JPH1141790A - Pcm電流差動リレー装置 - Google Patents
Pcm電流差動リレー装置Info
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- JPH1141790A JPH1141790A JP9186354A JP18635497A JPH1141790A JP H1141790 A JPH1141790 A JP H1141790A JP 9186354 A JP9186354 A JP 9186354A JP 18635497 A JP18635497 A JP 18635497A JP H1141790 A JPH1141790 A JP H1141790A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各PCM電流差動リレー装置において、伝送
路の伝送遅延時間に関する制約条件を受けることなく送
電線電流PCM信号のサンプリングタイミングを一致さ
せ、自装置の送電線電流PCM信号と相手装置からの送
電線電流PCM信号との比較を正確に行えるようにし、
送電線系統保護を高精度で実現する。 【解決手段】 PCM電流差動リレー装置11−A、1
1−Bは、送電線電流の位相に同期したサンプリングク
ロックを生成するクロック生成部22−A,22−B
と、サンプリングクロックにより送電線電流をサンプリ
ングしてPCM信号に変換するアナログ/ディジタル変
換部21−A,21−Bと、このPCM信号を送電線電
流の位相に同期したフレーム構成として相手装置へ送信
する伝送処理部23−A,23−Bと、相手装置からの
PCM信号を受信し、自装置のPCM信号と比較して送
電線事故を検出する演算処理部24−A,24−Bとを
備えている。
路の伝送遅延時間に関する制約条件を受けることなく送
電線電流PCM信号のサンプリングタイミングを一致さ
せ、自装置の送電線電流PCM信号と相手装置からの送
電線電流PCM信号との比較を正確に行えるようにし、
送電線系統保護を高精度で実現する。 【解決手段】 PCM電流差動リレー装置11−A、1
1−Bは、送電線電流の位相に同期したサンプリングク
ロックを生成するクロック生成部22−A,22−B
と、サンプリングクロックにより送電線電流をサンプリ
ングしてPCM信号に変換するアナログ/ディジタル変
換部21−A,21−Bと、このPCM信号を送電線電
流の位相に同期したフレーム構成として相手装置へ送信
する伝送処理部23−A,23−Bと、相手装置からの
PCM信号を受信し、自装置のPCM信号と比較して送
電線事故を検出する演算処理部24−A,24−Bとを
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落雷,接触,地絡
等の送電線事故を検出する為のPCM電流差動リレー装
置に関する。PCM電流差動リレー装置は、送電線の所
定区間、例えば、変電所や開閉所等の区間の両端におけ
る送電線電流を検出し、その区間内における送電線事故
がなければ、その送電線の区間の両端における流入電流
と流出電流はほぼ同一となる。そこで、送電線の所定区
間の両端における送電線電流を検出し、PCM信号に変
換して相互に伝送し、自装置のPCM信号と相手装置の
PCM信号とを比較し、許容値範囲内で一致していれば
送電線は正常であり、又許容値を超えて不一致となる
と、接触,地絡等の送電線事故と判定し、送電線の所定
区間の両端に於ける開閉器を遮断し、事故発生区間の送
電線を切り離す送電線系統保護リレーシステムの一種で
ある。
等の送電線事故を検出する為のPCM電流差動リレー装
置に関する。PCM電流差動リレー装置は、送電線の所
定区間、例えば、変電所や開閉所等の区間の両端におけ
る送電線電流を検出し、その区間内における送電線事故
がなければ、その送電線の区間の両端における流入電流
と流出電流はほぼ同一となる。そこで、送電線の所定区
間の両端における送電線電流を検出し、PCM信号に変
換して相互に伝送し、自装置のPCM信号と相手装置の
PCM信号とを比較し、許容値範囲内で一致していれば
送電線は正常であり、又許容値を超えて不一致となる
と、接触,地絡等の送電線事故と判定し、送電線の所定
区間の両端に於ける開閉器を遮断し、事故発生区間の送
電線を切り離す送電線系統保護リレーシステムの一種で
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例のPCM電流差動リレー装
置及び情報伝送装置の説明図であり、51−A,51−
BはPCM電流差動リレー装置、52−A,52−Bは
PCM電流差動リレー装置と伝送路との間に設けた情報
伝送装置、53−A,53−Bは情報伝送装置52−
A,52−Bを相互に接続する伝送路、54−A,54
−Bはカレントトランス(CT)、55−A,55−B
は開閉器(CB:サーキットブレイカ)である。
置及び情報伝送装置の説明図であり、51−A,51−
BはPCM電流差動リレー装置、52−A,52−Bは
PCM電流差動リレー装置と伝送路との間に設けた情報
伝送装置、53−A,53−Bは情報伝送装置52−
A,52−Bを相互に接続する伝送路、54−A,54
−Bはカレントトランス(CT)、55−A,55−B
は開閉器(CB:サーキットブレイカ)である。
【0003】送電線の所定区間の両端を、変電所A,B
とした場合を示し、その変電所A,Bにそれぞれ開閉器
55−A,55−Bを設け、この開閉器55−A,55
−Bを介して流れる送電線電流をカレントトランス54
−A,54−Bにより検出し、その検出電流を、PCM
電流差動リレー装置51−A,51−Bにおいてサンプ
リングしてPCM信号に変換し、情報伝送装置52−
A,52−Bから伝送路53−A,53−Bを介してP
CM信号による電流値を相互に伝送し、自装置(PCM
電流差動リレー装置51−A)のPCM信号と、相手装
置(PCM電流差動リレー装置51−B)のPCM信号
とを比較し、許容値の範囲内で比較一致の場合は、送電
線は正常と判定し、許容値を超えて比較不一致の場合
は、送電線事故と判定して、開閉器55−A,55−B
を遮断する遮断指令を送出する。それによって、送電線
の事故区間を他の区間から切り離す。
とした場合を示し、その変電所A,Bにそれぞれ開閉器
55−A,55−Bを設け、この開閉器55−A,55
−Bを介して流れる送電線電流をカレントトランス54
−A,54−Bにより検出し、その検出電流を、PCM
電流差動リレー装置51−A,51−Bにおいてサンプ
リングしてPCM信号に変換し、情報伝送装置52−
A,52−Bから伝送路53−A,53−Bを介してP
CM信号による電流値を相互に伝送し、自装置(PCM
電流差動リレー装置51−A)のPCM信号と、相手装
置(PCM電流差動リレー装置51−B)のPCM信号
とを比較し、許容値の範囲内で比較一致の場合は、送電
線は正常と判定し、許容値を超えて比較不一致の場合
は、送電線事故と判定して、開閉器55−A,55−B
を遮断する遮断指令を送出する。それによって、送電線
の事故区間を他の区間から切り離す。
【0004】送電線電流をサンプリングしてPCM信号
とする場合に、従来は、絶対時刻の一致したサンプリン
グクロックを用いることを前提としている。その為に、
絶対時刻を一致させる為の前処理を必要とするもので、
例えば、図6の(a)に示すように、情報伝送装置52
−A,52−Bから信号SA,SBを各相手装置に送信
すると共に、その信号SA,SBを送信したタイミング
STa,STbを記憶保持し、次にそれぞれ各相手装置
から送信された信号SB,SAが伝送路を経て自装置で
受信されるタイミングRTa,RTbを計時し、自装置
が信号SA又はSBを送信してから、相手装置が送信し
た信号SB又はSAが受信されるまでの時間、即ち、 Ta=RTa−STa ・・・(1) Tb=RTb−STb ・・・(2) を計測し、該計測された時間Ta又はTbを相手側の情
報伝送装置52−B又は52−Aに伝達する。
とする場合に、従来は、絶対時刻の一致したサンプリン
グクロックを用いることを前提としている。その為に、
絶対時刻を一致させる為の前処理を必要とするもので、
例えば、図6の(a)に示すように、情報伝送装置52
−A,52−Bから信号SA,SBを各相手装置に送信
すると共に、その信号SA,SBを送信したタイミング
STa,STbを記憶保持し、次にそれぞれ各相手装置
から送信された信号SB,SAが伝送路を経て自装置で
受信されるタイミングRTa,RTbを計時し、自装置
が信号SA又はSBを送信してから、相手装置が送信し
た信号SB又はSAが受信されるまでの時間、即ち、 Ta=RTa−STa ・・・(1) Tb=RTb−STb ・・・(2) を計測し、該計測された時間Ta又はTbを相手側の情
報伝送装置52−B又は52−Aに伝達する。
【0005】次に、情報伝送装置52−A又は52−B
では、自装置で計測した上記時間Ta又はTbと相手装
置から伝達された上記時間Tb又はTaとを比較し、時
間Taと時間Tbとに差があるときは、信号SA又はS
Bを送信するタイミングSTa又はSTbを調整し、該
送信タイミングSTa又はSTbを前回の送信時点より
ずらして(早め又は遅らせて)再度送信し、図6の
(b)に示すように上記時間TaとTbとが一致するま
でこの動作を繰り返すことにより、情報伝送装置52−
A及び52−Bの間で信号SA及びSBの発生タイミン
グSTa、STbを一致させ、それによって、信号SA
及びSBを基に情報伝送装置52−A及び52−Bにお
いて絶対時刻の一致したサンプリングクロックを発生さ
せることができる。
では、自装置で計測した上記時間Ta又はTbと相手装
置から伝達された上記時間Tb又はTaとを比較し、時
間Taと時間Tbとに差があるときは、信号SA又はS
Bを送信するタイミングSTa又はSTbを調整し、該
送信タイミングSTa又はSTbを前回の送信時点より
ずらして(早め又は遅らせて)再度送信し、図6の
(b)に示すように上記時間TaとTbとが一致するま
でこの動作を繰り返すことにより、情報伝送装置52−
A及び52−Bの間で信号SA及びSBの発生タイミン
グSTa、STbを一致させ、それによって、信号SA
及びSBを基に情報伝送装置52−A及び52−Bにお
いて絶対時刻の一致したサンプリングクロックを発生さ
せることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】情報伝送装置52−A
と情報伝送装置52−Bとが接続される上り回線伝送路
53−Aと下り回線伝送路53−Bは、設備構成や回線
ルートが必ずしも同一になるとは限らず、上り回線伝送
路53−Aと下り回線伝送路53−Bとで伝送時間が初
めから異なっていたり、或いは当初は同じでも途中で変
動したりすることがある。例えば、図7に示すように、
上り回線伝送路53−Aと下り回線伝送路53−Bとの
間の伝送遅延時間Td1とTd2とが異なっていると、
たとえ上記時間Taと時間Tbとが同一となっても、情
報伝送装置52−A及び52−Bが信号SA及びSBを
発生させるタイミングSTa及びSTbは一致せず、情
報伝送装置52−A及び52−Bにおいて絶対時刻の一
致しないサンプリングクロックが発生することになる。
と情報伝送装置52−Bとが接続される上り回線伝送路
53−Aと下り回線伝送路53−Bは、設備構成や回線
ルートが必ずしも同一になるとは限らず、上り回線伝送
路53−Aと下り回線伝送路53−Bとで伝送時間が初
めから異なっていたり、或いは当初は同じでも途中で変
動したりすることがある。例えば、図7に示すように、
上り回線伝送路53−Aと下り回線伝送路53−Bとの
間の伝送遅延時間Td1とTd2とが異なっていると、
たとえ上記時間Taと時間Tbとが同一となっても、情
報伝送装置52−A及び52−Bが信号SA及びSBを
発生させるタイミングSTa及びSTbは一致せず、情
報伝送装置52−A及び52−Bにおいて絶対時刻の一
致しないサンプリングクロックが発生することになる。
【0007】このように、情報伝送装置52−A及び5
2−Bにおいて絶対時刻の一致しないサンプリングクロ
ックが生成されると、送電線電流のサンプリングポイン
トが異なり、従って、送電線が正常な場合でも、絶対時
刻が異なることにより、送電線電流のサンプル値が異な
ることになる。即ち、自装置のPCM信号と相手装置の
PCM信号とが相違することになり、誤判定が生じる問
題があった。
2−Bにおいて絶対時刻の一致しないサンプリングクロ
ックが生成されると、送電線電流のサンプリングポイン
トが異なり、従って、送電線が正常な場合でも、絶対時
刻が異なることにより、送電線電流のサンプル値が異な
ることになる。即ち、自装置のPCM信号と相手装置の
PCM信号とが相違することになり、誤判定が生じる問
題があった。
【0008】本発明は、上記伝送路の伝送遅延時間に関
する制約条件を受けず、即ち、上り回線伝送路と下り回
線伝送路との間ので伝送時間が異なっていても、各PC
M電流差動リレー装置における送電線電流のサンプリン
グタイミングを一致させ、自装置の送電線電流PCM信
号と相手装置からの送電線電流PCM信号との比較を、
送電線電流の位相に同期したサンプル値で行い、送電線
系統保護を高精度で実現することを目的とする。
する制約条件を受けず、即ち、上り回線伝送路と下り回
線伝送路との間ので伝送時間が異なっていても、各PC
M電流差動リレー装置における送電線電流のサンプリン
グタイミングを一致させ、自装置の送電線電流PCM信
号と相手装置からの送電線電流PCM信号との比較を、
送電線電流の位相に同期したサンプル値で行い、送電線
系統保護を高精度で実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のPCM電流差動
リレー装置は、(1)送電線の所定区間の両端における
送電線の電流を検出してPCM信号に変換し、該PCM
信号を相互に伝送して比較し、比較不一致により送電線
事故を検出するPCM電流差動リレー装置において、送
電線電流の位相に同期したサンプリングクロックを生成
するクロック生成部22−A,22−Bと、サンプリン
グクロックにより送電線電流をサンプリングしてPCM
信号に変換するアナログ/ディジタル変換部21−A,
21−Bと、このアナログ/ディジタル変換部21−
A,21−BからのPCM信号を、送電線電流の位相に
同期したフレーム構成として相手装置へ送信する伝送処
理部23−A,23−Bと、相手装置からのPCM信号
を受信してフレーム同期をとり、自装置のPCM信号と
比較して送電線事故を検出する演算処理部24−A,2
4−Bとを備えている。自装置と相手装置とは、送電線
電流の位相に同期したサンプリングクロックにより送電
線電流をサンプリングし、且つ送電線電流の位相に同期
したフレーム構成でPCM信号を送受信し、フレーム同
期をとって比較することにより、従来例の絶対時刻のサ
ンプリングクロックを求める場合に比較して簡単且つ正
確となる。
リレー装置は、(1)送電線の所定区間の両端における
送電線の電流を検出してPCM信号に変換し、該PCM
信号を相互に伝送して比較し、比較不一致により送電線
事故を検出するPCM電流差動リレー装置において、送
電線電流の位相に同期したサンプリングクロックを生成
するクロック生成部22−A,22−Bと、サンプリン
グクロックにより送電線電流をサンプリングしてPCM
信号に変換するアナログ/ディジタル変換部21−A,
21−Bと、このアナログ/ディジタル変換部21−
A,21−BからのPCM信号を、送電線電流の位相に
同期したフレーム構成として相手装置へ送信する伝送処
理部23−A,23−Bと、相手装置からのPCM信号
を受信してフレーム同期をとり、自装置のPCM信号と
比較して送電線事故を検出する演算処理部24−A,2
4−Bとを備えている。自装置と相手装置とは、送電線
電流の位相に同期したサンプリングクロックにより送電
線電流をサンプリングし、且つ送電線電流の位相に同期
したフレーム構成でPCM信号を送受信し、フレーム同
