JP4339926B2 - 光学式コードリーダの光受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学式コードリーダ、詳細にはバーコードリーダの光受信装置、ならびに受信部および受信部を有する光学式コードリーダに関する。
公知のように、光学式コードリーダ、特に黒および白またはカラーのバーコードの読取り装置では、例えばレーザ光ビームまたは適切な平行光学系を介して視準される視準されていない光源からのビームなどの視準光のビーム(必ずしも可視領域内ではない)が、走査平面と呼ばれる平面において移動される。この移動により、光学コードを横切る走査線が生じる。走査線によって照射された光学コードによって拡散される光は光検出素子によって検出され、光検出素子はこれを時系列の電気信号に変換する。この電気信号の輝度は、例えばバーコードの場合はバーおよび空間である光学コードの要素を表す。
電気信号の品質、つまり光学コードの復号化を行うために光学コードの要素を区別する能力は、光学信号の大きさ、すなわち光検出素子に入射する光の強度ならびに信号対雑音比に依存する。ここで、雑音という語は、光学コード走査から入っては来ない光、概して周辺光と呼ばれる光を意味する。
上記光検出素子は、典型的には、受信光学系を有する。この受信光学系は、光学コードによって拡散されて光検出素子によって収集される光量を増大させ、同時に周辺光の検出を回避するものである。
公知の解決手段は、典型的には、雑音を減らすために受信光学系の入射開口からの距離を増大してコードリーダの視野を走査線付近の可能な限り狭いエリアに縮小し、かつ集光面積、すなわち受信光学系の入射開口を増大してより強い光学信号を収集することにより、光検出素子が範囲を定める立体角を低減することを規定している。視野という語は、光検出素子によって受信光学系を介して「光学的に範囲を定める」領域、すなわち光検出素子が受信光学系を介して光を受け入れる領域を意味する。
しかしながら、公知の解決手段の規定は、コードリーダの受信部のサイズ増大を伴い、高度に小型化されたコードリーダの製造には適さない。さらに、光検出素子の高感度表面の寸法は、電子受信回路の通過帯域に影響を与える。高感度表面を増大すれば通過帯域は縮小されて、これにより最大読取り速度は低下する。
非特許文献1には、他の「非画像」光コレクタの中でも、光入射開口および光出射開口を画定しかつ三次元のケース(3D)では放物線の一部の軸(CPCの軸)を中心とする回転から達成される反射面を備える複合放物集光器すなわちCPCについて記述している。図24の長手方向断面を参照して、反射面Rを生成する放物線の一部は、光出射開口Aoutの縁における焦点Fと、CPCの軸Xと共に所望される受光角に等しい角θinを形成する軸Aとを有する。「受光角」という語は、出射開口Aout上の反射面Rによって反射される光線によってCPCの軸Xと共に形成される最大角度を意味する。実際に、概説した上記幾何学的条件においては、入射開口Ainから受光角θinよりも小さい角度で入る光は実質的に出射開口Aout内で完全に反射され、入射開口Ainから受光角θinより大きい角度で入る光は実質的に入射開口Ainから完全に後方反射される。入射光線のエリアと出射光線のエリアとの比として定義されるCPCの集光度は、二次元の場合(2D)は、入射開口Ainのエリアと出射開口Aoutのエリアとの比として与えられる理論上の最大集光度に等しく、3Dの場合はかなり近い。2Dの場合のCPCは、断面が直前に説明したものに一致するトラフ状(谷形状)に整形される。
W.T.Welford、R.Winston共著「High Collection Nonimaging Optics」Academic Press, Inc.、1989年、第4.3段落および4.4段落
先に述べた文献の段落5.2は、全内反射(TIR)の原理を活用する、先に述べたものに類似する幾何学的配置を有するCPCについても記述している。このようなCPC(図25にその長手方向断面が示されている)は、屈折率nを有する透明材料製である中実体からなる。入射開口Ainに入射する光は、そこでスネルの法則に従ってCPC内へ屈折され、屈折光線の角度は、スネルの法則に従って入射光線の角度と関係づけられ、かつ空気と接触しているCPCに関する、単位屈折率を有する関係式θ=sin−1((sinθ)/n)によるCPC材料の屈折率と関係づけられる。CPC内で屈折される光は、上記光が上記光に対する法線と共に、空気と接触しているCPCに関する式θ=sin−1(1/n)によって与えられる臨界角よりも大きい角度を形成すれば、CPCの放物面R’によって内面反射される。入射開口Ainにおける屈折を考慮するために、発生する放物線の一部の軸A’の、CPCの軸X’に対する勾配は角度θ’=sin−1((sinθin)/n)でなければならない。
TIRを活用するこの中実CPCの場合も、集光器は、受光角θinの2倍に等しい視野内で極めて高い集光度を有し、視野を超える入射光の入射開口Ainから出射開口Aoutまでの光透過は急速にゼロまで下がる。
図24と図25を比較すると分かるように、2つの図は軸X、X’に沿ったCPCのサイズが同一であり、かつ出射開口Aoutのサイズが同一である。屈折率nを有する材料製の中実CPCの場合の入射開口Ainのサイズは(図25)、反射面を有する中空CPCの場合の入射開口Ainのサイズ(図24)よりも大きく、正確には、2Dの場合でn倍、および3Dの場合でn倍大きい。
反対の視点から言えば、入射開口Ainが同一であれば、中実のCPCの場合の出射開口Aoutのサイズは、中空のCPCの場合よりも、それぞれ2Dおよび3Dの場合で屈折率nまたはその2乗に等しい係数だけ小さい。
特許文献1は、バーコードリーダにおいて受信光学系として使用される、上述のような3D CPCを開示している。3D CPCは、その長手軸を中心とする回転対称性を有するため、円形状断面の視野を有するが、これは、視野が走査線を完全かつ限定してカバーするために可能な限り延長されなければならない光学コードの読取りにおける周辺光の除外には適さない。
米国特許第 5357101号
本願の主請求項の前提部分の基礎を成すEP 1 207 489 A2は、透明材料製の中実体を備える、走査モジュール用の楔形の受信チャンバについて記載する。この中実体は、光学コードに面する前面と、上記前面に対して垂直な上面または下面であって、光検出素子が配置される上面または下面と、前記前面と前記上面または下面との間に位置し、反射面となり傾斜面と、上記前面から離れた箇所で収束し、反射面を設けることのできるほぼ直角三角形状の側面とを有する。
