JPH05173709A

JPH05173709A - イメージセンサ付表示入力一体型装置

Info

Publication number: JPH05173709A
Application number: JP34342291A
Authority: JP
Inventors: Mitsugi Kobayashi; 貢小林; Takatoshi Yoshikawa; 隆敏吉川; Hideto Yamamoto; 英人山本
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1991-12-25
Filing date: 1991-12-25
Publication date: 1993-07-13

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明のイメージセンサ付表示入力一体型装
置は、座標入力装置と平面型の表示装置を一体にした表
示入力一体型装置と、透過型の平面型イメージセンサを
重ね合わせた一体構造とすることによって、小型で座標
入力、表示、イメージ入力が可能な、コンピュータの入
出力装置を実現するものである。【構成】タブレット２と液晶ディスプレイ４を備えた
表示入力一体型装置と、透過型のエリアセンサ３を一体
に組み込んでいるので、イメージベースでコンピュータ
を使用する時に、別途イメージ入力装置を用いる事な
く、イメージ情報を表示装置に写しとり、その情報を基
にしてコンピュータを使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの入出力
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及の
中で、キーボード、ディスプレイに変わる入出力装置と
して、ペン型のインターフェースを備えた表示入力一体
型装置の重要度が高まっている。また、液晶デバイスの
発展に伴い、高解像度化が進み、文字をベースにしたコ
ンピュータから、イメージ情報をベースにしたコンピュ
ータへの変化が進んできている。

【０００３】従来、この種の表示入力一体型装置には、
イメージ情報の入出力機構は設けられていないため、紙
などの情報を入力するには、別途イメージ入力装置が必
要であった。また、イメージ入力装置に表示装置を設
け、読み取った内容をそのイメージ入力装置にリアルタ
イムに表示することにより、位置合わせや読み取った状
況の確認を容易に行えるようにしたものも特開平０１−
８５０６７号公報に同出願人が出願している。

【０００４】しかしながら、同イメージ入力装置は据え
置き型のコンピュータに用いる時には非常に便利である
が、携帯用のコンピュータではイメージ入力装置をコン
ピュータとは別に携帯することは不便である。また、単
にイメージ入力装置をコンピュータ本体と一体としても
使いにくいし、本体自体が大きくなるという問題もあ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明のイメージセン
サ付表示入力一体型装置は、上述の実情を考慮してなさ
れたものであって、座標入力装置と平面型の表示装置を
一体にした表示入力一体型装置と、透過型の平面型イメ
ージセンサを重ね合わせた一体構造とすることによっ
て、小型で座標入力、表示、イメージ入力が可能な、コ
ンピュータの入出力装置を実現するものである。

【０００６】更に、本発明装置は、上記座標入力装置及
びイメージセンサから入力されたデータを処理し、その
データに基づいた表示を行うデータ処理手段が一体とな
ったコンピュータを実現するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のイメージセンサ
付表示入力一体型装置は、座標入力手段と表示手段を備
えた表示入力一体型装置と、透過型のイメージ入力手段
を一体に組み込んでいる。

【０００８】

【作用】本発明のイメージセンサ付表示入力一体型装置
においては、座標入力手段と表示手段を備えた表示入力
一体型装置と、透過型のイメージ入力手段を一体に組み
込んでいるので、イメージベースでコンピュータを使用
する時に、別途イメージ入力装置を用いる事なく、イメ
ージ情報を表示装置に写しとり、その情報を基にしてコ
ンピュータを使用することができる。

【０００９】

【実施例】図１は本発明のイメージセンサ付表示入力一
体型装置の一実施例の構成を示すブロック図である。同
図において、２は座標入力タブレットであり、入力用の
ペン１で文字列を筆記入力すると、一定時間間隔でペン
の座標（ｘ，ｙ）を検出し、ペンの筆跡を示す時系列の
座標データ（以下、筆跡座標データ）及び筆記されたス
トローク間でペンがタブレット２から離れている時間
（以下、ペンアップ時間）を座標入力処理部６に電気信
号として送出する。

【００１０】３はエリアセンサ（イメージ入力装置）で
あり、バックライト５の光を光源として本装置上に置か
れた紙に照射し、その反射光を内部の光電変換材料で光
電変換し、センサイメージ処理部７に送出する。４は液
晶ディスプレイであり、表示用メモリ部１０に蓄えられ
たイメージ情報は、表示制御部８によってこのディスプ
レイに表示される。

【００１１】また、液晶ディスプレイ４と座標入力タブ
レット２の解像度は１対１になっており、同タブレット
２にペン１で書かれたイメージは、鉛筆で紙に書くよう
にそのまま同ディスプレイ２に表示される。更に、液晶
ディスプレイ４及び座標入力タブレットとエリアセンサ
３の解像度も１対１になっているので簡単にイメージ情
報を入力できる。

【００１２】５はバックライトであり、液晶の表示光源
及びイメージ入力時の原稿への光源の作用をする。６は
座標入力処理部であり、座標入力タブレット２から入力
された信号を座標データに変換する。７はセンサイメー
ジ処理部であり、エリアセンサ３から入力された信号を
Ａ／Ｄ変換し、デジタルデータに変換する。

【００１３】８は表示制御部であり、液晶ディスプレイ
４及びバックライト５の制御を行う。１０は表示用メモ
リ部であり、１１はシステムバスである。９は上記６、
７、８、１０、１１間のデータの制御等の各種制御を行
う。この例においては、座標入力処理部６と、センサイ
メージ処理部７と、表示制御部８と、ＣＰＵ部９と、表
示用メモリ部１０、及びシステムバス１１が装置内に含
まれており、単体でペン入力型のコンピュータを形成し
ている。しかし、これらを外部装置とし、単に座標入力
タブレット２、エリアセンサ３、液晶ディスプレイ４、
バックライト５で構成されるデータ入出力装置としても
良い。

【００１４】図２は本発明のイメージセンサ付表示入力
一体型装置の一実施例におけるエリアセンサ３の受光素
子の構造を示す図である。同図において、２１はガラス
基板（透明絶縁基板）である。２２は透明電極であり、
ガラス基板２１上に２次元平面状に形成されたものであ
ってＳ_nＯ₂、ＩＴＯ等からなる。

【００１５】２３は光電変換部であり、透明電極２２上
にドット状に形成されたものでありａ−Ｓ_i等からな
る。２４は非透明の金属電極であり、光電変換部２３上
に形成されている。図３は本発明のイメージセンサ付表
示入力一体型装置の一実施例の外観図である。

【００１６】同図において、画面３２は図４に示すよう
に、液晶ディスプレイ等の平面型表示装置の表示画面
と、同解像度の透過型エリアセンサのイメージ入力画面
と、透明の座標入力タブレットの座標入力画面を順に重
ね合わせた画面である。また、３はイメージ入力開始ス
イッチである。本装置においては、バックライト５の上
に液晶ディスプレイ４を設け、その上にエリアセンサ
３、更に座標入力タブレット２を設けているが、一般に
知られている電磁誘導型の座標入力装置を用いる場合等
では、バックライト５の下に座標入力装置を設け、座標
入力装置、バックライト５、液晶ディスプレイ４、エリ
アセンサ３の順で構成される場合もあり、この積層例が
本発明を限定するものではない。

【００１７】次に、上述した各図を用いて本発明のイメ
ージセンサ付表示入力一体型装置の一実施例の動作を説
明する。本装置は従来、紙と鉛筆を用いて行っていた処
理を、コンピュータで代用することを目指した装置であ
る。鉛筆に変わる座標入力用のペンを用いて、座標入力
部に鉛筆と同じように書き込む事によって、イメージデ
ータを入力することができる。

【００１８】本装置においてはペンの筆跡データを電気
信号として、座標入力処理部６に送出され座標データに
変換される。次にその変換された座標データは、表示用
メモリ部１０に送られ、イメージ情報として蓄えられ
る。しかる後、そのイメージ情報は表示制御部８によっ
て液晶ディスプレイ４に表示される。さて、実際に紙と
鉛筆を使って作業する事を考えてみると、上述したよう
に白紙に鉛筆で書くことは重要であるが、既に印刷やコ
ピ−等で情報が記録された紙に線を引いたり、メモ書き
を行ったりする事も多い。従来の座標入力一体型装置を
利用してこれと同じ事を行おうとした場合、別装置であ
るイメージ入力装置で紙の情報をコンピュータデータと
してのイメージデータに変換してから、座標入力一体型
装置に表示することも必要である。また、そのときに
は、表示装置のデータフォーマットに合った入力ができ
る装置が必要であり、且つ大量のイメージデータを表示
装置に送る機構も必要となる。

【００１９】しかし、本装置を使用した場合、表示装置
の上に解像度１対１のエリアセンサを構成しているた
め、入力と出力が一体となっており、簡単にイメージを
入力することができる。以下に本装置を用いて、イメー
ジ入力を入力する場合の動作を示す。まず、本装置の画
面３２の上に入力したいイメージ情報を備えた紙を置
く。次に、イメージ入力開始スイッチ３１を入れる。即
ち、液晶ディスプレイ４を全てＯＮ状態にし、バックラ
イト５の光を紙まで素通し状態にする。エリアセンサの
光電変換部２３には、バックライト５からの光は、金属
電極により遮られるため、イメージ情報から反射した光
だけが入力される。この光を光電変換し、センサイメー
ジ処理部７に送る。このセンサイメージ処理部７では、
この信号をＡ／Ｄ変換し、デジタルデータに変換する。
エリアセンサで読み取った光はこの様にイメージデータ
に変換され、表示用メモリ部１０に送られ、イメージ情
報として蓄えられる。更に、この蓄えられたイメージ情
報は、表示制御部８によって液晶ディスプレイ４に表示
される。

【００２０】液晶ディスプレイ４とエリアセンサ３の解
像度は１対１になっており、紙に書かれたイメージ情報
は、そのまま液晶ディスプレイに表示される。実際に
は、エリアセンサ３に読み取られた情報は、裏表が逆に
なっており、イメージメモリ上でデータを裏表反転させ
ることにより、イメージ情報をそのまま本装置に取り込
み、紙と同じイメージで表示できる。本装置では、この
ようにして取り込んだイメージ情報を座標入力用のタブ
レットにより、紙に鉛筆で書き込むように使用すること
ができる。

【００２１】

【発明の効果】本発明のイメージセンサ付表示入力一体
型装置は、座標入力装置と平面型の表示装置を一体にし
た表示入力一体型装置に平面型のイメージセンサを組み
込んだので、イメージ情報の入力時に別途イメージリー
ダを用いる必要がなく、本装置だけでイメージ情報をコ
ンピュータ操作できるようになる。

【００２２】また、座標入力装置の座標入力面と、表示
装置の表示面、及びイメージセンサのイメージ入力画面
を一体構造としたので装置自体の小型化が可能であり、
イメージを容易に取り扱える携帯用のコンピュータを実
現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のイメージセンサ付表示入力一体型装置
の一実施例の構成を示すブロック図。

【図２】本発明のイメージセンサ付表示入力一体型装置
の一実施例におけるエリアセンサ３の受光素子の構造を
示す図。

【図３】本発明のイメージセンサ付表示入力一体型装置
の一実施例の外観図。

【図４】本発明のイメージセンサ付表示入力一体型装置
の一実施例の構成を示すブロック図。

【符号の説明】

１座標入力用のペン２座標入力タブレット３エリアセンサ４液晶ディスプレイ５バックライト６座標入力処理部７センサイメージ処理部８表示制御部９ＣＰＵ部１０表示用メモリ部１１システムバス

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】座標入力手段と表示手段を備えた表示入
力一体型装置と、透過型のイメージ入力手段を一体に組
み込んだことを特徴とするイメージセンサ付表示入力一
体型装置。
【請求項２】請求項１記載のイメージセンサ付表示入
力一体型装置に、上記座標入力手段から入力した座標デ
ータ及び上記イメージセンサから取り込んだイメージデ
ータを処理するデータ処理手段を設けたことを特徴とす
るイメージセンサ付表示入力一体型装置。
【請求項３】請求項１及び請求項２記載の表示入力一
体型装置の座標入力手段の入力面、表示手段の表示面、
及びイメージ入力手段のイメージ入力面は重ね合わされ
た構造で、同一面で該座標入力、表示、イメージ入力を
することを特徴としたイメージセンサ付表示入力一体型
装置。