JPH0711053U - ハンドスキャナ - Google Patents
ハンドスキャナInfo
- Publication number
- JPH0711053U JPH0711053U JP4186993U JP4186993U JPH0711053U JP H0711053 U JPH0711053 U JP H0711053U JP 4186993 U JP4186993 U JP 4186993U JP 4186993 U JP4186993 U JP 4186993U JP H0711053 U JPH0711053 U JP H0711053U
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- circuit board
- rotary encoder
- sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被記録体上を自在に移動させて画像データ信
号を生成し、ワープロ、パソコン等の画像再生装置に入
力するハンドスキャナは、各機能部材は限られた小さな
ケース内に収納しなければならず、特に位置信号の発信
に関与する回転体やロータリエンコーダ等は運動体とし
ての精度保持のための強度、剛性等を必要とし、小型化
への要求と競合していた。この考案はこの矛盾を解消
し、クロック板を高い剛性で支持できるとともに、コン
パクトにケース内に収納することのできるハンドスキャ
ナを得ることを目的としている。 【構成】 ロータリエンコーダを、回転クロック板とフ
ォトインタラプタとで構成するとともに、基部を回路基
板上に固設し先端部に前記フォトインタラプタを支持す
るインタラプタ支持部材を設けた。
号を生成し、ワープロ、パソコン等の画像再生装置に入
力するハンドスキャナは、各機能部材は限られた小さな
ケース内に収納しなければならず、特に位置信号の発信
に関与する回転体やロータリエンコーダ等は運動体とし
ての精度保持のための強度、剛性等を必要とし、小型化
への要求と競合していた。この考案はこの矛盾を解消
し、クロック板を高い剛性で支持できるとともに、コン
パクトにケース内に収納することのできるハンドスキャ
ナを得ることを目的としている。 【構成】 ロータリエンコーダを、回転クロック板とフ
ォトインタラプタとで構成するとともに、基部を回路基
板上に固設し先端部に前記フォトインタラプタを支持す
るインタラプタ支持部材を設けた。
Description
【0001】
この考案はハンディタイプの小ケース内にCCDイメージセンサなどを収納し 、記録体上を自在に移動させて画像データ信号を生成し、ワープロ、パソコン等 の画像再生装置に入力するハンドスキャナに関する。
【0002】
ハンディタイプの小ケース内にCCDイメージセンサ、記録体上の移動量に対 応して回転する回転体、この回転体の回転に対応して位置信号を発信するロータ リエンコーダ、及び所要の電子部材を配設した回路基板などを収納し、記録体上 を自在に移動させて画像データ信号を生成し、ワープロ、パソコン等の画像再生 装置に入力するハンドスキャナは、記録体が例えば厚手の書物であっても自在に 走査できたり、又サイズ上の制限が少ないなど、入力手段としての柔軟性に富み 、数多く使用されている。
【0003】 しかしながら字義通りハンディタイプであることから上記各機能部材は限られ た極めて小さなケース内に収納しなければならず、特に位置信号の発信に関与す る回転体やロータリエンコーダ等は運動体としての精度保持のための強度、剛性 等を必要とし、小型化への要求との矛盾が常に問題とされていた。
【0004】 例えば実公平4ー24686号公報において開示された技術によれば、図6、 図7に示すようにロータリエンコーダ101のフォトインタラプタ102を回路 基板103の上に立設し(同公報によれば縦型フォトインタラプタ)、前記回路 基板103に相当深い切り込み(スリット)105を穿設し、このスリット10 5に深くクロック板104を入り込ませた構成としている。
【0005】
しかしながら、このような構成ではたしかにクロック板104を前記スリット 105に挿入した分だけ小型化(薄型化)ができたかもしれないが、もう一つの 要請、つまり運動体の強度、剛性はその分だけ失われる。
【0006】 また、図8、図9に示すようにフォトインタラプタ112をケースに直接取付 けねじ117で固設し、他の機能部材用の回路基板113とは別にインタラプタ 専用基板115を設けることも考えられる。この構成ではクロック板114の取 り付け位置の自由度が大きく、それだけ強度、剛性確保の点で有利である。
【0007】 しかし、このような構成では回路基板113と専用基板115とが別々になっ て場所をとり、取付けねじ116,117が増え小型化の希望に反する。
【0008】 本考案は従来種々提案されてきたハンドスキャナにおけるロータリエンコーダ 周りの取り付けに関する問題点に鑑みなされたもので、クロック板を高い剛性を 有する支持部材で支持するとともに、フォトインタラプタを含むロータリエンコ ーダをコンパクトにケース内に収納できるハンドスキャナを得ることを目的とし たものである。
【0009】
上記目的を達成するため本考案は、記録体の上を移動可能のケース内に、前記 記録体の画像情報から画像データ信号を生成する画像読取り手段と、前記記録体 上の移動により回転する回転体と、この回転体の回転量に対応した信号を発信す るロータリエンコーダと、所要の電子機能部材を配設した回路基板とを内蔵した ハンドスキャナにおいて、前記ロータリエンコーダを、同心円周上に等間隔に複 数の小孔を穿設した回転クロック板と、前記小孔を検出するセンサとで構成し、 基端部が前記回路基板上に係合し、先端部が前記センサを支持するセンサ支持部 材を設けたものである。
【0010】
以下、図面に基づき考案の一実施例を説明する。
【0011】 ハンドスキャナ1は図3のように外装ケースが下カバー1Aと上カバー1Bと で形成され、できる限り幅広く画像を入力できると共に、握り易くかつ操作し易 いように図1のようにグリップ3の幅を狭くし、頭部5の幅を広くしてある。
【0012】 下カバー1Aには図3のように記録体としての原稿Pに接触するリブ60と、 読み取り口11と、回転体例えばローラ17を収納する円弧状の遮蔽板61と、 複数のリブ63とが設けられている。
【0013】 読み取り口11はプラテンガラス12で覆われている。
【0014】 上カバー1Bには、読み取り口11を通して原稿Pの状態を見る覗き窓13と 、この覗き窓13の後方周縁に形成された遮光突起14とが設けられている。
【0015】 覗き窓13は着色(スモーク)された透光性のガラスやアクリルなどの合成樹脂 13'で覆われている。そして、覗き窓13から覗いた時ローラ17を収納する 円弧状の遮蔽板61の接線前方に見える位置を読み取り基準位置にしてある。
【0016】 尚、覗き窓13から直接外光が入光しても、その外光による反射光が後述する CCD25に入らないよう反射光が光源側に反射するように覗き窓13の覗き光 路はCCD25側に傾斜している。
【0017】 このような形状のハンドスキャナ1は、図2、図3に示すように原稿Pに接触 し回転軸15を中心に回転するゴムなどにより形成されたローラ17と、原稿P に光を照射する光源例えば緑色光(赤色光などでもよい)を発するLEDアレイ1 9と、原稿からの光を反射する鏡などの反射板21と、この反射板21からの光 を入力して光を電気信号に変換する画像入力部22と、読み取り開始ボタン39 と、回路基板27とを備えている。
【0018】 回転体としてのローラ17はLEDアレイ19と画像入力部22との間に設け られ、反射板21と画像入力部22との間の光路Lより低いと共に、LEDアレ イ19と画像入力部22の入口とを結ぶ直線より高く突出し、原稿面上にピント を結ばせると共に、原稿面に接触して、原稿面上の移動に伴なって回転するよう になっている。
【0019】 ローラ17の回転軸15には、図2、図3のようにギヤ29が取り付けられ、 ギヤ31,33を介してロータリエンコーダ34を構成するクロック板35を軸 51を中心にローラ17の回転につれて駆動するようになっている。なお、クロ ック板35には同心円周上に等間隔に複数の穴が設けられ、同じくロータリエン コーダ34を構成するセンサ例えばフォトインタラプタ37により回転量を検出 し、手動操作によって原稿上を摺動するハンドスキャナ1の移動量を位置信号と して捉らえられるようになっている。
【0020】 LEDアレイ19と反射板21は図3のように原稿Pに対して例えば45度傾 斜したフレーム69に取り付けられている。このフレーム69は、図2のように 両側部69L,69Rを下カバー1Aにねじ71で固定されている。
【0021】 画像入力部22は、反射板21からの光を集光するレンズユニット23と、こ のレンズユニット23により集光された光を受光し電気信号に変換するイメージ センサ例えばCCD(ラインセンサ)25とを備えている。
【0022】 読み取り開始ボタン39は、押すことにより副走査検出回路がアクティブにな り、フォトインタラプタ37によって検出されるハンドスキャナー1の位置信号 が検出されるようになる。
【0023】 ところで図2に全体の、又図4、図5に詳細なロータリエンコーダ34の構成 を示す。
【0024】 先ずクロック板35は図2のようにギヤ31、33などとともに下カバー1A に固設された支持部材45A,45B,45Cによって軸支されている。支持部 材45A,45B,45Cの詳細は省略するが、クロック板35はこの支持部材 45A,45B,45Cに着脱自在に軸支されている。
【0025】 一方、フォトインタラプタ37は図5に見るように下方に端子Tが突出してお り、回路基板27とフォトインタラプタ37との間にセンサ支持部材例えばイン タラプタ支持部材38を介在し、端子Tを回路基板27に半田付けすることによ り、インタラプタ支持部材38及びフォトインタラプタ37が回路基板27に固 定されている。なお、インタラプタ支持部材38は回路基板27に直接固定する 構造になっていても良い。
【0026】 上記インタラプタ支持部材38は図5のように、下カバー1Aの側縁に近接し て設けられたクロック板35の外周近傍を挟叉できるように上面をやや傾斜して 形成されている。また、インタラプタ支持部材38には端子Tが挿入される穴が 設けられている。
【0027】 図示のように構成することにより、図6のように回路基板103に大きなスリ ット104を入れて基板103の剛性を弱めたり、クロック板専用の回路基板を 別に設けて、配線を複雑化するなどのことがなく、しかも最小スペース内にロー タリエンコーダ34を納めることができる。また、回路基板27とフォトインタ ラプタ37との間にインタラプタ支持部材38を介在し、端子Tを回路基板27 に半田付けした場合には、インタラプタ支持部材38及びフォトインタラプタ3 7を回路基板27に半田付け作業により固定でき、取り付けねじなどが不要で, しかも作業効率が良い。更に、クロック板35の取り付け位置、外径寸法を変更 する場合にも、インタラプタ支持部材38を変更することにより対応できる。
【0028】 なお回路基板27には、CCD25の駆動装置、画像処理、フォトインタラプ タ37からの信号処理、パソコンなどのホスト装置への出力装置等の電子機能部 品が搭載されている。そしてピン65とねじ67とで下カバー1Aに取り付けら れている。
【0029】 このようにして構成されたハンドスキャナ1はグリップ3を握り、図1のよう に原稿Pの上に載せ、覗き窓13から覗きながら原稿上の文字ラインなど沿わせ てに副走査方向に移動させる。
【0030】 副走査方向の移動はローラ17の回転によってクロック板35へ伝達され、フ ォトインタラプタ37によって位置信号として発信される。
【0031】 一方、主走査)はCCD25とその駆動装置によって自動的に実行され、画像 情報が読み取られる。そして、得られた画像情報は要すれば濃淡、階調などの調 整処理が施され、前記位置信号とともにこのスキャナ1が結合されているホスト 装置、例えばパソコンへ出力される。
【0032】
この考案は、記録体の上を移動可能のケース内に、前記記録体の画像情報から 画像データ信号を生成する画像読取り手段と、前記記録体上の移動により回転す る回転体と、この回転体の回転量に対応した信号を発信するロータリエンコーダ と、所要の電子機能部材を配設した回路基板とを内蔵したハンドスキャナにおい て、前記ロータリエンコーダを、同心円周上に等間隔に複数の小孔を穿設した回 転クロック板と、前記小孔を検出するセンサとで構成し、基端部が前記回路基板 上に係合し、先端部が前記センサを支持するセンサ支持部材を設けたので、クロ ック板が高い剛性で支持され、正確でノイズのない位置信号が生成できるととも に、センサを含むロータリエンコーダをコンパクトにケース内に収納することが でき、ハンドスキャナの小型化に寄与することができた。
【図1】ハンドスキャナの外観斜視図である。
【図2】上カバーを排除して見たハンドスキャナの平面
図である。
図である。
【図3】ハンドスキャナの縦断面図である。
【図4】ロータリエンコーダ周辺の要部説明図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】従来のハンドスキャナのロータリエンコーダ周
辺の要部説明図である。
辺の要部説明図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】他の従来のハンドスキャナのロータリエンコー
ダ周辺の要部説明図である。
ダ周辺の要部説明図である。
【図9】図8の断面図である。
1 ハンドスキャナ 1A 下カバー(ケース) 1B 上カバー(ケース) P 原稿(記録体) 17 ローラ(回転体) 25 CCD(画像読取り手段) 27 回路基板 34 ロータリエンコーダ 35 クロック板 37 ホトインタラプタ(センサ) 38 インタラプタ支持部材(センサ支持部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 記録体の上を移動可能のケース内に、前
記記録体の画像情報から画像データ信号を生成する画像
読取り手段と、前記記録体上の移動により回転する回転
体と、この回転体の回転量に対応した信号を発信するロ
ータリエンコーダと、所要の電子機能部材を配設した回
路基板とを内蔵したハンドスキャナにおいて、 前記ロータリエンコーダを、同心円周上に等間隔に複数
の小孔を穿設した回転クロック板と、前記小孔を検出す
るセンサとで構成し、 基端部が前記回路基板上に係合し、先端部が前記センサ
を支持するセンサ支持部材を設けたことを特徴とするハ
ンドスキャナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4186993U JPH0711053U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ハンドスキャナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4186993U JPH0711053U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ハンドスキャナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711053U true JPH0711053U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12620273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4186993U Pending JPH0711053U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ハンドスキャナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711053U (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP4186993U patent/JPH0711053U/ja active Pending
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