期をとって比較することにより、従来例の絶対時刻のサ
ンプリングクロックを求める場合に比較して簡単且つ正
確となる。
【0010】又(2)クロック生成部22−A,22−
Bは、送電線電流の位相に同期した信号を発生する位相
同期発振回路と、この位相同期発振回路の出力信号を分
周してサンプリングクロックを出力する分周回路と、送
電線電流の断検出を行う断検出回路とを含み、位相同期
発振回路は、送電線電流の位相と発振出力信号位相とを
比較する位相差計測部と、この位相差計測部からの位相
差信号を制御電圧として加える電圧制御発振器と、断検
出回路からの断検出信号により、位相差計測部からの位
相差信号を記憶し、この記憶した位相差信号を電圧制御
発振器の制御電圧として加えるメモリとを備えることが
できる。
Bは、送電線電流の位相に同期した信号を発生する位相
同期発振回路と、この位相同期発振回路の出力信号を分
周してサンプリングクロックを出力する分周回路と、送
電線電流の断検出を行う断検出回路とを含み、位相同期
発振回路は、送電線電流の位相と発振出力信号位相とを
比較する位相差計測部と、この位相差計測部からの位相
差信号を制御電圧として加える電圧制御発振器と、断検
出回路からの断検出信号により、位相差計測部からの位
相差信号を記憶し、この記憶した位相差信号を電圧制御
発振器の制御電圧として加えるメモリとを備えることが
できる。
【0011】又(3)演算処理部24−A,24−B
は、自装置のPCM信号と相手装置のPCM信号とを比
較し、比較不一致で且つ相手装置から断検出信号が入力
されていない時に、送電線の事故発生と判定して、送電
線の開閉器14−A,14−Bの遮断指令を送出する制
御回路を備えることができる。
は、自装置のPCM信号と相手装置のPCM信号とを比
較し、比較不一致で且つ相手装置から断検出信号が入力
されていない時に、送電線の事故発生と判定して、送電
線の開閉器14−A,14−Bの遮断指令を送出する制
御回路を備えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1、図
2、図3及び図4を用いて説明する。図1は本発明の実
施の形態のPCM電流差動リレー装置及び情報伝送装置
の説明図、図2は本発明の実施の形態のPCM電流差動
リレー装置の要部説明図、図3は本発明の実施の形態の
位相同期発振回路の説明図、図4は本発明の実施の形態
のPCM電流差動リレー装置のタイムチャートである。
2、図3及び図4を用いて説明する。図1は本発明の実
施の形態のPCM電流差動リレー装置及び情報伝送装置
の説明図、図2は本発明の実施の形態のPCM電流差動
リレー装置の要部説明図、図3は本発明の実施の形態の
位相同期発振回路の説明図、図4は本発明の実施の形態
のPCM電流差動リレー装置のタイムチャートである。
【0013】図1において、11−A,11−BはPC
M電流差動リレー装置、12−A,12−Bは情報伝送
装置、13−A,13−Bはカレントトランス(C
T)、14−A,14−Bは開閉器(CB)、21−
A,21−Bはアナログ/ディジタル変換部、22−
A,22−Bはクロック生成部、23−A,23−Bは
伝送処理部、24−A,24−Bは24は演算処理部で
ある。
M電流差動リレー装置、12−A,12−Bは情報伝送
装置、13−A,13−Bはカレントトランス(C
T)、14−A,14−Bは開閉器(CB)、21−
A,21−Bはアナログ/ディジタル変換部、22−
A,22−Bはクロック生成部、23−A,23−Bは
伝送処理部、24−A,24−Bは24は演算処理部で
ある。
【0014】PCM電流差動リレー装置11−A,11
−Bは、カレントトランス(CT)13−A,13−B
により送電線電流を検出し、該送電線電流の位相に同期
したサンプリングクロックをクロック生成部22−A,
22−Bにより生成し、該サンプリングクロックによっ
て、カレントトランス13−A,13−Bにより検出し
た送電線電流をサンプリングしてPCM信号に変換し、
情報伝送装置12−A,12−Bを介して相互に隣接す
る他のPCM電流差動リレー装置に送電線電流値をPC
M信号によって伝送する。
−Bは、カレントトランス(CT)13−A,13−B
により送電線電流を検出し、該送電線電流の位相に同期
したサンプリングクロックをクロック生成部22−A,
22−Bにより生成し、該サンプリングクロックによっ
て、カレントトランス13−A,13−Bにより検出し
た送電線電流をサンプリングしてPCM信号に変換し、
情報伝送装置12−A,12−Bを介して相互に隣接す
る他のPCM電流差動リレー装置に送電線電流値をPC
M信号によって伝送する。
【0015】図2において、21はアナログ/ディジタ
ル変換部、22はクロック生成部、23は伝送処理部、
24は演算処理部である。
ル変換部、22はクロック生成部、23は伝送処理部、
24は演算処理部である。
【0016】アナログ/ディジタル変換部21は、カレ
ントトランスCTにより検出した送電線電流を低域通過
回路211により雑音成分を除去した後、A/D変換回
路212においてクロック生成部22からのサンプリン
グクロックにより、アナログ信号の送電線電流をディジ
タル信号に変換する。即ち、PCM信号に変換する。カ
レントトランスCTにより検出した送電線電流が、低域
通過回路211により雑音成分が除去された波形の一例
