JP6827774B2 - 画像読取機 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施する画像読取機に関する。
スキャナを手動で操作して画像を読み取り、読み取った画像を認識するための構成を備える画像読取機が従来技術として知られている。
例えば、特許文献1には、単語を含む画像を読み取る際、当該画像の終点よりも手前でスキャンを終了してしまった結果、当該単語の後ろ方向の操作が短いなどの理由によって正しく単語を読み取ることが出来なかった場合はエラーメッセージを出力する電子機器が開示されている。特許文献2には、余分にスキャンを実行した結果、画像を読み取って認識された文字列に不要な文字が含まれる場合は、不要文字削除キーを操作して当該不要な文字を削除する筆記用具型電子辞書装置が開示されている。
特開平8−221555号公報(1996年8月30日公開) 特開2000−163426号公報(2000年6月16日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、ユーザが、読み取りを所望する画像に対して画像読取機の読み取り開始位置を正しく合わせることができないという問題がある。すなわち、スキャナが読み取りを実行する領域に対して読み取り開始位置側を上流とし、読み取り終了位置側を下流とすると、スキャナによる読み取り可能領域より下流側の領域を視認することができない。ゆえに、ユーザは、画像読取機の読み取り開始位置と、読み取りを所望する画像の始端および終端との位置を合わせることが困難であった。そのため、ユーザは、推測によっておおよその位置に画像読取機を配置することしかできなかった。その結果、ユーザは、例えば、画像を読み取る際、読み取りを所望する画像の始点よりも手前からスキャンを開始する、読み取りを所望する画像の終点よりも余分にスキャンを実行する、および読取を所望する画像の終点よりも手前でスキャンを終了するという問題がある。
本発明の一態様は、ユーザが読み取りを所望する画像の読み取り開始位置をユーザが確認することができる画像読取機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像読取機は、スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施することにより、読み取り対象の画像を取得するための走査が実行される画像読取機であって、筐体と、上記読み取り対象の画像に当てられる先端部に、上記読み取り対象の画像から上記スキャナへの光が通過するスキャナ窓部と、上記スキャン操作により上記スキャナが移動する方向に沿って、上記スキャナ窓部の上流側に、上記読み取り対象の画像を視認可能な上流側窓部と、上記方向に沿って、上記スキャナ窓部の下流側に、上記読み取り対象の画像を視認可能な下流側窓部と、を備え、さらに上記下流側窓部に読取開始位置マーカーが設けられており、上記スキャナ窓部、上記上流側窓部、上記下流側窓部、および上記読取開始位置マーカーは、上記画像読取機の上記筐体に対して同じ方向から同時に視認可能である構成である。
本発明の一態様によれば、ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認することができる画像読取機を提供することができるという効果を奏するという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るペン型電子辞書の外観を示す外観図である。 本発明の実施形態1、2に係る先端部を示す三面図である。 本発明の実施形態1、2に係る先端部を構成する透過部および支持部の外観を示す外観図であり、図3の(a)は透過部の外観を示し、図3の(b)は支持部の外観を示す。 本発明の実施形態1に係るペン型電子辞書を用いた読み取り開始位置合わせの概要を示す概要図である。 本発明の実施形態3に係る先端部を構成する透過部の外観を示す外観図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜4を用いて詳細に説明する。
(ペン型電子辞書の構成)
本実施形態に係るペン型電子辞書100の構成について、図1を用いて以下に説明する。図1は、ペン型電子辞書100の外観を示す外観図である。
ペン型電子辞書100は、筐体1、操作部2、表示部3、先端部4、および窓5を備えている。ペン型電子辞書100は、スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施することにより、読み取り対象の画像を取得するための走査が実行される画像読取機である。ペン型電子辞書100は、紙面を読み取った画像について文字認識を行って単語を抽出し、当該単語の意味および用例などをユーザに提供することができる。文字認識は、OCR(optical character recognition:光学文字認識)によって行うことができる。ユーザは、ペンを持つようにしてペン型電子辞書100の筐体1を把持し、読み取りを所望する紙面上の文字列の先頭文字の始端に先端部4の先端面6を押し当てた後、末尾文字の終端まで、当該文字列をなぞるように当該ペン型電子辞書100全体を動かすことで、文字列を読み取ることができる。すなわち、ユーザは、マーカーペンで文字列上に線を引くようにペン型電子辞書100を動かすことで、画像の読み取りを実行することができる。なお、以下の説明において、ペン型電子辞書100を文字列と平行に移動させて画像を読み取る際、先端部4の先端側を上流と呼称し、一方、筐体1の末端側を下流と呼称するものとする。
筐体1は、ペン型電子辞書100の内部部品を収納している。本実施形態において、筐体1は、ほぼ直方体に近い形状を備えている。筐体1は、ユーザがペン型電子辞書100を把持するために好適な形状であれば、どのような形状であってもよい。例えば、筐体1の一部に滑り止めとなる構成を備えるものであってもよい。
操作部2は、ペン型電子辞書100に対するユーザの操作を受け付けるものである。図示の例では、操作部2は、筐体1に備え付けられた、1つの十字キー、1つの大ボタン、および2つの小ボタンで構成されている。なお、操作部2は、ユーザの操作を受け付けることができる構成であれば、どのような構成であってもよい。例えば、操作部2は、表示部3と一体に構成されたタッチセンサを含む構成であってもよい。
表示部3は、ペン型電子辞書100にて用いられる各種画像を表示する、筐体1と一体に構成されたディスプレイである。表示部3は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electroluminescence Display)などによって構成される。
先端部4は、ペン型電子辞書100を使用する際、紙面上の文字を含む画像を読み取るために読み取り対象の画像に当てられる。先端部4は、内部に位置検出センサ21およびイメージスキャナ22を備える。また、先端部4は、先端面6を備えており、さらに、スキャナ開口部11(スキャナ窓部)、位置検出用開口部12、窓5を備えている。
位置検出センサ21は、イメージスキャナ22によって撮像された読み取り対象の走査位置を取得する。位置検出センサ21は、例えば、赤外線センサによって構成される。前記赤外線センサは、ペン型電子辞書100の先端部4が、読み取り対象に読み取り可能な距離にまで近づいているか否かを検知することも行う。つまり、前記赤外線センサの検出値によって、ペン型電子辞書100は、自身が読み取り対象文字をなぞっている状態か、あるいは、当該ペン型電子辞書100が文字から離れている状態かを検知することができる。以下では、ユーザが実施するスキャン操作のこと、すなわち、ペン型電子辞書100を読み取り対象の文字列にあてがって、文字列を読み進める方向になぞっていくことを「なぞり」と称する。
イメージスキャナ22は、文字列などの読み取り対象を走査することにより、読み取り対象の内容を電気的信号に変換して、画像を構成する画素情報を取得する。イメージスキャナ22は、当該イメージスキャナが走査可能である読み取り可能範囲に対して読み取りを行い、当該読み取り可能範囲に含まれる紙面の情報を画像として取得する。
先端面6は、ペン型電子辞書100を使用する際、読み取りを所望する紙面に当てられる面である。先端面6は、当該先端面6を、読み取りを所望する紙面に押し当てたときに、筐体1の表示部3を備える面が上側になるように、筐体1の長軸方向に対して斜めに切り落とされた形状を備えている。すなわち、ユーザはペン型電子辞書100の筐体1を把持し、先端部4の先端面を紙面に押し付ける際、表示部3が上側になるように、当該ペン型電子辞書100を斜めに立てることができる。このとき、先端部4の先端面は、紙面に接触する底面となる。先端面6は、紙面に当てられることが好適な構成であればどのようなものであってもよい。本実施形態において、先端面6は、平滑な面として構成されている。
スキャナ開口部11は、読み取る紙面に対して、イメージスキャナ22を露出させるように、イメージスキャナ22と適合させて先端面6に設けられた開口である。換言すれば、スキャナ開口部11は、読み取り対象の画像からイメージスキャナ22への光が通過するスキャナ窓部として機能する。スキャナ開口部11は、ペン型電子辞書100の読み取り方向と平行な方向に短辺を持つ、長方形状である。イメージスキャナ22は、スキャナ開口部11の開口領域内に読み取り可能範囲を適合させて動作するため、透過部10を経由せず、読み取り対象を直接読み取ることができる。ここで、スキャナ開口部11が開口されていない構成の場合、すなわち、スキャナ開口部11の位置が透明部材によって塞がれた構成の場合、スキャナ開口部11の位置にある透明部材が紙面と接触するため、当該透明部材に傷が付く可能性がある。その結果、紙面をスキャンした時に、傷も読み取ってしまうことになる。本実施形態に係るペン型電子辞書100は、スキャナ開口部11が開口であるため、上記のような透過部材に傷が付くことがなく、問題は生じない。
位置検出用開口部12は、読み取る紙面に対して、位置検出センサ21を露出させるように、位置検出センサ21と適合させて先端面6に設けられた開口である。位置検出用開口部12は、スキャナ開口部11とは異なる位置に設けられた、ほぼ正方形状である。
窓5は、ペン型電子辞書100を使用する際、読み取りを所望する紙面に対するイメージスキャナ22の相対位置を確認できるように設けられている。窓5は、ユーザが窓5を覗き込むことにより、読み取り対象の画像の始端および終端を確認することが可能なように構成されている。窓5の詳細については後述する。
(先端部の構成)
先端部4の詳細について、図2および図3を用いて説明する。図2は、先端部4を示す三面図である。図3の(a)は、透過部10の先端面6の外観を示す外観図である。図3の(b)は、先端部4の骨格である支持部20の外観を示す外観図である。
先端部4は、筐体1の先端に接続され、画像の読み取りを行うように構成されている。ユーザは、先端部4を、読み取りを所望する紙面上の画像に先端面6を当ててペン型電子辞書100を使用する。これにより、位置検出センサ21が紙面上の位置情報を取得し、イメージスキャナ22が当該紙面の情報を画像として取得することによって、画像の読み取りを行うことができる。先端部4は、ユーザが窓5を先端面6に対向する対向面7側から覗き込んで、読み取りを所望する紙面上の文字列の先頭文字の始端および末尾文字の終端が、イメージスキャナ22の読み取り可能範囲内に含まれているか否かを確認することができる。
先端部4は、透過部10および支持部20が積層されて構成されている。
透過部10は、透明部材によって、先端部4の先端面6を含むように形成されている。すなわち、透過部10は、先端部4の先端面6を構成するため、筐体1の長軸方向に対して斜めに切り落とされた形状を備えている。上述のように、透過部10は、スキャナ開口部11および位置検出用開口部12の位置がそれぞれ開口されている。また、透過部10は、窓5の領域(スキャナ開口部11を除く)の対向面7側が露出されている。これにより、透過部10は、先端面6を読み取りを所望する紙面に当ててペン型電子辞書100を使用する際、紙面の情報を透過することができる。より具体的には、透過部10は、ユーザが窓5を覗き込んだとき、窓5の透過部10を通して紙面の情報を確認することができる。ここで、窓5とは、スキャナ開口部11と、対向面7側が露出した透過部10のうち、スキャン操作による移動方向の上流側の上流側窓部17、および下流側の下流側窓部18とを含む領域をいう。窓5の領域の透過部10は、先端面6を透過した紙面の情報を確認することが容易な構成であることが好適である。例えば、透過部10は、先端面6に対向する対向面7について、平板状であることが好適である。
上流側窓部17は、ペン型電子辞書100を用いたスキャン操作によりイメージスキャナ22が移動する方向に沿って、スキャナ開口部11の上流側に、読み取り対象の画像を視認可能となるように設けられた領域である。上流側窓部17は突起13を備え、窓5から当該上流側窓部17を覗き込んだ場合に、突起13、読取範囲指示線14、読取範囲中央線15、および当該上流側窓部17を透過した紙面上の画像を視認できることが好適である。すなわち、本実施形態に係る上流側窓部17の透明部材は、スキャナの撮像範囲の中心を示す線である読取範囲中央線15、および、スキャナの撮像範囲の境界を示す線である読取範囲指示線14を備えている。
下流側窓部18は、ペン型電子辞書100を用いたスキャン操作によりイメージスキャナ22が移動する方向に沿って、スキャナ開口部11の下流側に、読み取り対象の画像を視認可能となるように設けられた領域である。下流側窓部18は読取開始位置マーカー16を備え、窓5から当該下流側窓部18を覗き込んだ場合に、読取開始位置マーカー16および当該下流側窓部18を透過した紙面上の画像を視認できることが好適である。
支持部20は、不透明部材によって構成され、透過部10の内壁に沿って設けられ、かつ、筐体1に接続されている。支持部20の内部には、位置検出センサ21およびイメージスキャナ22が固定されている。また、支持部20は切欠部23を備えており、透過部10の窓5の領域(スキャナ開口部11を除く)の対向面7側を露出させている。すなわち、先端部4は、切欠部23により、スキャナ開口部11を含む窓5(上流側窓部17、下流側窓部18)の領域には、支持部20を構成する不透明部材が設けられていない。これにより、上述したように、ユーザは、窓5を通して、紙面上の画像および透過部10に設けられた後述するマーカーを確認できる。
(透過部のマーカー)
透過部10に設けられたマーカーについて、以下に説明する。透過部10は、上流側窓部17に、突起13、読取範囲指示線14、読取範囲中央線15を備えるとともに、下流側窓部18に、読取開始位置マーカー16を備えている。
突起13(上流側マーカー)は、上流側窓部17に設けられた、スキャナ開口部11の内側に向かって突き出た突起である。突起13は、スキャナ開口部11の端部のうち、スキャナ操作による移動方向の上流側に位置する、スキャナ開口部11の端部の中央に配置される。換言すれば、突起13は、上流側窓部17の透明部材が備える、スキャナ開口部11の読み取り方向に対する上流側の端部の位置を示す上流側マーカーである。突起13は、イメージスキャナ22の撮像範囲の中心に合わせて設けられるのが好適であるが、他の位置に設けてもよい。また、突出した形状が好ましいが、スキャナ開口部11の上流端を示すものであれば、突出した形状でなくてもよい。
読取範囲指示線14(上流側境界マーカー)は、上流側窓部17に設けられた、イメージスキャナ22による読み取り可能範囲の境界線を示す2本の直線である。ペン型電子辞書100は、2本の読取範囲指示線14で挟まれた範囲内の文字を読み取り、認識することができる。読取範囲指示線14は、ユーザが窓5を覗き込んだときに見えるように構成されている。なお、読取範囲指示線14は先端面6ではなく、先端面6に対向する対向面7側の透過部10に印刷されることが好適である。なお、本実施形態では、読取範囲指示線14は、透過部10の先端からスキャナ開口部11の端部近辺まで引いた2本の互いに平行な実線であるが、他の形状であっても良い。透過部10の先端とは、ペン型電子辞書100全体の先端であり、透過部10の先端の周縁を示す。
読取範囲中央線15は、上流側窓部17に設けられた、イメージスキャナ22による読み取り可能範囲の中央を示す直線である。すなわち、読取範囲中央線15は、2本の読取範囲指示線14のそれぞれと互いに平行であり、かつ2本の読取範囲指示線14の中央に配置される。読取範囲中央線15は、ユーザが窓5を覗き込んだときに見えるように構成されている。読取範囲中央線15は先端面6ではなく、先端面6に対向する対向面7側の透過部10に印刷されることが好適である。また、読取範囲中央線15は、ユーザが読み取りを所望する文字の確認が容易となるように、実線よりも点線の方が好適である。なお、本実施形態では、読取範囲中央線15は、透過部10の先端から突起13まで引いた直線であるが、他の形状であってもよい。
読取開始位置マーカー16(下流側マーカー)は、下流側窓部18に設けられた、スキャナ開口部11の下流側の端部の位置を示すマーカーである。また、読取開始位置マーカー16は、イメージスキャナ22の読み取り可能範囲の中央を示すものであってもよい。なお、読取開始位置マーカー16が先端面6に印刷されている場合、先端面6が紙面と接触および摩擦することにより、当該読取開始位置マーカー16が消えてしまう可能性がある。そのため、読取開始位置マーカー16は、先端面6ではなく、先端面6に対向する対向面7側の透過部10に印刷されることが好適である。また、ペン型電子辞書100を使用する際、先端面6よりも対向面7の方がよりユーザの目に近い位置にあるため、読取開始位置マーカー16が対向面7側に印刷されている方が、ユーザが当該読取開始位置マーカー16を視認しやすいというメリットがある。また、本実施形態では、読取開始位置マーカー16は三角のマークにて示されるが、他の形状であってもよい。
読取開始位置マーカー16および突起13を共にイメージスキャナ22の読み取り可能範囲の中央に配設した場合、読取開始位置マーカー16は、突起13とスキャナ開口部11を挟んで、対向して配置されることになる。そのため、窓5を見たユーザは、突起13に基づいて、読取開始位置マーカー16に気づき、読取開始位置マーカー16が示すスキャナ開口部11の下流側の端部中央を推測することができる。このことは、後述するように、ペン型電子辞書100を使用する際、ユーザが真上から窓5を覗き込んだ場合、下流側窓部18は支持部20に遮られて確認できない位置にあるが、覗き込むように視線の角度を変えると、確認できる位置にあるため、スキャナ開口部11の下流側の端部へユーザの視線を誘導できて有利である。
以上をまとめると、上流側窓部17は、ペン型電子辞書100を用いたスキャン操作によりイメージスキャナ22が移動する方向に沿って、スキャナ開口部11の上流側に、読み取り対象の画像を視認可能となるように設けられた領域である。ユーザは、上流側窓部17を覗き込んだ場合に、突起13、読取範囲指示線14、読取範囲中央線15、および当該上流側窓部17を透過した紙面上の画像を視認できる。
また、下流側窓部18は、ペン型電子辞書100を用いたスキャン操作によりイメージスキャナ22が移動する方向に沿って、スキャナ開口部11の下流側に、読み取り対象の画像を視認可能となるように設けられた領域である。ユーザは、下流側窓部18を覗き込んだ場合に、読取開始位置マーカー16および当該下流側窓部18を透過した紙面上の画像を視認できる。
(読み取り開始位置の確認方法)
ペン型電子辞書100が文字の読み取りを開始する際、ユーザが紙面上の読み取りを所望する文字列の先頭文字の始端、およびイメージスキャナ22の読み取り開始位置を確認する方法について、図4を用いて説明する。なお、文字列の末尾文字の終端についても同様である。図4は、本実施形態に係るペン型電子辞書100を用いた、読み取り開始位置の確認方法を示す概要図である。
図4の(a)は、ペン型電子辞書100について、先端面6を紙面に当てた状態を横から見た図である。図示の例において、支持部20内部に描かれた、紙面に対して垂直である2本の点線は、窓5を真上から覗き込んだ場合に見える範囲を示す。また、図中の長鎖線は、図3の(b)における切欠部23に相当する。すなわち、上流側窓部17および下流側窓部18の領域には、支持部20を構成する不透明部材が設けられていない。ゆえに、ユーザが図のような角度で窓5を覗き込むと、切欠部23によって切り欠かれた支持部20の領域を通して、透過部10の下流側窓部18および読取開始位置マーカー16を確認することができる。
ここで、イメージスキャナ22による読み取り可能範囲は、スキャナ開口部11に含まれる。すなわち、読み取り可能範囲は、読取開始位置マーカー16よりも上流に存在する。しかし、ユーザは、読取開始位置マーカー16によって、その少し上流側に読み取り開始位置があると把握することができる。したがって、ユーザは、読み取りを所望する紙面上の文字列について、当該文字列の先頭文字の始端を、イメージスキャナ22の読み取り開始位置に揃えることができる。すなわち、図4の(b)のように、読み取りを所望する文字列の先頭文字の始端を、読取開始位置マーカー16よりも少し下流に設定することにより、イメージスキャナ22によって先頭文字を正しく読み取ることができる。
図4の(b)を参照しながら、具体的に説明する。例えば、紙面上に「A knowledge is ……」という英文が存在し、ユーザが「knowledge」という単語を読み取りたい場合を考える。このときユーザは、イメージスキャナ22の読み取り開始領域について、その読み取り開始位置が「knowledge」の「k」の手前となるように、当該ペン型電子辞書100を配置しなければならない。
図4の(b)は、ペン型電子辞書100について、先端面6を紙面に当て、かつ先端部4の先端が読み取り方向の上流側になるよう配置したときに、ユーザが下流側窓部18を覗き込むように視線の角度を変えた場合に視認できる内容を示す。すなわち、対向面7側から見た状態を示す。図示の例によれば、窓5の中には、上流側窓部17、スキャナ開口部11、および下流側窓部18が含まれる。それゆえ、ユーザは、先端部4が備えるスキャナ開口部11、上流側窓部17、および下流側窓部18を用いて読み取り対象の画像を視認することができる。
この例では、下流側窓部18が備えている読取開始位置マーカー16が「knowledge」の「k」の手前を示している。この状態は、読取開始位置マーカー16が読み取り方向に対して、読み取りを所望する紙面上の文字列の先頭文字の始端が下流となった状態であり、ユーザがこの位置から読み取ることで、文字列を始端から適切にスキャンできる。
また、ユーザは、上流側窓部17が備えている読取範囲指示線14および読取範囲中央線15に基づいて、読み取りを所望する紙面上の文字列が、上下方向については読取範囲指示線14が示す範囲内、かつ読取範囲中央線15に文字の中央が重なるように、当該文字の位置を合わせることができる。すなわち、ユーザは、文字列をなぞるようにペン型電子辞書100を移動したときに、当該文字列全体がイメージスキャナ22の読み取り可能範囲内に収まるように当該ペン型電子辞書100を配置できる。
本実施形態に係るペン型電子辞書100は、紙面に対する垂直方向から読み取り方向に傾けた状態で、紙面上の文字列を含む画像を読み取ることができる。ユーザは、先端部4に設けられた窓5を覗き込むことにより、読み取りを所望する文字列について、読取範囲指示線14および読取範囲中央線15に基づいて読み取り方向に対する位置決めをすることができる。さらに、ユーザは、支持部20に設けられた切欠部23を通して、透過部10に設けられた読取開始位置マーカー16を確認し、イメージスキャナ22の読取開始位置を把握することができる。これにより、ユーザは、読み取りを所望する文字列の開始文字の始端を、イメージスキャナ22の読み取り開始位置に揃えることができる。したがって、ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図2を用いて以下に説明する。本実施形態に係るペン型電子辞書100は、基本的な構成は前記実施形態1と同一であるが、読取開始位置マーカー16の構成が一部異なる。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(ペン型電子辞書の構成)
上記実施形態1において、読取開始位置マーカー16は三角のマークであったが、ユーザが当該読取開始位置マーカー16を確認し、イメージスキャナ22の読み取り開始位置を把握することが可能なものであれば、どのようなものであってもよい。例えば、読取開始位置マーカー16は、上流側窓部17が備えている読取範囲中央線15と同様の点線であってもよい。これにより、ユーザは、読み取りを所望する文字列について、その中央が点線の読取範囲中央線15および読取開始位置マーカー16に重畳するように配置することができる。したがって、ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認し、中央をイメージスキャナ22の読み取り可能範囲の中央に合わせることができる。
上記実施形態1において、読取範囲指示線14、読取範囲中央線15、および読取開始位置マーカー16は、透過部10の先端面6に対向する平板状の面(対向面7)に印刷されたものであった。しかし、読取範囲指示線14、読取範囲中央線15、および読取開始位置マーカー16は、例えば透過部10の先端面6対向する対向面7に、溝または突起として形成されたものであってもよい。読取範囲指示線14、読取範囲中央線15、および読取開始位置マーカー16が溝である場合は、先端面6および対向面7のいずれに形成されたものであってもよい。読取範囲指示線14、読取範囲中央線15、および読取開始位置マーカー16が突起である場合は、先端面6を面一に維持する方がペン型電子辞書100によるなぞりに好適であるため、これらは対向面7に形成されていることが好ましい。また、下流側窓部18の透明部材は、イメージスキャナ22の撮像範囲の境界を示す下流側境界マーカーとして、読取範囲指示線14を備える構成であってもよい。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図5を用いて以下に説明する。本実施形態に係るペン型電子辞書100は、基本的な構成は前記実施形態1と同一であるが、透過部の構成が一部異なる。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(透過部の構成)
実施形態1では、読み取り対象の画像からイメージスキャナ22への光を通過させるために、透過部10にはスキャナ開口部11が設けられていた。すなわち、スキャナ開口部11の位置には、不透明部材も透明部材も設けられていなかった。これに対して、本実施形態では、透過部10bにはスキャナ透過部11bが設けられている。スキャナ透過部11bは、透明部材よりなり、その位置には上流側窓部17および下流側窓部18と同様に不透明部材が設けられていない。これにより、読み取り対象の画像からの光が透過部10を透過してイメージスキャナ22へ到達できるようになっている。
以下、詳細に説明する。本実施形態に係るペン型電子辞書100は、スキャナ透過部11bは、イメージスキャナ22と適合する点はスキャナ開口部11と同じであるが、開口はされておらず、上流側窓部17および下流側窓部18と同様に、透明部材が設けられている点が異なる。透過部10bは、スキャナ透過部11bを含めて全体を一体成型することが好ましい。これにより、スキャナ透過部11b周辺の領域における割れおよび欠けを防止することができる。
上述のように、ペン型電子辞書100は、使用の際、スキャナ透過部11bを含む透過部10bの先端面6が紙面に当てられ、さらに読み取り対象上を移動する。このとき、紙面との接触および摩擦によって、スキャナ透過部11bに位置する透明部材には傷がつくおそれがある。そして、スキャナ透過部11bに位置する透明部材に傷がつくと、イメージスキャナ22がその傷を読み取ってしまうため、イメージスキャナ22による読み取り精度の低下を招く。さらに、ユーザがスキャナ透過部11bを通して読み取り対象を確認する際、スキャナ透過部11bに位置する透明部材の傷により、読み取り対象の視認が困難となる。そのため、スキャナ透過部11bに位置する透明部材は、強化ガラス等の傷のつきにくい材料で構成されていることが好適である。このとき、透過部10の、スキャナ透過部11b以外の領域は、スキャナ透過部11bに位置する透明部材と同じ材料で構成されてもよいし、別の透明部材で構成されてもよい。
本実施形態のように、スキャナ透過部11bが設けられる場合、実施形態1の突起13に代えて、例えば、上流側窓部17の端部に読取開始位置マーカー16と対向するように、上流側中央マーカー13bを設けてもよい。
〔変形例〕
上記各実施形態において、ペン型電子辞書100が読み取る画像は文字列でなくてもよい。例えば、ペン型電子辞書100は、バーコード、QRコード(登録商標)、およびその他の画像であってもよい。このとき、始端および終端が存在する画像の読み取りに好適である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、スキャナ(イメージスキャナ22)を手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施することにより、読み取り対象の画像を取得するための走査が実行される画像読取機であって、上記読み取り対象の画像に当てられる先端部(4)に、上記読み取り対象の画像から上記スキャナへの光が通過するスキャナ窓部(スキャナ開口部11、スキャナ透過部11b)と、上記スキャン操作により上記スキャナが移動する方向に沿って、上記スキャナ窓部の上流側に、上記読み取り対象の画像を視認可能な上流側窓部(17)と、上記方向に沿って、上記スキャナ窓部の下流側に、上記読み取り対象の画像を視認可能な下流側窓部(18)と、を備える構成である。
上記の構成によれば、画像読取機は、スキャナ窓部、上流側窓部、および下流側窓部を備える先端部を読み取り対象の画像に当ててなぞるスキャン走査によって、読み取り対象の画像を取得するための走査を実行する。ユーザは、走査を実行するにあたって、先端部が備えるスキャナ窓部、上流側窓部とともに、特に、下流側窓部を用いて読み取り対象の画像を視認することができる。ゆえに、読み取り対象の画像を取得するための走査の開始位置を、視認した内容に基づいて設定することができる。これにより、ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端をユーザが確認することができる画像読取機を提供することができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様1において、上記先端部(4)は、透明部材(透過部10、10b)と不透明部材(支持部20)が積層されてなり、上記上流側窓部(17)および上記下流側窓部(18)の領域には、上記不透明部材が設けられていない構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像読取機は、透明部材と不透明部材が積層された先端部を備えている。先端部の上流側窓部の領域とともに、特に、下流側窓部の領域には不透明部材が設けられていないため、ユーザは、上流側窓部および下流側窓部の下にある読み取り対象の画像を視認することができる。ゆえに、読み取り対象の画像を取得するための走査の開始位置を、視認した内容に基づいて設定することができる。
本発明の態様3に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様2において、上記下流側窓部(18)の上記透明部材(透過部10、10b)に、上記スキャナ窓部(スキャナ開口部11、スキャナ透過部11b)の上記下流側の端部の位置を示す下流側マーカー(読取開始位置マーカー16)を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、下流側マーカーは、下流側窓部において、スキャナ窓部の下流側の端部の位置を示す。ユーザは、下流側マーカーを確認することにより、スキャナ窓部の下流側の端部の位置を把握することができる。これにより、ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端を下流側マーカーに基づいて設定することができる。
本発明の態様4に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様3において、上記下流側マーカー(読取開始位置マーカー16)は、上記スキャナ(イメージスキャナ22)の撮像範囲の中心を示す構成としてもよい。
上記の構成によれば、下流側マーカーは、下流側窓部において、スキャナの撮像範囲の中心を示す。ユーザは、下流側マーカーに基づいて、スキャナの撮像範囲を把握することができる。これにより、ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端を下流側マーカーに基づいて設定することができる。
本発明の態様5に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様2から4の何れかにおいて、上記下流側窓部(18)の上記透明部材(透過部10、10b)に、上記スキャナ(イメージスキャナ22)の撮像範囲の境界を示す下流側境界マーカー(読取範囲指示線14)を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、下流側境界マーカーは、下流側窓部において、スキャナの撮像範囲の境界を示す。ユーザは、下流側窓部の透明部材に、スキャナの撮像範囲の境界を示す下流側境界マーカーを確認することができる。ユーザは、下流側境界マーカーに基づいて、読み取りを所望する画像のうち、スキャナの撮像範囲より下流にある画像について、当該撮像範囲内に収まるように画像読取機を配置することができる。
本発明の態様6に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様2から5の何れかにおいて、上記上流側窓部(17)の上記透明部材(透過部10、10b)に、上記スキャナ窓部(スキャナ開口部11、スキャナ透過部11b)の上記上流側の端部の位置を示す上流側マーカー(突起13、上流側中央マーカー13b)を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、上流側マーカーは、上流側窓部において、スキャナ窓部の上流側の端部の位置を示す。ユーザは、上流側マーカーに基づいて、スキャナ窓部の上流側の端部の位置を確認することができる。
本発明の態様7に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様6において、上記上流側マーカー(突起13、上流側中央マーカー13b)は、上記スキャナ(イメージスキャナ22)の撮像範囲の中心を示す構成としてもよい。
上記の構成によれば、上流側マーカーは、上流側窓部において、スキャナの撮像範囲の中心を示す。ユーザは、上流側マーカーに基づいて、スキャナの撮像範囲の中心を確認することができる。これにより、ユーザが読み取りを所望する画像の始端および終端を上流側マーカーに基づいて設定することができる。
特に、スキャナ開口部の上流側の端部および下流側の端部に、スキャナの撮像範囲の中心を示す上流側マーカーおよび下流側マーカーを配置すれば、ユーザは、上流側マーカーに基づいて下流側マーカーを確認することができる。したがって、ユーザは、上流側マーカーに基づいて下流側マーカーを確認することができ、上流側マーカーに基づいてスキャナの撮像範囲の中心を確認することができる。
本発明の態様8に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様2から7の何れかにおいて、上記上流側窓部(17)の上記透明部材(透過部10、10b)に、上記スキャナ(イメージスキャナ22)の撮像範囲の境界を示す上流側境界マーカー(読取範囲指示線14)を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、上流側境界マーカーは、上流側窓部において、スキャナの撮像範囲の境界を示す。ユーザは、上流側境界マーカーに基づいて、スキャナの撮像範囲の境界を確認することができる。これにより、ユーザは、読み取り対象がスキャナの撮像範囲内に収まるように、当該読み取り対象の位置を調整することができる。
本発明の態様9に係る画像読取機(ペン型電子辞書100)は、上記態様2から7の何れかにおいて、上記上流側窓部(17)の上記透明部材(透過部10、10b)に、上記スキャナ(イメージスキャナ22)の撮像範囲の中心を示す線(読取範囲中央線15)、および、上記スキャナの撮像範囲の境界を示す線(読取範囲指示線14)を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像読取機は、上流側窓部の透明部材に、スキャナの撮像範囲の中心を示す線、および、スキャナの撮像範囲の境界を示す線を備えている。ユーザは、スキャナの撮像範囲の中心を示す線、および、スキャナの撮像範囲の境界を示す線に基づいて、読み取り対象の位置を調整することができる。これにより、ユーザは、読み取り対象がスキャナの撮像範囲内に収まるように、当該読み取り対象の位置を調整することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
100 ペン型電子辞書(画像読取機)
1 筐体
2 操作部
3 表示部
4 先端部
5 窓
10 透過部(透明部材)
10b 透過部(透明部材)
11 スキャナ開口部(スキャナ窓部)
11b スキャナ透過部(スキャナ窓部)
12 位置検出用開口部
13 突起(上流側マーカー)
13b 上流側中央マーカー(上流側マーカー)
14 読取範囲指示線(上流側境界マーカー)
15 読取範囲中央線(撮像範囲の中心を示す線)
16 読取開始位置マーカー(下流側マーカー)
17 上流側窓部
18 下流側窓部
20 支持部(不透明部材)
21 位置検出センサ
22 イメージスキャナ(スキャナ)
23 切欠部

Claims (9)

  1. スキャナを手動で読み取り対象に当ててなぞるスキャン操作をユーザが実施することにより、読み取り対象の画像を取得するための走査が実行される画像読取機であって、
    筐体と、
    上記読み取り対象の画像に当てられる先端部に、
    上記読み取り対象の画像から上記スキャナへの光が通過するスキャナ窓部と、
    上記スキャン操作により上記スキャナが移動する方向に沿って、上記スキャナ窓部の上流側に、上記読み取り対象の画像を視認可能な上流側窓部と、
    上記方向に沿って、上記スキャナ窓部の下流側に、上記読み取り対象の画像を視認可能な下流側窓部と、を備え
    さらに上記下流側窓部に読取開始位置マーカーが設けられており、
    上記スキャナ窓部、上記上流側窓部、上記下流側窓部、および上記読取開始位置マーカーは、上記画像読取機の上記筐体に対して同じ方向から同時に視認可能であることを特徴とする画像読取機。
  2. 上記先端部は、透明部材と不透明部材が積層されてなり、
    上記上流側窓部および上記下流側窓部の領域には、上記不透明部材が設けられていないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取機。
  3. 上記読取開始位置マーカーは、上記下流側窓部の上記透明部材に設けられ、上記スキャナ窓部の上記下流側の端部の位置を示す
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取機。
  4. 上記読取開始位置マーカーは、上記スキャナの撮像範囲の中心を示す
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取機。
  5. 上記下流側窓部の上記透明部材に、上記スキャナの撮像範囲の境界を示す下流側境界マーカーを備える
    ことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の画像読取機。
  6. 上記上流側窓部の上記透明部材に、上記スキャナ窓部の上記上流側の端部の位置を示す上流側マーカーを備える
    ことを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載の画像読取機。
  7. 上記上流側マーカーは、上記スキャナの撮像範囲の中心を示す
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像読取機。
  8. 上記上流側窓部の上記透明部材に、上記スキャナの撮像範囲の境界を示す上流側境界マーカーを備える
    ことを特徴とする請求項2から7の何れか1項に記載の画像読取機。
  9. 上記上流側窓部の上記透明部材に、上記スキャナの撮像範囲の中心を示す線、および、上記スキャナの撮像範囲の境界を示す線を備える
    ことを特徴とする請求項2から7の何れか1項に記載の画像読取機。
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