JPH1141367A - Tifu装置及びこのtifu装置を使用した航空衛星通信システム - Google Patents
Tifu装置及びこのtifu装置を使用した航空衛星通信システムInfo
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- JPH1141367A JPH1141367A JP9189728A JP18972897A JPH1141367A JP H1141367 A JPH1141367 A JP H1141367A JP 9189728 A JP9189728 A JP 9189728A JP 18972897 A JP18972897 A JP 18972897A JP H1141367 A JPH1141367 A JP H1141367A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数種類の端末に対して通信中に違う通信モー
ドに切り替わるという誤動作を防止し、正確な通信を行
ない得るTIFU装置を提供する。 【解決手段】通信衛星を介して通信を行なう通信対象物
に設置される装置であって、入力された少なくともファ
クシミリ信号及び音声信号の各々の通信方式を識別する
識別手段151b,173b と、この識別手段151b,173b による
識別結果に基づいて、識別された信号成分のみの信号処
理を行なうように自装置の通信モードを変換する通信モ
ード変換手段151a,173a とを備えている。
ドに切り替わるという誤動作を防止し、正確な通信を行
ない得るTIFU装置を提供する。 【解決手段】通信衛星を介して通信を行なう通信対象物
に設置される装置であって、入力された少なくともファ
クシミリ信号及び音声信号の各々の通信方式を識別する
識別手段151b,173b と、この識別手段151b,173b による
識別結果に基づいて、識別された信号成分のみの信号処
理を行なうように自装置の通信モードを変換する通信モ
ード変換手段151a,173a とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衛星回線を介し
て一般公衆網で接続された地上局と航空機上に設置され
る航空機局との間で音声/ファクシミリ/データ通信を
行なうためのTIFU装置及びこのTIFU装置を使用
した航空衛星通信システムに関する。
て一般公衆網で接続された地上局と航空機上に設置され
る航空機局との間で音声/ファクシミリ/データ通信を
行なうためのTIFU装置及びこのTIFU装置を使用
した航空衛星通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衛星回線を介して公衆網で接続
された地上局GES(Ground Earth Station)と、航空機
上に設置される航空機局AES(Aircraft Earth Statio
n)との間で、音声/ファクシミリ/データ通信を行なう
航空衛星通信システムは、例えば図3に示すように構成
されている。
された地上局GES(Ground Earth Station)と、航空機
上に設置される航空機局AES(Aircraft Earth Statio
n)との間で、音声/ファクシミリ/データ通信を行なう
航空衛星通信システムは、例えば図3に示すように構成
されている。
【0003】すなわち、電話機11、ファクシミリ機1
2及びパーソナルコンピュータ13等の各種端末は、外
部通信ネットワーク等の網14を介して地上局15に接
続される。そして、各種端末から発生された信号は、地
上局15において、TIFU装置151に出力される。
TIFU装置151は、音声/FAX/データ通信手段
151aを備えている。
2及びパーソナルコンピュータ13等の各種端末は、外
部通信ネットワーク等の網14を介して地上局15に接
続される。そして、各種端末から発生された信号は、地
上局15において、TIFU装置151に出力される。
TIFU装置151は、音声/FAX/データ通信手段
151aを備えている。
【0004】TIFU装置151からの出力信号は、衛
星モデム152にて変調され、アンテナ153を介して
電波として放出され、通信衛星16を介して航空機局1
7のアンテナ171で受信される。アンテナ171で受
信された信号は、衛星モデム172により復調され、T
IFU装置173に供給される。また、TIFU装置1
73も、上記TIFU装置151と同様に、音声/FA
X/データ通信手段173aを備えており、航空機上の
電話機18,ファクシミリ機19及びパーソナルコンピ
ュータ20等の各種端末に接続されている。
星モデム152にて変調され、アンテナ153を介して
電波として放出され、通信衛星16を介して航空機局1
7のアンテナ171で受信される。アンテナ171で受
信された信号は、衛星モデム172により復調され、T
IFU装置173に供給される。また、TIFU装置1
73も、上記TIFU装置151と同様に、音声/FA
X/データ通信手段173aを備えており、航空機上の
電話機18,ファクシミリ機19及びパーソナルコンピ
ュータ20等の各種端末に接続されている。
【0005】TIFU装置173の出力信号は、電話機
18,ファクシミリ機19及びパーソナルコンピュータ
20等の各種端末に供給される。このため、電話機1
1、ファクシミリ機12及びパーソナルコンピュータ1
3等の各種端末は、航空機上の電話機18,ファクシミ
リ機19及びパーソナルコンピュータ20等の各種端末
と通信を行なうことができる。
18,ファクシミリ機19及びパーソナルコンピュータ
20等の各種端末に供給される。このため、電話機1
1、ファクシミリ機12及びパーソナルコンピュータ1
3等の各種端末は、航空機上の電話機18,ファクシミ
リ機19及びパーソナルコンピュータ20等の各種端末
と通信を行なうことができる。
【0006】ところで、上記の航空衛星通信システムで
は、音声通信もしくはFAX/データ通信の際に、各種
端末に対応する信号は全てトランスペアレントに扱うの
で、ファクシミリ(以下、FAXと称する)のT.30
プロトコル信号の確認を行なっておらず、音声通信とF
AX通信との区別をFAXのV.21ch2 信号の周波数検出
のみで行なっている。このため、TIFU装置が音声通
信中にFAXのV.21ch2 信号の周波数に近い周波数の信
号を受信すると、誤ってFAX通信モードに変換され、
その間は音声通信ができないという現象が発生する。
は、音声通信もしくはFAX/データ通信の際に、各種
端末に対応する信号は全てトランスペアレントに扱うの
で、ファクシミリ(以下、FAXと称する)のT.30
プロトコル信号の確認を行なっておらず、音声通信とF
AX通信との区別をFAXのV.21ch2 信号の周波数検出
のみで行なっている。このため、TIFU装置が音声通
信中にFAXのV.21ch2 信号の周波数に近い周波数の信
号を受信すると、誤ってFAX通信モードに変換され、
その間は音声通信ができないという現象が発生する。
【0007】また、TIFU装置が音声通信中にV.21ch
2 信号の周波数に近い周波数の信号を連続して受信する
と、誤ってFAX通信モードを維持する状態になり、音
声通信モードに復帰しないという現象が発生している。
2 信号の周波数に近い周波数の信号を連続して受信する
と、誤ってFAX通信モードを維持する状態になり、音
声通信モードに復帰しないという現象が発生している。
【0008】一方、上記航空衛星通信システムにおい
て、航空機に設置されたTIFU装置173は、ITU-T
V.27ter(4.8kbps 及び2.4kbps)の伝送速度を有するファ
クシミリ機19のみに対応している。すなわち、地上局
15側からITU-T V.29(9.6kbps及び7.2kbps)の伝送速度
を有するFAX信号が伝送されてくると、TIFU装置
173は、当該FAX信号を検出することができず、そ
のまま当該FAX信号を音声/FAX/データ通信手段
173aの音声コーデックに通過させてしまうことにな
る。すると、通過後劣化したV.29のFAX信号が、ファ
クシミリ機19に供給されることになる。
て、航空機に設置されたTIFU装置173は、ITU-T
V.27ter(4.8kbps 及び2.4kbps)の伝送速度を有するファ
クシミリ機19のみに対応している。すなわち、地上局
15側からITU-T V.29(9.6kbps及び7.2kbps)の伝送速度
を有するFAX信号が伝送されてくると、TIFU装置
173は、当該FAX信号を検出することができず、そ
のまま当該FAX信号を音声/FAX/データ通信手段
173aの音声コーデックに通過させてしまうことにな
る。すると、通過後劣化したV.29のFAX信号が、ファ
クシミリ機19に供給されることになる。
【0009】そこで、ファクシミリ機19では、劣化し
たV.29のFAX信号が入力されると、トレーニング・エ
ラーを発生して、順次9.6kbps →7.2kbps →4.8kbps と
V.27ter 用の伝送速度にfall−backし、ファク
シミリ機12との通信を可能とさせる。
たV.29のFAX信号が入力されると、トレーニング・エ
ラーを発生して、順次9.6kbps →7.2kbps →4.8kbps と
V.27ter 用の伝送速度にfall−backし、ファク
シミリ機12との通信を可能とさせる。
【0010】しかしながら、上記ファクシミリ機19で
は、fall−backする時間が通信時間のロスとな
るという不具合が生じている。また、ファクシミリ機1
9が特定の機種のファクシミリ機の場合は、音声/FA
X/データ通信手段173aの音声コーデックを通過し
て劣化したV.29のFAX信号自体を変調信号として認識
できないため、正常のfall−back手順に移行で
きずにFAX通信自体が不可となる場合が発生する。
は、fall−backする時間が通信時間のロスとな
るという不具合が生じている。また、ファクシミリ機1
9が特定の機種のファクシミリ機の場合は、音声/FA
X/データ通信手段173aの音声コーデックを通過し
て劣化したV.29のFAX信号自体を変調信号として認識
できないため、正常のfall−back手順に移行で
きずにFAX通信自体が不可となる場合が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
TIFU装置では、音声通信とFAX通信との区別を周
波数検出のみで行なっているため、音声通信中にFAX
信号に近い周波数の信号を受信すると、誤ってFAX通
信モードに切り替えられるという問題を有している。ま
た、TIFU装置は、航空機に設置される場合、特定の
伝送速度を有するFAX信号のみに対応可能であるた
め、特定の伝送速度以外のFAX信号を受信した場合
に、ファクシミリ機にそのまま入力してファクシミリ機
に該FAX信号に対するfall−back処理を担わ
せているので、その分通信時間にロスを生じさせてしま
うという不都合を有している。
TIFU装置では、音声通信とFAX通信との区別を周
波数検出のみで行なっているため、音声通信中にFAX
信号に近い周波数の信号を受信すると、誤ってFAX通
信モードに切り替えられるという問題を有している。ま
た、TIFU装置は、航空機に設置される場合、特定の
伝送速度を有するFAX信号のみに対応可能であるた
め、特定の伝送速度以外のFAX信号を受信した場合
に、ファクシミリ機にそのまま入力してファクシミリ機
に該FAX信号に対するfall−back処理を担わ
せているので、その分通信時間にロスを生じさせてしま
うという不都合を有している。
【0012】この発明の目的は、複数種類の端末に対し
て通信中に違う通信モードに切り替わる誤動作を防止
し、正確な通信を行ない得るTIFU装置を提供するこ
とにある。また、ファクシミリ通信において、異なる伝
送速度を有するファクシミリ信号に対しても通信可能と
するとともに、これによる通信時間のロスを解消し得る
TIFU装置を提供することにある。
て通信中に違う通信モードに切り替わる誤動作を防止
し、正確な通信を行ない得るTIFU装置を提供するこ
とにある。また、ファクシミリ通信において、異なる伝
送速度を有するファクシミリ信号に対しても通信可能と
するとともに、これによる通信時間のロスを解消し得る
TIFU装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るTIFU
装置は、通信衛星を介して通信を行なう通信対象物に設
置される装置であって、入力された少なくともファクシ
ミリ信号及び音声信号の各々の通信方式を識別する識別
手段と、この識別手段による識別結果に基づいて、識別
された信号成分のみの信号処理を行なうように自装置の
通信モードを変換する通信モード変換手段とを備えるよ
うにしたものである。
装置は、通信衛星を介して通信を行なう通信対象物に設
置される装置であって、入力された少なくともファクシ
ミリ信号及び音声信号の各々の通信方式を識別する識別
手段と、この識別手段による識別結果に基づいて、識別
された信号成分のみの信号処理を行なうように自装置の
通信モードを変換する通信モード変換手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0014】この構成によれば、複数種類の端末に各々
対応する信号の通信方式を識別し、この識別結果に基づ
いて自装置の通信モードを変換するようにしているの
で、各種端末に対して通信中に違う通信モードに切り替
わるという誤動作を防止し、正確な通信を行なうことが
できる。
対応する信号の通信方式を識別し、この識別結果に基づ
いて自装置の通信モードを変換するようにしているの
で、各種端末に対して通信中に違う通信モードに切り替
わるという誤動作を防止し、正確な通信を行なうことが
できる。
【0015】また、この発明に係るTIFU装置は、通
信衛星を介して通信を行なう通信対象物に設置される装
置であって、入力された少なくともファクシミリ信号の
DIS信号を、自装置に対応するDIS信号に書き換え
る書き換え手段を備えるようにしたものである。
信衛星を介して通信を行なう通信対象物に設置される装
置であって、入力された少なくともファクシミリ信号の
DIS信号を、自装置に対応するDIS信号に書き換え
る書き換え手段を備えるようにしたものである。
【0016】この構成によれば、ファクシミリ機に相手
側からのファクシミリ信号が伝送される前に、相手側か
ら供給されるファクシミリ信号のDIS信号を当該ファ
クシミリ機に対応するDIS信号に書き換えているの
で、ファクシミリ機にてfall−back処理を行な
わせることなく、これにより、通信時間のロスを解消す
ることができる。また、入力されたファクシミリ信号の
DIS信号を自装置に設置されたファクシミリ機に対応
するDIS信号に書き換えることにより、音声コーデッ
クを通過することによるファクシミリ信号の劣化を事前
に防ぐこともできる。
側からのファクシミリ信号が伝送される前に、相手側か
ら供給されるファクシミリ信号のDIS信号を当該ファ
クシミリ機に対応するDIS信号に書き換えているの
で、ファクシミリ機にてfall−back処理を行な
わせることなく、これにより、通信時間のロスを解消す
ることができる。また、入力されたファクシミリ信号の
DIS信号を自装置に設置されたファクシミリ機に対応
するDIS信号に書き換えることにより、音声コーデッ
クを通過することによるファクシミリ信号の劣化を事前
に防ぐこともできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施の形態を示している。図1において、図3と同
一部分には同一符号を付して説明する。図3と異なる点
は、地上局15のTIFU装置151には音声/FAX
識別手段151bを備え、航空機局17のTIFU装置
173には音声/FAX識別手段173bを備えている
点である。すなわち、音声/FAX識別手段151b
は、入力信号に対して音声とファクシミリ(以下、FA
Xと称する)との信号識別を行なうもので、FAX信号
の V.21ch2信号の周波数を受信した場合、当該信号を復
調し、FAX信号のプリアンブル信号(フラグ“7E”
の1秒間の連続信号)である“7E”を検出し、連続数
回“7E”を検出した場合のみ、この情報を音声/FA
X/データ通信手段151aに送出する。この時点で、
音声/FAX/データ通信手段151aは、FAX通信
モードに変換されている。
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施の形態を示している。図1において、図3と同
一部分には同一符号を付して説明する。図3と異なる点
は、地上局15のTIFU装置151には音声/FAX
識別手段151bを備え、航空機局17のTIFU装置
173には音声/FAX識別手段173bを備えている
点である。すなわち、音声/FAX識別手段151b
は、入力信号に対して音声とファクシミリ(以下、FA
Xと称する)との信号識別を行なうもので、FAX信号
の V.21ch2信号の周波数を受信した場合、当該信号を復
調し、FAX信号のプリアンブル信号(フラグ“7E”
の1秒間の連続信号)である“7E”を検出し、連続数
回“7E”を検出した場合のみ、この情報を音声/FA
X/データ通信手段151aに送出する。この時点で、
音声/FAX/データ通信手段151aは、FAX通信
モードに変換されている。
【0018】また、FAX通信モードに変換後、音声/
FAX識別手段151bは、約数秒間FAXのT.30
規定のHDLC(High Level Data Link Control Proced
ures) フレームの検出を行ない、HDLCフレームを検
出できなかった場合、直ちに音声通信に変換するように
音声/FAX/データ通信手段151aに指令を出す。
これにより、FAX通信以外の連続した V.21ch2信号で
FAX通信モードに変換した場合、速やかに音声通信モ
ードに復帰できる。
FAX識別手段151bは、約数秒間FAXのT.30
規定のHDLC(High Level Data Link Control Proced
ures) フレームの検出を行ない、HDLCフレームを検
出できなかった場合、直ちに音声通信に変換するように
音声/FAX/データ通信手段151aに指令を出す。
これにより、FAX通信以外の連続した V.21ch2信号で
FAX通信モードに変換した場合、速やかに音声通信モ
ードに復帰できる。
【0019】正しく識別されたモードで音声/FAX/
データ通信手段151aは、音声信号の場合、音声コー
デックにより9.6kbps のデジタルデータに変換後、固定
長のフレームを構成し、FAX/データ信号の場合、伝
送速度に応じて最大9.6kbpsのデジタルデータに変換
後、誤り訂正を付加して固定長のフレームを構成して、
以後、衛星モデム152及びアンテナ153から通信衛
星16に対して送信する。
データ通信手段151aは、音声信号の場合、音声コー
デックにより9.6kbps のデジタルデータに変換後、固定
長のフレームを構成し、FAX/データ信号の場合、伝
送速度に応じて最大9.6kbpsのデジタルデータに変換
後、誤り訂正を付加して固定長のフレームを構成して、
以後、衛星モデム152及びアンテナ153から通信衛
星16に対して送信する。
【0020】航空機局17にあって、通信衛星16を介
して受信した信号は、アンテナ171で受信され、衛星
モデム172を介して9.6Kbps のデジタルデータに変換
後、TIFU装置173に供給される。TIFU装置1
73は、受信信号から音声/FAX/データのいずれか
を検出し、以後、対応する電話機18,ファクシミリ機
19及びパーソナルコンピュータ20の各種端末に送信
する。
して受信した信号は、アンテナ171で受信され、衛星
モデム172を介して9.6Kbps のデジタルデータに変換
後、TIFU装置173に供給される。TIFU装置1
73は、受信信号から音声/FAX/データのいずれか
を検出し、以後、対応する電話機18,ファクシミリ機
19及びパーソナルコンピュータ20の各種端末に送信
する。
【0021】したがって、上記実施の形態によれば、各
種端末に対応する信号の通信方式を識別し、この識別結
果に基づいて自装置の通信モードを変換するようにして
いるので、各種端末に対して通信中に違う通信モードに
切り替わるという誤動作を防止し、正確な通信を行なう
ことができる。
種端末に対応する信号の通信方式を識別し、この識別結
果に基づいて自装置の通信モードを変換するようにして
いるので、各種端末に対して通信中に違う通信モードに
切り替わるという誤動作を防止し、正確な通信を行なう
ことができる。
【0022】図2は、この発明の第2の実施の形態を示
している。図2において、図1と同一部分には同一符号
を付して説明する。図1と異なる点は、音声/FAX識
別手段151b,173bに代えて、FAX信号書換手
段151c,173cを備えるようにした点である。す
なわち、FAX信号書換手段151cは、FAXのT.
30信号のDIS信号受信後、該DIS信号中の伝送速
度を規定する2ビット情報にV.29(9.6kbps及び7.2kbps)
の伝送速度の能力がある場合、この2ビット情報をV.27
ter(4.8kbps 及び2.4kbps)の伝送速度に規定する2ビッ
ト情報に書き換える。
している。図2において、図1と同一部分には同一符号
を付して説明する。図1と異なる点は、音声/FAX識
別手段151b,173bに代えて、FAX信号書換手
段151c,173cを備えるようにした点である。す
なわち、FAX信号書換手段151cは、FAXのT.
30信号のDIS信号受信後、該DIS信号中の伝送速
度を規定する2ビット情報にV.29(9.6kbps及び7.2kbps)
の伝送速度の能力がある場合、この2ビット情報をV.27
ter(4.8kbps 及び2.4kbps)の伝送速度に規定する2ビッ
ト情報に書き換える。
【0023】書き換え後、DIS信号を受信した音声/
FAX/データ通信手段151aは、FAX通信の場
合、V.27ter(4.8kbps 及び2.4kbps)の伝送速度に対応し
たデジタルデータに変換後、誤り訂正を付加して固定長
のフレームを構成する。また、音声通信の場合、音声コ
ーデックにより9.6kbps のデジタルデータに変換後、固
定長のフレームを構成する。以後、音声/FAX/デー
タ通信手段151aから出力されたデジタルデータは、
衛星モデム152を介してアンテナ153から通信衛星
16に対して送信する。
FAX/データ通信手段151aは、FAX通信の場
合、V.27ter(4.8kbps 及び2.4kbps)の伝送速度に対応し
たデジタルデータに変換後、誤り訂正を付加して固定長
のフレームを構成する。また、音声通信の場合、音声コ
ーデックにより9.6kbps のデジタルデータに変換後、固
定長のフレームを構成する。以後、音声/FAX/デー
タ通信手段151aから出力されたデジタルデータは、
衛星モデム152を介してアンテナ153から通信衛星
16に対して送信する。
【0024】航空機局17にあって、通信衛星16を介
して到来した信号は、アンテナ171で受信され、衛星
モデム172にて対応するデジタルデータに変換後、T
IFU装置173に供給される。TIFU装置173
は、受信信号から音声/FAX/データのいずれかを検
出して対応する信号の通信モードに変換し、その後、電
話機18,ファクシミリ機19及びパーソナルコンピュ
ータ20等の各種端末に送信する。
して到来した信号は、アンテナ171で受信され、衛星
モデム172にて対応するデジタルデータに変換後、T
IFU装置173に供給される。TIFU装置173
は、受信信号から音声/FAX/データのいずれかを検
出して対応する信号の通信モードに変換し、その後、電
話機18,ファクシミリ機19及びパーソナルコンピュ
ータ20等の各種端末に送信する。
【0025】したがって、上記第2の実施の形態によれ
ば、航空機17に設置されたファクシミリ機19に相手
側であるファクシミリ機12からのFAX信号が伝送さ
れる前に、相手側からのFAX信号のDIS信号を当該
ファクシミリ機19に対応するDIS信号に書き換えて
いるので、ファクシミリ機19にてfall−back
処理を行なわせることなく、これにより、通信時間のロ
スを解消することができる。
ば、航空機17に設置されたファクシミリ機19に相手
側であるファクシミリ機12からのFAX信号が伝送さ
れる前に、相手側からのFAX信号のDIS信号を当該
ファクシミリ機19に対応するDIS信号に書き換えて
いるので、ファクシミリ機19にてfall−back
処理を行なわせることなく、これにより、通信時間のロ
スを解消することができる。
【0026】また、ファクシミリ機19に対応しない伝
送速度を有するV.29のFAX信号は、TIFU装置15
1にてV.27ter のFAX信号に書き換えられているの
で、音声/FAX/データ通信手段173aの音声コー
デックを通過することによる劣化が起こらなくて済むこ
とになる。
送速度を有するV.29のFAX信号は、TIFU装置15
1にてV.27ter のFAX信号に書き換えられているの
で、音声/FAX/データ通信手段173aの音声コー
デックを通過することによる劣化が起こらなくて済むこ
とになる。
【0027】なお、上記各実施の形態では、地上局15
側に設置された各種端末から発生された信号を航空機局
17側に設置された各種端末へ伝送する例を説明してい
るが、その逆でも実施可能である。
側に設置された各種端末から発生された信号を航空機局
17側に設置された各種端末へ伝送する例を説明してい
るが、その逆でも実施可能である。
【0028】なお、この発明は、上記各実施の形態に限
定されるものではなく、その他、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できることはもちろんの
ことである。
定されるものではなく、その他、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できることはもちろんの
ことである。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
複数種類の端末に対して通信中に違う通信モードに切り
替わるという誤動作を防止し、正確な通信を行ない得る
TIFU装置及びこのTIFU装置を使用した航空衛星
通信システムを提供することができる。また、ファクシ
ミリ通信において、異なる伝送速度を有するファクシミ
リ信号に対しても通信可能とするとともに、これによる
通信時間のロスを解消し得るTIFU装置及びこのTI
FU装置を使用した航空衛星通信システムを提供するこ
とができる。
複数種類の端末に対して通信中に違う通信モードに切り
替わるという誤動作を防止し、正確な通信を行ない得る
TIFU装置及びこのTIFU装置を使用した航空衛星
通信システムを提供することができる。また、ファクシ
ミリ通信において、異なる伝送速度を有するファクシミ
リ信号に対しても通信可能とするとともに、これによる
通信時間のロスを解消し得るTIFU装置及びこのTI
FU装置を使用した航空衛星通信システムを提供するこ
とができる。
【図1】この発明に係るTIFU装置及びこのTIFU
装置が使用される航空通信システムの一実施の形態を示
すシステムブロック図。
装置が使用される航空通信システムの一実施の形態を示
すシステムブロック図。
【図2】この発明の第2の実施の形態を示すシステムブ
ロック図。
ロック図。
【図3】従来のTIFU装置が使用される航空通信シス
テムを示すシステムブロック図。
テムを示すシステムブロック図。
11,18…電話機、 12,19…ファクシミリ機、 13,20…パーソナルコンピュータ、 15…地上局、 16…通信衛星、 17…航空機局、 151,173…TIFU装置、 151a,173a…音声/FAX/データ通信手段、 151b,173b…音声/FAX識別手段、 151c,173c…FAX信号書換手段、 152,172…衛星モデム、 153,171…アンテナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/32 H04L 11/02 Z
Claims (6)
- 【請求項1】 通信衛星を介して通信を行なう通信対象
物に設置される装置であって、 入力された少なくともファクシミリ信号及び音声信号の
各々の通信方式を識別する識別手段と、 この識別手段による識別結果に基づいて、識別された信
号成分のみの信号処理を行なうように自装置の通信モー
ドを変換する通信モード変換手段とを具備してなること
を特徴とするTIFU(Terminal Interface Function U
nit)装置。 - 【請求項2】 前記識別手段は、前記ファクシミリ信号
のプリアンブル信号を検出する第1の検出手段と、 前記通信モード変換手段は、前記第1の検出手段により
前記ファクシミリ信号のプリアンブル信号が検出された
場合に、自装置をファクシミリ通信モードに変換する手
段を有してなることを特徴とする請求項1記載のTIF
U装置。 - 【請求項3】 前記識別手段は、前記第1の検出手段に
よりファクシミリ信号のプリアンブル信号を検出した
後、前記ファクシミリ信号から伝送制御手順に関するH
DLC(High Level Data Link Control Procedures) フ
レームを検出する第2の検出手段を有し、 前記通信モード変換手段は、前記第2の検出手段により
HDLCフレームが検出されない場合、自装置を音声通
信モードに変換する手段を有してなることを特徴とする
請求項1または2記載のTIFU装置。 - 【請求項4】 通信回線に接続される地上局と、航空機
に設置された通信回線に接続される航空機局とを備え、
この航空機局と前記地上局との間を通信衛星を介して接
続する航空衛星通信システムにおいて、 前記識別手段及び前記通信モード変換手段は、前記地上
局及び前記航空機局に各々内蔵されてなり、一方の通信
回線から発生された少なくともファクシミリ信号、音声
信号に対してその通信方式を識別し、この識別結果に基
づいて自装置の通信モードを変換した後、識別された信
号を前記地上局から前記航空機局へ、もしくは前記航空
機局から前記地上局へ伝送して他方の通信回線に与える
ことを特徴とする請求項1記載のTIFU装置を使用し
た航空衛星通信システム。 - 【請求項5】 通信衛星を介して通信を行なう通信対象
物に設置される装置であって、 入力された少なくともファクシミリ信号のDIS(Digit
al Identification Signal) 信号を、自装置に対応する
DIS信号に書き換える書き換え手段を備えることを特
徴とするTIFU装置。 - 【請求項6】 通信回線に接続される地上局と、航空機
に設置された通信回線に接続される航空機局とを備え、
この航空機局と地上局との間を通信衛星を介して接続す
る航空衛星通信システムにおいて、 前記書き換え手段は、前記地上局及び前記航空機局に各
々内蔵されてなり、一方の通信回線から発生された信号
のうち少なくともファクシミリ信号のDIS信号を、フ
ァクシミリ用規格通信方式内で特定したDIS信号に書
き換え、しかる後、前記地上局から前記航空機局へ、も
しくは前記航空機局から前記地上局へ伝送して他方の通
信回線に与えることを特徴とする請求項5記載のTIF
U装置を使用した航空衛星通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9189728A JPH1141367A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | Tifu装置及びこのtifu装置を使用した航空衛星通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9189728A JPH1141367A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | Tifu装置及びこのtifu装置を使用した航空衛星通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1141367A true JPH1141367A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16246205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9189728A Abandoned JPH1141367A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | Tifu装置及びこのtifu装置を使用した航空衛星通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1141367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4717649A (en) * | 1986-04-18 | 1988-01-05 | Eastman Kodak Company | Photographic bleach-fixing compositions |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP9189728A patent/JPH1141367A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4717649A (en) * | 1986-04-18 | 1988-01-05 | Eastman Kodak Company | Photographic bleach-fixing compositions |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040712 |