を図4の(e)に示す。
ントトランスCTにより検出した送電線電流を低域通過
回路211により雑音成分を除去した後、A/D変換回
路212においてクロック生成部22からのサンプリン
グクロックにより、アナログ信号の送電線電流をディジ
タル信号に変換する。即ち、PCM信号に変換する。カ
レントトランスCTにより検出した送電線電流が、低域
通過回路211により雑音成分が除去された波形の一例
を図4の(e)に示す。
【0017】又A/D変換回路212においてクロック
生成部22からのサンプリングクロックにより、送電線
電流をサンプリングしてディジタル信号に変換したデー
タD0,D1,D2,・・・を、送電線電流の位相に同
期したフレーム構成とした場合の一例を図4の(f)に
示す。なお、フレームパルスをデータD0〜D7の前後
に付加し、送電線電流の位相に同期したフレームパルス
となるように時間圧縮することになる。又送電線電流の
正から負に極性反転する時の零クロス点にフレームパル
スを挿入することもできる。
生成部22からのサンプリングクロックにより、送電線
電流をサンプリングしてディジタル信号に変換したデー
タD0,D1,D2,・・・を、送電線電流の位相に同
期したフレーム構成とした場合の一例を図4の(f)に
示す。なお、フレームパルスをデータD0〜D7の前後
に付加し、送電線電流の位相に同期したフレームパルス
となるように時間圧縮することになる。又送電線電流の
正から負に極性反転する時の零クロス点にフレームパル
スを挿入することもできる。
【0018】クロック生成部22は、同じくカレントト
ランスCTにより取り出した送電線電流を増幅回路22
1により一定のレベルまで増幅させた後、基本波通過回
路222により50Hz又は60Hzの送電線電流の基
本波のみを通過させ、矩形波変換回路223により50
Hz又は60Hzの矩形波パルスに変換する。増幅回路
221の出力信号の一例を図4の(a)に示し、又基本
波通過回路222の出力信号の一例を図4の(b)に示
す。この基本波信号を矩形波変換回路223により変換
した矩形波パルスを図4の(c)に示す。
ランスCTにより取り出した送電線電流を増幅回路22
1により一定のレベルまで増幅させた後、基本波通過回
路222により50Hz又は60Hzの送電線電流の基
本波のみを通過させ、矩形波変換回路223により50
Hz又は60Hzの矩形波パルスに変換する。増幅回路
221の出力信号の一例を図4の(a)に示し、又基本
波通過回路222の出力信号の一例を図4の(b)に示
す。この基本波信号を矩形波変換回路223により変換
した矩形波パルスを図4の(c)に示す。
【0019】この矩形波パルスは位相同期発振回路22
4に入力され、該位相同期発振回路224では、入力さ
れる該矩形波パルスの位相に同期した基本クロックを生
成する。該生成された基本クロックはクロック分周回路
225により分周され、サンプリングクロックとしてア
ナログ/ディジタル変換部21のA/D変換回路212
及び伝送処理部23のフレーム生成回路に送出される。
クロック分周回路225の出力のサンプリングクロック
の一例を図4の(d)に示す。なお、実際のサンプリン
グクロックは、例えば、600Hzとすることができる
から、(c)の矩形波パルスに比較して非常に短い間隔
となる。
4に入力され、該位相同期発振回路224では、入力さ
れる該矩形波パルスの位相に同期した基本クロックを生
成する。該生成された基本クロックはクロック分周回路
225により分周され、サンプリングクロックとしてア
ナログ/ディジタル変換部21のA/D変換回路212
及び伝送処理部23のフレーム生成回路に送出される。
クロック分周回路225の出力のサンプリングクロック
の一例を図4の(d)に示す。なお、実際のサンプリン
グクロックは、例えば、600Hzとすることができる
から、(c)の矩形波パルスに比較して非常に短い間隔
となる。
【0020】位相同期発振回路224の具体的構成を図
3に示す。図3において、31は位相差計測部、32は
メモリ部、33はディジタル/アナログ変換部、34は
電圧制御発振器である。矩形波変換回路223から出力
される50Hz又は60Hzの矩形波パルスは位相差計
測部31に入力され、位相差計測部31はこの矩形波変
換回路223から入力される矩形波パルスと電圧制御発
振器34から出力される矩形波パルスとの位相差を計測
する。
3に示す。図3において、31は位相差計測部、32は
メモリ部、33はディジタル/アナログ変換部、34は
電圧制御発振器である。矩形波変換回路223から出力
される50Hz又は60Hzの矩形波パルスは位相差計
測部31に入力され、位相差計測部31はこの矩形波変
換回路223から入力される矩形波パルスと電圧制御発
振器34から出力される矩形波パルスとの位相差を計測
する。
【0021】この位相差計測部31の出力信号は、メモ
リ部32を介してディジタル/アナログ変換部33によ
りアナログの制御電圧に変換されて、電圧制御発振器3
4に入力され、発振出力信号の矩形波パルスの位相が制
御される。従って、この矩形波パルスは、送電線電流の
位相に同期したものとなり、この矩形波パルスをクロッ
ク分周回路225により分周して、例えば、600Hz
のサンプリングクロックとし、アナログ/ディジタル変
換部21のA/D変換回路212及び伝送処理部23の
フレーム生成回路231に入力される。
リ部32を介してディジタル/アナログ変換部33によ
りアナログの制御電圧に変換されて、電圧制御発振器3
4に入力され、発振出力信号の矩形波パルスの位相が制
御される。従って、この矩形波パルスは、送電線電流の
位相に同期したものとなり、この矩形波パルスをクロッ
ク分周回路225により分周して、例えば、600Hz
のサンプリングクロックとし、アナログ/ディジタル変
換部21のA/D変換回路212及び伝送処理部23の
フレーム生成回路231に入力される。
【0022】伝送処理部23は、アナログ/ディジタル
変換部21においてディジタル化された例えば600H
zのサンプリングクロックにより8ビット構成としたP
CM信号を、フレーム生成回路231にてサンプリング
クロックに同期したデータフォーマット中に挿入する。
この場合のフレーム構成は、送電線電流の位相に同期し
た構成とし、多点サンプリング回路232において例え
ば1.5MHzのクロックによって多点サンプリングし
て相手装置へ送信する。それによって、送電線電流の周
波数の変動による伝送速度の変動を回避することができ
る。
変換部21においてディジタル化された例えば600H
zのサンプリングクロックにより8ビット構成としたP
CM信号を、フレーム生成回路231にてサンプリング
クロックに同期したデータフォーマット中に挿入する。
この場合のフレーム構成は、送電線電流の位相に同期し
た構成とし、多点サンプリング回路232において例え
ば1.5MHzのクロックによって多点サンプリングし
て相手装置へ送信する。それによって、送電線電流の周
波数の変動による伝送速度の変動を回避することができ
る。
【0023】又演算処理部24は、同期回路241,信
号分離回路242,差演算回路243,制御回路244
を含み、同期回路241は、相手装置から受信したフレ
ームに対して同期引込みを行い、且つサンプリングクロ
ックを抽出し、信号分離回路242は、同期回路241
からのフレーム同期信号及びサンプリングクロックに基
づいてPCM信号を分離して、差演算回路243に入力
する。又相手装置に於ける送電線電流断の検出信号を受
信した場合は、その断検出信号を分離して制御回路24
4に入力する。
号分離回路242,差演算回路243,制御回路244
を含み、同期回路241は、相手装置から受信したフレ
ームに対して同期引込みを行い、且つサンプリングクロ
ックを抽出し、信号分離回路242は、同期回路241
からのフレーム同期信号及びサンプリングクロックに基
づいてPCM信号を分離して、差演算回路243に入力
する。又相手装置に於ける送電線電流断の検出信号を受
信した場合は、その断検出信号を分離して制御回路24
4に入力する。
【0024】受信フレームが図4の(g)に示す構成の
場合、差演算回路243は、フレーム同期信号を基に、
自装置のPCM信号と相手装置からのPCM信号とを比
較する。この場合、図4の(f)に示す自装置のPCM
信号と、図4の(g)に示す相手装置のPCM信号との
各データD0,D1,D2,・・・が時間的にずれてい
ても、フレーム同期をとることにより、同一タイミング
のデータD0,D1,D2,・・・について比較するこ
とができる。そして、許容値の範囲内の比較一致の場合
は、送電線は正常と判定し、許容値を超えて比較不一致
の場合は、送電線事故と判定する。
場合、差演算回路243は、フレーム同期信号を基に、
自装置のPCM信号と相手装置からのPCM信号とを比
較する。この場合、図4の(f)に示す自装置のPCM
信号と、図4の(g)に示す相手装置のPCM信号との
各データD0,D1,D2,・・・が時間的にずれてい
ても、フレーム同期をとることにより、同一タイミング
のデータD0,D1,D2,・・・について比較するこ
とができる。そして、許容値の範囲内の比較一致の場合
は、送電線は正常と判定し、許容値を超えて比較不一致
の場合は、送電線事故と判定する。
【0025】制御回路244は、相手装置からの断検出
信号を受信していない時に、差演算回路243から許容
値を超えて比較不一致の信号が入力された時に、遮断指
令を送出し、例えば、図1の開閉器14−A,14−B
を遮断して、変電所A,B間の送電線の区間を他の区間
から切り離す。それによって、送電線系統を保護するこ
とができる。
信号を受信していない時に、差演算回路243から許容
値を超えて比較不一致の信号が入力された時に、遮断指
令を送出し、例えば、図1の開閉器14−A,14−B
を遮断して、変電所A,B間の送電線の区間を他の区間
から切り離す。それによって、送電線系統を保護するこ
とができる。
【0026】又図2に示すクロック生成部22におい
て、潮流電流が微量な場合など送電線電流から矩形波パ
ルスを発生させることが不可能なとき、断検出回路22
6はそれを検出し、位相同期発振回路224に断検出信
号を入力して、位相同期発振回路224を自走状態に
し、又伝送処理部23のフレーム生成回路231に断検
出信号を入力して、自装置では送電線電流が断状態であ
ることを相手装置へ通知する。
て、潮流電流が微量な場合など送電線電流から矩形波パ
ルスを発生させることが不可能なとき、断検出回路22
6はそれを検出し、位相同期発振回路224に断検出信
号を入力して、位相同期発振回路224を自走状態に
し、又伝送処理部23のフレーム生成回路231に断検
