JPH06289719A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
- Publication number
- JPH06289719A JPH06289719A JP7314693A JP7314693A JPH06289719A JP H06289719 A JPH06289719 A JP H06289719A JP 7314693 A JP7314693 A JP 7314693A JP 7314693 A JP7314693 A JP 7314693A JP H06289719 A JPH06289719 A JP H06289719A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet body
- developing
- magnetic pole
- roller
- developing roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡素化され、全体のコンパクト化が可
能であるとともに、部品点数が少なく、それだけ現像装
置の組み立て性が改善され、組み立てコストが安価に済
み、また、磁石体の磁極位置決め精度が向上し、それだ
け画像品質が良好となる現像装置を提供する。 【構成】 磁石体２の周りに現像ローラ１が回転駆動さ
れるように構成され、感光体ドラムＰＣ表面に当接する
コロ４によって現像ローラ１表面とドラムＰＣ表面との
間に所定の現像ギャップを設定でき、磁石体２の磁極角
度位置が所定角度位置に設定されている現像装置におい
て、現像ローラ１及び磁石体２の片方の端部において現
像ローラ１を磁石体２に相対回転可能に支持させ、磁石
体２から突設した軸２５にコロ４を設けるとともに該軸
２５を磁極位置決め部材を兼ねる軸受け部材８に支持さ
せる。
能であるとともに、部品点数が少なく、それだけ現像装
置の組み立て性が改善され、組み立てコストが安価に済
み、また、磁石体の磁極位置決め精度が向上し、それだ
け画像品質が良好となる現像装置を提供する。 【構成】 磁石体２の周りに現像ローラ１が回転駆動さ
れるように構成され、感光体ドラムＰＣ表面に当接する
コロ４によって現像ローラ１表面とドラムＰＣ表面との
間に所定の現像ギャップを設定でき、磁石体２の磁極角
度位置が所定角度位置に設定されている現像装置におい
て、現像ローラ１及び磁石体２の片方の端部において現
像ローラ１を磁石体２に相対回転可能に支持させ、磁石
体２から突設した軸２５にコロ４を設けるとともに該軸
２５を磁極位置決め部材を兼ねる軸受け部材８に支持さ
せる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタのよう
な画像形成装置に用いる現像装置に関する。
な画像形成装置に用いる現像装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】複写機、プリンタのような画像形成装置
では、通常、感光体ドラムのような静電潜像担持体表面
が帯電装置により帯電され、該帯電域に光学系から原稿
画像に応じて画像露光され、静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は現像装置により現像されて可視像となり、
別途給送されてくる転写シートに転写され、該シートに
定着されて機外へ排出される。
では、通常、感光体ドラムのような静電潜像担持体表面
が帯電装置により帯電され、該帯電域に光学系から原稿
画像に応じて画像露光され、静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は現像装置により現像されて可視像となり、
別途給送されてくる転写シートに転写され、該シートに
定着されて機外へ排出される。
【０００３】前記現像装置には様々なタイプのものがあ
るが、その代表例として、トナーと磁性キャリアからな
る二成分現像剤を用いるものがある。この二成分現像装
置にも種々のタイプのものがあるが、一般的には、回転
駆動される現像ローラと、その内部に配置された磁石体
とを含み、トナーと磁性キャリアとの攪拌によりトナー
が付着した該キャリアを、前記磁石体の磁力により現像
ローラ表面に保持し、該ローラの回転により静電潜像担
持体に臨む静電潜像現像領域へ搬送し、そこで該トナー
により潜像を現像する。また、回転駆動される現像ロー
ラと、その内部に配置された磁石体とを含む現像装置で
あって、磁性トナーを用いる一成分現像装置も知られて
いる。
るが、その代表例として、トナーと磁性キャリアからな
る二成分現像剤を用いるものがある。この二成分現像装
置にも種々のタイプのものがあるが、一般的には、回転
駆動される現像ローラと、その内部に配置された磁石体
とを含み、トナーと磁性キャリアとの攪拌によりトナー
が付着した該キャリアを、前記磁石体の磁力により現像
ローラ表面に保持し、該ローラの回転により静電潜像担
持体に臨む静電潜像現像領域へ搬送し、そこで該トナー
により潜像を現像する。また、回転駆動される現像ロー
ラと、その内部に配置された磁石体とを含む現像装置で
あって、磁性トナーを用いる一成分現像装置も知られて
いる。
【０００４】このように現像ローラと、その内部に配置
された磁石体とを含む現像装置では、通常、静電潜像担
持体に臨む現像領域において、現像ローラ表面と静電潜
像担持体表面との間に、適切な現像を行うための現像ギ
ャップが設定される。また、現像ローラ内部の磁石体に
おける磁極が、所望の現像を行えるように、所定位置
に、より正確には、静電潜像担持体に対する所定角度位
置に設定される。磁石体磁極の位置設定については、例
えば特開昭６２−２６２０７２号公報に開示されている
ように、磁石体に極決め部材を連結し、これを回動駆動
することで静電潜像担持体に対する磁極角度位置を調整
することが提案されているほか、静電潜像担持体に対す
る磁極角度位置を当初から所定角度位置に設定したもの
もある。
された磁石体とを含む現像装置では、通常、静電潜像担
持体に臨む現像領域において、現像ローラ表面と静電潜
像担持体表面との間に、適切な現像を行うための現像ギ
ャップが設定される。また、現像ローラ内部の磁石体に
おける磁極が、所望の現像を行えるように、所定位置
に、より正確には、静電潜像担持体に対する所定角度位
置に設定される。磁石体磁極の位置設定については、例
えば特開昭６２−２６２０７２号公報に開示されている
ように、磁石体に極決め部材を連結し、これを回動駆動
することで静電潜像担持体に対する磁極角度位置を調整
することが提案されているほか、静電潜像担持体に対す
る磁極角度位置を当初から所定角度位置に設定したもの
もある。
【０００５】現像ローラ表面と静電潜像担持体表面との
間に所定の現像ギャップが設定され、且つ、磁石体の磁
極角度位置が当初から所定角度位置に設定されている現
像装置の従来例とし、図４及び図５に示す装置を挙げる
ことができる。この現像装置は、図４に示すように、画
像形成装置における定位置に配置された静電潜像担持体
（図示例では感光体ドラム）ＰＣ上に形成される静電潜
像を現像する現像領域に配置される。
間に所定の現像ギャップが設定され、且つ、磁石体の磁
極角度位置が当初から所定角度位置に設定されている現
像装置の従来例とし、図４及び図５に示す装置を挙げる
ことができる。この現像装置は、図４に示すように、画
像形成装置における定位置に配置された静電潜像担持体
（図示例では感光体ドラム）ＰＣ上に形成される静電潜
像を現像する現像領域に配置される。
【０００６】この現像装置は、図５に示すように、現像
ローラ１及びそれに内蔵されたローラの形態の磁石体２
を有する。現像ローラ１は現像スリーブ１１を有し、そ
の両端部には円形の端部フランジ１２、１３が嵌入され
ている。一方のフランジ１２には軸１４が一体的に突設
されており、この軸は軸受け部材３に支持されている。
また、軸受け部材３の外側において、軸１４に順次、コ
ロ４及びギア５が設けられている。軸受け部材３は軸受
け３１を介して、また、コロ４は軸受け４１を介して軸
１４に嵌められている。コロ４の外径は現像スリーブ１
１の外径より若干大きく、スリーブ外径とコロ外径との
差でもって現像ギャップを提供するようになっている。
ギア５は軸１４に対し相対回転不能に嵌着されている。
ローラ１及びそれに内蔵されたローラの形態の磁石体２
を有する。現像ローラ１は現像スリーブ１１を有し、そ
の両端部には円形の端部フランジ１２、１３が嵌入され
ている。一方のフランジ１２には軸１４が一体的に突設
されており、この軸は軸受け部材３に支持されている。
また、軸受け部材３の外側において、軸１４に順次、コ
ロ４及びギア５が設けられている。軸受け部材３は軸受
け３１を介して、また、コロ４は軸受け４１を介して軸
１４に嵌められている。コロ４の外径は現像スリーブ１
１の外径より若干大きく、スリーブ外径とコロ外径との
差でもって現像ギャップを提供するようになっている。
ギア５は軸１４に対し相対回転不能に嵌着されている。
【０００７】他方のフランジ１３には軸１５が一体的に
突設されており、この軸は前記軸受け部材３と同構成の
部材３に支持されており、その外側において、前記コロ
４と同構成、サイズのコロ４が設けられている。この軸
受け部材３も軸受け３１を介して、また、このコロ４も
軸受け４１を介してそれぞれ軸１５に嵌められている。
突設されており、この軸は前記軸受け部材３と同構成の
部材３に支持されており、その外側において、前記コロ
４と同構成、サイズのコロ４が設けられている。この軸
受け部材３も軸受け３１を介して、また、このコロ４も
軸受け４１を介してそれぞれ軸１５に嵌められている。
【０００８】磁石体２は、その表面部に、現像ローラ長
手方向（幅方向）に沿って現像磁極、現像剤搬送磁極等
の磁極を備えており、現像スリーブ１１内に配置されて
いる。その一方の端部に突設された軸２１は、軸受け２
２を介して端部フランジ１２の内側凹所に、それと相対
回転可能に支持されている。また、磁石体２の反対側の
端には軸２３が突設されており、この軸は現像ローラフ
ランジ１３及びそれから突出している軸１５を貫通して
おり、軸２３の根元部分は軸受け２４を介してフランジ
１３に、それと相対回転可能に支持されている。軸２３
の突出端部２３１は断面Ｄ字形に形成さており、該Ｄ字
形に合うＤ形孔６１を形成した磁極角度位置決め部材６
が該端部２３１に相対回転不能に嵌められている。
手方向（幅方向）に沿って現像磁極、現像剤搬送磁極等
の磁極を備えており、現像スリーブ１１内に配置されて
いる。その一方の端部に突設された軸２１は、軸受け２
２を介して端部フランジ１２の内側凹所に、それと相対
回転可能に支持されている。また、磁石体２の反対側の
端には軸２３が突設されており、この軸は現像ローラフ
ランジ１３及びそれから突出している軸１５を貫通して
おり、軸２３の根元部分は軸受け２４を介してフランジ
１３に、それと相対回転可能に支持されている。軸２３
の突出端部２３１は断面Ｄ字形に形成さており、該Ｄ字
形に合うＤ形孔６１を形成した磁極角度位置決め部材６
が該端部２３１に相対回転不能に嵌められている。
【０００９】各フランジ１２、１３とそれに隣合う軸受
け部材３との間には現像剤漏れ防止用のシール部材Ｓ１
を嵌挿してある。各軸受け部材３は、図４に示すよう
に、上下に平行な面３２を有し、現像装置ハウジング７
の側壁に設けた、上下内面が平行に形成された孔７２に
嵌挿され、感光体ドラムＰＣに対し、図中矢印Ａ方向に
接近離反するように摺動可能とされている。また、各軸
受け部材３は、一方で該ハウジング７に支持され、他方
で該軸受け部材３に当接するスプリング７１により常
時、感光体ドラムＰＣの方へ後退可能に押されている。
これによって、各コロ４がドラムＰＣ表面に回転可能に
当接し、現像スリーブ１１外径とコロ４外径との差に相
当する現像ギャップを現像スリーブ１１表面と感光体ド
ラムＰＣ表面との間に安定的に提供する。
け部材３との間には現像剤漏れ防止用のシール部材Ｓ１
を嵌挿してある。各軸受け部材３は、図４に示すよう
に、上下に平行な面３２を有し、現像装置ハウジング７
の側壁に設けた、上下内面が平行に形成された孔７２に
嵌挿され、感光体ドラムＰＣに対し、図中矢印Ａ方向に
接近離反するように摺動可能とされている。また、各軸
受け部材３は、一方で該ハウジング７に支持され、他方
で該軸受け部材３に当接するスプリング７１により常
時、感光体ドラムＰＣの方へ後退可能に押されている。
これによって、各コロ４がドラムＰＣ表面に回転可能に
当接し、現像スリーブ１１外径とコロ４外径との差に相
当する現像ギャップを現像スリーブ１１表面と感光体ド
ラムＰＣ表面との間に安定的に提供する。
【００１０】前記磁極位置決め部材６はハウジング７に
相対回転不能に、しかし、軸受け部材３と同方向に往復
動可能に支持されている。この現像装置によると、現像
ローラ軸１４上のギア５が図示しない駆動装置により所
定方向に駆動されることで現像ローラ１が現像方向に回
転し、それにともなって現像スリーブ１１表面に磁石体
２の磁力により保持された現像剤が現像領域に搬送さ
れ、感光体ドラムＰＣ上の静電潜像が現像される。ま
た、この現像は、スプリング７１の押圧力のもとに感光
体ドラムＰＣ表面に当接して従動回転するコロ４、４に
て提供される前記現像ギャップを介して行われる。
相対回転不能に、しかし、軸受け部材３と同方向に往復
動可能に支持されている。この現像装置によると、現像
ローラ軸１４上のギア５が図示しない駆動装置により所
定方向に駆動されることで現像ローラ１が現像方向に回
転し、それにともなって現像スリーブ１１表面に磁石体
２の磁力により保持された現像剤が現像領域に搬送さ
れ、感光体ドラムＰＣ上の静電潜像が現像される。ま
た、この現像は、スプリング７１の押圧力のもとに感光
体ドラムＰＣ表面に当接して従動回転するコロ４、４に
て提供される前記現像ギャップを介して行われる。
【００１１】現像ローラ１の回転中、磁石体２はその突
出軸端部２３１が磁極位置決め部材６により回転不能に
支持され、感光体ドラムに対し予め設定した磁極角度位
置に保たれ、かくして所望の現像がなされる。
出軸端部２３１が磁極位置決め部材６により回転不能に
支持され、感光体ドラムに対し予め設定した磁極角度位
置に保たれ、かくして所望の現像がなされる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来例に
よると、磁石体の磁極位置決め部材はいずれも現像ロー
ラ軸の軸受け部や磁石体軸の軸受け部に対し別途設けら
れており、それだけ現像装置構造が複雑化し、全体のコ
ンパクト化の妨げとなっているとともに、部品点数が多
くなるので現像装置の組み立て性が悪化し、組み立てコ
ストの増大を招いている。さらに、このように別途設け
るので、磁石体の磁極位置決め精度が低下し、画像品質
の低下を招くという問題がある。
よると、磁石体の磁極位置決め部材はいずれも現像ロー
ラ軸の軸受け部や磁石体軸の軸受け部に対し別途設けら
れており、それだけ現像装置構造が複雑化し、全体のコ
ンパクト化の妨げとなっているとともに、部品点数が多
くなるので現像装置の組み立て性が悪化し、組み立てコ
ストの増大を招いている。さらに、このように別途設け
るので、磁石体の磁極位置決め精度が低下し、画像品質
の低下を招くという問題がある。
【００１３】前記従来現像装置のうち、磁極位置決めの
ために磁石体を回動調整するタイプのものでは、そのた
めの磁極位置決め部材を、例えば前記特開昭６２−２６
２０７２号公報に開示されているように、別途設けざる
をえない場合があると考えられるが、図４及び図５に示
すような、磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位
置に設定されている現像装置については、磁極位置決め
部材に関係する部分の構造が比較的簡単に済むから、前
記問題が解決されることが望まれる。
ために磁石体を回動調整するタイプのものでは、そのた
めの磁極位置決め部材を、例えば前記特開昭６２−２６
２０７２号公報に開示されているように、別途設けざる
をえない場合があると考えられるが、図４及び図５に示
すような、磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位
置に設定されている現像装置については、磁極位置決め
部材に関係する部分の構造が比較的簡単に済むから、前
記問題が解決されることが望まれる。
【００１４】そこで本発明は、磁石体の周りに現像ロー
ラが回転駆動されるように構成され、静電潜像担持体表
面に当接する部材によって前記現像ローラ表面と該静電
潜像担持体表面との間に所定の現像ギャップを設定で
き、前記磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位置
に設定されている現像装置であって、このタイプの従来
現像装置に比べると構造が簡素化され、全体のコンパク
ト化が可能であるとともに、部品点数が少なく、それだ
け現像装置の組み立て性が改善され、組み立てコストが
安価に済み、また、磁石体の磁極位置決め精度が向上
し、それだけ画像品質が良好となる現像装置を提供する
ことを課題とする。
ラが回転駆動されるように構成され、静電潜像担持体表
面に当接する部材によって前記現像ローラ表面と該静電
潜像担持体表面との間に所定の現像ギャップを設定で
き、前記磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位置
に設定されている現像装置であって、このタイプの従来
現像装置に比べると構造が簡素化され、全体のコンパク
ト化が可能であるとともに、部品点数が少なく、それだ
け現像装置の組み立て性が改善され、組み立てコストが
安価に済み、また、磁石体の磁極位置決め精度が向上
し、それだけ画像品質が良好となる現像装置を提供する
ことを課題とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の現像装置は、磁石体の周りに現像ローラが回転駆動
されるように構成され、静電潜像担持体表面に当接する
現像ギャップ設定部材によって前記現像ローラ表面と該
静電潜像担持体表面との間に所定の現像ギャップを設定
でき、前記磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位
置に設定されている現像装置であって、前記現像ローラ
及び磁石体の片方の端部において該現像ローラを該磁石
体に相対回転可能に支持させ、該磁石体から突設した軸
に前記現像ギャップ設定用の部材を設けるとともに該軸
を磁極位置決め部材を兼ねる軸受け部材に支持させたこ
とを特徴とする。
明の現像装置は、磁石体の周りに現像ローラが回転駆動
されるように構成され、静電潜像担持体表面に当接する
現像ギャップ設定部材によって前記現像ローラ表面と該
静電潜像担持体表面との間に所定の現像ギャップを設定
でき、前記磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位
置に設定されている現像装置であって、前記現像ローラ
及び磁石体の片方の端部において該現像ローラを該磁石
体に相対回転可能に支持させ、該磁石体から突設した軸
に前記現像ギャップ設定用の部材を設けるとともに該軸
を磁極位置決め部材を兼ねる軸受け部材に支持させたこ
とを特徴とする。
【００１６】
【作用】本発明の現像装置によると、現像ローラは、そ
の片方の端部が磁石体により回転可能に支持され、もう
片方の端部が従来装置と同様に軸受け部材により回転可
能に支持され、かくして現像ローラを駆動回転すること
ができる。磁石体は、その片方の端部が磁極位置決め部
材を兼ねる軸受け部材により回転不能に支持され、もう
片方の端部が従来装置と同様に現像ローラに、それと相
対回転可能に支持される。かくして、全体として静電潜
像担持体上の静電潜像の現像に供され、その間、該担持
体表面と現像ローラ表面には所定の現像ギャップが維持
されるとともに、磁石体の磁極位置が該担持体に対し所
定角度位置に維持される。
の片方の端部が磁石体により回転可能に支持され、もう
片方の端部が従来装置と同様に軸受け部材により回転可
能に支持され、かくして現像ローラを駆動回転すること
ができる。磁石体は、その片方の端部が磁極位置決め部
材を兼ねる軸受け部材により回転不能に支持され、もう
片方の端部が従来装置と同様に現像ローラに、それと相
対回転可能に支持される。かくして、全体として静電潜
像担持体上の静電潜像の現像に供され、その間、該担持
体表面と現像ローラ表面には所定の現像ギャップが維持
されるとともに、磁石体の磁極位置が該担持体に対し所
定角度位置に維持される。
【００１７】
【実施例】次に、本発明の実施例を図１から図３を参照
して説明する。図１は本発明の１実施例の一部の断面
図、図２は図１の現像装置で採用される磁極位置決め部
材を兼ねる軸受け部材の斜視図、図３は図１に示す現像
装置の、磁極位置決め部材側の、コロを省略して示す側
面図である。
して説明する。図１は本発明の１実施例の一部の断面
図、図２は図１の現像装置で採用される磁極位置決め部
材を兼ねる軸受け部材の斜視図、図３は図１に示す現像
装置の、磁極位置決め部材側の、コロを省略して示す側
面図である。
【００１８】この現像装置は、図４及び図５に示す従来
現像装置において、現像ローラ１及び磁石体２の片方の
端部に係わる構造を改良したものであり、他の点は図４
及び図５に示す従来装置と同構成である。両者において
同じ部品には同じ参照符号を付した。この現像装置によ
ると、磁石体２の、駆動側と反対側の端部に、従来装置
より短い軸２５が突設され、該軸の根元部分に軸受け２
４を介して現像ローラ端部フランジ１３が回転可能に支
持されている。
現像装置において、現像ローラ１及び磁石体２の片方の
端部に係わる構造を改良したものであり、他の点は図４
及び図５に示す従来装置と同構成である。両者において
同じ部品には同じ参照符号を付した。この現像装置によ
ると、磁石体２の、駆動側と反対側の端部に、従来装置
より短い軸２５が突設され、該軸の根元部分に軸受け２
４を介して現像ローラ端部フランジ１３が回転可能に支
持されている。
【００１９】また、軸２５のうちフランジ１３より外へ
出た部分２５１は、図３に示すように、表面の一部に長
手方向軸中心線の方向に延びる平坦部分を有するように
断面Ｄ形に形成され、ここに、図２及び図３に示すよう
に、Ｄ形孔８１を有する軸受け部材８が相対回転不能に
嵌着されており、その外側にコロ４が軸受け４１を介し
て嵌められている。
出た部分２５１は、図３に示すように、表面の一部に長
手方向軸中心線の方向に延びる平坦部分を有するように
断面Ｄ形に形成され、ここに、図２及び図３に示すよう
に、Ｄ形孔８１を有する軸受け部材８が相対回転不能に
嵌着されており、その外側にコロ４が軸受け４１を介し
て嵌められている。
【００２０】図３に示すように、軸受け部材８は上下に
平行な面８２を有し、現像装置ハウジング７の側壁に設
けた、上下内面７２ａ、７２ｂが平行に形成された孔７
２に嵌挿され、感光体ドラムＰＣに対し、図３中矢印Ａ
方向（ドラムＰＣ中心と軸２５の中心とを結ぶ線に平行
な方向）に接近離反するように摺動可能とされている。
また、軸受け部材８のＤ形孔８１の、断面において直線
部分８１１が軸受け部材移動方向に対し垂直方向となる
ように形成されている。この構成により、感光体ドラム
ＰＣに対する磁石体２の磁極角度位置が予め定めた一定
方向に設定される。
平行な面８２を有し、現像装置ハウジング７の側壁に設
けた、上下内面７２ａ、７２ｂが平行に形成された孔７
２に嵌挿され、感光体ドラムＰＣに対し、図３中矢印Ａ
方向（ドラムＰＣ中心と軸２５の中心とを結ぶ線に平行
な方向）に接近離反するように摺動可能とされている。
また、軸受け部材８のＤ形孔８１の、断面において直線
部分８１１が軸受け部材移動方向に対し垂直方向となる
ように形成されている。この構成により、感光体ドラム
ＰＣに対する磁石体２の磁極角度位置が予め定めた一定
方向に設定される。
【００２１】さらに、軸受け部材８は、一方で該ハウジ
ング７に支持され、他方で該軸受け部材８に当接するス
プリング７１により、ハウジング孔７２の下側平坦内面
７２ｂから反力を受けつつ、常時、該内面７２ｂに沿っ
て感光体ドラムＰＣの方へ後退可能に押されている。こ
の構成と、現像ローラ１の駆動側端部における軸受け部
材３がスプリング７１にて後退可能に押圧されているこ
とにより、各コロ４がドラムＰＣ表面に回転可能に当接
し、現像スリーブ１１外径とコロ４外径との差に相当す
る現像ギャップが現像スリーブ１１表面と感光体ドラム
ＰＣ表面との間に安定的に提供される。
ング７に支持され、他方で該軸受け部材８に当接するス
プリング７１により、ハウジング孔７２の下側平坦内面
７２ｂから反力を受けつつ、常時、該内面７２ｂに沿っ
て感光体ドラムＰＣの方へ後退可能に押されている。こ
の構成と、現像ローラ１の駆動側端部における軸受け部
材３がスプリング７１にて後退可能に押圧されているこ
とにより、各コロ４がドラムＰＣ表面に回転可能に当接
し、現像スリーブ１１外径とコロ４外径との差に相当す
る現像ギャップが現像スリーブ１１表面と感光体ドラム
ＰＣ表面との間に安定的に提供される。
【００２２】なお、図１に示すように、現像スリーブフ
ランジ１３には、軸２５との間に、軸受け２４へ現像剤
が侵入することを防止するシール部材Ｓ２を設けてあ
る。以上説明した現像装置によると、現像ローラ１は、
その片方の端部が磁石体２により回転可能に支持され、
もう片方の端部が従来装置と同様に軸受け部材３により
回転可能に支持され、かくして現像ローラ１を駆動回転
することができる。磁石体２は、その片方の端部が磁極
位置決め部材を兼ねる軸受け部材８により回転不能に支
持され、もう片方の端部が従来装置と同様に現像ローラ
１に、それと相対回転可能に支持される。かくして、全
体として感光体ドラムＰＣ上の静電潜像の現像に供さ
れ、その間、該ドラム表面と現像スリーブ１１表面には
所定の現像ギャップが維持されるとともに、磁石体２の
磁極位置が、部材８によりドラムＰＣに対し所定角度位
置に精度良く維持される。
ランジ１３には、軸２５との間に、軸受け２４へ現像剤
が侵入することを防止するシール部材Ｓ２を設けてあ
る。以上説明した現像装置によると、現像ローラ１は、
その片方の端部が磁石体２により回転可能に支持され、
もう片方の端部が従来装置と同様に軸受け部材３により
回転可能に支持され、かくして現像ローラ１を駆動回転
することができる。磁石体２は、その片方の端部が磁極
位置決め部材を兼ねる軸受け部材８により回転不能に支
持され、もう片方の端部が従来装置と同様に現像ローラ
１に、それと相対回転可能に支持される。かくして、全
体として感光体ドラムＰＣ上の静電潜像の現像に供さ
れ、その間、該ドラム表面と現像スリーブ１１表面には
所定の現像ギャップが維持されるとともに、磁石体２の
磁極位置が、部材８によりドラムＰＣに対し所定角度位
置に精度良く維持される。
【００２３】このように現像ローラ１及び磁石体２の片
方の端部における軸２５が短くされ、該軸に磁極位置決
め部材を兼ねる軸受け部材８が安定的に嵌められている
ので、構造が簡素化され、全体のコンパクト化が可能で
あるとともに、部品点数が少なく、それだけ現像装置の
組み立て性が改善され、組み立てコストが安価に済み、
また、磁石体２の磁極位置決め精度が向上し、それだけ
画像品質が良好となる。
方の端部における軸２５が短くされ、該軸に磁極位置決
め部材を兼ねる軸受け部材８が安定的に嵌められている
ので、構造が簡素化され、全体のコンパクト化が可能で
あるとともに、部品点数が少なく、それだけ現像装置の
組み立て性が改善され、組み立てコストが安価に済み、
また、磁石体２の磁極位置決め精度が向上し、それだけ
画像品質が良好となる。
【００２４】
【発明の効果】本発明によると、磁石体の周りに現像ロ
ーラが回転駆動されるように構成され、静電潜像担持体
表面に当接する部材によって前記現像ローラ表面と該静
電潜像担持体表面との間に所定の現像ギャップを設定で
き、前記磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位置
に設定されている現像装置であって、このタイプの従来
現像装置に比べると構造が簡素化され、全体のコンパク
ト化が可能であるとともに、部品点数が少なく、それだ
け現像装置の組み立て性が改善され、組み立てコストが
安価に済み、また、磁石体の磁極位置決め精度が向上
し、それだけ画像品質が良好となる現像装置を提供する
ことができる。
ーラが回転駆動されるように構成され、静電潜像担持体
表面に当接する部材によって前記現像ローラ表面と該静
電潜像担持体表面との間に所定の現像ギャップを設定で
き、前記磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位置
に設定されている現像装置であって、このタイプの従来
現像装置に比べると構造が簡素化され、全体のコンパク
ト化が可能であるとともに、部品点数が少なく、それだ
け現像装置の組み立て性が改善され、組み立てコストが
安価に済み、また、磁石体の磁極位置決め精度が向上
し、それだけ画像品質が良好となる現像装置を提供する
ことができる。
【図１】本発明の１実施例の一部の断面図である。
【図２】図１の現像装置で採用される磁極位置決め部材
を兼ねる軸受け部材の斜視図である。
を兼ねる軸受け部材の斜視図である。
【図３】図１に示す現像装置の、磁極位置決め部材側
の、コロを省略して示す側面図である。
の、コロを省略して示す側面図である。
【図４】従来例の、磁極位置決め部材側の、コロ及び磁
極位置決め部材を省略して示す側面図である。
極位置決め部材を省略して示す側面図である。
【図５】図４に示す現像装置の断面図である。
１ 現像ローラ １１ 現像スリーブ １２、１３ 現像ローラ端部フランジ １４、１５ 端部フランジから突出する軸 ２ 磁石体 ２１、２５ 磁石体軸 ２５１ 軸２５の断面Ｄ形端部 ３ 軸受け部材 ３１ 軸受け ４ コロ ４１ コロ軸受け ５ ギア ７ ハウジング ７１ 押圧スプリング ７２ ハウジング孔 ＰＣ 感光体ドラム ８ 磁極位置決め部材兼軸受け部材 ８１ 部材８の断面Ｄ形孔
Claims (1)
- 【請求項１】 磁石体の周りに現像ローラが回転駆動さ
れるように構成され、静電潜像担持体表面に当接する現
像ギャップ設定部材によって前記現像ローラ表面と該静
電潜像担持体表面との間に所定の現像ギャップを設定で
き、前記磁石体の磁極角度位置が当初から所定角度位置
に設定されている現像装置において、前記現像ローラ及
び磁石体の片方の端部において該現像ローラを該磁石体
に相対回転可能に支持させ、該磁石体から突設した軸に
前記現像ギャップ設定用の部材を設けるとともに該軸を
磁極位置決め部材を兼ねる軸受け部材に支持させたこと
を特徴とする現像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7314693A JPH06289719A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7314693A JPH06289719A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 現像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06289719A true JPH06289719A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13509773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7314693A Withdrawn JPH06289719A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 現像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06289719A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6522854B2 (en) * | 1999-12-14 | 2003-02-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus preventing rotation between magnet and bearing |
| JP2017072753A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP7314693A patent/JPH06289719A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6522854B2 (en) * | 1999-12-14 | 2003-02-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus preventing rotation between magnet and bearing |
| JP2017072753A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5023660A (en) | Image bearing member and driving mechanism therefor | |
| US6577831B1 (en) | Electrophotographic image forming apparatus to which a process cartridge is detachably mountable and process cartridge having a supporting member for rotatably supporting a developing roller at a position away from the center of rotation thereof | |
| JP3542583B2 (ja) | プロセスカートリッジ及び電子写真感光体ドラム及び電子写真画像形成装置及びカラー電子写真画像形成装置 | |
| JP3542588B2 (ja) | 現像カートリッジ、一端サイドカバーの取付け方法、他端サイドカバーの取付け方法、及び、電子写真画像形成装置 | |
| US10795311B2 (en) | Cartridge, photosensitive member unit and electrophotographic image forming apparatus | |
| US5640229A (en) | Image forming apparatus having a positioning device for a developing unit | |
| EP0549400A2 (en) | Developing apparatus and process cartridge having same | |
| US20200249622A1 (en) | Cartridge, image forming apparatus and assembling method of drive transmission unit | |
| JP2002182446A (ja) | 駆動力伝達部品および電子写真感光体ドラムおよびプロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
| JP2006058705A (ja) | プロセスカートリッジ及びそのプロセスカートリッジを有する画像形成装置 | |
| EP1316852B1 (en) | Developing device, process cartridge and image forming apparatus using pressure between developing roller and photosensitive drum independently from the amount of developer in a toner container | |
| EP0889374A3 (en) | Developing cartridge and electrophotographic image forming apparatus | |
| JPH0414348B2 (ja) | ||
| US6366746B1 (en) | Developing device and electric energy supply part for applying developing bias voltage | |
| US20190243305A1 (en) | Image forming apparatus | |
| US6324364B1 (en) | Electrophotographic photosensitive drum, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus | |
| US7406275B2 (en) | Detachable developer capable of maintaining nip | |
| JPH06289719A (ja) | 現像装置 | |
| JPH06130799A (ja) | 現像装置 | |
| JP3184643B2 (ja) | 現像装置とそれを装着したプロセスカートリッジ及び現像バイアス電圧伝達部材 | |
| JPH0720686Y2 (ja) | 現像装置 | |
| JP2878660B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH05297647A (ja) | プロセスカートリッジ及び前記プロセスカートリッジを装着可能な画像形成装置 | |
| JP4185674B2 (ja) | 現像装置 | |
| US6023599A (en) | Positioning mechanism for developing unit in image forming apparatus |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |