JPH0973365A - ペン型マウス - Google Patents
ペン型マウスInfo
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- JPH0973365A JPH0973365A JP7226182A JP22618295A JPH0973365A JP H0973365 A JPH0973365 A JP H0973365A JP 7226182 A JP7226182 A JP 7226182A JP 22618295 A JP22618295 A JP 22618295A JP H0973365 A JPH0973365 A JP H0973365A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ペン保持部を各個人の最適なペン
角度に調整でき、操作性のよい、かつ、確実な動作がで
きるペン型マウスを提供することを目的とする。 【構成】 全体を入力部2とペン保持部3に分けるとと
もに両者を軸部11bで枢結し、ペン保持部3の内部に
はスイッチ12を設けるとともにスライドしてスイッチ
12を作動させるスライド体14を設け、入力部2は
X、Y座標を読み取るための球体5と、センサーユニッ
ト部6と、センサーユニット部6を収めて上下動するセ
ンサー部筐体7をもち、センサー部筐体7によりスライ
ド体14をスライドさせてスイッチ12を動作させるよ
うにしたペン型マウス1の構成とする。
角度に調整でき、操作性のよい、かつ、確実な動作がで
きるペン型マウスを提供することを目的とする。 【構成】 全体を入力部2とペン保持部3に分けるとと
もに両者を軸部11bで枢結し、ペン保持部3の内部に
はスイッチ12を設けるとともにスライドしてスイッチ
12を作動させるスライド体14を設け、入力部2は
X、Y座標を読み取るための球体5と、センサーユニッ
ト部6と、センサーユニット部6を収めて上下動するセ
ンサー部筐体7をもち、センサー部筐体7によりスライ
ド体14をスライドさせてスイッチ12を動作させるよ
うにしたペン型マウス1の構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピューター機器等の
入力装置の一つとして使用されるペン型マウスに関する
ものである。
入力装置の一つとして使用されるペン型マウスに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピューター機器等の入力装置
としてマウスが用いられており、その中の一つにペン型
マウスがある。
としてマウスが用いられており、その中の一つにペン型
マウスがある。
【0003】以下、その構成について、図を参照しなが
ら説明する。図12は従来のペン型マウスの外観斜視図
である。図12に示すようにペン型マウス1は、ペン保
持部3と、ペン保持部3の先端部に位置する入力部2よ
りなり、入力部2は回転運動によりX、Y座標データ
(方向、移動量)を読み取るための球体5を備えてい
る。また、ペン保持部3には、メニューの選択時等にイ
ンデイケートスイッチ(図示せず)をONするためのボ
タン16を設けている。
ら説明する。図12は従来のペン型マウスの外観斜視図
である。図12に示すようにペン型マウス1は、ペン保
持部3と、ペン保持部3の先端部に位置する入力部2よ
りなり、入力部2は回転運動によりX、Y座標データ
(方向、移動量)を読み取るための球体5を備えてい
る。また、ペン保持部3には、メニューの選択時等にイ
ンデイケートスイッチ(図示せず)をONするためのボ
タン16を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、球体5をもつ入力部2がペン保持部3の先端下
部に一体に固定されており、ペン保持部3を握る角度に
は個人差があるにもかかわらず、ペン保持部3を握る角
度を調整することはできず、人によっては操作しずらい
等の問題点を有していた。また、メニューの選択時等に
ボタン16を押してスイッチをONしなければならない
が、ボタン16を指で押す際に反動により球体5が動い
てしまい、意図した位置から画面上のカーソルがずれて
しまうなどの問題点を有していた。
成では、球体5をもつ入力部2がペン保持部3の先端下
部に一体に固定されており、ペン保持部3を握る角度に
は個人差があるにもかかわらず、ペン保持部3を握る角
度を調整することはできず、人によっては操作しずらい
等の問題点を有していた。また、メニューの選択時等に
ボタン16を押してスイッチをONしなければならない
が、ボタン16を指で押す際に反動により球体5が動い
てしまい、意図した位置から画面上のカーソルがずれて
しまうなどの問題点を有していた。
【0005】本発明は、上記従来例の問題を解決するた
めになされたもので、ペン保持部を握る角度を調整で
き、しかもインデイケートボタンを操作する等の煩らわ
しい操作をすることなく、容易に操作性の向上を図るこ
とができるペン型マウスを提供することを目的とする。
めになされたもので、ペン保持部を握る角度を調整で
き、しかもインデイケートボタンを操作する等の煩らわ
しい操作をすることなく、容易に操作性の向上を図るこ
とができるペン型マウスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、全体を入力部とペン保持部とから構成する
とともに両者を軸で枢結し、ペン保持部の内部にはスイ
ッチとスライドしてスイッチを作動させるスライド体と
を設け、入力部は回転方向と移動量を読み取るための球
体と、センサーユニット部と、センサーユニット部を収
めて上下動する入力部筐体とを有し、入力部筐体により
スライド体をスライドさせてスイッチを動作させるペン
型マウスの構成とする。
するために、全体を入力部とペン保持部とから構成する
とともに両者を軸で枢結し、ペン保持部の内部にはスイ
ッチとスライドしてスイッチを作動させるスライド体と
を設け、入力部は回転方向と移動量を読み取るための球
体と、センサーユニット部と、センサーユニット部を収
めて上下動する入力部筐体とを有し、入力部筐体により
スライド体をスライドさせてスイッチを動作させるペン
型マウスの構成とする。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、ペン保持部は軸
を中心に回転することができ、角度調整が可能となる。
また、ペン保持部の角度の変化に関係なく、球体を押圧
した力がスライド体をスライドさせることによりスイッ
チをONすることができ、操作性の向上を図ることがで
きる。
を中心に回転することができ、角度調整が可能となる。
また、ペン保持部の角度の変化に関係なく、球体を押圧
した力がスライド体をスライドさせることによりスイッ
チをONすることができ、操作性の向上を図ることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例のペン型マウスにつ
いて、図1〜図11を参照しながら説明する。なお、前
述の従来例と同じ構成部には同一符号を用いる。
いて、図1〜図11を参照しながら説明する。なお、前
述の従来例と同じ構成部には同一符号を用いる。
【0009】図1は本発明の一実施例のペン型マウスの
外観斜視図、図2は図1の回転機構部の断面図、図3は
図1のスライド体部の断面図、図4は図1の分解斜視図
である。図1〜図4に示すように、ペン型マウス1は入
力部2とペン保持部3に分かれている。
外観斜視図、図2は図1の回転機構部の断面図、図3は
図1のスライド体部の断面図、図4は図1の分解斜視図
である。図1〜図4に示すように、ペン型マウス1は入
力部2とペン保持部3に分かれている。
【0010】入力部2は、机上4を回転移動する球体5
と、球体5の回転運動からX、Y座標データ(方向、移
動量)を読み取るセンサーユニット部6、センサーユニ
ット6を保持するセンサー部筐体7と、センサー部筐体
7の周囲を保護し、センサー部筐体7を上下に移動自在
に保持する入力部筐体(上)8、入力部筐体(下)9か
らなっている。一方、ペン保持部3は、保持部筐体
(上)10、保持部筐体(下)11、および保持部筐体
(上)10、保持部筐体(下)11内に設けられ、セン
サーユニット部6からX、Y座標データとして出力され
た信号を入力後、処理して出力する電気回路(図示せ
ず)をもち、スイッチ12が半田付けされたプリント基
板13、およびスイッチ12の前方に配置されたスライ
ド体14により構成されている。そして保持部筐体
(下)11の先端部の両側には、図5、図6で示す外周
に凹凸部11aを有する軸部11bが備えられており、
また、保持部筐体(下)11の内側の両側面の壁面に
は、凸状のレール部11dがもうけられている。
と、球体5の回転運動からX、Y座標データ(方向、移
動量)を読み取るセンサーユニット部6、センサーユニ
ット6を保持するセンサー部筐体7と、センサー部筐体
7の周囲を保護し、センサー部筐体7を上下に移動自在
に保持する入力部筐体(上)8、入力部筐体(下)9か
らなっている。一方、ペン保持部3は、保持部筐体
(上)10、保持部筐体(下)11、および保持部筐体
(上)10、保持部筐体(下)11内に設けられ、セン
サーユニット部6からX、Y座標データとして出力され
た信号を入力後、処理して出力する電気回路(図示せ
ず)をもち、スイッチ12が半田付けされたプリント基
板13、およびスイッチ12の前方に配置されたスライ
ド体14により構成されている。そして保持部筐体
(下)11の先端部の両側には、図5、図6で示す外周
に凹凸部11aを有する軸部11bが備えられており、
また、保持部筐体(下)11の内側の両側面の壁面に
は、凸状のレール部11dがもうけられている。
【0011】図5は図1の回転機構部の軸部の断面図、
図6は図1の回転機構部の軸部の断面図である。入力部
筐体(上)8の上端部の両側面には、軸部11bと嵌合
する半円形の軸受け部8a、また、入力部筐体(下)9
の上端両側面にも保持部筐体(下)11の軸部11bと
嵌合する半円形の軸受け部9aを設け、入力部筐体
(上)8の軸受け部8aの内周表面上に図5、図6に示
すように凹凸部8bを、また、入力部筐体(下)9の軸
受け部9aの内周表面上にも凹凸部9bをもうける。
図6は図1の回転機構部の軸部の断面図である。入力部
筐体(上)8の上端部の両側面には、軸部11bと嵌合
する半円形の軸受け部8a、また、入力部筐体(下)9
の上端両側面にも保持部筐体(下)11の軸部11bと
嵌合する半円形の軸受け部9aを設け、入力部筐体
(上)8の軸受け部8aの内周表面上に図5、図6に示
すように凹凸部8bを、また、入力部筐体(下)9の軸
受け部9aの内周表面上にも凹凸部9bをもうける。
【0012】一方、スライド体14は全体として断面ほ
ぼコ字状に形成され、両側上下部に保持部筐体(上)1
0の底壁面10aの内側および保持部筐体(下)11の
底壁面11cの内側に接触する突部14aを設け、ま
た、保持部筐体(下)11の両内側に設けられたレール
部11dとはまりあう溝部14bを側面部14cに設け
る。さらに、スライド体14のプリント基板13に半田
付けされたスイッチ12との接触部には、可撓性をもつ
突片14dを設け、スライド体14のセンサー部筐体7
との接触部は、円形の凸部14eとしている。また、セ
ンサー部筐体7における上端の接触部は円形の凹部7a
としている。
ぼコ字状に形成され、両側上下部に保持部筐体(上)1
0の底壁面10aの内側および保持部筐体(下)11の
底壁面11cの内側に接触する突部14aを設け、ま
た、保持部筐体(下)11の両内側に設けられたレール
部11dとはまりあう溝部14bを側面部14cに設け
る。さらに、スライド体14のプリント基板13に半田
付けされたスイッチ12との接触部には、可撓性をもつ
突片14dを設け、スライド体14のセンサー部筐体7
との接触部は、円形の凸部14eとしている。また、セ
ンサー部筐体7における上端の接触部は円形の凹部7a
としている。
【0013】上記各構成部材の相互の関係は、まず、保
持部筐体(下)11にプリント基板13を取り付け、ス
ライド体14の溝部14bを保持部筐体(下)11のレ
ール部11dにはめあわせる。そして、ビスにより保持
部筐体(下)11に保持部筐体(上)10をとりつけ
る。さらに、保持部筐体(下)11に設けられた軸部1
1bを入力部筐体(上)8の半円形状の軸受け部8a、
および入力部筐体(下)9の半円形状の軸受け部9aと
嵌合させる。さらに、センサーユニット部6を保持する
センサー部筐体7を入力部筐体(上)8と入力部筐体
(下)9内に挿入しセンサー部筐体7を上下動自在に保
持する。
持部筐体(下)11にプリント基板13を取り付け、ス
ライド体14の溝部14bを保持部筐体(下)11のレ
ール部11dにはめあわせる。そして、ビスにより保持
部筐体(下)11に保持部筐体(上)10をとりつけ
る。さらに、保持部筐体(下)11に設けられた軸部1
1bを入力部筐体(上)8の半円形状の軸受け部8a、
および入力部筐体(下)9の半円形状の軸受け部9aと
嵌合させる。さらに、センサーユニット部6を保持する
センサー部筐体7を入力部筐体(上)8と入力部筐体
(下)9内に挿入しセンサー部筐体7を上下動自在に保
持する。
【0014】以上の構成により、本実施例のペン型マウ
スにおけるペン保持部3の角度調整の動作について説明
する。図7は図1の回転機構部の動作説明図、図8は図
1の回転機構部の動作説明図である。図7、図8に示す
ように、ペン保持部3の角度を変化させるとき、ペン保
持部3は、保持部筐体(下)11に設けられた軸部11
bが、入力部筐体(上)8の半円形状の軸受け部8aお
よび入力部筐体(下)9の半円形状の軸受け部9aとの
間で回転することにより回転運動を行い、ペン型マウス
1の角度調整が可能となる。
スにおけるペン保持部3の角度調整の動作について説明
する。図7は図1の回転機構部の動作説明図、図8は図
1の回転機構部の動作説明図である。図7、図8に示す
ように、ペン保持部3の角度を変化させるとき、ペン保
持部3は、保持部筐体(下)11に設けられた軸部11
bが、入力部筐体(上)8の半円形状の軸受け部8aお
よび入力部筐体(下)9の半円形状の軸受け部9aとの
間で回転することにより回転運動を行い、ペン型マウス
1の角度調整が可能となる。
【0015】このとき、保持部筐体(上)10、保持部
筐体(下)11および入力部筐体(上)8、入力部筐体
(下)9の間で図8に示すようにすきま15が生じるも
のの、保持部筐体(上)10の先端部10bにフランジ
部10cを、保持部筐体(下)11の先端部11eにも
フランジ部11fを設けることにより、ペン型マウス1
の外部から内部が見えてしまう等の外観上の問題となり
うる要素を防止する。さらに図8に示すように、ペン保
持部3を入力部2に平行に立てたとき、保持部筐体
(下)11のフランジ部11fは入力部筐体(下)9の
内側の壁面9cと接触し、また、図7に示すようにペン
保持部3を机上4の面に近くなるように倒したとき、保
持部筐体(上)10のフランジ部10cは入力部筐体
(上)8の内側の壁面8cと接触することによりストッ
パーの機能を果たす。
筐体(下)11および入力部筐体(上)8、入力部筐体
(下)9の間で図8に示すようにすきま15が生じるも
のの、保持部筐体(上)10の先端部10bにフランジ
部10cを、保持部筐体(下)11の先端部11eにも
フランジ部11fを設けることにより、ペン型マウス1
の外部から内部が見えてしまう等の外観上の問題となり
うる要素を防止する。さらに図8に示すように、ペン保
持部3を入力部2に平行に立てたとき、保持部筐体
(下)11のフランジ部11fは入力部筐体(下)9の
内側の壁面9cと接触し、また、図7に示すようにペン
保持部3を机上4の面に近くなるように倒したとき、保
持部筐体(上)10のフランジ部10cは入力部筐体
(上)8の内側の壁面8cと接触することによりストッ
パーの機能を果たす。
【0016】また、ペン保持部3の角度の保持は、図
5、図6に示すように、保持部筐体(下)11に設けら
れた軸部11bの外周表面上の凹凸部11aと、入力部
筐体(上)8に設けられた半円形状である軸受け部8a
の内周表面上の凹凸部8b、および入力部筐体(下)に
設けられた半円形状である軸受け部9aが保持部筐体
(下)11の軸部11bの回転に合わせて嵌合したり、
乗り上げたりしながら回転する。すなわち、軸受け部8
a,9aは入力部筐体(上)8および入力部筐体(下)
9にて構成されているため、図6に示すように入力部筐
体(下)9の軸受け部9aの内周表面上の凹凸部9bの
一つである凸部9dに、保持部筐体(下)11に設けら
れた軸部11bの凹凸部11aの一つである凸部11g
が乗り上げると、入力部筐体(上)8の半円状の軸受け
部8a、および入力部筐体(下)9の半円状の軸受け部
9aが根元からたわみ、次に、保持部筐体(下)11の
軸部11bの凸部11gは入力部筐体(上)8の軸受け
部8aの凹部8dと嵌合する。
5、図6に示すように、保持部筐体(下)11に設けら
れた軸部11bの外周表面上の凹凸部11aと、入力部
筐体(上)8に設けられた半円形状である軸受け部8a
の内周表面上の凹凸部8b、および入力部筐体(下)に
設けられた半円形状である軸受け部9aが保持部筐体
(下)11の軸部11bの回転に合わせて嵌合したり、
乗り上げたりしながら回転する。すなわち、軸受け部8
a,9aは入力部筐体(上)8および入力部筐体(下)
9にて構成されているため、図6に示すように入力部筐
体(下)9の軸受け部9aの内周表面上の凹凸部9bの
一つである凸部9dに、保持部筐体(下)11に設けら
れた軸部11bの凹凸部11aの一つである凸部11g
が乗り上げると、入力部筐体(上)8の半円状の軸受け
部8a、および入力部筐体(下)9の半円状の軸受け部
9aが根元からたわみ、次に、保持部筐体(下)11の
軸部11bの凸部11gは入力部筐体(上)8の軸受け
部8aの凹部8dと嵌合する。
【0017】このように、入力部筐体(上)8の軸受け
部8aおよび入力部筐体(下)9の軸受け部9aが、保
持部筐体(下)11の軸部11bの凸部11gにより、
一瞬拡張され、解除される動作が繰り返される。この動
作により、ペン保持部3の回転にロック感を付与するこ
とができ、また、ペン保持部3をある角度にて保持する
際には、入力部筐体(上)8の軸受け部8a、および入
力部筐体(下)9の軸受け部9aを拡張する力が必要と
なるため、ペン保持部3の角度が容易に変わってしまう
ことはない。
部8aおよび入力部筐体(下)9の軸受け部9aが、保
持部筐体(下)11の軸部11bの凸部11gにより、
一瞬拡張され、解除される動作が繰り返される。この動
作により、ペン保持部3の回転にロック感を付与するこ
とができ、また、ペン保持部3をある角度にて保持する
際には、入力部筐体(上)8の軸受け部8a、および入
力部筐体(下)9の軸受け部9aを拡張する力が必要と
なるため、ペン保持部3の角度が容易に変わってしまう
ことはない。
【0018】次に、実施例のペン型マウスにおけるスラ
イド体14の動作について図9〜図11を参照して説明
する。図9は図1のスライド体部の動作説明図、図10
は図1のスライド体部の動作説明図、図11は図1のス
ライド体部の動作説明図である。図9に示すように、ペ
ン保持部3を下向きに押すと、球体5と常に接触してい
るセンサーユニット部6を保持するセンサー部筐体7が
上方に押しあげられ、センサー部筐体7の上端の円形状
の凹部7aがスライド体14の先端の円形の凸部14e
を押し上げる。このとき、押し上げられたスライド体1
4の突部14aが保持部筐体(上)10の底壁面10a
および保持部筐体(下)11の底壁面11cに接触して
おり、また、スライド体14の溝部14bが保持部筐体
(下)11に設けられたレール部11dと摺動できるよ
うにはめ合わされているため、スライド体14は保持部
筐体(上)10、保持部筐体(下)11、および保持部
筐体(下)11に設けられたレール部11dに沿って摺
動する。
イド体14の動作について図9〜図11を参照して説明
する。図9は図1のスライド体部の動作説明図、図10
は図1のスライド体部の動作説明図、図11は図1のス
ライド体部の動作説明図である。図9に示すように、ペ
ン保持部3を下向きに押すと、球体5と常に接触してい
るセンサーユニット部6を保持するセンサー部筐体7が
上方に押しあげられ、センサー部筐体7の上端の円形状
の凹部7aがスライド体14の先端の円形の凸部14e
を押し上げる。このとき、押し上げられたスライド体1
4の突部14aが保持部筐体(上)10の底壁面10a
および保持部筐体(下)11の底壁面11cに接触して
おり、また、スライド体14の溝部14bが保持部筐体
(下)11に設けられたレール部11dと摺動できるよ
うにはめ合わされているため、スライド体14は保持部
筐体(上)10、保持部筐体(下)11、および保持部
筐体(下)11に設けられたレール部11dに沿って摺
動する。
【0019】一方、スライド体14の後端に設けられた
突片14dは、図10に示すようにスライド体14が摺
動する際、プリント基板13に半田付けされたスイッチ
12を押圧し、このスイッチ12をONすることがで
き、しかも、球体5の押圧力は机上4に対して垂直方向
のみの力だけであるから、スイッチ12を押圧する際に
球体5がずれを生じ画面上のカーソルの位置ずれを発生
するなどの問題はない。
突片14dは、図10に示すようにスライド体14が摺
動する際、プリント基板13に半田付けされたスイッチ
12を押圧し、このスイッチ12をONすることがで
き、しかも、球体5の押圧力は机上4に対して垂直方向
のみの力だけであるから、スイッチ12を押圧する際に
球体5がずれを生じ画面上のカーソルの位置ずれを発生
するなどの問題はない。
【0020】さらに、スライド体14が摺動すると、突
片14dはたわみながらスイッチ12を押してONする
ことになるが(図10参照)、図9で示すスライド体1
4の溝部14bの下端部14fが保持部筐体(下)11
に設けられたレール部11dの下端部11hに当たるこ
とにより、突片14dのたわみを止めるストッパー機能
をもつため、過度の押圧力によって突片14dの過度の
たわみなどで破壊を招くなどの問題を防止できる。
片14dはたわみながらスイッチ12を押してONする
ことになるが(図10参照)、図9で示すスライド体1
4の溝部14bの下端部14fが保持部筐体(下)11
に設けられたレール部11dの下端部11hに当たるこ
とにより、突片14dのたわみを止めるストッパー機能
をもつため、過度の押圧力によって突片14dの過度の
たわみなどで破壊を招くなどの問題を防止できる。
【0021】なお、突片14dは、過度の押圧力による
スイッチ12の破壊を防止するため、スイッチ12を押
圧するときのたわみ力がスイッチ12の破壊力より小さ
くなるように可撓性が設定されている。また、ペン保持
部3の角度が変化すると、センサー部筐体7とスライド
体14が接触できず、スイッチ12をONできないこと
が考えられるが、センサー部筐体7の上端の円形の凹部
7aの中心とスライド体14の先端の円形の凸部14e
の円の中心を保持部筐体(下)11の軸部11bを中心
とした形状とすることにより、ペン保持部3の角度が図
10、図11のように変化しても、センサー部筐体7の
凹部7aとスライド部14の凸部14aの接触部は互い
の外周である円周部を常に接触する構造としているた
め、たとえば図10の状態でペン保持部3により球体5
を押圧すると、センサー部筐体7は上方に押し上げられ
るが、スライド体14は保持部筐体(上)10の底壁面
10aと保持部筐体(下)11の底壁面11cと保持部
筐体(下)11に設けられたレール部11dに沿っての
み摺動可能であるため、センサー部筐体7がスライド体
14に伝える力は、図10のように力の成分に分けら
れ、スライド体14は分けられた力により摺動し、スイ
ッチ12を押圧することになる。よって、ペン保持部3
の角度が変化しても球体5を押圧することで、スイッチ
12をONさせインデイケートできるペン型マウスを提
供できる。
スイッチ12の破壊を防止するため、スイッチ12を押
圧するときのたわみ力がスイッチ12の破壊力より小さ
くなるように可撓性が設定されている。また、ペン保持
部3の角度が変化すると、センサー部筐体7とスライド
体14が接触できず、スイッチ12をONできないこと
が考えられるが、センサー部筐体7の上端の円形の凹部
7aの中心とスライド体14の先端の円形の凸部14e
の円の中心を保持部筐体(下)11の軸部11bを中心
とした形状とすることにより、ペン保持部3の角度が図
10、図11のように変化しても、センサー部筐体7の
凹部7aとスライド部14の凸部14aの接触部は互い
の外周である円周部を常に接触する構造としているた
め、たとえば図10の状態でペン保持部3により球体5
を押圧すると、センサー部筐体7は上方に押し上げられ
るが、スライド体14は保持部筐体(上)10の底壁面
10aと保持部筐体(下)11の底壁面11cと保持部
筐体(下)11に設けられたレール部11dに沿っての
み摺動可能であるため、センサー部筐体7がスライド体
14に伝える力は、図10のように力の成分に分けら
れ、スライド体14は分けられた力により摺動し、スイ
ッチ12を押圧することになる。よって、ペン保持部3
の角度が変化しても球体5を押圧することで、スイッチ
12をONさせインデイケートできるペン型マウスを提
供できる。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、ペン保持部の角度は、ペン保持部
を握る個人差に合わせて変化でき、しかもペン保持部が
どのような角度に変化しても入力部の球体を押圧するこ
とによりスライド体をスライドさせてインデイケートス
イッチをONでき、操作性がよく、また、確実に動作す
るペン型マウスを提供できる。
に、本発明によれば、ペン保持部の角度は、ペン保持部
を握る個人差に合わせて変化でき、しかもペン保持部が
どのような角度に変化しても入力部の球体を押圧するこ
とによりスライド体をスライドさせてインデイケートス
イッチをONでき、操作性がよく、また、確実に動作す
るペン型マウスを提供できる。
【図1】本発明の一実施例のペン型マウスの外観斜視図
【図2】図1の回転機構部の断面図
【図3】図1のスライド体部の断面図
【図4】図1の分解斜視図
【図5】図1の回転機構部の軸部の断面図
【図6】図1の回転機構部の軸部の断面図
【図7】図1の回転機構部の動作説明図
【図8】図1の回転機構部の動作説明図
【図9】図1のスライド体部の動作説明図
【図10】図1のスライド体部の動作説明図
【図11】図1のスライド体部の動作説明図
【図12】従来のペン型マウスの外観斜視図
1 ペン型マウス 2 入力部 3 ペン保持部 4 机上 5 球体 6 センサーユニット部 7 センサー部筐体 7a 凹部 8 入力部筐体(上) 8a 軸受け部 8b 凹凸部 8c 壁面 8d 凹部 9 入力部筐体(下) 9a 軸受け部 9b 凹凸部 9c 壁面 9d 凸部 10 保持部筐体(上) 10a 底壁面 10b 先端部 10c フランジ部 11 保持部筐体(下) 11a 凹凸部 11b 軸部 11c 底壁面 11d レール部 11e 先端部 11f フランジ部 11g 凸部 11h 下端部 12 スイッチ 13 プリント基板 14 スライド体 14a 突部 14b 溝部 14c 側面部 14d 突片 14e 凸部 14f 下端部 15 すきま 16 ボタン
Claims (4)
- 【請求項1】球体を備えて回転方向および移動量を検知
する入力部と、前記入力部を先端に枢結し握って操作す
るペン保持部により構成し、前記ペン保持部を保持する
角度を調整可能としたペン型マウス。 - 【請求項2】前記入力部は球体と、前記球体の回転方向
と移動量を読み取るセンサー部と、前記センサー部を保
持し球体を押圧することにより上下動するセンサー部筐
体とを有し、前記ペン保持部はスイッチと、前記センサ
ー部筐体の上下動でスライドして前記スイッチを動作さ
せるスライド体を有し、前記スライド体にスイッチに当
接する可撓性の突片を設けた請求項1記載のペン型マウ
ス。 - 【請求項3】前記センサー部筐体は、上端に前記入力部
と前記ペン保持部とを枢結する軸部を中心とする円形の
凹部を有し、前記ペン保持部のスライド体は、先端に前
記円形の凹部と枢着するための前記軸部を中心とする円
形の凸部を有する請求項2記載のペン型マウス。 - 【請求項4】前記入力部と前記ペン保持部とを枢結する
軸は外周に凹凸部をもち、軸受けは内周に前記凹凸に接
する凹凸部を有する請求項3記載のペン型マウス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7226182A JPH0973365A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | ペン型マウス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7226182A JPH0973365A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | ペン型マウス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0973365A true JPH0973365A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16841179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7226182A Pending JPH0973365A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | ペン型マウス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0973365A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100255851B1 (ko) * | 1997-06-23 | 2000-05-01 | 구자홍 | 손잡이형 볼마우스 |
KR20010099266A (ko) * | 2001-09-17 | 2001-11-09 | 박종호 | 볼을 사용하는 펜 타입의 포인팅 디바이스 |
US6762750B2 (en) * | 1999-06-24 | 2004-07-13 | Johan Ullman | Input device for a computer and a grip arrangement for such a device |
WO2005022374A1 (en) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | William Tan | A computer mouse |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP7226182A patent/JPH0973365A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100255851B1 (ko) * | 1997-06-23 | 2000-05-01 | 구자홍 | 손잡이형 볼마우스 |
US6762750B2 (en) * | 1999-06-24 | 2004-07-13 | Johan Ullman | Input device for a computer and a grip arrangement for such a device |
KR20010099266A (ko) * | 2001-09-17 | 2001-11-09 | 박종호 | 볼을 사용하는 펜 타입의 포인팅 디바이스 |
WO2005022374A1 (en) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | William Tan | A computer mouse |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |