JPH0837724A - アナログデータのサンプリング同期制御方法 - Google Patents

アナログデータのサンプリング同期制御方法

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JPH0837724A
JPH0837724A JP6192179A JP19217994A JPH0837724A JP H0837724 A JPH0837724 A JP H0837724A JP 6192179 A JP6192179 A JP 6192179A JP 19217994 A JP19217994 A JP 19217994A JP H0837724 A JPH0837724 A JP H0837724A
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JP
Japan
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timing
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JP6192179A
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Hideki Ota
英樹 太田
Shinichi Hiramoto
伸一 平本
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Publication of JPH0837724A publication Critical patent/JPH0837724A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0638Clock or time synchronisation among nodes; Internode synchronisation
    • H04J3/0658Clock or time synchronisation among packet nodes
    • H04J3/0661Clock or time synchronisation among packet nodes using timestamps
    • H04J3/0667Bidirectional timestamps, e.g. NTP or PTP for compensation of clock drift and for compensation of propagation delays

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンプリング同期制御部の構成を簡略化す
る。伝送フレームの利用率を高める。 【構成】 分散配置された複数のアナログ入力部により
アナログデータをそれぞれサンプリングし、かつA/D
変換して得たディジタルデータを集約して演算する保護
装置等における、アナログデータのサンプリング同期制
御方法に関する。主局50及び従局60の入力データに
位相誤差がない場合に、各局50,60によりサンプリ
ングされる入力データの大きさが等しくなるように、従
局60によるサンプリングタイミングをずらして主局5
0と一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル形電
流差動保護装置のように、分散配置されたアナログ入力
部の入力データをA/D変換し、そのディジタルデータ
を集約して各種の演算を行う装置において、アナログ入
力部のサンプリングタイミングを同期させるための同期
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、送電線事故を検出して電力系統
を保護するディジタル形電流差動保護装置の概要を示し
ている。図において、70は分岐のない電力系統の送電
線、50,60は同一構成のディジタル形電流差動保護
装置、51,61は送電線70の電流を検出する変流
器、52,62は遮断器、53は入力変成器、54はA
/D変換器、55は伝送I/F(インターフェイス)、
56は電流差動リレー、80は伝送I/F間の伝送路で
ある。
【0003】上記構成において、保護装置50を主局、
保護装置60を従局とすると、主局50の電流差動リレ
ー56は、従局60から伝送路80及び伝送I/F55
を介して送られてくる系統の電流データと、自局でサン
プリングした系統の電流データとを比較することで、両
局50,60間の送電線事故を検出している。このた
め、比較対象となる二つの電流データは、同時刻にサン
プリングされたものである必要がある。
【0004】そこで、地理的に離れた二局間では、図4
に示すような方法でサンプリングの同期制御を行ってい
る。すなわち、図4(a)に示すように、主局50及び
従局60が各々基準フラグを相手局へ送信し、自局によ
る基準フラグ送信から相手局からの基準フラグ受信まで
の時間ΔTm,ΔTsをそれぞれ測定する。次いで、各局
は、基準フラグ送信から一定時間Tを経過した後、測定
した時間データΔTm,ΔTsをそれぞれ相手局へ送り、
従局は、ΔTm=ΔTs(つまり、タイミング誤差Δε=
0)となるように、矢印aに示すごとく測定データの送
信タイミングを制御することを繰返す。
【0005】これにより、主局50と従局60との間の
伝送路80の距離が等しいため、ΔTm=ΔTsとなった
時点で同期が確立することになる。つまり、ある時刻に
主局50が受信した従局60のデータは、その時刻より
も同期確立時からΔTm(ΔTs)だけ前の主局50のデ
ータと比較すれば良く、主局50と従局60との間の距
離に起因する伝送遅延のない同期制御が可能になる。な
お、図4(b)は、図4(a)のシステムによる伝送フ
レームの一例を示しており、フレーム“♯4”の中の
“サブコミ”におけるSP同期情報(2ビット)によ
り、ΔTm,ΔTsの値を主局及び従局間で時分割送信し
て上述の如く同期制御を行っている。
【0006】次に、図5は、変電所構内光LAN(ロー
カルエリアネットワーク)を適用した保護制御システム
である。図において、50A,50B,50C,50D
は前記同様に同一構成の保護装置であり、ここでは保護
装置50Dが親局、その他の保護装置50A,50B,
50Cが子局とする。また、71,72は送電線、90
は光スターカプラ、100は光LAN伝送路を示す。
【0007】このシステムの各局50A,50B,50
C,50Dでも電流差動保護方式が用いられており、各
局では前記同様に系統データの同時刻サンプリングが不
可欠である。そこでこのシステムでは、図6に示すよう
に、IEEE8024プロトコルの伝送フレームをもと
に同期制御を実現している。
【0008】この方式において、親局50Dはトークン
フレーム(データ送信権)が一巡するのを一定間隔Tに
て制御し、かつ、自局(親局)基準タイミングとED
(エンドデリミタ)タイミングとが一致するように、す
なわち親局タイミング誤差であるΔt1=0となるよう
に、自局(親局)送信データの前にダミーフレームを送
信して本フレームの長さを制御している。
【0009】子局50A,50B,50Cは全局同時に
EDを検出することができ、このED検出タイミングと
自局(子局)基準タイミングとが一致するように、すな
わち子局タイミング誤差であるΔt2=0となるよう
に、矢印bに示すごとく自局(子局)基準タイミングを
制御する。これにより、最終的に図6に示すようにΔt
1=Δt2=0となり、全局50A,50B,50C,5
0Dの同期がとれることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した図4の方法に
よると、主局及び従局の間で時間測定データを有する同
期制御用データ(図4(b)におけるSP同期情報)を
何度か送受信しなくてはならないため、同期制御のため
に長時間を要していた。また、図6の方法によると、複
数の子局は同期制御のためにED検出を行なう必要があ
り、このED検出回路の構成が概して複雑かつ高価なも
のであった。更に、何れの従来例でも、伝送フレーム中
に同期制御のためのSP同期情報やEDを含んでいるの
で、他のデータ伝送量が制限され、伝送フレームの利用
率が悪くなるという問題があった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、同期制御部の構
成を簡略化し、短時間で複数局間の同期をとることがで
きると共に、従来のような同期制御のための特別のデー
タの送受信を不要としたアナログデータのサンプリング
同期制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、分散配置された複数のアナログ入力
部により単一のアナログデータをそれぞれサンプリング
し、かつA/D変換して得たディジタルデータを集約し
て演算する装置において、各入力部の入力データに位相
誤差がない場合に、各入力部によりサンプリングされる
入力データの大きさが等しくなるように、入力部による
サンプリングタイミングを調整するものである。
【0013】第2の発明は、分散配置された複数のアナ
ログ入力部により単一のアナログデータをそれぞれサン
プリングし、かつA/D変換して得たディジタルデータ
を集約して演算する装置において、各入力部による入力
データに位相誤差が存在する場合に、各入力部によりサ
ンプリングされる入力データの大きさが等しくなるよう
に、一の入力部によるサンプリングタイミングと他の入
力部によるサンプリングタイミングとを前記位相誤差だ
けずらすものである。
【0014】
【作用】第1の発明においては、サンプリングした各入
力データの大きさが等しくない場合にはサンプリングタ
イミングが同期していないと判定し、ある入力部でのサ
ンプリングタイミングを徐々にずらしていく。そして、
各入力データの大きさが等しくなり、その差がゼロにな
った時点でサンプリングタイミングが一致し、同期が確
立したと判定する。
【0015】第2の発明においては、各入力部による入
力データに位相誤差が存在する場合、サンプリングタイ
ミングが一致したとしても、サンプリングされる各入力
データの大きさは等しくならない。このため、各入力デ
ータの大きさが等しくなるようにサンプリングタイミン
グを位相誤差だけずらすことにより、見かけ上、同期を
確立させることができる。
【0016】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は第1の発明の実施例を説明するためのもので
あり、図1(a)は前述した図3の構成を簡略化したも
のである。まず、50,60は同一構成のディジタル形
電流差動保護装置であり、ここでは主局50、従局60
として説明する。いま、主局50と従局60との間の送
電線70に事故がない定常時において、主局50、従局
60のそれぞれで同時刻にサンプリングされる系統デー
タ(電流ベクトル)Im,Is(本文では、便宜上、Iの
上に付す“・”(ドット)を省略し、図面のみに表記す
る。)は、ほぼ同位相かつ同じ大きさとする。
【0017】この実施例では、自局がサンプリングした
mまたはIsと、伝送路80を介して送られてくるIs
またはImの値を比較することにより送電線70の事故
を検出する電流差動リレーが主局50及び従局60にそ
れぞれ設置されており、これらのリレーによるデータ
(Im),データ(Is)を用いたベクトル演算により、
差電流としてのIm−Is=0のときに正常、Im−Is
0のときに異常(事故発生)と判定している。なお、こ
こではIm,Isのサンプリングデータにナンバリング等
を行うことにより、伝送遅延の影響は除去されているも
のとする。
【0018】いま、系統に事故がない定常時において、
主局50と従局60のサンプリングタイミングに誤差Δ
εがあると、定常時であるにも関わらず、電流差動リレ
ーはIm−Is≠0を検出し、事故による差電流が生じて
いると判定してしまう。そこで、定常時においてIm
s≠0を検出した場合には、主局50と従局60のサ
ンプリングタイミングに誤差Δεがあると判定し、図1
(b)の矢印cのごとく従局60のS/H(サンプル/
ホールド)タイミングを徐々にずらしていく。
【0019】そして、Im−Is=0すなわちIm=Is
検出した時刻tsをもって主局50と従局60のサンプ
リングタイミングが同期したと判定し(Δε=0)、こ
の時点で同期が確立する。この同期確立したタイミング
をもとに、定常時、事故時におけるリレー演算処理を実
行する。この実施例によれば、従局60のサンプリング
タイミングを制御することで主局50及び従局60の同
時刻サンプリングが可能になる。なお、従局60の代わ
りに主局50のサンプリングタイミングを制御しても良
い。
【0020】本実施例においては、主局50及び従局6
0が系統データ(電流データ)自体を用いて同期制御を
行うので、図4や図6の従来技術のように同期制御用の
特別のデータ(SP同期情報やED)を繰返し送受信す
る必要がなく、伝送フレームの利用率を高めることがで
きると共に早期に同期を確立させることができる。ま
た、図6の従来技術のように、各局がED検出回路を備
える必要もないため、回路構成の簡略化、コストの低減
が可能である。
【0021】なお、前述の図5に示したようなシステム
では、局数が多い分だけ系統データの入力箇所が多数存
在し、これらの入力箇所により囲まれた区間に系統の分
岐点が存在する。このため、定常時でも各系統入力デー
タの大きさはそれぞれ異なることになる。このようなシ
ステムにおいては、上述のように電流データの差により
タイミング誤差Δεを認識せずに、電圧データの差によ
りタイミング誤差Δεを認識することとする。但し、こ
こで認識できるΔεは、図6におけるΔt1=0の時の
Δt2である。
【0022】いま、系統に事故がない正常時には、図1
(b)に示したようにIm,Is間に位相誤差がない筈で
あり、同時刻のIm,Isの大きさは等しく、差電流(I
m−Is)はゼロの筈である。しかしながら、図2(a)
に示すごとく、実系統では系統に接続される負荷や対地
容量による充電電流ic等により、図2(b)に示すよ
うに系統両端(主局50及び従局60)のIm,Is間で
位相誤差Δψを生じる。これにより、系統の正常時でも
同時刻のIm,Isの関係はIm≠Isとなり、差電流(I
m−Is)を生じることとなる。
【0023】そこで、位相誤差Δψに起因する差電流
(Im−Is)の影響を除去するために、従局60におけ
るサンプリングタイミングを制御し、図2(b)のよう
に主局50でのサンプリング時刻t1に対し位相誤差Δ
ψだけずれた時刻t2でサンプリングするように制御す
る。この着想が第2の発明の実施例に相当しており、こ
れによって各サンプリング時刻t1,t2におけるIm
sが等しくなり、見かけ上、サンプリングタイミング
の同期が確立する。この実施例の同期制御の手順は図1
の実施例と同様であるので、図1の実施例と同様の効果
が得られ、特に、実系統に適した同期制御方法を提供す
ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように第1または第2の発明によ
れば、局間で同期制御のために特別なデータを送受信し
なくても系統データ自体を利用して簡単に同期を確立さ
せることができ、伝送フレームの利用率を高めることが
できると共に、同期制御部の回路構成の簡略化によりコ
ストの低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例の作用を説明する図であ
る。
【図2】第2の発明の実施例の作用を説明する図であ
る。
【図3】ディジタル形電流差動保護装置の使用例を示す
図である。
【図4】図3におけるサンプリングタイミング同期制御
方法の説明図である。
【図5】変電所構内光LANを適用した保護制御システ
ムの説明図である。
【図6】図5におけるサンプリングタイミング同期制御
方法の説明図である。
【符号の説明】
50 主局(ディジタル形電流差動保護装置) 60 子局(ディジタル形電流差動保護装置) 70 送電線 80 伝送路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散配置された複数のアナログ入力部に
    より単一のアナログデータをそれぞれサンプリングし、
    かつA/D変換して得たディジタルデータを集約して演
    算する装置において、 各入力部の入力データに位相誤差がない場合に、各入力
    部によりサンプリングされる入力データの大きさが等し
    くなるように、入力部によるサンプリングタイミングを
    調整することを特徴とするアナログデータのサンプリン
    グ同期制御方法。
  2. 【請求項2】 分散配置された複数のアナログ入力部に
    より単一のアナログデータをそれぞれサンプリングし、
    かつA/D変換して得たディジタルデータを集約して演
    算する装置において、 各入力部による入力データに位相誤差が存在する場合
    に、各入力部によりサンプリングされる入力データの大
    きさが等しくなるように、一の入力部によるサンプリン
    グタイミングと他の入力部によるサンプリングタイミン
    グとを前記位相誤差だけずらすことを特徴とするアナロ
    グデータのサンプリング同期制御方法。
JP6192179A 1994-07-22 1994-07-22 アナログデータのサンプリング同期制御方法 Pending JPH0837724A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020911