JP3872180B2 - バーコードリーダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は構造物などに取り付けて用いる定置式のバーコードリーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、バーコードリーダは小型化の要請が強い。バーコードリーダには、投光と受光の光路が一部重なる同軸型と投光と受光の光路が重ならない非同軸型とがある。該非同軸型のバーコードリーダの一例を図6(a)に示す。
【0003】
図6(a)において、レーザ(図示せず)から出射されたレーザ光Lは,ポリゴンミラー(回転多面鏡)101によって反射されると共に走査されて、バーコードBに照射される。バーコードBで反射された反射光L1は、受光レンズ102によって集光されて、PD(ホトダイオード)のような受光素子103に入射する。かかる非同軸型のバーコードリーダBRは、レーザからバーコードBへ向かうレーザ光Lの光路と、バーコードBから受光素子103へ向かう反射光L1の光路とが異なり、同軸型に比べ、光路に起因するデッドスペースが小さいことから、小型化し易いという利点がある。
また、該従来例は、筐体110の側壁111とポリゴンミラー101とを平行に配置しているので、部品の配置がし易く、筐体110内のデッドスペースを小さくできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、バーコードリーダは、バーコードBからの正反射光L10が受光素子103に入射するのを避け、拡散反射光L1によってバーコードBを読み取る。そのため、該従来例ではバーコードリーダBRの被取付面(底面)112を構造物120に対して斜めに取り付ける必要があるうえ、このように傾斜させている以上、結果的に、設置空間が大きくなる。
【0005】
また、レーザ光Lに対して投光面106を斜めにしないと、レーザ光Lの干渉やノイズによってレーザ光Lのパワーが不安定になる。ここで、投光面106を斜めにするのは、製作上面倒であるばかりでなく、バーコードリーダの大型化を招いて、設置空間の効率が悪くなったりする。
【0006】
一方、図6(b)のように、ミラー105を用いて、バーコードリーダBRから斜めにレーザ光Lが出射されるようにしたバーコードリーダBRがある。この従来例では、バーコードリーダBRを斜めに取り付ける必要がないなどの利点があるものの、ポリゴンミラー101の設置空間とは別に、走査したレーザ光Lを反射させる空間が必要になるので、バーコードリーダBRが大型化する。
【0007】
また、ミラー105を設けたので、ミラー105の取付角度を精度良く取り付ける機構が必要であり、また、ミラー105の固定時に、ミラー105を固定する力によってミラー105が歪んだり、あるいは、取付後にミラー105の表面に埃が付着したりするおそれがある。すなわち、光学部品が増加した分だけ、バーコードリーダBRの精度や信頼性の低下するおそれがある。
【0008】
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたもので、その主目的は、正反射成分が入射するのを極力抑制し得ると共に、小型化を図り得るバーコードリーダを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明の構成を、本発明の実施形態を示す図1(a)を用いて説明する。
本発明は、棒状の受光レンズ10の光軸1Lを含み、かつ、受光レンズ10の長手方向X(図5)に沿った平面からなる光軸面1Fに、回転多面鏡20の回転中心の軸線2Sが、直交ないしは略直交するように配置されたバーコードリーダに関し、バーコードリーダの筐体3における投受光用の窓35を有する前面壁34に対向する対向壁の裏面30(以下、「被取付面30」という)に対し、光軸面1Fを一方に傾けて受光レンズ10を配置すると共に、該光軸面1Fと回転中心の軸線2Sとの交差角が垂直に近づく方向に回転多面鏡20を傾けて配置したことを特徴とする。
【0010】
