌め込んでいる。また、 ボールベアリングの中に嵌め合わせリング輪を嵌め設ける。ボールベアリング受 皿は、前もってボールベアリングと嵌め合わせリング輪と組み合わせて一体とし 、一体とした後、嵌め合わせリング輪部分を前フォークパイプのテーパ受台に嵌 め合わせすれば組立を完了することができる。したがって、迅速かつ容易に自転 車の前フォークを組み立てることができ、ボールベアリング付近の部材が一体と なっているので強度も向上する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図３〜図５に示すように、前フォークパイプ１０の底端にテーパ受台１１、あ るいはその他の適当な角度、形状の受台を設置する。また、テーパ受台１１の端 にボールベアリング受皿２０を設ける。ボールベアリング受皿２０の内端に直接 一体にボールベアリング３０を嵌め、ボールベアリング３０の内端にはめ合わせ リング輪４０を嵌め込む。これによって構造が簡単で、組立作業も容易なボール ベアリング受皿を構成することができる。

【０００６】 本考案の前フォークパイプ１０の底端に設置したテーパ受台１１は、嵌め合わ せリング輪４０配合しているので、ボールベアリング受皿２０は製作のときに事 前にボールベアリング３０と嵌め合わせリング輪４０を先に組み合わせて一体に し、組立のときに直接嵌め合わせリング輪４０を前フォークパイプ１０のテーパ 受台１１の端に嵌め込んで、次に各別に枠パイプ１の端に設置すれば組立を完了 することができる。

【０００７】 この組立は簡単で早くできる。なおかつテーパ受台１１と前フォークパイプ１ ０も一体加工で成形しているので、また別に嵌め合わせリング１Ｂを嵌める必要 がなく、全体の強度を高め、耐用性と実用性を増加することができる。

【０００８】 上記で述べたように本考案は、経済価値があって、確実に従来の組立時の欠点 を改善することができる。組立をさらに容易にすることができ、なおかつ従来の よりもさらに簡単で、迅速に、耐用で、使用する寿命を延長させるので、産業上 の利用価値がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の自転車の前フォークを示す分解図であ
る。

【図２】従来の自転車の前フォークを示す断面図であ
る。

【図３】Ａは本考案の実施例によるボールベアリング受
皿の分解図であり、Ｂは本考案の実施例によるボールベ
アリング受皿を組み立てた状態を示す概略斜視図であ
る。

【図４】本考案の実施例による前フォークの分解図であ
る。

【図５】本考案の実施例による前フォークの断面図であ
る。

【符号の説明】

１Ａ 前フォークパイプ １Ｂ 嵌め合わせリング １Ｃ ボール １Ｄ ボールベアリング受台 １Ｅ フォーク枠パイプ １ フォーク枠パイプ １０ 前フォークパイプ １１ テーパ受台 ２０ ボールベアリング受皿 ３０ ボールベアリング ４０ 嵌め合わせリング輪

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自転車の前フォークパイプに設けられる
   テーパ受台と、 前記テーパ受台の周縁部に設けられるボールベアリング
   受皿と、 前記ボールベアリング受皿の内端に嵌入されるボールベ
   アリングと、 前記ボールベアリングの中に嵌設されるはめ合わせリン
   グ輪とを備え、 前記ボールベアリング受皿と、前記ボールベアリング
   と、前記嵌め合わせリング輪とは一体に前記テーパ受台
   に嵌め合わせることを特徴とする自転車の前フォーク。