出信号を入力して、自装置では送電線電流が断状態であ
ることを相手装置へ通知する。
【0027】位相同期発振回路224は、断検出信号に
よってメモリ部32(図3参照)は、その時点の位相差
計測部31からの出力信号を記憶保持して、この記憶保
持した位相差計測の出力信号を、ディジタル/アナログ
変換部33により電圧制御発振器34の制御電圧に変換
するから、電圧制御発振器34は自走状態となる。
よってメモリ部32(図3参照)は、その時点の位相差
計測部31からの出力信号を記憶保持して、この記憶保
持した位相差計測の出力信号を、ディジタル/アナログ
変換部33により電圧制御発振器34の制御電圧に変換
するから、電圧制御発振器34は自走状態となる。
【0028】又演算処理部24は、相手装置からの断検
出信号を信号分離回路242により分離したときは、制
御回路244は、差演算回路243から許容値を超えて
比較不一致の信号が入力された場合でも、遮断指令は出
力しない。即ち、相手装置からの送電線電流を検出した
PCM信号は不確定或いは不安定なものであるから、自
装置で検出したPCM信号と比較しても意味がないこと
から、遮断指令は送出しないように制御する。
出信号を信号分離回路242により分離したときは、制
御回路244は、差演算回路243から許容値を超えて
比較不一致の信号が入力された場合でも、遮断指令は出
力しない。即ち、相手装置からの送電線電流を検出した
PCM信号は不確定或いは不安定なものであるから、自
装置で検出したPCM信号と比較しても意味がないこと
から、遮断指令は送出しないように制御する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送電線
電流の位相に同期したサンプリングクロックを生成し、
このサンプリングクロックによりサンプリングしてPC
M信号に変換した送電線電流を、送電線電流の位相に同
期したフレーム構成として相手装置へ送信し、相手装置
からのPCM信号を受信してフレーム同期をとり、自装
置のPCM信号と比較するものであり、送電線電流の位
相は、送電線の所定区間の両端に於いて同一となるか
ら、自装置と相手装置との間では、フレーム同期をとる
ことにより、絶対時刻を一致させて比較する場合と同様
に、同一のタイミングのサンプル値の比較を安定に行う
ことができる。
電流の位相に同期したサンプリングクロックを生成し、
このサンプリングクロックによりサンプリングしてPC
M信号に変換した送電線電流を、送電線電流の位相に同
期したフレーム構成として相手装置へ送信し、相手装置
からのPCM信号を受信してフレーム同期をとり、自装
置のPCM信号と比較するものであり、送電線電流の位
相は、送電線の所定区間の両端に於いて同一となるか
ら、自装置と相手装置との間では、フレーム同期をとる
ことにより、絶対時刻を一致させて比較する場合と同様
に、同一のタイミングのサンプル値の比較を安定に行う
ことができる。
【0030】従って、伝送遅延時間等の伝送路の条件に
依存せずに、同一のタイミングのサンプル値の比較が可
能となり、落雷,接触,地絡等の送電線の事故発生につ
いては、高精度且つ高速で検出することができる利点が
ある。又伝送路の条件に依存しないことは、任意のネッ
トワークを介してPCM電流差動リレー装置間を接続す
ることができることを示し、従って、ネットワークの統
合化を図ることができる等の利点がある。
依存せずに、同一のタイミングのサンプル値の比較が可
能となり、落雷,接触,地絡等の送電線の事故発生につ
いては、高精度且つ高速で検出することができる利点が
ある。又伝送路の条件に依存しないことは、任意のネッ
トワークを介してPCM電流差動リレー装置間を接続す
ることができることを示し、従って、ネットワークの統
合化を図ることができる等の利点がある。
【図1】本発明の実施の形態のPCM電流差動リレー装
置及び情報伝送装置の説明図である。
置及び情報伝送装置の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態のPCM電流差動リレー装
置の要部説明図である。
置の要部説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の位相同期発振回路の説明
図である。
図である。
【図4】本発明の実施の形態のPCM電流差動リレー装
置のタイムチャートである。
置のタイムチャートである。
【図5】従来のPCM電流差動リレー装置及び情報伝送
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図6】従来の情報伝送装置におけるサンプリングクロ
ック生成の説明図である。
ック生成の説明図である。
【図7】従来の情報伝送装置におけるサンプリングクロ
ック生成の問題点の説明図である。
ック生成の問題点の説明図である。
11−A,11−B PCM電流差動リレー装置 12−A,12−B 情報伝送装置 13−A,13−B カレントトランス(CT) 14−A,14−B 開閉器(CB:サーキットブレイ
カ) 21−A,21−B アナログ/ディジタル変換部 22−A,22−B クロック生成部 23−A,23−B 伝送処理部 24−A,24−B 演算処理部
カ) 21−A,21−B アナログ/ディジタル変換部 22−A,22−B クロック生成部 23−A,23−B 伝送処理部 24−A,24−B 演算処理部
Claims (3)
- 【請求項1】 送電線の所定区間の両端における送電線
の電流を検出してPCM信号に変換し、該PCM信号を
相互に伝送して比較し、比較不一致により送電線事故を
検出するPCM電流差動リレー装置において、 前記送電線電流の位相に同期したサンプリングクロック
を生成するクロック生成部と、 前記サンプリングクロックにより前記送電線電流をサン
プリングしてPCM信号に変換するアナログ/ディジタ
ル変換部と、 該アナログ/ディジタル変換部からの前記PCM信号を
前記送電線電流の位相に同期したフレーム構成として相
手装置へ送信する伝送処理部と、 前記相手装置からの前記PCM信号を受信してフレーム
同期をとり、自装置の前記PCM信号と比較して送電線
事故を検出する演算処理部とを備えたことを特徴とする
PCM電流差動リレー装置。 - 【請求項2】 前記クロック生成部は、前記送電線電流
の位相に同期した信号を発生する位相同期発振回路と、
該位相同期発振回路の出力信号を分周して前記サンプリ
ングクロックを出力する分周回路と、前記送電線電流の
断検出を行う断検出回路とを含み、前記位相同期発振回
路は、前記送電線電流の位相と発振出力信号位相とを比
較する位相差計測部と、該位相差計測部からの位相差信
号を制御電圧として加える電圧制御発振器と、前記断検
出回路からの断検出信号により前記位相差計測部からの
前記位相差信号を記憶し、該記憶した前記位相差信号を
前記電圧制御発振器の制御電圧として加えるメモリとを
備えたことを特徴とする請求項1記載のPCM電流差動
リレー装置。 - 【請求項3】 前記演算処理部は、前記自装置のPCM
信号と前記相手装置のPCM信号とを比較し、比較不一
致で且つ前記相手装置から断検出信号が入力されていな
い時に、前記送電線の事故発生と判定して前記送電線の
開閉器の遮断指令を送出する制御回路を備えたことを特
徴とする請求項1記載のPCM電流差動リレー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186354A JPH1141790A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | Pcm電流差動リレー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186354A JPH1141790A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | Pcm電流差動リレー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1141790A true JPH1141790A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16186904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9186354A Withdrawn JPH1141790A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | Pcm電流差動リレー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1141790A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014138454A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Toshiba Corp | 保護継電システムおよび保護継電装置 |
CN105812963A (zh) * | 2014-12-29 | 2016-07-27 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种对讲机的中继系统和信号转换方法 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP9186354A patent/JPH1141790A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014138454A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Toshiba Corp | 保護継電システムおよび保護継電装置 |
JP2017104013A (ja) * | 2013-01-15 | 2017-06-08 | 株式会社東芝 | 保護継電システム |
CN105812963A (zh) * | 2014-12-29 | 2016-07-27 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种对讲机的中继系统和信号转换方法 |
CN105812963B (zh) * | 2014-12-29 | 2022-04-26 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种对讲机的中继系统和信号转换方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |