JPH0668426B2 - 空冷吸収冷温水機 - Google Patents

空冷吸収冷温水機

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JPH0668426B2
JPH0668426B2 JP29127987A JP29127987A JPH0668426B2 JP H0668426 B2 JPH0668426 B2 JP H0668426B2 JP 29127987 A JP29127987 A JP 29127987A JP 29127987 A JP29127987 A JP 29127987A JP H0668426 B2 JPH0668426 B2 JP H0668426B2
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JP
Japan
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air
temperature
control valve
cooled
heater
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JP29127987A
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伸二 頓宮
栄 大塚
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、外気に直接凝縮器と吸収器の熱を冷却除去す
る空冷吸収冷温水機に関する。
〔従来の技術〕
従来の例えば二重効用形空冷吸収冷温水機は、第3図に
示すように外気温度が上昇して高温再生器2の溶液温度
が上昇した場合、又は分離器3の圧力が上昇した場合
は、その温度又は圧力を検知して冷却ファン5の回転数
を速くし(冷却ファン回転数制御方式)、冷却効果を増
大させ温度又は圧力の上昇を防止するか、又は燃焼量を
減少させる(燃焼量制御方式)ことにより上記温度又は
圧力の上昇を防止していた。
なお第3図において、6は低温再生器、8は空冷凝縮
器、9は蒸発器、10は空冷吸収器、11は高温溶液熱交換
器、12は低温溶液熱交換器、13は溶液循環ポンプ、15は
冷媒循環ポンプ、16は高温再生器2の溶液温度を検知す
る温度センサ、18は分離器3の圧力を検知する圧力セン
サ、19は各センサからの信号を受け入れて制御信号を出
力する制御器、20は高温再生器2における燃焼量を制御
する燃量制御弁である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来技術にあっては、実際外気温度が高い
場合、冷房負荷が大きいため単なる冷却ファン5の回転
数増加だけでは、その冷却効果の増加は、風量が例えば
倍増すると物理的に入力は約8倍となるため期待できな
い。また燃焼量の減少については、更に冷房負荷が増大
し、冷房能力の増加が要求されるときに逆に冷房能力が
減少する。以上のように冷却ファン5の能力増加だけで
は、冷却効果が少なく溶液が高温化し、溶液の性能劣
化、インヒビターの消耗、不凝縮性ガスの発生、鋼材の
腐食など吸収冷温水機にとって致命的な欠陥が発生する
という問題があった。また使用者からの冷房要求が増大
したときに、その要求に応ずることができないため商品
的価値が低くなるという問題があった。
本発明の目的は、外気温度が高くなった場合の吸収溶液
の高温劣化と機内の高圧化を防ぐようにした空冷吸収冷
温水機を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的達成のため、本発明は、高温再生器、分離
器、低温再生器、空冷凝縮器、冷媒循環ポンプ、蒸発
器、空冷吸収器、溶液循環ポンプ、低温溶液熱交換器お
よび高温溶液熱交換器を順次連絡して循環流路を形成し
てなる空冷吸収冷温水機において、空冷凝縮器および蒸
発器に管路によりそれぞれ連結され、この空冷凝縮器と
蒸発器との圧力差により冷媒液を貯蔵することにより、
溶液濃度を調整する冷媒溜めと、この冷媒溜め下部と冷
媒循環ポンプの吸込側とを連結する管路に配置された制
御弁と、高温再生器の温度、分離器の圧力、外気の温度
のうちいずれかを検知し、その温度、圧力のいずれかが
設定値以上になったとき、前記制御弁を開閉制御する制
御器と、を具備するものである。
〔作用〕
上述の構成によれば、外気温度の上昇時に、高温再生器
の温度、分離器の圧力、外気温度のうち、少なくとも1
つの検知信号が制御器に入力されると、該制御器からの
出力信号により制御弁は開制御となる。すると冷媒溜め
に溜っていた冷媒が冷媒循環ポンプにより吸収され、吸
収溶液の濃度が低下し、再生器の溶液温度および分離器
の圧力が低下する。
〔実施例〕
以下、本発明を第1図に示す実施例に基づいて説明す
る。
本発明の空冷吸収冷温水機1が第3図に示す従来の空冷
吸収冷温水機と異なるところは、冷媒溜め21、開閉弁22
および温度センサ23を新たに設けた点である。冷媒溜め
21は空冷凝縮器8に対向して配設されており、冷媒溜め
21の上部は管路25により蒸発器9に連結されている。ま
た下部は管路26により空冷凝縮器8の最下部に連結され
ており、冷媒溜め21内の冷媒液の溜量は蒸発器9と空冷
凝縮器8との圧力差により自然に調整される。制御弁22
は例えば段階式制御弁、すなわちON−OFF動作弁であ
り、冷媒溜め21の下部と冷媒循環ポンプ15の吸込部とを
連結する管路28の中間に配設されており、制御器19に接
続されている。温度センサ23は空冷凝縮器8と冷媒溜め
21との間の空間部に配設されており、外気の温度を検知
し、その検知信号を制御器19に送るようになっている。
つぎに、本発明の実施例の作用を説明する。
外気温度の上昇により温度センサ16,23、圧力センサ18
のうち、少なくとも1つの検知信号が制御器19に送られ
ると、該制御器19からの出力信号により制御弁22は開制
御となる。すると、冷媒溜め21に溜っていた冷媒液は冷
媒循環ポンプ15により蒸発器9へ送られ、蒸発する。こ
れによって吸収溶液の濃度は低下し、また高温再生器2
の溶液温度および分離器3の圧力が低下して温度センサ
16および圧力センサ18の検知信号が制御器19に入力さ
れ、該制御器19からの出力信号により制御弁22は閉制御
となる。更に外気温度が上昇した場合は、上述の動作を
再度行なうことによって高温再生器2の溶液温度および
分離器3の圧力は低下する。
上記実施例では制御弁22が段階式開閉弁となっている
が、制御器19からの出力信号によりその開度が比例的に
作動する比例制御弁を使用してもよい。この場合は、各
センサからの信号により比例的にその開度が変化するの
で、段階式制御弁に対して溶液の濃度制御が段階的でな
く、リニヤに制御できるため溶液の濃度を薄めすぎるこ
となく、冷温水機の冷房能力をより高効率に保つことが
可能である。
第2図は従来の燃焼量制御方式A、冷却ファン回転数制
御方式Bと、本発明の段階式制御弁制御方式C、比例制
御弁方式Dにおける外気温度と冷房能力との関係を示し
たもので、低外気温度時の冷房能力と変曲点の温度はす
べて同一であるが、変曲点より外気温度が高くなると、
段階時制御弁制御方式Cおよび比例制御弁方式D、特に
比例制御弁方式Dの場合、急激な冷房能力の低下がない
ことが分かる。これによって空冷吸収冷温水機の効率が
高くなる。
〔発明の効果〕
上述のとおり、本発明によれば、空冷吸収冷温水機の冷
房運転中に外気温度の上昇による高圧化および、吸収溶
液の高温化を防ぐことができるので、使用者の要求する
冷房能力を常に確保することができる。また制御弁を段
階的又は比例的に制御することによって急激な冷房能力
の低下がなく運転効率がより向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る空冷吸収冷温水機の構成図、第2
図は空冷吸収冷温水機の外気温度と冷房能力との関係を
示す線図、第3図は従来例に係る空冷吸収冷温水機の構
成図である。 1……空冷吸収冷温水機、2……高温再生器、 3……分離器、6……低温再生器、8……空冷凝縮器、 9……蒸発器、10……空冷吸収器、 11……高温溶液熱交換器、 12……低温溶液熱交換器、 13……溶液循環ポンプ、15……冷媒循環ポンプ、 19……制御器、21……冷媒溜め、 22……制御弁、25,26,28……管路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温再生器、分離器、低温再生器、空冷凝
    縮器、冷媒循環ポンプ、蒸発器、空冷吸収器、溶液循環
    ポンプ、低温溶液熱交換器および高温溶液熱交換器を順
    次連絡して循環流路を形成してなる空冷吸収冷温水機に
    おいて、 前記空冷凝縮器および蒸発器に管路によりそれぞれ連結
    され、該空冷凝縮器と蒸発器との圧力差により冷媒液を
    貯蔵し、溶液濃度を調整する冷媒溜めと、該冷媒溜め下
    部と前記冷媒循環ポンプの吸込側とを連結する管路に配
    置された制御弁と、前記高温再生器の温度、前記分離器
    の圧力、外気の温度のうちいずれかを検知し、その温
    度、圧力のいずれかが設定値以上になったとき、前記制
    御弁を操作する制御器と、を具備する空冷吸収冷温水
    機。
  2. 【請求項2】前記制御弁が比例制御弁であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の空冷吸収冷温水機。
JP29127987A 1987-11-18 1987-11-18 空冷吸収冷温水機 Expired - Lifetime JPH0668426B2 (ja)

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JPH01134178A JPH01134178A (ja) 1989-05-26
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JP3390672B2 (ja) * 1998-08-03 2003-03-24 本田技研工業株式会社 吸収式冷凍装置
AT414115B (de) * 2004-09-17 2006-09-15 Knorr Bremse Gmbh Bodenverriegelung

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