JP2594392B2 - 高速信号受信装置 - Google Patents
高速信号受信装置Info
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Description
置、特に一つの受信動作に際して高速信号と低速信号が
混じって受信される場合の受信処理動作を確実に行なえ
るようにする技術に関するものである。
通信装置が広く利用されてきているが、このような画像
通信装置においては、データの受信処理、或いは発呼側
装置と被呼側装置との間の通信手順動作に際して高速信
号と低速信号とが相前後して送受される。これらの信号
の受信処理は受信装置としてのモデムによって行なわれ
るが、このモデムの従来例としては、例えば特開昭62
−216439号公報に示されるもの或いは図12に示
すようなものがある。
ターおよびハイパスフィルターを有し受信されたアナロ
グ信号を濾過するアナログフィルター、2は受信信号の
ゲインコントロールを行なうオートゲインコントロール
(AGC)回路、3は前記受信されたアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換回路、4は受信信号を
復調するQAM復調器、5はロールオフフィルター、6
は自動等化器、7はキャリア・オートマチック・フェー
ズコントローラ(CAPC)、8は判断回路、9はディ
スクランブラ、10はA/D変換された信号をエネルギ
積分してAGC回路2へ帰還させるエネルギ積分回路、
11はQAM復調器4の出力をフェーズロックするフェ
ーズロックドループ(PLL)回路である。
すタイムシーケンスが図13に示されている。この図に
おいて、例えばファクシミリ受信動作をする場合につい
てみると、発呼側装置が被呼側装置に対して発呼し公衆
回線が確立すると、被呼側装置から発呼側装置に、CE
D(被呼端末識別信号)と、被呼端末が標準の受信機能
を有することを示すDIS(デジタル識別信号)が伝送
される。このうち、前記CEDは2100Hzの信号で
あり、またDISは300bpsの速度で送られるデー
タ信号である。発呼側装置では前記各信号を受信する
と、DIS信号で表示される標準機能の中から設定され
る機能を示す命令信号である300bpsのDCS(デ
ジタル識別信号)を被呼側装置へ送信する。
は、被呼側装置のモデムのトレーニングを確かめるた
め、TCF(トレーニングチェック信号)を被呼側装置
に対して出力し、トレーニング状態がよければ被呼側装
置はCFR(受信準備確認信号)を送り返す。このトレ
ーニング動作において用いられる信号TCFは9600
bpsで送信され、CFRは300bpsで送信され
る。そして、双方の端末間で画情報の送受信が可能にな
ったことになり、発呼側装置から被呼側装置へメッセー
ジである画情報PIXが送付される。
うな従来の高速信号受信装置にあっては、上のような受
信動作の途中で、例えば図13中に示されているように
被呼側装置から発呼側装置に送信されたCFRにビット
エラーが発生したような場合、適切な対応がとれないと
いう不具合がある。すなわち、前記のようにCFRにビ
ットエラーが発生した場合、発呼側装置はCFRを受け
取ることができないため、トレーニング失敗と判断す
る。そして、非常処理動作として、本来ならファクシミ
リメッセージを9600bpsで送るべき手順のところ
で再び300bpsのDCSを被呼側装置に向けて送出
する。これは、発呼側、被呼側両装置間での通信制御処
理動作において、処理手順が変更されることを意味す
る。ところが被呼側装置は、既にCFRを送出した後で
あり、次はファクシミリメッセージが送られて来るもの
という態勢に入っているため、前記2度目のDCSの到
達と同時に9600bpsのデータを受信すべくキャリ
アディテクト(CD)をオンしデータ受信の動作に入
る。しかし、ここで受信されているデータは300bp
sのDCSでありファクシミリメッセージではないので
被呼側装置において受信エラーが発せられ、データ送受
信動作が中断されてしまう。このような事態は、一つの
データ送受信動作中に高速信号と低速信号とが相前後し
て送受されるために起こることである。
ので、その目的は、発呼側装置と被呼側装置との間にお
ける通信制御動作中において、非常処理動作の実行によ
り処理手順が変更されても、相手側からきた信号に対し
て的確に対応することのできる高速信号受信装置を提供
することである。
成するため、1つの受信動作に際して高速信号と低速信
号とを相前後して送受する場合に、各受信信号について
スペクトラムを検出する手段と、前記検出結果に基づき
前記受信信号のスペクトラムが高速信号のスペクトラム
と一致するか否かを判別して前記受信信号が高速信号で
あればCDをオンしてデータ受信の動作に入る手段とを
備えたものである。
制御処理に際して、スペクトラム検出手段がトレーニン
グ受信中に、受信信号のスペクトラムを検出する。この
トレーニング信号はいくつかのセグメントから構成され
るから、1つ又は複数のセグメントについてスペクトラ
ムを検出し、その結果、受信信号が高速信号であるか否
かを判断し、その後次の受信処理に移行する。このよう
な処理手順を踏むことにより、トレーニング受信中に非
常処理動作として所定の手順に異なった信号が受信され
ても、この信号が高速信号であるか否か判別することが
でき、次の処理に正しく入ることができる。
をファクシミリに適用した一実施例を示す図である。こ
の実施例において、前記従来例と同一の部分には同一の
符号を付することにより重複した説明を省略する。
前記従来の受信装置と同様、アナログフィルター1やA
GC回路2、および自動等化器6等の構成部分を有し、
受信信号を復調するモデム機能を備えている。さらに、
この実施例では、A/D変換回路3に接続され受信信号
のスペクトラムを検出する手段である受信スペクトラム
検出回路12が設けられている。 このような構成を有
する高速信号受信装置の動作について、以下ファクシミ
リ受信動作を例にとって説明する。ファクシミリ受信動
作にあっては、発呼側装置から被呼側装置が発呼されて
公衆回線1が確立すると、被呼側装置からこの発呼側装
置にCEDと、被呼端末が標準の受信機能を有すること
を示すDISが伝送される。発呼側装置では前記各信号
を受信すると、DIS信号で表示される標準機能の中か
ら設定される機能を示す命令信号であるDCSを被呼側
装置へ送信する。このDCSの送出とともに、発呼側装
置は、被呼側装置のモデムのトレーニングを確かめるた
め、TCFを被呼側装置に対して出力し、トレーニング
状態がよければ被呼側装置はCFRを送り返す。そし
て、双方の端末間で画情報の送受信が可能になったこと
になり、発呼側装置から被呼側装置へファクシミリメッ
セージが送付される。
を図3に示す。この図から明らかなように、ファクシミ
リメッセージ15はセグメント1〜4を有し、これらの
セグメントに続いてデータ16を有する。図4は前記各
セグメントに対応する信号形式を決定するための星図
(コンステレーションパターン)である。
決定する方法を示す図である。セグメント1〜4のう
ち、セグメント1は無信号であり、セグメント2は図4
中A点に対応する信号とB点に対応する信号とを交互に
送出した信号から構成される。このセグメント2の信号
の、変調前のスペクトラムが図6に、変調後のスペクト
ラムが図7に示されている。すなわち、セグメント2は
図4中のA点、B点を1/2400秒毎に切り換えて生
成される。そして、CCITT V29, 9672で
は、1700Hzのキャリア周波数を使って変調するよ
う勧告しているから、図6に表されたスペクトラム信号
を変調すると、図7に示すように+の方向へ1700H
zシフトすることになる。
る信号とD点に対応する信号とをランダムに送って得ら
れる。このセグメント3の信号の、変調前のスペクトラ
ムが図8に、変調後のスペクトラムが図9に示されてい
る。すなわち、セグメント3は図4中のC点、D点をラ
ンダムに出力して生成される。そして、前記セグメント
2の信号と同様に、1700Hzのキャリア周波数を使
って変調されるから、図8に表されたスペクトラム信号
を変調すると、図9に示すように+の方向へ1700H
zシフトする。
トラムを示すと図10のようになり、また、300bp
sの信号のスペクトラムを示すと図11のようになる。
メッセージ15の受信に際して、受信スペクトラム検出
回路12がファクシミリメッセージ15中の各セグメン
トの信号のスペクトラムを検出する。そして、セグメン
ト2のスペクトラムを検出した後、セグメント3の信号
を待ち、各セグメントのスペクトラムを正しく検出した
後CDオンし、9600bpsのデータ16を受信す
る。
送出されてしまうと、発呼側装置からは、ファクシミリ
メッセージのページ終了と他に送信ドキュメントのない
ことを示すEOP(手続終了信号)が出力され、これを
受けた被呼側装置からはMCF(メッセージ確認信号)
が返送され、さらに発呼側装置からは、動作終了を示し
応答を必要としないDCN(切断命令信号)が出力され
る。これによって、発呼側装置および被呼側装置のそれ
ぞれにおいて回線の切断が行なわれる。なお、前記EO
P、MCF、DCNは、いずれも300bpsの信号で
ある。
例について述べたと同様に、受信動作の途中で被呼側装
置から発呼側装置に送信されたCFRにビットエラーが
発生したような場合を考える。この場合、発呼側装置は
CFRを受け取ることができないため、トレーニング失
敗と判断する。そして、非常処理動作として、本来なら
ファクシミリメッセージ15を9600bpsで送るべ
き手順のところで再び300bpsのDCSを被呼側装
置に向けて送出する。被呼側装置では9600bps信
号の受信に備えて受信スペクトラム検出回路12が受信
信号のスペクトラム検出を行なう。ところが、この場合
は前記セグメント2およびセグメント3の信号のスペク
トラム検出は行なわれないので、受信装置ではCDオン
せず300bpsのDCSを受信し、これに応答するこ
とができる。
高速信号受信装置に受信スペクトラム検出手段を設け、
高速で送信される信号のスペクトラムを検出してからデ
ータ受信を行なうようにしたため、通信制御動作手順を
実行中に制御信号(例えばCFR)がビットエラーを起
こす等のトラブルにより高速信号待ちの状態で低速信号
が誤って受信されても、被呼側装置ではCDオンせずデ
ータモードに入らないで済む。これにより受信エラー等
の発生を防止することができる。また、回線の雑音レベ
ルが高く、雑音によりトレーニング受信がスタートして
もCDオンせず、その雑音の後に本来の高速信号のトレ
ーニング信号が到達すればその時点で正しくトレーニン
グ信号をつかんでCDオンするため、受信動作が誤りな
く実行される等種々の効果が得られる。
の一実施例を示すブロック図
ムシーケンス図
ッセージの信号構成を示す図
する信号形式を決定するための星図
法を説明する図
の、変調前のスペクトラムを表す図
の、変調後のスペクトラムを表す図
の、変調前のスペクトラムを表す図
の、変調前のスペクトラムを表す図
ク図
ス図
Claims (1)
- 【請求項1】 1つの受信動作に際して高速信号と低速
信号とを相前後して送受する場合に、各受信信号につい
てスペクトラムを検出する手段と、前記検出結果に基づ
き前記受信信号のスペクトラムが高速信号のスペクトラ
ムと一致するか否かを判別して前記受信信号が高速信号
であればCDをオンしてデータ受信の動作に入る手段と
を具備する高速信号受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3273000A JP2594392B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 高速信号受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3273000A JP2594392B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 高速信号受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05114982A JPH05114982A (ja) | 1993-05-07 |
JP2594392B2 true JP2594392B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=17521753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3273000A Expired - Lifetime JP2594392B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 高速信号受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594392B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP3273000A patent/JP2594392B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05114982A (ja) | 1993-05-07 |
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