JP2019186768A - 画像読取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに与える負荷を抑制しつつ該ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認することができる画像読取機を提供する。【解決手段】ペン型電子辞書(100)は、読み取り対象に当てられる先端面(6)と、該先端面に設けられたスキャナ窓部(11)と、先端面に接続する少なくとも1つの側面(41)に設けられ、スキャナが走査する直線状領域を視認可能な視認窓(5)と、を備えており、上記先端面は、上記スキャン操作において上記読み取り対象の上を移動する方向の長さが、該方向に直交する方向の長さよりも長い。【選択図】図1

Description

本発明は、スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施する画像読取機に関する。
スキャナを手動で操作して画像を読み取り、読み取った画像を認識するための構成を備える画像読取機が従来技術として知られている。
例えば、特許文献1には、単語を含む画像を読み取る際、該画像の終点よりも手前でスキャンを終了してしまった結果、該単語の後ろ方向の操作が短いなどの理由によって正しく単語を読み取ることが出来なかった場合はエラーメッセージを出力する電子機器が開示されている。特許文献2には、余分にスキャンを実行した結果、画像を読み取って認識された文字列に不要な文字が含まれる場合は、不要文字削除キーを操作して該不要な文字を削除する筆記用具型電子辞書装置が開示されている。
特開平8−221555号公報(1996年8月30日公開) 特開2000−163426号公報(2000年6月16日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、ユーザが、読み取りを所望する画像に対して画像読取機の読み取り開始位置を正しく合わせることができないという問題がある。すなわち、スキャナが読み取りを実行する領域に対して読み取り開始位置側を上流とし、読み取り終了位置側を下流とすると、スキャナによる読み取り可能領域より下流側の領域を視認することができない。そのため、ユーザは、推測によっておおよその位置に画像読取機を配置することしかできなかった。その結果、ユーザは、例えば、画像を読み取る際、読み取りを所望する画像の始点よりも手前からスキャンを開始する、読み取りを所望する画像の終点よりも余分にスキャンを実行する、および読取を所望する画像の終点よりも手前でスキャンを終了するという問題がある。
さらに、従来技術では、画像読取機を使用する際のユーザへの負荷が考慮されていないという問題がある。すなわち、画像読取機は鉛筆等よりも重いため、例えば長時間にわたって該画像読取機をユーザが使用した場合に該画像読取機の重量がユーザの手に与える負荷は鉛筆等による負荷より大きい。そのため、ユーザが画像読取機の使用を忌避するようになるおそれがある。
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザに与える負荷を抑制しつつ該ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認することができる画像読取機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像読取機は、スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施することにより、直線状領域の走査を連続的に行って帯状の画像を取得する画像読取機であって、ユーザがスキャン操作を実施する場合に上記読み取り対象に当てられる先端面と、上記先端面に設けられ、上記スキャナが上記読み取り対象から直線状領域の画像を取得するために開口したスキャナ窓部と、上記先端面に接続する少なくとも1つの側面に設けられ、上記直線状領域を視認可能な視認窓と、を備えており、上記先端面は、上記スキャン操作において上記読み取り対象の上を移動する方向の長さが、該方向に直交する方向の長さよりも長い、構成である。
本発明の一態様によれば、ユーザに与える負荷を抑制しつつ該ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認することができる画像読取機を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るペン型電子辞書の外観を示す投影図である。 本発明の実施形態1に係る先端部の外観を示す投影図である。 本発明の実施形態1に係る保護キャップの外観を示す投影図である。 本発明の実施形態1に係るペン型電子辞書を用いた読み取り開始位置合わせの概要を示す模式図であり、(a)は横からペン型電子辞書を見た場合を示し、(b)は(a)に目の画像で示した地点からペン型電子辞書を見た場合を示す。 本発明の変形例に係るペン型電子辞書においてヒンジ部を用いて先端部と把持部との間の角度を変更する概要を示す模式図であり、(a)は把持部と先端部との間の角度を変更する前の状態を示し、(b)は(a)の状態から把持部の角度を変化させた後の状態を示す。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜4を用いて詳細に説明する。
(ペン型電子辞書の構成)
本実施形態に係るペン型電子辞書100の構成について、図1および図2を用いて以下に説明する。図1は、ペン型電子辞書100の外観を示す外観図であり、図2はペン型電子辞書100が備える先端部4の投影図である。
ペン型電子辞書100は、把持部1、操作部2、表示部3、先端部4、視認窓5、後端部7、および給電端子8を備えており、先端部4は先端面6を備えている。ペン型電子辞書100は、スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施することにより、直線状領域の走査を連続的に行って帯状の画像を取得する画像読取機である。ペン型電子辞書100は、紙面を読み取った画像について文字認識を行って単語を抽出し、該単語の意味および用例などをユーザに提供することができる。文字認識は、OCR(optical character recognition:光学文字認識)によって行うことができる。
ユーザは、ペンを持つようにしてペン型電子辞書100の把持部1を把持し、読み取りを所望する紙面上の文字列の先頭文字の始端に先端部4の先端面6を押し当てる。その後、末尾文字の終端まで、該文字列をなぞるように該ペン型電子辞書100全体を動かすことで、文字列を読み取ることができる。すなわち、ユーザは、マーカーペンで文字列上に線を引くようにペン型電子辞書100を動かすことで、画像の読み取りを実行することができる。
以下の説明において、読み取り対象である文字列の先頭文字の始端側を読み取り方向の上流とし、該文字列の末尾文字の終端側を読み取り方向の下流とする。さらに、図1において操作部2、表示部3、および視認窓5が設けられている面をペン型電子辞書100における表面とし、対向する面を裏面とする。
また、ペン型電子辞書100は、先端面6を下にして自立可能である。換言すればペン型電子辞書100は、紙面上の文字列を自立した状態でなぞることが可能である。ペン型電子辞書100は自立しているので、文字列をなぞる場合にユーザの手にかかる負荷を抑制することができる。
把持部1は、スキャン操作の際にユーザが把持する部材であり、ペン型電子辞書100の内部部品を収納する筐体として構成されている。本実施形態において、把持部1は棒状に形成されている。把持部1は、ユーザがペン型電子辞書100を把持するために好適な形状であれば、どのような形状であってもよい。例えば、把持部1の一部に滑り止めとなる構成を備えるものであってもよい。把持部1は裏面側の、表示部3に略対向する位置に、電源である電池を収納する収納部を備えてもよい。
操作部2は、ペン型電子辞書100に対するユーザの操作を受け付けるものである。図示の例では、操作部2は、把持部1に備え付けられた、1つの十字キー、1つの大ボタン、および2つの小ボタンで構成されている。なお、操作部2は、ユーザの操作を受け付けることができる構成であれば、どのような構成であってもよい。例えば、操作部2は、表示部3と一体に構成されたタッチセンサを含む構成であってもよい。
表示部3は、ペン型電子辞書100にて用いられる各種画像を表示する、把持部1と一体に構成されたディスプレイである。表示部3は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electroluminescence Display)などによって構成される。
先端部4は、ペン型電子辞書100を使用する際、紙面上の文字を含む画像を読み取るために読み取り対象の画像に当てられる。先端部4は、内部に位置検出センサ21およびイメージスキャナ22を備える。また、先端部4は、視認窓5、先端面6、スキャナ窓部11、センサ窓部12、第1中央マーカー13、端部マーカー14、第2中央マーカー15、読取開始マーカー16、および窪み17を備えている。なお、先端部4は後述する保護キャップ9を被せることが可能である。
先端部4は、先端面6に接続される側面41〜44を備えている。図示の例によれば側面41は表面側に配置されており、視認窓5、端部マーカー14、および第2中央マーカー15が設けられている。側面42および43は、先端面6および側面41に接続されている側面である。図示の例において、側面42および43には読取開始マーカー16および窪み17が設けられている。側面44は裏面側に配置されており、先端面6、側面42、および側面43に接続されている。
位置検出センサ21は、イメージスキャナ22によって撮像された読み取り対象の走査位置を取得する。図示の例によれば、位置検出センサ21は直線状領域を含むスキャナ窓部11を挟んで視認窓5と反対側に設けられている。
位置検出センサ21は、例えば、赤外線センサによって構成される。前記赤外線センサは、ペン型電子辞書100の先端部4が、読み取り対象に読み取り可能な距離にまで近づいているか否かを検知することも行う。つまり、前記赤外線センサの検出値によって、ペン型電子辞書100は、自身が読み取り対象文字をなぞっている状態か、あるいは、該ペン型電子辞書100が文字から離れている状態かを検知することができる。以下では、ユーザが実施するスキャン操作のこと、すなわち、ペン型電子辞書100を読み取り対象の文字列にあてがって、文字列を読み進める方向になぞっていくことを「なぞり」と称する。
イメージスキャナ22は、文字列などの読み取り対象を走査することにより、読み取り対象の内容を電気的信号に変換して、画像を構成する画素情報を取得する。イメージスキャナ22は、該イメージスキャナが走査可能である読み取り可能範囲に対して読み取りを行い、該読み取り可能範囲に含まれる紙面の情報を画像として取得する。具体的には、イメージスキャナ22は読み取り可能範囲として直線状領域を連続的に走査した後、該直線状領域を走査して得た複数の矩形画像を結合させた帯状の画像を取得する。直線状領域を結合して読み取り対象文字の画像が生成できればよいため、イメージスキャナ22は読み取り対象文字を上下左右どの方向から走査してもよい。
視認窓5は、先端面6に接続する少なくとも1つの側面に設けられた、イメージスキャナ22が走査する直線状領域を視認可能な窓である。図示の例では、視認窓5はペン型電子辞書100の先端部4の、表面側に位置する側面41に設けられている。換言すれば、視認窓5はペン型電子辞書100を使用する際、読み取りを所望する紙面に対するイメージスキャナ22が走査する直線状領域の相対位置を確認できるように設けられている。視認窓5は、ユーザが視認窓5を覗き込むことにより、読み取り対象の画像の始端および終端を確認することが可能なように構成されている。視認窓5は少なくとも1つの側面にあればよいが、複数の側面に設けられてもよい。
先端面6は、ペン型電子辞書100を使用する際、読み取りを所望する紙面に当てられる面である。先端面6は、該先端面6を、読み取りを所望する紙面に押し当てたときに、ペン型電子辞書100が自立するように、例えば把持部1の長軸方向に対して垂直に切り落とされた形状を備えている。すなわち、ユーザは先端面6にしてペン型電子辞書100を自立させた状態でスキャン走査を実施することができる。このとき、先端部4の先端面6は、紙面に接触する底面となる。先端面6は、紙面に当てられることが好適な形状であればどのようなものであってもよい。本実施形態において、先端面6は、平滑な面として構成されている。また、先端面6はイメージスキャナ22が走査する直線状領域の長手方向の長さより幅方向の長さの方が長くなるように形成されてもよい。この場合、直線状領域を走査する前に先端面6の一部が紙面を押えることで読み取り対象がずれることを抑制できる。
図示の例において、先端面6の面積は、把持部1の、先端面6に平行な断面の面積より広い。具体的には、先端面6は直線状領域の長手方向の長さより直線状領域の幅方向の長さの方が長く、かつペン型電子辞書100の裏面側に伸びた形状を備えている。これにより、ペン型電子辞書100は安定して自立することができ、かつユーザが把持しやすい形状とすることができる。さらに、先端面6の面積を広くすることにより、スキャン操作を実施するときに紙面を押えやすくなる。
ペン型電子辞書100が重量物である電池を裏面側に収納する場合、図のように先端面6の裏面側の面積を大きくすることでペン型電子辞書100を安定して自立させることができる。一方、把持部1を薄く(細く)することにより、ユーザが容易に把持できる大きさおよび形状とすることができる。安定して自立し、かつ把持しやすい形状とすることで、ユーザはペン型電子辞書100を用いたスキャン操作を容易に実施することができる。
スキャナ窓部11は、読み取る紙面に対して、イメージスキャナ22を露出させるように、イメージスキャナ22と適合させて先端面6に設けられた開口である。換言すれば、スキャナ窓部11は、イメージスキャナ22が紙面上の読み取り対象から直線状領域の画像を取得するために設けられた開口である。イメージスキャナ22は、スキャナ窓部11の開口領域内に直線状領域を適合させて動作する。換言すれば、スキャナ窓部11と直線状領域とは略同一の形状である。
センサ窓部12は、読み取る紙面に対して、位置検出センサ21を露出させるように、位置検出センサ21と適合させて先端面6に設けられた開口である。センサ窓部12およびスキャナ窓部11は、イメージスキャナ22が走査する直線状領域の長手方向に垂直な方向から見たときに、該直線状領域の中心と位置検出センサ21が取得する走査位置の中心とが一致するように設けられている。換言すれば、スキャナ窓部11およびセンサ窓部12は、直線状領域の幅方向にペン型電子辞書100を動かしてスキャン操作を実施した場合に位置検出センサ21およびイメージスキャナ22が同軸上に並んで動くように設けられている。図示の例において、センサ窓部12は、略正方形状である。
第1中央マーカー13は、スキャナ窓部11の一部に設けられた切欠きである。具体的には、第1中央マーカー13は、スキャナ窓部11の視認窓5と対向する縁に、直線状領域の長手方向の中央を示すように設けられている。第1中央マーカー13は、直線状領域の長手方向の中央を示すものであればどのようなものであってもよい。例えば第1中央マーカー13は突起であってもよいしマーキングであってもよい。また、第1中央マーカー13は読み取り対象の文字の大きさより小さくてもよいし大きくてもよい。第1中央マーカー13が文字全体を含めることが可能な大きさであれば、ユーザはどの位置に文字を配置するか確認することが容易である。
端部マーカー14は、先端部4の視認窓5を備えた側面41に設けられた、イメージスキャナ22が走査する直線状領域の長手方向の端部を示す線である。ユーザは視認窓5から直線状領域を覗き込むことが可能であるが、先端部4の影等によって該直線状領域の端部を視認しづらい場合が考えられる。そのような場合、ユーザは先端部4の側面に設けられた端部マーカー14から直線状領域の長手方向の端部を推測し、読み取り対象文字の位置合わせを行うことができる。
第2中央マーカー15は、先端部4の視認窓5を備えた側面41に設けられた、イメージスキャナ22が走査する直線状領域の長手方向の中央を示すマーカーである。ユーザは直線状領域における長手方向の中央について、読み取り対象に密接した第1中央マーカー13を用いて読み取り対象文字の位置合わせを行うことが可能であるが、先端部4の影等によって第1中央マーカー13を視認しづらい場合が考えられる。そのような場合、ユーザは先端部4の側面41に設けられた第2中央マーカー15から直線状領域の長手方向に対する中央を推測し、読み取り対象文字の位置合わせを行うことができる。すなわち、第2中央マーカー15は視認窓5を読み取り方向の上流側に向けてスキャン走査を実施する場合に、上流側から直線状領域の長手方向の中央を推測するために用いられる。
読取開始マーカー16は、先端面6に接続する、直線状領域の幅方向に沿う側面42および43に設けられた、イメージスキャナ22が走査する直線状領域の幅方向の端部を示す位置マーカーである。ユーザはスキャン走査の実施において、読取開始マーカー16を用いて直線状領域の幅方向の端部、すなわちイメージスキャナ22がスキャン走査において最初に走査する位置が開始文字の始端に合うように位置合わせを行う。
窪み17は、先端部4の側面42および43に設けられた凹状の領域(窪み)である。窪み17は、後述する保護キャップ9を先端部4に被せた場合に、該保護キャップ9を先端部4に固定するために用いられる。保護キャップ9の詳細については後述する。
後端部7は、把持部1を挟んで先端部4の反対側に設けられた突起である。図示の例において、後端部7には複数の微小孔が設けられており、把持部1に内蔵された図示しないスピーカーから出力された音声を外部に伝搬することができる。また、後端部7の側面には、先端部4と同様に窪み17が設けられており、後述する保護キャップを該後端部7に固定することができる。
給電端子8は、把持部1に設けられ接続端子である。ペン型電子辞書100は、給電端子8に接続された図示しない給電ケーブルを介して入力された電力を用いて各種動作を実行することが可能である。なお、ペン型電子辞書100は給電端子8を持たず、乾電池等の内蔵電源を用いた動作のみを実行する構成であってもよいし、給電端子8を介して受け付けた電力を図示しない内蔵バッテリーに充電可能な構成であってもよい。
(保護キャップの構成)
図3を用いて保護キャップ9の構成について説明する。図3は、保護キャップ9の投影図である。保護キャップ9は、先端部4および後端部7に固定可能であり、これらに被せて保護することが可能な保護部材である。保護キャップ9はどのような材料を用いて形成されてもよく、例えば軟質性のプラスチック樹脂から形成されてもよい。図示の例によれば、保護キャップ9は内側の対向する2つの面に突起部19をそれぞれ備えており、一部の面には複数の微小孔が設けられている。保護キャップ9は、先端部4の形状に適合することが好ましい。すなわち、先端部4と後端部7の形状が異なる場合、保護キャップ9は先端部4を完全に保護可能であるが、後端部7については不完全な保護となる形状であってもよいし、後端部7には固定できない形状であってもよい。
突起部19は、先端部4および後端部7のそれぞれに設けられた窪み17と係合し、保護キャップ9をこれらに固定することができる。突起部19の大きさ等は、保護キャップ9を十分に固定することが可能であれば、どのように設定されてもよい。また、突起部19は磁石や粘着テープといった保護キャップ9を固定するための力を付与する他の要素とともに用いられてもよい。
複数の微小孔は、保護キャップ9を後端部7に被せて固定した後、後端部7から音声が出力された場合に該音声を外部に伝搬するために設けられている。微小孔は、後端部7が音声を出力する位置や向きに関係なく設けられてもよいし、保護キャップ9の複数の面に設けられてもよい。ペン型電子辞書100が音声を出力しない構成である場合、微小孔はなくてもよい。
(読み取り開始位置の確認方法)
ペン型電子辞書100が文字の読み取りを開始する際、ユーザが紙面上の読み取りを所望する文字列の先頭文字の始端、およびイメージスキャナ22の読み取り開始位置を確認する方法について、図4を用いて説明する。なお、文字列の末尾文字の終端についても同様である。図4は、本実施形態に係るペン型電子辞書100を用いた読み取り開始位置合わせの概要を示す模式図であり、図4の(a)は横からペン型電子辞書を見た場合を示し、図4の(b)は(a)に目の画像で示した地点からペン型電子辞書を見た場合を示す。
る。図4の各図は、ペン型電子辞書100の表面を読み取り方向の上流、かつ裏面を下流に向けてスキャン操作を実施する場合を示しているが、例えば表面を読み取り方向の下流、かつ裏面を上流に向けた状態でスキャン操作を実施してもよい。
図4の(a)は、ペン型電子辞書100について、先端面6を紙面に当てた状態を横から見た図である。図示の例において、先端部4の内部に記載されたユーザの視線に略平行な点線は、視認窓5をユーザが斜め上から覗き込んだ場合に見える範囲の境界線を示す。また、図において先端部4に内蔵された位置検出センサ21は、図中に点線で示したセンサ窓部12を介して紙面を鉛直方向から監視する。さらに、図において先端部4に内蔵されたイメージスキャナ22は、図中に点線で示した第1中央マーカー13を含むスキャナ窓部11を介して紙面を斜め上から監視する。図示の例によれば、先端部4には紙面の読み取り方向の上流側にイメージスキャナ22が内蔵され、下流側に位置検出センサ21が内蔵されている。このとき、ユーザはスキャナ窓部11を視認窓5から覗き込むことで、イメージスキャナ22が走査する直線状領域を把握できる。
図4の(b)は、図4の(a)に目の画像で示した地点からペン型電子辞書100を見た場合の見え方を示している。すなわち、図4の(b)はユーザが斜め上からペン型電子辞書100の視認窓5を介してスキャナ窓部11を覗き込んだ状態を示している。なお、図示の例は、ペン型電子辞書100について、先端面6を紙面に当て、かつ先端部4の視認窓5が読み取り方向の上流側になるよう配置したときに、ユーザが視認窓5からスキャナ窓部11を覗き込むように視線の角度を変えた場合に相当する。
図示の例は、紙面上に「the knowledge is ……」という英文が存在し、ユーザが「knowledge」という単語を読み取りたい場合を示している。このときユーザは、イメージスキャナ22の読み取り可能領域について、その読み取り開始位置が「knowledge」の「k」の手前となるように、該ペン型電子辞書100を配置しなければならない。
図示の例によれば、視認窓5の中にはスキャナ窓部11および第1中央マーカー13が含まれている。そして、視認窓5の外には端部マーカー14および第2中央マーカー15が設けられている。さらに、図には含まれていないが、先端部4の側面42および43には読取開始マーカー16が設けられている。
ユーザは、先端部4が備えるスキャナ窓部11および第1中央マーカー13を用いて読み取り対象の画像を視認することができる。この例では、第1中央マーカー13が「knowledge」の「k」の上下方向の中心付近に位置するように配置されている。この状態は、読み取り方向に対して、読み取りを所望する紙面上の文字列の先頭文字の始端が下流となった状態であり、ユーザがこの位置から読み取ることで、文字列を始端から適切にスキャンできる。
また、ユーザは、先端部4が備えている端部マーカー14および第2中央マーカー15に基づいて、読み取りを所望する紙面上の文字列が、上下方向については端部マーカー14が示す範囲内、かつ第1中央マーカー13に文字の中央が重なるように、該文字の位置を合わせることができる。すなわち、ユーザは、文字列をなぞるようにペン型電子辞書100を移動したときに、該文字列全体がイメージスキャナ22の読み取り可能範囲内に収まるように該ペン型電子辞書100を配置できる。
本実施形態に係るペン型電子辞書100は、紙面上の文字列を含む画像を読み取ることができる。ユーザは、視認窓5からスキャナ窓部11を覗き込み、第1中央マーカー13、端部マーカー14、第2中央マーカー15、および読取開始マーカー16を用いて読み取りを所望する文字列について、読み取り開始位置の位置決めをすることができる。さらに、ペン型電子辞書100は先端面6を下にして自立可能であるため、スキャン操作においてユーザの手に係る負荷を抑制することができる。したがって、ユーザに与える負荷を抑制しつつ該ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認することができるペン型電子辞書100を提供することができる。
なお、ペン型電子辞書100は、先端部4を交換可能な構成であってもよい。例えば、先端部4は把持部1の長軸方向に対して斜めに切り落とされた形状を備えていてもよい。すなわち、先端部4の先端面6を下にして水平面上に配置した場合に、ペン型電子辞書100が斜めに傾いた状態となってもよい。この場合、ユーザが視認窓5からスキャナ窓部11を覗き込むと、スキャナ窓部11の少なくとも一部がペン型電子辞書100の影に含まれなくなるので、ユーザは読み取り対象をより把握しやすくなる。
また、ペン型電子辞書100を用いてスキャン走査を実施する際、手ぶれの発生を抑制するために、定規等のガイドにペン型電子辞書100を当てながらなぞることが考えられる。そこで、先端部4は、先端面6に接続する側面のうち、イメージスキャナ22が走査する直線状領域の幅方向に沿う側面の少なくとも一部が、直線状領域の長手方向に対して垂直であってもよい。図示の例では、読取開始マーカー16を含む領域が直線状領域の長手方向に対して垂直であり、該領域を以降はガイド用領域18と呼称する。ガイド用領域18をガイドに当てながらスキャン操作を実施することにより、直線状領域の幅方向に関するぶれの発生を抑制することができる。
ペン型電子辞書100は、先端面6を下にして自立したときに安定するよう、重心の位置を調整してもよい。具体的には、ペン型電子辞書100について、先端面6を下にして自立させた場合に安定するよう、ペン型電子辞書100の重心が、その幾何学的中心よりも先端部4に近い位置であってもよい。例えば、ペン型電子辞書100は、電池のような比較的重い部材を先端部4よりに内蔵してもよい。
〔変形例〕
本発明の変形例について、図5を用いて説明する。図5は、変形例に係るペン型電子辞書100においてヒンジ部30を用いて先端部4と把持部1との間の角度を変更する概要を示す模式図である。図5の(a)は把持部と先端部との間の角度を変更する前の状態を示し、図5の(b)は(a)の状態から把持部の角度を変化させた後の状態を示す。
本変形例において、ペン型電子辞書100はヒンジ部30をさらに備えている。ヒンジ部30は、先端部4と把持部1とを接続し、かつ先端部4と把持部1との間の角度を変更することができる蝶番として機能する。ヒンジ部30は、例えばユーザが力を付与している間のみ先端部4と把持部1との間の角度を変更する構成であってもよいし、変更後の角度で先端部4と把持部1との間の角度を維持可能な構成であってもよい。なお、ヒンジ部30は、例えばイメージスキャナ22が走査する直線状領域の幅方向(長手方向に垂直な方向)に沿ってのみ角度を変更可能な構成であってもよいし、直線状領域の幅方向とは関係なく任意の方向について角度を変更可能な構成であってもよい。また、先端部4と把持部1との間の角度は、先端部4の先端面6を下にして水平面に置いた場合に、ペン型電子辞書100が自立可能である範囲に制限されてもよいし、制限されなくてもよい。
図5の(a)は、ペン型電子辞書100において把持部1と先端部4との間の角度を変更する前の状態を示す。図示の例において、ペン型電子辞書100は、前記実施形態1と同様に、先端部4の先端面6を下にして自立することができる。
図5の(b)は、ペン型電子辞書100において把持部1と先端部4との間の角度を変更する前の状態を示す。図示の例において、角度を変更する前の把持部1の位置を点線で示す。すなわち、ペン型電子辞書100は、ヒンジ部30を軸として回転させた位置に把持部1を移動させることができる。
以上の構成により、ユーザはペン型電子辞書100について、先端面6を読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作を、自身の手の大きさ等に応じた把持しやすい角度で把持部1を把持しながら実施することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施することにより、直線状領域の走査を連続的に行って帯状の画像を取得する画像読取機であって、ユーザがスキャン操作を実施する場合に上記読み取り対象に当てられる先端面(6)と、上記先端面に設けられ、上記スキャナが上記読み取り対象から直線状領域の画像を取得するために開口したスキャナ窓部(11)と、上記先端面に接続する少なくとも1つの側面(41)に設けられ、上記直線状領域の上記読み取り対象を視認可能な視認窓(5)と、を備えており、上記先端面は、上記スキャン操作において上記読み取り対象の上を移動する方向の長さが、該方向に直交する方向の長さよりも長い、構成である。
上記の構成によれば、画像読取機は、スキャナ窓部を含む先端面を読み取り対象の画像に当ててなぞるスキャン走査によって、読み取り対象の画像を取得する。ユーザは、走査を実行するにあたって、視認窓からスキャナが読み取る直線状領域を視認することができる。ゆえに、読み取り対象の画像を取得するための走査の開始位置を、視認した内容に基づいて設定することができる。さらに、画像読取機の先端面はスキャン操作において読み取り対象の上を移動する方向の長さが、該方向に直交する方向の長さよりも長いため、読み取り対象の上を移動する方向に該画像読取機が転倒しないためにユーザの手が受ける必要がある負荷を抑制できる。これにより、ユーザに与える負荷を抑制しつつ該ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認することができる画像読取機を提供することができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1において、上記先端面(6)は、上記直線状領域の長手方向の長さより幅方向の長さの方が長い、構成である。上記の構成によれば、画像読取機の先端面は直線状領域の長手方向の長さより幅方向の長さの方が長いため、該画像読取機は幅方向に係る荷重を先端面にて受けることができる。
本発明の態様3に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1または2において、上記先端面を下にして自立可能である、構成である。上記の構成によれば、画像読取機は先端面を下にして自立可能であるため、スキャン操作においてユーザの手に係る負荷を抑制することができる。
本発明の態様4に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から3のいずれかにおいて、上記直線状領域の長手方向に垂直な方向から見たとき、上記先端面(6)の上記直線状領域の長手方向における中心が、上記直線状領域の長手方向の中心と一致する、構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像読取機を直線状領域の長手方向に垂直な方向に動かしてスキャン操作を実施する場合に、先端面の直線状領域の長手方向における中心と該直線状領域の長手方向の中心とを、読み取り方向について同軸上に動かすことができる。これにより、ユーザは先端面の縁の中心から直線状領域の長手方向の中心を推測して読み取り対象に対する位置合わせを行うことができる。
本発明の態様5に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記読み取り対象に対する走査位置を取得する位置検出センサ(21)をさらに備えており、上記位置検出センサは、上記直線状領域を挟んで上記視認窓(5)と反対側に設けられている、構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像読取機は例えばスキャナ、位置検出センサ、および直線状領域について、該直線状領域の長手方向に垂直な方向から見た場合に中心が一致するように位置検出センサを配置することができる。さらに、ユーザが視認窓から直線状領域を視認する場合に、位置検出センサが該直線状領域を遮ることがないので、直線状領域を視認しやすい。
本発明の態様6に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記視認窓(5)を備えた側面(41)に、上記直線状領域の長手方向の端部を示す端部マーカー(14)をさらに備えている、構成としてもよい。上記の構成によれば、ユーザは端部マーカーが端部を示す直線状領域に読み取り対象が含まれるように画像読取機を配置し、スキャン走査を実施することができる。
本発明の態様7に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から6のいずれかにおいて、上記スキャナ窓部(11)の上記視認窓(5)と対向する縁に、上記直線状領域の長手方向の中央を示す第1中央マーカー(13)をさらに備えている、構成としてもよい。
上記の構成によれば、スキャン走査の実施において、第1中央マーカーを用いて直線状領域の長手方向の中央を確認した後、該スキャン走査を実施することができる。これにより、スキャン走査の開始位置が直線状領域の長手方向にずれることを抑制できる。
本発明の態様8に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から7のいずれかにおいて、上記視認窓(5)を備えた側面(41)に、上記直線状領域の長手方向の中央を示す第2中央マーカー(15)をさらに備えている、構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザは読み取り対象の中央を第2中央マーカーが示す直線状領域の長手方向の中央と合わせた後に、スキャン走査を実施することができる。
本発明の態様9に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から8のいずれかにおいて、上記先端面(6)に接続する、上記直線状領域の幅方向に沿う側面(42、43)に設けられ、上記直線状領域の位置を示す読取開始マーカー(16)をさらに備えている、構成としてもよい。
上記の構成によれば、スキャン走査の実施において、読取開始マーカーを用いて直線状領域の位置を確認した後、該スキャン走査を実施することができる。これにより、スキャン走査の開始位置が直線状領域の幅方向にずれることを抑制できる。
本発明の態様10に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から9のいずれかにおいて、上記直線状領域の幅方向に沿う上記側面(42、43)の少なくとも一部が、上記直線状領域の長手方向に対して垂直である、構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像読取機を用いてスキャナ走査を実施する場合、上記垂直な部分を定規等に当てながら該画像読取機を動かすことにより、手振れの発生を抑制して、直線状領域の長手方向に垂直な方向にスキャナを移動させることができる。
本発明の態様11に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から10のいずれかにおいて、前記画像読取機の重心は、幾何学的中心よりも上記先端面(6)に近い位置である、構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像読取機はスキャン操作の実施時に、重心を低くすることができる。これにより、先端面を下にして自立させた場合の安定性を高めることができる。
本発明の態様12に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から11のいずれかにおいて、上記先端面(6)の面積は、上記スキャン操作の際にユーザが把持する把持部(1)の上記先端面と平行な断面の面積より広い、構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像読取機は先端面を下にして自立する場合の設置面積を広くすることができ、かつユーザがスキャン操作において把持する把持部を薄く(細く)設定することができる。
本発明の態様13に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から11のいずれかにおいて、上記先端面(6)を備えた先端部(4)と、上記スキャン操作の際にユーザが把持する把持部(1)と、上記先端部と上記把持部とを接続するヒンジ部(30)と、をさらに備えており、上記ヒンジ部は、上記先端部と上記把持部との間の角度を変更可能である、構成としてもよい。上記の構成によれば、画像読取機はユーザが把持しやすい角度に把持部の角度を変更してスキャン走査を実施することができる。
本発明の態様14に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1から11のいずれかにおいて、上記先端面(6)を備えた先端部(4)と、上記先端面を保護する保護キャップ(9)と、上記スキャン操作の際にユーザが把持する把持部(1)と、をさらに備えており、上記保護キャップは、上記先端部から取り外して、上記把持部の上記先端部とは反対側に位置する後端部(7)に固定可能であり、上記先端部および上記後端部に設けられた窪み(17)と係合する突起部(19)を備えている、構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像読取機は保護キャップを先端部または後端部に固定することができる。これにより、例えばスキャン走査を実施しない場合は保護キャップを先端部に固定し、スキャン走査を実施する場合は保護キャップを後端に固定することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 把持部
2 操作部
3 表示部
4 先端部
5 視認窓
6 先端面
7 後端部
8 給電端子
9 保護キャップ
11 スキャナ窓部
12 センサ窓部
13 第1中央マーカー
14 端部マーカー
15 第2中央マーカー
16 読取開始マーカー
17 窪み
18 ガイド用領域
19 突起部
21 位置検出センサ
22 イメージスキャナ(スキャナ)
30 ヒンジ部
41〜44 側面
100 ペン型電子辞書(画像読取機)

Claims (14)

  1. スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施することにより、直線状領域の走査を連続的に行って帯状の画像を取得する画像読取機であって、
    ユーザがスキャン操作を実施する場合に上記読み取り対象に当てられる先端面と、
    上記先端面に設けられ、上記スキャナが上記読み取り対象から直線状領域の画像を取得するために開口したスキャナ窓部と、
    上記先端面に接続する少なくとも1つの側面に設けられ、上記直線状領域の上記読み取り対象を視認可能な視認窓と、を備えており、
    上記先端面は、上記スキャン操作において上記読み取り対象の上を移動する方向の長さが、該方向に直交する方向の長さよりも長い、ことを特徴とする画像読取機。
  2. 上記先端面は、上記直線状領域の長手方向の長さより幅方向の長さの方が長い、ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取機。
  3. 上記先端面を下にして自立可能である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取機。
  4. 上記直線状領域の長手方向に垂直な方向から見たとき、
    上記先端面の上記直線状領域の長手方向における中心が、上記直線状領域の長手方向の中心と一致する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取機。
  5. 上記読み取り対象に対する走査位置を取得する位置検出センサをさらに備えており、
    上記位置検出センサは、上記直線状領域を挟んで上記視認窓と反対側に設けられている、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取機。
  6. 上記視認窓を備えた側面に、上記直線状領域の長手方向の端部を示す端部マーカーをさらに備えている、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像読取機。
  7. 上記スキャナ窓部の上記視認窓と対向する縁に、上記直線状領域の長手方向の中央を示す第1中央マーカーをさらに備えている、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像読取機。
  8. 上記視認窓を備えた側面に、上記直線状領域の長手方向の中央を示す第2中央マーカーをさらに備えている、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像読取機。
  9. 上記先端面に接続する、上記直線状領域の幅方向に沿う側面に設けられ、上記直線状領域の位置を示す読取開始マーカーをさらに備えている、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像読取機。
  10. 上記直線状領域の幅方向に沿う上記側面の少なくとも一部が、上記直線状領域の長手方向に対して垂直である、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像読取機。
  11. 前記画像読取機の重心は、幾何学的中心よりも上記先端面に近い位置である、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像読取機。
  12. 上記先端面の面積は、上記スキャン操作の際にユーザが把持する把持部の上記先端面と平行な断面の面積より広い、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像読取機。
  13. 上記先端面を備えた先端部と、上記スキャン操作の際にユーザが把持する把持部と、上記先端部と上記把持部とを接続するヒンジ部と、をさらに備えており、
    上記ヒンジ部は、上記先端部と上記把持部との間の角度を変更可能である、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像読取機。
  14. 上記先端面を備えた先端部と、
    上記先端面を保護する保護キャップと、
    上記スキャン操作の際にユーザが把持する把持部と、をさらに備えており、
    上記保護キャップは、上記先端部から取り外して、上記把持部の上記先端部とは反対側に位置する後端部に固定可能であり、上記先端部および上記後端部に設けられた窪みと係合する突起部を備えている、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像読取機。
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