JPH1137741A - ハードディスク表面検査装置 - Google Patents
ハードディスク表面検査装置Info
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- JPH1137741A JPH1137741A JP19270397A JP19270397A JPH1137741A JP H1137741 A JPH1137741 A JP H1137741A JP 19270397 A JP19270397 A JP 19270397A JP 19270397 A JP19270397 A JP 19270397A JP H1137741 A JPH1137741 A JP H1137741A
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- 230000007547 defect Effects 0.000 claims abstract description 93
- 230000002950 deficient Effects 0.000 claims abstract description 27
- 238000007689 inspection Methods 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 abstract description 2
- 238000002310 reflectometry Methods 0.000 abstract 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 線状に延びたまたは面状に拡がった表面の欠
陥も確実に検出することを可能にする。 【解決手段】 点状、線状、面状の欠陥を判定するため
の反射率パラメータ閾値d〜f、線状、面状の欠陥を判
定するための画素数閾値s,tを、それぞれ予め設定し
て記憶手段9〜11,16,21に格納しておき、ハー
ドディスク1の表面を照射して得られた画素単位の反射
率パラメータcを、閾値d〜fと比較して、点状、線
状、面状の欠陥画素であるか否かを判別し、線状または
面状の欠陥画素である場合は、さらにその連続画素数を
カウントし、その個数をそれぞれの画素数閾値s,tと
比較して欠陥の有無を判定する。
陥も確実に検出することを可能にする。 【解決手段】 点状、線状、面状の欠陥を判定するため
の反射率パラメータ閾値d〜f、線状、面状の欠陥を判
定するための画素数閾値s,tを、それぞれ予め設定し
て記憶手段9〜11,16,21に格納しておき、ハー
ドディスク1の表面を照射して得られた画素単位の反射
率パラメータcを、閾値d〜fと比較して、点状、線
状、面状の欠陥画素であるか否かを判別し、線状または
面状の欠陥画素である場合は、さらにその連続画素数を
カウントし、その個数をそれぞれの画素数閾値s,tと
比較して欠陥の有無を判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記憶装置の記
録担体に用いられる金属製ディスクいわゆるハードディ
スクの表面を光学的に検査するハードディスク表面検査
装置に関する。
録担体に用いられる金属製ディスクいわゆるハードディ
スクの表面を光学的に検査するハードディスク表面検査
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、すでに、
特願平8−126362号として、ハードディスク表面
検査装置を提案している。この装置は、ハードディスク
表面に光度分布を有する光源を照射し、その反射光と光
源を比較処理して得られる反射パラメータを用いて、画
素単位で表面の良否を判定することができる。ところ
で、検査対象とする実際のハードディスク表面の不良項
目としては、点状の不良、スクラッチ傷のような線状の
不良、油汚れ等の面状の不良がある。そのため、画素単
位で反射パラメータの値を閾値と比較しただけでは、そ
れらの様々な表面不良に対して的確な判定ができないこ
とが多い。そこで、不良の多様性に応じた良否判定をす
ることが可能なハードディスク表面検査装置の開発が望
まれていた。
特願平8−126362号として、ハードディスク表面
検査装置を提案している。この装置は、ハードディスク
表面に光度分布を有する光源を照射し、その反射光と光
源を比較処理して得られる反射パラメータを用いて、画
素単位で表面の良否を判定することができる。ところ
で、検査対象とする実際のハードディスク表面の不良項
目としては、点状の不良、スクラッチ傷のような線状の
不良、油汚れ等の面状の不良がある。そのため、画素単
位で反射パラメータの値を閾値と比較しただけでは、そ
れらの様々な表面不良に対して的確な判定ができないこ
とが多い。そこで、不良の多様性に応じた良否判定をす
ることが可能なハードディスク表面検査装置の開発が望
まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ハードディスク表面上方に光源
とセンサを設置しておき、ハードディスクを回転させな
がら光源からハードディスク表面を照射してその反射光
をセンサに入射させて検出し、得られた反射光を照射光
と比較処理することにより画素単位で反射率パラメータ
を算出し、次いでその反射率パラメータを予め設定され
ている閾値と比較して欠陥の有無を判定するハードディ
スク表面検査装置において、線状の欠陥を判定するため
の反射率パラメータ閾値および画素数閾値を格納した記
憶手段と、画素ごとに反射率パラメータを前記線状欠陥
判定用の反射率パラメータ閾値と比較して、閾値を越え
た場合にその画素を線状欠陥画素と判定する手段と、線
状欠陥と判定された画素の位置座標を順に記憶し、線状
欠陥画素が一方向に連続する線分を形成した場合にその
線状欠陥画素の数をカウントする手段と、カウントされ
た線状欠陥画素数を画素数閾値と比較して、閾値を越え
た場合にその領域を線状欠陥と判別してその判別結果を
出力する手段とを備えたことを特徴とする。
に、請求項1の発明は、ハードディスク表面上方に光源
とセンサを設置しておき、ハードディスクを回転させな
がら光源からハードディスク表面を照射してその反射光
をセンサに入射させて検出し、得られた反射光を照射光
と比較処理することにより画素単位で反射率パラメータ
を算出し、次いでその反射率パラメータを予め設定され
ている閾値と比較して欠陥の有無を判定するハードディ
スク表面検査装置において、線状の欠陥を判定するため
の反射率パラメータ閾値および画素数閾値を格納した記
憶手段と、画素ごとに反射率パラメータを前記線状欠陥
判定用の反射率パラメータ閾値と比較して、閾値を越え
た場合にその画素を線状欠陥画素と判定する手段と、線
状欠陥と判定された画素の位置座標を順に記憶し、線状
欠陥画素が一方向に連続する線分を形成した場合にその
線状欠陥画素の数をカウントする手段と、カウントされ
た線状欠陥画素数を画素数閾値と比較して、閾値を越え
た場合にその領域を線状欠陥と判別してその判別結果を
出力する手段とを備えたことを特徴とする。
【0004】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、面状の欠陥を判定するための反射率パラメータ閾値
および画素数閾値を格納した記憶手段と、画素ごとに反
射率パラメータを前記面状欠陥判定用の反射率パラメー
タ閾値と比較して、閾値を越えた場合にその画素を面状
欠陥画素と判別する手段と、面状欠陥と判別された画素
の位置座標を順に記憶し、面状欠陥画素がX,Y方向に
連続する面領域を形成した場合にその面状欠陥画素の数
をカウントする手段と、カウントされた面状欠陥画素数
を画素数閾値と比較して、閾値を越えた場合にその領域
を面状欠陥と判別してその判別結果を出力する手段とを
備えたことを特徴とする。
て、面状の欠陥を判定するための反射率パラメータ閾値
および画素数閾値を格納した記憶手段と、画素ごとに反
射率パラメータを前記面状欠陥判定用の反射率パラメー
タ閾値と比較して、閾値を越えた場合にその画素を面状
欠陥画素と判別する手段と、面状欠陥と判別された画素
の位置座標を順に記憶し、面状欠陥画素がX,Y方向に
連続する面領域を形成した場合にその面状欠陥画素の数
をカウントする手段と、カウントされた面状欠陥画素数
を画素数閾値と比較して、閾値を越えた場合にその領域
を面状欠陥と判別してその判別結果を出力する手段とを
備えたことを特徴とする。
【0005】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、面状欠陥または/および線状欠陥と
判別された画素の位置座標を用いてその画素のディスク
中心までの距離rを算出する手段と、ディスク外周の半
径をRoとし、カウントされた欠陥画素数に補正係数r
/Roを乗じて補正する手段とを備えたことを特徴とす
る。
2の発明において、面状欠陥または/および線状欠陥と
判別された画素の位置座標を用いてその画素のディスク
中心までの距離rを算出する手段と、ディスク外周の半
径をRoとし、カウントされた欠陥画素数に補正係数r
/Roを乗じて補正する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は請求項1および請求項2の発明の
実施形態の構成を概念的に示したブロック図である。図
において、1は検査対象のハードディスクであり、ター
ンテーブル2に載置されている。また、ハードディスク
1の表面上方には、検査ディスク1を照射する光源3と
その反射光を受光するリニアイメージセンサ4が配設さ
れている。この光源3は、光軸と直交する方向に中心が
明るく外方が暗い光度分布を有している。
態を説明する。図1は請求項1および請求項2の発明の
実施形態の構成を概念的に示したブロック図である。図
において、1は検査対象のハードディスクであり、ター
ンテーブル2に載置されている。また、ハードディスク
1の表面上方には、検査ディスク1を照射する光源3と
その反射光を受光するリニアイメージセンサ4が配設さ
れている。この光源3は、光軸と直交する方向に中心が
明るく外方が暗い光度分布を有している。
【0007】センサ4は、反射光の光軸延長上であっ
て、しかもその長手方向をディスク半径方向と平行にし
て複数個配設されており、各センサ4により検出された
反射光のレベル信号aは、反射率パラメータ算出手段5
へ送られる。反射率パラメータ算出手段5は、入力され
た信号aから反射光の受光量の分布パターンを画素単位
で作成し、その受光量分布パターンと光源3の光量分布
パターンとを比較して反射率パラメータcを求めて、点
状欠陥画素判別手段6、線状欠陥画素判別手段7、面状
欠陥画素判別手段8へ出力する。
て、しかもその長手方向をディスク半径方向と平行にし
て複数個配設されており、各センサ4により検出された
反射光のレベル信号aは、反射率パラメータ算出手段5
へ送られる。反射率パラメータ算出手段5は、入力され
た信号aから反射光の受光量の分布パターンを画素単位
で作成し、その受光量分布パターンと光源3の光量分布
パターンとを比較して反射率パラメータcを求めて、点
状欠陥画素判別手段6、線状欠陥画素判別手段7、面状
欠陥画素判別手段8へ出力する。
【0008】点状欠陥画素判別手段6は、画素単位で入
力される反射率パラメータcを、点状欠陥判別用反射率
パラメータ閾値記憶手段9に予め格納されている閾値d
と比較して、閾値dを越えた場合は、その画素が点状の
欠陥を有するものと判別して、点状欠陥判定信号gを出
力する。この点状欠陥画素判別手段6の動作までは、従
来装置で実現されている検査方法である。線状欠陥画素
判別手段7は、画素単位で入力される反射率パラメータ
cを、線状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段1
0に予め格納されている閾値eと比較して、閾値eを越
えた場合は、その画素が線状の欠陥を有するものと判別
して、線状欠陥検出信号hを、線状欠陥画素位置座標記
憶手段12へ送る。
力される反射率パラメータcを、点状欠陥判別用反射率
パラメータ閾値記憶手段9に予め格納されている閾値d
と比較して、閾値dを越えた場合は、その画素が点状の
欠陥を有するものと判別して、点状欠陥判定信号gを出
力する。この点状欠陥画素判別手段6の動作までは、従
来装置で実現されている検査方法である。線状欠陥画素
判別手段7は、画素単位で入力される反射率パラメータ
cを、線状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段1
0に予め格納されている閾値eと比較して、閾値eを越
えた場合は、その画素が線状の欠陥を有するものと判別
して、線状欠陥検出信号hを、線状欠陥画素位置座標記
憶手段12へ送る。
【0009】記憶手段12は、線状欠陥検出信号hが入
力されると、それに同期して、リニアセンサ4等から得
られる欠陥画素の位置座標bを順に記憶していく。同時
に、この記憶手段12は、線状欠陥画素カウント手段1
3により監視され、記憶手段12に記憶された欠陥画素
の位置が互いに線状に連続していく場合にその個数をカ
ウントする。ここで、カウント手段13が欠陥画素をカ
ウントする場合に、その画素のディスク1上の半径方向
の位置によって重みが違うため、補正手段14が該当画
素の位置に応じた補正係数mを用いて、カンウト値を補
正する。
力されると、それに同期して、リニアセンサ4等から得
られる欠陥画素の位置座標bを順に記憶していく。同時
に、この記憶手段12は、線状欠陥画素カウント手段1
3により監視され、記憶手段12に記憶された欠陥画素
の位置が互いに線状に連続していく場合にその個数をカ
ウントする。ここで、カウント手段13が欠陥画素をカ
ウントする場合に、その画素のディスク1上の半径方向
の位置によって重みが違うため、補正手段14が該当画
素の位置に応じた補正係数mを用いて、カンウト値を補
正する。
【0010】次いで、補正されたカウント値pは、線状
欠陥判定手段15へ送られる。判定手段15は、入力さ
れたカウント値pを、線状欠陥判別用画素数閾値記憶手
段16に予め格納されている閾値sと比較し、閾値sを
越えた場合は、その画素列が線状の欠陥を有するものと
判別して、線状欠陥判定信号uを出力する。面状欠陥画
素判別手段8は、画素単位で入力される反射率パラメー
タcを、面状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段
11に予め格納されている閾値fと比較して、閾値fを
越えた場合は、その画素が面状の欠陥を有するものと判
別して、面状欠陥検出信号iを、面状欠陥画素位置座標
記憶手段17へ送る。
欠陥判定手段15へ送られる。判定手段15は、入力さ
れたカウント値pを、線状欠陥判別用画素数閾値記憶手
段16に予め格納されている閾値sと比較し、閾値sを
越えた場合は、その画素列が線状の欠陥を有するものと
判別して、線状欠陥判定信号uを出力する。面状欠陥画
素判別手段8は、画素単位で入力される反射率パラメー
タcを、面状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段
11に予め格納されている閾値fと比較して、閾値fを
越えた場合は、その画素が面状の欠陥を有するものと判
別して、面状欠陥検出信号iを、面状欠陥画素位置座標
記憶手段17へ送る。
【0011】記憶手段17は、面状欠陥検出信号が入力
されると、それに同期して、リニアセンサ4等から得ら
れる欠陥画素の位置座標bを順に記憶していく。同時
に、この記憶手段17は、面状欠陥画素カウント手段1
8により監視され、記憶手段17に記憶された欠陥画素
の位置が互いに面状に連続していく場合にその個数をカ
ウントする。ここで、カウント手段18が欠陥画素をカ
ウントする場合に、その画素のディスク1上の半径方向
の位置によって重みが違うため、補正手段19が該当画
素の位置に応じた補正係数nを用いて、カンウト値を補
正する。
されると、それに同期して、リニアセンサ4等から得ら
れる欠陥画素の位置座標bを順に記憶していく。同時
に、この記憶手段17は、面状欠陥画素カウント手段1
8により監視され、記憶手段17に記憶された欠陥画素
の位置が互いに面状に連続していく場合にその個数をカ
ウントする。ここで、カウント手段18が欠陥画素をカ
ウントする場合に、その画素のディスク1上の半径方向
の位置によって重みが違うため、補正手段19が該当画
素の位置に応じた補正係数nを用いて、カンウト値を補
正する。
【0012】次いで、補正されたカウント値qは、面状
欠陥判定手段20へ送られる。判定手段20は、入力さ
れたカウント値qを、面状欠陥判別用画素数閾値記憶手
段21に予め格納されている閾値tと比較し、閾値tを
越えた場合は、その画素領域が面状の欠陥を有するもの
と判別して、面状欠陥判定信号vを出力する。なお、上
述した各処理手段5〜21は、専用の処理回路により構
成することも可能であり、またマイクロコンピュータそ
の他の計算機システムにより実現することも可能であ
る。
欠陥判定手段20へ送られる。判定手段20は、入力さ
れたカウント値qを、面状欠陥判別用画素数閾値記憶手
段21に予め格納されている閾値tと比較し、閾値tを
越えた場合は、その画素領域が面状の欠陥を有するもの
と判別して、面状欠陥判定信号vを出力する。なお、上
述した各処理手段5〜21は、専用の処理回路により構
成することも可能であり、またマイクロコンピュータそ
の他の計算機システムにより実現することも可能であ
る。
【0013】図2は、本発明において、検出される欠陥
の種類を模式的に示した図である。図2(a)は、検査
対象ディスク1上に点状に形成された表面欠陥31を示
し、図1の点状欠陥画素判別手段6により検出される。
ここでは単独画素だけで発生した場合も検出されるた
め、ノイズ等の影響を考慮して、比較的高いレベルの閾
値が、点状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段9
に設定される。
の種類を模式的に示した図である。図2(a)は、検査
対象ディスク1上に点状に形成された表面欠陥31を示
し、図1の点状欠陥画素判別手段6により検出される。
ここでは単独画素だけで発生した場合も検出されるた
め、ノイズ等の影響を考慮して、比較的高いレベルの閾
値が、点状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段9
に設定される。
【0014】図2(b)は、検査対象ディスク1上に線
状に形成されたスクラッチ傷等の表面欠陥32を示し、
図1の線状欠陥画素判別手段7により検出される。ここ
では反射率パラメータのレベルが連続して異常な場合に
検出されるため、ノイズの影響をあまり受けることがな
いので、点状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段
10には、比較的低いレベルの閾値を設定することがで
きる。それにより、従来装置では、検出が困難であった
反射率の変化の小さいスクラッチ傷等の欠陥についても
検出可能になる。
状に形成されたスクラッチ傷等の表面欠陥32を示し、
図1の線状欠陥画素判別手段7により検出される。ここ
では反射率パラメータのレベルが連続して異常な場合に
検出されるため、ノイズの影響をあまり受けることがな
いので、点状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段
10には、比較的低いレベルの閾値を設定することがで
きる。それにより、従来装置では、検出が困難であった
反射率の変化の小さいスクラッチ傷等の欠陥についても
検出可能になる。
【0015】図2(c)は、検査対象ディスク1上に面
状に形成された油汚れ等の表面欠陥33を示し、図1の
面状欠陥画素判別手段8により検出される。ここでは反
射率パラメータのレベルが面状に連続して異常な場合に
検出されるため、ノイズの影響をあまり受けることがな
いので、面状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段
11には、比較的低いレベルの閾値を設定することがで
きる。それにより、従来装置では、検出が困難であった
反射率の変化の小さい油汚れ等の欠陥についても検出可
能になる。
状に形成された油汚れ等の表面欠陥33を示し、図1の
面状欠陥画素判別手段8により検出される。ここでは反
射率パラメータのレベルが面状に連続して異常な場合に
検出されるため、ノイズの影響をあまり受けることがな
いので、面状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段
11には、比較的低いレベルの閾値を設定することがで
きる。それにより、従来装置では、検出が困難であった
反射率の変化の小さい油汚れ等の欠陥についても検出可
能になる。
【0016】図3は、図1の補正手段14,19におけ
る補正処理の説明図である。図示されたディスク1が回
転している間に、センサ4に入力されて検出されるディ
スク1表面は、扇形となる。そのためセンサ4が検出す
る単位画素当たりディスク表面の面積が異なる。すなわ
ち、ディスク1の外径をRo、検出点のディスク中心O
からの距離をr(mm)とし、1周当たりのセンサ4の
走査数をN本とし、径方向の解像度をP(mm/画素)
とすると、検出点の1画素当たりの面積sは、次式のよ
うになる。
る補正処理の説明図である。図示されたディスク1が回
転している間に、センサ4に入力されて検出されるディ
スク1表面は、扇形となる。そのためセンサ4が検出す
る単位画素当たりディスク表面の面積が異なる。すなわ
ち、ディスク1の外径をRo、検出点のディスク中心O
からの距離をr(mm)とし、1周当たりのセンサ4の
走査数をN本とし、径方向の解像度をP(mm/画素)
とすると、検出点の1画素当たりの面積sは、次式のよ
うになる。
【0017】s≒P・2πr/N
【0018】また、この面積sはディスク中心Oからの
距離rによって変化する。すなわち、同一面積のSを持
つ欠陥であっても、検出位置r1での画素数Sp1と、検
出位置r2での画素数Sp2はそれぞれ次のようになる。
距離rによって変化する。すなわち、同一面積のSを持
つ欠陥であっても、検出位置r1での画素数Sp1と、検
出位置r2での画素数Sp2はそれぞれ次のようになる。
【0019】 Sp1=S/S(r1)=NS/(P・2πr1) Sp2=S/S(r2)=NS/(P・2πr2)
【0020】すなわち、画素数Sp1と画素数Sp1の関係
は、次のようになる。
は、次のようになる。
【0021】Sp1:Sp2=r1:r2
【0022】そこで、画素換算の面積Spに検出位置r
による補正処理をして次式により求められる面積Sp’
を用いなければ検出の精度が一定にならない。
による補正処理をして次式により求められる面積Sp’
を用いなければ検出の精度が一定にならない。
【0023】Sp’=(Ro/r)・Sp
【0024】その結果、図1の補正手段14,19は、
r/Roを補正係数として用いて、それぞれのカウント
値を補正する。これらの補正処理も含め、本発明の実施
形態では、ハードディスク表面のおける不良範囲を考慮
して良否の判定がなされるため、検査精度が向上する。
r/Roを補正係数として用いて、それぞれのカウント
値を補正する。これらの補正処理も含め、本発明の実施
形態では、ハードディスク表面のおける不良範囲を考慮
して良否の判定がなされるため、検査精度が向上する。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、線状欠陥を判別するための反射率パラメータ閾値お
よび画素数閾値を格納しておくことで、反射率パラメー
タの値が不良である画素が連続して発生した場合に、線
状の欠陥として検出することが可能となる。
ば、線状欠陥を判別するための反射率パラメータ閾値お
よび画素数閾値を格納しておくことで、反射率パラメー
タの値が不良である画素が連続して発生した場合に、線
状の欠陥として検出することが可能となる。
【0026】請求項2の発明によれば、さらに、面状欠
陥を判別するための反射率パラメータ閾値および画素数
閾値を格納しておくことで、反射率パラメータの値が不
良である画素が平面上に連続して発生した場合に、面状
の欠陥として検出することが可能となる。
陥を判別するための反射率パラメータ閾値および画素数
閾値を格納しておくことで、反射率パラメータの値が不
良である画素が平面上に連続して発生した場合に、面状
の欠陥として検出することが可能となる。
【0027】請求項3の発明によれば、上述した線状欠
陥および面状欠陥の判定において、欠陥画素の半径方向
位置に応じてその重みが補正されるため公平な判定がな
される。
陥および面状欠陥の判定において、欠陥画素の半径方向
位置に応じてその重みが補正されるため公平な判定がな
される。
【0028】このようにして、本発明の実施形態では、
新たに低い反射率パラメータの閾値を設定するとともに
画素の連続を条件としたことで、従来装置では検出でき
なかった線状に延びた、あるいは面状に拡がった軽微な
表面不良の検出を可能にして、判定精度を大幅に向上さ
せることができるようになった。
新たに低い反射率パラメータの閾値を設定するとともに
画素の連続を条件としたことで、従来装置では検出でき
なかった線状に延びた、あるいは面状に拡がった軽微な
表面不良の検出を可能にして、判定精度を大幅に向上さ
せることができるようになった。
【図1】本発明の実施形態の構成を概念的に示したブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明において検出される欠陥の種類を模式的
に示した図である。
に示した図である。
【図3】図1の補正手段における補正処理の説明図であ
る。
る。
1 検査対象ハードディスク 2 ターンテーブル 3 光源 4 リニアイメージセンサ 5 反射率パラメータ算出手段 6 点状欠陥画素判別手段 7 線状欠陥画素判別手段 8 面状欠陥画素判別手段 9 点状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段 10 線状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段 11 面状欠陥判別用反射率パラメータ閾値記憶手段 12 線状欠陥画素位置座標記憶手段 13 線状欠陥画素カウント手段 14 補正手段 15 線状欠陥判定手段 16 線状欠陥判別用画素数閾値記憶手段 17 面状欠陥画素位置座標記憶手段 18 面状欠陥画素カウント手段 19 補正手段 20 面状欠陥判定手段 21 面状欠陥判別用画素数閾値記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 收志 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 ハードディスク表面上方に光源とセンサ
を設置しておき、ハードディスクを回転させながら光源
からハードディスク表面を照射してその反射光をセンサ
に入射させて検出し、得られた反射光を照射光と比較処
理することにより画素単位で反射率パラメータを算出
し、次いでその反射率パラメータを予め設定されている
閾値と比較して欠陥の有無を判定するハードディスク表
面検査装置において、 線状の欠陥を判定するための反射率パラメータ閾値およ
び画素数閾値を格納した記憶手段と、 画素ごとに反射率パラメータを前記線状欠陥判定用の反
射率パラメータ閾値と比較して、閾値を越えた場合にそ
の画素を線状欠陥画素と判定する手段と、 線状欠陥と判定された画素の位置座標を順に記憶し、線
状欠陥画素が一方向に連続する線分を形成した場合にそ
の線状欠陥画素の数をカウントする手段と、 カウントされた線状欠陥画素数を画素数閾値と比較し
て、閾値を越えた場合にその領域を線状欠陥と判別して
その判別結果を出力する手段と、 を備えたことを特徴とするハードディスク表面検査装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載のハードディスク表面検査
装置において、 面状の欠陥を判定するための反射率パラメータ閾値およ
び画素数閾値を格納した記憶手段と、 画素ごとに反射率パラメータを前記面状欠陥判定用の反
射率パラメータ閾値と比較して、閾値を越えた場合にそ
の画素を面状欠陥画素と判別する手段と、 面状欠陥と判別された画素の位置座標を順に記憶し、面
状欠陥画素がX,Y方向に連続する面領域を形成した場
合にその面状欠陥画素の数をカウントする手段と、 カウントされた面状欠陥画素数を画素数閾値と比較し
て、閾値を越えた場合にその領域を面状欠陥と判別して
その判別結果を出力する手段と、 を備えたことを特徴とするハードディスク表面検査装
置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のハードデ
ィスク表面検査装置において、 面状欠陥または/および線状欠陥と判別された画素の位
置座標を用いてその画素のディスク中心までの距離rを
算出する手段と、 ディスク外周の半径をRoとし、カウントされた欠陥画
素数に補正係数r/Roを乗じて補正する手段と、 を備えたことを特徴とするハードディスク表面検査装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19270397A JPH1137741A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | ハードディスク表面検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19270397A JPH1137741A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | ハードディスク表面検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1137741A true JPH1137741A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16295653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19270397A Withdrawn JPH1137741A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | ハードディスク表面検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1137741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11065513B2 (en) | 2011-11-28 | 2021-07-20 | Acushnet Company | Set of golf club heads and method of manufacture |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP19270397A patent/JPH1137741A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11065513B2 (en) | 2011-11-28 | 2021-07-20 | Acushnet Company | Set of golf club heads and method of manufacture |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |