JPH1139858A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1139858A
JPH1139858A JP9191380A JP19138097A JPH1139858A JP H1139858 A JPH1139858 A JP H1139858A JP 9191380 A JP9191380 A JP 9191380A JP 19138097 A JP19138097 A JP 19138097A JP H1139858 A JPH1139858 A JP H1139858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタや配線部のバラツキ等によるI
R drop の変動を無くすることができ、セルの読み出し
信号が小さくても安定動作が可能で、かつ電源変動の影
響が小さく高速動作を可能とする。 【解決手段】 ビット線とワード線の交差部に配設さ
れ、GMRセルをビット線方向に複数個直列接続してメ
モリ用サブセルブロックを構成し、サブセルブロックの
複数個とダミーセルとして用いるダミー用サブセルブロ
ックをビット線方向に直列接続してセルブロックを構成
し、セルブロックをワード線方向に複数個配列してメモ
リセルアレイを構成したGMRメモリであって、セルブ
ロックのビット線方向に電流を流し、メモリ用サブセル
ブロックの内でワード線により選択されたメモリセルを
含むサブセルブロックの両端のノードからデータを読出
し、ダミー用サブセルブロックの両端のノードからリフ
ァレンスデータを読出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係わり、特に磁気スピンによる磁気抵抗の変化によって
データを記憶する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、半導体メモリは、大型コンピュー
タの主記憶から、パーソナルコンピュータ,家電製品,
携帯電話等、至る所で利用されている。半導体メモリの
種類としては、揮発性のDRAM(Dynamic RAM),
SRAM(Static RAM)、不揮発性のMROM(M
ask ROM),Flash EEPROM(Electricaly Eras
able Promgramable ROM)等が市場に出まわってい
る。特に、DRAMは揮発性メモリであるにも拘らず、
その低コスト性(SRAMに比べてセル面積が1/
4)、高速性(EEPROMに比べて)の点で優れてお
り、市場の殆どを占めているのが現状である。
【0003】ところで、書き換え可能で不揮発性のEE
PROMは、書き換え回数(W/E回数)が10の6乗
程度しかなく、書き込む時間がマイクロ秒程度かかり、
さらに書き込みに高電圧(12V〜22V)を印加する
必要がある等の欠点があるため、DRAM程には市場が
ひらけていない。
【0004】これに対して、強誘電体キャパシタ(Ferr
oelectric Capacitor)を用いた不揮発性半導体メモリで
あるFRAM(Ferroelectric RAM)は、1980年
に提案されて以来、書き換え回数が10の12乗、読み
出し/書き込み時間がDRAM程度、3V〜5V動作等
の長所があるため、各メーカが競って開発を行ってい
る。しかしながら、書き換え回数が10の12乗では、
100nsサイクルタイムで、(100ns×10の1
2乗)/(60×60×24秒)=1.15日であり、
書き換え回数が10の15乗以上でないと10年以上連
続動作ができず、DRAM等のようなメインメモリとし
ての利用ができないの現状である。
【0005】これに対して、近年、GMR(Ginat Magn
eto Resistance)等の磁気抵抗効果を利用した不揮発性
半導体メモリの開発がなされている(文献(1):J.L.Brow
n etal,IEEE Trans. of Components Packaging, and Ma
nufacturing Technology-PART A,Vol.17,No.3,Sep.,199
4、文献(2): Y.Irie et al.,Japanese Journal of Appl
ied Physics Letter, Vol.34,pp.L415-417,1995、文献
(3): D.D.Tang et al.,IEEE InterMAG'95,AP03,1995
等)。このGMRメモリは、非破壊読み出し,高速動
作,高放射線耐圧性等の長所に加え、書き換え回数が1
0の15乗以上と高いため、DRAMマーケット、更に
は全半導体メモリ,ハードディスク(HD)等をそのま
ま置き換える可能性がある。
【0006】図31(a)に従来のGMRメモリのセル
部の平面図を、(b)に(a)のB−B’断面図を示
す。図31(a)(b)に示すように、GMR膜1はビ
ット線2,3に直列接続され、ワード線4はGMR膜1
の上層にビット線2,3と交差するように形成されてい
る。GMR膜1には、金属人工格子やナノグラニュラー
合金、更には図32(a)に示すような、薄い強磁性層
11,非磁性導体層12,強磁性層13のサンドイッチ
層で形成される交換結合型GMR膜等がある。その他に
も、トンネル型GMRや酸化物磁性体のGMR、更には
CMR(Colossal MR)等も提案されている。
【0007】次に、GMRメモリの動作を図32(a)
に示す交換結合型GMR膜を用いて説明する。非磁性導
体層12の両側の強磁性層11,13のスピン(spi
n)は、ゼロ磁界では、交換相互作用で互いに逆方向の
スピンを持ち、図32(b)に示すようなワード線、及
び図32(c)に示すようなビット線に流れる電流によ
り発生する磁界(H)の合成磁界方向にスピン方向が変
化する。そして、両側のスピン方向が反対方向の時は電
気抵抗が高く、両側のスピン方向が同一方向の時は電気
抵抗が低くなる。
【0008】つまり、両側のスピンの相対方向のみで抵
抗は決まり、両側のスピンの絶対方向には抵抗は依存し
ない(等方性)。GMRメモリとしては、この抵抗差を
利用して書き込み情報を読み出す。即ち、ビット線に電
流を流した時に発生する電位差をセンスアンプ回路で増
幅して、“0”,“1”情報を読み出す。
【0009】図32(b)にはワード線に、図32
(c)にはビット線に電流を流した場合の磁界方向を示
している。丸に点は手前側に電流を流した場合を示し、
丸に×印は奥側に電流を流した場合を示す。アンぺアの
右ねじの法則により、ワード線電流はビット線方向に磁
界を発生し、両側の強磁性層とも同一の方向に磁界を発
生させる。ビット線電流はワード線方向に磁界を発生
し、両側の強磁性層に対して互いに逆方向に磁界(以後
回転磁界と呼ぶ)を発生させる。
【0010】GMRメモリのセル構成としては、図33
に示すような各種方式(a)(b)(c)等が提案され
ている。
【0011】図33(a)は交換結合型GMR膜で、一
つのデータ記憶法として、低磁界では反対方向にスピン
を持ち、飽和磁界以上では同一方向のスピンを持ち、こ
れで“1”,“0”を記憶する。もう一つの記憶法とし
て、ワード線方向に反対方向のスピンを持たせ、これを
“0”データとし、ワード線に大きな電流を流し、ビッ
ト線方向に両方のスピンを向け、さらに反対方向を向い
ているスピン方向と逆方向になる方向に回転磁界を発生
するようにビット線に電流を流し、反対方向ではある
が、絶対方向が逆のスピン方向に上下強磁性層のスピン
を反転させ、これを“1”データとして記憶する。単に
回転磁界だけではスピンは反転せず、ワード線電流によ
る磁界との合成磁界が反転に必要なエネルギーを越えた
場合に反転する。
【0012】読み出し法であるが、まず前記ワード線方
向と逆方向に書き込み時より小さな電流を流し、両方の
スピンの方向を同一ビット線方向に向ける。次に、
“1”データを書き込んだ場合と同じ回転磁界を発生さ
せる方向にビット線電流を流す。このとき、“1”デー
タであれば、スピン方向と回転磁界が同じ方向であるた
め、ワード線電流に拘らずスピンは反対方向でワード線
方向に向き、結果としてビット線の抵抗は高抵抗とな
る。“0”データであれば、スピン方向と回転磁界が異
なる方向であるため、ワード線電流による両方のスピン
の方向が同一ビット方向に向く力が強まる(ワード線電
流が小さいため、反転はしない)。結果として、ビット
線の抵抗は低抵抗となる。なお、この詳細は前記文献
(1) に記載されている。
【0013】図33(b)(c)は非結合型(スピンバ
ルブ型)で、導体層の上下の磁性層が言わば独立に動作
する。図33(b)において、(半)硬質磁性層のスピ
ン方向が反転する磁界は高く、軟磁性層のスピン方向が
反転する磁界は低い。よって、図33(b)中、例えば
手前向きに大きなワード線電流を流すと、(半)硬質磁
性層は“0”データを記憶し、奥向きに大きなワード線
電流を流すと、(半)硬質磁性層は“1”データを記憶
する(前記文献(2) )。
【0014】読み出し時は、例えば“0”データの場
合、奥向きに小さいワード線電流を流すと、軟磁性層は
左スピンとなり、上下逆スピンとなり抵抗は高く、
“1”データの場合、上下同じスピンとなり抵抗は低
い。磁界の強弱は、ワード線とビット線の合成磁界でも
よいし、前記ワード線と垂直方向に第2のワード線を設
け、選択した前記ワード線と第2のワード線が交差した
部分のセルをこの合成磁界で発生させても良い。
【0015】図33(c)においては、反磁性層により
導体層の上の軟磁性層は交換結合により強く結びつきス
ピンは固定で、導体層の下の軟磁性層のみ磁界でスピン
が反転し、データを記憶する(前記文献(3) )。
【0016】しかしながら、この種のGMRメモリは未
だ実用化されていない。これは、次のような大きな問題
点が存在するためである。
【0017】図34は、従来のGMRメモリの構成の等
価回路図を示す。ここでは、簡略化のため、抵抗の記号
に斜線を入れたものを1つのメモリセルとしている。ビ
ット線の抵抗が磁気抵抗効果で変化するため、このよう
な記号をとる。ワード線は省略している。これは、図3
3のセルが適用できる。1個のセルの上層下層の磁性層
のスピンが逆の場合のビット線の抵抗をR、同じ向きに
なった場合の抵抗を(R−△R)としている。図34に
おいては、セルを複数個直列接続して、一端(Vs)を
接地し、他端をブロック選択トランジスタ(Q1)を介
して、センスアンプ回路と一定電流発生回路に接続して
いる。なお、この詳細も前記文献(1) に記載されてい
る。
【0018】この構成において、例えば読み出し動作と
して、“1”データ読み出し時は、選択セルの抵抗及び
その他の非選択セルの抵抗がRであり、“0”データ読
み出し時は、選択セルの抵抗は(R−△R)で、その他
の非選択セルの抵抗がRである。この結果、一定電流発
生回路からVint ,Vsと流れる電流をIとすると、
“1”データと“0”データでのセンスアンプへの入力
電位(Vint )の半分、即ちセルの読み出し信号量(V
out )は理論上△R×Iとなる。但し、現状のGMRで
はこの抵抗変化率△R/R値が5%から30%と低く。
Vout も5mVから10mVと低い。このように読み出
し信号が小さいために、従来GMRセル構成において
は、次のような問題点があった。
【0019】ビット線に流れる電流Iのために、ブロッ
ク選択トランジスタのON抵抗(r)により、ブロック
選択トランジスタ部にIR drop が発生する。例えば、
直列セル数=16,R=100Ω,△R=10Ω,r=
625Ω,Vint =2Vでは、I=2V/(100×1
6+625)Ω=0.89mAで、出力Vout =±4.
5mVとなる。これに対して、ブロック選択トランジス
タのソースドレイン間にはI×r=0.55Vの電位が
かかり、このトランジスタの電流バラツキが±10%と
すると±55mVも出力電位が変動し、ノイズ/信号比
が1000%にもなってしまう。さらに、セルブロック
と一定電流発生回路間の配線抵抗r’のIR drop も加
えると、1セルブロックの動作は可能であるが、大容量
のメモリとしては実際上、動作が困難となる。
【0020】これに対して、前記文献(1) のようなGM
Rメモリにおいては、セルデータを2度読みして、この
ノイズをキャンセルしようとしている。例えば、センス
アンプ側で、選択セルの抵抗がRのままでのVout と、
選択セルの抵抗が(R−△R)の場合のVout の両方を
読み差分を見る等の工夫をしている。しかしながら、こ
の2度読み方式は、センス動作が極めて遅くなる問題点
もさることながら、電源の変動に対して致命的である。
即ち、1回目の読み出し時と2回目の読み出し時でVin
t の値が100mV変動すれば、それだけで誤動作して
しまう。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のG
MRメモリ等の磁気抵抗効果を利用する半導体記憶装置
においては、非破壊読み出し,高速動作,高放射線耐圧
性等の長所に加え、書き換え回数10の15乗以上と1
0年連続動作が可能で、DRAMマーケット及び全半導
体メモリ,ハードディスク(HD)等をそのまま置き換
える可能性がある反面、小さな読み出し信号量に対し
て、ブロック選択トランジスタ等のトランジスタ部での
IR drop のバラツキや配線系のIR drop 等が大き
く、大容量メモリとして動作が困難であった。また、デ
ータを2度読みする方式では、動作が遅い問題があり、
さらに電源電圧の変動に対して致命的な欠点を持ってい
た。
【0022】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、抵抗変化によって情報
を記憶するメモリにおいて、トランジスタや配線部のバ
ラツキ等によるIR drop の変動を低減或いは理論上無
くすることができ、セルの読み出し信号が小さくても安
定動作が可能で、かつ電源変動の影響が小さく高速動作
が可能な半導体記憶装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。
【0024】即ち、本発明(請求項1)は、ビット線と
ワード線の交差部に配設され、抵抗変化によってデータ
を記憶するメモリセルの1個から、又は該メモリセルを
ビット線方向に複数個直列接続してサブセルブロックを
構成し、該サブセルブロックをビット線方向に複数個直
列接続してセルブロックを構成し、該セルブロックをワ
ード線方向に複数個配列してメモリセルアレイを構成し
た半導体記憶装置であって、前記セルブロックのビット
線方向に電流を流す手段と、前記サブセルブロックの内
で前記ワード線により選択されたメモリセルを含むサブ
セルブロックの両端のノードからデータを読み出す手段
とを具備してなることを特徴とする。
【0025】また、本発明(請求項2)は、ビット線と
ワード線の交差部に配設され、抵抗変化によってデータ
を記憶するメモリセルの1個から、又は該メモリセルを
ビット線方向に複数個直列接続してメモリ用サブセルブ
ロックを構成し、該サブセルブロックの複数個とダミー
セルとして用いるダミー用サブセルブロックをビット線
方向に直列接続してセルブロックを構成し、該セルブロ
ックをワード線方向に複数個配列してメモリセルアレイ
を構成した半導体記憶装置であって、前記セルブロック
のビット線方向に電流を流す手段と、前記メモリ用サブ
セルブロックの内で前記ワード線により選択されたメモ
リセルを含むサブセルブロックの両端のノードからデー
タを読み出す手段と、前記ダミー用サブセルブロックの
両端のノードからリファレンスデータを読み出す手段と
を具備してなることを特徴とする。
【0026】また、本発明(請求項3)は、ビット線と
ワード線の交差部に配設され、抵抗変化によってデータ
を記憶するメモリセルの1個から、又は該メモリセルを
ビット線方向に複数個直列接続してメモリ用サブセルブ
ロックを構成し、該サブセルブロックをビット線方向に
複数個直列接続してメモリ用セルブロックを構成し、ダ
ミーセルとして用いるダミー用サブセルブロックをビッ
ト線方向に複数個直列接続してダミー用セルブロックを
構成し、前記メモリ用セルブロックの複数個と前記ダミ
ー用セルブロックをワード線方向に配列してメモリセル
アレイを構成した半導体記憶装置であって、前記メモリ
用セルブロック及びダミー用セルブロックのビット線方
向に電流を流す手段と、前記メモリ用サブセルブロック
の内で前記ワード線により選択されたメモリセルを含む
サブセルブロックの両端のノードからデータを読み出す
手段と、前記ダミー用セルブロック内の前記選択された
メモリセルに対応するダミー用サブセルブロックの両端
のノードからリファレンスデータを読み出す手段とを具
備してなることを特徴とする。
【0027】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) セルブロックの一端は、セルブロック選択トランジ
スタを介して電源端に接続されること。 (2) セルブロックの一端はセルブロック選択トランジス
タ介して電源端に接続され、他端はセルブロック選択ト
ランジスタ介して接地端に接続されること。
【0028】(3) サブセルブロックの両端ノードは、サ
ブセルブロック選択トランジスタを介してセンスアンプ
に接続されること。 (3) 選択されたメモリセルのデータは、メモリ用サブセ
ルブロックの両端のノードの電位差と、ダミー用サブセ
ルブロックの両端のノードの電位差との差から読み出さ
れること。 (4) ダミー用サブセルブロックの抵抗値は、メモリ用サ
ブセルブロック内の選択されたメモリセルのデータが
“0”のときの該サブセルブロックの抵抗値と、選択さ
れたメモリセルのデータが“1”のときの該サブセルブ
ロックの抵抗値との中間の値に設定されていること。
【0029】(5) メモリセルは、GMR(Giant Magnet
o Resistance)膜からなるものであること。 (6) GMR膜は、Cu,Au,Ag,Cr等の非強磁性
導体層の両側にCo,Ni,Fe等及びこれらの合金の
強磁性層を接続させた交換結合型のものであること。
【0030】(7) GMR膜は、Cu,Au,Ag,Cr
等の非強磁性導体層の片側に、CoPt等の(半)硬質
磁性層、他側にNiFe,NiFeCo等の軟磁性層を
接続したスピンバルブ型もの、或いはCu,Au,A
g,Cr等の非強磁性導体層の片側に、NiFe,Ni
FeCo等の軟磁性層とFeMn等の反強磁性層、他側
にNiFe,NiFeCo等の軟磁性層を接続したスピ
ンバルブ型ものであること。
【0031】(8) メモリセルは、トンネル型GMRから
なり、Al2 2 等の非強磁性絶縁層の両側に、Fe等
の強磁性層を接続したもの、或いはCMR(Colossal M
agneto Resistance )膜からなり、Pr,Sr,Mn,
O等を含む膜であること。
【0032】また、本発明(請求項8)は、第1のワー
ド線により選択され抵抗変化によってデータを記憶する
磁気抵抗効果素子と第2のワード線により選択されるセ
ルトランジスタとを並列接続してメモリセルを構成し、
該メモリセルをビット線方向に複数個直列接続してセル
ブロックを構成し、該セルブロックをワード線方向に複
数個配列してメモリセルアレイを構成し、前記セルブロ
ックを少なくとも1個のブロック選択トランジスタを介
してビット線にそれぞれ接続してなることを特徴とす
る。
【0033】なお、本発明における抵抗変化によってデ
ータを記憶するメモリセルは、GMR膜等の磁気抵抗効
果膜の他に、例えばボロメータ(bolpmeter )型の赤外
線センサ等の抵抗変化によりデータを記憶する素子のい
ずれにも適用可能である。
【0034】(作用)本発明(請求項1〜7)によれ
ば、第1にサブセルブロックの両端から引き出されるデ
ータ線側をハイインピーダンスなセンスアンプに接続に
することによって、データ線にDC電流が流れず、デー
タ線の寄生抵抗によるIR drop や、データ線とサブセ
ルブロックの両端のノード間に挿入された、サブセルブ
ロック選択トランジスタ等のON抵抗により引起こされ
るIR drop は無くなる。このため、サブセルブロック
の両端の電位がそのままセンスアンプに伝わり、ノイズ
の影響なしにデータの読み出しが可能となる。
【0035】第2に、セルデータを1回で読んだとして
も、セルブロックのビット線端に接続されたセルブロッ
ク選択トランジスタのON抵抗のバラツキによるIR d
ropのバラツキや、電源とビット線間の配線抵抗のバラ
ツキによるIR drop のバラツキによる、電位のずれに
よるノイズVnoise は、m個のサブセルブロックで分割
され、1個のサブセルブロックの両端で見るとVnoise
/mに低減される。
【0036】セルデータを1回で読むと電源電圧の変動
ノイズは無く、仮に複数回で読んだとしても、電源電圧
変動ノイズも1/mに低減される。
【0037】また、ダミー用サブセルブロックもビット
線に直列接続すれば、上記の1個のサブセルブロックに
流れる電流が上記バラツキ等で変化してVnoise /mの
ノイズを受けたとしても、ダミー用サブセルブロックに
も同じ電流が流れるため、同じVnoise /mのノイズを
受けるため、センスアンプで2つの差分を取れば、理論
上は上記Vnoise /mノイズを無くすることができる。
【0038】また、本発明(請求項8)によれば、卜ン
ネル型GMRセル等、の磁気抵抗効果の抵抗自身が非常
に大きく、1トランジスタ/1GMR素子で1セルを構
成する場合、GMR素子とトランジスタを並列接続し、
これを直列接続することにより、セルサイズがDRAM
のように、8F2 サイズ以下にしにくい問題点を解決し
て、平面トランジスタでランダムアクセスができる4F
2 サイズのGMRセルを実現できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0040】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図で
ある。これは、磁気抵抗効果により、“1”,“0”デ
ータを記憶するGMRメモリのセルアレイ部の1つのセ
ルブロックである。磁気抵抗効果素子としては、後述す
るように、ビット線とその上層に形成されたワード線の
交差部分のビット線側に、強磁性層/非磁性導体層/強
磁性層等で形成された、磁気抵抗効果のあるGMR(Gi
ant Magneto Resistance)膜等を形成したものが用いら
れる。
【0041】図1では、簡略化のため、抵抗の記号に斜
線を入れたものを1つのメモリセルとしている。ビット
線の抵抗が磁気抵抗効果で変化するため、このような記
号をとる。ワード線は省略している。1個のセルの上層
下層の磁性層のスピンが逆の場合のビット線の抵抗を
R、同じ向きになった場合の抵抗を(R−△R)として
いる。
【0042】図1においては、メモリセルを4個直列接
続してメモリ用サブセルブロックを構成し、同様に、ダ
ミーセルを4個直列接続してダミー用サブセルブロック
を構成している。そして、n個のメモリ用サブセルブロ
ックと1個のダミー用サブセルブロックを直列接続した
ものに、さらにブロック選択トランジスタ(Q1)を直
列接続して、セルブロックを構成している。そして、直
列接続されたセルブロックの両端のVint ,Vsに電圧
を印加して、ビット線に電流を流すようにしている。な
お、図には示さないが、セルブロックをワード線方向に
複数個配列してメモリセルアレイを構成している。
【0043】このような構成において、一端(Vs)を
接地し、他端にVcc電位を印加し、ブロック選択トラ
ンジスタ(Q1)をONして、ビット線に電流を流す。
データの読み出しは、データ線を介して行われる。即
ち、メモリ用サブセルブロックの両端のノードから、ト
ランジスタQ3〜Q7を介して、データ線(DL0〜D
Ln)にデータが読み出される。同様に、ダミーセルの
リファレンスデータは、ダミー用サブセルブロックの両
端のノードから、トランジスタQ1,Q2を介してダミ
ーデータ線(DDL0,DDL1)に読み出される。こ
のとき、DDL1とDL0は共有化されている。
【0044】ここで、例えば読み出し動作として、
“1”データ読み出し時は、選択セルの抵抗及びその他
の非選択セルの抵抗がRであり、“0”データ読み出し
時は、選択セルの抵抗は(R−△R)で、その他の非選
択セルの抵抗がRである。ダミー用サブセルブロックに
おいては、4個のセルの内1個のセルの抵抗を“1”デ
ータと“0”データの半分の(R−△R/2)に設定し
ておき、残り3つのセルをRに設定しておく。
【0045】また、別の方法として、4個のダミーセル
全部を(R−△R/8)にしておいても良い。さらに、
ダミー用サブセルブロックは全体で4R−ΔR/2の抵
抗であればよいので、必ずしも4個のダミーセルを用い
る必要はなく、1個の抵抗で代用することも可能であ
る。
【0046】こうすることにより、Vint ,Vs間に電
圧を印加しビット線に流れる電流をIとすると、選択セ
ルを含むメモリ用サブセルブロックの両端に接続される
データ線の電位差(DL2−DL1)は、“1”データ
時は4RI、“0”データ時は(4R−△R)Iとな
る。また、ダミーデータ線の電位差(DDL1−DDL
0)は、(4R−△R/2)Iとなる。よって、センス
アンプ側で、データ線間の電位差とダミーデータ線間の
電位差の差、即ち読み出し信号Vout ={(DL2−D
L1)−(DDL1−DDL0)}は、“1”データ時
には+△RI/2、“0”データ時には−△RI/2と
なり、この結果を増幅すれば、“1”,“0”データが
読み出される。
【0047】現状のGMRメモリのセルではこの抵抗の
変化率△R/R値が5%から30%と低く、Voutも±5
mVから±10mVと低い。このような読み出し信号が
小さい場合、セルアレイ内に大きなノイズが発生する
と、データが正確に読み出されない。
【0048】ノイズ源として、ビット線に流れる電流I
のために、ブロック選択トランジスタのON抵抗(r)
により、ブロック選択トランジスタ部にIR drop が発
生したとする。例えば、直列セル数=16,直列ダミー
セル数=4,R=100Ω,△R=10Ω,r=625
Ω,Vint=2Vでは、I=2V/(100×20+
625)Ω=0.76mAで、出力信号Vout =I×△
R/2=±3.8mVとなる。これに対して、ブロック
選択トランジスタのソースドレイン間にはI×r=0.
48Vの電位がかかり、このトランジスタのON抵抗バ
ラツキが±10%とすると、±48mVもブロック選択
トランジスタのソース・ドレイン間の電圧が変化してし
まう。
【0049】これに対し本実施形態においては、このノ
イズは理論上は完全にキャンセルされる。第1に、サブ
セルブロックの両端から引き出されるデータ線(DL0
〜DLn,DDL0〜DDL1)側をハイインピーダン
スなセンスアンプに接続にすることにより、データ線に
DC電流が流れず、データ線の寄生抵抗(r”)による
IR drop や、データ線とサブセルブロックの両端のノ
ード間に挿入された、サブセルブロック選択トランジス
タ(Q2〜Q7)のON抵抗により引起こされるIR d
rop は無くなり、サブセルブロックの両端の電位がその
ままセンスアンプに伝わりノイズが無くなる。
【0050】第2に、セルデータを1回で読んだとして
も、セルブロックのビット線端に接続されたセルブロッ
ク選択トランジスタの上記±48mVものON抵抗のバ
ラツキによるIR drop のバラツキノイズVnoise は、
n個のサブセルブロックで分割され、1個のサブセルブ
ロックの両端で見ると、Vnoise /nに低減される。更
に、ダミー用サブセルブロックもビット線に直列接続さ
れているため、上記の1個のサブセルブロックに流れる
電流が上記バラツキ等で変化してVnoise /nのノイズ
を受けたとしても、ダミー用サブセルブロックにも同じ
電流Iが流れ、同じVnoise /nのノイズを受ける。こ
のため、センスアンプ側でデータ線間の電位差とダミー
データ線間の電位差の差、即ち読み出し信号Vout =
{(DL2−DL1)−(DDL1−DDL0)}を取
ると、2つのVnoise /nの差分が取られ、理論上、上
記Vnoise /nノイズも無くすることができる。
【0051】同様に、従来GMRメモリで問題であっ
た、電源とビット線間の配線の寄生抵抗のバラツキによ
るIR drop のバラツキによる、電位のずれも本実施形
態によればキャンセルできる。本実施形態は、セルデー
タを1回で読むため電源電圧の変動ノイズは無く、たと
え複数回で読んだとしても電源電圧変動によるVint の
変動によるノイズもキャンセルでき、理論上、ノイズ無
くすることができる。
【0052】なお、本実施形態では省略したが、当然の
ことながら、ワード線とビット線の合成磁界を利用し
て、データの読み書きを行うことができるし、ワード線
と垂直なカラム線とワード線の合成磁界でデータの読み
書きを行っても良い。
【0053】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係わるGMRメモリのセル構造の例を示す
図である。このメモリセルは、本発明の全てのセルブロ
ックに適用できるものである。(a)は断面図を示し、
(b)は平面図を示している。
【0054】本実施形態は、磁気抵抗効果膜として、G
MR(Giant Magneto Resistance)膜で、Cu,Au,
Ag,Cr等の非強磁性導体層の両側にCo,Ni,F
e等及びこれらの合金の強磁性層を接続させた交換結合
型のものである。
【0055】これに限らず、Cu,Au,Ag,Cr等
の非強磁性導体層の片側にCoPt等の(半)硬質磁性
層、他側にNiFe,NiFeCo等の軟磁性層を接続
したスピンバルブ型ものでもよい。さらに、Cu,A
u,Ag,Cr等の非強磁性導体層の片側にNiFe,
NiFeCo等の軟磁性層とFeMn等の反強磁性層、
他側にNiFe,NiFeCo等の軟磁性層を接続した
スピンバルブ型ものであってもよい。
【0056】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態に係わるGMRメモリのセル構造の例を示す
図である。このメモリセルは、本発明の全てのセルブロ
ックに適用できるものである。(a)は断面図を示し、
(b)は平面図を示し、(c)は断面図を示している。
【0057】本実施形態は、トンネル型GMRで、Al
2 2 等の非強磁性絶縁層の両側にCo,Fe,Ni等
の強磁性層を接続したものである。ワード線WLはトン
ネル型GMRの下層に形成しても良いし、WL以外に、
WLと垂直にカラム線を設けて、これらの合成磁界で読
み書きしても良い。その他、CMR(Colossal Magneto
Resistance)膜で、Pr,Sr,Mn,O等を含む膜で
あるメモリセル等が適用できる。
【0058】(第4の実施形態)図4は、本発明の第4
の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図で
あり、GMRメモリのセルブロックを示している。図1
に示した第1の実施形態とは異なり、サブセルブロック
内の直列セル数を2にした場合を示し、効果は第1の実
施形態と同じである。
【0059】また、第1の実施形態においては、データ
線間差(DLk −DLk-1 )は4RIとなるのに対し
て、本実施形態ではデータ線間差は2RIとなり、(読
み出し信号)/(データ線間差)の値を大きくでき、セ
ンス動作上のマージンを大きくできる。
【0060】(第5の実施形態)図5は、本発明の第5
の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図で
あり、GMRメモリのセルブロックを示している。図1
に示した第1の実施形態とは異なり、サブセルブロック
内の直列セル数を1にした場合を示し、効果は第1の実
施形態と同じである。
【0061】また、第1の実施形態においては、データ
線間差(DLk −DLk-1 )は4RIとなるのに対し
て、本実施形態ではデータ線間差はRIとなり、(読み
出し信号)/(データ線間差)の値を更に大きくでき、
センス動作上のマージンが更に大きくなる。
【0062】(第6の実施形態)図6は、本発明の第6
の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図で
あり、GMRメモリのセルブロックを示している。
【0063】本実施形態においては、図1に示した第1
の実施形態とは異なり、ダミーデータ線DDL1とデー
タ線DL0の共有を止め、各々を独立に設けている。こ
のような構成であっても第1の実施形態と同様の効果が
得られる。
【0064】(第7の実施形態)図7は、本発明の第7
の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図で
あり、GMRメモリのセルブロックを示している。本実
施形態においては、図1に示した第1の実施形態とは異
なり、ダミー用サブセルブロックを、メモリ用サブセル
ブロックの端部ではなく中央部に配置している。
【0065】このような構成であれば、第1の実施形態
と同様の効果が得られるのは勿論のこと、次のような効
果が得られる。即ち、データ線DLに表れる電位とダミ
ーデータ線DDLに表れる電位との比較の際に、これら
のシフト量を少なくできるので、センスアンプ動作のS
ET信号動作時の寄生容量によるカップリングノイズを
半減できる。この点に関しては、後に詳しく説明する。
【0066】(第8の実施形態)図8は本発明の第8の
実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図であ
り、GMRメモリのセルブロックを示している。
【0067】本実施形態は、図1に示した第1の実施形
態とは異なり、直列接続していたダミー用サブセルブロ
ックを取り除き、メモリセルのみからなるメモリ用セル
ブロックを構成している。なお、図には示さないが、メ
モリ用セルブロックとは別に、ダミーセルを複数個直列
接続したダミー用サブセルブロックを構成し、更にこれ
を複数個直列接続してダミー用セルブロックを形成して
いる。この場合、次のような効果が得られる。
【0068】第1に、メモリ用サブセルブロックの両端
から引き出されるデータ線(DL0〜DLn、DDL0
〜DDL1)側をハイインピーダンスなセンスアンプに
接続にすることにより、データ線にDC電流が流れず、
データ線の寄生抵抗(r”)によるIR drop や、デー
タ線とサブセルブロックの両端のノード間に挿入され
た、サブセルブロック選択トランジスタ(Q2〜Q7)
のON抵抗により引起こされるIR drop は無くなり、
メモリ用サブセルブロックの両端の電位がそのままセン
スアンプに伝わりノイズが無くなる。
【0069】第2に、セルデータを1回で読んだとして
も、メモリ用セルブロックのビット線端に接続されたセ
ルブロック選択トランジスタの上記±48mVものON
抵抗のバラツキによるIR drop のバラツキノイズVno
ise は、n個のメモリ用サブセルブロックで分割され、
1個のサブセルブロックの両端で見ると、Vnoise /n
に低減される。
【0070】(第9の実施形態)図9は、本発明の第9
の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図で
あり、図8に示した第8の実施形態に適応できるGMR
メモリのセルアレイの構成を示す。
【0071】メモリ用セルブロック側のデータ線に接続
されるセンスアンプ(AMP)には、メモリ用セルブロ
ックのセルと同じ構成のダミー用セルブロック側のダミ
ーデータ線が接続されている。そして、AMPは、メモ
リ用セルブロック側のデータ線とダミー用セルブロック
側のダミーデータ線とを比較して、“1”,“0”デー
タを判断するようになっている。なお、ダミー用セルブ
ロックは図のように、AMPを挟んで反対側にあっても
良いし、同一側にあっても良い。
【0072】(第10の実施形態)図10は、本発明の
第10の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、GMRメモリのセルアレイの構成を示す。
【0073】本実施形態では、図1、図4〜8のセルブ
ロックの方向を1個毎に逆配置している。Vint とVs
の電位は、“1”データ書き込みと“0”データ書き込
みとで逆になるし、読み出しでも、ブロック選択トラン
ジスタは直列セルに対して、図1のように右側にあって
も、左にあっても良いためである。Odd信号とEven信
号で、Vint とVsの位置が切り替えられる。
【0074】(第11の実施形態)図11は本発明の第
11の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成
図であり、GMRメモリのセルアレイの構成を示す。
【0075】本実施形態は、図10に示した第11の実
施形態とは異なり、図1、図4〜8のセルブロックの方
向全て同じにした場合の例である。“1”データ書き込
みと“0”データ書き込みとで、/W0,W0と/W
1,W1信号を用いて、VintとVsの電位の関係を逆
にできる。
【0076】(第12の実施形態)図12は、本発明の
第12の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明するた
めのもので、GMRメモリのレイアウトを示し、特にビ
ット線,ワード線層,データ線層,アクティブエリア
層,ゲート層,ビット線−アクティブエリア間コンタク
ト,データ線−アクティブエリア間コンタタトを示す。
【0077】図12(a)は図6に対応したレイアウト
を示し、サブセルブロック内のセル数m=4、セルブロ
ック内のサブセルブロック数n=4の場合で、図10に
示すように、ブロック選択トランジスタは上から交互に
右、左と接続されている。
【0078】図12(b)は図1又は図7に対応したレ
イアウトを示し、サブセルブロック内のセル数m=4、
セルブロック内のサブセルブロック数n=4の場合で、
図10に示すように、ブロック選択トランジスタは上か
ら交互に右、左と接続されている。
【0079】図12(c)は図8に対応したレイアウト
を示し、サブセルブロック内のセル数m=4、セルブロ
ック内のサブセルブロック数n=4の場合で、図10に
示すように、ブロック選択トランジスタは上から交互に
右、左と接続されている。
【0080】各セルは、サブセルブロック内のセル数m
=4のため、1セル当りの平均セルサイズは5F2 とな
る。ここで、Fは最小配線長を示す。
【0081】図13は図12中のビット線,ワード線層
のみを示す。図14は、図12中のアクティブエリア
層,ゲート層,ビット線−アクティブエリア間コンタク
トのみを示す。図15は、図12中のデータ線層,デー
タ線−アクティブエリア間コンタクトのみを示す。
【0082】(第13の実施形態)図16は、本発明の
第13の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明するた
めのもので、磁気抵抗効果メモリのレイアウトを示し、
特にビット線,ワード線層,データ線層,アクティブエ
リア層,ゲート層,ビット線−アクティブエリア間コン
タクト,データ線−アクティブエリア間コンタクトを示
す。
【0083】図16(a)は図6に対応したレイアウト
を示し、サブセルブロック内のセル数m=2、セルブロ
ック内のサブセルブロック数n=4の場合で、図10に
示すように、ブロック選択トランジスタは上から交互に
右、左と接続されている。
【0084】図16(b)は図4又は図7に対応したレ
イアウトを示し、サブセルブロック内のセル数m=2、
セルブロック内のサブセルブロック数n=4の場合で、
図10に示すように、ブロック選択トランジスタは上か
ら交互に右、左と接続されている。
【0085】図16(c)は図8に対応したレイアウト
を示し、サブセルブロック内のセル数m=2、セルブロ
ック内のサブセルブロック数n=4の場合で、図10に
示すように、ブロック選択トランジスタは上から交互に
右、左と接続されている。
【0086】各セルは、サブセルブロック内のセル数m
=2の為、1セル当りの平均セルサイズは6F2 とな
る。ここで、Fは最小配線長を示す。
【0087】図17は図16中のビット線,ワード線層
のみを示す。図18は、図16中のActiveエリア層,ゲ
ート層,ビット線−アクティブエリア間コンタクトのみ
を示す。図19は、図16中のデータ線層,データ線−
アクティブエリア間コンタクトのみを示す。
【0088】(第14の実施形態)図20は、本発明の
第14の実施形態に係わるGMRメモリを説明するため
のもので、センスアンプ部を示す回路構成図である。図
21は、このセンスアンプ部の動作例を示す信号波形図
である。
【0089】データ線DL0〜DLn-1 はそれぞれサブ
ブロック選択トランジスタLWS1〜LWSnを介して
共有データ線LDLに接続され、データ線DL1〜DL
nはそれぞれサブブロック選択トランジスタUWS1〜
UWSnを介して共有データ線UDLに接続されてい
る。そして、LDLとUDL間にはキャパシタC1が接
続され、LDLには電位シフト用のトランジスタが接続
され、UDLはセンスアンプに接続されている。
【0090】また、ダミーデータ線DDL0はサブブロ
ック選択トランジスタDLWSを介して共有ダミーデー
タ線DLDLに接続され、ダミーデータ線DDL1はサ
ブブロック選択トランジスタDUWSを介して共有ダミ
ーデータ線DUDLに接続されている。そして、DLD
LとDUDL間にはキャパシタC2が接続され、DLD
Lには電位シフト用のトランジスタが接続され、DUD
Lはセンスアンプに接続されている。
【0091】このような構成において、選択したセルを
含むメモリ用サブセルブロックの両端のデータ線のみを
UWSi,LWSi信号で選んで、その後UWSi,L
WSi信号を立ち下げ、共有データ線UDL,LDLと
して取り込む。同時に、DUWS,DLWSを立ち下
げ、共有ダミーデータ線に取り込む。このとき、メモリ
用サブセルブロックの両端の電位差(UDL−LDL)
がキャパシタC1に蓄積される。同時に、ダミー用サブ
セルブロックの両端の電位差(DUDL−DLDL)が
キャパシタC2に蓄積される。その後、電位シフト用ト
ランジスタに加わるSET信号をHighにすること
で、LDLとDLDLの電位が0Vとなる。これによ
り、UDLとDUDL間の電位の大小をアンプ回路で判
断すれば、“0”,“1”データの判断ができることに
なる。
【0092】なお、LDLが0Vに下がり、C1のカッ
プリングでUDLも下がる時、UDLにつながるC1以
外の寄生容量の効果で僅かにUDLの電位が所望も電位
より上がる問題があるが、これはUDL或いはDUDL
に寄生容量効果補正用のキャパシタを付けてカップリン
グにより補正すれば良い。或いは、UDL配線の回りの
基板等の寄生容量を持つ部分も同時に下げれば、この寄
生容量効果を減らすことができる。この問題の解決法
は、以後の実施形態(図22、24)にも適用できる。
【0093】(第15の実施形態)図22は本発明の第
15の実施形態に係わるGMRメモリを説明するための
もので、センスアンプ部を示す回路構成図である。図2
3は、このセンスアンプ部の動作例を示す信号波形図で
ある。
【0094】データ線DL0〜DLn-1 はそれぞれサブ
ブロック選択トランジスタLWS1〜LWSnを介して
分散共有データ線LDL1,2に接続され、データ線D
L1〜DLnはそれぞれサブブロック選択トランジスタ
UWS1〜UWSnを介して共有データ線UDL1,2
に接続されている。そして、LDL1とUDL1間には
キャパシタC11が接続され、LDL2とUDL2間には
キャパシタC12が接続され、UDL1とLDL2間及び
LDL1と接地端Vss間には電位シフト用のトランジ
スタがそれぞれ接続され、UDL2はセンスアンプに接
続されている。
【0095】また、ダミーデータ線DDL0はサブブロ
ック選択トランジスタDLWSを介して共有ダミーデー
タ線DLDL,2に接続され、ダミーデータ線DDL1
はサブブロック選択トランジスタDUWSを介して分散
共有ダミーデータ線DUDL1,2に接続されている。
そして、DLDL1とDUDL1間にはキャパシタC21
が接続され、DLDL2とDUDL2間にはキャパシタ
C22が接続され、DUDL1とDLDL2間及びDLD
L1と接地端Vss間には電位シフト用のトランジスタ
がそれぞれ接続され、DUDL2はセンスアンプに接続
されている。
【0096】本実施形態は、セル信号が小さいGMRメ
モリの欠点を克服し、アンプ回路への入力信号をn倍
(この実施形態では2倍)にできる。まず、図20と同
様に、選択したセルを含むメモリ用サブセルブロックの
両端のデータ線のみをUWSi,LWSi信号で選んで
その後UWSi,LWSi信号を立ち下げる。ここで、
/SET信号を用い、共有データ線UDL,LDLを複
数に分散させた、分散共有データ線UDL2,UDL
1,LDL2,LDL1として取り込む。同時に、DU
WS,DLWSを立ち下げ、共有ダミーデータ線を複数
に分散させた、ダミー分散共有データ線DUDL2,D
UDL1,DLDL2,DLDL2に取り込む。
【0097】このとき、サブセルブロックの両端の電位
差がUDL2−LDL2間のキャパシタC12と、UDL
1−LDL1間のキャパシタC11に蓄積される。同時
に、ダミーセルのサブセルブロックの両端の電位差がD
UDL2−DLDL2間のキャパシタC22とDUDL1
−DLDL1間のキャパシタC21に蓄積される。その
後、SET信号をHighにすることで、LDL1とD
LDL1の電位が0Vとなり、UDL1とLDL2がシ
ョートされ同一電位になり、DUDL1とDLDL2が
ショートされ同一電位になる。これによって、UDL2
とDUDL2の電位は、サブセルブロックの両端の電位
差の2倍の電位となり、セル信号も2倍となる。アンプ
動作としては、UDL2とDULD2間の電位の大小を
アンプ回路で判断すれば、“0”,“1”データの判断
ができる。このように、複数のキャパシタの並列蓄積後
に直列接続すれば、信号はn倍にできる。
【0098】(第16の実施形態)図24は本発明の第
16の実施形態に係わるGMRメモリを説明するための
もので、センスアンプ部を示す回路構成図である。図2
5は、このセンスアンプ部の動作例を示す信号波形図で
ある。
【0099】選択したセルを含むサブセルブロックの両
端のデータ線のみをUWSi,LWSi信号で選んでそ
の後UWSi,LWSi信号を立ち下げ、共有データ線
(UDL,LDL)に取り込み、同時にDUWS,DL
WSを立ち下げ、共有ダミーデータ線(DUDL,DL
DL)に取り込む点までは、図20と同じであるが、キ
ャパシタの電荷の蓄積方法が異なる。
【0100】即ち本実施形態では、UDL−DUDL間
電位がキャパシタC1に蓄えられ、LDL−DLDL間
電位がキャパシタC2に蓄えられる。その後、SET信
号をHighにすることで、DUDLとDLDLの電位
が0Vとなる。これによって、UDLとLDL間の電位
の大小をアンプ回路で判断すれば、“0”,“1”デー
タの判断ができる。
【0101】これは、図20では、アンプ信号を(UD
L−LDL)−(DUDL−DL)として求めていた
が、図24では、式を変形して(UDL−LDL)−
(DUDL−DLDL)=(UDL−DUDL)−(L
DL−DLDL)として、求めているに等しい。本方式
の特徴は、C1,C2のカップリングによる、ノードの
シフト電位をサブセルブロックの両端の電位差1個分に
抑えることができ、図20で示した寄生容量のノイズを
減らすことができる。
【0102】(第17の実施形態)図26は本発明の第
17の実施形態に係わるGMRメモリを説明するための
もので、センスアンプ部を示す回路構成図である。図2
7は、このセンスアンプ部の動作例を示す信号波形図で
ある。
【0103】選択したセルを含むサブセルブロックの両
端のデータ線のみをUWSi,LWSi信号で選んでそ
の後UWSi,LWSi信号を立ち下げ、共有データ線
(UDL,LDL)に取り込み、同時にDUWS,DL
WSを立ち下げ、共有ダミーデータ線(DUDL,DL
DL)に取り込む点までは、図20と同じであるが,キ
ャパシタへの電荷蓄積方法が異なる。
【0104】即ち本実施形態では、UDL,DUDL,
LDL,DLDLの電位自身をキャパシタC11,C21,
C12,C22にそれぞれ蓄積する。その後、SET信号を
Highにすることで、UDLとDLDLをショート
し、LDLとDUDLをショートして同一電位にする。
これによって、UDLとLDL間の電位の大小をアンプ
回路で判断すれば、“0”,“1”データの判断ができ
る。
【0105】これは、図20では、アンプ信号を(UD
L−LDL)−(DUDL−DL)として求めていた
が、図26では、式を変形して2で割って、1/2 {(U
DL−LDL)−(DUDL−DLDL)}=1/2 (U
DL+DLDL)−1/2 (LDL+DUDL)として、
求めているに等しい。
【0106】本方式の特徴は、読み出し信号量が半分に
なるが、図20で示した寄生容量のノイズを無くするこ
とができる。理由としては、ショートによりUDL,L
DLノードは下がる反面、DUDL,DLDLノードが
同じだけ上がるため、UDL,LDLの寄生容量ノイズ
と、DUDL,DLDLの寄生容量ノイズがキャンセル
されるためである。
【0107】(第18の実施形態)図28は、本発明の
第18の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明するた
めのもので、GMRメモリのセルブロック構成の等価回
路図及び断面図である。
【0108】図28(a)の回路構成において、磁気抵
抗を持つ2端子とセルトランジスタを並列接続し1セル
として、これを直列接続し、さらにブロック選択トラン
ジスタを直列接続して、1セルブロックとしている。な
お、図には示さないが、このセルブロックがワード線方
向に複数個配列されてメモリセルアレイが構成されてい
る。
【0109】スタンドバイ中は、ワード線WLiを全て
Highにして、セルトランジスタを全てONにして、
ブロック選択信号BSをLowにして、ブロック選択ト
ランジスタをOFFにしておく。セル選択時は、例えば
C100を選択する場合、WL2をLowにして、セル
トランジスタQ100をOFFにして、ブロック選択信
号BSをHighにして、ブロック選択トランジスタを
ONにする。そして、一定電流発生回路を用いてBL−
Vs間に電圧を印加し、C100に電圧を印加する。こ
のとき、C100のデータが“1”又は“0”により磁
気抵抗がR又は(R−△R)になるため流れる電流Iが
変わるため、BLの電位の変化で信号を読み出す。
【0110】本実施形態は、トンネル型GMR等の磁気
抵抗自身がセルトランジスタのON抵抗に比べて大きい
時に有効となる。この場合、選択セルブロック内の非選
択セルは、セルトランジスタがONしているため、磁気
抵抗素子間には殆ど電圧が印加されない。これにより、
Vs−BL間電位が殆ど、選択セルの磁気抵抗素子間に
印加されるわけである。磁気抵抗が大きい素子の2端子
間には、小さい電流で大きな電位差が発生するため、直
列接続し難いが本実施形態では、非選択セルがセルトラ
ンジスタでバイパスされるため、Vs−BL間に大きな
電圧が必要でなくなるため、有効である。
【0111】図28(b)にセルの断面図を示す。セル
トランジスタ用のワード線以外に、書き込みワード線が
必要となるが、セルサイズは4F2 と小さくできる。デ
ータの書き込み読み出しは、(b)に示すように、ビッ
ト線電流と、ワード線電流の合成磁界で行ってもよい
し、図には示していないが、ワード線と垂直なカラム線
を追加して、ワード線とカラム線の合成磁界を用いても
良い。
【0112】(第19の実施形態)図29は、本発明の
第19の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明するた
めのもので、GMRメモリのセルブロック構成の等価回
路図及び断面図である。
【0113】本実施形態が図28に示した第19の実施
形態と異なる点は、ブロック選択トランジスタをさらに
1個直列接続した点である。BS0側のトランジスタを
Dタイプ(Depletion 型)にして、BS1側のトランジ
スタをEタイプ(Enhancemint 型)にして、実施形態で
は示してないが、隣接セルブロックではこの逆のBS1
側のトランジスタをDタイプにして、BS0側のトラン
ジスタをEタイプにする。この場合、BS0或いはBS
1のどちらかをHighにすることにより、どちらかの
セルブロックのみ選択され、DRAMのようなフォール
デッドビット線方式が実現できる。その他の効果は、図
28と同じである。
【0114】(第20の実施形態)図30は、本発明の
第20の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明するた
めのもので、磁気抵抗効果を利用したメモリセルのセル
ブロック構成の等価回路図及び断面図である。
【0115】回路構成は図28と同じであるが、本実施
形態では、メモリセルを構成する磁気抵抗として、トン
ネル型GMR膜の代りに交換結合型GMR膜を用いてい
る。このような構成であっても、第18の実施形態と同
様の効果が得られるのは勿論のことである。
【0116】
【発明の効果】以上詳述してきたように本発明によれ
ば、磁気抵抗効果による抵抗変化によってデータを記憶
するメモリセルをビット線方向に直列接続してなるサブ
セルブロックの両端のノードからデータを読み出す構成
としているので、トランジスタや配線部のバラツキ等に
よるIR drop の変動を低減或いは理論上無くすること
ができ、セルの読み出し信号が小さくても安定動作が可
能で、かつ電源変動の影響が小さく高速動作が可能な半
導体記憶装置を実現することができる。
【0117】また、磁気抵抗効果素子とセルトランジス
タを並列接続してメモリセルを構成し、該メモリセルを
ビット線方向に複数個直列接続してセルブロックを構成
し、該セルブロックをブロック選択トランジスタを介し
てビット線に接続することによっても、上記と同様に、
トランジスタや配線部のバラツキ等によるIR dropの
変動を低減或いは理論上無くすることができ、セルの読
み出し信号が小さくても安定動作が可能で、かつ電源変
動の影響が小さく高速動作が可能な半導体記憶装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるGMRメモリのセルブ
ロックを示す回路構成図。
【図2】第2の実施形態に係わるGMRメモリのセル構
造を示す断面図と平面図。
【図3】第3の実施形態に係わるGMRメモリのセル構
造を示す断面図と平面図。
【図4】第4の実施形態に係わるGMRメモリのセルブ
ロックを示す回路構成図。
【図5】第5の実施形態に係わるGMRメモリのセルブ
ロックを示す回路構成図。
【図6】第6の実施形態に係わるGMRメモリのセルブ
ロックを示す回路構成図。
【図7】第7の実施形態に係わるGMRメモリのセルブ
ロックを示す回路構成図。
【図8】第8の実施形態に係わるGMRメモリのセルブ
ロックを示す回路構成図。
【図9】第9の実施形態に係わるGMRメモリのセルブ
ロックを示す回路構成図。
【図10】第10の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ルアレイを示す回路構成図。
【図11】第11の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ルアレイを示す回路構成図。
【図12】第12の実施形態に係わるGMRメモリのパ
ターン配置を示すレイアウト図。
【図13】12の実施形態の一部のレイヤーのみを示す
レイアウト図。
【図14】12の実施形態の一部のレイヤーのみを示す
レイアウト図。
【図15】12の実施形態の一部のレイヤーのみを示す
レイアウト図。
【図16】第13の実施形態に係わるGMRメモリのパ
ターン配置を示すレイアウト図。
【図17】13の実施形態の一部のレイヤーのみを示す
レイアウト図。
【図18】13の実施形態の一部のレイヤーのみを示す
レイアウト図。
【図19】13の実施形態の一部のレイヤーのみを示す
レイアウト図。
【図20】第14の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ンスアンプ部を示す回路構成図。
【図21】第14の実施形態における動作例を説明する
ための信号波形図。
【図22】第15の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ンスアンプ部を示す回路構成図。
【図23】第15の実施形態における動作例を説明する
ための信号波形図。
【図24】第16の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ンスアンプ部を示す回路構成図。
【図25】第16の実施形態における動作例を説明する
ための信号波形図。
【図26】第17の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ンスアンプ部を示す回路構成図。
【図27】第17の実施形態における動作例を説明する
ための信号波形図。
【図28】第18の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ルブロック構成を示す等価回路図と断面図。
【図29】第19の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ルブロック構成を示す等価回路図と断面図。
【図30】第20の実施形態に係わるGMRメモリのセ
ルブロック構成を示す等価回路図と断面図。
【図31】従来のGMRメモリのセル構成を示す平面図
と断面図。
【図32】従来のGMRメモリの動作メカニズムを説明
するための模式図。
【図33】従来のGMRメモリの各種セル構成例を説明
するための模式図。
【図34】従来のGMRメモリのセルブロックを示す回
路構成図。
【符号の説明】
R…磁気抵抗 △R…磁気抵抗変化量 r…ブロック選択トランジスタのON抵抗 r’…ビット線の寄生抵抗 r”…データ線の寄生抵抗 Qi…トランジスタ I…電流 BL…ビット線 WL…ワード線 Vint,Vs,Vinti,Vsi…内部ノ一ド DLi…データ線 DDLi…ダミーデータ線 BS…ブロック選択線 DBS…ダミーセル用ブロック選択線 AMP…増幅回路 Vodd ,/Vodd ,Veven,/Veven,Wi,/Wi…
制御信号 UWSi,LWSi,DUWS,DLWS…サブセルブ
ロック選択線 UDL,LDLL…共有データ線 DUDL,DLDL…共有ダミーデータ線 UDLi,LDLi…分散共有データ線 DUDLi,DLDLi…分散共有ダミーデータ線 C…キャパシタ SET,/SET…センスアンプ制御信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット線とワード線の交差部に配設され、
    抵抗変化によってデータを記憶するメモリセルの1個か
    ら、又は該メモリセルをビット線方向に複数個直列接続
    してサブセルブロックを構成し、該サブセルブロックを
    ビット線方向に複数個直列接続してセルブロックを構成
    し、該セルブロックをワード線方向に複数個配列してメ
    モリセルアレイを構成した半導体記憶装置であって、 前記セルブロックのビット線方向に電流を流す手段と、
    前記サブセルブロックの内で前記ワード線により選択さ
    れたメモリセルを含むサブセルブロックの両端のノード
    からデータを読み出す手段とを具備してなることを特徴
    とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】ビット線とワード線の交差部に配設され、
    抵抗変化によってデータを記憶するメモリセルの1個か
    ら、又は該メモリセルをビット線方向に複数個直列接続
    してメモリ用サブセルブロックを構成し、該サブセルブ
    ロックの複数個とダミーセルとして用いるダミー用サブ
    セルブロックをビット線方向に直列接続してセルブロッ
    クを構成し、該セルブロックをワード線方向に複数個配
    列してメモリセルアレイを構成した半導体記憶装置であ
    って、 前記セルブロックのビット線方向に電流を流す手段と、
    前記メモリ用サブセルブロックの内で前記ワード線によ
    り選択されたメモリセルを含むサブセルブロックの両端
    のノードからデータを読み出す手段と、前記ダミー用サ
    ブセルブロックの両端のノードからリファレンスデータ
    を読み出す手段とを具備してなることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】ビット線とワード線の交差部に配設され、
    抵抗変化によってデータを記憶するメモリセルの1個か
    ら、又は該メモリセルをビット線方向に複数個直列接続
    してメモリ用サブセルブロックを構成し、該サブセルブ
    ロックをビット線方向に複数個直列接続してメモリ用セ
    ルブロックを構成し、ダミーセルとして用いるダミー用
    サブセルブロックをビット線方向に複数個直列接続して
    ダミー用セルブロックを構成し、前記メモリ用セルブロ
    ックの複数個と前記ダミー用セルブロックをワード線方
    向に配列してメモリセルアレイを構成した半導体記憶装
    置であって、 前記メモリ用セルブロック及びダミー用セルブロックの
    ビット線方向に電流を流す手段と、前記メモリ用サブセ
    ルブロックの内で前記ワード線により選択されたメモリ
    セルを含むサブセルブロックの両端のノードからデータ
    を読み出す手段と、前記ダミー用セルブロック内の前記
    選択されたメモリセルに対応するダミー用サブセルブロ
    ックの両端のノードからリファレンスデータを読み出す
    手段とを具備してなることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】前記セルブロックの少なくとも一端は、セ
    ルブロック選択トランジスタを介して電源端に接続され
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記サブセルブロックの両端のノードは、
    サブセルブロック選択トランジスタを介してセンスアン
    プに接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】前記選択されたメモリセルのデータは、前
    記メモリ用サブセルブロックの両端のノードの電位差
    と、ダミー用サブセルブロックの両端のノードの電位差
    との差から読み出されることを特徴とする請求項3又は
    4記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】前記ダミー用サブセルブロックの抵抗値
    は、前記メモリ用サブセルブロック内の選択されたメモ
    リセルのデータが“0”のときの該サブセルブロックの
    抵抗値と、選択されたメモリセルのデータが“1”のと
    きの該サブセルブロックの抵抗値との中間の値に設定さ
    れていることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体
    記憶装置。
  8. 【請求項8】第1のワード線により選択され抵抗変化に
    よってデータを記憶する磁気抵抗効果素子と第2のワー
    ド線により選択されるセルトランジスタとを並列接続し
    てメモリセルを構成し、該メモリセルをビット線方向に
    複数個直列接続してセルブロックを構成し、該セルブロ
    ックをワード線方向に複数個配列してメモリセルアレイ
    を構成し、前記セルブロックを少なくとも1個のブロッ
    ク選択トランジスタを介してビット線にそれぞれ接続し
    てなることを特徴とする半導体記憶装置。
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