JPH1141420A - 画像読取装置およびそれを用いた画像処理システム - Google Patents

画像読取装置およびそれを用いた画像処理システム

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JPH1141420A
JPH1141420A JP5267075A JP26707593A JPH1141420A JP H1141420 A JPH1141420 A JP H1141420A JP 5267075 A JP5267075 A JP 5267075A JP 26707593 A JP26707593 A JP 26707593A JP H1141420 A JPH1141420 A JP H1141420A
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JP
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Application number
JP5267075A
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English (en)
Inventor
Masa Sugimoto
雅 杉本
Yuji Ohashi
祐二 大橋
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体ケースをペンを握るように保持して、簡
単、かつ、疲労少なく移動走査を行うことができる画像
読取装置を得る。 【構成】 本体ケース1に画像読取機構2と走査移動量
検出機構3と回路基板4とを内装すると共に、本体ケー
ス1の下端面に画像読取機構で画像を読取るための画像
読取窓10および走査移動量を読取るローラ36とを備
える画像読取装置において、本体ケース1のグリップ部
Gを下端面に対して斜め上向き後方に傾斜させて形成し
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿上を手動で移動走
査させて原稿上の画像を光学的に読み取る手動走査型の
画像読取装置とそれを用いた画像処理システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像読取装置、いわゆるハンデ
ィイメージキャナは、本体ケースの下部に画像読取機構
と走査移動量検出機構を内装するとともに、本体ケース
の下端面に画像読取窓を備え、かつ、本体ケースの上部
に回路基板を内装した構造となっており、従来の画像読
取装置の本体ケースAは、例えば、図22に示すよう
に、縦長の直方体形状に構成され、横方向に移動走査さ
せる仕様となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の画像読
取装置を原稿上を手動で移動走査させるには、例えば右
利きのオペレータの場合、親指を本体ケースAの左側面
に当てて起動ボタンBを操作するとともに、他の指を本
体ケースAの右側面に添え、本体ケースAを左右から挟
むように保持し、原稿の文字を本体ケースAとを見比べ
て監視窓Cで位置決めしながら、垂直に立てた本体ケー
スAを文字列に沿って真横に平行移動させる操作を行う
必要があった。
【0004】このように従来では、操作を本体ケースA
を上方から持ち手首を延ばしたままの状態で行うので、
手、腕に力がかかり、うまく走査するには熟練を要する
ものであり、また、特に、多量の原稿を読み取る場合に
は疲労しやすいというように操作性に問題があった。
【0005】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、画像読取装置において、本体ケース
の移動走査を簡単に、かつ、疲労少なく行うことができ
るようにすることを主たる目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、本体ケースに画像読取機構と
走査移動量検出機構と回路基板とを内装すると共に、本
体ケースの下端面に前記画像読取機構で画像を読取るた
めの画像読取窓および走査移動量を読取るローラとを備
える画像読取装置において、前記本体ケースのグリップ
部を前記下端面に対して斜め上向き後方に傾斜させて形
成した。
【0007】請求項2の発明では、本体ケースに画像読
取機構と走査移動量検出機構と回路基板とを内装すると
共に、本体ケースの下端面に前記画像読取機構で画像を
読取るための画像読取窓および走査移動量を読取るロー
ラとを備える画像読取装置において、前記画像読取機構
と走査移動量検出機構とは前記下端面を有する前記本体
ケースの下部に内装し、前記本体ケース上部のグリップ
部を前記本体ケースの下部に対して後方に屈曲傾斜させ
て形成した。
【0008】請求項3の発明では、請求項1あるいは請
求項2の発明において、本体ケースのグリップ部を傾斜
させる角度は前記下端面に対して40°〜85°の角度
範囲とした。
【0009】請求項4の発明では、請求項1あるいは請
求項2の発明において、走査移動量を読取るローラの回
転軸方向は本体ケースの前後方向である構成とした。
【0010】請求項5の発明では、請求項1あるいは請
求項2の発明において、本体ケース前面において、画像
読取窓から対象画像の読み取りを起動する画像読取起動
用ボタンを装着し、かつ前記画像読取起動用ボタンは本
体ケース下端面の上方に位置して成る構成とした。
【0011】請求項6の発明では、請求項1あるいは請
求項2の発明において、本体ケースの横一側面にはグリ
ップ部と本体ケースの下端面側との境界位置に上向きの
指当て用段差を形成した。
【0012】請求項7の発明では、請求項1あるいは請
求項2の発明において、回路基板が本体ケースに縦方向
に内装され、グリップ部が本体ケースの下端面側よりも
ローラの回転軸の軸方向と直角方向において薄い形状と
した。
【0013】請求項8の発明では、本体ケースに画像読
取機構と走査移動量検出機構と回路基板とを内装すると
共に、本体ケースの下端面に前記画像読取機構で画像を
読取るための画像読取窓および走査移動量を読取るロー
ラとを備える画像読取装置において、前記本体ケース横
側面の下端部に前記画像読取窓の内面を透視可能な監視
窓を設け、前記画像読取窓と前記監視窓とにそれぞれ画
像位置確認用のマークを設けた構成とした。
【0014】請求項9の発明では、本体ケースに画像読
取機構と走査移動量検出機構と回路基板とを内装すると
共に、本体ケースの下端面に前記画像読取機構で画像を
読取るための画像読取窓および走査移動量を読取るロー
ラとを備える画像読取装置において、前記画像読取窓を
左右二つ割り構造の本体ケースの接合部間に嵌合支持す
ると共に、前記画像読取窓の前端には位置決めアームを
突設し、本体ケースを構成する割りケースには前記位置
決めアームを係入する係入部を形成した。
【0015】請求項10の発明では、本体ケースに画像
読取機構と走査移動量検出機構と回路基板とを内装する
と共に、本体ケースの下端面に前記画像読取機構で画像
を読取るための画像読取窓および走査移動量を読取るロ
ーラとを備える画像読取装置と、前記画像読取装置から
の画像信号を画像処理する画像処理装置とから成る画像
処理システムにおいて、前記画像処理装置の本体ケース
上面に前記画像読取装置の本体ケースを支持する支持部
を形成した。
【0016】請求項11の発明では、請求項10の発明
において、画像処理装置の本体ケース上面に形成された
支持部は、支持に際し前記画像読取装置の本体ケースの
下端面に備えられた画像を読取るための画像読取窓およ
び/または走査移動量を読み取るローラを覆う覆い部を
備えている構成とした。
【0017】
【作用】請求項1の発明によると、本体ケースのグリッ
プ部を斜め上向き後方に傾斜させているので、このグリ
ップ部を親指、人指し指、および、中指でペンを持つよ
うに握ることができる。
【0018】請求項2の発明によると、請求項1の発明
に作用にくわえ、使用に際し本体ケースの下部の手前側
に大きな空間を形成でき、グリップの自由度をさらに増
大できる。
【0019】請求項3の発明によると、請求項1あるい
は請求項2の発明の作用にくわえ、手の大きさ、グリッ
プの太さが種々異なる場合もグリップ部を違和感無く持
つことができる。
【0020】請求項4の発明によると、請求項1あるい
は請求項2の発明の作用にくわえ、原稿上の走査方向を
横方向とできる。
【0021】請求項5の発明によると、請求項1あるい
は請求項2の発明の作用にくわえ、起動用ボタンを下方
に押すとその力は本体ケース下端面に及び、下端面と対
象画像面とが離反しない。
【0022】請求項6の発明によると、請求項1あるい
は請求項2の発明の作用にくわえ、段差部分の存在で本
体ケースに操作者の指が密着し、また、段差部分を利用
して本体ケースを操作時に下方に押圧することができ
る。請求項7の発明によると、請求項1あるいは請求項
2の発明の作用にくわえ、グリップ部が薄いので握りや
すい。
【0023】請求項8の発明によると、原稿の文字と本
体ケースとの位置決めが容易に行えるようになる。すな
わち、本体ケース下端部側面の監視窓を斜めに覗くと、
監視窓自体の画像位置確認用のマークを直接監視できる
とともに、画像読取窓の画像位置確認用のマークをも同
時に透視でき、両マークと原稿の文字とを見比べること
で、本体ケースの原稿に対する位置および向きの差異を
容易に判断することができる。
【0024】請求項9の発明によると、画像読取窓を本
体ケースに組付けるに際しては、先に画像読取窓を一方
の割りケースに嵌め付けて仮り止めさせた状態で他方の
割りケースを接合するのであるが、画像読取窓の前端に
備えた位置決めアームを一方の割りケースの凹部に係入
することで、小さい部品である画像読取窓を所定姿勢に
安定よく仮り止めすることが可能となる。
【0025】請求項10の発明によると、画像処理装置
の本体ケース上面に画像読取装置の本体ケースを支持さ
せることで、画像読取装置を保管できる。
【0026】請求項11の発明によると、請求項10の
発明の作用にくわえ、保管時に画像読取窓および/また
はローラにゴミや塵が付着することがない。
【0027】
【実施例】図1、図2、図3、および、図5に、本発明
に係る画像読取装置の外観が、また、図7にその内部構
成がそれぞれ示されている。
【0028】この画像読取装置は、本体ケース1の下部
に画像読取機構2と走査移動量検出機構3を内装すると
ともに、本体ケース1の上部に主回路基板4を内装し、
また、本体ケース1の下端寄りの前面に起動用ボタン5
を装備し、さらに、本体ケース1の上端からコード6を
導出した基本構造となっており、以下に各部の詳細な構
成を説明する。
【0029】前記本体ケース1は、左右一対の割りケー
ス1a,1bを接合した2つ割り構造に構成されてお
り、両割りケース1a,1bをその全周で嵌め合わせる
とともに、適所で爪係合して連結するとともに、上部一
箇所aでビス連結している。また、この本体ケース1の
下部は、前記画像読取機構2と走査移動量検出機構3を
内装するために比較的左右幅が大きく設定されている
が、オペレータが握るグリップ部Gとなる上部はそのの
左右幅が握りやすいように小さく設定され、前後に幅広
で左右に薄いものとなっている。そして、この左右に薄
いグリップ部G内に沿って前記主回路基板4が縦方向に
コンパクトに収められている。
【0030】また、上記グリップ部Gは斜め後方に屈曲
傾斜されており、この実施例ではその傾斜角度αは、図
3に示すように、52.5°とされている。傾斜角度α
は、グリップ部Gをペンを握る要領で保持した際に、自
然に屈曲した手首の角度で本体ケース1の下端面が水平
になるようにその傾斜角度αが設定されている。グリッ
プ部Gの手前側に原稿面Mとの間で形成される空間S
は、上記傾斜角度αが大きいと広く、小さいと狭くな
り、したがって大きな手の者が使用するには傾斜角度α
が大きく(max85°)、小さな手の者が使用するに
は傾斜角度αが小さい(min40°)ことが好まし
い。上記のように傾斜角度αを52.5°程度としてお
けば、大きな手、小さな手の者がともにそれほど支障な
く使用できる。また、製品としては、上記のような観点
において、傾斜角度αを40°〜85°とする適宜のも
のを提供すればよい。さらに、グリップ部Gは太い場合
に傾斜角度αが大きく、細い場合に小さいことが好まし
く、グリップ部Gの太さに対応しても傾斜角度αは40
°〜85°で適宜される。
【0031】図15、図16は他の実施例を示し、この
実施例では本体ケース1を屈曲させることなくグリップ
部Gを下端面に対して斜め上向き後方に傾斜させて形成
している。本体ケース1はこのような構成とされてもよ
いが、上記した実施例のように、本体ケース1を下部に
対して上方を後方に屈曲傾斜させてグリップ部Gを形成
する方が、上記スペースSがより広く得られ、使用に便
利となる。
【0032】第1の実施例に戻って、グリップ部Gは本
体ケース1全体から見て横一側に偏っており(実施例は
右利き用のため右に偏位している)、本体ケース1下部
とグリップ部Gとの境界に上向きの指当て用段差7が形
成されている。この指当て用段差7は、水平に形成され
るとともに滑らかな凹曲面に形成されており、グリップ
部Gを握った親指の腹を安定良く水平に受け止めること
ができるようになっており、また、親指により本体ケー
ス1を下方に押圧して、本体ケース1の下端面を原稿面
に安定して密接できるようにしている。
【0033】画像読取機構2は、図10に示すように、
本体ケース1の下端面に備えた透明プラスチック製の画
像読取窓10に臨むように内装されたものであって、ケ
ース内に固定される光学ユニットホルダ11に、画像読
取窓10を通して原稿上に照明光を照射する光源12、
原稿上の画像をラインセンサ13上に結像するレンズ1
4、補助基板15、を取り付けた構造となっている。ま
た、本体ケース1の下端左側面には、透明プラスチック
製の監視窓16が前記画像読取窓10の左端に連なる状
態にかしめ付け固定されている。矢印Xは、画像読取装
置の読み取り方向を示す。
【0034】前記画像読取窓10は、本体ケース1の下
端面に形成した開口17の周縁と監視窓16の一端辺に
嵌合支持されるものであり、図8に示すように、一方
(右側)の割りケース1bの開口17に仮止め支持させ
たのち、他方(左側)の割りケース1aを一方の割りケ
ース1bに嵌合連結することで、画像読取窓10の全周
を支持固定するようになっている。そして、画像読取窓
10を一方の割りケース1bの開口17に仮止めするに
際して、図11に示すように、画像読取窓10の前端か
ら突設した位置決めアーム10aを割りケース1bに形
成した凹部18に係入することで、画像読取窓10の姿
勢および位置が決まるように構成されている。
【0035】また、画像読取窓10の内面には、三本の
画像位置確認用のマーク19が前後に並列形成されると
ともに、前記監視窓16の外面にも前記マーク19の真
横に位置させて三本の画像位置確認用のマーク20が形
成されており、図1に示すように、監視窓16のマーク
20と原稿の文字とを直接見比べて文字に対する位置合
わせを行うとともに、これと同時に監視窓16から内部
の画像読取窓10を透視して、監視窓16のマーク20
と画像読取窓10のマーク19とを対比することで、オ
ペレータの目を監視窓16の真横にもってゆくことがで
きるとともに、本体ケース1の前後向きが原稿の文字列
に対して直角になっているかが判断でき、この状態を監
視しながら本体ケース1を文字列に沿って平行に移動走
査させることができる。
【0036】なお、画像読取操作に際しては、本体ケー
ス1の前面に備えた起動用ボタン5を人指し指で押し込
み操作することになるが、この場合、起動用ボタン5を
押し過ぎて起動スイッチ21を損傷することがないよう
に、起動用ボタン5に連設したフランジ部5aの内面の
各隅部に小突起5bを設け(図6参照)、これをケース
内のボタン保持壁22に当接させて起動用ボタン5の押
し込み限界を規制している。
【0037】また、起動用ボタン5は、図3に示すよう
に、その位置を本体ケース1の下端面の上方としている
ので、走査に際して起動用ボタンを下方に押すとその力
は本体ケース1下端面に及び、常に下端面と原稿面とが
離反しない安定した状態で使用できるようになってい
る。
【0038】走査移動量検出機構3は、図12、図13
(A)、図13(B)、図14に示すように、一対の割
りケース30a,30bを接合してなる前後2つ割りの
ユニットケース30に各種部品を組み込んでユニット化
したものに構成され、その下端部が本体ケース1の下端
面に形成された開口23に臨設されている。
【0039】つまり、前側の割りケース30aには5本
の支軸31,32,33,34,35が後ろ向きに突設
され、最下部の支軸31には原稿面に接触するギヤ付き
のローラ36が遊嵌されるとともに、その上方の支軸3
2,33,34にはローラ36の回転をギヤ37を介し
て順次上方に伝達するギヤ38,39,40群がそれぞ
れ遊嵌され、さらに、最上端の支軸35にはギヤ40に
噛み合うギヤ41を備えたロータリエンコーダ42が遊
嵌支持されている。そして、ユニットケース30の上端
にネジ43で連結された基板44の下面には、前記ロー
タリエンコーダ42の周部に形成した多数の放射状スリ
ット45に両側から臨むフォトインタラプタ46が取付
けられ、原稿に接触して回転するローラ36の回転量を
フォトインタラプタ46の出力パルス数として検出する
ように構成されている。
【0040】そして、前記ユニットケース30の内部に
は、ギヤ伝動室とロータリエンコーダ収納室とを区画す
る仕切り部材47が設けられ、ギヤに塗布されたグリー
スやローラ36の回転に伴ってケース内に侵入したゴミ
等がロータリエンコーダ42にまで送られてしまうのを
防止する隔壁として機能するとともに、ギヤ38,3
9,40群を支持する機能をも備えている。
【0041】なお、この走査移動量検出機構3は、ロー
ラ36が本体ケース1の下端面から少し突出するように
内装バネによって下方に向けて付勢され、本体ケース1
を原稿面に押しつけることで走査移動量検出機構3全体
が上方に一定量だけ弾性的に後退変位され、もってロー
ラ36の原稿面に対する接触圧の安定が図られるように
なっている。
【0042】図17、図18、図19は、上記の画像読
取装置50とその画像読取装置50からの画像信号を画
像処理する画像処理装置51とからなる画像処理システ
ムの構成を示す。画像処理装置51の上面には、図20
に示すように、傾斜した覆い部53を一方側に備える収
納凹所55が形成されており、その収納凹所55に、起
動用ボタン5を上側とするとともに、その画像読取窓1
0が形成された下端面を覆い部53に当接させるように
画像読取装置50を収納している。このように画像処理
装置51に画像読取装置50を収納して保持させること
により、別個に画像読取装置50の保持部材を用いるこ
となく、画像読取装置50を安定的に収納保持できると
ともに、とくに、その画像読取窓10を覆い部53によ
り覆う構成により画像読取窓10とローラ36とにゴミ
や埃が付着しない構成をとっている。
【0043】図21は上記画像処理システムの使用形態
を示し、60はキーボード、61は表示部63を備える
本体機器、65は画像処理装置51の電源であり、キー
ボード60からのキー入力は画像処理装置51を介して
本体機器61に送られ、画像読取装置50からの画像信
号は画像処理装置51で画像処理されて本体機器61に
与えられるようになっている。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によると、本体ケースのグリップ部が斜め上向
き後方に傾斜させているので、このグリップ部を親指、
人指し指、および、中指でペンを持つように握ることが
でき、これにより、本体ケースの姿勢を指先操作で簡単
かつ微妙にコントロールすることができ、文字列等に沿
った移動走査を疲労少なく容易に行えるようになる。
【0045】請求項2の発明によると、請求項1の発明
の効果にくわえ、使用に際し本体ケースの下部の手前側
に大きな空間を形成でき、グリップの自由度を増大でき
るようになって、さらに操作性が高まる。
【0046】請求項3の発明によると、請求項1あるい
は請求項2の発明の効果にくわえ、手の大きさ、グリッ
プの太さが種々異なる場合もグリップ部を違和感無く持
つことができ、操作性が良好となる。
【0047】請求項4の発明によると、請求項1あるい
は請求項2の発明の効果にくわえ、原稿上の走査方向を
横方向とできて操作性に優れる。
【0048】請求項5の発明によると、請求項1あるい
は請求項2の発明の効果にくわえ、起動用ボタンを下方
に押すとその力は本体ケース下端面に及び、下端面と対
象画像面とが離反しないので、走査が安定して行え、読
取りも確実に行われる。
【0049】請求項6の発明によると、請求項1あるい
は請求項2の発明の効果にくわえ、段差部分の存在で本
体ケースに操作者の指が密着し、また、段差部分を利用
して本体ケースを操作時に下方に押圧することができる
ので、安定して本体ケースを持つことができるととも
に、本体ケースを対象画像と離反することがないように
安定走査でき、読取りも確実に行われる。請求項7の発
明によると、請求項1あるいは請求項2の発明の効果に
くわえ、グリップ部が薄いので握りやすくて操作性に優
れる。
【0050】請求項8の発明によると、原稿の文字と本
体ケースとの位置決めが容易となり、操作性に優れ、読
取りも確実に行われる。
【0051】請求項9の発明によると、小さい部品であ
る画像読取窓を所定姿勢に安定よく仮り止めすることが
可能となり、読取窓がの取付け構造が安定するととも
に。組立て性が向上される。
【0052】請求項10の発明によると、画像処理装置
の本体ケース上面に画像読取装置を保管できることで、
別個に保管部材を必要とせず、画像読取装置を安定的に
保管できる。
【0053】請求項11の発明によると、請求項10の
発明の効果にくわえ、保管時に画像読取窓および/また
はローラにゴミや塵が付着することがなく、画像読取窓
での画像読取りが確実になされ、および/または、ロー
ラの回転がスムーズに行われて移動量検出も精度良く行
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置の使用状態を示す斜視図
【図2】画像読取装置の下方から見た斜視図
【図3】画像読取装置の全体側面図
【図4】本体ケースの要部底面図
【図5】画像読取装置の全体正面図
【図6】起動用ボタンの斜視図
【図7】画像読取装置の一部切り欠き側面図
【図8】画像読取窓の組付け手順を示す底面図
【図9】画像読取装置の底面図
【図10】画像読取機構の縦断背面図
【図11】画像読取窓の分解斜視図
【図12】走査移動量検出機構の縦断側面図
【図13】走査移動量検出機構の内部構成を示し、
(A)は伝動室の内部構成図、(B)はロータリーエン
コーダ収納室の内部構成図
【図14】走査移動量検出機構の分解図
【図15】画像読取装置の他の実施例の全体側面図
【図16】画像読取装置の他の実施例の全体正面図
【図17】画像処理システムの全体平面図
【図18】画像処理システムの全体正面図
【図19】画像処理システムの全体側面図
【図20】画像処理装置のY−Y位置における全体正面
切欠断面図
【図21】画像処理システムの使用形態を示す斜視図
【図22】画像読取装置の従来例の斜視図
【符号の説明】
1 本体ケース 2 画像読取機構 3 走査移動量検出機構 4 回路基板 7 指当て用段差 10 画像読取窓 16 監視窓 18 凹部 19 マーク(画像読取窓の) 20 マーク(監視窓の) G グリップ部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースに画像読取機構と走査移動量
    検出機構と回路基板とを内装すると共に、本体ケースの
    下端面に前記画像読取機構で画像を読取るための画像読
    取窓および走査移動量を読取るローラとを備える画像読
    取装置において、 前記本体ケースのグリップ部を前記下端面に対して斜め
    上向き後方に傾斜させて形成したことを特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 本体ケースに画像読取機構と走査移動量
    検出機構と回路基板とを内装すると共に、本体ケースの
    下端面に前記画像読取機構で画像を読取るための画像読
    取窓および走査移動量を読取るローラとを備える画像読
    取装置において、 前記画像読取機構と走査移動量検出機構とは前記下端面
    を有する前記本体ケースの下部に内装し、 前記本体ケース上部のグリップ部を前記本体ケースの下
    部に対して後方に屈曲傾斜させて形成したことを特徴と
    する画像読取装置。
  3. 【請求項3】 本体ケースのグリップ部を傾斜させる角
    度は前記下端面に対して40°〜85°の角度範囲であ
    る請求項1あるいは請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 走査移動量を読取るローラの回転軸方向
    は本体ケースの前後方向である請求項1あるいは請求項
    2記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 本体ケース前面において、画像読取窓か
    ら対象画像の読み取りを起動する画像読取起動用ボタン
    を装着し、かつ前記画像読取起動用ボタンは本体ケース
    下端面の上方に位置して成る請求項1あるいは請求項2
    記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 本体ケースの横一側面にはグリップ部と
    本体ケースの下端面側との境界位置に上向きの指当て用
    段差を形成している請求項1あるいは請求項2記載の画
    像読取装置。
  7. 【請求項7】 回路基板が本体ケースに縦方向に内装さ
    れ、グリップ部が本体ケースの下端面側よりもローラの
    回転軸の軸方向と直角方向において薄い形状である請求
    項1あるいは請求項2記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 本体ケースに画像読取機構と走査移動量
    検出機構と回路基板とを内装すると共に、本体ケースの
    下端面に前記画像読取機構で画像を読取るための画像読
    取窓および走査移動量を読取るローラとを備える画像読
    取装置において、 前記本体ケース横側面の下端部に前記画像読取窓の内面
    を透視可能な監視窓を設け、 前記画像読取窓と前記監視窓とにそれぞれ画像位置確認
    用のマークを設けていることを特徴とする画像読取装
    置。
  9. 【請求項9】 本体ケースに画像読取機構と走査移動量
    検出機構と回路基板とを内装すると共に、本体ケースの
    下端面に前記画像読取機構で画像を読取るための画像読
    取窓および走査移動量を読取るローラとを備える画像読
    取装置において、 前記画像読取窓を左右二つ割り構造の本体ケースの接合
    部間に嵌合支持すると共に、前記画像読取窓の前端には
    位置決めアームを突設し、 本体ケースを構成する割りケースには前記位置決めアー
    ムを係入する係入部を形成していることを特徴とする画
    像読取装置。
  10. 【請求項10】 本体ケースに画像読取機構と走査移動
    量検出機構と回路基板とを内装すると共に、本体ケース
    の下端面に前記画像読取機構で画像を読取るための画像
    読取窓および走査移動量を読取るローラとを備える画像
    読取装置と、前記画像読取装置からの画像信号を画像処
    理する画像処理装置とから成る画像処理システムにおい
    て、 前記画像処理装置の本体ケース上面に前記画像読取装置
    の本体ケースを支持する支持部を形成していることを特
    徴とする画像処理システム。
  11. 【請求項11】 画像処理装置の本体ケース上面に形成
    された支持部は、支持に際し前記画像読取装置の本体ケ
    ースの下端面に備えられた画像読取窓および/または走
    査移動量を読み取るローラを覆う覆い部を備えている請
    求項10記載の画像処理システム。
JP5267075A 1993-10-21 1993-10-26 画像読取装置およびそれを用いた画像処理システム Pending JPH1141420A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220962A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Cosel Co Ltd 電子部品端子の短絡防止カバー
JP2018077645A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 シャープ株式会社 画像読取機
JP2019186768A (ja) * 2018-04-11 2019-10-24 シャープ株式会社 画像読取機

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