JPH1138756A - 電子写真装置の現像装置 - Google Patents

電子写真装置の現像装置

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JPH1138756A
JPH1138756A JP19426597A JP19426597A JPH1138756A JP H1138756 A JPH1138756 A JP H1138756A JP 19426597 A JP19426597 A JP 19426597A JP 19426597 A JP19426597 A JP 19426597A JP H1138756 A JPH1138756 A JP H1138756A
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roller
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレードを組付ける際のブレードとマグネッ
トローラ間のクリアランスの計測、調整を不要にする。 【解決手段】 マグネットローラ51と薄板状のブレー
ド59とブレード59に接触してブレード59をバック
アップするバックアップ部材60と、マグネットローラ
51を支持すると共にブレード59及びバックアップ部
材60を支持するフランジ61,62を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真装置の現像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置には、多色印刷を行うこと
ができるものがあり、斯かる電子写真装置の一例は図1
4に示されている。
【0003】すなわち、図14に示す電子写真装置にお
いては、図示しない光源からの光線をポリゴンミラー
2、レンズ系3等で構成される光走査系1により、ミラ
ー4,5,6及び7,8を介して感光ドラム9A,9B
に送り、感光ドラム9A,9Bのチャージャー16A,
16B配置位置よりも下流側において感光ドラム9A,
9Bの表面を照射し、而して、感光ドラム9A,9Bの
外周面に静電潜像を形成し得るようになっている。
【0004】感光ドラム9A,9Bの外周表面は、ドラ
ム14の外周表面に貼着した中間転写シート15の外周
面に接触している。而して中間転写シート15は、体積
抵抗率が1010〜1014Ωcmの中抵抗領域にある抵抗
体であり、厚さ150μm程度のカーボネイト、ポリイ
ミド、ポリエーテルエーテルケトン等により形成されて
いる。
【0005】感光ドラム9Aには、前段側の現像装置で
あるブラック色現像剤の現像装置10A及びマゼンダ色
現像剤の現像装置10Bが付設され、感光ドラム9Bに
は、後段側の現像装置であるシアン色現像剤の現像装置
10C及びイエロー色現像剤の現像装置10Dが付設さ
れている。
【0006】上述の現像装置10A,10B,10C,
10Dは水平軸11A,11B,11C,11Dを介し
て回動可能であり、且つ図示しない手段により時計方向
に付勢されると共に、図示しないカム軸駆動機構によっ
て正逆回転し得るようにしたカム12A,12B,12
C,12Dにより夫々位置規制されている。カム12
A,12B,12C,12Dは何れも円周面と該円周面
に連なる平坦面を備えている。
【0007】而して、各カム12A,12B,12C,
12Dの円周面と現像装置10A,10B,10C,1
0Dにおけるケーシングの面とが接触しているときは、
現像ローラ13A,13B,13C,13Dと感光ドラ
ム9A,9Bとは最大距離離間し、カム12A,12
B,12C,12Dの平坦面と現像装置10A,10
B,10C,10Dにおけるケーシングの面とが向い合
っているときは、現像ローラ13A,13B,13C,
13Dと感光ドラム9A,9Bとは現像可能な状態まで
接近するように構成されている。
【0008】従って、感光ドラム9A,9Bが1回転す
るごとに、現像装置10A,10B,10C,10Dの
現像ローラ13A,13B,13C,13Dから順次一
色ずつ感光ドラム9A,9Bに現像が行われ、クーロン
力により感光ドラム9A,9Bから中間転写シート15
に転写が行われる。
【0009】一色の転写が終ると、感光ドラム9A,9
Bはクリーニングブレード17A,17Bで残留現像剤
を除いた後に他の色が感光ドラム9A,9Bに現像され
る。
【0010】具体的には、感光ドラム9Aから中間転写
シート15にブラック色が転写され、その後感光ドラム
9Bの位置に回転した中間転写シート15は、感光ドラ
ム9Bからシアン色を転写される。
【0011】中間転写シート15にブラック色を転写し
た感光ドラム9Aは、回転しつつクリーニングブレード
17Aで残留現像剤を取り除かれ、しかる後現像装置1
0Bによりマゼンダ色を現像され、該マゼンダ色を中間
転写シート15に転写する。
【0012】同様に中間転写シート15にシアン色を転
写した感光ドラム9Bは、回転しつつクリーニングブレ
ード17Bで残留現像剤を取り除かれ、しかる後現像装
置10Dによりイエローを現像され、該イエローを中間
転写シート15に転写する。
【0013】四色の現像剤が中間転写シート15に転写
されると図示してない用紙カセットに収納されている用
紙が中間転写シート15と第2転写ローラ18の間に搬
送され、中間転写シート15から用紙に各画像を形成す
る現像剤が転写され、現像剤が転写された用紙は定着部
に送られて定着された後、外部へ送出される。
【0014】上述の現像装置の詳細構造の一例は図1
2、13に示されている。而して図12、13に示す現
像装置21は、ケーシング22と、マグネットローラ2
3と、図14の現像ローラ13A,13B,13C,1
3Dに相当する現像ローラ24と、ブレード25、現像
剤攪拌用のミキサ(図示せず)等を備えている。
【0015】ケーシング22はプラスチック成形品で、
長手方向両端に側板26,27を有すると共に左右の側
板26,27を接続するがごとくに前後に枠部材28,
29が設けられている。
【0016】マグネットローラ23は、スリーブ30を
備え、該スリーブ30内には軸31と一体になったマグ
ネット32が、図示しない軸受を介して支持されてお
り、軸31の一端には、軸31に外嵌された軸受33が
設けられている。
【0017】現像ローラ24は軸34に一体的に固定さ
れたローラ本体35を備えている。
【0018】ブレード25は例えば厚さ3〜5mm程度
の真鍮製で、断面形状はL形に形成され且つ長さはマグ
ネットローラ23のスリーブ30の長さよりも若干長く
形成されている。
【0019】マグネットローラ23の軸31の一端は、
側板27に穿設した孔36に挿入されるようになってい
ると共に、軸31の他端に設けた軸受33は、側板26
に穿設したねじ孔37に、軸受33に設けた孔38に挿
通させたねじにより固定し得るようになっている。
【0020】而して、マグネットローラ23をケーシン
グ22に装着することにより、軸31は回転しないよう
固定され、スリーブ30の両端部に同心状に設けたギア
39を回動させることによりスリーブ30が軸31に対
して回転し得るようになっている。
【0021】現像ローラ24の軸34の一端は、孔36
よりも下方に位置するよう側板27に穿設した孔38に
対し挿入されるようになっていると共に、軸34の他端
は、側板26に設けた図示してない孔に挿通され回転自
在に支持されるようになっている。
【0022】而して、現像ローラ24をケーシング22
に装着すると、現像ローラ24のローラ本体35とマグ
ネットローラ23のスリーブ30との間には0.85〜
0.90mmのクリアランス40が形成されるようにな
っている。
【0023】ブレード25の長手方向両端には位置決め
孔41が穿設され、又側板26の外側近傍部に下方へ向
けて設けた座面42及び枠部材28の側板27側近傍部
に下方へ向けて設けた座面43には、夫々下方へ向けて
位置決めピン44が突出している。
【0024】而して、ブレード25の位置決め孔41を
ケーシング22の座面42,43に設けた位置決めピン
44に外嵌することにより、ブレード25をケーシング
22に対し位置決めし得るようになっており、ブレード
25の長手方向両端部に穿設した孔45にねじを挿通さ
せて該ねじを座面42,43に設けたねじ孔46に螺合
することにより、ブレード25をケーシング22に固定
し得るようになっている。
【0025】ケーシング22の枠部材28,29の下部
には、下端に向うに従い現像ローラ24外周側へ向けて
絞られた形状のカバー47,48が、マグネットローラ
23及び現像ローラ24並びにブレード25を覆うよう
取付けられている。
【0026】現像装置21のケーシング22は図示しな
いブラケット及びピンを介して電子写真装置の枠の所定
位置に装着され、図14の場合と同様、カム手段により
揺動して感光ドラムに対し近接、離反し得るようになっ
ている。
【0027】なお、図12中、49は現像剤(トナーと
キャリアを一定割合で混合したもの)を攪拌するための
ミキサーの軸受部の孔である。
【0028】現像に際しては、現像ローラ24は現像可
能な位置まで感光ドラムに対して接近していると共に、
現像ローラ24及びマグネットローラ23並に図示して
ないミキサーは駆動装置により駆動されて回転してい
る。
【0029】而して、現像装置21のケーシング22内
に供給された現像剤は図示してないミキサーによりマグ
ネットローラ23側へ供給され、マグネットローラ23
に内蔵されている回転しないマグネット32の磁力によ
りマグネットローラ23の外周表面に吸着、保持され
る。
【0030】マグネットローラ23に吸着、保持された
現像剤は、マグネットローラ23と共に図13の矢印方
向(時計方向へ)回転し、ブレード25とマグネットロ
ーラ23の間の隙間を通過する際にブレード25により
一部を除去されて所定の厚さとなる。
【0031】マグネットローラ23に吸着、保持された
現像剤が現像ローラ24側へ移動して来ると、該現像剤
は感光ドラムの静電潜像に従って現像ローラ24から離
反し、感光ドラム上に現像剤像が形成される。
【0032】感光ドラムに形成された現像剤像は図14
で説明したと同様にして中間転写シートに転写され、中
間転写シートから用紙に転写される。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述の電子写真装置の
現像装置においては、マグネットローラ23とブレード
25との組立精度はケーシング22の寸法精度に依存す
ることが大きかった。これは、ケーシング22の材質は
樹脂製であるため、成形品の寸法にばらつきが生じるた
めである。
【0034】又、ブレード25は剛性が保持される厚さ
であるうえ断面形状も図12、13に示すごとくL字状
であるか、あるいは図示してないがコの字状に形成され
ているため、平面度や真直度の精度にもばらつきが生じ
る。
【0035】従って、ケーシング22の寸法精度のばら
つきやブレード25の平面度や真直度の精度のばらつき
のためマグネットローラ23及びブレード25をケーシ
ング22に取付けた際には、マグネットローラ23とブ
レード25との間のクリアランスにも、ブレード25の
長手方向位置によってばらつきが生じる。
【0036】このため、従来は、マグネットローラ23
とブレード25との間のクリアランスを隙間ゲージで計
測しつつ所定のクリアランスになるよう修正を行ってお
り、ブレード25の組付けに時間を要するうえ組付けに
くい等の問題があった。
【0037】本発明は上述の実情に鑑み、ブレードを組
付ける際のブレードとマグネットローラ間のクリアラン
スの計測、調整を不要にすると共に、ブレードの組付け
を容易且つ迅速に行い得るようにすることを目的として
なしたものである。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置の
現像装置は、現像剤を担持すると共に担持した現像剤を
次段階の機器へ供給し得るようにしたマグネットローラ
と、該マグネットローラに担持された現像剤の厚さを所
定の厚さにするために前記マグネットローラの外周面に
対し所定のクリアランスを置きマグネットローラの軸線
方向へ延在するよう配置された薄板状のブレードと、該
ブレードのマグネットローラ回転方向下流側にブレード
表面と接触してブレードをバックアップするよう配置し
たロッド状のバックアップ部材と、前記マグネットロー
ラを回転自在に支持すると共に前記ブレード及びバック
アップ部材を位置決め手段を介して支持する左右1組の
フランジとを備えたものである。
【0039】又、本発明の電子写真装置の現像装置にお
いては、マグネットローラが径方向に向けて略中心位置
近傍まで挿通される開口の縁部が、ブレードのバックア
ップローラを配設した側と反対側の面と対向するよう、
内部に現像剤の収納されるケーシングを配置し、該ケー
シングの前記縁部に、ブレードを前記バックアップ部材
と協働して挾持し得るよう、弾性体を設けることもでき
る。
【0040】本発明では、ブレードを組付ける際のブレ
ードとマグネットローラ間のクリアランスの計測、調整
が不要となり、ブレードの組付けを高精度で且つ迅速に
行うことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。
【0042】図1〜図11は本発明の電子写真装置の現
像装置の実施の形態の一例を示している。
【0043】なお、図1〜図5、図8、9、10は図の
上方が装置の上方を示し、図の下方が装置の下方を示し
ているが、図6、7では装置構成を分かりやすく示すた
め、図1〜図5、図8、9、10とは天地が逆になって
おり、図の下方が装置の上方であり、図の上方が装置の
下方である。又長手方向の配置状態も図1〜図5と図
6、7とでは手前側と奥側の配置は逆に示してある。
【0044】図中、51はマグネットローラであって、
従来のものと同様スリーブ52を備え、スリーブ52内
には両端がスリーブ52外方へ突出した軸53と一体に
なったマグネット54が嵌入されている(図8、9参
照)。又スリーブ52は軸53に嵌合した図示してない
軸受を介し軸53に支持されており、スリーブ52の一
端には、スリーブ52を回転させるためのギア55が固
設されている。
【0045】56は現像ローラであって、軸57と一体
的に固定されたローラ本体58を備えている。
【0046】59はマグネットローラ51のスリーブ5
2及び現像ローラ56のローラ本体58よりも若干長さ
の長いブレードであり、材質は燐青銅、黄銅、銅、SU
S、ばね鋼、ポリエステルフィルム、ポリカーボネート
アルミのうちの何れかとし、幅は約10mm、板厚は
0.03〜1mm、好ましくは0.1〜0.3mmの範
囲である。ブレード59は使用現像剤によっては磁性で
も非磁性でも良い。又、ブレード59を薄板としたの
は、ブレード59長手方向両端部の精度や平面度が出し
やすいためである。
【0047】60はブレード59をバックアップするた
めの、ブレード59と略同じ長さの丸棒状のバックアッ
プ部材で、材質は鉄若しくはSUS又はアルミ、青銅、
直径はφ5〜12mm、好ましくはφ6mmである。バ
ックアップ部材60としては丸棒以外に角棒でも良い
が、所定の真直度を維持するためには、市販の安価で精
度の良い棒状体が望ましい。而して、バックアップ部材
60によりブレード59の剛性と真直度が得られるよう
になっている。
【0048】61,62は図1及び図2、3に詳細に示
すごとき形状の樹脂製で小ブロック状のフランジであ
る。
【0049】而して、図1によりフランジ61について
説明すると、フランジ61における円筒状部材63の中
央部には、軸心方向へ貫通するよう中空孔64が設けら
れ、中空孔64には、マグネットローラ51を支持する
ためのブッシュ状の軸受65が嵌入されるようになって
いる。
【0050】図1において、円筒状部材63の直下に円
筒状部材63と一体形成されるよう設けたブロック状部
材66には、現像ローラ56を支持するための軸受部と
して中空孔67が、中空孔64と平行で且つブロック状
部材66を貫通するよう、中空孔64の直下に設けられ
ている。
【0051】円筒状部材63の左右一側(図1では左
側)には、上面を中空孔64の軸心と略合致する高さと
なるよう平坦に形成した台座68が設けられており、台
座68の上面には、ブレード59を係止させると共に後
述のケーシング102にローラアッセンブリ91を装着
する際にローラアッセンブリ91をケーシング102に
対して位置決めし得るよう、位置決めピン69が上方へ
向けて突出している。
【0052】台座68の下部には、バックアップ部材6
0を支持するための中空孔70が、中空孔64と平行で
且つ台座68を貫通するよう、中空孔64の側部に設け
られている。
【0053】円筒状部材63の軸心方向外方には、ギア
55が干渉しないよう切欠き71を設けた、円筒状部材
63よりも小径の中空の筒状部材72が一体形成されて
いる。
【0054】筒状部材72の左右一側には、台座68よ
りも軸心方向外方に位置すると共に図1において上面が
台座68の上面よりも上方に位置するようにした台座7
3が台座68と一体的につながるよう形成されており、
台座73には、ローラアッセンブリ91を後述のケーシ
ング102にセットする際のねじ112を挿通させるね
じ挿通孔74が穿設されている。
【0055】円筒状部材63の左右他側(図1では右
側)には、上面を中空孔64の軸心と略合致する高さと
なるよう平坦に形成した台座75が設けられており、台
座75には、ローラアッセンブリ91をケーシング10
2に装着する際のねじ112を挿通させるねじ挿通孔7
6が穿設されている(図1参照)。
【0056】図2、3によりフランジ62について説明
すると、フランジ62における筒状部材77の中央部に
は、軸心方向へ貫通するよう中空孔78が設けられ、中
空孔78には、マグネットローラ51を支持するための
ブッシュ状の軸受79が嵌入されるようになっている。
【0057】図2、3において、筒状部材77の直下に
筒状部材77と一体形成されるよう設けたブロック状部
材80には、現像ローラ56を支持するための中空孔8
1が中空孔78と平行で且つブロック状部材80を貫通
するよう、中空孔78の直下に設けられている。
【0058】筒状部材77の左右一側(図2では左側に
示され、図3では右側に示されているが、実際には同一
の側)には、上面を中空孔78の軸心と略合致する高さ
となるよう平坦に形成した台座82が設けられており、
台座82の上面には、ブレード59の位置決めを行うと
共に後述のケーシング102にローラアッセンブリ91
を装着する際にローラアッセンブリ91をケーシング1
02に対して位置決めし得るよう、位置決めピン83が
上方へ向けて突出している。
【0059】台座82の下部には、バックアップ部材6
0を支持するための中空孔84が、中空孔78と平行で
且つ台座82を貫通するよう、中空孔78の側部に設け
られている。
【0060】筒状部材77の軸心方向外方には、筒状部
材77よりも小径の中空の円筒状部材85が一体形成さ
れている。
【0061】円筒状部材85の左右一側には、台座82
よりも軸心方向外方に位置すると共に図2、3において
上面が台座82の上面よりも上方に位置するようにした
台座86が台座82と一体的につながるよう形成されて
おり、台座86には、ローラアッセンブリ91を後述の
ケーシング102にセットする際のねじ112を挿通さ
せるねじ挿通孔87が穿設されている。
【0062】筒状部材77の左右他側(図2では左側に
示され、図3では右側に示されているが実際には同一の
側)には、上面を中空孔78の軸心と略合致する高さと
なるよう平坦に形成した台座88が設けられており、台
座88には、ローラアッセンブリ91をケーシング10
2にセットする際のねじ112を挿通させるためのねじ
挿通孔121(図3参照)が穿設されている。
【0063】なお、図2、3中、89は台座86の台座
82とは反対側の端部において上方へ向けて突出し、中
空孔84等と平行に設けた中空孔90に現像装置の他の
部品を支持するようにした板状部材である。
【0064】フランジ61,62にマグネットローラ5
1、現像ローラ56、ブレード59、バックアップ部材
60等を組付けることにより形成されるローラアッセン
ブリ91は、図4、5、6、8に示されている。
【0065】すなわち、マグネットローラ51の軸53
の両端は、夫々フランジ61,62の軸受65,79に
嵌入、支持されると共にスリーブ52はフランジ61,
62間に位置し、而して、軸53は回転しないがスリー
ブ52は軸53に対して回転し得るようになっている。
【0066】現像ローラ56の軸57の両端は、夫々フ
ランジ61,62の中空孔67,81に回転自在に支持
され、ローラ本体58はフランジ61,62間に位置し
ている。
【0067】ブレード59は長手方向両端部に設けた孔
92,93(図1、2参照)を介してフランジ61,6
2の位置決めピン69,83にセットされ、止め輪(図
示せず)により位置決めピン69,83に固定されてい
る。
【0068】バックアップ部材60は、その両端をフラ
ンジ61,62の中空孔70,84に嵌入されると共
に、バックアップ部材60の両端部に設けたねじ孔にフ
ランジ61,62の軸心方向外方からねじ94,95を
螺合させることによりバックアップ部材60はフランジ
61,62に固定されている。
【0069】而して、マグネットローラ51、現像ロー
ラ56、バックアップ部材60は何れも平行で、フラン
ジ61,62に組付けられたときには、マグネットロー
ラ51のスリーブ52と現像ローラ56のローラ本体5
8との間には0.85〜0.90mm程度のクリアラン
ス96が形成され、ブレード59のマグネットローラ5
1側先端とマグネットローラ51のスリーブ52との間
には、0.8〜0.85mmのクリアランス97が形成
される(図10参照)。又ブレード59の厚さ方向中心
位置は、マグネットローラ51の軸心と略同じ高さ位置
になっている。
【0070】なお、図8、9、10中、98は機内汚染
対策のために現像ローラ56のローラ本体58に沿って
配設され、両端をフランジ61,62のブロック状部材
66,80に形成した溝99,100に嵌入された電極
である。
【0071】而して該電極98は現像ローラ56の中心
とマグネットローラ51の中心を結んで形成される中心
線101を基準として、現像ローラ56のローラ本体5
8の左右の部分を包囲するがごとく配設されている。
【0072】上述のローラアッセンブリ91を組付ける
ケーシング102の詳細は図6、8に示されている。
【0073】而して、ケーシング102はローラアッセ
ンブリ91の各ローラに沿った細長い箱形状をし、ロー
ラアッセンブリ91が装着される面は、フランジ61,
62間においてマグネットローラ51のスリーブ52直
径よりも若干大きい幅の開口103が形成されている。
【0074】又、ケーシング102のローラアッセンブ
リ91が装着される面と対向する面には、全長に亘り、
蓋104(図11参照)を取付け得るよう、開口105
が形成されている。
【0075】ケーシング102の開口103長手方向両
端縁部は、ローラアッセンブリ91におけるフランジ6
1,62の円筒状部材63及び筒状部材77が現像ロー
ラ56側とは反対側の外周部においてケーシング102
に近接した状態となるよう円弧形状に形成されている。
【0076】ケーシング102におけるフランジ61,
62の台座73,75、86,88が接触する面10
6,107,108,109は図6に示すごとく略平坦
に形成されており、且つ面106,108には、フラン
ジ61,62に設けた位置決めピン69,83が嵌入し
得るよう、ピン嵌入孔110,111が設けられてい
る。ピン嵌入孔111は、ケーシング102の長手方向
へ長い長孔となっているが、これは位置決めピン69,
83間の起立の誤差を吸収するためである。
【0077】又ケーシング102の面106,107,
108,109には、フランジ61,62における台座
73,75、86,88に設けたねじ挿通孔74,7
6、87,121に挿通させたねじ112が螺合してフ
ランジ61,62を介しローラアッセンブリ91をケー
シング102に固定し得るよう、ねじ孔113が刻設さ
れている。
【0078】ケーシング102における開口103の長
手方向両端部の縁部には、マグネットローラ51のスリ
ーブ52が摺接するよう、略円弧状に形成した弾性部材
から成るシール114,115(図8参照)が貼着され
ており、ケーシング102における開口103の幅方向
一側部(ピン嵌入孔110,111穿設側)には、開口
103の長手方向へ延在する弾性部材から成るシール1
16が貼着されている。
【0079】なお、図6、8、9中、117は図示して
ないカバーをケーシング102に取付ける際の位置決め
ピン、図6中、122は位置決めピン117により位置
決めされたカバーをねじ止めするためのねじ孔である。
【0080】ローラアッセンブリ91をケーシング10
2にセットした状態は図7、9に示されている。
【0081】而して、図7に示すごとく、フランジ6
1,62の台座73,75、86,88の平坦面はケー
シング102の面106,107,108,109に当
接すると共に位置決めピン69,83はケーシング10
2のピン嵌入孔110,111に嵌入され、ローラアッ
センブリ91はケーシング102に対して位置決めされ
ている。
【0082】又、ねじ112はフランジ61,62の各
台座73,75、82,88に設けたねじ挿通孔74,
76、87,121を通ってケーシング102の面10
6,107,108,109に形成したねじ孔113に
螺合され、これによりローラアッセンブリ91はケーシ
ング102に装着される。
【0083】ローラアッセンブリ91をケーシング10
2に装着すると、マグネットローラ51のスリーブ52
は現像ローラ56とは反対側の外周部が開口103から
ケーシング102内へ若干入り込んだ状態となり、又ブ
レード59は弾性体であるシール116とバックアップ
部材60に挾持され、シール116の弾撥力によりバッ
クアップ部材60に押付けられ(図9参照)、而して現
像装置118が形成される。
【0084】斯かる現像装置118をカラー印刷のため
に感光ドラム9A,9Bに付設すると図11に示すよう
になる。図11中、119は現像剤を混合するためのミ
キサー、120は各現像装置118を感光ドラム9A,
9Bに対して近接、離反させるためのカムである。
【0085】各現像装置118による現像は、図14で
説明したと同様に行われる。又1組の現像装置118で
見れば、ケーシング102内に供給された現像剤は、マ
グネットローラ51に供給され、マグネットローラ51
に吸着されて図11のX方向(反時計方向)へ回動し、
ブレード59により厚さを調整されて現像ローラ56に
供給され、現像ローラ56から感光ドラム9A又は9B
に現像される。
【0086】本発明の実施の形態例における、ブレード
59は薄板により形成されているため、マグネットロー
ラ51に対向する先端部の真直度が出しやすく、又ブレ
ード59はロッド状で剛性が高くしかも真直度の高いバ
ックアップ部材60にバックアップされて撓むため、ブ
レード59の平面度も良好になる。
【0087】又、マグネットローラ51、現像ローラ5
6、ブレード59、バックアップ部材60をフランジ6
1,62に組付ける際に、マグネットローラ51と現像
ローラ56との間のクリアランス96、マグネットロー
ラ51とブレード59との間のクリアランス97を調整
する必要がなく、組付けを容易且つ迅速に行うことがで
きる。
【0088】更に、各マグネットローラ51、現像ロー
ラ56、ブレード59、バックアップ部材60は、左右
1組のフランジ61,62に組付けられたローラアッセ
ンブリ91としてケーシング102に装着されるため、
これらの部品の組立精度はケーシング102の寸法精度
に左右されることはない。
【0089】以上のことから、本実施の形態例の現像装
置においては組立て工数が減り、各部品の寸法管理や調
整作業が不要となってコストダウンを図ることができ
る。
【0090】なお、本発明の実施の形態においては、現
像装置をカラープリンタである電子写真装置に適用する
場合について説明したが、カラープリンタ以外の電子写
真装置についても適用できること、マグネットローラが
現像ローラとして機能するものにも適用可能なこと、ト
ナーとキャリアから成る二成分の現像剤を用いる場合に
限らずキャリアを使用しないトナーのみから成る一成分
現像剤を用いる場合にも適用できること、その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ
と、等は勿論である。
【0091】
【発明の効果】本発明の電子写真装置の現像装置によれ
ば、 I. ブレードの真直度及び平行度が良好である、 II. ブレードを組付ける際にマグネットローラとの
間のクリアランスを調整する必要がなく、組付けを容易
且つ迅速に行うことができる、 III. ブレードやマグネットローラの組立精度はケ
ーシングの寸法精度に左右されず、従ってケーシングの
精度を比較的楽にできる、 IV. I.〜III.により、組立て工数が減り、各
部品の寸法管理や調整作業が不要となってコストダウン
を図ることができる、等、種々の優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置の現像装置におけるロー
ラアッセンブリ構成部品のフランジ一端側の斜視図であ
る。
【図2】本発明の電子写真装置の現像装置におけるロー
ラアッセンブリ構成部品のフランジ他端側の斜視図であ
る。
【図3】図2に示すフランジの斜視図である。
【図4】本発明の電子写真装置の現像装置におけるロー
ラアッセンブリのフランジ一端側の斜視図である。
【図5】本発明の電子写真装置の現像装置におけるロー
ラアッセンブリのフランジ他端側の斜視図である。
【図6】本発明の電子写真装置の現像装置において、ロ
ーラアッセンブリをケーシングに装着する前のローラア
ッセンブリとケーシングを示す斜視図である。
【図7】本発明の電子写真装置の現像装置において、ロ
ーラアッセンブリをケーシングに装着した状態を示す斜
視図である。
【図8】本発明の電子写真装置の現像装置において、ロ
ーラアッセンブリをケーシングに装着する前のローラア
ッセンブリとケーシングを示す断面図である。
【図9】本発明の電子写真装置の現像装置において、ロ
ーラアッセンブリをケーシングに装着した状態を示す縦
断面図である。
【図10】本発明の電子写真装置の現像装置におけるロ
ーラアッセンブリのマグネットローラ、現像ローラ、ブ
レード、バックアップ部材の位置関係を示す縦断面図で
ある。
【図11】本発明の電子写真装置の現像装置を電子写真
装置に組込んだ状態を示す断面図である。
【図12】従来の電子写真装置の現像装置における各部
品の組付け前の斜視図である。
【図13】従来の電子写真装置の現像装置における縦断
面図である。
【図14】従来の電子写真装置の現像装置の一例の概略
を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
51 マグネットローラ 56 現像ローラ 59 ブレード 60 バックアップ部材 61,62 フランジ 67,81 中空孔(位置決め手段) 69,83 位置決めピン(位置決め手段) 91 ローラアッセンブリ 96,97 クリアランス 102 ケーシング 103 開口 116 シール(弾性体) 118 現像装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を担持すると共に担持した現像剤
    を次段階の機器へ供給し得るようにしたマグネットロー
    ラと、該マグネットローラに担持された現像剤の厚さを
    所定の厚さにするために前記マグネットローラの外周面
    に対し所定のクリアランスを置きマグネットローラの軸
    線方向へ延在するよう配置された薄板状のブレードと、
    該ブレードのマグネットローラ回転方向下流側にブレー
    ド表面と接触してブレードをバックアップするよう配置
    したロッド状のバックアップ部材と、前記マグネットロ
    ーラを回転自在に支持すると共に前記ブレード及びバッ
    クアップ部材を位置決め手段を介して支持する左右1組
    のフランジとを備えたことを特徴とする電子写真装置の
    現像装置。
  2. 【請求項2】 マグネットローラが径方向に向けて略中
    心位置近傍まで挿通される開口の縁部が、ブレードのバ
    ックアップローラを配設した側と反対側の面と対向する
    よう、内部に現像剤の収納されるケーシングを配置し、
    該ケーシングの前記縁部に、ブレードを前記バックアッ
    プ部材と協働して挾持し得るよう、弾性体を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電子写真装置の現像装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006154542A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Kyocera Mita Corp 現像装置及び画像形成装置
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