なお、本発明において、「受光レンズの光軸」とは、受光レンズの2つの光学表面の曲率中心を結んだ線をいう。また、「光軸面1Fに回転多面鏡20の回転中心の軸線2Sが直交ないし略直交するように配置された」としたのは、図6(b)のような配置ではないことを明確にするためであり、図1(a)の光軸面1Fと軸線2Sとの交差角度が90°に近いということを要件としているものではない。「被取付面30」とは、構造物等に取り付けることのできる面という意味で、実際にバーコードリーダが取り付けられているか否かとは無関係であり、投受光用の窓35を有する前面壁34に対向する対向壁の裏面30をいう。また、本発明において、「光軸面1Fと軸線2Sとの交差角が垂直に近づく方向に前記回転多面鏡20を傾けて」とは、回転多面鏡20と受光レンズ10とが同じ側(方向)に傾いていることを意味する。
【0011】
換言すれば、本発明は、回転多面鏡20の回転中心の軸線2Sに垂直な面21と、棒状の受光レンズ10における光軸1Lを連ねた光軸面1Fとを平行ないし略平行に配置したバーコードリーダであって、該バーコードリーダの筐体3の側壁31に対して、前記垂直な面21および光軸面1Fを同じ方向に傾けて、回転多面鏡20および受光レンズ10を配置したことを特徴とする。
なお、「回転多面鏡20の前記垂直な面21と光軸面1Fとを平行ないし略平行に配置した」としたのは、図6(b)のような配置ではないことを明確にするためであり、図1(a)の回転多面鏡20の前記垂直な面21と光軸面1Fとが平行に近いということを要件としているものではない。
【0012】
本発明によれば、被取付面30を構造物120等に対して傾斜させなくても、正反射光L10が受光レンズ10に入射するおそれがないので、バーコードリーダBRの設置空間が小さくなる。また、回転多面鏡20からの光を別のミラーによって反射させる必要がないから、つまり、走査した光Lを反射させる空間を設ける必要がないので、バーコードリーダBRが小型になる。更に、受光レンズ10および回転多面鏡20が同じ方向に傾いていることで、筐体3内にデッドスペースが小さくなるので、バーコードリーダBRが小型になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1(a)および図2〜図5は第1実施形態を示す。
図2に示すように、バーコードリーダは板状のベース(対向壁)32と蓋33とで略直方体のケース(筐体)3を構成しており、前記蓋33には投受光窓(投受光用の窓)35が設けられている。該投受光窓35を有する前面壁34には、前記ベース32が対向している。前記ベース32および蓋33には、それぞれ、バーコードリーダを取り付けるための取付ボルト(図示せず)を挿通する取付ボルト挿通孔32a,33aが形成されており、したがって、ベース32の裏面は、図1(a)および図4の被取付面30を構成している。前記図2のベース32上には樹脂製の取付部材5を介して、投光装置2、受光装置1、フレキシブル基板44およびプリント基板41,42が取り付けられている。
【0014】
図3に示すように、前記取付部材5は、ビス5a(図4)によって板状のベース32に締結される底板部50と、該底板部50から立上る第1ないし第4取付部51〜54とが一体に成形されてなる。第1および第2取付部51,52には、係合孔55が設けられており、該係合孔55に図2のプリント基板41,42が係合して取り付けられている。第3取付部53には、受光装置1を取り付ける第1取付孔56および第2取付孔57が形成されている。第4取付部54は傾斜面54aを形成していると共にビス挿通孔58を有している。該第4取付部54の傾斜面54aには、図4のポリゴンミラー(回転多面鏡)20を回転自在に支持する支持板22が、前記ビス挿通孔58に挿通したビス59によって第4取付部54に締結されて固定されている。したがって、支持板22およびポリゴンミラー20は、被取付面30に対して傾いている。
【0015】
前記フレキシブル基板44は、取付部材5の表面から支持板22の表面(一方の面)22aに沿って敷設され、該支持板22の表面22aから裏面(他方の面)22bにわたって折り返すようにして配設されて、更に、第4取付部54の裏側の垂直面54bに沿って配設されている。該フレキシブル基板44は、取付部材5の表面においては、ポリゴンミラー20、受光装置1およびプリント基板41,42と、ベース32との間に配設されている。なお、第4取付部54の垂直面54bにおけるフレキシブル基板44の上には、バーコードリーダの作動状態を示す表示部(LED)60や、入力操作を行う入力部61が設けられている。
【0016】
前記投光装置2は、レーザを内蔵した投光部23から出射されたレーザ光を、図2のポリゴンミラー20の反射面を回転させることにより走査して、走査したレーザ光をバーコードB(図1)に向かって照射するものである。なお、前記ポリゴンミラー20は、図示しないモータによって回転する。
【0017】
前記受光装置1は、バーコードB(図1)で反射された反射光を、図5(a)に示す受光レンズ10によって集光し、該受光レンズ10で集光されたレーザ光L1を受光素子11が受光して光電変換するものである。図5(b)に示すように、受光装置1は、取付ブラケット12の上に、基板13および遮光部材14が積み重ねて配置されており、受光レンズ10の光軸1L上にはバンドパスフィルタ15および受光素子11が配置されている。ここで、図5(a)に示すように、前記受光レンズ10は棒状であり、該受光レンズ10の光軸1Lを含み、かつ、棒状の受光レンズ10の長手方向(走査方向)Xに沿った平面を光軸面1Fと定義する。
なお、図5(b)の二点鎖線で示すように、受光装置1の側面は、金属箔からなるシールド16で覆われていると共に、遮光部材14の部分においてはシールド16が二重になっている。
【0018】
図5(a)に示す受光レンズ10に一体に形成した取付ピン10aが、図2の第3取付部53の第1取付孔56に嵌合すると共に、図5(a)の前記取付ブラケット12に形成した取付雌ネジ12aが、図2の第2取付孔57においてビス57aで固定されて、受光装置1が取付部材5を介してベース32に固定されている。前記第2取付孔57は長孔になっており、受光装置1の取付角度が調節できるようになっている。
【0019】
かかる取付構造によって、図5(a)の受光レンズ10は、取付ピン10aを中心に矢印C方向に若干傾けた状態で、図4のポリゴンミラー20に近接した状態で第3取付部53に固定されている。すなわち、ポリゴンミラー20の端面(回転中心の軸線2Sに垂直な面)21と、受光レンズ10の光軸面1Fとが、平行ないし略平行で、かつ、本体ケース3の側壁31に対して同じ方向に傾いた状態で、ポリゴンミラー20および受光レンズ10が配置されている。
換言すれば、ポリゴンミラー20の回転中心の軸線2Sが光軸面1Fに直交ないし略直交するように、ポリゴンミラー20および受光レンズ10が配置されており、かつ、被取付面30に対し、光軸面1Fを一方に傾けて受光レンズ10が配置されていると共に、前記ポリゴンミラー20の軸線2Sと光軸面1Fとの交差角が垂直に近づくようにポリゴンミラー20が傾けて配置されている。
【0020】
このように、受光レンズ10およびポリゴンミラー20を同じ方向に傾けて配置することにより、前述のように、バーコードリーダの小型化を図り得ると共に、バーコードリーダの設置空間を小さくすることができる。
【0021】
ここで、受光レンズ10およびポリゴンミラー20は、図1(a),(b)のように、投受光窓35に近づくに従い、受光レンズ10の光軸面1Fとポリゴンミラー20とが互いに近づくように傾けるのが好ましいのであるが、図1(a)のように、光軸面1Fの傾きの方がポリゴンミラー20の傾きよりも大きく設定するのが更に好ましい。以下、その理由を光軸1Lと正反射光L10とのなす角度Aを同一に設定した図1(a),(b)を用いて説明する。
【0022】
ポリゴンミラー20は支持板22に支持されており、該支持板22は大きいので、ポリゴンミラー20の傾きが大きいとデッドスペースが大きくなる。一方、受光レンズ10自体は短く、受光レンズ10の後方の受光素子11は小さいので、受光レンズ10の傾きを大きくしても、差程デッドスペースが大きくならない。したがって、光軸面1Fの傾きを、ポリゴンミラー20の傾きよりも大きく設定することで、更なる小型化を図り得る。
【0023】
また、レーザ光Lのスポット径によって読取深度Dが決まるとすると、図1(a),(b)において読取深度Dは一定である。一方、投受光窓35からバーコードBまでの距離によって実際の深度D1,D2が決まるので、ポリゴンミラー20の傾きが小さい程、実際の読取深度が大きくなる(D1>D2)。
【0024】
また、図1(a)のように、前記受光レンズ10を傾けた側に、ポリゴンミラー20を配置する方が、バーコードBの高さの振れ(バーコードBを読み取り得る高さの範囲)が小さくなるので、使用者が使い易くなる。
【0025】
また、本実施形態では、図5(b)のように受光装置1の下部の右側を切欠したような形状として、図5(b)または図4に示すように、受光装置1におけるポリゴンミラー20の反対側を被取付面30に略垂直に設定しており、こうすることによって、受光装置1とプリント基板42との間のデッドスペースを小さくすることができる。
なお、ここにいう「略垂直に設定」とは、受光装置1のプリント基板42側の下部1aを切欠したような形状にして、受光装置1の下部1aが受光レンズ10の部分に比べてプリント基板42に向かって差程突出しないように設定したという意味であり、これによって、受光装置1とプリント基板42との干渉を防止してバーコードリーダの小型化を図ることができる。
【0026】
また、フレキシブル基板44を支持板22の表面22aから裏面22bにわたって折り返すように配設すると共に、表面22aから本体ケース3のベース32上に設けた底板部50の表面に沿って、前記フレキシブル基板44を配設することで、支持板22の裏側やポリゴンミラー20、受光装置1およびプリント基板41,42の下方の空間を有効に利用できる。したがって、バーコードリーダBRの小型化を図り得る。
なお、表示部60および入力部61は、フレキシブル基板44における第4取付部54の垂直な垂直面54bに沿った部分に設けられているので、斜めに傾いていないから、見易く、かつ、操作し易い。
なお、「フレキシブル基板」とは、たとえば、ポリイミドの薄板に金属導体を印刷した基板のように折り曲げて用いることのできるプリント配線基板をいう。
【0027】
また、底板部50を有する樹脂製の取付部材5を介して、各基板41,42,44を取り付けているので、本体ケース3のベース32と各基板41,42,44との絶縁距離(沿面距離)が大きくなるから、バーコードリーダの小型化が容易になる。なお、1つの取付部材5に各基板41,42,44、受光装置1および投光装置2を取り付けているので、バーコードリーダの組立作業も容易になる。
【0028】
また、本実施形態では、投光部23と蓋33との間に、熱伝導性に優れた伝熱部材6を介挿しており、該伝熱部材6を介して投光部23内のレーザからの熱を本体ケース3における被取付面30とは異なる前面壁35に逃がしているので、本体ケース3の前面壁35から空気中に熱が逃げる。そのため、本体ケース3内に熱がこもりにくいから、バーコードリーダが小型であっても、放熱性が良い。なお、伝熱部材6としては、金属粉を含有したゴムや樹脂の弾性部材を用いることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転多面鏡を傾けて取り付けたので被取付面を構造物などに対して傾斜させて取り付けなくても、正反射光が受光素子に入射するおそれがないから、バーコードリーダの設置空間が小さくなる。また、回転多面鏡と受光レンズを同じ方向に傾けているので、筐体内のデッドスペースが小さくなると共に、回転多面鏡からの光をミラーによって反射する必要もないので、走査した光を反射させる空間を設ける必要がないから、バーコードリーダが小型になる。
また、回転多面鏡を傾けて設置しているので、走査した光が投光窓を斜めに透過するから、レーザ光の干渉やノイズによってレーザ光のパワーが不安定になるおそれもない。
さらに、回転多面鏡からの走査光をミラーを用いて反射させていないので、該ミラーに起因してバーコードリーダの精度や信頼性が低下するおそれもない。
【0030】
また、受光レンズの光軸面の傾きを、回転多面鏡の傾きよりも大きくすれば、バーコードリーダの更なる小型化を図り得るだけでなく、回転多面鏡からのバーコードに入射する光の光路の傾きが小さくなって、実際の読取深度も大きくなる。
【0031】
一方、受光レンズを傾けた側に回転多面鏡を配置すれば、バーコードの高さの振れが小さくなって、使い易くなる。この場合、受光装置における回転多面鏡とは反対側を被取付面に対して略垂直に近づく形状に切欠すれば、他の部品とのデッドスペースが小さくなって、バーコードリーダの更なる小型化を図り得る。
【0032】
また、請求項6のように、フレキシブル基板を用いれば、該フレキシブル基板を狭い空間に配設することができるので、バーコードリーダの更なる小型化を図り得る。
【0033】
また、底板部を有する樹脂製の取付部材を介して支持板、受光レンズおよび配線基板を筐体に固定すれば、絶縁距離が大きくなるので、バーコードリーダの小型化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態を示すバーコードリーダの要部の概念図、(b)は第2実施形態を示すバーコードリーダの要部の概念図である。
【図2】第1実施形態を示すバーコードリーダの拡大概略分解斜視図である。
【図3】ベースおよび樹脂製の取付部材を示す斜視図である。
【図4】バーコードリーダの拡大断面図である。
【図5】受光装置を示す拡大概略斜視図および断面図である。
【図6】従来のバーコードリーダを示す概念図である。
【符号の説明】
1:受光装置
10:受光レンズ
11:受光素子
1L:光軸
1F:光軸面
2:投光装置
20:回転多面鏡
21:端面(垂直な面)
22:支持板
2S:軸線
3:筐体
30:被取付面(対向壁の裏面)
31:側壁
41:プリント基板
42:プリント基板
44:フレキシブル基板
5:取付部材
50:底板部
51〜54:取付部
B:バーコード
BR:バーコードリーダ
Claims (7)
- 光を走査すると共に走査光をバーコードに照射する回転多面鏡と、バーコードで反射された反射光を集光する棒状の受光レンズとを備え、
前記受光レンズの光軸を含み、かつ、該棒状の受光レンズの長手方向に沿った平面からなる光軸面に、前記回転多面鏡の回転中心の軸線が、直交ないし略直交するように配置されたバーコードリーダであって、
該バーコードリーダの筐体における投受光用の窓を有する前面壁に対向する対向壁の裏面に対し、前記光軸面を一方に傾けて受光レンズを配置すると共に、該光軸面と前記回転中心の軸線との交差角が垂直に近づく方向に前記回転多面鏡を傾けて配置したバーコードリーダ。 - 光を走査すると共に走査光をバーコードに照射する回転多面鏡と、バーコードで反射された反射光を集光する棒状の受光レンズとを備え、
前記回転多面鏡の回転中心の軸線に垂直な面と、前記受光レンズの光軸を含み、かつ、該棒状の受光レンズの長手方向に沿った平面からなる光軸面とを平行ないし略平行に配置したバーコードリーダであって、
該バーコードリーダの筐体の側壁に対して、前記垂直な面および光軸面を同じ方向に傾けて前記回転多面鏡および受光レンズを配置したバーコードリーダ。 - 請求項1もしくは2において、
前記受光レンズの光軸面の傾きの方が、前記回転多面鏡の傾きよりも大きく設定されているバーコードリーダ。 - 請求項1もしくは2において、
前記受光レンズの光軸面を傾けた側に、前記回転多面鏡が配置されているバーコードリーダ。 - 請求項4において、
前記受光レンズからの光を受光して光電変換する受光素子と前記受光レンズを含む受光装置が、前記回転多面鏡に近接して配置されていると共に、前記受光装置における前記回転多面鏡の反対側が、前記筐体における投受光用の窓を有する前面壁に対向する対向壁の裏面に略垂直に設定されているバーコードリーダ。 - 請求項1もしくは2において、
前記回転多面鏡を回転自在に支持する支持板の一方の面から他方の面にわたってフレキシブル基板を折り返すように配設すると共に、前記支持板の一方の面から筐体の内面に沿って前記フレキシブル基板を折り曲げて配設したバーコードリーダ。 - 請求項1もしくは2において、
バーコードーダの筐体に固定された底板部と該底板部から立上る複数の取付部とを備えた樹脂製の取付部材を設け、該取付部材の取付部に、前記回転多面鏡を支持する支持板と、受光レンズと、配線基板とを取り付けたバーコードリーダ。
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