JPH1138088A - 半導体集積回路装置の試験方法及び半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置の試験方法及び半導体集積回路装置Info
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- JPH1138088A JPH1138088A JP9189689A JP18968997A JPH1138088A JP H1138088 A JPH1138088 A JP H1138088A JP 9189689 A JP9189689 A JP 9189689A JP 18968997 A JP18968997 A JP 18968997A JP H1138088 A JPH1138088 A JP H1138088A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】端子数の増加を抑えると共に試験時間を短縮す
ることができる半導体集積回路装置の試験方法を提供す
る。 【解決手段】LSI1には、大容量のRAM4が接続さ
れた第1内部バス8と、機能ブロック6及びASIC回
路7が接続され、試験時に第1外部端子21を介して試
験装置31に接続される第2内部バス8とが備えられ
る。第1,第2内部バス8,9間にはバストランシーバ
10が接続され、テストモード信号TMに基づいて、テ
ストモード時には第1,第2内部バス8,9が切り離さ
れる。テストモード時にCPU2は、第1内部バス8を
介して該内部バス8に接続されたRAM4に対する試験
を実行する。そして、試験装置31は、切り離された第
2内部バス9を介して機能ブロック6及びASIC回路
7の試験を行う。
ることができる半導体集積回路装置の試験方法を提供す
る。 【解決手段】LSI1には、大容量のRAM4が接続さ
れた第1内部バス8と、機能ブロック6及びASIC回
路7が接続され、試験時に第1外部端子21を介して試
験装置31に接続される第2内部バス8とが備えられ
る。第1,第2内部バス8,9間にはバストランシーバ
10が接続され、テストモード信号TMに基づいて、テ
ストモード時には第1,第2内部バス8,9が切り離さ
れる。テストモード時にCPU2は、第1内部バス8を
介して該内部バス8に接続されたRAM4に対する試験
を実行する。そして、試験装置31は、切り離された第
2内部バス9を介して機能ブロック6及びASIC回路
7の試験を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路装置
の試験方法及び半導体集積回路装置に関する。近年、半
導体装置(LSI)の複雑化、高集積化に伴い、テスタ
による半導体装置の試験は複雑化かつ長時間化してい
る。試験時間の長時間化は、検査コストのアップにつな
がることから、試験時間の短縮が要求されている。
の試験方法及び半導体集積回路装置に関する。近年、半
導体装置(LSI)の複雑化、高集積化に伴い、テスタ
による半導体装置の試験は複雑化かつ長時間化してい
る。試験時間の長時間化は、検査コストのアップにつな
がることから、試験時間の短縮が要求されている。
【0002】
【従来の技術】近年のLSIは、そのプロセスの微細化
技術の発達とユーザ仕様の多様化にともにない、CPU
コアと共に様々な機能を有する回路(機能ブロック)の
搭載が可能となっている。また、扱うデータ量の増大に
伴い、LSIにはダイナミックRAM(DRAM)等の
大容量メモリが搭載されるようになってきている。従っ
て、LSIは、出荷前等の試験時間が増大し、検査コス
トの上昇を招いている。検査コストの上昇は、LSIの
コストを増大させる。
技術の発達とユーザ仕様の多様化にともにない、CPU
コアと共に様々な機能を有する回路(機能ブロック)の
搭載が可能となっている。また、扱うデータ量の増大に
伴い、LSIにはダイナミックRAM(DRAM)等の
大容量メモリが搭載されるようになってきている。従っ
て、LSIは、出荷前等の試験時間が増大し、検査コス
トの上昇を招いている。検査コストの上昇は、LSIの
コストを増大させる。
【0003】そのため、従来のCPUコアを内蔵したL
SIは以下のように試験される。 (1)機能ブロックやDRAMが接続された内部バスを
外部端子を介して外部の試験装置に接続する。外部端子
は、通常内部バスを介してCPUが外部の周辺機器とデ
ータ等の授受を行うために設けられている。そして、試
験装置は、内部バスへデータを直接入出力を行い、機能
ブロック,DRAMの試験を行う。これにより、CPU
を介さない分だけ試験を高速に行うことができ、試験時
間が短縮される。
SIは以下のように試験される。 (1)機能ブロックやDRAMが接続された内部バスを
外部端子を介して外部の試験装置に接続する。外部端子
は、通常内部バスを介してCPUが外部の周辺機器とデ
ータ等の授受を行うために設けられている。そして、試
験装置は、内部バスへデータを直接入出力を行い、機能
ブロック,DRAMの試験を行う。これにより、CPU
を介さない分だけ試験を高速に行うことができ、試験時
間が短縮される。
【0004】(2)LSIのDRAM等に接続された試
験用の外部端子を設け、その試験用外部端子を介して機
能ブロック,DRAM等を直接試験装置に接続する。試
験装置は、機能ブロックやDRAM等に対する複数の試
験を同時に実行する。これにより、LSI全体の試験時
間が短縮される。
験用の外部端子を設け、その試験用外部端子を介して機
能ブロック,DRAM等を直接試験装置に接続する。試
験装置は、機能ブロックやDRAM等に対する複数の試
験を同時に実行する。これにより、LSI全体の試験時
間が短縮される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
(1)の方法では、機能ブロックやDRAM等が1つの
内部バスに接続されているため、1つ回路に対する試験
を行っている間は他の回路の試験を行うことができな
い。そのため、機能ブロックの増加やDRAMのメモリ
容量が大きくなると、試験時間が長くなり、やはり検査
コストが増大する。
(1)の方法では、機能ブロックやDRAM等が1つの
内部バスに接続されているため、1つ回路に対する試験
を行っている間は他の回路の試験を行うことができな
い。そのため、機能ブロックの増加やDRAMのメモリ
容量が大きくなると、試験時間が長くなり、やはり検査
コストが増大する。
【0006】また、上記の(2)の方法では、LSIに
は、試験対象となる機能ブロックの動作に必要となる外
部端子以外に試験を行うためにだけ使用される外部端子
を設ける必要がある。また、DRAM等の外部端子を必
要としない回路に対しても試験の試験のための外部端子
が必要となる。その結果、LSIの端子数が増大する。
端子数の増大はLSIのパッケージを増大させ、パッケ
ージコストが増大する。
は、試験対象となる機能ブロックの動作に必要となる外
部端子以外に試験を行うためにだけ使用される外部端子
を設ける必要がある。また、DRAM等の外部端子を必
要としない回路に対しても試験の試験のための外部端子
が必要となる。その結果、LSIの端子数が増大する。
端子数の増大はLSIのパッケージを増大させ、パッケ
ージコストが増大する。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は端子数の増加を抑えると
共に試験時間を短縮することができる半導体集積回路装
置及び半導体集積回路装置の試験方法を提供することに
ある。
れたものであって、その目的は端子数の増加を抑えると
共に試験時間を短縮することができる半導体集積回路装
置及び半導体集積回路装置の試験方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、試験装置に接続され、該
試験装置から入力されるテストモード信号に基づいて設
定されるテストモード時に行われる試験の対象となる複
数の被試験回路が内部バスに接続された半導体集積回路
装置の試験方法であって、前記内部バスをテストモード
時に第1,第2内部バスに分割し、第1,第2内部バス
にはそれぞれ少なくとも1つの被試験回路を接続し、前
記第1内部バスに接続された試験回路にてその第1内部
バスに接続された被試験回路の試験を行うと同時に、前
記試験装置にて前記第2内部バスを介してその第2内部
バスに接続された被試験回路の試験を行うようにした。
め、請求項1に記載の発明は、試験装置に接続され、該
試験装置から入力されるテストモード信号に基づいて設
定されるテストモード時に行われる試験の対象となる複
数の被試験回路が内部バスに接続された半導体集積回路
装置の試験方法であって、前記内部バスをテストモード
時に第1,第2内部バスに分割し、第1,第2内部バス
にはそれぞれ少なくとも1つの被試験回路を接続し、前
記第1内部バスに接続された試験回路にてその第1内部
バスに接続された被試験回路の試験を行うと同時に、前
記試験装置にて前記第2内部バスを介してその第2内部
バスに接続された被試験回路の試験を行うようにした。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の半導体集積回路装置の試験方法において、第1,第2
内部バスの間にバス回路を接続し、そのバス回路は前記
テストモード信号に基づいて、通常モード時には第1,
第2内部バスの間でデータを相互に転送し、テストモー
ド時には第1,第2内部バスを切り離すようにした。
の半導体集積回路装置の試験方法において、第1,第2
内部バスの間にバス回路を接続し、そのバス回路は前記
テストモード信号に基づいて、通常モード時には第1,
第2内部バスの間でデータを相互に転送し、テストモー
ド時には第1,第2内部バスを切り離すようにした。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の半導体集積回路装置の試験方法において、前記
第1内部バスに接続された被試験回路はDRAMであっ
て、前記試験回路は、前記テストモード信号に基づいた
通常モード時に前記DRAMを前記第1内部バスを介し
てアクセスするCPUと、該CPUが実行する前記DR
AMに対するテストプログラムデータが予め格納された
ROMとから構成された。
に記載の半導体集積回路装置の試験方法において、前記
第1内部バスに接続された被試験回路はDRAMであっ
て、前記試験回路は、前記テストモード信号に基づいた
通常モード時に前記DRAMを前記第1内部バスを介し
てアクセスするCPUと、該CPUが実行する前記DR
AMに対するテストプログラムデータが予め格納された
ROMとから構成された。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の半導体集積回路装置の試験方法において、前記DRA
Mは不良なメモリセルを救済するための複数の冗長メモ
リセルを備えた冗長回路を含み、前記第1内部バスにレ
ジスタを接続し、前記CPUは、DRAMに対するメモ
リ試験の結果、不良と判断したメモリセルのアドレスを
前記レジスタに格納し、試験終了後にレジスタに格納し
たアドレスを読み出せるようにした。
の半導体集積回路装置の試験方法において、前記DRA
Mは不良なメモリセルを救済するための複数の冗長メモ
リセルを備えた冗長回路を含み、前記第1内部バスにレ
ジスタを接続し、前記CPUは、DRAMに対するメモ
リ試験の結果、不良と判断したメモリセルのアドレスを
前記レジスタに格納し、試験終了後にレジスタに格納し
たアドレスを読み出せるようにした。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の半導体集積回路装置の試験方法において、前記レジス
タを前記冗長メモリセルの数に対応した容量に設定する
と共に、該レジスタに格納されたアドレスの数に対応し
た信号を出力する外部端子を備え、前記試験装置は前記
外部端子を介してレジスタが出力する信号を入力し、該
信号に基づいて前記不良と判断されたメモリセルの数が
冗長メモリセルの数を超えた場合に前記第2内部バスに
接続された被試験回路に対する試験を中断するようにし
た。
の半導体集積回路装置の試験方法において、前記レジス
タを前記冗長メモリセルの数に対応した容量に設定する
と共に、該レジスタに格納されたアドレスの数に対応し
た信号を出力する外部端子を備え、前記試験装置は前記
外部端子を介してレジスタが出力する信号を入力し、該
信号に基づいて前記不良と判断されたメモリセルの数が
冗長メモリセルの数を超えた場合に前記第2内部バスに
接続された被試験回路に対する試験を中断するようにし
た。
【0013】請求項6に記載の発明は、試験装置に接続
され、該試験装置から入力されるテストモード信号に基
づいて設定されるテストモード時に行われる試験の対象
となる複数の被試験回路を備えた半導体集積回路装置に
おいて、少なくとも1つの被試験回路が接続された第1
内部バスと、少なくとも1つの被試験回路が接続され、
試験時に外部端子を介して前記試験装置に接続される第
2内部バスと、前記第1,第2内部バス間に接続され、
前記テストモード信号に基づいて、通常モード時には前
記第1,第2内部バスを接続し、テストモード時には前
記第1,第2内部バスを切り離すバス回路と、前記第1
内部バスに接続され、テストモード時に第1内部バスを
介して該内部バスに接続された被試験回路の試験を実行
する試験回路とを備えた。
され、該試験装置から入力されるテストモード信号に基
づいて設定されるテストモード時に行われる試験の対象
となる複数の被試験回路を備えた半導体集積回路装置に
おいて、少なくとも1つの被試験回路が接続された第1
内部バスと、少なくとも1つの被試験回路が接続され、
試験時に外部端子を介して前記試験装置に接続される第
2内部バスと、前記第1,第2内部バス間に接続され、
前記テストモード信号に基づいて、通常モード時には前
記第1,第2内部バスを接続し、テストモード時には前
記第1,第2内部バスを切り離すバス回路と、前記第1
内部バスに接続され、テストモード時に第1内部バスを
介して該内部バスに接続された被試験回路の試験を実行
する試験回路とを備えた。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の半導体集積回路装置において、前記第1内部バスに接
続された被試験回路はDRAMであって、前記試験回路
は、前記テストモード信号に基づいた通常モード時に前
記DRAMを前記第1内部バスを介してアクセスするC
PUと、該CPUが実行する前記DRAMに対するテス
トプログラムデータが予め格納されたROMとから構成
された。
の半導体集積回路装置において、前記第1内部バスに接
続された被試験回路はDRAMであって、前記試験回路
は、前記テストモード信号に基づいた通常モード時に前
記DRAMを前記第1内部バスを介してアクセスするC
PUと、該CPUが実行する前記DRAMに対するテス
トプログラムデータが予め格納されたROMとから構成
された。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の半導体集積回路装置において、前記DRAMは不良な
メモリセルを救済するための複数の冗長メモリセルを備
えた冗長回路を含み、前記第1内部バスにレジスタを接
続し、前記CPUは、DRAMに対するメモリ試験の結
果、不良と判断したメモリセルのアドレスを前記レジス
タに格納し、試験終了後にレジスタに格納したアドレス
を読み出せるようにした。
の半導体集積回路装置において、前記DRAMは不良な
メモリセルを救済するための複数の冗長メモリセルを備
えた冗長回路を含み、前記第1内部バスにレジスタを接
続し、前記CPUは、DRAMに対するメモリ試験の結
果、不良と判断したメモリセルのアドレスを前記レジス
タに格納し、試験終了後にレジスタに格納したアドレス
を読み出せるようにした。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の半導体集積回路装置において、前記レジスタを前記冗
長メモリセルの数に対応した容量に設定すると共に、該
レジスタに格納されたアドレスの数に対応した信号を出
力する外部端子を備えた。
の半導体集積回路装置において、前記レジスタを前記冗
長メモリセルの数に対応した容量に設定すると共に、該
レジスタに格納されたアドレスの数に対応した信号を出
力する外部端子を備えた。
【0017】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、内部バスがテストモード時に第1,第2内部バ
スに分割される。第1,第2内部バスにはそれぞれ少な
くとも1つの被試験回路が接続され、第1内部バスに接
続された試験回路にてその第1内部バスに接続された被
試験回路の試験を行うと同時に、試験装置にて第2内部
バスを介してその第2内部バスに接続された被試験回路
の試験を行うようにした。従って、第1内部バスに接続
された被試験回路に対する試験と、第2内部バスに接続
された被試験回路に対する試験が同時に行われる。
よれば、内部バスがテストモード時に第1,第2内部バ
スに分割される。第1,第2内部バスにはそれぞれ少な
くとも1つの被試験回路が接続され、第1内部バスに接
続された試験回路にてその第1内部バスに接続された被
試験回路の試験を行うと同時に、試験装置にて第2内部
バスを介してその第2内部バスに接続された被試験回路
の試験を行うようにした。従って、第1内部バスに接続
された被試験回路に対する試験と、第2内部バスに接続
された被試験回路に対する試験が同時に行われる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、第1,第
2内部バスの間にバス回路が接続される。そのバス回路
はテストモード信号に基づいて、通常モード時には第
1,第2内部バスの間でデータが相互に転送される。ま
た、テストモード時には第1,第2内部バスが切り離さ
れ、被試験回路に対する試験が同時に行われる。
2内部バスの間にバス回路が接続される。そのバス回路
はテストモード信号に基づいて、通常モード時には第
1,第2内部バスの間でデータが相互に転送される。ま
た、テストモード時には第1,第2内部バスが切り離さ
れ、被試験回路に対する試験が同時に行われる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、第1内部
バスに接続された被試験回路はDRAMであって、試験
回路は、テストモード信号に基づいた通常モード時にD
RAMを第1内部バスを介してアクセスするCPUと、
該CPUが実行するDRAMに対するテストプログラム
データが予め格納されたROMとから構成される。
バスに接続された被試験回路はDRAMであって、試験
回路は、テストモード信号に基づいた通常モード時にD
RAMを第1内部バスを介してアクセスするCPUと、
該CPUが実行するDRAMに対するテストプログラム
データが予め格納されたROMとから構成される。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、DRAM
には不良なメモリセルを救済するための複数の冗長メモ
リセルが備えられた冗長回路が含まれる。第1内部バス
にはレジスタが接続され、CPUは、DRAMに対する
メモリ試験の結果、不良と判断したメモリセルのアドレ
スをレジスタに格納する。そして、試験終了後にレジス
タに格納したアドレスが読み出され、冗長処理が行われ
てDRAMが救済される。
には不良なメモリセルを救済するための複数の冗長メモ
リセルが備えられた冗長回路が含まれる。第1内部バス
にはレジスタが接続され、CPUは、DRAMに対する
メモリ試験の結果、不良と判断したメモリセルのアドレ
スをレジスタに格納する。そして、試験終了後にレジス
タに格納したアドレスが読み出され、冗長処理が行われ
てDRAMが救済される。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、レジスタ
が冗長メモリセルの数に対応した容量に設定されると共
に、該レジスタに格納されたアドレスの数に対応した信
号を出力する外部端子が備えられる。そして、試験装置
には外部端子を介してレジスタが出力する信号が入力さ
れ、該信号に基づいて不良と判断されたメモリセルの数
が冗長メモリセルの数を超えた場合に第2内部バスに接
続された被試験回路に対する試験が中断され、不良半導
体集積回路装置に対する無駄な試験時間が短縮される。
が冗長メモリセルの数に対応した容量に設定されると共
に、該レジスタに格納されたアドレスの数に対応した信
号を出力する外部端子が備えられる。そして、試験装置
には外部端子を介してレジスタが出力する信号が入力さ
れ、該信号に基づいて不良と判断されたメモリセルの数
が冗長メモリセルの数を超えた場合に第2内部バスに接
続された被試験回路に対する試験が中断され、不良半導
体集積回路装置に対する無駄な試験時間が短縮される。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、少なくと
も1つの被試験回路が接続された第1内部バスと、少な
くとも1つの被試験回路が接続され、試験時に外部端子
を介して試験装置に接続される第2内部バスとが備えら
れる。第1,第2内部バス間にはバス回路が接続され、
テストモード信号に基づいて、通常モード時には第1,
第2内部バスが接続され、テストモード時には第1,第
2内部バスが切り離される。第1内部バスには、テスト
モード時に第1内部バスを介して該内部バスに接続され
た被試験回路の試験を実行する試験回路が接続され、そ
の試験回路による第1内部バスに接続された被試験回路
に対する試験と、試験装置による第2内部バスに接続さ
れた被試験回路に対する試験とが同時に行われ、試験時
間が短くなる。
も1つの被試験回路が接続された第1内部バスと、少な
くとも1つの被試験回路が接続され、試験時に外部端子
を介して試験装置に接続される第2内部バスとが備えら
れる。第1,第2内部バス間にはバス回路が接続され、
テストモード信号に基づいて、通常モード時には第1,
第2内部バスが接続され、テストモード時には第1,第
2内部バスが切り離される。第1内部バスには、テスト
モード時に第1内部バスを介して該内部バスに接続され
た被試験回路の試験を実行する試験回路が接続され、そ
の試験回路による第1内部バスに接続された被試験回路
に対する試験と、試験装置による第2内部バスに接続さ
れた被試験回路に対する試験とが同時に行われ、試験時
間が短くなる。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、第1内部
バスに接続された被試験回路はDRAMであって、試験
回路は、テストモード信号に基づいた通常モード時にD
RAMを第1内部バスを介してアクセスするCPUと、
該CPUが実行するDRAMに対するテストプログラム
データが予め格納されたROMとから構成される。
バスに接続された被試験回路はDRAMであって、試験
回路は、テストモード信号に基づいた通常モード時にD
RAMを第1内部バスを介してアクセスするCPUと、
該CPUが実行するDRAMに対するテストプログラム
データが予め格納されたROMとから構成される。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、DRAM
は不良なメモリセルを救済するための複数の冗長メモリ
セルを備えた冗長回路を含まれる。第1内部バスにはレ
ジスタが接続され、CPUは、DRAMに対するメモリ
試験の結果、不良と判断したメモリセルのアドレスをレ
ジスタに格納する。試験終了後にレジスタに格納したア
ドレスが読み出され、DRAMに対して冗長処理が行わ
れてDRAMが救済される。
は不良なメモリセルを救済するための複数の冗長メモリ
セルを備えた冗長回路を含まれる。第1内部バスにはレ
ジスタが接続され、CPUは、DRAMに対するメモリ
試験の結果、不良と判断したメモリセルのアドレスをレ
ジスタに格納する。試験終了後にレジスタに格納したア
ドレスが読み出され、DRAMに対して冗長処理が行わ
れてDRAMが救済される。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、レジスタ
が冗長メモリセルの数に対応した容量に設定されると共
に、該レジスタに格納されたアドレスの数に対応した信
号が外部端子から出力される。そして、試験装置には外
部端子を介してレジスタが出力する信号が入力され、該
信号に基づいて不良と判断されたメモリセルの数が冗長
メモリセルの数を超えた場合に第2内部バスに接続され
た被試験回路に対する試験が中断され、不良半導体集積
回路装置に対する無駄な試験時間が短縮される。
が冗長メモリセルの数に対応した容量に設定されると共
に、該レジスタに格納されたアドレスの数に対応した信
号が外部端子から出力される。そして、試験装置には外
部端子を介してレジスタが出力する信号が入力され、該
信号に基づいて不良と判断されたメモリセルの数が冗長
メモリセルの数を超えた場合に第2内部バスに接続され
た被試験回路に対する試験が中断され、不良半導体集積
回路装置に対する無駄な試験時間が短縮される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図4に従って説明する。図1に示すよう
に、半導体集積回路装置(以下、LSIという)1は、
CPU2、ROM3、被試験回路としてのRAM4、レ
ジスタ5、被試験回路としての機能ブロック6及びAS
IC回路7を備える。
の形態を図1〜図4に従って説明する。図1に示すよう
に、半導体集積回路装置(以下、LSIという)1は、
CPU2、ROM3、被試験回路としてのRAM4、レ
ジスタ5、被試験回路としての機能ブロック6及びAS
IC回路7を備える。
【0027】機能ブロック6は、カウンタ回路、タイマ
回路、シリアル通信回路等の予め機能が設定された回路
により構成されている。ASIC回路7は、ユーザの仕
様に基づいて機能が設定された回路により構成されてい
る。
回路、シリアル通信回路等の予め機能が設定された回路
により構成されている。ASIC回路7は、ユーザの仕
様に基づいて機能が設定された回路により構成されてい
る。
【0028】また、LSI1は、第1,第2内部バス
8,9を備える。CPU2、ROM3、RAM4、及
び、レジスタ5は第1内部バス8に接続されている。機
能ブロック6及びASIC回路7は第2内部バス9に接
続されている。
8,9を備える。CPU2、ROM3、RAM4、及
び、レジスタ5は第1内部バス8に接続されている。機
能ブロック6及びASIC回路7は第2内部バス9に接
続されている。
【0029】第1,第2内部バス8,9は、それぞれア
ドレスバス、データバス、及び、コントロールバスを含
む。アドレスバスにはアドレスデータが転送される。デ
ータバスには一般データや命令が転送される。コントロ
ールバスにはROM3等のメモリや機能ブロック6等の
周辺回路に対するアクセス動作を制御する信号等の種々
の制御信号が転送される。尚、第1,第2内部バス8,
9は、それぞれ伝送する各種信号の数に対応して複数本
の信号線により構成されている。
ドレスバス、データバス、及び、コントロールバスを含
む。アドレスバスにはアドレスデータが転送される。デ
ータバスには一般データや命令が転送される。コントロ
ールバスにはROM3等のメモリや機能ブロック6等の
周辺回路に対するアクセス動作を制御する信号等の種々
の制御信号が転送される。尚、第1,第2内部バス8,
9は、それぞれ伝送する各種信号の数に対応して複数本
の信号線により構成されている。
【0030】第1,第2内部バス8,9は、バス回路と
してのバストランシーバ10を介して接続されている。
バストランシーバ10は、双方向バス回路であって、第
1内部バス8上を転送される各種信号を第2内部バス9
に、第2内部バス9上を転送される各種信号を第1内部
バス8に出力する。
してのバストランシーバ10を介して接続されている。
バストランシーバ10は、双方向バス回路であって、第
1内部バス8上を転送される各種信号を第2内部バス9
に、第2内部バス9上を転送される各種信号を第1内部
バス8に出力する。
【0031】図2に示すように、バストランシーバ10
には、CPU2から制御信号DCが入力される。CPU
2は、データのアクセス状態(入力又は出力)に応じて
出力する。バストランシーバ10は、制御信号DCに基
づいて第1,第2内部バス8,9間で転送するデータの
転送方向を設定する。尚、本実施形態では、CPU2
は、データ等を入力する場合にHレベルの制御信号DC
を、データ等を出力する場合にLレベルの制御信号を出
力する。
には、CPU2から制御信号DCが入力される。CPU
2は、データのアクセス状態(入力又は出力)に応じて
出力する。バストランシーバ10は、制御信号DCに基
づいて第1,第2内部バス8,9間で転送するデータの
転送方向を設定する。尚、本実施形態では、CPU2
は、データ等を入力する場合にHレベルの制御信号DC
を、データ等を出力する場合にLレベルの制御信号を出
力する。
【0032】また、バストランシーバ10には、後述す
るテストモード信号TMが入力される。テストモード信
号TMは、LSI1を通常モードとテストモードとに切
り替えるために入力される。通常モードはLSI1が通
常の動作を行うためのモードであり、テストモードはL
SI1の試験を行うためのモードである。本実施形態で
は、テストモード信号TMがLレベルの時にLSI1は
通常モードとなり、テストモード信号TMがHレベルの
時にLSI1はテストモードとなる。
るテストモード信号TMが入力される。テストモード信
号TMは、LSI1を通常モードとテストモードとに切
り替えるために入力される。通常モードはLSI1が通
常の動作を行うためのモードであり、テストモードはL
SI1の試験を行うためのモードである。本実施形態で
は、テストモード信号TMがLレベルの時にLSI1は
通常モードとなり、テストモード信号TMがHレベルの
時にLSI1はテストモードとなる。
【0033】バストランシーバ10は、第1,第2バス
ドライバ11,12、アンド回路13、ノア回路14、
及び、インバータ回路15を備える。第1バスドライバ
11の入力端子は第2内部バス9に接続され、出力端子
は第1内部バス8に接続されている。第1バスドライバ
11は、第1内部バス8から第2内部バス9へデータを
転送するために設けられている。第2バスドライバ12
は、第2内部バス9から第1内部バス8へデータを転送
するために設けられている。
ドライバ11,12、アンド回路13、ノア回路14、
及び、インバータ回路15を備える。第1バスドライバ
11の入力端子は第2内部バス9に接続され、出力端子
は第1内部バス8に接続されている。第1バスドライバ
11は、第1内部バス8から第2内部バス9へデータを
転送するために設けられている。第2バスドライバ12
は、第2内部バス9から第1内部バス8へデータを転送
するために設けられている。
【0034】第1,第2バスドライバ11,12は、制
御端子を備える。第1,第2バスドライバ11,12
は、制御端子にHレベルの信号が入力されると入力信号
をそのまま出力し、制御端子にLレベルの信号が入力さ
れると出力端子をハイインピーダンス状態に設定する。
御端子を備える。第1,第2バスドライバ11,12
は、制御端子にHレベルの信号が入力されると入力信号
をそのまま出力し、制御端子にLレベルの信号が入力さ
れると出力端子をハイインピーダンス状態に設定する。
【0035】ノア回路14にはテストモード信号TMと
制御信号DCが入力される。ノア回路14の出力端子
は、第2バスドライバ12の制御端子に接続されてい
る。アンド回路13には、インバータ回路15によって
テストモード信号TMが反転されて入力されると共に、
制御信号DCが入力される。アンド回路13の出力端子
は第1バスドライバ11の制御端子に接続されている。
制御信号DCが入力される。ノア回路14の出力端子
は、第2バスドライバ12の制御端子に接続されてい
る。アンド回路13には、インバータ回路15によって
テストモード信号TMが反転されて入力されると共に、
制御信号DCが入力される。アンド回路13の出力端子
は第1バスドライバ11の制御端子に接続されている。
【0036】ノア回路14は、テストモード信号TMが
Lレベル(通常モード)の時には制御信号DCを反転さ
せた信号を第2バスドライバ12の制御端子に出力す
る。第2バスドライバ12は、制御端子にHレベルの信
号(制御信号DCがLレベル)が入力されると入力信号
をそのまま出力し、Lレベルの信号(制御信号DCがH
レベル)が入力されると出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する。
Lレベル(通常モード)の時には制御信号DCを反転さ
せた信号を第2バスドライバ12の制御端子に出力す
る。第2バスドライバ12は、制御端子にHレベルの信
号(制御信号DCがLレベル)が入力されると入力信号
をそのまま出力し、Lレベルの信号(制御信号DCがH
レベル)が入力されると出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する。
【0037】アンド回路13は、テストモード信号TM
がLレベル(通常モード)の時には制御信号DCを第1
バスドライバ11の制御端子に出力する。第1バスドラ
イバ11は、制御端子にHレベルの信号(制御信号DC
がHレベル)が入力されると入力信号をそのまま出力
し、Lレベルの信号(制御信号DCがLレベル)が入力
されると出力端子をハイインピーダンス状態に設定す
る。
がLレベル(通常モード)の時には制御信号DCを第1
バスドライバ11の制御端子に出力する。第1バスドラ
イバ11は、制御端子にHレベルの信号(制御信号DC
がHレベル)が入力されると入力信号をそのまま出力
し、Lレベルの信号(制御信号DCがLレベル)が入力
されると出力端子をハイインピーダンス状態に設定す
る。
【0038】即ち、通常モード(テストモード信号TM
がLレベル)の時には、第1,第2バスドライバ11,
12は、制御信号DCに基づいて何れか一方が信号を出
力し、他方は出力端子をハイインピーダンス状態にす
る。従って、バストランシーバ10は、制御信号DCに
基づいて、CPU2がデータを入力する場合には第2内
部バス9から第1内部バス8へ、CPU2がデータを出
力する場合には第1内部バス8から第2内部バス9へデ
ータ転送方向を設定する。
がLレベル)の時には、第1,第2バスドライバ11,
12は、制御信号DCに基づいて何れか一方が信号を出
力し、他方は出力端子をハイインピーダンス状態にす
る。従って、バストランシーバ10は、制御信号DCに
基づいて、CPU2がデータを入力する場合には第2内
部バス9から第1内部バス8へ、CPU2がデータを出
力する場合には第1内部バス8から第2内部バス9へデ
ータ転送方向を設定する。
【0039】一方、ノア回路14は、テストモード信号
TMがHレベル(テストモード)の時にはLレベルの信
号を第2バスドライバ12の制御端子に出力する。従っ
て、第2バスドライバ12は、テストモード時に出力端
子をハイインピーダンス状態に設定する。また、アンド
回路13は、テストモード信号TMがHレベル(テスト
モード)の時にはHレベルの信号を第1バスドライバ1
1の制御端子に出力する。従って、第1バスドライバ1
1は、テストモード時に出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する。
TMがHレベル(テストモード)の時にはLレベルの信
号を第2バスドライバ12の制御端子に出力する。従っ
て、第2バスドライバ12は、テストモード時に出力端
子をハイインピーダンス状態に設定する。また、アンド
回路13は、テストモード信号TMがHレベル(テスト
モード)の時にはHレベルの信号を第1バスドライバ1
1の制御端子に出力する。従って、第1バスドライバ1
1は、テストモード時に出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する。
【0040】即ち、テストモード(テストモード信号T
MがHレベル)の時には、第1,第2バスドライバ1
1,12は、共に出力端子をハイインピーダンス状態に
設定する。従って、バストランシーバ10はデータを転
送しないので、第1,第2内部バス8,9が互いに切り
離された状態となる。
MがHレベル)の時には、第1,第2バスドライバ1
1,12は、共に出力端子をハイインピーダンス状態に
設定する。従って、バストランシーバ10はデータを転
送しないので、第1,第2内部バス8,9が互いに切り
離された状態となる。
【0041】図1に示すCPU2は、第1内部バス8を
介してROM3,RAM4,レジスタ5をアクセスす
る。また、CPU2は、第1内部バス8、バストランシ
ーバ10、及び、第2内部バス9を介して機能ブロック
6,ASIC回路7をアクセスする。
介してROM3,RAM4,レジスタ5をアクセスす
る。また、CPU2は、第1内部バス8、バストランシ
ーバ10、及び、第2内部バス9を介して機能ブロック
6,ASIC回路7をアクセスする。
【0042】ROM3には、CPU2が動作するための
命令等よりなる制御プログラムデータが予め記憶されて
いる。CPU2は、通常モード時にROM3から読み出
した制御プログラムデータに基づいて、機能ブロック
6,ASIC回路7をアクセスするとともに、RAM4
をアクセスする。
命令等よりなる制御プログラムデータが予め記憶されて
いる。CPU2は、通常モード時にROM3から読み出
した制御プログラムデータに基づいて、機能ブロック
6,ASIC回路7をアクセスするとともに、RAM4
をアクセスする。
【0043】RAM4は、CPU2が扱う大量のデータ
を格納することが可能なメモリであって、本実施形態で
はDRAMにより構成されている。RAM4は、複数の
メモリセルCを備える。また、RAM4は、冗長回路4
aを備える。冗長回路4aは、複数の冗長メモリセルR
Cを備える。冗長回路4aは、冗長処理によって不良と
判断されたメモリセルCを正常な冗長メモリセルRCに
置き換える。冗長処理は、不良と判断されたメモリセル
Cのアドレスを、正常な冗長メモリセルRCのアドレス
に置き換えるための処理をいう。これにより、RAM4
を救済する。尚、図1には、それぞれ1つのメモリセル
C及び冗長メモリセルRCを示してある。
を格納することが可能なメモリであって、本実施形態で
はDRAMにより構成されている。RAM4は、複数の
メモリセルCを備える。また、RAM4は、冗長回路4
aを備える。冗長回路4aは、複数の冗長メモリセルR
Cを備える。冗長回路4aは、冗長処理によって不良と
判断されたメモリセルCを正常な冗長メモリセルRCに
置き換える。冗長処理は、不良と判断されたメモリセル
Cのアドレスを、正常な冗長メモリセルRCのアドレス
に置き換えるための処理をいう。これにより、RAM4
を救済する。尚、図1には、それぞれ1つのメモリセル
C及び冗長メモリセルRCを示してある。
【0044】また、ROM3には、RAM4をテストす
るためのテストプログラムデータが予め記憶されてい
る。CPU2は、テストモード時にROM3から読み出
したテストプログラムデータに基づいてRAM4の試験
を行う。具体的には、先ず、CPU2はメモリセルCに
対して所定のデータを書き込む。次に、CPU2はメモ
リセルCからデータを読み出し、その読み出しデータと
書き込みデータとが一致するか否かを判断する。CPU
2は、書き込みデータと読み出しデータが一致する場合
にそのメモリセルCを正常と判断し、一致しない場合に
不良と判断する。そして、CPU2は、RAM4を構成
する全てのメモリセルCに対して試験を行い、そのRA
M4の試験結果、不良と判断したメモリセルCのアドレ
ス(不良アドレス)をレジスタ5に格納する。従って、
CPU2及びROM3によりRAM4に対する試験回路
が構成される。
るためのテストプログラムデータが予め記憶されてい
る。CPU2は、テストモード時にROM3から読み出
したテストプログラムデータに基づいてRAM4の試験
を行う。具体的には、先ず、CPU2はメモリセルCに
対して所定のデータを書き込む。次に、CPU2はメモ
リセルCからデータを読み出し、その読み出しデータと
書き込みデータとが一致するか否かを判断する。CPU
2は、書き込みデータと読み出しデータが一致する場合
にそのメモリセルCを正常と判断し、一致しない場合に
不良と判断する。そして、CPU2は、RAM4を構成
する全てのメモリセルCに対して試験を行い、そのRA
M4の試験結果、不良と判断したメモリセルCのアドレ
ス(不良アドレス)をレジスタ5に格納する。従って、
CPU2及びROM3によりRAM4に対する試験回路
が構成される。
【0045】レジスタ5は、RAM4に備えられた冗長
回路4aの回路構成に対応した容量に設定されている。
具体的には、CPU2は、RAM4の試験結果におい
て、不良と判断したメモリセルCのアドレスをレジスタ
5に格納する。そのレジスタ5に格納されたアドレス
は、冗長処理に用いられる。即ち、レジスタ5に格納さ
れたアドレスに基づいて、冗長処理を行って不良と判断
されたメモリセルCを冗長メモリセルRCに置き換える
ことによりRAM4を救済する。従って、レジスタ5
は、冗長メモリセルRCの数に対応して格納される複数
のアドレスを格納可能な容量に設定されている。
回路4aの回路構成に対応した容量に設定されている。
具体的には、CPU2は、RAM4の試験結果におい
て、不良と判断したメモリセルCのアドレスをレジスタ
5に格納する。そのレジスタ5に格納されたアドレス
は、冗長処理に用いられる。即ち、レジスタ5に格納さ
れたアドレスに基づいて、冗長処理を行って不良と判断
されたメモリセルCを冗長メモリセルRCに置き換える
ことによりRAM4を救済する。従って、レジスタ5
は、冗長メモリセルRCの数に対応して格納される複数
のアドレスを格納可能な容量に設定されている。
【0046】また、LSI1には、信号生成回路16が
設けられている。信号生成回路16は、試験装置31か
ら入力されるモード信号に基づいて、試験を行うための
モード(テストモード)に設定するためのテストモード
信号TMを生成する。信号生成回路16は、生成したテ
ストモード信号TMをCPU2及びバストランシーバ1
0に出力する。
設けられている。信号生成回路16は、試験装置31か
ら入力されるモード信号に基づいて、試験を行うための
モード(テストモード)に設定するためのテストモード
信号TMを生成する。信号生成回路16は、生成したテ
ストモード信号TMをCPU2及びバストランシーバ1
0に出力する。
【0047】CPU2は、テストモード信号が入力され
てテストモードになると、RAM4の試験を実行し、そ
の試験結果をレジスタ5に格納する。バストランシーバ
10は、テストモード信号TMに基づいて、通常モード
時には第1,第2内部バス8,9間でデータを転送し、
テストモード時には第1,第2内部バス8,9を切り離
す。
てテストモードになると、RAM4の試験を実行し、そ
の試験結果をレジスタ5に格納する。バストランシーバ
10は、テストモード信号TMに基づいて、通常モード
時には第1,第2内部バス8,9間でデータを転送し、
テストモード時には第1,第2内部バス8,9を切り離
す。
【0048】また、LSI1は、第1〜第5外部端子2
1〜25を備える。第1外部端子21には、第2内部バ
ス9が接続されている。この第1外部端子21は、LS
I1の外部に接続された他のLSI1等の機器(図示
略)に接続される。CPU2は、第1,第2バス及び第
1外部端子21を介して外部機器とデータの授受を行
う。尚、第1外部端子21は、第2内部バス9を構成す
る信号線の本数に対応した数だけ設けられている。
1〜25を備える。第1外部端子21には、第2内部バ
ス9が接続されている。この第1外部端子21は、LS
I1の外部に接続された他のLSI1等の機器(図示
略)に接続される。CPU2は、第1,第2バス及び第
1外部端子21を介して外部機器とデータの授受を行
う。尚、第1外部端子21は、第2内部バス9を構成す
る信号線の本数に対応した数だけ設けられている。
【0049】第2外部端子22には機能ブロック6が接
続されている。この第2外部端子22は、機能ブロック
6に備えられた各種回路の動作に必要な信号を外部機器
に対して入出力するために備えられている。例えば、機
能ブロック6に備えられたタイマ回路は、時間を計測
し、その計測した時間に基づいて第2外部端子22から
制御信号を出力して外部機器を制御する。また、カウン
タ回路は、第2外部端子22を介して外部機器から入力
される信号のパルス数をカウントする。尚、第2外部端
子22は、機能ブロック6に備えられた回路が入出力す
る信号数に対応した数だけ備えられている。
続されている。この第2外部端子22は、機能ブロック
6に備えられた各種回路の動作に必要な信号を外部機器
に対して入出力するために備えられている。例えば、機
能ブロック6に備えられたタイマ回路は、時間を計測
し、その計測した時間に基づいて第2外部端子22から
制御信号を出力して外部機器を制御する。また、カウン
タ回路は、第2外部端子22を介して外部機器から入力
される信号のパルス数をカウントする。尚、第2外部端
子22は、機能ブロック6に備えられた回路が入出力す
る信号数に対応した数だけ備えられている。
【0050】第3外部端子23には、ASIC回路7が
接続されている。ASIC回路7は、第3外部端子23
を介して外部機器に対する信号の入出力を行う。そし
て、第3外部端子23は、ASIC回路7が入出力する
信号数に対応した数だけ備えられている。
接続されている。ASIC回路7は、第3外部端子23
を介して外部機器に対する信号の入出力を行う。そし
て、第3外部端子23は、ASIC回路7が入出力する
信号数に対応した数だけ備えられている。
【0051】第4外部端子24には、レジスタ5が接続
されている。レジスタ5は、アドレスの格納状態に応じ
て信号S1を出力する。本実施形態では、レジスタ5は
格納された不良アドレスの数が容量以下のエンプティ状
態の時にはLレベルの信号S1を出力する。一方、レジ
スタ5は、容量を越えて不良アドレスが格納された場合
フル状態の時にはHレベルの信号S1を出力する。
されている。レジスタ5は、アドレスの格納状態に応じ
て信号S1を出力する。本実施形態では、レジスタ5は
格納された不良アドレスの数が容量以下のエンプティ状
態の時にはLレベルの信号S1を出力する。一方、レジ
スタ5は、容量を越えて不良アドレスが格納された場合
フル状態の時にはHレベルの信号S1を出力する。
【0052】第5外部端子25には、信号生成回路16
が接続されている。この第5外部端子25は、試験装置
31に接続され、その試験装置31からモード信号が第
5外部端子25を介して信号生成回路16に入力され
る。
が接続されている。この第5外部端子25は、試験装置
31に接続され、その試験装置31からモード信号が第
5外部端子25を介して信号生成回路16に入力され
る。
【0053】上記のように構成されたLSI1における
試験を図3及び図4に従って説明する。LSI1は、試
験装置31に接続され、出荷前の試験が行われる。試験
装置31には、LSI1に備えられた第1〜第5外部端
子21〜25が接続される。試験装置31は、第5外部
端子25を介してLSI1にモード信号MDを出力し、
LSI1は、そのモード信号MDに基づいて信号生成回
路16にて生成されるテストモード信号TMによりテス
トモードとなる。すると、バストランシーバ10は、テ
ストモード信号TMに基づいて第1,第2内部バス8,
9を切り離す。CPU2は、ROM3に記憶されたテス
トプログラムデータに基づいて、第1内部バス8を介し
てRAM4のメモリ試験を実行する。そして、CPU2
は、そのメモリ試験の結果、不良と判断したメモリセル
Cのアドレスを第1内部バス8を介してレジスタ5に格
納する。
試験を図3及び図4に従って説明する。LSI1は、試
験装置31に接続され、出荷前の試験が行われる。試験
装置31には、LSI1に備えられた第1〜第5外部端
子21〜25が接続される。試験装置31は、第5外部
端子25を介してLSI1にモード信号MDを出力し、
LSI1は、そのモード信号MDに基づいて信号生成回
路16にて生成されるテストモード信号TMによりテス
トモードとなる。すると、バストランシーバ10は、テ
ストモード信号TMに基づいて第1,第2内部バス8,
9を切り離す。CPU2は、ROM3に記憶されたテス
トプログラムデータに基づいて、第1内部バス8を介し
てRAM4のメモリ試験を実行する。そして、CPU2
は、そのメモリ試験の結果、不良と判断したメモリセル
Cのアドレスを第1内部バス8を介してレジスタ5に格
納する。
【0054】試験装置31は、機能ブロック6を構成す
る各回路における周辺機能試験及びASIC回路7に対
する試験を順次実行する。即ち、試験装置31は、第1
外部端子21及び第2内部バス9を介して機能ブロック
6,ASIC回路7を直接アクセスするとともに、第
2,第3外部端子23を介して試験に必要な信号等を機
能ブロック6,ASIC回路7に出力する。機能ブロッ
ク6,ASIC回路7は、入力される信号等に基づいて
動作し、試験装置31は、第2内部バス9を介して入力
されるデータに基づいて機能ブロック6,ASIC回路
7が正常か否かを判断する。
る各回路における周辺機能試験及びASIC回路7に対
する試験を順次実行する。即ち、試験装置31は、第1
外部端子21及び第2内部バス9を介して機能ブロック
6,ASIC回路7を直接アクセスするとともに、第
2,第3外部端子23を介して試験に必要な信号等を機
能ブロック6,ASIC回路7に出力する。機能ブロッ
ク6,ASIC回路7は、入力される信号等に基づいて
動作し、試験装置31は、第2内部バス9を介して入力
されるデータに基づいて機能ブロック6,ASIC回路
7が正常か否かを判断する。
【0055】このとき、第2内部バス9は、バストラン
シーバ10によって第1内部バス8と切り離されている
ため、メモリ試験において第1内部バス8上を転送され
るデータと、周辺機能試験,ASIC試験において第2
内部バス9上を転送されるデータは、互いに干渉しな
い。
シーバ10によって第1内部バス8と切り離されている
ため、メモリ試験において第1内部バス8上を転送され
るデータと、周辺機能試験,ASIC試験において第2
内部バス9上を転送されるデータは、互いに干渉しな
い。
【0056】従って、図3に示すように、CPU2が実
行するRAM4に対するメモリ試験と、試験装置31が
実行する機能ブロック6に対する周辺機能試験及びAS
IC試験が同時に行われる。言い換えれば、試験装置3
1によって周辺機能試験及びASIC試験が行われてい
る間に、LSI1の内部においてメモり試験が自動実行
されている。従って、本実施形態のLSI1に対する試
験時間は、従来の(1)の方法に比べて試験時間が短
い。
行するRAM4に対するメモリ試験と、試験装置31が
実行する機能ブロック6に対する周辺機能試験及びAS
IC試験が同時に行われる。言い換えれば、試験装置3
1によって周辺機能試験及びASIC試験が行われてい
る間に、LSI1の内部においてメモり試験が自動実行
されている。従って、本実施形態のLSI1に対する試
験時間は、従来の(1)の方法に比べて試験時間が短
い。
【0057】また、試験装置31は、第1外部端子21
を介して第2内部バス9に直接データを転送させ、機能
ブロック6及びASIC回路7の試験を行う。更に、試
験装置31は、機能ブロック6及びASIC回路7が動
作を行うために必要な信号を入出力するための第2,第
3外部端子22,23を介して試験に必要な信号を両回
路6,7に出力する。従って、LSI1には、機能ブロ
ック6及びASIC回路7に対する試験を行うためだけ
のテスト端子を設る必要がない。更に、大容量のRAM
4に対するメモリ試験はCPU2にてLSI1の内部で
行われる。そのため、LSI1は、RAM4を試験装置
31に接続するためのテスト用外部端子を必要としな
い。従って、本実施形態のLSI1は、従来の(2)の
方法におけるLSIに比べて端子数が少なく、パッケー
ジも小さい。
を介して第2内部バス9に直接データを転送させ、機能
ブロック6及びASIC回路7の試験を行う。更に、試
験装置31は、機能ブロック6及びASIC回路7が動
作を行うために必要な信号を入出力するための第2,第
3外部端子22,23を介して試験に必要な信号を両回
路6,7に出力する。従って、LSI1には、機能ブロ
ック6及びASIC回路7に対する試験を行うためだけ
のテスト端子を設る必要がない。更に、大容量のRAM
4に対するメモリ試験はCPU2にてLSI1の内部で
行われる。そのため、LSI1は、RAM4を試験装置
31に接続するためのテスト用外部端子を必要としな
い。従って、本実施形態のLSI1は、従来の(2)の
方法におけるLSIに比べて端子数が少なく、パッケー
ジも小さい。
【0058】試験装置31は、周辺機能試験及びASI
C試験を終了すると、モード信号MDを出力してテスト
モードを解除する。すると、バストランシーバ10は、
第1,第2内部バス8,9間でデータを転送する。そし
て、試験装置31は、第1外部端子21から第2内部バ
ス9、バストランシーバ10、及び、第1内部バス8を
介してレジスタ5に格納された不良アドレスを読み出
し、LSI1に対する試験を終了する。
C試験を終了すると、モード信号MDを出力してテスト
モードを解除する。すると、バストランシーバ10は、
第1,第2内部バス8,9間でデータを転送する。そし
て、試験装置31は、第1外部端子21から第2内部バ
ス9、バストランシーバ10、及び、第1内部バス8を
介してレジスタ5に格納された不良アドレスを読み出
し、LSI1に対する試験を終了する。
【0059】レジスタ5から読み出された不良アドレス
は、冗長処理に利用される。即ち、不良アドレスに基づ
いて冗長処理(例えば、レーザなどによりヒューズを溶
断する)を行うことにより、不良メモリセルCを冗長メ
モリセルRCに置き換え、RAM4、ひいてはLSI1
を救済する。
は、冗長処理に利用される。即ち、不良アドレスに基づ
いて冗長処理(例えば、レーザなどによりヒューズを溶
断する)を行うことにより、不良メモリセルCを冗長メ
モリセルRCに置き換え、RAM4、ひいてはLSI1
を救済する。
【0060】ところで、RAM4に発生する不良メモリ
セルCの数が予め用意された冗長メモリセルRCの数を
超える場合がある。このとき、レジスタ5には、容量を
超えて不良アドレスが格納されるため、図4に示すよう
に、メモリ試験の途中でHレベルの信号S1を出力す
る。すると、試験装置31は、Hレベルの信号S1に応
答して試験を中断する。
セルCの数が予め用意された冗長メモリセルRCの数を
超える場合がある。このとき、レジスタ5には、容量を
超えて不良アドレスが格納されるため、図4に示すよう
に、メモリ試験の途中でHレベルの信号S1を出力す
る。すると、試験装置31は、Hレベルの信号S1に応
答して試験を中断する。
【0061】この場合、たとえ機能ブロック6及びAS
IC回路7が正常であっても、冗長メモリセルRCによ
って全ての不良メモリセルCが救済できないため、LS
I1が不良となる。従って、信号S1がHレベルとなっ
た以後の試験はむだとなる。そのため、RAM4が救済
できなくなった時点でLSI1に対する試験を中断する
ことにより、むだな試験時間が省略されるので、LSI
1に対する試験時間が短くなる。
IC回路7が正常であっても、冗長メモリセルRCによ
って全ての不良メモリセルCが救済できないため、LS
I1が不良となる。従って、信号S1がHレベルとなっ
た以後の試験はむだとなる。そのため、RAM4が救済
できなくなった時点でLSI1に対する試験を中断する
ことにより、むだな試験時間が省略されるので、LSI
1に対する試験時間が短くなる。
【0062】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。○LSI1には、大容量のR
AM4が接続された第1内部バス8と、機能ブロック6
及びASIC回路7が接続され、試験時に第1外部端子
21を介して試験装置31に接続される第2内部バス8
とが備えられる。第1,第2内部バス8,9間にはバス
トランシーバ10が接続され、テストモード信号TMに
基づいて、テストモード時には第1,第2内部バス8,
9が切り離される。テストモード時にCPU2は、第1
内部バス8を介して該内部バス8に接続されたRAM4
に対する試験を実行する。そして、試験装置31は、切
り離された第2内部バス9を介して機能ブロック6及び
ASIC回路7の試験を行うようにした。その結果、R
AM4に対する試験と、機能ブロック6及びASIC回
路7に対する試験とが同時に行われ、LSI1の試験時
間が短くなるので、試験コストが低減される。
ば、以下の効果を奏する。○LSI1には、大容量のR
AM4が接続された第1内部バス8と、機能ブロック6
及びASIC回路7が接続され、試験時に第1外部端子
21を介して試験装置31に接続される第2内部バス8
とが備えられる。第1,第2内部バス8,9間にはバス
トランシーバ10が接続され、テストモード信号TMに
基づいて、テストモード時には第1,第2内部バス8,
9が切り離される。テストモード時にCPU2は、第1
内部バス8を介して該内部バス8に接続されたRAM4
に対する試験を実行する。そして、試験装置31は、切
り離された第2内部バス9を介して機能ブロック6及び
ASIC回路7の試験を行うようにした。その結果、R
AM4に対する試験と、機能ブロック6及びASIC回
路7に対する試験とが同時に行われ、LSI1の試験時
間が短くなるので、試験コストが低減される。
【0063】○大容量のRAM4の試験をCPU2によ
り行うようにしたので、RAM4を試験装置31に接続
する必要が無く、そのための外部端子も必要としない。
その結果、LSI1の端子数の増加を抑えることがで
き、パッケージコストの増加を抑えることができる。
り行うようにしたので、RAM4を試験装置31に接続
する必要が無く、そのための外部端子も必要としない。
その結果、LSI1の端子数の増加を抑えることがで
き、パッケージコストの増加を抑えることができる。
【0064】尚、本発明は前記実施の形態の他、以下の
態様で実施してもよい。上記実施形態において、第1内
部バス8にCPU2からアクセス可能な出力回路を接続
する。そして、CPU2は、メモリ試験において不良と
判断したメモリセルCの数をカウントする。そして、そ
のカウント値が冗長回路4aにより救済可能なメモリセ
ルCの数,即ち、冗長メモリセルRCの数を超えた場合
に出力回路を介してHレベルの信号を出力し、そのHレ
ベルの信号に基づいて試験装置31はLSI1に対する
試験を中断するようにしてもよい。
態様で実施してもよい。上記実施形態において、第1内
部バス8にCPU2からアクセス可能な出力回路を接続
する。そして、CPU2は、メモリ試験において不良と
判断したメモリセルCの数をカウントする。そして、そ
のカウント値が冗長回路4aにより救済可能なメモリセ
ルCの数,即ち、冗長メモリセルRCの数を超えた場合
に出力回路を介してHレベルの信号を出力し、そのHレ
ベルの信号に基づいて試験装置31はLSI1に対する
試験を中断するようにしてもよい。
【0065】上記実施形態では、信号生成回路16を設
けて試験装置31から入力されるモード信号MDに基づ
いてテストモード信号TMを生成するようにしたが、試
験装置31から直接テストモード信号TMを入力するよ
うにしてもよい。
けて試験装置31から入力されるモード信号MDに基づ
いてテストモード信号TMを生成するようにしたが、試
験装置31から直接テストモード信号TMを入力するよ
うにしてもよい。
【0066】上記実施形態において、バストランシーバ
10の回路構成を適宜変更して実施してもよい。上記実
施形態において、CPU2は、LSI1の動作電源投入
時等にRAM4の試験を自動的に行うようにする。そし
て、CPUは、RAM4のメモリ試験の結果を例えば第
4外部端子24から出力するようにする。CPU2は、
LSI1がシステムに搭載された後、経時変化によるR
AM4の不良を検出し、その検出結果に基づいて信号を
出力する。この構成は、システムがLSI1の不良判断
を行うことを可能とする。
10の回路構成を適宜変更して実施してもよい。上記実
施形態において、CPU2は、LSI1の動作電源投入
時等にRAM4の試験を自動的に行うようにする。そし
て、CPUは、RAM4のメモリ試験の結果を例えば第
4外部端子24から出力するようにする。CPU2は、
LSI1がシステムに搭載された後、経時変化によるR
AM4の不良を検出し、その検出結果に基づいて信号を
出力する。この構成は、システムがLSI1の不良判断
を行うことを可能とする。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至5に
記載の発明によれば、端子数の増加を抑えると共に試験
時間を短縮することが可能な半導体集積回路装置の試験
方法を提供することができる。
記載の発明によれば、端子数の増加を抑えると共に試験
時間を短縮することが可能な半導体集積回路装置の試験
方法を提供することができる。
【0068】また、請求項6乃至9に記載の発明によれ
ば、端子数の増加を抑えると共に試験時間を短縮するこ
とが可能な半導体集積回路装置を提供することができ
る。
ば、端子数の増加を抑えると共に試験時間を短縮するこ
とが可能な半導体集積回路装置を提供することができ
る。
【図1】 一実施形態の半導体集積回路装置のブロック
回路図。
回路図。
【図2】 一実施形態のバストランシーバの回路図。
【図3】 一実施形態の試験方法を示す説明図。
【図4】 一実施形態の試験方法を示す説明図。
1 半導体集積回路装置(LSI) 2 CPU 3 ROM 4 RAM 6 機能ブロック 7 ASIC回路 8 第1内部バス 9 第2内部バス 10 バストランシーバ 31 試験装置 TM テストモード信号
Claims (9)
- 【請求項1】 試験装置に接続され、該試験装置から入
力されるテストモード信号に基づいて設定されるテスト
モード時に行われる試験の対象となる複数の被試験回路
が内部バスに接続された半導体集積回路装置の試験方法
であって、 前記内部バスをテストモード時に第1,第2内部バスに
分割し、第1,第2内部バスにはそれぞれ少なくとも1
つの被試験回路を接続し、 前記第1内部バスに接続された試験回路にてその第1内
部バスに接続された被試験回路の試験を行うと同時に、
前記試験装置にて前記第2内部バスを介してその第2内
部バスに接続された被試験回路の試験を行うようにした
半導体集積回路装置の試験方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体集積回路装置の
試験方法において、 第1,第2内部バスの間にバス回路を接続し、そのバス
回路は前記テストモード信号に基づいて、通常モード時
には第1,第2内部バスの間でデータを相互に転送し、
テストモード時には第1,第2内部バスを切り離すよう
にした半導体集積回路装置の試験方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体集積回路
装置の試験方法において、 前記第1内部バスに接続された被試験回路はDRAMで
あって、 前記試験回路は、前記テストモード信号に基づいた通常
モード時に前記DRAMを前記第1内部バスを介してア
クセスするCPUと、該CPUが実行する前記DRAM
に対するテストプログラムデータが予め格納されたRO
Mとから構成された半導体集積回路装置の試験方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の半導体集積回路装置の
試験方法において、 前記DRAMは不良なメモリセルを救済するための複数
の冗長メモリセルを備えた冗長回路を含み、 前記第1内部バスにレジスタを接続し、前記CPUは、
DRAMに対するメモリ試験の結果、不良と判断したメ
モリセルのアドレスを前記レジスタに格納し、試験終了
後にレジスタに格納したアドレスを読み出せるようにし
た半導体集積回路装置の試験方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の半導体集積回路装置の
試験方法において、 前記レジスタを前記冗長メモリセルの数に対応した容量
に設定すると共に、該レジスタに格納されたアドレスの
数に対応した信号を出力する外部端子を備え、 前記試験装置は前記外部端子を介してレジスタが出力す
る信号を入力し、該信号に基づいて前記不良と判断され
たメモリセルの数が冗長メモリセルの数を超えた場合に
前記第2内部バスに接続された被試験回路に対する試験
を中断するようにした半導体集積回路装置の試験方法。 - 【請求項6】 試験装置に接続され、該試験装置から入
力されるテストモード信号に基づいて設定されるテスト
モード時に行われる試験の対象となる複数の被試験回路
を備えた半導体集積回路装置において、 少なくとも1つの被試験回路が接続された第1内部バス
と、 少なくとも1つの被試験回路が接続され、試験時に外部
端子を介して前記試験装置に接続される第2内部バス
と、 前記第1,第2内部バス間に接続され、前記テストモー
ド信号に基づいて、通常モード時には前記第1,第2内
部バスを接続し、テストモード時には前記第1,第2内
部バスを切り離すバス回路と、 前記第1内部バスに接続され、テストモード時に第1内
部バスを介して該内部バスに接続された被試験回路の試
験を実行する試験回路とを備えた半導体集積回路装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の半導体集積回路装置に
おいて、 前記第1内部バスに接続された被試験回路はDRAMで
あって、 前記試験回路は、前記テストモード信号に基づいた通常
モード時に前記DRAMを前記第1内部バスを介してア
クセスするCPUと、該CPUが実行する前記DRAM
に対するテストプログラムデータが予め格納されたRO
Mとから構成された半導体集積回路装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の半導体集積回路装置に
おいて、 前記DRAMは不良なメモリセルを救済するための複数
の冗長メモリセルを備えた冗長回路を含み、 前記第1内部バスにレジスタを接続し、前記CPUは、
DRAMに対するメモリ試験の結果、不良と判断したメ
モリセルのアドレスを前記レジスタに格納し、試験終了
後にレジスタに格納したアドレスを読み出せるようにし
た半導体集積回路装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の半導体集積回路装置に
おいて、 前記レジスタを前記冗長メモリセルの数に対応した容量
に設定すると共に、該レジスタに格納されたアドレスの
数に対応した信号を出力する外部端子を備えた半導体集
積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9189689A JPH1138088A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 半導体集積回路装置の試験方法及び半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9189689A JPH1138088A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 半導体集積回路装置の試験方法及び半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1138088A true JPH1138088A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16245544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9189689A Withdrawn JPH1138088A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 半導体集積回路装置の試験方法及び半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1138088A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000073809A1 (fr) * | 1999-05-26 | 2000-12-07 | Hitachi, Ltd. | Circuit integre a semi-conducteur |
KR100587264B1 (ko) * | 1999-04-03 | 2006-06-08 | 엘지전자 주식회사 | 주문형 반도체 장치의 내부 메모리 및 내부 메모리 테스트 방법 |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP9189689A patent/JPH1138088A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100587264B1 (ko) * | 1999-04-03 | 2006-06-08 | 엘지전자 주식회사 | 주문형 반도체 장치의 내부 메모리 및 내부 메모리 테스트 방법 |
WO2000073809A1 (fr) * | 1999-05-26 | 2000-12-07 | Hitachi, Ltd. | Circuit integre a semi-conducteur |
US7013415B1 (en) | 1999-05-26 | 2006-03-14 | Renesas Technology Corp. | IC with internal interface switch for testability |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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