欧州特許出願公開第1207489号
このような受信チャンバは、斜壁と、側壁に反射面を設ける場合は側壁も、ミラー処理(mirror treatment)を必要とする。楔形の機能は、光検出素子を光の入射窓に対して垂直な平面に配置できるように、光線の光路を90゜曲げることである。しかし、集光機能については記載されておらず、集光機能があったとしても、いずれにしても不十分な機能である。実際に、使用される光検出素子は大型であり、その結果、受信回路の通過帯域は縮小され、最大読取り速度は低い。そして、光検出素子のパッケージが受信チャンバの内部に突き出していることから、受信チャンバの前面から入る光線の一部は高感度表面ではなくこのパッケージに当たる。
本発明の基本的な技術的課題は、光学コードから収集される光を最大化して、周辺光を排除するのに特に効率的でありながら、同時に小型サイズを維持して走査平面に対してほぼ平行な平面に光検出素子を配置できる、光学式コードリーダの光受信装置を提供することにある。
本発明の第1構成は光学式コードリーダの光受信装置に関し、光入射面と、少なくとも一部が光検出素子と結合する光出射面であって、入射面にほぼ垂直である光主射面と、入射面および出射面の両方に対して傾斜している傾斜面とを有する、透明材料の中実体を備え、所望される視野内で入射面から入る光が全内反射によって出射面に集光されるように、光受信装置の前記各面が互いに配置されている。
この構成によれば、特に効率的な集光器の製造が可能になり、出射面、すなわち光検出素子と結合する面は、寸法が特に小さい。これにより、同様に寸法が小さい光検出素子の使用が可能になるため、受信回路の通過帯域は大きくなり、よって読取り性能は高速つまり高周波数になる。さらに、この構成によれば、光受信装置の容易な製造が可能になり、好ましくは射出成形によって製造され、受信チャンバの壁のミラー処理は不要である。
好ましくは、光受信装置の走査線方向の受光角は、走査線に対して垂直方向の受光角より極めて大きい。
詳細には、入射面は矩形または正方形である。このようにして、出射面、すなわち対応する光検出素子の視野は、走査線による光学コードの読取りに適する。
好ましくは、さらに、集束レンズは入射面に一体に製造される。
このようにして、製造工程が単純化されるのみでなく、レンズが装置と一体成形されるため、光検出素子が配置される出射面に対するレンズの正しい位置合わせも保証される。
さらに好ましくは、上記レンズは円柱レンズ、フレネルレンズまたは円環レンズである。
このようなタイプのレンズは、一方向に広く、これとは垂直な方向には狭い視野を提供するので、検出される周辺光が最小化される。これにより信号対雑音(S/N)比が最大化されるため、走査線による光学コードの読取りに特に適する。
より詳細には、前記入射面は、好ましくは曲率半径が5mm未満の円柱形状であり、さらに好ましくは曲率半径が4mmの円柱形状である。ここで、この円柱形状の軸は走査平面に平行であり、断面はほぼ正方形であって好ましくは幅がほぼ5mmである。
一般的には、透明材料はポリカーボネートまたはアクリル材料であり、好ましくはPMMAである。
このような材料は比較的高い屈折率、約1.5を有する。したがって、同一形状であるがミラー型表面を有する中空の光受信装置に比べて、出射面の面積はほぼ1.5倍縮小される。
好ましくは、突起状のピン、溝またはフィンなどの、コードリーダの光受信装置の位置合わせ用および組立て用の要素が、中実体に一体に製造される。
このようにして、コードリーダの光受信装置の正しい位置合わせが保証される。詳細には、コードリーダのプリント基板(PCB)の孔にピンを単純に係合するのみで、位置合わせが行われる。
好ましくは、光受信装置の本体は、入射面および出射面に対してほぼ垂直な2つの側面を備え、各側面の出射面に対してほぼ平行な平断面は、放物線部分である。
このようにして、光受信装置の集光性能を最大限に活用できる。
代わりに、光学的効率は劣るが、光受信装置を製造するモールドの生産を単純にする別の実施形態では、光受信装置の本体は、入射面および出射面に対してほぼ垂直な2つの側面に接近するように配置された複数の平坦面を備え、前記接近する各側面の出射面に対してほぼ平行な平坦面は、放物線部分である。
さらに詳細には、光受信装置の本体は、入射面に隣接し、入射面の法線に対して4゜よりも大きい角度、好ましくは約5゜で傾斜している第1の一対の面と、この第1の一対の面に隣接し、入射面の法線に対して9゜よりも大きい角度、好ましくは約10゜で傾斜している第2の一対の面と、この第2の一対の面に隣接し、入射面の法線に対して15゜よりも大きい角度、好ましくは約20゜で傾斜している第3の一対の面とを備える。
好ましくは、光受信装置の本体は、さらに、入射面と上記傾斜面との間に配置され、出射面とはほぼ反対側に位置する面を備える。
出射面とはほぼ反対側に位置する面は、出射面に対して好ましくは4゜未満、さらに好ましくは約2゜で傾斜してもよく、これにより、光受信装置がモールドから容易に取り出される。
有利な実施形態では、上記放物線部分のそれぞれの放物線の軸は入射面の法線に対してθ’=sin−1((sinθ||)/n)の角度で傾斜している。ここで、θ||は走査方向の所望される受光角を表し、nは透明材料の屈折率を表す。放物線部分の焦点は、入力面とは逆の側における、対向面の縁にある。
傾斜面の出射面に対する傾斜は、好ましくは45゜未満であり、さらに好ましくは約40゜である。
透明材料として使用可能なプラスチック材料が約1.5の屈折率を有し、これにより約40゜の臨界角を有することから、上述の傾斜面の傾斜は、所望される視野内で入射面から入る光が、入射面の集束レンズの集光効果も考慮して、その傾斜面によって内側に反射されることを保証する。
好ましくは、出射面に対して垂直方向における、傾斜面の入射面への射影は、入射面の一部分のみに相当する。
このようにして、走査線に対して垂直方向の所望される受光角の範囲外にある光線が傾斜面に当たって出射面に方向付けられることは回避される。これにより、光受信装置の効率が向上する。
同様に、入射面に対して垂直方向における、傾斜面の出射面への射影は、出射面を超えている。
この構成により、走査線に対して垂直方向の所望される受光角の範囲外にある光線の一部が、傾斜面に当たったとして出射面に方向付けられることは回避される。これにより、光受信装置の効率が向上する。
一実施形態では、出射面は、入射面に対して平行な面のみに支えられた片持ち式である。
このようにして、光受信装置は、片持ち式によって形成されたくぼみに光検出素子を受け入れることができる。これにより、コートリーダの光受信装置および光検出素子のアセンブリの体積が最小限に抑えられる。
この構成が入射面における円柱レンズとともに採用されると、くぼみは、所望される視野内で出射面に向かう光路は阻止せず、むしろ、所望される視野外の光路を効果的に阻止する。
別の実施形態では、極めて薄型の光検出素子、またはコードリーダのサポート、さらに詳細にはPCBに嵌込まれる光検出素子に特に適している。ここで、出射面は入射面の端と同一の高さにある。
透明材料は、光受信装置が同時に、光学的な長波長通過フィルタ、または帯域通過フィルタ、好ましくは580〜700nmの通過帯域を有する帯域通過フィルタを実現するように、着色されてもよい。580〜700nmの通過帯域を有する帯域通過フィルタは、光学式コードリーダには一般的である赤色光領域(630〜670nm)の動作波長に適している。
好ましくは、入射面および傾斜面における仕上げ面粗さは、好ましくは2μm未満の光学品質(光学研磨)であり、出射面の仕上げ粗さは、好ましくは10μm未満の高品質(鏡面仕上げ)である。
本発明の第2構成は光学式コードリーダの受信部に関し、少なくとも1つの上述の光受信装置を備え、光受信装置は、出射面において光検出素子と対応している。
好ましくは、光受信装置と光検出素子とは屈折率整合タイプの接着剤によって接合される。
屈折率整合タイプの接着剤によって、光受信装置と空気、および空気と光検出素子との境界面における反射損失を回避できる。
好ましくは、受信部は複数の光受信装置を備え、各光受信装置が光検出素子に対応づけられている。
複数の光検出素子を設けることによって、受信部全体によって収集されるコードにより拡散される光量を増大させることができる。
光受信装置および光検出素子から構成されるモジュールの数は、受信部の体積を最小化して合計信号を最大化するという相反要件を考慮して選択される。
受信部は、好ましくは上記少なくとも1つの光受信装置の遮光部を備え、上記少なくとも1つの光受信装置および光検出素子が周辺光、特にコードリーダの放射および走査の部分によって放射される光から遮光される。
このようにして、特に光学コードの至近距離からの読取りにおいて、光検出素子のS/N比は向上し、光検出素子の視野の望ましくない増加が回避される。
光受信装置が複数存在する場合、遮光部は、好ましくは複数の光受信装置に共通である。
このような場合、遮光部は、好ましくは、隣接する光受信装置の間に延設する壁を備え、光受信装置と対応する光検出素子とが隣接する光受信装置と対応する光検出素子とから遮光される。
TIR特性を保持するために、遮光部は光受信装置から離隔されている。
同様の目的のために、突起状のピン、フィンまたは溝などのコードリーダ内の位置合わせ用および組立て用の要素が、遮光部に一体に設けられる。
有利な実施形態では、さらに、遮光部は光受信装置の入射面を超えて延設され、フィルタ、好ましくは光学的な長波長通過フィルタまたは帯域通過フィルタを収容する。
好ましくは、遮光部はプラスチック、または、例えば黒もしくは陽極酸化された薄型不透明の金属の板から製造される。
遮光部が金属製である場合、効果的にPCBに直接溶接されることができ、体積および費用は最小限に抑えられる。
有利な実施形態では、さらに、遮光部は、連続する2つの走査線間の区切りを表す、走査には不用な部分をセンサに方向付けるミラーを搭載する。
有利な実施形態では、さらに、このミラーはコードリーダの走査部内に突き出し、これにより受信部と走査部とは部分的に侵入し合い、走査線に対して垂直方向のコードリーダの寸法が縮小される。
代わりに、遮光部が、連続する2つの走査線間の区切りを表す、走査には不要な部分のセンサを搭載してもよい。
本発明の第3構成は光学式コードリーダに関し、上述の少なくとも1つの光受信装置を備える。
以下、添付の図面に基づき、幾つかの実施形態および例を参照して本発明をより詳しく説明する。諸図を通じて、対応するエレメントは類似の参照符号で示す。
図1から3には、小型光学式コードリーダ1が示されている。このコードリーダ1のサイズは、40mm×30mm×22mm(容積約27cm)である。
コードリーダ1は、第1のPCB(プリント基板)2および第2のPCBを備える。この第2のPCBは、剛性および可撓性を備えており、4つの剛性部すなわち回路3,4,5,6から構成され、これら剛性部は3つの可撓性接続部7、8、9によって互いに接続されている。可撓性接続部7、8、9によって第2のPCBが曲げられるので、回路3、4、5、6は所定の角度を成して配置され(図2)、かつ第1のPCB2と共に直方体の6つの面のうちの4つを構成する。
第1のPCB2上に、レーザエミッタ10によって放射されるレーザビームを走査する装置が形成される。この走査装置は、モータ12によって回転駆動されるポリゴンミラー11と、モータ12を駆動する電子機器とを備える。
図示のさらに詳細に説明しないこの走査装置が単なる例示であることは明らかである。例えば、回転ポリゴンミラー11は、スタック型コードを読み取るために傾斜の異なる複数の面を有してもよく、もしくは振動式平面ミラーによって置換されてもよく、またはレーザエミッタ10、もしくは適切な視準光学系を設けるならば別の光エミッタ(例えばLED)によって放射されるレーザビームの別の走査装置がさらに用いられてもよい。例えば走査エンジンが用いられてもよい。
第2のPCBの後方の回路3は、コードリーダ1の入力/出力回路(I/O)である。後方という用語は、後に使用する他の用語と同様に、単に説明を容易にするために、図1から3における方向性に関連して使用されるものである。第2のPCBの後方の回路3は、可撓性接続部7を介して、組立て後のコードリーダ1では側面に位置する回路4に接続されている。
側方の回路4は、レーザエミッタ10の駆動回路である。第2のPCBのこの側方の回路4は、可撓性接続部8を介して、組立て後のコードリーダ1では上部内側に位置する(図2)第3の回路5に接続されている。
第2のPCBの上部内側の回路5上には後述する受信部が構成され、この受信部は、複数の光検出素子30と、対応する複数の光受信装置31と、光検出素子30を駆動し、場合によっては放射信号の前処理をも行う電子機器(図示せず)とを備える、ここで、光検出素子30は、詳細にはフォトダイオードである。
第2のPCBの後方の回路(I/O)3は、さらに、可撓性接続部9を介して、読取り用および/または復号用の電子機器を搭載する回路6に接続されている。これら電子機器は、組立て後のコードリーダ1では上部外側に位置する(図2)。
図4から明らかなように、PCB2の各孔16を通るねじ14およびワッシャ15によって、第1のPCB2は支持ベース13に固定される。これらのねじのうちの1つ(図4では前方のねじ)において、PCB2と支持ベース13との間に弾性リング17が配置される。
図示の実施形態のように、レーザエミッタ10がPCB2ではなく支持ベース13に固定されている場合、弾性リング17が、ねじ14の締まりの度合いを調節することによって、エミッタ10によるレーザビームの放射平面に対するPCB2の傾斜を調節できる。これにより、回転ポリゴンミラー11と走査レーザ光線との間、およびレーザビームの放射平面と第2のPCBの上部内側の回路5上に構成された光受信光学系の視野線(line of view)との間の最適な位置合わせが可能になる。
さらに、弾性リング17は、ねじ14の締付け動作のもとで弾性的に変形し、支持ベース13で振動が生じた場合に、この振動がPCB2に伝達される際に一部でも吸収される。
同様の弾性リングを別のねじ14に設けてもよい。
支持ベース13には、その4つの角の近傍にポスト18a、18a、18b,18bが設けられる。詳細には、支持ベース13の対角線に沿って2つのポスト18aが配置され、それらポスト18aの高さは、支持ベース13のもう一つの対角線に沿って配置される2つのポスト18bの高さよりも低い。第2のPCBの上部内側の回路5は、高さが低い方のポスト18a上に搭載され、受信回路5の孔20aを通るねじ19aによって、回路5に固定される。第2のPCBの上部外側の回路6は、高さが高い方のポスト18b上に搭載され、回路6の孔20bを通るねじ19bによって、回路6に固定される。
第1のPCB2は、適切な複数のコネクタに係合するフラット・フレキシブル・ケーブル(FFC)21によって、第2のPCB、詳細にはその上部外側の回路6に接続される。上記コネクタのうち、第2のPCBの上部外側の回路6に設けられたコネクタ22は図2に示されているが、第1のPCB2に設けられたコネクタは、その裏側に位置するため示されていない。
電力供給用および信号入力/出力用のケーブル23が、支持ベース13に接続されている。
図3はカバー24を示す。カバー24は、支持ベース13に結合されて、コードリーダ1の保護ケーシングを構成している。カバー24には、コードリーダ1の組立て後の状態において受信部ならびに放射部および走査部に面する放射および受信用窓25が設けられている。この窓は、エミッタ10によって放射されて回転ポリゴンミラー11によって走査されるレーザ光を出力させ、このような走査されたレーザ光によって照射されることで光学コードによって発散される光を入力させる。放射および受信用窓25は、周辺光を遮断する光学的なローパスフィルタ(すなわち、長い波長の光を通過させる)、または例えば580〜700nmの通過帯域を有するバンドパスフィルタを内蔵しているかまたは備える。別の実施形態では、ベース13およびカバー24から構成されるこのケーシングを省略して、コードリーダ1の第1のPCB2は、任意の装置内に直接、好ましくは衝撃および振動から保護するための上述の弾性リング17が介装されて、固定される。ケーシングが設けられない場合、レーザエミッタ10およびポスト18a、18bは第1のPCB2上に直接固定され、放射および受信用窓25ならびにフィルタが存在する場合はそれも、例えば接着によって第1のPCB2と第2のPCBの上部内側の回路5との間に固定される。なお、このように第1のPCB2と上部内側の回路5との間に固定されるフィルタは、ケーシング13、24が使用される場合にも、放射および受信用窓25に設ける代わりとして採用されてもよい。
上述のように2つのPCBのうちの一方が曲げられるコードリーダ1の製造は、組立て前においては、コードリーダ1を平らに置き、容易に、保護、パッケージおよび保管し、さらに出荷することができるため、効果的である。可撓性接続部7、8、9によって、また、コードリーダ1の光学系の周りの電子機器の配置が特に小型になる。
なお、PCBを単一にしてもよい。このPCB上には発光回路が設けられ、可撓性接続部によって後方の回路3または側方の回路4に接続される。
当業者にとっては明らかであるが、図示のコードリーダ1は、光走査装置(図示の実施形態ではポリゴンミラー11)のサイズが最小化されて、各面に入射するレーザスポットのサイズの大きさにまで光走査装置の各面の大きさが低減されることから、コードリーダ1は小型コードリーダにとって最適な構成である非逆反射型である。
より詳細には、ポリゴンミラー11の各面のサイズは、典型的には、ポリゴンミラー11の回転軸に対して垂直方向においては、入射レーザスポットの幅の約3倍であり、回転軸方向においては、入射レーザスポットの幅の約2倍である。
先に述べたように、第2のPCBの上部内側の回路5に形成される受信部は、典型的にはフォトダイオードである光検出素子30である。図1の実施形態では光検出素子30は4つであるが、4よりも小さくても大きくてもよい。例えば、光検出素子30は1つであってもよい。
受信部は、さらに、複数の光受信装置31を備え、各光受信装置31は光検出素子30に結合されている。
光受信装置31および光検出素子30で構成される複数のモジュールを、受信部の体積を最小にしながら合計信号は最大にするという相反要件を考慮して選択される数にすることで、受信部によって収集される全てのコードによって拡散される光量を増大させることが可能である。したがって、小さい利得の増幅で十分であり、これにより電気雑音が小さくなる。
光受信装置31は、光検出素子30の効率を最大化するように、光コードによって拡散される全ての光を光受信装置31に対応する光検出素子30のみに可能な限り最大限に収集するように設計されている。なお、光学コードは、上述の走査装置で形成される走査線によって照射される。
図5は光受信装置31/光検出素子30のモジュールを示し、このモジュールは、例えばレーザビームのような読取り光ビームによって形成される、光学コード(図示せず)の平面上の走査線Sに面する。光受信装置31はアスペクト比の低い視界を有するべきである。
図5は、走査平面における視野角α||と、走査線に対して垂直方向の視野角αとを示す。光学コードの平面における視野は、角の丸みがかなり大きい矩形であり、ほぼ楕円形である。
また、図5には、走査平面における受光角θ||および走査線に対して垂直方向の受光角θも示されている。これら受光角θ||、受光角θは、それぞれ、視野角α||、αの半分である。
図6において、本発明の第1実施形態にかかる光受信装置31が、対応する光検出素子30と共に斜視図で示され、図7は走査線に対して垂直方向の断面図、図8は走査線に対して平行な断面図で示されている。光受信装置31は、例えば、ポリカーボネート(n=1.58)またはアクリル樹脂材料、典型的にはPMMA(n=1.49)である高屈折率を有する透明材料の中実体からなる。
光受信装置31の本体は不規則な形態であり、使用時に読取り光学コードに面する光入射面32と、光入射面32に対してほぼ垂直であって、使用時に光検出素子30の感光面の少なくとも一部に面して、より詳細にはこの感光面の少なくとも一部に隣接する光出射面33と、入射面32および出射面33の両方に対して傾斜する傾斜面34とを備える。
光入射面32は円柱形であり、約4mmの曲率半径、走査平面に平行な軸および一辺が約5mmのほぼ正方形の断面を有する。代わりに、入射面32は平坦であってもよい。この場合、光学的に円柱レンズと等価であるフレネルレンズまたは円環レンズを組み込む。
傾斜面34は、入射面32の中心における法線Yに対して角度αで傾斜される。角度αは、好ましくは45゜未満であり、さらに好ましくは40゜である。
傾斜面34はほぼ出射面33に隣接するが、小さい接合面35が間に存在してもよい。傾斜面は、また、図6および7では頂部に位置する頂面36を介して、入射面32に結合される。この頂面36は、入射面32に対してほぼ垂直である。頂面36は、好ましくは、射出成形によって製造される際に光受信装置31のモールドからの取り出しをより容易にするために、法線Yに対して図示の方向または反対方向に僅かな角度βだけ傾斜している。角βの絶対値は、例えば0゜から4゜である。
図6から8に示すように、出射面33は入射面32の中間部分の位置に配置され、出射面33は、面37および面38を介して、入射面32に結合されている。ここで、面37は、図6および7における下部に示されており、入射面32に隣接し、かつ入射面32に対してほぼ垂直である(絶対値約1゜の僅かな角γで傾斜してもよい)。面38は、図6および7の左側下部に示されており、出射面33に隣接し、かつ入射面32にほぼ平行である。
したがって、出射面33は面38のみに支えられた片持ち式であって、出射面33と面38とが光検出素子30を受け入れるのに適したくぼみ39を画定する。これにより、光受信装置31−光検出素子30アセンブリの体積を最小限にできる。
さらに、出射面33は入射面32の中間部分の位置に配置されることから、法線Yに垂直な方向における、傾斜面34の入射面32上への射影は入射面32を超えず、図6および7の上側部分のみに射影が納まっている。一方、法線Yに平行な方向における、傾斜面34の射影は、光出射面33を超えている(図7の右方向に越えている)。
図8の断面図を参照すると、走査線に対して平行な平面において、光受信装置31は、さらに、その両側方にそれぞれ第1の面40、40’、第2の面41、41’、および第3の面42、42’を備える。第1の面40、40’は、入射面32に隣接し、その中心において入射面32の法線Yに対して角δで傾斜している。角δは、4゜よりも大きく、好ましくは約5゜である。第2の面41、41’は、第1の面40、40’に隣接し、法線Yに対して角εで傾斜している。角εは、9゜よりも大きく、好ましくは約10゜である。第3の面42、42’は、第2の面41、41’に隣接し、法線Yに対して角ζで傾斜している。角ζは、15゜よりも大きく、好ましくは約20゜である。光受信装置31の両側方の面40、41、42および40’、41’、42’は、全体として収束している。
さらに、面40、41、42の走査線に対して平行な断面(図8)は、焦点Fを有する放物線の一部に接近している。この焦点Fは,傾斜面34と反対側の第3の面42’との間の縁に位置し、この焦点Fの接線Aが入射面32の中心における法線Yとsin−1((sinθ||)/n)に等しい角θ’をなす。ここで、θ||は、走査方向に平行な所望の受光角を表し、nは、光受信装置31の本体の透明材料の屈折率を表す。
同様に、面40’、41’、42’の断面は、焦点F’を有する放物線の一部に接近している。この焦点F’は、傾斜面34と反対側の第3の面42との間の縁に位置し、この焦点F’の接線A’が同様に法線Yに対して傾斜される。
漸進性の傾斜を有する面の数は、上述の場合は3つとしたが、2つでもよい。放物線状にさらに近づけるために4つ以上でもよい。当然ながら、放物線状の2つの曲面をそれぞれ設けることも可能である。
光受信装置31は、さらに、一体的に形成された1対のピン43を備える。これらピンによって、光受信装置31は、コードリーダ1の第2のPCBの上部内側の回路5内の孔44(図9および10)において、または異なる支持面において、所定の位置に固定される。
このようなピン43、または溝もしくはフィンなどのピンに相当する組立て要素を設けることは、くぼみ39を設けることと同様に、光検出素子30が既に製造または組み立てられているPCBにピン43が挿入される際の、光受信装置31の出射面33と光検出素子30の高感度表面との正しい位置合わせに役立つ。
2つの装置30、31は、屈折率整合タイプの接着剤によって互いに結合されてもよいこの接着剤は、光検出素子30上に付着される液状性が高く透明度の高い接着剤であり、一旦光受信装置31に付けられて凝固するか、または紫外線(UV)ランプによって凝固される。本接着剤は、光受信装置31を構成する材料の屈折率にほぼ等しく、かつ典型的にはPMMAで製造される光検出素子30のパッケージの屈折率にもほぼ等しい屈折率を有する。このようにして、光受信装置31の材料から空気への光路、さらに空気から光検出素子30の材料への光路における、空気の屈折率が異なるために生じる反射(フレネル反射)が回避される。このような反射は、各光路において約4%であるため、損失合計は約8%になる。屈折率整合タイプの接着剤によって、このような損失を省くことができる。
先述のように、光受信装置31の形状は、射出成形から容易に取得できるものである。入射面32および傾斜面34における仕上げ面粗さは、好ましくは2μm未満の光学品質(光学研磨)であり、出射面33の仕上げ面粗さは、好ましくは10μm未満の高品質仕上げ(鏡面仕上げ)である。
上述の構成を有する光受信装置31の動作は、以下の通りである。
図11を参照して、光入射面32は円柱レンズである。この入射面32は、光学コードによって走査線に対して垂直方向(すなわち、走査線がバーコードに直角に交差する場合はバーおよびスペースに沿った方向)に発散された光を、入射面32の法線Yの方向に収束させて傾斜面34上に集める。
傾斜面34は、全内部反射によって、このような光を出射面33の方向、つまり光検出素子30上に、屈折させる。傾斜面34の傾斜角αが40゜〜45゜であるため、光学コードから直接入ってくる光つまり法線Yに対して平行な光が、傾斜面34となす角度は、常にその臨界角θ=sin−1(1/n)よりも大きい。傾斜面34の法線に対する臨界角θは、ポリカーボネート(n=1.58)の場合は約39゜であり、PMMA(n=1.49)の場合は約42゜である。
傾斜面34の傾斜角αのこれらの値は、入射面32で実現されるレンズによって生じる収束に基づく光受信装置31内の光線の傾斜を考慮するのが適切である。この傾斜は、光受信装置31の下側部分(図11における下側部分)において、傾斜面34の垂線に対する光の角度を低減させる。
さらに、図12および13を参照して、先述のような放物線の一部に接近する走査線の両側方における面40、41、42および40’、41’、42’も傾斜面34において光を集中させる。傾斜面34、ここでも、出射面33に、つまり光検出素子30上に光を屈折させる。走査線に対して平行方向に受光角に近い角度θ||で(図13)入射する場合にも、光が入射面32上に入射して、屈折される。
図14および15を参照して、入射面32上に走査線に垂直方向で入射する光でも受光角θの範囲外の光は、周辺光または雑音を表し、出射面33に到達せず、つまり光検出素子30によって検出されない。
実際に、このような光は、入射面32によって傾斜面34上へ集められて、傾斜面34からくぼみ39を形成する接合面38上に屈折されるか(図14における最上の光線)、入射面32によって傾斜面34上に集められるが、その角度が臨界角θよりも小さいために全内部反射される代わりに傾斜面34から光受信装置31の外側に透過されるか(図14における最下の光線)、入射面32によって直接接合面38上に集められるか(図15における最下の光線)、または、いずれにしても光検出素子30の高感度表面上に到達しないようにそらされるか(図15における中間の光線)である。たとえ光検出素子30の高感度表面上に到達しても、最少部分のみである(図15における最上の光線)。
要約すると、上述の光受信装置31はTIR特性を活用し、入射面32上に入射する光を所望の視野内で出射面33上に集める、特に高い効率を有する集光器を具現化する。また、光受信装置31が透明材料製の中実体から作製されているため、集光度が高く、反射壁を有する中空の集光器よりも高い。
したがって、光検出素子30は、感応面積を縮小し、これにより受信回路は高周波帯域として、光学コードを高速で読み取る能力を備えることができる。
より詳細には、先述の好ましい実施形態にかかる光受信装置は、全体としてほぼ放物状の漸進を有する側面40、41、42および40’、41’、42’が存在するため、入射面32上にほぼ直角に入射する光の収集効率が80%を超えており、走査平面において25゜未満の角度で入射面32上に入射する光の収集効率は70%超であり、走査平面において25゜を超える角度で入射面32上に入射する光の収集効率はほぼゼロである。すなわち、走査方向の受光角θ||は約25゜である。
走査平面に対して垂直方向では、受光角θは十分に小さく、この方向における入射面32から出射面33への光透過曲線は約6゜のFWHM(半値全幅)を有する。これらを達成できるのは、入射面32上に一体化された円柱レンズ、ならびに傾斜面34およびくぼみ39を形成する接合面38に起因する。
光受信装置31の全体的な集光比は、約20:1である。したがって、特に小さい光検出素子30の使用が可能であり、これにより受信回路の通過帯域は大きいため、光学コードの読取り能力が高速になる。
図16は、本発明の第2実施形態にかかる光受信装置51を示す。第1実施形態の光受信装置31の部品と同一のものを指す場合には、光受信装置31の部品の参照符号の数字に20を加えた数字の参照符号を用いる。
光受信装置51における上述の第1実施形態との相違点は、出射面が入射面52の端部(図16では下部)とほぼ同一の高さに配置され、図16では下部である面57によって入射面52に結合されている点である。接合面57および上面56は、やはり、モールドからの光受信装置53の取り出しを容易にするために僅かな傾斜を有する。
出射面53と接合面57とが互いに傾斜しないならば、これら53,57は、表面仕上げが相違する可能性を除いて幾何学的には区別できないものになり、光出射窓53は光受信装置の一面の一部において特定できる。
この実施形態でもやはり、傾斜面54の入射面52上への射影は入射面52の一部、さら詳細には中間部分に相当し、傾斜面54の射影は出射面53を超えている。
傾斜面54は、入射面52にほぼ平行な面58を介して出射面53と接合する。傾斜面54は、また、入射面52と接合するが、入射面52にほぼ垂直な面56のみではなく、入射面52にほぼ平行な面59も介して接合する。
このように、第1実施形態とは異なり、くぼみ39は設けられず、光受信装置51は、極めて肉薄の光検出素子30との結合、またはコードリーダ1の第2のPCBの受信回路5内に嵌込まれているか、もしくは受信部の別のサポートに嵌込まれる素子との結合に適する。
さらに、側面40、41、42および40’、41’、42’は放物状の断面を有する2つの面60、60’のみでもよく、この実施形態ではアプローチ面(近接面)を設けてもよいことが理解される。
図17から20を参照して、光受信装置51の動作およびパフォーマンスは、第1実施形態の光受信装置31と全く同様であることが理解されるであろう。所望の視野内で入射面52上に入射する光(図17、18)は傾斜面54上に集められて出射面すなわち窓53上に屈折され、所望の視野外で入射面52上に入射する光(図19、20)は、接合面58および59によって、または入射面52の入射角がその臨界角θよりも小さいことから傾斜面54自体によって光受信装置51の外側に透過される。
図9および10を再度参照して、遮光部(スクリーン)70が光受信装置31(51)に対応して、さらに詳細には複数の光検出素子30(50)に対応している。遮光部70は、光受信装置31および光検出素子30を、周辺光と、エミッタおよび走査装置によって放射される光とから遮る。この周辺光は、遮光部がなければ入射面32(52)以外の面に直接入射される可能性がある。
このようにして、特に至近距離の光学コードの読取りにおいて、光検出素子30(50)のS/N比は向上し、光検出素子30(50)の視野の望ましくない増加が回避される。
遮光部70は、プラスチック、または、例えば黒もしくは陽極酸化処理された肉薄不透明の金属のシートから製造される。遮光部70が金属製である場合、効果的にコードリーダ1の第2のPCBの上部内側の回路5に直接溶接されてもよい。これにより、受信部の体積および費用が最小限に抑えられる。
遮光部70は、隣接する光受信装置31(51)の間に延設され、これら装置31を互いに遮光する複数の壁71を備える。
全内反射に基づく光受信装置31(51)の動作を確保するために、遮光部70は、光受信装置31(51)から離隔されている必要がある。
上部内側の回路5上に遮光部70を容易に組立て、かつこのような離隔された関係を保証するために、遮光部にはピン72、または突起、フィンもしくは溝などのピンに相当する位置合わせ用および組立て用の要素が設けられる。
さらに、遮光部70の側壁は、光受信装置31を越えて延設されてもよく、光学的な帯域通過フィルタ(バンドパスフィルタ)または長波長通過フィルタ(ローパスフィルタ)を例えば接着によってこの延設部に固定するように、ハウジングが設けられる。
遮光部70上には、有利な実施形態では、平面ミラー73が配置されている。この平面ミラー73は、ポリゴンミラー11および光受信装置31/光検出素子30のモジュールの後段において第2のPCB(図1)の上部内側の回路5に配置されるセンサ74と協働し、連続する2つの走査線間の区切りを表す信号、いわゆる走査信号を供給する。より詳細には、図21を参照して、レーザエミッタ10によって放射されるレーザスポットがポリゴンミラー11の隣接する2面間の境界である角に接近すると、ポリゴンミラー11は角では必要な光学平面を有しないため、偏向ビーム75は走査線には役に立たなくなる。こうして、偏向ビーム75は走査信号の発生に活用され、このビームはミラー73に入射して、ミラー73がこのビームをセンサ74に偏向する。
上述の配置によって、コードリーダ1の走査線に対する垂直方向の寸法が縮小される。コードリーダ1を側面図で表す図22から分かるように、センサ74はコードリーダ1の内部においてポリゴンミラー11とほぼ同一高さになるまで突出する。したがって、走査部と受信部とは部分的に相互に侵入つまり干渉している。
図23は、走査信号を取得する変形例を示すが、効果は少し劣る。この変形例によれば、従来のとおりセンサ74は走査部内に回転ポリゴンミラー11に面して配置され、偏向ミラーは設けられていない。この場合、光受信装置31/光検出素子30のモジュールはセンサ74とは別の空間において(図23の上部)維持されなければならないため、コードリーダ1の体積は大きくなる。
以上、光受信装置31、51および対応する受信部を図1から3の小型光学式コードリーダに関連して説明したが、これらがその他のタイプおよび形状の光学式コードリーダに効果的に使用されることは理解されるべきである。
これに対して、上述のコードリーダの好ましい実施形態は、それ自体が革新的なその他の構成を有することも理解されるべきである。このような構成には、2つのPCBのうちの一方を曲げることのできる構成、および弾性リングを介する位置合わせ調整によって固定される能力、ならびに受信部と走査部の間の空間的中間位置における走査信号検出素子(ミラーおよびセンサ)の配置が含まれる。
本発明のコードリーダ1によれば、リニアコード、詳細にはバーコードおよびスタック型コード(例えば、PDF417)のみでなく、文字を含む二次元コードを読み取ることも可能である点は理解されるべきである。ただし、二次元コードを読み取る場合には、走査線に対して垂直方向の第2の走査機構が設けられて走査線のラスタを構成する必要がある。しかし、いずれにしても、ラスタパターンの拡張は光受信装置31の視野内に入ることから、二次元コードの読み取りも可能である。第2の走査機構としては、例えば、ポリゴンミラー11の複数の面の傾斜を異ならせるもの、第2の振動鏡、または例えばコンベアベルト上で運ばれる物体の光学コードの場合におけるコードリーダ1と光学コードとの相対移動などがある。
本発明の実施形態にかかる小型光学式コードリーダの斜視図であり、部分的に組み立てられた状態を示す斜視図である。 図1のコードリーダの組み立てられた状態を示す斜視図である。 図1のコードリーダが組み立てられて保護ケーシングに収められた状態を示す斜視図である。 図1のコードリーダの走査部を示す分解斜視図である。 本発明の各実施形態かかる光受信装置の視野を、走査線に関して示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる光受信装置の斜視図である。 図6の光受信装置の垂直断面図である。 図6の光受信装置の水平断面図である。 本発明による受信部の分解斜視図である。 本発明による受信部の分解斜視図である。 図6の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 図6の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 図6の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 図6の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 図6の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる光受信装置の斜視図である。 図16の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 図16の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 図16の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 図16の光受信装置におけるある光線の経路を示す図である。 図1のコードリーダの上面図である。 図1のコードリーダの略側面図である。 図1のコードリーダの変形例の略側面図である。 従来の中空CPCを示す断面図である。 従来の中実CPCを示す断面図である。
符号の説明
1 光学式コードリーダ
30 光検出素子
31(51) 光受信装置
32(52) 光入射面
33(53) 光主射面
34(54) 傾斜面

Claims (32)

  1. 光入射面(32,52)と、
    光検出素子(30)と結合する光出射面(33,53)であって、前記入射面(32,52)に対して垂直である光出射面(33,53)と、
    前記入射面(32,52)および前記出射面(33,53)に対して傾斜している傾斜面(34,54)とを有する、透明材料の中実体を備えた、光学式コードリーダ(1)の光受信装置(31,51)であって、
    走査線方向の受光角(θ||)、およびこの受光角(θ||)よりも小さい、走査線に対して垂直方向の受光角(θ)の範囲内で前記入射面(32,52)から入る光が、全内反射によって前記出射面(33,53)に集光されるように、光受信装置(31,51)の前記各面(32〜38,40〜42,40’,41’,42’;52〜54,56〜60,60’)が相互に配置されている、光受信装置(31,51)。
  2. 請求項1において、前記入射面(32,52)は矩形または正方形である光受信装置(31,51)。
  3. 請求項1から2のいずれか一項において、集束レンズが前記入射面(32,52)に一体に設けられている光受信装置(31,51)。
  4. 請求項3において、前記集束レンズは、円柱レンズ、フレネルレンズまたは円環レンズである光受信装置(31,51)。
  5. 請求項1から4のいずれか一項において、前記透明材料はポリカーボネートまたはアクリル材料である光受信装置(31,51)。
  6. 請求項1から5のいずれか一項において、前記光受信装置(31,51)の位置合わせ用および組立て用の素子(43)が前記中実体に一体に設けられている光受信装置(31,51)。
  7. 請求項1から6のいずれか一項において、2つの側面(60,60’)を備え、前記側面(60,60’)の出射面(53)に対して平行な平面断面は放物線の一部である光受信装置(51)。
  8. 請求項1から6のいずれか一項において、2つの側面にそれぞれ近接するように配置された複数の平坦面(40,41,42;40’,41’,42’)を両側に備え、前記近接する側面の出射面(33)に対して平行な平面断面は放物線の一部である光受信装置(31)。
  9. 請求項8において、前記中実体は、前記入射面(32)に隣接し、前記入射面(32)の法線(Y)に対して4゜よりも大きい角度で傾斜する第1の面(40,40’)と、前記第1の面(40,40’)に隣接し、前記法線(Y)に対して9゜よりも大きい角度で傾斜する第2の面(41,41’)と、前記第2の面(41,41’)に隣接し、前記法線(Y)に対して15゜よりも大きい角度で傾斜する第3の面(42,42’)とを、両側に備えた光受信装置(31)。
  10. 請求項1から9のいずれか一項において、前記中実体は、さらに、前記入射面(32,52)と前記傾斜面(34,54)との間に配置され、前記出射面(33,53)に対向する位置する面(36,56)を備えた光受信装置(31,51)。
  11. 請求項7から10のいずれか一項において、前記放物線の一部のそれぞれの放物線の軸(A,A’)は前記入射面(32,52)の法線(Y)に対してθ’=sin−1((sinθ||)/n)の角度で傾斜している光受信装置(31,51)。ここで、θ||は走査方向の所望される受光角を表し、nは前記透明材料の屈折率を表し、前記放物線部の一部の焦点(F,F’)は、前記入射面(32,52)とは逆の側における、対向面(42,42’,60,60’)の縁部に位置する。
  12. 請求項1から11のいずれか一項において、前記傾斜面(34,54)の前記出射面(33,53)に対する傾斜が45゜未満である光受信装置(31,51)。
  13. 請求項1から12のいずれか一項において、前記出射面(32,52)に対して垂直方向における、前記傾斜面(34,54)の前記入射面(32,52)への射影は、前記入射面(32,52)の一部分のみである光受信装置(31,51)。
  14. 請求項1から13のいずれか一項において、前記入射面(32,52)に対して垂直方向における、前記傾斜面(34,54)の前記出射面(33,53)への射影は、前記出射面(33,53)を超えている光受信装置(31,51)。
  15. 請求項1から14のいずれか一項において、前記出射面(33)は、前記入射面(32)に対して平行な面(38)のみに支えられた片持ち式の構成である光受信装置(31)。
  16. 請求項1から14のいずれか一項において、前記出射面(53)は前記入射面(52)の端線と同一の高さにある光受信装置(51)。
  17. 請求項1から16のいずれか一項において、前記透明材料は着色されている光受信装置(31,51)。
  18. 請求項1から17のいずれか一項において、前記中実体は射出成形によって製造されている光受信装置(31,51)。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の少なくとも1つの光受信装置(31,51)を備え、前記出力面(32,52)において光検出素子(30)に対応している、光学式コードリーダ(1)の受信部。
  20. 請求項19において、前記光受信装置(31,51)と前記光検出素子(30)とは屈折率整合の接着剤によって接合される受信部。
  21. 請求項19または20において、複数の光受信装置(31,51)を備え、各光受信装置(31,51)がそれぞれ光検出素子(30)に対応づけられている受信部。
  22. 請求項19から21のいずれか一項において、前記少なくとも1つの光受信装置(31,51)の遮光部(70)を備えた受信部。
  23. 請求項21において、前記少なくとも1つの光受信装置(31,51)の遮光部(70)を備え、前記遮光部(70)は前記複数の光受信装置(31,51)に共通である受信部。
  24. 請求項23において、前記遮光部(70)が、隣接する光受信装置(31,51)の間に延出する壁(71)を備えた受信部。
  25. 請求項22から24のいずれか一項において、前記遮光部(70)は、前記少なくとも1つの光受信装置(31,51)から離隔されている受信部。
  26. 請求項22から25のいずれか一項において、前記遮光部(70)の位置合わせ用および組立て用の要素(72)が、前記遮光部(70)に一体に設けられている受信部。
  27. 請求項22から26のいずれか一項において、前記遮光部(70)は、フィルタを収容するように、前記少なくとも1つの光受信装置(31,51)の前記入射面(32,52)を超えて延出する受信部。
  28. 請求項22から27のいずれか一項において、前記遮光部(70)はプラスチック材料から作製されている受信部。
  29. 請求項22から28のいずれか一項において、前記遮光部(70)は、連続する2つの走査線の間の区切りを表す、走査には不用な部分をセンサ(74)に偏向するミラー(73)を搭載する受信部。
  30. 請求項22から28のいずれか一項において、前記遮光部(70)は、連続する2つの走査線の間の区切りを表す、走査には不用な部分のセンサ(74)を搭載する受信部。
  31. 請求項1から18のいずれか一項に記載の少なくとも1つの光受信装置(31,51)を備えた光学式コードリーダ(1)。
  32. 請求項29に記載の受信部を備え、前記ミラー(73)は前記コードリーダ(1)の走査部に突出している光学式コードリーダ(1)。
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