JPH1137594A - 吸収冷温水機の制御装置 - Google Patents

吸収冷温水機の制御装置

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JPH1137594A
JPH1137594A JP9209737A JP20973797A JPH1137594A JP H1137594 A JPH1137594 A JP H1137594A JP 9209737 A JP9209737 A JP 9209737A JP 20973797 A JP20973797 A JP 20973797A JP H1137594 A JPH1137594 A JP H1137594A
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祥治 田中
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孝史 金子
Osayuki Inoue
修行 井上
Jun Murata
純 村田
Teruo Shiraishi
照雄 白石
Toshio Matsubara
利男 松原
Nobutaka Matsuda
伸隆 松田
Sunao Kera
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶液ポンプの流量制御、即ち溶液ポンプの回
転数制御をインバータによる制御とすることにより、き
め細かく、また効率の良い、しかもヘッダーの幅寸法も
小さくでき、コンパクトな吸収冷温水機を提供するこ
と。 【解決手段】 吸収器2から高温再生器5に送る溶液の
流量を制御して高温再生器5のヘッダー8の溶液液面を
所定範囲内に保つ吸収冷温水機の制御装置において、吸
収器2から高温再生器5に溶液を送る溶液ポンプ6をイ
ンバータ駆動とすると共に、高温再生器圧力と吸収器圧
力の圧力差を検出する圧力差検出手段(飽和温度検出セ
ンサー12等)を設け、インバータ11の溶液ポンプ駆
動周波数を高温再生器5の圧力と吸収器2の圧力の圧力
差の関数として制御し、ヘッダー8の溶液液面が所定の
範囲を越えて高くなった場合、関数を下方に修正すると
共に、該所定の範囲を越えて低くなった場合該関数を上
方に修正する制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収冷温水機の制御
装置に関し、溶液ポンプの流量制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸収冷温水機は、図4に
示すように構成されたものが一般的である。吸収冷温水
機は図示するように、蒸発器1、吸収器2、凝縮器3、
低温再生器4、高温再生器5、溶液ポンプ6、冷媒ポン
プ7、冷却水ポンプ17、溶液熱交換器22、冷却塔2
3を具備し、これらの機器を接続する配管9が配備され
ている。
【0003】吸収冷温水機は通常、蒸発器1内の冷媒が
冷媒ポンプ7で該蒸発器1の内部で散布され、蒸発して
冷温水ポンプ18で負荷Lから送られる水から熱を奪い
冷水を製造する。蒸発器1で蒸発した冷媒蒸気は吸収器
2内で、高温再生器5から配管9を通って送られ、散布
された濃度の高い溶液(吸収液)(以下、「濃溶液」と
称する)に吸収され、該濃溶液は濃度の低い溶液(吸収
液)(以下、「希溶液」と称する)となる。
【0004】前記吸収器2内の希溶液は溶液ポンプ6に
より高温再生器5と低温再生器4に送られ、該高温再生
器5と低温再生器4でそれぞれ加熱され、濃溶液となっ
て吸収器2に戻って冷凍サイクルを継続する。また、冷
却塔23の冷却水は冷却水ポンプ17により、吸収器
2、凝縮器3、冷却塔23と循環する。溶液ポンプ6、
冷媒ポンプ7、冷却水ポンプ17及び冷温水ポンプ18
は制御装置10に制御される。
【0005】高温再生器5では、溶液ポンプ6からの希
溶液が送られ、高温再生器5で加熱され、冷媒が蒸発し
て濃溶液となって、ヘッダー8に流れ込む。該ヘッダー
8から、配管9、溶液熱交換器22を通って吸収器2に
戻る。ヘッダー8にはフロート19が浮かべてあり、こ
れと連動して作動する弁19aが高温再生器5への入口
配管9に設けられている。ヘッダー8に液がない場合
は、希溶液を高温再生器5に送る側(開く側)に、ヘッ
ダー8に液がある場合には弁19aが閉じる側に制御さ
れ、高温再生器5の液面が一定になるように制御されて
いる。液が絞り切れない場合は、電極棒15、16によ
りヘッダー8内の液面を検出して溶液ポンプ6を起動停
止している。
【0006】上記のように高温再生器5の液面を一定に
保つのは、高温再生器5に送られる溶液が多すぎるとオ
ーバーフローして冷媒溶液の配管に溶液が入って、冷媒
を汚すと共に、蒸発温度が下がってしまう。逆に少なす
ぎると、冷媒ガスが溶液配管中に混入して音や腐食の原
因となったり、結晶することにもなる。従って、吸収器
2からの高温再生器5への希溶液の送り量は適度である
ことが要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の吸収冷
温水機では、溶液ポンプの制御にインバータを使用せず
に、上記のようにヘッダー8の内部のフロート19とこ
れと連動する弁19aとからなるフロート弁を設けて、
溶液量を制御している。このフロート弁による溶液量制
御では弁19aの絞り特性がラフで、負荷が軽い時に溶
液ポンプ6の起動停止が頻繁になったり、溶液の循環流
量が多すぎる結果になって、効率が低下するという問題
があった。
【0008】また、フロート弁は弁19aの駆動をフロ
ート19で行うのでフロート19が大きくなり、ヘッダ
ー8の幅寸法が大きくなって、吸収冷温水機の外形寸法
が大きくなってしまうという欠点があった。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、溶液ポンプの流量制御、即ち溶液ポンプの回転数制
御をインバータによる制御とすることにより、きめ細か
く、また効率の良い、しかもヘッダーの幅寸法も小さく
でき、コンパクトな吸収冷温水機を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、蒸発器、吸収器、溶液熱交換
器、低温再生器、凝縮器、高温再生器及びこれらを配管
接続して冷凍サイクルを形成すると共に、吸収器から高
温再生器に送る溶液の流量を制御して高温再生器のヘッ
ダーの溶液液面を所定範囲内に保つ吸収冷温水機の制御
装置において、吸収器から高温再生器に溶液を送る溶液
ポンプをインバータ駆動とすると共に、高温再生器圧力
と吸収器圧力の圧力差を検出する圧力差検出手段を設
け、インバータの溶液ポンプ駆動周波数を高温再生器圧
力と吸収器圧力の圧力差の関数として制御し、ヘッダー
の溶液液面が所定の範囲を越えて高くなった場合、関数
を下方に修正すると共に、該所定の範囲を越えて低くな
った場合該関数を上方に修正する制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の吸収冷温水機の制御装置において、圧力差検出
手段が高温再生器の冷媒蒸気の圧力又は該圧力に対応す
る温度を検出する手段であり、インバータの溶液ポンプ
駆動周波数を高温再生器の冷媒蒸気の圧力又は圧力に対
応する温度の関数とすることを特徴とする。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の吸収冷温水機の制御装置において、負荷に送る
冷温水の温度を検出する手段を設け、インバータの溶液
ポンプ駆動周波数を高温再生器の冷媒蒸気の圧力又は圧
力に対応する温度と冷温水の温度の関数とすることを特
徴とする。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
又は2又は3に記載の吸収冷温水機の制御装置におい
て、吸収器に送られる冷却水の温度を検出する手段を設
け、冷却水温度が溶液濃度に影響を与えることによる溶
液流量の変動分を検出した冷却水温度で補正することを
特徴とする。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至4のいずれか1に記載の吸収冷温水機の制御装置に
おいて、関数の下方への修正及び上方への修正は高温再
生器の燃焼が継続している間は継続し、燃焼が停止した
場合リセットすることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る吸収冷温水
機の構成を示す図である。同図において、図4と同一符
号を付した部分は同一又は相当部分を示すのでその説明
は省略する。
【0016】図1において、11は溶液ポンプ6を駆動
するインバータ、12は高温再生器5内で発生した冷媒
蒸気の飽和温度を検出する飽和温度検出センサー、13
は負荷Lに供給する冷温水の温度を検出する冷温水温度
検出センサー、14は冷却塔23からの冷却水の温度を
検出する冷却水温度検出センサーである。
【0017】図2は高温再生器5のヘッダー部の詳細を
示す図である。同図において、20は煙管、21は溶液
の液面であり、該煙管20は溶液中に位置する。ヘッダ
ー8内には溶液の液面を検出する電極棒15、16が配
置され、電極棒15は低レベルl1の検出用、電極棒1
6は高レベルl2の検出用である。
【0018】インバータ11は制御装置10の指令によ
り、溶液ポンプ6の運転周波数を制御(溶液ポンプ6の
回転速度を制御)して高温再生器5に送る希溶液の流量
を制御する。即ち、図4のフロート19と弁19aから
なるフロート弁の作用を有するもので、ヘッダー8に溜
る溶液が一定のレベルになるように希溶液の流量を制御
する。
【0019】ここで、吸収冷温水機における溶液の流れ
を考察すると、高温再生器5からの戻り溶液は、当該吸
収冷温水機により固定の位置ヘッド(ヘッダー8内の溶
液液面と吸収器2の溶液散布位置との差)と高温再生器
5の圧力と吸収器2の圧力との圧力差を駆動力として、
配管9の抵抗分とバランスした溶液量が循環する。一
方、送り側の溶液ポンプ6としては、これに見合う流量
の希溶液を吸収器2から高温再生器5に送る必要がある
が、溶液の濃度と高温再生器5の内圧等が影響を及ぼ
す。そして溶液の循環量はこれらの要素により決まる。
【0020】しかしながら、上記溶液循環の駆動力の変
化の要因は、高温再生器5の圧力と吸収器2の圧力の圧
力差が支配的なので、溶液ポンプ6を駆動するインバー
タ11の周波数を高温再生器5の圧力と吸収器2の圧力
の圧力差の関数として基本的に決める。上記高温再生器
5の圧力と吸収器2の圧力の圧力差は差圧発信器を設け
て検出するか、或いは高温再生器5の圧力と吸収器2の
圧力を検出するセンサーを設け、検出した高温再生器5
の圧力から吸収器2の圧力を減することにより求めるこ
とができる。
【0021】しかしながら、上記差圧発信器を設けるこ
とは高価であり、コストが高くなる。そこで、吸収器2
の圧力が高温再生器5の圧力に比べて充分小さい場合
(高温再生器5の圧力の1%ぐらい)の場合は、高温再
生器5内の圧力を検出しこの圧力を高温再生器5の圧力
と吸収器2の圧力の圧力差として代用しても実用上は問
題がない。さらに、圧力センサーを設け、圧力を検出す
ることは気密性やメンテナンス等の面で扱い難いので、
高温再生器5で発生した冷媒蒸気の飽和温度を飽和温度
検出センサー12で検出して代用するのが実用的であ
る。
【0022】高温再生器冷媒蒸気飽和温度(飽和温度検
出センサー12で検出する温度)と溶液ポンプ運転周波
数(インバータ11から溶液ポンプ6に供給される周波
数)の関係を図3に示す。高温再生器5の冷媒蒸気飽和
温度の上昇、即ち高温再生器5の内部圧力が上昇するに
従い溶液の循環量が増加するから、図3の曲線Aに示す
ように、高温再生器5の冷媒蒸気飽和温度が上昇するの
に応じて溶液ポンプ運転周波数を上昇させて溶液ポンプ
6の回転数(回転速度)を増加させることにより、該循
環量に見合う希溶液を吸収器2から高温再生器5に送
る。
【0023】高温再生器5の冷媒蒸気飽和温度は0℃〜
100℃の範囲を考えておけば充分である。高温再生器
5の冷媒蒸気飽和温度を例えば、0℃、30℃、50
℃、60℃、70℃、80℃、90℃、100℃の8点
に選択し、この8点の冷媒蒸気飽和温度に対応した溶液
ポンプ運転周波数を定める。ここでは溶液ポンプ運転周
波数を前記選択した温度に対応して10Hz、14H
z、18Hz、23Hz、25Hz、35Hz、42H
z、50Hzとする。
【0024】上記のように高温再生器5の冷媒蒸気飽和
温度に対応した溶液ポンプ運転周波数をテーブル化して
制御装置10に記憶しておき、制御装置10は飽和温度
検出センサー12で検出された冷媒蒸気飽和温度に対応
する溶液ポンプ周波数を読み出し、インバータ11にそ
の周波数で溶液ポンプ6を制御することにより、高温再
生器5の内部圧力による駆動力で循環する溶液流量に見
合った希溶液を吸収器2から高温再生器5に送ることが
できる。
【0025】吸収冷温水機の通常の運転中であれば、冷
媒蒸気飽和温度は50℃〜100℃の範囲であるので、
この範囲を10℃毎に設定し、0℃と中間の30℃を起
動時又は希釈運転に対応して設定する。また、各温度の
中間は一次式で算出して溶液ポンプ運転周波数を求め
る。冷媒蒸気飽和温度の設定ポイントは上記のように8
点より多くても良い。また、各設定温度に対する溶液ポ
ンプ運転周波数、冷房、暖房、機種、現場事情により異
なる。
【0026】上記のように制御装置10は飽和温度検出
センサー12で検出された冷媒蒸気飽和温度に対応する
周波数で溶液ポンプ6を運転し、その結果ヘッダー8内
の溶液液面が電極棒15で検出される低レベルl1と電
極棒16で検出される高レベルl2の範囲内にあれば問
題はない。しかしながら、実際は前述の通り、負荷の状
況が異なるために、溶液の循環流量が濃度や他の要因の
影響を受けて液面が上昇し過ぎたり、下降し過ぎたりす
る。
【0027】そこで、電極棒16が溶液液面の高レベル
2を検出したら、制御装置10はインバータ11を制
御し、溶液ポンプ運転周波数を下方に修正する。その修
正量は約1分間に2〜3Hz位の割合とする。同様に電
極棒15が溶液液面の低レベルl1を検出したら、制御
装置10はインバータ11を制御し、溶液ポンプ周波数
を上方に修正する。その修正量は約1分間に2〜3Hz
位の割合とする。また、修正量の最大変化幅は±10H
zとする。
【0028】上記のように、ヘッダー8内の溶液液面が
低レベルl1と高レベルl2の間にあるように制御する。
また、上記数値は制御装置10に設定可能となってお
り、吸収冷温水機の各機種毎に冷房用と暖房用と設定で
きるようになっている。なお、修正量は、負荷状況にあ
まり大きな変動がないとすれば、しばらく続くはずであ
るから、高温再生器5のバーナーが燃焼を続けている間
は保持する。
【0029】即ち、修正量が−3Hzとすれば、高温再
生器5の飽和温度が変化した場合、この冷媒蒸気飽和温
度に対するインバータ11からの溶液ポンプ運転周波数
が算出され、その値にこの修正量が加算(3Hzが減
算)される。この修正量は高温再生器5の燃焼を停止し
たとき又は吸収冷温水機の運転を停止したときリセット
するのが良い。これにより他の要因の影響を吸収して、
安定した溶液の送り量を確保できるのである。
【0030】なお、上記例では冷媒蒸気飽和温度に対す
る溶液ポンプ運転周波数をテーブル化して制御装置10
に記憶しておき、飽和温度検出センサー12の検出温度
に対応する溶液ポンプ運転周波数を読み出し、インバー
タ11を制御する例を示したが、制御装置10には通常
マイクロコンピュータが備えられているから、飽和温度
検出センサー12の検出温度に応じて、その都度溶液ポ
ンプ運転周波数を演算して求める方法を採用してもよ
い。
【0031】高温再生器5の圧力を飽和温度検出センサ
ー12で検出する冷媒蒸気の飽和温度で代用し、吸収器
2の圧力を冷温水温度検出センサー13で検出する冷温
水温度で代用することにより、高温再生器5の圧力と吸
収器2の圧力との圧力差を求めることもできる。特に、
冷房時は冷水温度は7℃が大部分であるので、これを考
慮して決めることができる。暖房時は温水温度は40℃
〜60℃まで変化するため、圧力差相当の物理量で評価
すればより良くなる。なお、冷温水温度は吸収冷温水機
の容量制御に使用するので冷温水温度検出センサー13
は標準に装備されているから、これを利用することによ
り、新たに冷温水温度検出センサー13を設ける必要は
ない。
【0032】また、冷却塔23からの冷却水の温度は希
溶液の濃度に影響を与える因子である。そこで、ここで
は冷却水温度検出センサー14でこの冷却水温度を検出
し、この検出した冷却水温度を制御装置10に取り込む
ことにより、溶液濃度が薄い分、溶液流量が多く流れる
ことを補正している。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように各請求項に記載の発
明によれば、溶液ポンプをインバータによる駆動とし、
インバータの溶液ポンプ駆動周波数を高温再生器圧力と
吸収器圧力の圧力差の関数として制御し、ヘッダーの溶
液液面が所定の範囲を越えて高くなった場合、関数を下
方に修正すると共に、該所定の範囲を越えて低くなった
場合該関数を上方に修正するので下記のような優れた効
果が得られる。
【0034】従来例のようにフロート弁による溶液量
制御ではないから、溶液流量制御がきめ細かくでき、吸
収冷温水機の効率の良い運転ができる。
【0035】フロート弁を使用しないから、ヘッダー
の幅寸法も小さくでき、コンパクトな吸収冷温水機を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸収冷温水機の構成を示す図であ
る。
【図2】高温再生器のヘッダー部の詳細を示す図であ
る。
【図3】高温再生器冷媒蒸気飽和温度と溶液ポンプ運転
周波数の関係を示す図である。
【図4】従来の吸収冷温水機の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 蒸発器 2 吸収器 3 凝縮器 4 低温再生器 5 高温再生器 6 溶液ポンプ 7 冷媒ポンプ 8 ヘッダー 9 配管 10 制御装置 11 インバータ 12 飽和温度検出センサー 13 冷温水温度検出センサー 14 冷却水温度検出センサー 15 電極棒 16 電極棒 17 冷却水ポンプ 22 溶液熱交換器 23 冷却塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 純 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 白石 照雄 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 松原 利男 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 松田 伸隆 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 計良 素直 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器、吸収器、溶液熱交換器、低温再
    生器、凝縮器、高温再生器及びこれらを配管接続して冷
    凍サイクルを形成すると共に、吸収器から高温再生器に
    送る溶液の流量を制御して高温再生器のヘッダーの溶液
    液面を所定範囲内に保つ吸収冷温水機の制御装置におい
    て、 前記吸収器から高温再生器に溶液を送る溶液ポンプをイ
    ンバータ駆動とすると共に、高温再生器圧力と吸収器圧
    力の圧力差を検出する圧力差検出手段を設け、 前記インバータの溶液ポンプ駆動周波数を前記高温再生
    器圧力と前記吸収器圧力の圧力差の関数として制御し、
    前記ヘッダーの溶液液面が所定の範囲を越えて高くなっ
    た場合、前記関数を下方に修正すると共に、該所定の範
    囲を越えて低くなった場合該関数を上方に修正する制御
    手段を設けたことを特徴とする吸収冷温水機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記圧力差検出手段が高温再生器の冷媒
    蒸気の圧力又は該圧力に対応する温度を検出する手段で
    あり、前記インバータの溶液ポンプ駆動周波数を高温再
    生器の冷媒蒸気の圧力又は圧力に対応する温度の関数と
    することを特徴とする請求項1に記載の吸収冷温水機の
    制御装置。
  3. 【請求項3】 負荷に送る冷温水の温度を検出する手段
    を設け、前記インバータの溶液ポンプ駆動周波数を高温
    再生器の冷媒蒸気の圧力又は圧力に対応する温度と冷温
    水の温度の関数とすることを特徴とする請求項2に記載
    の吸収冷温水機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記吸収器に送られる冷却水の温度を検
    出する手段を設け、冷却水温度が溶液濃度に影響を与え
    ることによる溶液流量の変動分を検出した冷却水温度で
    補正することを特徴とする請求項1又は2又は3に記載
    の吸収冷温水機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記関数の下方への修正及び上方への修
    正は高温再生器の燃焼が継続している間は継続し、燃焼
    が停止した場合リセットすることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1に記載の吸収冷温水機の制御装置。
JP20973797A 1997-07-18 1997-07-18 吸収冷温水機の制御装置 Expired - Lifetime JP3252212B2 (ja)

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