JPH1139422A - バーコードリーダ - Google Patents

バーコードリーダ

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JPH1139422A
JPH1139422A JP9209887A JP20988797A JPH1139422A JP H1139422 A JPH1139422 A JP H1139422A JP 9209887 A JP9209887 A JP 9209887A JP 20988797 A JP20988797 A JP 20988797A JP H1139422 A JPH1139422 A JP H1139422A
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Naoki Tanai
直樹 棚井
Toshiki Kita
俊樹 喜多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正反射成分が入射するのを極力抑制し得ると
共に、小型化を図り得るバーコードリーダを提供する。 【解決手段】 光を走査すると共に走査光をバーコード
Bに照射する回転多面鏡20と、バーコードBで反射さ
れた反射光L1を集光する棒状の受光レンズ10とを備
え、受光レンズ10の光軸1Lを含み、かつ、棒状の受
光レンズ10の長手方向Xに沿った光軸面1Fに、回転
多面鏡20の回転中心の軸線2Sが、直交ないし略直交
するように配置されたバーコードリーダBRに関する。
該バーコードリーダBRの被取付面30に対し、光軸面
1Fを一方に傾けて受光レンズ10を配置すると共に、
該光軸面1Fと回転中心の軸線2Sとの交差角が垂直に
近づく方向に回転多面鏡20を傾けて配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造物などに取り付
けて用いる定置式のバーコードリーダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、バーコードリーダは小型化の要請
が強い。バーコードリーダには、投光と受光の光路が一
部重なる同軸型と投光と受光の光路が重ならない非同軸
型とがある。該非同軸型のバーコードリーダの一例を図
6(a)に示す。
【0003】図6(a)において、レーザ(図示せず)
から出射されたレーザ光Lは,ポリゴンミラー(回転多
面鏡)101によって反射されると共に走査されて、バ
ーコードBに照射される。バーコードBで反射された反
射光L1は、受光レンズ102によって集光されて、P
D(ホトダイオード)のような受光素子103に入射す
る。かかる非同軸型のバーコードリーダBRは、レーザ
からバーコードBへ向かうレーザ光Lの光路と、バーコ
ードBから受光素子103へ向かう反射光L1の光路と
が異なり、同軸型に比べ、光路に起因するデッドスペー
スが小さいことから、小型化し易いという利点がある。
また、該従来例は、筐体110の側壁111とポリゴン
ミラー101とを平行に配置しているので、部品の配置
がし易く、筐体110内のデッドスペースを小さくでき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バーコードリ
ーダは、バーコードBからの正反射光L10が受光素子
103に入射するのを避け、拡散反射光L1によってバ
ーコードBを読み取る。そのため、該従来例ではバーコ
ードリーダBRの被取付面(底面)112を構造物12
0に対して斜めに取り付ける必要があるうえ、このよう
に傾斜させている以上、結果的に、設置空間が大きくな
る。
【0005】また、レーザ光Lに対して投光面106を
斜めにしないと、レーザ光Lの干渉やノイズによってレ
ーザ光Lのパワーが不安定になる。ここで、投光面10
6を斜めにするのは、製作上面倒であるばかりでなく、
バーコードリーダの大型化を招いて、設置空間の効率が
悪くなったりする。
【0006】一方、図6(b)のように、ミラー105
を用いて、バーコードリーダBRから斜めにレーザ光L
が出射されるようにしたバーコードリーダBRがある。
この従来例では、バーコードリーダBRを斜めに取り付
ける必要がないなどの利点があるものの、ポリゴンミラ
ー101の設置空間とは別に、走査したレーザ光Lを反
射させる空間が必要になるので、バーコードリーダBR
が大型化する。
【0007】また、ミラー105を設けたので、ミラー
105の取付角度を精度良く取り付ける機構が必要であ
り、また、ミラー105の固定時に、ミラー105を固
定する力によってミラー105が歪んだり、あるいは、
取付後にミラー105の表面に埃が付着したりするおそ
れがある。すなわち、光学部品が増加した分だけ、バー
コードリーダBRの精度や信頼性の低下するおそれがあ
る。
【0008】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その主目的は、正反射成分が入射するのを極
力抑制し得ると共に、小型化を図り得るバーコードリー
ダを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成を、本発明の実施形態を示す図1(a)
を用いて説明する。本発明は、棒状の受光レンズ10の
光軸1Lを含み、かつ、受光レンズ10の長手方向X
(図5)に沿った平面からなる光軸面1Fに、回転多面
鏡20の回転中心の軸線2Sが、直交ないしは略直交す
るように配置されたバーコードリーダに関し、バーコー
ドリーダの筐体3における投受光用の窓35を有する前
面壁34に対向する対向壁の裏面30(以下、「被取付
面30」という)に対し、光軸面1Fを一方に傾けて受
光レンズ10を配置すると共に、該光軸面1Fと回転中
心の軸線2Sとの交差角が垂直に近づく方向に回転多面
鏡20を傾けて配置したことを特徴とする。
【0010】なお、本発明において、「受光レンズの光
軸」とは、受光レンズの2つの光学表面の曲率中心を結
んだ線をいう。また、「光軸面1Fに回転多面鏡20の
回転中心の軸線2Sが直交ないし略直交するように配置
された」としたのは、図6(b)のような配置ではない
ことを明確にするためであり、図1(a)の光軸面1F
と軸線2Sとの交差角度が90°に近いということを要
件としているものではない。「被取付面30」とは、構
造物等に取り付けることのできる面という意味で、実際
にバーコードリーダが取り付けられているか否かとは無
関係であり、投受光用の窓35を有する前面壁34に対
向する対向壁の裏面30をいう。また、本発明におい
て、「光軸面1Fと軸線2Sとの交差角が垂直に近づく
方向に前記回転多面鏡20を傾けて」とは、回転多面鏡
20と受光レンズ10とが同じ側(方向)に傾いている
ことを意味する。
【0011】換言すれば、本発明は、回転多面鏡20の
回転中心の軸線2Sに垂直な面21と、棒状の受光レン
ズ10における光軸1Lを連ねた光軸面1Fとを平行な
いし略平行に配置したバーコードリーダであって、該バ
ーコードリーダの筐体3の側壁31に対して、前記垂直
な面21および光軸面1Fを同じ方向に傾けて、回転多
面鏡20および受光レンズ10を配置したことを特徴と
する。なお、「回転多面鏡20の前記垂直な面21と光
軸面1Fとを平行ないし略平行に配置した」としたの
は、図6(b)のような配置ではないことを明確にする
ためであり、図1(a)の回転多面鏡20の前記垂直な
面21と光軸面1Fとが平行に近いということを要件と
しているものではない。
【0012】本発明によれば、被取付面30を構造物1
20等に対して傾斜させなくても、正反射光L10が受
光レンズ10に入射するおそれがないので、バーコード
リーダBRの設置空間が小さくなる。また、回転多面鏡
20からの光を別のミラーによって反射させる必要がな
いから、つまり、走査した光Lを反射させる空間を設け
る必要がないので、バーコードリーダBRが小型にな
る。更に、受光レンズ10および回転多面鏡20が同じ
方向に傾いていることで、筐体3内にデッドスペースが
小さくなるので、バーコードリーダBRが小型になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1(a)および図2〜図5は第
1実施形態を示す。図2に示すように、バーコードリー
ダは板状のベース(対向壁)32と蓋33とで略直方体
のケース(筐体)3を構成しており、前記蓋33には投
受光窓(投受光用の窓)35が設けられている。該投受
光窓35を有する前面壁34には、前記ベース32が対
向している。前記ベース32および蓋33には、それぞ
れ、バーコードリーダを取り付けるための取付ボルト
(図示せず)を挿通する取付ボルト挿通孔32a,33
aが形成されており、したがって、ベース32の裏面
は、図1(a)および図4の被取付面30を構成してい
る。前記図2のベース32上には樹脂製の取付部材5を
介して、投光装置2、受光装置1、フレキシブル基板4
4およびプリント基板41,42が取り付けられてい
る。
【0014】図3に示すように、前記取付部材5は、ビ
ス5a(図4)によって板状のベース32に締結される
底板部50と、該底板部50から立上る第1ないし第4
取付部51〜54とが一体に成形されてなる。第1およ
び第2取付部51,52には、係合孔55が設けられて
おり、該係合孔55に図2のプリント基板41,42が
係合して取り付けられている。第3取付部53には、受
光装置1を取り付ける第1取付孔56および第2取付孔
57が形成されている。第4取付部54は傾斜面54a
を形成していると共にビス挿通孔58を有している。該
第4取付部54の傾斜面54aには、図4のポリゴンミ
ラー(回転多面鏡)20を回転自在に支持する支持板2
2が、前記ビス挿通孔58に挿通したビス59によって
第4取付部54に締結されて固定されている。したがっ
て、支持板22およびポリゴンミラー20は、被取付面
30に対して傾いている。
【0015】前記フレキシブル基板44は、取付部材5
の表面から支持板22の表面(一方の面)22aに沿っ
て敷設され、該支持板22の表面22aから裏面(他方
の面)22bにわたって折り返すようにして配設され
て、更に、第4取付部54の裏側の垂直面54bに沿っ
て配設されている。該フレキシブル基板44は、取付部
材5の表面においては、ポリゴンミラー20、受光装置
1およびプリント基板41,42と、ベース32との間
に配設されている。なお、第4取付部54の垂直面54
bにおけるフレキシブル基板44の上には、バーコード
リーダの作動状態を示す表示部(LED)60や、入力
操作を行う入力部61が設けられている。
【0016】前記投光装置2は、レーザを内蔵した投光
部23から出射されたレーザ光を、図2のポリゴンミラ
ー20の反射面を回転させることにより走査して、走査
したレーザ光をバーコードB(図1)に向かって照射す
るものである。なお、前記ポリゴンミラー20は、図示
しないモータによって回転する。
【0017】前記受光装置1は、バーコードB(図1)
で反射された反射光を、図5(a)に示す受光レンズ1
0によって集光し、該受光レンズ10で集光されたレー
ザ光L1を受光素子11が受光して光電変換するもので
ある。図5(b)に示すように、受光装置1は、取付ブ
ラケット12の上に、基板13および遮光部材14が積
み重ねて配置されており、受光レンズ10の光軸1L上
にはバンドパスフィルタ15および受光素子11が配置
されている。ここで、図5(a)に示すように、前記受
光レンズ10は棒状であり、該受光レンズ10の光軸1
Lを含み、かつ、棒状の受光レンズ10の長手方向(走
査方向)Xに沿った平面を光軸面1Fと定義する。な
お、図5(b)の二点鎖線で示すように、受光装置1の
側面は、金属箔からなるシールド16で覆われていると
共に、遮光部材14の部分においてはシールド16が二
重になっている。
【0018】図5(a)に示す受光レンズ10に一体に
形成した取付ピン10aが、図2の第3取付部53の第
1取付孔56に嵌合すると共に、図5(a)の前記取付
ブラケット12に形成した取付雌ネジ12aが、図2の
第2取付孔57においてビス57aで固定されて、受光
装置1が取付部材5を介してベース32に固定されてい
る。前記第2取付孔57は長孔になっており、受光装置
1の取付角度が調節できるようになっている。
【0019】かかる取付構造によって、図5(a)の受
光レンズ10は、取付ピン10aを中心に矢印C方向に
若干傾けた状態で、図4のポリゴンミラー20に近接し
た状態で第3取付部53に固定されている。すなわち、
ポリゴンミラー20の端面(回転中心の軸線2Sに垂直
な面)21と、受光レンズ10の光軸面1Fとが、平行
ないし略平行で、かつ、本体ケース3の側壁31に対し
て同じ方向に傾いた状態で、ポリゴンミラー20および
受光レンズ10が配置されている。換言すれば、ポリゴ
ンミラー20の回転中心の軸線2Sが光軸面1Fに直交
ないし略直交するように、ポリゴンミラー20および受
光レンズ10が配置されており、かつ、被取付面30に
対し、光軸面1Fを一方に傾けて受光レンズ10が配置
されていると共に、前記ポリゴンミラー20の軸線2S
と光軸面1Fとの交差角が垂直に近づくようにポリゴン
ミラー20が傾けて配置されている。
【0020】このように、受光レンズ10およびポリゴ
ンミラー20を同じ方向に傾けて配置することにより、
前述のように、バーコードリーダの小型化を図り得ると
共に、バーコードリーダの設置空間を小さくすることが
できる。
【0021】ここで、受光レンズ10およびポリゴンミ
ラー20は、図1(a),(b)のように、投受光窓3
5に近づくに従い、受光レンズ10の光軸面1Fとポリ
ゴンミラー20とが互いに近づくように傾けるのが好ま
しいのであるが、図1(a)のように、光軸面1Fの傾
きの方がポリゴンミラー20の傾きよりも大きく設定す
るのが更に好ましい。以下、その理由を光軸1Lと正反
射光L10とのなす角度Aを同一に設定した図1
(a),(b)を用いて説明する。
【0022】ポリゴンミラー20は支持板22に支持さ
れており、該支持板22は大きいので、ポリゴンミラー
20の傾きが大きいとデッドスペースが大きくなる。一
方、受光レンズ10自体は短く、受光レンズ10の後方
の受光素子11は小さいので、受光レンズ10の傾きを
大きくしても、差程デッドスペースが大きくならない。
したがって、光軸面1Fの傾きを、ポリゴンミラー20
の傾きよりも大きく設定することで、更なる小型化を図
り得る。
【0023】また、レーザ光Lのスポット径によって読
取深度Dが決まるとすると、図1(a),(b)におい
て読取深度Dは一定である。一方、投受光窓35からバ
ーコードBまでの距離によって実際の深度D1,D2が
決まるので、ポリゴンミラー20の傾きが小さい程、実
際の読取深度が大きくなる(D1>D2)。
【0024】また、図1(a)のように、前記受光レン
ズ10を傾けた側に、ポリゴンミラー20を配置する方
が、バーコードBの高さの振れ(バーコードBを読み取
り得る高さの範囲)が小さくなるので、使用者が使い易
くなる。
【0025】また、本実施形態では、図5(b)のよう
に受光装置1の下部の右側を切欠したような形状とし
て、図5(b)または図4に示すように、受光装置1に
おけるポリゴンミラー20の反対側を被取付面30に略
垂直に設定しており、こうすることによって、受光装置
1とプリント基板42との間のデッドスペースを小さく
することができる。なお、ここにいう「略垂直に設定」
とは、受光装置1のプリント基板42側の下部1aを切
欠したような形状にして、受光装置1の下部1aが受光
レンズ10の部分に比べてプリント基板42に向かって
差程突出しないように設定したという意味であり、これ
によって、受光装置1とプリント基板42との干渉を防
止してバーコードリーダの小型化を図ることができる。
【0026】また、フレキシブル基板44を支持板22
の表面22aから裏面22bにわたって折り返すように
配設すると共に、表面22aから本体ケース3のベース
32上に設けた底板部50の表面に沿って、前記フレキ
シブル基板44を配設することで、支持板22の裏側や
ポリゴンミラー20、受光装置1およびプリント基板4
1,42の下方の空間を有効に利用できる。したがっ
て、バーコードリーダBRの小型化を図り得る。なお、
表示部60および入力部61は、フレキシブル基板44
における第4取付部54の垂直な垂直面54bに沿った
部分に設けられているので、斜めに傾いていないから、
見易く、かつ、操作し易い。なお、「フレキシブル基
板」とは、たとえば、ポリイミドの薄板に金属導体を印
刷した基板のように折り曲げて用いることのできるプリ
ント配線基板をいう。
【0027】また、底板部50を有する樹脂製の取付部
材5を介して、各基板41,42,44を取り付けてい
るので、本体ケース3のベース32と各基板41,4
2,44との絶縁距離(沿面距離)が大きくなるから、
バーコードリーダの小型化が容易になる。なお、1つの
取付部材5に各基板41,42,44、受光装置1およ
び投光装置2を取り付けているので、バーコードリーダ
の組立作業も容易になる。
【0028】また、本実施形態では、投光部23と蓋3
3との間に、熱伝導性に優れた伝熱部材6を介挿してお
り、該伝熱部材6を介して投光部23内のレーザからの
熱を本体ケース3における被取付面30とは異なる前面
壁35に逃がしているので、本体ケース3の前面壁35
から空気中に熱が逃げる。そのため、本体ケース3内に
熱がこもりにくいから、バーコードリーダが小型であっ
ても、放熱性が良い。なお、伝熱部材6としては、金属
粉を含有したゴムや樹脂の弾性部材を用いることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転多面鏡を傾けて取り付けたので被取付面を構造物な
どに対して傾斜させて取り付けなくても、正反射光が受
光素子に入射するおそれがないから、バーコードリーダ
の設置空間が小さくなる。また、回転多面鏡と受光レン
ズを同じ方向に傾けているので、筐体内のデッドスペー
スが小さくなると共に、回転多面鏡からの光をミラーに
よって反射する必要もないので、走査した光を反射させ
る空間を設ける必要がないから、バーコードリーダが小
型になる。また、回転多面鏡を傾けて設置しているの
で、走査した光が投光窓を斜めに透過するから、レーザ
光の干渉やノイズによってレーザ光のパワーが不安定に
なるおそれもない。さらに、回転多面鏡からの走査光を
ミラーを用いて反射させていないので、該ミラーに起因
してバーコードリーダの精度や信頼性が低下するおそれ
もない。
【0030】また、受光レンズの光軸面の傾きを、回転
多面鏡の傾きよりも大きくすれば、バーコードリーダの
更なる小型化を図り得るだけでなく、回転多面鏡からの
バーコードに入射する光の光路の傾きが小さくなって、
実際の読取深度も大きくなる。
【0031】一方、受光レンズを傾けた側に回転多面鏡
を配置すれば、バーコードの高さの振れが小さくなっ
て、使い易くなる。この場合、受光装置における回転多
面鏡とは反対側を被取付面に対して略垂直に近づく形状
に切欠すれば、他の部品とのデッドスペースが小さくな
って、バーコードリーダの更なる小型化を図り得る。
【0032】また、請求項6のように、フレキシブル基
板を用いれば、該フレキシブル基板を狭い空間に配設す
ることができるので、バーコードリーダの更なる小型化
を図り得る。
【0033】また、底板部を有する樹脂製の取付部材を
介して支持板、受光レンズおよび配線基板を筐体に固定
すれば、絶縁距離が大きくなるので、バーコードリーダ
の小型化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態を示すバーコー
ドリーダの要部の概念図、(b)は第2実施形態を示す
バーコードリーダの要部の概念図である。
【図2】第1実施形態を示すバーコードリーダの拡大概
略分解斜視図である。
【図3】ベースおよび樹脂製の取付部材を示す斜視図で
ある。
【図4】バーコードリーダの拡大断面図である。
【図5】受光装置を示す拡大概略斜視図および断面図で
ある。
【図6】従来のバーコードリーダを示す概念図である。
【符号の説明】
1:受光装置 10:受光レンズ 11:受光素子 1L:光軸 1F:光軸面 2:投光装置 20:回転多面鏡 21:端面(垂直な面) 22:支持板 2S:軸線 3:筐体 30:被取付面(対向壁の裏面) 31:側壁 41:プリント基板 42:プリント基板 44:フレキシブル基板 5:取付部材 50:底板部 51〜54:取付部 B:バーコード BR:バーコードリーダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を走査すると共に走査光をバーコード
    に照射する回転多面鏡と、バーコードで反射された反射
    光を集光する棒状の受光レンズとを備え、 前記受光レンズの光軸を含み、かつ、該棒状の受光レン
    ズの長手方向に沿った平面からなる光軸面に、前記回転
    多面鏡の回転中心の軸線が、直交ないし略直交するよう
    に配置されたバーコードリーダであって、 該バーコードリーダの筐体における投受光用の窓を有す
    る前面壁に対向する対向壁の裏面に対し、前記光軸面を
    一方に傾けて受光レンズを配置すると共に、該光軸面と
    前記回転中心の軸線との交差角が垂直に近づく方向に前
    記回転多面鏡を傾けて配置したバーコードリーダ。
  2. 【請求項2】 光を走査すると共に走査光をバーコード
    に照射する回転多面鏡と、バーコードで反射された反射
    光を集光する棒状の受光レンズとを備え、 前記回転多面鏡の回転中心の軸線に垂直な面と、前記受
    光レンズの光軸を含み、かつ、該棒状の受光レンズの長
    手方向に沿った平面からなる光軸面とを平行ないし略平
    行に配置したバーコードリーダであって、 該バーコードリーダの筐体の側壁に対して、前記垂直な
    面および光軸面を同じ方向に傾けて前記回転多面鏡およ
    び受光レンズを配置したバーコードリーダ。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記受光レンズの光軸面の傾きの方が、前記回転多面鏡
    の傾きよりも大きく設定されているバーコードリーダ。
  4. 【請求項4】 請求項1もしくは2において、 前記受光レンズの光軸面を傾けた側に、前記回転多面鏡
    が配置されているバーコードリーダ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記受光レンズからの光を受光して光電変換する受光素
    子と前記受光レンズを含む受光装置が、前記回転多面鏡
    に近接して配置されていると共に、前記受光装置におけ
    る前記回転多面鏡の反対側が、前記筐体における投受光
    用の窓を有する前面壁に対向する対向壁の裏面に略垂直
    に設定されているバーコードリーダ。
  6. 【請求項6】 請求項1もしくは2において、 前記回転多面鏡を回転自在に支持する支持板の一方の面
    から他方の面にわたってフレキシブル基板を折り返すよ
    うに配設すると共に、前記支持板の一方の面から筐体の
    内面に沿って前記フレキシブル基板を折り曲げて配設し
    たバーコードリーダ。
  7. 【請求項7】 請求項1もしくは2において、 バーコードーダの筐体に固定された底板部と該底板部か
    ら立上る複数の取付部とを備えた樹脂製の取付部材を設
    け、該取付部材の取付部に、前記回転多面鏡を支持する
    支持板と、受光レンズと、配線基板とを取り付けたバー
    コードリーダ。
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